JP2007311340A - X線アノードの焦点軌道領域 - Google Patents

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Abstract

【課題】X線管等において、X線源の十分な性能を備えつつターゲット・アノード表面での熱応力の軽減を促す。
【解決手段】一例では、X線アノード306の焦点軌道領域312が電気化学式でエッチングされる。さらに他の例では、X線アノード306が、X線カソード308からの電子の入射によってX線源14を形成するために熱的に従順な焦点軌道領域312を含んでいる。熱的に従順な焦点軌道領域312は、不連続的な相対的な高区域及び低区域のパターンを含んでいる。
【選択図】図3

Description

本発明は一般的には、X線源に関し、さらに具体的には、診断撮像に利用可能なX線源の表面に関する。
例示的な診断装置として、X線システム、磁気共鳴(MR)システム、超音波システム、計算機式断層写真法(CT)システム、陽電子放出断層写真法(PET)システム、及び他の形式のイメージング・システムがある。典型的には、CTイメージング・システムでは、X線源がファン(扇)形状のビームを患者又は手荷物のような被検体又は物体に向かって放出する。以下では、「被検体」及び「物体」又は「対象」等の用語は、撮像されることが可能な任意の物体を含むものとする。ビームは、被検体によって減弱された後に放射線検出器のアレイに入射する。検出器アレイにおいて受光される減弱後のビーム放射の強度は典型的には、被検体によるX線ビームの減弱に依存している。検出器アレイの各々の検出器素子が、各々の検出器素子によって受光された減弱後のビームを示す別個の電気信号を発生する。これらの電気信号は解析のためにデータ処理システムへ伝送されて、最終的に画像が形成される。
一般的には、X線源及び検出器アレイは、撮像平面内でガントリ開口の周りを被検体を中心として回転される。X線源は典型的には、X線管を含んでおり、X線管は焦点においてX線ビームを発生する。X線検出器は典型的には、検出器において受光されるX線ビームをコリメートするコリメータと、コリメータに隣接して設けられておりX線を光エネルギへ変換するシンチレータと、隣接するシンチレータからの光エネルギを受け取ってここから電気信号を発生するフォトダイオードとを含んでいる。
典型的には、シンチレータ・アレイの各々のシンチレータがX線を光エネルギへ変換する。各々のシンチレータが、該シンチレータに隣接するフォトダイオードに光エネルギを放出する。各々のフォトダイオードが光エネルギを検出して、対応する電気信号を発生する。次いで、フォトダイオードの出力は、画像再構成のためにデータ処理システムへ伝送される。
X線源に関連して、X線管は一例では密閉容器を含んでおり、密閉容器の内部ではアノード・ターゲットがカソードに隣接して装着されている。アノード・ターゲットは一例では、駆動シャフトに装着されて高速回転する円板を含んでいる。ターゲットの一面には、円環形の焦点軌道が形成される。X線システムにおけるアノードの焦点軌道に、カソードから放出された高エネルギ電子が衝突する。例示的なカソードとしては、タングステン・コイル、フィラメント、及び/又は電界放出エミッタ・アレイがある。カソードからの高エネルギ電子がアノードの焦点軌道の表面に衝突すると、電子は高密度の焦点軌道によって減速される。焦点軌道の例示的な材料としては、粉末冶金タングステン又はタングステン−レニウム合金がある。
特開平2−172149号公報
X線アノードの表面に対するカソードでの電子の減速は、X線源を生ずる。この電子減速は、X線、二次電子の放出を生ずると共に焦点軌道の表面の下層の例えば30ミクロン又は30マイクロメートルに満たない比較的浅い表面ゾーンにおいて発熱を生ずる。入射した電子は、動作時に焦点軌道を加熱し従ってターゲットの残部をかなりの高温まで加熱する。X線アノード表面は、高エネルギ電子のビームによって衝突されることにより相当な熱応力を受けてX線放射を発生する。小さくて薄い表面ゾーンの急激な発熱は、局所的なターゲット表面温度の実質的な上昇、及び膨大な熱応力の発生を生じ、X線走査を繰り返す間に生ずる熱サイクル運転の間に、引き続き焦点軌道の亀裂を招き得る。発生する典型的な亀裂はしばしば「泥割れ(mud-flat cracking)」と呼ばれる。加熱時にターゲット表面は可塑的に変形し、冷却時には変形した領域が引張り応力を受けて、引張り応力が合金の破壊応力を超えると、引き続き亀裂を生ずる。
従って、X線源の十分な性能を備えつつターゲット・アノード表面での熱応力の軽減を促すことが望ましい。
本発明は一具現化形態では、一つの方法を包含している。一例では、X線アノードの焦点軌道領域が電気化学式でエッチングされる。
本発明のもう一つの具現化形態は、X線アノードを包含している。X線アノードは、X線カソードからの電子の入射によってX線源を形成するために熱的に従順な(thermally compliant)焦点軌道領域を含んでいる。熱的に従順な焦点軌道領域は、不連続的な相対的な高区域及び低区域のパターンを含んでいる。
本発明のさらにもう一つの具現化形態は、CTシステムを包含している。CTシステムは、X線源、検出器、及びデータ取得システム(DAS)を含んでいる。X線源は、撮像対象に向けてX線ビームを放出する。検出器は、X線源によって放出されたX線を受光する。データ取得システム(DAS)は、検出器に接続されて動作する。X線源は、X線カソードからの電子の入射によって撮像対象に向かうX線ビームを形成するために熱的に従順なX線アノード焦点軌道領域を含んでいる。熱的に従順なX線アノード焦点軌道領域は、不連続的な相対的な高区域及び低区域のパターンを含んでいる。不連続的な相対的な高区域は50ミクロン〜500ミクロンの主寸法を含んでいる。低区域は10ミクロン〜20ミクロンの深さを含んでいる。低区域は3ミクロン〜20ミクロンの幅を含んでいる。
