JP2007315125A - 面格子への電池ユニット取付け装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】棧材の結合部分が破壊されると、これを機械的に検出して発音装置で警報を発する防犯面格子の桟材に対して、発音装置の電源となる電池を防水状態で格納することができ、電池の交換作業が簡単に能率よく行える面格子への電池ユニット取付け装置を提供する。
【解決手段】防犯面格子1における桟材の後面で長さ方向の途中に、蓋板2bを長さ方向の両側に切り離した開口部47を設け、開口部47から桟材の内部に出し入れ可能となる大きさに形成された電池ユニット11の後部側に、前記開口部47を蓋板2bと同じ外面形状で閉鎖する背板41を設け、前記電池ユニット11に開口部47から挿入して蓋板2bの内面側に配置する取付け板43を設け、蓋板2bに設けた透孔48から取付け板43のねじ孔50にねじ込んだビス49で電池ユニット11を固定化する。
【選択図】図7
【解決手段】防犯面格子1における桟材の後面で長さ方向の途中に、蓋板2bを長さ方向の両側に切り離した開口部47を設け、開口部47から桟材の内部に出し入れ可能となる大きさに形成された電池ユニット11の後部側に、前記開口部47を蓋板2bと同じ外面形状で閉鎖する背板41を設け、前記電池ユニット11に開口部47から挿入して蓋板2bの内面側に配置する取付け板43を設け、蓋板2bに設けた透孔48から取付け板43のねじ孔50にねじ込んだビス49で電池ユニット11を固定化する。
【選択図】図7
Description
この発明は、建物における窓等の開口部分の室外側に取り付け、外部からの侵入を防ぐために用いる面格子、更に詳しくは、面格子の一部を破壊して侵入しようとした場合に、これを検知して発音装置が警報音を発することにより外部からの侵入を確実に防止することができるようにした防犯面格子において、前記発音装置の電源となる電池ユニットを面格子の桟材に対して着脱自在に取付けるための面格子への電池ユニット取付け装置に関する。
建物における窓等の開口部分には、外部から室内への侵入を防ぐために、室外側に面格子を取り付けることが行われており、このような面格子は、外部からの侵入を困難にすることで防犯のために大きく貢献している。
上記面格子としては、複数本の縦棧と横棧の組み合わせからなる棧形の面格子と、周枠内に棧材を縦、横、斜め等に配置した枠形の面格子が多く採用されており、一般的にこのような面格子は、アルミ型材を材料に用いて組み立てられている。
従来、上記のような面格子の防犯機能を向上させる方法として、面格子の上部で適当な位置に人体感知センサを取り付け、面格子に対して人が接近すると、これを感知して開錠を阻止するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記のような、人体感知センサによる人の接近を感知する方法は、感知の範囲に制限があり、感知範囲外の部分で面格子の取り外しや破壊が行われる危険性があり、また、外部から人体感知センサが作動しないように処理することも技術的に可能となるので、安全性の面で十分なものとはいえない。
ところで、縦棧と横棧の組み合わせからなる棧形の面格子や、周枠内に棧材を縦、横、斜め等に配置した枠形の面格子において、この面格子を破壊して室内に侵入しようとする場合、棧形や枠形の面格子の構造上、室外側に位置する棧材を建物躯体側に固定された棧材や周枠から取外す方法が最も簡単であり、実際にこのような方法での室内への侵入犯罪が増加している。
具体的には、縦棧と横棧のビスやカシメ鋲による交差結合部分や、周枠に対する棧材の結合部分に、ドライバー等の工具を差し込んでこの結合部分を破壊し、室外側の棧材を取外すことで人が通れる条件をつくり、この後、ガラスを割って窓等を開放することにより、室内に侵入するものであり、このような荒手の犯罪により、面格子を取り付けていても安心することができない事態になっている。
このような面格子の破壊による侵入を確実に防ぐため、縦棧と横棧の組み合わせからなる棧形の面格子や、周枠内に棧材を縦、横、斜め等に配置した枠形の面格子において、縦棧と横棧や周枠と棧材の結合部分が破壊されると、これを機械的に検出して発音装置で警報を発し、家人や近隣の人に知らせることにより、外部から侵入する犯罪を未然に防止することができる安全性の高い防犯面格子を本出願人がすでに提案した(例えば、特許文献2参照)。
