JP2007311104A - 燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好にセルモニタの取り付け状態を維持することができる燃料電池スタックを提供する。
【解決手段】金属板29の外周部が樹脂フレーム30によって絶縁されたセパレータ18の周縁にセルモニタを取り付ける。樹脂フレーム30の取付凸部には、セルモニタが係合する抜け止め凹部50が形成されている。一方、金属板29には、取付凸部がセルモニタの離脱方向に外力を受けたときに該外力を当該取付凸部と共受する抜け止め片42が形成されている。
【選択図】図4
【解決手段】金属板29の外周部が樹脂フレーム30によって絶縁されたセパレータ18の周縁にセルモニタを取り付ける。樹脂フレーム30の取付凸部には、セルモニタが係合する抜け止め凹部50が形成されている。一方、金属板29には、取付凸部がセルモニタの離脱方向に外力を受けたときに該外力を当該取付凸部と共受する抜け止め片42が形成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、燃料電池に係わり、特に、電圧測定手段の取り付け状態を良好に維持するための技術に関する。
近年、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電する燃料電池をエネルギ源とした燃料電池自動車等が注目されている。このような燃料電池では、通常、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって発電するセルを所要数積層した燃料電池スタックが用いられる。セルの構造は、電解質膜及びその両面側に配置された一対の電極とを有するMEA(Membrance Electrode Assembly)と、このMEAを挟持する一対のセパレータとで構成される。
セルは、各セパレータに形成されたガス流路を介して酸化ガス又は燃料ガスが各電極に供給されることで発電するようになっている。そして、この種の燃料電池スタックには、セルの電圧を検出する複数のセルモニタ(電圧測定手段)が積層方向に配列されており、これらセルモニタは、セパレータの外周部を絶縁する樹脂フレームに形成された抜け止め部(離脱抑制部)にてセル積層体に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−87163号公報
ところで、樹脂フレームは、その成形が容易であるため、セルモニタを係合させるための凹部や凸部を形成し易い反面、強度的に弱く、このため、セルモニタに大きな外力が加わった際に、樹脂フレームの抜け止め部が変形あるいは破損し、セルモニタの取り付け状態が不安定となる虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、電圧測定手段の取り付け状態を良好に維持することができる燃料電池を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の燃料電池は、ガス流路部を有するセパレータの外周部に樹脂フレームが配置された燃料電池であって、前記樹脂フレームは、前記セパレータにおける電圧測定手段との接触部と対応する位置に、前記電圧測定手段と係合して該電圧測定手段の離脱を抑制する離脱抑制部を備え、前記セパレータにおける前記接触部は、前記離脱抑制部が前記電圧測定手段の離脱方向に外力を受けたときに該外力を当該離脱抑制部と共受する受力部を備えるものである。
この構成によれば、電圧測定手段の離脱方向に外力を受けたときでも、樹脂フレームの離脱抑制部により離脱を防止するとともに、その外力の一部を受力部で負担することが可能になる、言い換えれば、受けた外力に対して受圧部が離脱抑制部をバックアップ(支持乃至補強)することが可能になるため、離脱抑制部の変形あるいは破損が抑制される。これにより、電圧測定手段の取り付け状態を良好に保持することができる。
前記セパレータは金属製であってもよい。
この構成によれば、セパレータの一部からなる受力部が金属製となり、同一の断面積であれば受力部が樹脂フレームよりも高強度(高剛性)になるので、離脱抑制部の変形あるいは破損を抑制する効果が向上する。
前記受力部は、前記セパレータの外周部の一部がそれに隣接する部分よりも面方向外方に延出してなる凸部の先端が、前記離脱抑制部の前記面方向外方を覆うように屈曲して構成されたものでもよい。
この構成によれば、離脱抑制部の前記面方向外方への変形が凸部の先端(受力部)によって規制されるので、電圧測定手段の取り付け状態を良好に保持することができる。
本発明によれば、電圧測定手段の取り付け状態を良好に維持することができる。
次に、本発明に係る燃料電池スタックの一実施の形態を説明する。以下、このセルモニタが取り付けられた燃料電池スタックを燃料電池車両の車載発電システムに適用した場合について説明するが、本発明はこのような適用例に限らず、船舶,航空機,電車、歩行ロボット等のあらゆる移動体への適用や、例えば燃料電池が建物(住宅、ビル等)用の発電設備として用いられる定置用発電システムへの適用も可能である。
図1及び図2に示すように、本実施形態における固体高分子電解質型の燃料電池10は、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane Electrode Assembly )9とセパレータ18との積層体からなり、MEA9は、イオン交換膜からなる電解質膜11と、この電解質膜11の一面に配置された触媒層12からなる電極(アノード、燃料極)14および電解質膜11の他面に配置された触媒層15からなる電極(カソード、空気極)17とからなる。MEA9とセパレータ18との間には、アノード側、カソード側にそれぞれ拡散層13、拡散層16が設けられる。
そして、MEA9とセパレータ18を重ねてセル19が構成され、複数のセル19が積層されてセル積層体8とされ、セル積層体8のセル積層方向両端に、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22が配置され、セル積層体8がセル積層方向に締め付けられ、セル積層体8の外側でセル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート24)、ボルト・ナット25にて固定されて、燃料電池スタック(燃料電池)23が構成されている。