本発明のその他様々な特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び図面から明らかとなろう。
図面は、本発明を実施するのに現状で思量される一つの好適実施形態を示す。
例示的な診断装置として、X線システム、磁気共鳴(MR)システム、超音波システム、計算機式断層写真法(CT)システム、陽電子放出断層写真法(PET)システム、及び他の形式のイメージング・システムがある。X線源の例示的な応用としては、撮像応用、医療応用、保安応用及び産業検査応用がある。具現化形態の一例の動作環境は、64スライスCTシステムを含む。しかしながら、当業者には、具現化形態の一例はシングル・スライス又は他のマルチ・スライス構成と共に用いるために同等に適用可能であることが認められよう。さらに、具現化形態の一例は、X線の検出及び変換に利用可能である。しかしながら、当業者は、具現化形態の一例は他の高周波電磁エネルギの検出及び変換にも利用可能であることをさらに認められよう。具現化形態の一例は、「第三世代」CTスキャナ及び/又は他のCTシステムと共に利用可能である。説明の目的で、本書に記載される具現化形態の一例は、多様なアプローチの任意のものによって、電子ビームの加熱から生ずる熱勾配に対するアノード焦点軌道層の熱機械的な従順性を可能にする表面テクスチャ加工を付加する。もう一つの具現化形態の一例では、表面テクスチャ加工は熱伝達を助長しない。さらにもう一つの具現化形態の一例では、このシステムは、乱流又は防汚剤が関わらずに済むように真空内に存在する。
図1及び図2には、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム10が「第三世代」CTスキャナに典型的なガントリ12を含むものとして図示されている。ガントリ12はX線源14を有し、X線源14は、ガントリ12の反対側に設けられている検出器アレイ18に向けてX線ビーム16を投射する。例示的なX線源14の応用としては、撮像応用、医療応用、保安応用及び産業検査応用がある。検出器アレイ18は複数の検出器20によって形成されており、検出器20は共に、患者22を透過した投射X線を感知する。各々の検出器20が、入射するX線ビームの強度を表わし従って患者22を透過する間に減弱したビームを表わす電気信号を発生する。X線投影データを取得するための走査時には、ガントリ12及びガントリ12に装着されている構成要素が回転中心24の周りを回転する。
ガントリ12の回転及びX線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御される。制御機構26はX線制御器28及びガントリ・モータ制御器30を含んでおり、X線制御器28はX線源14に電力信号及びタイミング信号を供給し、ガントリ・モータ制御器30はガントリ12の回転速度及び位置を制御する。制御機構26内に設けられているデータ取得システム(DAS)32が、検出器20からアナログ・データをサンプリングして、このデータをディジタル信号へ変換して続いての処理に供する。画像再構成器34が、サンプリングされて及びディジタル化されたX線データをDAS32から受け取って、高速再構成を実行する。再構成された画像はコンピュータ36に入力として印加されて、コンピュータ36はこの画像を大容量記憶装置38に記憶させる。
コンピュータ36はまた、キーボードを有するコンソール40を介して操作者から命令及び走査パラメータを受領する。付設されている陰極線管表示器42は、操作者が再構成画像及びコンピュータ36からのその他データを観察することを可能にする。操作者が供給した命令及びパラメータはコンピュータ36によって用いられて、DAS32、X線制御器28及びガントリ・モータ制御器30へ制御信号及び情報を供給する。加えて、コンピュータ36は、テーブル・モータ制御器44を動作させて、電動テーブル46を制御して患者22及びガントリ12を位置決めする。具体的には、テーブル46はガントリ開口48を通して患者22の各部分を移動させる。
図3に移り、X線源14は一例では、ケーシング302及びフレーム304を含むX線管を含んでおり、フレーム304の内部には、ターゲットとしてのアノード306及びこのアノード306に隣接するカソード308が装着されている。例えば、X線源14としてのX線管は、ハーメチック・シールで封止されて実質的に排気された外被を含んでおり、この外被は、ベリリウム窓を設けたガラス又はステンレス鋼(SS)のようなX線透過性の材料で構成されている。アノード306は一例では、高速回転例えば約140Hz又は8400RPMでの回転を行なうように駆動シャフトに装着されている円板を含んでいる。もう一つの例では、当業者には認められるように、アノード306は静止しており、カソード308からの電子ビームがアノード306の面積を掃引して熱を分散させる。
アノード306は、焦点軌道領域312を含む面310を含んでいる。焦点軌道領域312は、X線ビーム16(図2)の発生のためにカソード308からの高エネルギの電子ビームが衝突するターゲット領域として焦点軌道を含んでいる。焦点軌道領域312は一例では、例えば傾斜付きベベル面(面取りした面)である。ベベル面の角度は一例では、7°を含む。カソード308からの電子ビームは、例えば97°で焦点軌道領域312に衝突する。この例示的な7°という角度は、相対的に広い面積にわたる熱の分散を可能にすると共に、検出器アレイ18による視野の拡大を可能にする。もう一つの例では、焦点軌道領域312としてのターゲットの角度の度数は、例えばプラットフォームに依存して様々である。例示的なCTシステムは、検出器アレイ18に向かう側で約7mm〜10mmの幅を含む面積をカバーする等のために、焦点軌道領域312として7°〜10°のターゲットの角度を含んでいる。