JP2007315064A - 鋼製下地材の補強構造並びにそれに用いられるインナー部材およびインナー支持部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストが掛からず、施工が容易で工期短縮を図ることができ、運搬時にもかさばらない二重構造からなる鋼製下地材を提供する。
【解決手段】鋼製下地材1は、C形断面からなる薄板軽量形鋼であり、内装ボードが貼られる前面部1aおよび当該前面部1aと対向する後面部1fと、前面部1aおよび後面部1fと直交する側面部1b、1dから構成され、側面部1b、1dには、それぞれ鋼製下地材1の内方に折り返した折返し部1c、1eが形成されている。鋼製下地材1の前面部1aの内側には、帯板状の中間部2aと、逆V字状の断面を有し、長手方向に延在する両側縁部2b、2bとからなるインナー部材2が長手方向に配設されており、インナー部材2の両側縁部2b、2bは、下端部が鋼製下地材1の折返し部1c、1eに支持され、上端部は鋼製下地材1の前面部1aに当接している。
【選択図】図1
【解決手段】鋼製下地材1は、C形断面からなる薄板軽量形鋼であり、内装ボードが貼られる前面部1aおよび当該前面部1aと対向する後面部1fと、前面部1aおよび後面部1fと直交する側面部1b、1dから構成され、側面部1b、1dには、それぞれ鋼製下地材1の内方に折り返した折返し部1c、1eが形成されている。鋼製下地材1の前面部1aの内側には、帯板状の中間部2aと、逆V字状の断面を有し、長手方向に延在する両側縁部2b、2bとからなるインナー部材2が長手方向に配設されており、インナー部材2の両側縁部2b、2bは、下端部が鋼製下地材1の折返し部1c、1eに支持され、上端部は鋼製下地材1の前面部1aに当接している。
【選択図】図1
Description
本発明は、間仕切壁や天井などの仕上げ面を構成する内装ボードが貼られる鋼製下地材の補強構造に関する。
未膨張のバーミキュライト(ヒル石)をケイ酸カルシウム等の基材に配合して成形した内装ボードは、調湿(吸放湿)性、消臭効果、美観に優れており、従来の内装ボード工事におけるクロス貼りを必要とせず、素材自体の無垢の素地を活かした仕上げ材である(例えば、特許文献1参照)。
木軸下地の場合は、上記内装ボードを木軸下地に仕上げ釘で留め付けて仕上げ面とする。この際、仕上げ釘による留め付け部分は、上記内装ボードが持つ自然なテクスチャと溶け込むので補修の必要がない。
一方、軽量鉄骨下地の場合は、軽量形鋼の板厚が薄いため、仕上げ釘で上記内装ボードを留め付けることができず、ビスを使用する。また施工に際しては、ビス頭が目立たないように、ボード面より沈むようにビス頭をねじ込んだ後、ビス頭の部分をパテ処理する。
特開2002−154864号公報
木軸下地の場合は、上記内装ボードを木軸下地に仕上げ釘で留め付けて仕上げ面とする。この際、仕上げ釘による留め付け部分は、上記内装ボードが持つ自然なテクスチャと溶け込むので補修の必要がない。
一方、軽量鉄骨下地の場合は、軽量形鋼の板厚が薄いため、仕上げ釘で上記内装ボードを留め付けることができず、ビスを使用する。また施工に際しては、ビス頭が目立たないように、ボード面より沈むようにビス頭をねじ込んだ後、ビス頭の部分をパテ処理する。
上述したように、軽量鉄骨下地の場合には、内装ボードを軽量形鋼に留め付けるためビスを使用しているが、ビス頭が目立たないようにビス頭の部分をパテ処理する必要があり、施工に手間が掛かるだけでなく、上記内装ボードが持つ自然なテクスチャにビスが溶け込まず、美観が損なわれるという問題がある。
一方、軽量形鋼の内部に新たに板面を形成して二重構造とすれば、内装ボードを軽量形鋼に仕上げ釘で留め付けることが可能となる。軽量形鋼は肉厚が薄く、押出し成型が不可能であるため、ストリップ鋼板を冷間で連続ロール成型して製作されており、軽量形鋼の内部に新たに板面を形成して二重構造とするためには、鋼板を曲げ加工して、例えば図9に示すような二重構造の軽量形鋼を製造する。
しかし、鋼板を曲げ加工して二重構造の軽量形鋼を製造する方法は、加工に手間が掛かるうえ、材料もかさむため、コストアップは避けられない。