上記の防犯面格子は、複数の縦棧と横棧を交差させ、その交差させた部分を締結部材で結合して組み立てた面格子において、前記縦棧と横棧の何れか一方の中空となる内部に、ピンジャックの引き抜きによって発音が発生する発音装置と、前記ピンジャックと接続した可撓条を組み込み、この可撓条を前記縦棧と横棧の交差部分において縦棧と横棧の何れか他方と、前記縦棧と横棧の何れか一方に対して他方が締結部材の破壊によって取外されたときに可撓条が引っ張られるように接続し、この可撓条が引っ張られるとピンジャックが抜けて発音装置が発音するようにした構造になっている。
この防犯面格子は、上記縦棧と横棧又は周枠と棧材が破壊されると発音装置が発音して警報を発することになり、この発音で家人や近隣の人に面格子の破壊行為を知らせることにより、侵入せんとするものが逃げ出すことになり、防犯面格子を破壊して外部から侵入しようとする犯罪を未然に防止することができ、安全性の優れた防犯面格子となる。
また、発音装置や可撓条は防犯面格子における棧材や周枠の内部に収納されているので、防犯面格子の外部からその存在が全く分からず、防犯面格子の意匠や美観を損なわないと同時に、外部から発音装置を作動しないようにしたり、可撓条を切断する等の事前の処理が困難になり、防犯面格子は常時発音機能を維持しているので安全性の確保が確実に行えるという利点がある。
特開2002−180727号公報
特願2005−327764号
ところで、上記のような防犯面格子は、発音装置を作動させるための電源として電池が必要になり、このため、防犯面格子を構成する桟材の内部に前記電池を外部から見えないように格納しなければならないことになる。
また、電池は消耗品であり、経時的に自然消耗して寿命がくるため、定期的な取換えを行わなければならず、このため、桟材内に電池を簡単に取外すことができないように格納しなければならないことになる。
上記のような先行の特許出願では、桟材の後面で蓋板の途中に設けた開口部を蓋体で開閉自在とし、この開口部から桟材の内部に電池を収納し、通常は蓋体を閉じておくことで電池が外部から見えないようにし、電池の取換え時には、蓋体を開いて開口部からの電池の出し入れを行うものである。
しかし、電池を桟材内に直接収納する構造は、桟材内に浸入した雨水で電池が濡れ、電池の機能を短期間で劣化させることになり、また、狭い開口部から電池を出し入れするのは、電池の交換に手間がかかることになり、このような点で改善の余地が見出された。
そこで、この発明の課題は、棧材の結合部分が破壊されると、これを機械的に検出して発音装置で警報を発する防犯面格子において、桟材に対して発音装置の電源となる電池を防水状態で格納することができ、水濡れによる電池の劣化発生を防ぐだけでなく、電池の交換作業が簡単に能率よく行える面格子への電池ユニット取付け装置を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、後面が開放した中空材の開放面を蓋板で閉鎖した桟材を用い、この桟材を組合わせることによって構成された面格子において、前記桟材の後面で長さ方向の途中に、蓋板を長さ方向の両側に切り離した開口部を、電池ユニットが出し入れできる大きさに設ける。
この開口部から桟材の内部に出し入れ可能となる電池ユニットの後部側に、前記開口部を蓋板と同じ外面形状で閉鎖する部分を設け、電池ユニットを桟材の内部に納めて開口部を閉じた状態で桟材の裏面は、全長が同一形状となるようにする。
上記電池ユニットの一端側に開口部から挿入して蓋板の内面側に配置する取付け板を設
け、蓋板に設けた透孔から取付け板のねじ孔にねじ込んだビスで電池ユニットを固定化するようになっている。
け、蓋板に設けた透孔から取付け板のねじ孔にねじ込んだビスで電池ユニットを固定化するようになっている。
また、電池ユニットは、その取外し時に、蓋板の透孔から取付け板を押し込むことにより、開口部を蓋板と同じ外面形状で閉鎖する部分の中空材に当接する端縁部を支点に回動して開口部から外部に突出し、桟材の内部から取出すことができるようになっている。