血管撮像用の管で利用可能な例示的な比較的大きい焦点軌道角度例えば11.25°の角度は、例えば約20mm〜40mmの幅を含む比較的大きいX線検出器面積をカバーする比較的大きいファン・ビームを与えることができる。角度が大きいほど一例ではX線ビーム16のフォトン・エネルギは小さくなり、例示的な血管撮像応用ではあまり関心の持たれない画像の細部が減少する。パターン402(図4、後述)の具現化形態の一例は、焦点軌道角度が垂直から約0°〜約30°にわたるようなアノード306に有益であり、不連続的な相対的な高区域404の側壁(例えば段丘(mesa)の側壁のような比較的急激な移行部408、図4、後述)に与えられるカソード308からの電子ビーム・エネルギ量が利点を与える。比較的急激な移行部408としての側壁域の加熱は一例では、有益でない。具現化形態の一例は、比較的急激な移行部408としての側壁域に対するカソード308からの電子ビームによる曝射を減少させ且つ/又は最小限にし、これにより、不連続的な相対的な高区域404としての上面を主に且つ/又は専ら加熱する。このことは一例では、低区域406として相対的に狭い峡谷幅寸法を用いることにより促進される。
焦点軌道領域312の焦点軌道は一例では、面310のエッジに近接した円環形のターゲットを含む。アノード306の焦点軌道領域312は、カソード308からの高エネルギ電子のビームによって衝突されることにより、相当な熱応力を受けて、X線ビーム16としてのX線放射を発生する。アノード306の焦点軌道領域312に衝突した電子の減速によってX線ビーム16が生ずる。例示的なX線生成では、入射エネルギの99%が熱に変換される。従って、焦点軌道領域312での熱散逸は、印加され得る電力に対する重要な制限となる。カソード308からの高エネルギ電子のビームの焦点スポットの下の焦点軌道領域312の焦点軌道を掃引することにより、熱負荷は比較的大きい面積にわたって拡散することができ、電力定格が増大する。
カソード308から入射した電子ビームは、衝突時に焦点軌道領域312を加熱し、次いで、アノード306の残部をかなりの高温まで加熱する。例えば、曝射時に焦点スポットの下の焦点軌道領域312は2500℃〜2600℃に達する場合があり、一連の大量曝射の後にはアノード306の面310は300℃〜1000℃に到る場合がある。アノード306は耐熱性材料例えばタングステン(W)を含んでいる。アノード306は一例では、グラファイトを裏打ちしたモリブデン(Mo)コアの上に、面310としてタングステン−レニウム(W−Re)ターゲット層を含んでいる。さらに他の例では、アノード306は、焦点軌道領域312として、純タングステン(W)又はタングステン−レニウム(W−Re)合金、及びMo又はロジウム(Rh)のターゲットを含んでいる。レニウム(Re)はタングステン(W)の延性を高めると共に、カソード308からの電子ビームの衝突による熱疲労に対する耐久性を高める。モリブデン(Mo)は、ターゲットとしての焦点軌道領域312から熱を伝導する。グラファイトは、アノード312のための蓄熱部を提供し、またアノード306の回転質量を減少させる。
X線源14としてのX線管の予想寿命を延ばすために、アノード306は、対称軸の周りで回転するプレート状X線アノードを含んでいる。カソード308からの電子ビームは、アノード306の円周に近接した焦点軌道領域312の半径方向外側領域において回転式アノード306に衝突する。アノード306の回転によって、X線源14としてのX線管の内部で固定されている焦点スポットの下の焦点軌道領域312の焦点軌道は連続的に移動する。焦点軌道は焦点スポットの下を移動するので、カソード308からの電子ビームの電子はアノード306の面310において焦点軌道領域312の焦点軌道の同じ位置に常時衝突する訳ではない。高エネルギ密度を有するカソード308からの電子ビームが焦点軌道を掃引するときに、強力な熱衝撃が生じて、焦点軌道領域312の焦点軌道の熱疲労及び/又は粗面化を招く場合がある。アノード306の寿命にわたって、焦点軌道領域312は、熱機械的な疲労のためタングステン−レニウム(W−Re)のX線発生層に亀裂を生じ得る。また、これにより、表面粗面化が生ずるためX線源14としてのX線出力の損失も生ずる。
例示的な具現化形態は、焦点軌道領域312の泥割れを回避する。面310は一例では、改質される。例えば、焦点軌道領域312が改質される。さらに他の例では、例えば焦点軌道領域312における面310を製造する方法が提供される。
図4〜図6及び図10に移り、焦点軌道領域312は一例では、パターン402を含んでいる。例示的な表面処理は、パターン402として構造的なパターンを与える。パターン402として得られる構造の一例は、焦点軌道領域312の熱的に従順な焦点軌道を含む。パターン402は一例では、カソード308からの電子ビームが焦点軌道領域312に衝突する箇所にテクスチャ加工された表面を含んでおり、電子ビームの下で生ずる極端な加熱からの熱的従順性を可能にする。
パターン402は一例では、特徴のパターンを含む。例示的な特徴は、不連続的な相対的な高区域404及び低区域406を含む。不連続的な相対的な高区域404は一例では、相対的に広く実質的に平坦な頂部を含む。例えば、不連続的な相対的な高区域404は、例えば面310のような底面からの片持ち梁式の急勾配の支持部を備えた高台として実質的に平坦な円形及び/又は六角形の頂部を含んでいる。低区域406は一例では、不連続的な相対的な高区域404からの比較的急激な移行部408によって境界付けられる。例えば、低区域406は、面310上で開放面を有する通路を含む。比較的急激な移行部408は一例では、不連続的な相対的な高区域404からの相対的に急な下り勾配を含む。例えば、不連続的な相対的な高区域404及び比較的急激な移行部408は、段丘に似ており、不連続的な相対的な高区域404からの比較的急激な各移行部408が合わさると、段丘の間の峡谷に似る。さらに他の例では、低区域406は、不連続的な相対的な高区域404の間に設けられた掘割及び/又は溝を含んでおり、掘割及び/又は溝の比較的急激な移行部408が不連続的な相対的な高区域404に直に隣接して位置する。