しかし、鋼板を曲げ加工して二重構造の軽量形鋼を製造する方法は、加工に手間が掛かるうえ、材料もかさむため、コストアップは避けられない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、コストが掛からず、施工が容易で工期短縮を図ることができ、運搬時にもかさばらない二重構造からなる鋼製下地材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、内装ボードが貼られる前面部と、当該前面部と直交する側面部とを備え、内方に折り返した折返し部が前記側面部に形成されたC形断面もしくは箱形断面からなる鋼製下地材の内部に、インナー部材が配設されてなる鋼製下地材の補強構造であって、前記インナー部材は、帯板状の中間部と、逆V字状の断面を有し、長手方向に延在する両側縁部とからなり、前記インナー部材の両側縁部が、それぞれ前記鋼製下地材の折返し部に支持され、前記鋼製下地材の前面部と前記インナー部材の中間部との間に所定の間隙が設けられていることを特徴としている。
本発明では、鋼製下地材の内部に、長尺のインナー部材を配設して二重構造としているので、内装ボードを留め付ける仕上げ釘は、鋼製下地材の前面部とインナー部材の中間部を貫通する。このため、仕上げ釘に引抜力が作用すると、鋼製下地材の前面部およびインナー部材の中間部が引抜力に対して抵抗し、仕上げ釘が鋼製下地材および内装ボードから抜けにくくなる。従って、内装ボードをビス留めする必要がなく、ビス頭部分のパテ処理が不要となり、内装ボードが持つ美観が損なわれることがない。
特に本発明では、インナー部材が別部材とされているので、従来から使用されている鋼製下地材を使用することができ、材料費も少なくて済むため、コストを低く抑えることができる。また、鋼製下地材内にインナー部材を嵌挿するだけでよいので、施工が容易で工期短縮を図ることができる。
特に本発明では、インナー部材が別部材とされているので、従来から使用されている鋼製下地材を使用することができ、材料費も少なくて済むため、コストを低く抑えることができる。また、鋼製下地材内にインナー部材を嵌挿するだけでよいので、施工が容易で工期短縮を図ることができる。
また、本発明は、内装ボードが貼られる前面部と、当該前面部と直交する側面部とを備えるC形断面もしくは箱形断面からなる鋼製下地材の内部に、インナー部材が配設されてなる鋼製下地材の補強構造であって、前記インナー部材は、帯板状の中間部と、逆V字状の断面を有し、長手方向に延在する両側縁部とからなり、前記インナー部材の両側縁部および/または中間部が、前記鋼製下地材内に配設されたインナー支持部材に支持され、前記鋼製下地材の前面部と前記インナー部材の中間部との間に所定の間隙が設けられていることを特徴としている。
本発明では、鋼製下地材の側面部に折返し部が形成されていない場合を対象とする。鋼製下地材内に配設されたインナー支持部材でインナー部材を支持するものであり、本発明もインナー部材を使用することにより、先の発明と同様の作用効果を奏する。
また、本発明は、内装ボードが貼られる前面部と、当該前面部と直交する側面部とを備えるC形断面もしくは箱形断面からなる鋼製下地材の内部に配設されるインナー部材であって、帯板状の中間部と、逆V字状の断面を有し、長手方向に延在する両側縁部とからなることを特徴としている。
本発明では、インナー部材が、帯板状の中間部と、逆V字状の断面を有し、長手方向に延在する両側縁部とから形成されているので、帯状の鋼板を折り曲げて容易に加工することができ、コストを低く抑えることができる。また、積層することができるので運搬時にかさばることがない。
また、本発明は、内装ボードが貼られる前面部と、当該前面部と直交する側面部とを備えるC形断面もしくは箱形断面からなる鋼製下地材内に配設され、請求項3に記載のインナー部材を支持するインナー支持部材であって、前記インナー部材の両側縁部をそれぞれ支持する、対向配置された一対の側板部と、前記一対の側板部を連結する連結部とからなることを特徴としている。
さらに、本発明では、前記インナー部材の中間部を支持する突出部が前記連結部に設けられていてもよい。
さらに、本発明では、前記インナー部材の中間部を支持する突出部が前記連結部に設けられていてもよい。
本発明では、インナー支持部材が、対向配置された一対の側板部と、一対の側板部を連結する連結部とから構成されており、予め切削加工した鋼板を現場で折り曲げるだけでインナー支持部材を作ることができる。このため、運搬時にかさばることがない。
また、インナー支持部材の連結部に突出部を設けることにより、突出部が板ばねのようにインナー部材の中間部を外方に押圧するので、インナー部材の側縁部とインナー支持部材の側板部との間に遊びがある場合でも、インナー部材を支持することができる。
