JP2007313928A - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マイコン41は、転舵輪の最大舵角、即ちステアリングエンドを超えた過剰なステアリング操作(過剰操舵)の発生を検知する過剰操舵検知部55を備える。そして、マイコン41は、この過剰操舵検知部55により過剰操舵の発生を検知した場合には、伝達比可変装置8のモータ13を制御するためのフィードバック演算に用いるF/BゲインKを通常制御時の値よりも高い値に変更する。
【選択図】図4
Description
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、前記転舵輪の舵角が前記最大舵角近傍の所定の舵角を超えた場合には、前記舵角が前記最大舵角に近づくほど、前記フィードバックゲインを高くすること、を要旨とする。
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、前記転舵輪の舵角が前記最大舵角近傍の所定の舵角を超えた場合には、前記ステアリングの操舵速度が速いほど、前記フィードバックゲインを高くすること、を要旨とする。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、前記操舵速度に基づきフィードバックゲインを高めた場合には、前記操舵速度が低下した後においても該低下以前の操舵速度に応じたフィードバックゲインを維持すること、を要旨とする。
請求項6に記載の発明は、前記伝達比可変装置は、前記第2の舵角を機械的に固定するロック装置を備え、前記制御手段は、前記入力が検知され、且つ前記第2の舵角の角速度の絶対値が所定の閾値に満たない場合に前記ロック装置を作動させること、を要旨とする。
図1は、本実施形態の車両用操舵装置1の概略構成図である。同図に示すように、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト3は、ラックアンドピニオン機構4を介してラック5に連結されており、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト3の回転は、ラックアンドピニオン機構4によりラック5の往復直線運動に変換される。そして、このラック5の往復直線運動により転舵輪6の舵角、即ち転舵角が可変することにより、車両進行方向が変更されるようになっている。尚、本実施形態の車両用操舵装置1は、所謂ラックアシスト型の電動パワーステアリング装置(EPS)であり、ボール螺子機構(図示略)を介して駆動源であるモータ7の発生するアシストトルクをラック5に伝達することにより、操舵系にアシスト力を付与するようになっている。
図1に示すように、IFSECU9には、操舵角センサ36により検出された操舵角θs(操舵速度ωs)、及び車速センサ37により検出された車速Vが入力されるようになっている。そして、IFSECU9は、これら操舵角θs(操舵速度ωs)及び車速Vに基づいてモータ13の回転を制御することにより伝達比可変装置8の作動、即ち伝達比可変制御を実行する。
次に、本実施形態の車両用操舵装置における過剰操舵抑制制御の態様について説明する。
図5のフローチャートに示すように、マイコン41は、上記各状態量(転舵角θt及びACT角速度ωta)を検出(並びにモータ制御電圧を取得)すると(ステップ101)、まずモータ制御方向(ACT角θta制御方向)とACT角速度ωtaの符号が逆(不一致)であるかを判定し(ステップ102)、転舵角θtが転舵輪6の機械的な最大舵角に対応する舵角θt_endの近傍にあるか否かを判定する(ステップ103)。そして、モータ制御方向とACT角速度ωtaの符号が逆であり(ステップ102:YES)、且つ転舵角θtが転舵輪6の機械的な最大舵角に対応する舵角θt_endの近傍にある(|θt_end|−|θt|<γ、ステップ103:YES)には、過剰操舵が発生したと判定し、フィードバック演算に用いるF/BゲインKを増加値K1とする(K=K1、ステップ104)。
(1)過剰操舵を検知した場合に、F/BゲインKを高めることで、僅かな偏差Δθtaでも大きな電流指令εが演算されることになり、これにより、モータ13の発生するモータトルク、即ち伝達比可変装置8の保持トルクも大となる。その結果、上述の「捩れ状態」が起こりにくくなり、最大舵角を超えた過剰なステアリング操作を抑制することができるようになる。
・本実施形態では、過剰操舵検知部55は、モータ制御方向(ACT角θta制御方向)とACT角速度ωtaの符号が逆(不一致)であるか(図5参照、ステップ102)、及び転舵角θtが転舵輪6の機械的な最大舵角に対応する舵角θt_endの近傍にある(同ず、ステップ103)の判定を行うことにより、過剰操舵検知を行うこととした。しかし、これに限らず、過剰操舵検知は、例えば、転舵角θt側ではなく操舵角θs側(|θs|>|θs_end|)で行ってもよく、或いは操舵速度ωsとACT角速度ωtaの符号が逆である場合にモータ制御信号のDutyが所定の閾値を超えるか否か等、その他の方法により行ってもよい。尚、この場合において、舵角θs_endは、ステアリングエンドに対応する操舵角である。また、ステップ102の判定については、操舵速度ωsの方向とACT角速度ωtaの符号が逆(不一致)であるかにより行ってもよい。
Claims (6)
- ステアリング操作に基づく転舵輪の第1の舵角にモータ駆動に基づく前記転舵輪の第2の舵角を上乗せすることにより前記ステアリングの舵角と前記転舵輪の舵角との間の伝達比を可変させる伝達比可変装置と、前記伝達比可変装置の作動を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、指令値と実際値との偏差に基づくフィードバック制御により伝達比可変装置の駆動モータを制御する車両用操舵装置であって、
前記転舵輪の最大舵角を超えるステアリング操作の入力を検知する検知手段を備え、
前記制御手段は、前記入力が検知された場合には、前記フィードバック制御のフィードバックゲインを高くすること、を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
前記制御手段は、前記ステアリング操作の入力が前記転舵輪の最大舵角を大きく超えるものであるほど、前記フィードバックゲインを高くすること、
を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用操舵装置において、
前記制御手段は、前記転舵輪の舵角が前記最大舵角近傍の所定の舵角を超えた場合には、前記舵角が前記最大舵角に近づくほど、前記フィードバックゲインを高くすること、
を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の車両用操舵装置において、
前記制御手段は、前記転舵輪の舵角が前記最大舵角近傍の所定の舵角を超えた場合には、前記ステアリングの操舵速度が速いほど、前記フィードバックゲインを高くすること、
を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項4に記載の車両用操舵装置において、
前記制御手段は、前記操舵速度に基づきフィードバックゲインを高めた場合には、前記操舵速度が低下した後においても該低下以前の操舵速度に応じたフィードバックゲインを維持すること、を特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の車両用操舵装置において、
前記伝達比可変装置は、前記第2の舵角を機械的に固定するロック装置を備え、
前記制御手段は、前記入力が検知され、且つ前記第2の舵角の角速度の絶対値が所定の閾値に満たない場合に前記ロック装置を作動させること、を特徴とする車両用操舵装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009292214A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Toyota Central R&D Labs Inc | 車両用操舵装置 |
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