低区域406としての峡谷の開放空間は、熱サイクル運転時の制御された膨張及び弾性エネルギの制御された解放を提供する。不連続的な相対的な高区域404としての段丘は、面310の横平面方向でより多く膨張することを許される。カソード308からの電子ビームの下での強く急激な加熱の下では、焦点軌道領域312の焦点軌道の表面を表面から上向きに押し出す代わりに、表面は低区域406としての峡谷領域に向かって膨張し、これにより亀裂を防ぐことができる。
対照的に、パターン402を有しない無パターン表面は横方向に制約される。すると、材料は外向きに成長したり膨張したりすることができないため、材料自体が面310の平面から上向きに押し出される。冷却すると、材料に引張り応力が加わることにより焦点軌道領域に亀裂が生ずる。亀裂は各回の連続した熱的サイクルと共に成長し続ける。
低区域406としての割目の空間は、熱サイクル運転時の制御された膨張及び弾性エネルギの制御された解放を提供する。これにより、制御された微小亀裂のための及び制御されない大規模な肉眼亀裂(macrocracking)又は「泥割れ」の防止のための表面構造を提供する。パターン402は、X線システム動作時の高速の熱サイクル運転時に弾性エネルギの制御された解放を提供する。面310の焦点軌道領域312の材料の低区域406に向かっての自由な膨張は、高速熱サイクル運転時の焦点軌道領域312の可塑的な変形を防ぐ。パターン402は、熱サイクル運転時の可塑的変形、及びX線ターゲット動作時の制御されない肉眼亀裂、所謂「泥割れ」を防ぐ。
焦点軌道領域312の例示的なテクスチャ加工は一例では、泥割れのように亀裂が全体的に乱雑に生ずることを制御すると言うよりも、亀裂が何処で開始するかを制御する。パターン402としての高低領域構成は一例では、可能性としてさらに高い電子ビーム力を用いて高精細画像を形成することを可能にする。例示的な制限要因は、アノード306が亀裂をひどく生じて、例えばX線源14からの放射出力によって測定した場合に利用不能となるまでに、アノード306が耐え得る熱機械的応力の量である。例えば、CT走査画像が放射線低下によって許容不能となると、医師がカソード308からの電子ビーム強度を高める場合があり、すると、アノード306の熱が高まって、アノード306の面310での焦点軌道領域312の寿命を縮める。
焦点軌道領域312の表面構造加工は一例では、アノード306のターゲット層での熱応力を収容する。段丘及び峡谷アプローチは、末端を加工したターゲットに掘割パターンを重ね合わせて、ビームが段丘に曝射された(入射した)ときに段丘が自由に膨張することを可能にする。不連続的な相対的な高区域404としての段丘の頂上は、カソード308からの電子ビームの入射と実質的に直交する。従って、不連続的な相対的な高区域404としての段丘の頂上が最も加熱される。不連続的な相対的な高区域404としての段丘は一例では、焦点軌道領域312にパターン402があるため熱膨脹及び収縮に比較的敏感でない。カソード308からの電子衝突時のX線の放出のために、不連続的な相対的な高区域404としての段丘の平坦部のようなアノード表面積を保ちたい。パターン402は、耐久性のために焦点軌道領域312を構造化する。
図5を参照して述べると、不連続的な相対的な高区域404の例示的な主寸法及び/又は径502は、50ミクロン〜500ミクロンを含む。低区域406の例示的な深さは10ミクロン〜20ミクロンを含む。低区域406の例示的な幅は3ミクロン〜20ミクロンを含む。ミクロン、マイクロメートル及びμmとの術語は全て10−6メートル(m)を意味する。
図4〜図6を参照して述べると、パターン402は一例では、電気化学式エッチングによって面310に施される形状構造(topography)を含む。図4は、電気化学式エッチングの後の焦点軌道領域312を示し、パターン402としての段丘/峡谷パターンを示す。例示的な段丘/峡谷表面処理は、電気化学式機械加工(ECM)による作製及びリソグラフィによるパターン・マスキングを含む。一例では、電気化学式表面テクスチャ加工が焦点軌道領域312のパターン402に用いられる。
表面処理の一例は、焦点軌道領域312へのECM方法及びリソグラフィ・マスキングを介して、パターン402の不連続的な相対的な高区域404及び低区域406としての段丘及び峡谷のパターンを付与することを含む。例えば、リソグラフィ・マスク(図示されていない)のようなマスクが、レジスト802(図8)上にパターン402の形態の形状を画定して、電気化学式エッチングが焦点軌道領域312上にパターン402としての段丘/峡谷パターンの作製を完成する。リソグラフィ・マスク(図示されていない)をECMと結合させた例示的なパターニングは、スルー・マスク・エッチング(陽極)法である。パターン402の不連続的な相対的な高区域404及び低区域406として段丘及び峡谷パターンを生成する付加的な例示的なアプローチは、工具電極(図示されていない)と焦点軌道領域312との間に印加される電位パルスを用いた電気化学式エッチングである。例えば、パルス式電源(図示されていない)例えばAC又はDCのパルス型電源を用いることができる。工具電極は一例では、平坦なプレートを含む。例えば、工具電極は、パターン402のための材料除去の領域を画定するマスキングに頼る。もう一つの例では、当業者には認められるように、工具電極は、結果として得られる電気化学的過程を介した焦点軌道領域312への転写のために、工具にネガ型段丘/峡谷パターンを付与されていてもよい。工具電極としてネガ型段丘/峡谷パターンを備えた対電極(図示されていない)を用いると、一例では、焦点軌道領域312にパターンを形成するマスキングが不要になる。例えば、対電極は一例では、焦点軌道領域312のネガ・パターンとして形成されて、直接的な電気化学式作用によってパターン402を付与する。さらにもう一つの例は、放電機械加工(EDM)を用いる。EDMは一例では、パターン付きシンカー(sinker)を用いて、焦点軌道領域312上のパターン402としてパターン付き焦点軌道表面を生成する。例えば、ダイ(図示されていない)を用いて、焦点軌道領域312としてのパターン付き焦点領域をEDMによって形成することができる。図6は、焦点軌道領域312の例示的な外形図であって、同図では、説明の目的で表面高さ及び位置がミクロンで表わされている。