更に、上記防犯面格子が、棧材の内部に、ピンジャックの引き抜きによって発音が発生する発音装置と、前記ピンジャックと接続した可撓条を組み込み、この可撓条を棧材の交差部分において相手棧材と、棧材の交差結合部分が破壊されたときに可撓条が引っ張られるように接続して形成され、上記電池ユニットに収納した電池が発音装置の電源になるよう電池と発音装置が電気的に接続されている構造とすることができる。
ここで、上記可撓条は、細い金属製のワイヤーや強度のある合成樹脂の糸等を用い、これを縦棧や棧材に固定したリング金具のような挿通部材に通すことにより、縦棧や棧材が取外された時に挿通部材で可撓条が外に引っ張られ、この引張りによってピンジャックが発音装置から抜け、発音装置は接点が閉じることによってブザーに通電となり、警報を発することで家人や近隣の人に知らせ、面格子を破壊して外部から侵入しようとする犯罪を未然に防止する。
また、電池ユニットは、合成樹脂を用い、中空材の開放面を閉鎖する蓋板と略同様の断面形状を有し、開口部を閉鎖する大きさを有する背板の前面側に、その内部に防水コーティングを施した電池が抜き差し自在に収まるよう一端側が開放したケース部を設け、背板のケース部が開口する側の一端に取付け板を設けて形成され、このケース部の開口は蓋によって閉鎖するようになっており、蓋には電池に接続したコードの引き出し用の切り欠きが設けてある。
この発明によると、電池ユニットに、桟材の裏側に設けた開口部を閉鎖する部分を設け、蓋板に設けた透孔から取付け板のねじ孔にねじ込んだビスで電池ユニットを固定化するようにしたので、桟材に対して発音装置の電源となる電池を防水状態で格納することができ、水濡れによる電池の劣化発生を防ぐだけでなく、桟材の外形を変化させることがないので、電池の収納部分が面格子の正面からはわからなくなり、電池の破壊行為を防げるので発音機能を維持することができ、防犯面格子の機能を保つことができる。
また、電池ユニットは、その取外し時に、先の細い工具の先で蓋板の透孔から取付け板を押し込むことにより、開口部を蓋板と同じ外面形状で閉鎖する部分の中空材に当接する端縁部を支点に回動して開口部から外部に突出するので、電池ユニットを指先で挟んで桟材の内部から取出すことができ、電池の交換作業が簡単に能率よく行えることになる。
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1乃至図5は、防犯面格子の第1の実施の形態を示し、棧形の面格子1は、上下に所定の間隔で平行配置した横棧2と、上下横棧2間の前面に一定の間隔で配置した多数本の縦棧3の組み合わせからなり、横棧2と各縦棧3の交点はビスやリベット等の締結部材4によって結合されている。
上記横棧2は、図2乃至図5のように、室内側に向く後面が全長にわたって開放し、室外側に向く面の上下コーナが弧状となるアルミ製桟材2aの開放面を同じくアルミ製の蓋板2bで閉鎖した断面筒形に形成され、蓋板2bは上下縁に設けた溝を桟材2aの開口縁に嵌め込んで長さ方向に挿入することによって取付けられ、この横棧2の両端はキャップ5によって閉鎖されている。
また、縦棧3は、図4や図5のように、室外側に向く面が弧状となる筒形断面のアルミ型材で形成され、上下両端はキャップ3aによって閉鎖され、交差する横棧2との交点が外部から隠蔽状となる上記締結部材4によって結合される。
上記の防犯面格子1において、上下に位置する横棧2の内部に、ピンジャック6の引き抜きによって発音が発生する発音装置7と、一端をこのピンジャック6と接続した可撓条8を組み込み、この可撓条8を前記縦棧3と横棧2の交差部分において縦棧3と、前記横棧2に対して縦棧3が締結部材4の破壊によって取外されたときに可撓条8が引っ張られるように接続し、この可撓条8が引っ張られるとピンジャック6が抜けて発音装置7が発音するようになっている。
上記可撓条8は、細い金属製のワイヤーや強度のある合成樹脂の糸等を用い、横棧2の長さ方向に沿って配置され、また、発音装置7は、図8(b)のように、ピンジャック6の挿入によって接点9a、9bが開き、図8(a)のように、ピンジャック6が抜けると接点9a、9bが閉じるスイッチ機構9と、ブザーを用いた発音器12と、この発音器12の励振回路13と、コンデンサ14等からなり、これらの構成部材を一つの基板15に取付けた構造になっており、電源となる電池ユニット11と電気的に接続される。