また、インナー支持部材の連結部に突出部を設けることにより、突出部が板ばねのようにインナー部材の中間部を外方に押圧するので、インナー部材の側縁部とインナー支持部材の側板部との間に遊びがある場合でも、インナー部材を支持することができる。
本発明では、鋼製下地材の内部に、長尺のインナー部材を配設して二重構造としているため、内装ボードを留め付ける仕上げ釘に引抜力が作用した際に、鋼製下地材の前面部およびインナー部材の中間部が引抜力に対して抵抗し、仕上げ釘が鋼製下地材および内装ボードから抜けにくくなる。また、インナー部材が別部材とされているので、従来から使用されている鋼製下地材を使用することができ、材料費も少なくて済むため、コストを低く抑えることができる。さらに、鋼製下地材内にインナー部材を嵌挿するだけでよいので、施工が容易で工期短縮を図ることができる。
加えて、インナー部材およびインナー支持部材は、それぞれ積層できるので、運搬時にかさばることがない。
加えて、インナー部材およびインナー支持部材は、それぞれ積層できるので、運搬時にかさばることがない。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明に係る鋼製下地材の補強構造の第一の実施形態を示したものである。
鋼製下地材1は、C形断面からなる薄板軽量形鋼であり、内装ボードが貼られる前面部1a(フランジ)および当該前面部1aと対向する後面部1f(フランジ)と、前面部1aおよび後面部1fと直交する側面部1b(ウェブ)および側面部1d(折曲げ部)から構成され、側面部1bの上下端部および側面部1dには、それぞれ鋼製下地材1の内方に折り返した折返し部1c、1eが形成されている。
図1および図2は、本発明に係る鋼製下地材の補強構造の第一の実施形態を示したものである。
鋼製下地材1は、C形断面からなる薄板軽量形鋼であり、内装ボードが貼られる前面部1a(フランジ)および当該前面部1aと対向する後面部1f(フランジ)と、前面部1aおよび後面部1fと直交する側面部1b(ウェブ)および側面部1d(折曲げ部)から構成され、側面部1bの上下端部および側面部1dには、それぞれ鋼製下地材1の内方に折り返した折返し部1c、1eが形成されている。
内装ボードが貼られる、鋼製下地材1の前面部1aの内側には、帯板状の中間部2aと、逆V字状の断面を有し、長手方向に延在する両側縁部2b、2bとからなるインナー部材2が長手方向に配設されている。インナー部材2の両側縁部2b、2bは、下端部が鋼製下地材1の折返し部1c、1eに支持され、上端部は鋼製下地材1の前面部1aに当接し、鋼製下地材1の前面部1aとインナー部材2の中間部2aとの間には所定の間隙Cが設けられている。
上記鋼製下地材1の補強構造に、内装ボード4を仕上げ釘5で留め付けた状態を図3に示す。仕上げ釘5は、鋼製下地材1の前面部1aとインナー部材2の中間部2aを貫通し、仕上げ釘5に引抜力が作用すると、鋼製下地材1の前面部1aおよびインナー部材2の中間部2aが引抜力に対して抵抗する。これにより、仕上げ釘5が鋼製下地材1および内装ボード4から抜けにくくなる。その結果、内装ボード4をビス留めする必要がなくなり、内装ボード4が持つ自然なテクスチャを損なうことがない。
鋼製下地材1にインナー部材2をセットする場合は、鋼製下地材1の一方の端部から、前面部1aと折返し部1c、1eの間にインナー部材2を挿入してもよいし、あるいは、鋼製下地材1の側方開口部からインナー部材2を挿入し、前面部1aと折返し部1eの間にインナー部材2の一方の側縁部2bを嵌挿した後、前面部1aと折返し部1cの間にインナー部材2の他方の側縁部2bを押し込んでセットしてもよい。
なお、インナー部材2は、帯状の鋼板を折り曲げて容易に加工できるので、コストを低く抑えることができる。また、積層することができるので運搬時にかさばることがない。
次に、本発明に係る鋼製下地材の補強構造の他の実施形態について説明する。
図4および図5は、本発明に係る鋼製下地材の補強構造の第二の実施形態を示したものである。
本実施形態の鋼製下地材11は、箱形断面からなる薄板軽量形鋼であり、内装ボードが貼られる、対向する前面部11a、11aと、当該前面部11aと直交する、対向する側面部11b、11bから構成され、側面部11b、11bには折返し部が形成されていない。このため、インナー支持部材13を用いてインナー部材12を支持する。