焦点軌道領域312上のパターン402は、カソード308からの電子ビームに伴う極端な温度上昇に対する焦点軌道材料の熱機械的応力従順性を与える。パターン402の施工は、アノード306の既存のターゲット設計に容易に応用することができる。実験室規模の試験によれば、焦点軌道領域312にパターン402が存在しているときには、焦点軌道材料の亀裂には減少傾向があることが判明している。ECMは、焦点軌道領域312における多数の候補ターゲットの並列加工を提供する。パターン402による多数のアノード306の並列加工は、ECMシステムの適当な設計及び作製によって達成され得る。ECM工程の例示的な特徴項目としては、当業者には認められるように、適当な大きさの電源、電解質操作設備等がある。
図7に移り、例示的な方法702において、ステップ704では、焦点軌道領域312の焦点軌道及び面310の残部を研磨する。ステップ706では、アセトン及びイソプロピルアルコール溶液の混合物で面310を洗浄し、続いて脱イオン水で濯ぐ。ステップ708では、リソグラフィ型溶剤で面310をさらに洗浄して、面310をプラズマ・エッチングする。ステップ710では、電気泳動式施工型レジスト(802)を焦点軌道領域312の焦点軌道表面に接着させる。ステップ712では、パターン402の形状を含むマイラー・マスク(図示されていない)によって全面露光(flood exposure)を介してレジスト802にパターン402の形態の所望の形状を付与する。ステップ714では、全面露光に続いて、レジスト802を現像して再びプラズマ・エッチングを施す。ステップ716では、得られた焦点軌道領域312の露出した焦点軌道表面が、直接印加される電位又は電位パルスのいずれかによってマスクを介してエッチングされる。
例示的なECMは、電気化学式反応を介して材料を溶解させる。このことは、表面に力を加える物理的な機械加工とは異なっている。ECMは一例では、焦点軌道領域312での泥割れの開始を招き得る微小亀裂を生ずる機会を少なくする。さらに他の例では、ECMは、パターン402についてのエッチングの深さ/パターンのより十分な制御を行なう。ECMは一例では、焦点軌道領域312としてのターゲットの望ましくない変化を回避し、より清浄であり、且つ/又はパターン402の大量(マス)生成をより容易にする。多数のアノード306は一例では、パターン402を含んでいる。ECMは一例では、特定のアノード306上で段丘を並列に大量生成する。さらに他の例では、ECMは、多数のパターン402によって多数のアノード306を並列に大量生成する。
ECMは、電解質に曝露される表面の領域及び電解質からマスクされる表面の領域によって画定される。表面形状構造を、電気化学式エッチングによって焦点軌道領域312に施すことができる。レジスト802は一例では、水酸化ナトリウム電解質溶液に耐性がある。付加的な例示的な電解質溶液は、フッ化水素酸、フッ化水素酸プラス水、過酸化水素、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、任意の水酸化アルカリ、及び/又は希塩酸(HCL)を含む。例示的なフェリシアン化物系エッチング剤は、米国マサチューセッツ州ダンバーズのTransene Company Inc.(住所Danvers Industrial Park, 10 Electronics Avenue, Danvers, MA01923USA。http://www.transene.com/)によって提供されている。例示的なプラズマ・エッチング及び反応性イオン・エッチング(RIE)は、例えばタングステン(W)フィルムをエッチングするのにCF4 O2を用いる。タングステン(W)の例示的な高速プラズマ・エッチングは一例では、プラズマ・エッチング器(図示されていない)内でNF3及びアルゴンガスを用いる。例示的なエッチング速度は、毎分4512オングストローム(Å)を含む。
例示的なレジスト802は、米国マサチューセッツ州マールボロのRohm and Haas Electronic Materials社(住所455 Forest Street, Marlborough, MA 01752 USA。http://www/rohmhaas.com/。製品群Photoresist、担当部署Circuit Board Technologies、製品種Liquid Photoresist)によって提供されるEAGLE2100EDを含んでいる。液体フォトレジストは典型的には、金属基材上にパターンを生成するために用いられ、この金属基材はエッチングされるか又は他の金属で選択的にめっきされる。Rohm and Haas Electronic Materials社は、浸漬、噴霧、スクリーン、ローラ又は電着(ED)によって施され得るポジ調及びネガ調の製品を提供している。Photoposit(商標)レジスト製品ラインは、液体フォトレジスト技術において、露光及び現像を通じた広い工程寛容度、極微細特徴分解能(<10ミクロンのライン/スペース)、強靭で硬質のコーティングによって達成される高い工程歩留まり、並びにED製品による三次元及び/又は電気泳動式コーティングのような能力で世界的に市場をリードしている。EDでは、レジスト802としてのフォトレジストは、水浴内に帯電ミセルを含んでいる。金属電気めっきによく似て、部品に電荷を与えて、フォトレジスト・ミセルを吸引し、全ての導電性表面を被覆する。