上記縦棧3と横棧2の交点は、図5のように、横棧2の内部側からのビスやカシメ鋲による締結部材4によって外部から隠蔽状になるよう結合され、各縦棧3の横棧2に対する交点には、横棧2に設けた孔16から横棧2内に突出するようにリング金具のような可撓条8の挿通部材17がビスやカシメ鋲によって固定されている。
上記可撓条8は、横棧2内に突出する各挿通部材17の透孔に順次通すように弛みのない状態で配置し、ピンジャック6と反対側の自由端部は、横棧2の一方端部側の位置において、図3のように横棧2に直接固定するか、又は一方端部に位置する挿通部材17に結合し、また、発音装置7は、横棧2の内部で他方端部側の位置に配置し、その基板15を短い可撓条8で横棧2に直接固定するか、他方端部に位置する挿通部材17に結合されている。
上記のような可撓条8と発音装置7の配置により、可撓条8は自身の長さ方向に移動可能な状態で各縦棧3と挿通部材17で連結され、何れかの縦棧3が締結部材4の破壊によって横棧2から取外されると、挿通部材17を介して可撓条8が孔16から横棧2の外側に引っ張られることになり、この可撓条8に長さ方向の引張り力が加わると、連結したピンジャック6がスイッチ機構9から抜けて接点9a、9bが閉じ、電池10から発音器12に通電となって発音装置7が発音することになる。
図1乃至図3の場合、防犯面格子1は、上下の横棧2をブラケット19で窓用サッシ20の突条21に取付けることで建物躯体側に固定する例を示したが、これとは別に、両側に配置した縦棧3を窓用サッシや建物躯体に固定するようにし、この縦棧3の前面に多数の横棧2を並べて固定した棧形の面格子であってもよく、この場合、可撓条8と発音装置7、電池ユニット11は縦棧3内に収納すればよい。
図11乃至図14は、防犯面格子の第2の実施の形態として、枠形の面格子を用いた例を示し、図11に示す例の防犯面格子1は、上枠材31と下枠材32及び両側の側枠材33で矩形状に組み立てられた枠部材34の内側に多数本の縦棧35を一定間隔の配置で固定し、図12に示す例の防犯面格子1は、前記と同様の枠部材34の内側に多数本の横棧36を一定間隔の配置で固定し、図13に示す例の防犯面格子1は、同じく枠部材34の内側に多数本の傾斜棧37を一定間隔の配置で交差するように固定し、図14に示す例の防犯面格子1は、同じく枠部材34の内側に多数本の縦棧35と横棧36を一定間隔の配置で交差するように固定した構造になっている。
これら、枠形の面格子1において、枠部材34を構成する中空材の上枠材31と下枠材32及び両側の側枠材33の何れか若しくは全ての内部に、可撓条8と発音装置7及び電池ユニット11が配置されている。
上記縦棧35や横棧36及び傾斜棧37の端部は、上述した棧形の防犯面格子の場合と同様、枠部材34の構成材に対してビスやカシメ鋲による締結部材で結合され、この結合部分における縦棧35や横棧36及び傾斜棧37の端部には、枠部材34の構成材に設けた孔から枠部材内に突出するようにリング金具のような可撓条8の挿通部材がビスやカシメ鋲によって固定され、可撓条8は、枠部材34の構成材内に突出する各挿通部材に順次通すように弛みのない状態で配置し、ピンジャックと反対側の自由端部は、枠部材34の構成材の一方端部側の位置において、枠部材34の構成材に固定するか一方端部の挿通部材に結合し、また、発音装置7は、枠部材34の構成材の内部で他方端部側の位置に配置し、その基板15が枠部材34の構成材に固定するか他方端部の挿通部材に結合されている。
なお、図示省略したが、何れの実施形態においても、防犯面格子1の適当な位置に、電池が寿命になると、これを知らせるための電源切れの表示ランプを設けるようにすることができる。
上記した発音装置7の電源となる電池ユニット11は、図6と図7のように、合成樹脂を用い、横桟の開放面を閉鎖する蓋板2bと略同様の断面形状を有する背板41の前面側に、その内部に防水コーティングを施した電池10が抜き差し自在に収まるよう一端側が開放したケース部42を設け、背板41のケース部42が開口する側の一端に取付け板43を設けて形成され、このケース部42の開口は蓋44によって閉鎖するようになっており、蓋44には電池10に接続したコード45の引き出し用切り欠き46が設けてある。