図4および図5は、本発明に係る鋼製下地材の補強構造の第二の実施形態を示したものである。
本実施形態の鋼製下地材11は、箱形断面からなる薄板軽量形鋼であり、内装ボードが貼られる、対向する前面部11a、11aと、当該前面部11aと直交する、対向する側面部11b、11bから構成され、側面部11b、11bには折返し部が形成されていない。このため、インナー支持部材13を用いてインナー部材12を支持する。
インナー支持部材13は平断面視コ字状とされ、インナー部材12の両側縁部12b、12bをそれぞれ支持する、対向配置された一対の側板部13a、13aと、一対の側板部13a、13aを連結する平板状の連結部13bとから概略構成されている。また、連結部13bの上下端辺には、それぞれ当該端辺を基点として傾斜する傾斜板からなる突出部13cが設けられている。
インナー部材12は、鋼製下地材11の対向する前面部11a、11aの内側に、それぞれ対称に配設され、その間にインナー支持部材13が所定の間隔をおいて配置される。インナー支持部材13の側板部13aの上下端部が、それぞれ対向するインナー部材12の側縁部12bのV字溝に挿入され、インナー部材12を支持する。
なお、インナー支持部材13の連結部13bの上下端辺にそれぞれ突出部13cを設けているので、各突出部13cの先端が、板ばねのようにインナー部材12の中間部12aを外方に押圧する。このため、インナー部材12の側縁部12bとインナー支持部材13の側板部13aとの間に遊びがある場合でも、インナー部材12を支持することができる。
図6に、インナー支持部材13の展開図を示す。インナー支持部材13は一枚板から構成されており、予め鋼板を図6のように切削加工しておけば、ミシン目状のスリット13dに沿って、切削加工された鋼板を現場で折り曲げるだけでインナー支持部材13を作ることができる。また、運搬時にかさばることもない。
対向するインナー部材12、12間にインナー支持部材13を配置する場合は、棒など長い部材を用いてインナー支持部材13をインナー部材12、12間に押し込めばよい。この際、インナー支持部材13に側板部13aが設けられているので、鋼製下地材11内でインナー支持部材13が倒れることはない。
図7は、本発明に係る鋼製下地材の補強構造の第三の実施形態を示したものである。
鋼製下地材21は、C形断面からなる薄板軽量形鋼であり、内装ボードが貼られる前面部21a(ウェブ)と、当該前面部21aと直交する側面部21b、21b(折曲げ部)から構成されている。また、側面部21b、21bには、それぞれ鋼製下地材21の内方に折り返した折返し部21c、21cが形成されている。
鋼製下地材21は、C形断面からなる薄板軽量形鋼であり、内装ボードが貼られる前面部21a(ウェブ)と、当該前面部21aと直交する側面部21b、21b(折曲げ部)から構成されている。また、側面部21b、21bには、それぞれ鋼製下地材21の内方に折り返した折返し部21c、21cが形成されている。
鋼製下地材21の前面部21aの内側には、長尺のインナー部材22が長手方向に配設されており、インナー部材22の両側縁部22b、22bは、下端部が鋼製下地材21の折返し部21c、21cに支持され、上端部は鋼製下地材21の前面部21aに当接している。
図8は、本発明に係る鋼製下地材の補強構造の第四の実施形態を示したものである。
鋼製下地材31は、箱形断面からなる薄板軽量形鋼であり、内装ボードが貼られる前面部31aおよび当該前面部31aと対向する後面部31fと、前面部31aおよび後面部31fと直交する、対向する側面部31b、31bから構成されている。また、側面部31b、31bの上下端部には、それぞれ鋼製下地材31の内方に折り返した折返し部31c、31cが形成されている。
鋼製下地材31は、箱形断面からなる薄板軽量形鋼であり、内装ボードが貼られる前面部31aおよび当該前面部31aと対向する後面部31fと、前面部31aおよび後面部31fと直交する、対向する側面部31b、31bから構成されている。また、側面部31b、31bの上下端部には、それぞれ鋼製下地材31の内方に折り返した折返し部31c、31cが形成されている。
内装ボードが貼られる、鋼製下地材31の前面部31aの内側には、長尺のインナー部材32が長手方向に配設されており、インナー部材32の両側縁部32b、32bは、下端部が鋼製下地材31の折返し部31c、31cに支持され、上端部は鋼製下地材31の前面部31aに当接している。