これらのミセルは部品の表面で中性化され、後に融合されて一様な感光性コーティングを形成する。付加的な例示的なレジスト802には、米国マサチューセッツ州マールボロのRohm and Haas Companyの系列子会社であるShipley Company, L.L.C.、又は米国ペンシルバニア州ピッツバーグのPPG Industries社(住所PPG World Headquarters, One PPG Place, Pittsburgh, Pennsylvania 15272 USA。http://corporateportal.ppg.com/ppg/)によって提供されるもののようなエポキシ系電気泳動フォトレジストがある。さらに他の例示的なレジスト802は、ネガ型ポリイソプレン及び桂皮酸ポリビニルを含む。さらに他の例示的なレジスト802には、Kodak KMER、KTFR、KPR、Kodak747、Kodak752、又はHunt Waycoat HR−100(米国ニューヨーク州ロチェスターEastman Kodak Co.。住所343 State Street, Rochester, NY 14650 USA。http://www.kodak.com)のようなフォトレジストがある。HR−200タイプのレジストは、噴霧被覆又は浸漬被覆による施工方法と共に用いることができる。正確なレジストが最早出回っていない場合には、類似のレジストを入手してもよい。また、他の場合には相容性のないフォトレジストを用いて、誘電性の「転写マスク」層(W−レニウムの上に予め堆積されたもの)にパターンを形成することも可能である。次いで、この誘電性マスクを用いて、エッチングされる面積を画定する。この2段アプローチは、アルカリのレジスト剤という要件をなくして、他の入手し易いレジストを用いることを可能にする。
図8は、電気化学式エッチングの前の焦点軌道領域312及びパターン形成されたレジスト802の上面部分図である。図9は、図8と類似しており、電気化学式エッチングの前の焦点軌道領域312及びパターン形成されたレジスト802の外形部分図である。図9は、説明の目的で、表面高さ及び位置をミクロンで表わしている。図8では、焦点軌道領域312としての例示的な表面は、EAGLE2100EDをレジスト802とした方法702(図7)のようなマスク施工法を介してパターン形成されたレジスト802を用いてパターン形成されている。図9は、焦点軌道領域312上のレジスト802としてのEAGLE2100EDの形状構造図である。図9の高い領域は、図8に示すレジスト802の円形領域に対応しており、不連続的な相対的な高区域404をマスクすることにより、焦点軌道領域312の焦点軌道表面の高い段丘/峡谷外形に直接的に作用する。離隔部804は、ECMエッチングの後には低区域406としての峡谷になる。図9は、比較的高いアスペクト比を含むマスク壁902を含むレジスト802の例示的な特性を示している。マスク壁902としての直立壁は一例では、例えばECM法の際に焦点軌道領域312のより一貫した表面を生成するためのレジスト802としてのマスクの例示的な品質となる。
表面処理のもう一つの例は、焦点軌道領域312に対するリソグラフィ・マスキング及び電気化学式金属堆積を介して、パターン402の不連続的な相対的な高区域404及び低区域406として段丘及び峡谷のパターンを付与するものである。リソグラフィ・マスク(図示されていない)を電気化学式金属堆積と結合させた例示的なパターニングは陰極法を含んでおり、この場合には、当業者には認められるように、パターン402を生成するように焦点軌道領域312としての露出したターゲット表面が構築される。例えば、電解質溶液内の金属イオンが、焦点軌道領域312として意図されている露出したターゲット表面で還元されて、パターン402として段丘及び峡谷のパターンを生成する。パターン402のための例示的な段丘/峡谷表面処理は、リソグラフィ及び電気化学式金属堆積によるパターン・マスキングによる作製を含んでいる。リソグラフィ・マスクと結合した電気化学式金属堆積は、焦点軌道領域312における多数の候補ターゲットの並列加工を提供する。一例では、特定のアノード306においてパターン402の多数の段丘が並列加工される。また、一例では、多数の段丘を含むパターン402によって多数のアノード306が並列加工される。
図10を参照して述べると、表面処理のさらにもう一つの例は、溝及び割目のパターンのレーザ・グレージング/溶融/アブレーションを行なって焦点軌道領域312にパターン402の不連続的な相対的な高区域404及び低区域406を設けるものである。例えば、パターン402は、焦点軌道領域312上で溝及び割目の構成を局所的に約10ミクロンのスケールでレーザ溶融することにより生成される。実験室規模の製造試験及び評価によれば、レーザ処理を介してパターン402を設けて作製された標本は、パターン付きでない設計よりも優れた性能を有していることが判明した。
ここで図11を参照して述べると、小荷物/手荷物検査システム100が回転式ガントリ1102を含んでおり、ガントリ1102は、小荷物又は手荷物を通過させることのできる開口1104を内部に有している。回転式ガントリ1102はX線及び/又は高周波電磁エネルギの線源1106、並びにシンチレータ・セルで構成されたシンチレータ・アレイを有する検出器アセンブリ1108を収容している。また、コンベヤ・システム1110が設けられており、コンベヤ・システム1110は、構造1114によって支持されているコンベヤ・ベルト1112を含んで、小荷物又は手荷物1116を走査するように開口1104に自動的に連続的に通過させる。対象1116をコンベヤ・ベルト1112によって開口1104を通して供給し、次いで撮像データを取得し、コンベヤ・ベルト1112で小荷物1116を開口1104から取り除くことを、制御された連続的な態様で行なう。結果として、郵便物検査官、手荷物作業員、及び他の保安人員が、小荷物1116の内容を爆発物、刃物、銃器、密輸品等について非侵襲的に検査することができる。