この電池ユニット11を横桟2内に組み込むため、横桟2の後面で長さ方向の途中の発音装置7に近接する位置に、蓋板2を長さ方向の両側に切り離した開口部47を設け、この開口部47は、ケース部42が出し入れ可能となり、背板41が丁度収まる幅で開口し、背板41は上下部が横桟2の桟材2aに対して後部外面に蓋板2bと同じ条件で重なることにより、横桟2に取付けた電池ユニット11の背板41の外面と蓋板2bの外面は同一面で連続するように仕上がり、面格子1において、電池ユニット11の存在が判りにくくなるようにしている。
上記電池ユニット11の一端側に突設され、横桟2の開口部47から挿入して蓋板2bの内面側に配置する取付け板43には、蓋板2bに設けた透孔48から挿入したビス49をねじ込むねじ孔50が設けられ、このビス49で電池ユニット11を横桟2の蓋板2bに固定化するようになっている。
なお、上記透孔48はねじ孔50よりも少し大径とし、電池ユニット11を横桟2から取外す時に、先の細い工具54で蓋板2bの透孔48から取付け板43を押し込むことにより、背板41の横桟2に当接する端縁部を支点に電池ユニット11を回動させて開口部47から外部に突出させ、電池ユニット11を桟材2aの内部から取出すことができるようにしている。
上記横桟2に取付けた電池ユニット11のコード45と発音装置7のコード51は、抜き差しできる一対のジャック52と53で電気的に接続するようになっている。
なお、枠形の防犯面格子1において、電池ユニット11は、枠部材34を構成する枠材に上記と同様の構造で取付けるようにする。
この発明の防犯面格子面への電池ユニット取付け装置は、上記のような構成であり、次に、図1乃至図5の第1の実施の形態と図6乃至図10を用いて取付け及び取外しの作用を説明する。
図2と図3のように、防犯面格子1を建物の開口部における室外側に取り付け、開口部からの侵入を阻止して防犯を担うものである。
上記防犯面格子1における横桟2の開口部47には、図9(a)乃至(c)に示す手順で電池ユニット11が専用の工具54でねじ込むようにしたビス49で取付けられ、電池ユニット11のケース部42内に収納した電池10がコード45、51とジャック52、53で発音装置7と電気的に接続されている。
建物の開口部における室外側に防犯面格子1を取付けた通常の状態で、ピンジャック6がスイッチ機構9に挿入され、図8(b)の回路図に示すように接点9a、9bは開状態となり、発音器12に対する通電がオフとなっている。
上記の状態で防犯面格子1の縦棧3と横棧2を結合する締結部材4を工具で破壊して外部から侵入しようとすると、縦棧3が横棧2から取外されることにより、取外された縦棧3に固定した挿通部材で可撓条8が孔16から横棧2の外側に引っ張られることになり、この可撓条8に引張り力が加わると、図8(a)のように可撓条8に連結したピンジャック6がスイッチ機構9から抜けて接点9a、9bが閉じ、電池10から発音器12に通電となって発音装置7が発音することになり、この発音で侵入せんとするものが逃げ出すか、家人や近隣の人に侵入を知らせることにより、防犯面格子1を破壊して外部から侵入する犯罪を未然に防止することができ、安全性の高い防犯面格子となる。
なお、発音装置7の基板15を縦棧3に接続した配置において、この縦棧3が取外された場合、固定となる可撓条8に対して発音装置7が移動することにより、ピンジャック6からスイッチ機構9が抜け、上記と同様に発音が生じることになる。
上記電池ユニット11の電池10を交換する場合は、図10(a)のように、ビス49を取り外した後、先の細い工具54で蓋板2bの透孔48から取付け板43を押し込むことにより、図10(b)のように背板41の桟材2aに当接する端縁部を支点に電池ユニット11を回動させて開口部47から外部に突出させ、電池ユニット11を指先で桟材2aの内部から取出すようにし、ケース部42の蓋44を外して内部の電池10を新たなものと交換すればよく、交換後の電池ユニット11は、図9(a)乃至(c)に示した手順で横桟2に取付けるようにすればよい。