本発明では、鋼製下地材1、11、21、31の内部に、長尺のインナー部材2、12、22、32を配設して二重構造としているため、内装ボード4を留め付ける仕上げ釘5に引抜力が作用した際に、鋼製下地材1、11、21、31の前面部1a、11a、21a、31aおよびインナー部材2、12、22、32の中間部2a、12a、22a、32aが引抜力に対して抵抗し、仕上げ釘5が鋼製下地材1、11、21、31および内装ボード4から抜けにくくなる。また、インナー部材2、12、22、32が別部材とされているので、従来から使用されている鋼製下地材1、11、21、31を使用することができ、材料費も少なくて済むため、コストを低く抑えることができる。さらに、鋼製下地材1、11、21、31内にインナー部材2、12、22、32を嵌挿するだけでよいので、施工が容易で工期短縮を図ることができる。
なお、鋼製下地材1、11、31の前面部1a、11a、31aの幅は40mmと45mmのみであり、インナー部材2、12、32の幅を二種類として製作コストを抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第一および第四の実施形態では、前面部のみにインナー部材を配設しているが、後面部にもインナー部材を配設してもよい。要は、本発明において所期の機能が得られればよいのである。
1、11、21、31 鋼製下地材
1a、11a、21a、31a 前面部
1b、1d、11b、21b、31b 側面部
1c、1e、21c、31c 折返し部
1f、31f 後面部
2、12、22、32 インナー部材
2a、12a、22a、32a 中間部
2b、12b、22b、32b 側縁部
4 内装ボード
5 仕上げ釘
13 インナー支持部材
13a 側板部
13b 連結部
13c 突出部
13d スリット
C 間隙
1a、11a、21a、31a 前面部
1b、1d、11b、21b、31b 側面部
1c、1e、21c、31c 折返し部
1f、31f 後面部
2、12、22、32 インナー部材
2a、12a、22a、32a 中間部
2b、12b、22b、32b 側縁部
4 内装ボード
5 仕上げ釘
13 インナー支持部材
13a 側板部
13b 連結部
13c 突出部
13d スリット
C 間隙
Claims (5)
- 内装ボードが貼られる前面部と、当該前面部と直交する側面部とを備え、内方に折り返した折返し部が前記側面部に形成されたC形断面もしくは箱形断面からなる鋼製下地材の内部に、インナー部材が配設されてなる鋼製下地材の補強構造であって、
前記インナー部材は、帯板状の中間部と、逆V字状の断面を有し、長手方向に延在する両側縁部とからなり、
前記インナー部材の両側縁部が、それぞれ前記鋼製下地材の折返し部に支持され、前記鋼製下地材の前面部と前記インナー部材の中間部との間に所定の間隙が設けられていることを特徴とする鋼製下地材の補強構造。 - 内装ボードが貼られる前面部と、当該前面部と直交する側面部とを備えるC形断面もしくは箱形断面からなる鋼製下地材の内部に、インナー部材が配設されてなる鋼製下地材の補強構造であって、
前記インナー部材は、帯板状の中間部と、逆V字状の断面を有し、長手方向に延在する両側縁部とからなり、
前記インナー部材の両側縁部および/または中間部が、前記鋼製下地材内に配設されたインナー支持部材に支持され、前記鋼製下地材の前面部と前記インナー部材の中間部との間に所定の間隙が設けられていることを特徴とする鋼製下地材の補強構造。 - 内装ボードが貼られる前面部と、当該前面部と直交する側面部とを備えるC形断面もしくは箱形断面からなる鋼製下地材の内部に配設されるインナー部材であって、
帯板状の中間部と、逆V字状の断面を有し、長手方向に延在する両側縁部とからなることを特徴とするインナー部材。 - 内装ボードが貼られる前面部と、当該前面部と直交する側面部とを備えるC形断面もしくは箱形断面からなる鋼製下地材内に配設され、請求項3に記載のインナー部材を支持するインナー支持部材であって、
前記インナー部材の両側縁部をそれぞれ支持する、対向配置された一対の側板部と、前記一対の側板部を連結する連結部とからなることを特徴とするインナー支持部材。 - 前記インナー部材の中間部を支持する突出部が前記連結部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のインナー支持部材。
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