具現化形態の一例では、X線アノード306の焦点軌道領域312が一例では、電気化学式でエッチングされる。X線16の発生のために焦点軌道領域312に入射する電子ビームに伴う極端な温度上昇に対する焦点軌道領域312の熱機械的応力従順性を生ずるために、X線アノード306の焦点軌道領域312を電気化学式でテクスチャ加工することを行なう。
また、X線アノード306の焦点軌道領域312の複数のパターン特徴402を並列に電気化学式で機械加工することを行なう。また、X線アノード306の焦点軌道領域312の複数のパターン特徴402、及び第二のX線アノード306の焦点軌道領域312の複数のパターン特徴402を並列に電気化学式で機械加工することを行なう。
また、不連続的な相対的な高区域404及び低区域406のパターン402を含むように、X線アノード306の焦点軌道領域312を電気化学式で機械加工することを行なう。また、X線アノード306の焦点軌道領域312のパターン402として複数の不連続的な相対的な高区域404及び低区域406を並列に電気化学式で機械加工することを行なう。また、X線アノード306の焦点軌道領域312のパターン402として複数の不連続的な相対的な高区域404及び低区域406を、また第二のX線アノード306の焦点軌道領域312のパターン402として複数の不連続的な相対的な高区域404及び低区域406を、並列に電気化学式で機械加工することを行なう。
また、50ミクロン〜500ミクロンの主寸法502を含むように大特徴404を電気化学式でエッチングすることを行なう。また、3ミクロン〜20ミクロンの主寸法を含むように小特徴406を電気化学式でエッチングすることを行なう。また、X線アノード306の焦点軌道領域312に段丘/峡谷パターン402を電気化学式でエッチングすることを行なう。
また、水酸化ナトリウム、フッ化水素酸、フッ化水素酸プラス水、過酸化水素、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化アルカリ類の一つ、及び/又は希塩酸の1又は複数を含んでなる電解質溶液内にX線アノード306の焦点軌道領域312のパターン402のレジスト802を配置することを行なう。また、X線アノード306の焦点軌道領域312に電着EDによってパターン・レジスト802を施すことを行なう。
具現化形態の一例では、X線アノード306が、X線カソード308からの電子の入射によってX線源14を形成するために熱的に従順な焦点軌道領域312を含んでいる。熱的に従順な焦点軌道領域312は、不連続的な相対的な高区域404及び低区域406のパターン402を含んでいる。
不連続的な相対的な高区域404は、相対的に広く実質的に平坦な頂部404を含む。不連続的な相対的な高区域404は、底面310からの片持ち梁式の急勾配の支持部408を備えた高台404として、実質的に平坦な円形及び/又は六角形の頂部404を含む。不連続的な相対的な高区域404及び低区域406のパターン402は、段丘/峡谷パターン402を含む。不連続的な相対的な高区域404は、低区域406を画定する比較的急激な移行部408によって包囲される。
不連続的な相対的な高区域404は50ミクロン〜500ミクロンの主寸法502を含む。低区域406は10ミクロン〜20ミクロンの深さを含む。低区域406は3ミクロン〜20ミクロンの幅を含む。
具現化形態の一例では、CTシステム10が、X線源14、検出器18、及びデータ取得システム(DAS)32を含んでいる。X線源14は、撮像対象22に向けてX線ビーム16を放出する。検出器18は、X線源14によって放出されたX線16を受光する。データ取得システム(DAS)32は、検出器18に接続されて動作する。X線源14は、X線カソード308からの電子の入射によって撮像対象22に向かうX線ビームを形成するために熱的に従順なX線アノード焦点軌道領域312を含んでいる。熱的に従順なX線アノード焦点軌道領域312は、不連続的な相対的な高区域404及び低区域406のパターン402を含んでいる。不連続的な相対的な高区域404は50ミクロン〜500ミクロンの主寸法502を含む。低区域406は10ミクロン〜20ミクロンの深さを含む。低区域406は3ミクロン〜20ミクロンの幅を含む。
低区域406は、不連続的な相対的な高区域404の間に掘割406及び/又は溝406を含んでいる。不連続的な相対的な高区域404は、掘割406及び/又は溝406の比較的急激な移行部408に直に隣接して位置する。不連続的な相対的な高区域404及び低区域406のパターン402は、段丘/峡谷パターン402を含んでいる。
システム10及び/又は100の具現化形態は一例では、電子的構成要素、ハードウェア構成要素、化学的構成要素、及び/若しくはコンピュータ・ソフトウェア構成要素の1又は複数のような複数の構成要素を含んでいる。多くのかかる構成要素を、システム10及び/又は100の具現化形態として結合し又は分割することができる。システム10及び/又は100の具現化形態の例示的な構成要素は、当業者には認められるように、多くのプログラミング言語の任意のもので書かれ又は具現化された一組及び/又は一連のコンピュータ命令を利用し且つ/又は含んでいる。システム10及び/又は100の具現化形態は一例では、任意(例えば水平、斜め又は垂直)の配向を含んでおり、本書の記載及び図面では、説明の目的で、システム10及び/又は100の具現化形態の例示的な配向を示している。
本書に記載したステップ又は動作は例である。本発明の真意から逸脱することなく、これらのステップ又は動作に変形を施してもよい。例えば、各ステップを異なる順序で実行してもよいし、ステップを加えたり、削除したり、変更したりしてもよい。