なお、上記発音器12の発音を止めるには、図10(a)と(b)のように、開口部47を開いて電池ユニット11を取外し、コード45、51のジャック52、53を切り離して通電を切るようにすればよい。
1 防犯面格子
2 横棧
3 縦棧
4 締結部材
5 キャップ
6 ピンジャック
7 発音装置
8 可撓条
9 スイッチ機構
10 電池
11 電池ユニット
12 発音器
13 励振回路
14 コンデンサ
15 基板
16 孔
17 挿通部材
18 蓋部材
19 ブラケット
20 窓用サッシ
21 突条
31 上枠材
32 下枠材
33 側枠材
34 枠部材
35 縦棧
36 横棧
37 傾斜棧
41 背板
42 ケース部
43 取付け板
44 蓋
45 コード
46 切り欠き
47 開口部
48 透孔
49 ビス
50 ねじ孔
51 コード
52 ジャック
53 ジャック
54 工具
2 横棧
3 縦棧
4 締結部材
5 キャップ
6 ピンジャック
7 発音装置
8 可撓条
9 スイッチ機構
10 電池
11 電池ユニット
12 発音器
13 励振回路
14 コンデンサ
15 基板
16 孔
17 挿通部材
18 蓋部材
19 ブラケット
20 窓用サッシ
21 突条
31 上枠材
32 下枠材
33 側枠材
34 枠部材
35 縦棧
36 横棧
37 傾斜棧
41 背板
42 ケース部
43 取付け板
44 蓋
45 コード
46 切り欠き
47 開口部
48 透孔
49 ビス
50 ねじ孔
51 コード
52 ジャック
53 ジャック
54 工具
Claims (3)
- 後面が開放した中空材の開放面を蓋板で閉鎖した桟材を用いて構成された面格子において、前記桟材の後面で長さ方向の途中に、蓋板を長さ方向の両側に切り離した開口部を設け、開口部から桟材の内部に出し入れ可能となる大きさに形成された電池ユニットの後部側に、前記開口部を蓋板と同じ外面形状で閉鎖する部分を設け、前記電池ユニットに開口部から挿入して蓋板の内面側に配置する取付け板を設け、蓋板に設けた透孔から取付け板のねじ孔にねじ込んだビスで電池ユニットを固定化するようにしたことを特徴とする面格子への電池ユニット取付け装置。
- 上記電池ユニットは、その取外し時に、蓋板の透孔から取付け板を押し込むことにより、開口部を蓋板と同じ外面形状で閉鎖する部分の中空材に当接する端縁部を支点に回動して開口部から外部に突出し、桟材の内部から取出すことができるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の面格子への電池ユニット取付け装置。
- 上記面格子が、棧材の内部に、ピンジャックの引き抜きによって発音が発生する発音装置と、前記ピンジャックと接続した可撓条を組み込み、この可撓条を棧材の交差部分において相手棧材と、棧材の交差結合部分が破壊されたときに可撓条が引っ張られるように接続して形成され、上記電池ユニットに収納した電池が発音装置の電源になるよう電池と発音装置が電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の面格子への電池ユニット取付け装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006147845A JP2007315125A (ja) | 2006-05-29 | 2006-05-29 | 面格子への電池ユニット取付け装置 |
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JP2006147845A JP2007315125A (ja) | 2006-05-29 | 2006-05-29 | 面格子への電池ユニット取付け装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007315125A (ja) |
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2006
- 2006-05-29 JP JP2006147845A patent/JP2007315125A/ja active Pending
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