好適実施形態について本発明を説明したが、明示的に述べた以外の均等構成、代替構成及び改変が可能であり、特許請求の範囲内に含まれることが認められよう。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
CTイメージング・システムの見取り図である。 図1に示すシステムのブロック模式図である。 図1のシステム用のもののような例示的なX線源の部分切断模式図である。 電気化学式エッチングによって形成されるX線源の焦点軌道領域のパターンの拡大部分遠近図である。 図4の焦点軌道領域の上面部分図である。 図4の焦点軌道領域の外形図である。 図4の焦点軌道領域の電気化学式エッチングの例示的な方法の図である。 電気化学式エッチングの前の図4の焦点軌道領域及びレジスト上のエッチング・マスクの上面部分図である。 図8に類似した図であって、電気化学式エッチングの前の焦点軌道領域及びレジスト上のエッチング・マスクの外形部分図である。 レーザ・アブレーションによって形成されるX線源の焦点軌道領域のパターンの拡大部分遠近図である。 非侵襲型小荷物検査システムと共に用いられるCTシステムの見取り図である。
符号の説明
10 計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム
12 ガントリ
14 X線源
16 X線ビーム
18 検出器アレイ
20 複数の検出器
22 患者
24 回転中心
26 制御機構
28 X線制御器
30 ガントリ・モータ制御器
32 データ取得システム(DAS)
34 画像再構成器
36 コンピュータ
38 大容量記憶装置
40 コンソールを介した操作者
42 陰極線管表示器
44 テーブル・モータ制御器
46 電動テーブル
48 ガントリ開口
302 ケーシング
304 フレーム
306 アノード
308 カソード
310 面
312 焦点軌道領域
402 パターン
404 不連続的な相対的な高区域
408 比較的急激な移行部
406 低区域
502 例示的な主寸法及び/又は径
802 レジスト
702 例示的な方法
704 ステップ
706 ステップ
708 ステップ
710 ステップ
712 ステップ
714 ステップ
716 ステップ
804 離隔部
902 マスク壁

Claims (10)

  1. X線アノード(306)の焦点軌道領域(312)を電気化学式でエッチングするステップを備えた方法。
  2. 前記X線アノード(306)の前記焦点軌道領域(312)を電気化学式でエッチングする前記ステップは、
    X線(16)の生成のために前記焦点軌道領域(312)に入射する電子ビームに伴う極端な温度上昇に対する前記焦点軌道領域(312)の熱機械的応力従順性を生ずるために、前記X線アノード(306)の前記焦点軌道領域(312)を電気化学式でテクスチャ加工するステップ
    を含んでいる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記X線アノード(306)の前記焦点軌道領域(312)を電気化学式でエッチングする前記ステップは、
    前記X線アノード(306)の前記焦点軌道領域(312)の複数のパターン特徴(402)を並列に電気化学式で機械加工するステップ
    を含んでいる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記X線アノード(306)の前記焦点軌道領域(312)の複数のパターン特徴(402)、及び
    第二のX線アノード(306)の焦点軌道領域(312)の複数のパターン特徴(402)
    を並列に電気化学式で機械加工するステップをさらに含んでいる請求項1に記載の方法。
  5. 前記X線アノード(306)の前記焦点軌道領域(312)を電気化学式でエッチングする前記ステップは、
    50ミクロン〜500ミクロンの主寸法(502)を含むように大特徴(404)を電気化学式でエッチングするステップと、
    3ミクロン〜20ミクロンの主寸法を含むように小特徴(406)を電気化学式でエッチングするステップと、
    を含んでいる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記X線アノード(306)の前記焦点軌道領域(312)を電気化学式でエッチングする前記ステップは、
    前記X線アノード(306)の前記焦点軌道領域(312)に段丘/峡谷パターン(402)を電気化学式でエッチングするステップ
    を含んでいる、請求項1に記載の方法。
  7. 水酸化ナトリウム、フッ化水素酸、フッ化水素酸プラス水、過酸化水素、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、水酸化アルカリ類の一つ、及び/又は希塩酸の1又は複数を含んでなる電解質溶液内に前記X線アノード(306)の前記焦点軌道領域(312)のパターン(402)のレジスト(802)を配置するステップをさらに含んでいる請求項1に記載の方法。
  8. 前記X線アノード(306)の前記焦点軌道領域(312)に電着(ED)によりパターン・レジスト(802)を施すステップをさらに含んでいる請求項7に記載の方法。
  9. X線カソード(308)からの電子の入射によりX線源(14)を形成するために熱的に従順な焦点軌道領域(312)を備えたX線アノード(306)であって、前記熱的に従順な焦点軌道領域(312)は、不連続的な相対的な高区域(404)及び低区域(406)のパターンを含んでいる、X線アノード(306)。
  10. 前記不連続的な相対的な高区域(404)は50ミクロン〜500ミクロンの主寸法(502)を含んでおり、前記低区域(406)は10ミクロン〜20ミクロンの深さを含んでおり、前記低区域(406)は3ミクロン〜20ミクロンの幅を含んでいる、請求項9に記載のX線アノード(306)。
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