セル19を構成している一方のセパレータ18の一面側には、アノード14に燃料ガス(水素)を供給するための燃料ガス流路(ガス流路部)27が形成され、同一のセル19を構成している他方のカソード17の一面側には、酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための酸化ガス流路28が形成されている。また、これらセパレータ18の他面側には、冷媒(通常、冷却水)を流すための冷媒流路26も形成されている。冷媒流路26はセル19毎に、または複数のセル19毎に設けられている。
本実施形態のセパレータ18は、中央部にガス流路27、28を形成する金属板29と、その外周部に設けられる樹脂フレーム30と、を有する合成セパレータである。
そして、プラス側の金属板29とマイナス側の金属板29との間にMEA9が挟まれ、中央部では金属板29のMEA9側にガス流路27、28が形成され、周囲部ではプラス側の金属板29とマイナス側の金属板29との間に電解質膜11が挟まれる。金属板29同士の間、樹脂フレーム30と金属板29との間、金属板29と電解質膜11との間は、例えば接着剤にてシールされる。
図3の要部拡大図に示すように、燃料電池スタック23には、複数のセル19毎に、セル19の電圧を検出するセルモニタ31が取り付けられている。なお、このセルモニタ31は、各セル19毎に取り付けられる場合もある。
同図に示すように、燃料電池スタック23には、樹脂フレーム30に形成された取付凸部(離脱抑制部)40の先端近傍における両側部に、抜け止め凹部50が形成されている。一方、セルモニタ31には、取付凹部41を形成する第1の脚33b及び第2の脚部33cの両内側部に、抜け止め凸部51が形成されている。
そして、セルモニタ31の取付凹部41に樹脂フレーム30の取付凸部40が嵌合するように、セルモニタ31を燃料電池スタック23へ押し付けると、樹脂フレーム30の取付凸部40に形成された抜け止め凹部50に、セルモニタ31の取付凹部41に形成された抜け止め凸部51が係合し、セパレータ18における接触部35へのセルモニタ31の取り付け状態が維持される。
つまり、本実施形態における樹脂フレーム30の取付凸部40は、金属板29におけるセルモニタ(電圧測定手段)31との接触部35と対応する位置に形成されたものであり、セルモニタ31に係合して当該セルモニタ31の離脱を抑制する離脱抑制部の一実施形態となっている。
図4及び図5に示すように、セパレータ18における接触部35には、金属板29の一部を樹脂フレーム30側へ屈曲させることにより、抜け止め片(受力部)42が形成されており、この抜け止め片42によって樹脂フレーム30の取付凸部40の先端部が覆われている。
つまり、本実施形態では、金属板29の外周部の一部がそれに隣接する部分よりも面方向外方に延出する凸部となっていて、その凸部の先端が取付凸部40の前記面方向外方を覆うように屈曲して、本発明における受力部としての抜け止め片42が構成されている。
これにより、取付凸部40における樹脂フレーム30は、抜け止め片42によって保持されて補強される。つまり、取付凸部40がセルモニタ31の離脱方向に外力を受けたときでも、該外力は当該取付凸部40と抜け止め片42とによって共受されると共に、取付凸部40のセルモニタ離脱方向(面方向外方)への変形が抜け止め片42によって規制される。
なお、この抜け止め片42は、セルモニタ31の抜け止め凸部51が係合可能な抜け止め部としての機能も有している。
ここで、セパレータ18における接触部35に抜け止め片42が形成されていない場合には、セルモニタ31の主として離脱方向(図3及び図4における紙面上下方向)への変位、言い換えれば、樹脂フレーム30の面方向外方への変位により、樹脂フレーム30に大きな曲げ力が付与される。このため、セルモニタ31に大きな外力が加わると、樹脂フレーム30が大きく変形あるいは破損して、セルモニタ31のセル19への取り付け状態が不安定となることがある。
これに対して、本実施形態では、抜け止め凹部50が形成された樹脂フレーム30の取付凸部40が、その先端部に金属板29の抜け止め片42が覆い被さるように保持されているので、取付凸部40が樹脂フレーム30の特に上記離脱方向の外力に対して補強(バックアップ)されることになり、この樹脂フレーム30の変形あるいは破損を抑制することができる。
また、万一、樹脂フレーム30が変形あるいは破損してセルモニタ31の樹脂フレーム30との取付状態が不安定となっても、金属板29の抜け止め片42にセルモニタ31の抜け止め凸部51が係合可能であることより、セルモニタ31の保持状態を維持することができる。
さらに、樹脂フレーム30を補強するとともにセルモニタ31を係合する抜け止め片42が、金属からなる金属板29に形成されているので、樹脂フレーム30の補強あるいはセルモニタ31の保持を良好に行うことができる。
なお、図6に示すように、抜け止め片42の先端部を、取付凸部40の基端側へ向かってさらに屈曲させて保持片43を形成しても良く、このような構成の保持片43を形成することにより、樹脂フレーム30を、よりしっかり補強することができ、特に、樹脂フレーム30の面方向への変形を極力抑えて、セルモニタ31の取り付け状態を長期にわたって良好に保持することができる。
また、取付凸部40の先端近傍における樹脂フレーム30の金属板29との対向面に溝部を形成し、この溝部に接着剤を塗布して金属板29に接着固定しても良く、このようにすると、抜け止め凹部50が形成された樹脂フレーム30の取付凸部40を金属板29に一体化させることができるので、これにより、この樹脂フレーム30を補強することができ、樹脂フレーム30の変形あるいは破損を抑えることができる。
なお、樹脂フレーム30を金属板29へ固着させる方法としては、接着剤による接着固定以外にも、例えば、熱圧着やラミネート成形による方法でも良い。
10…燃料電池、23…燃料電池スタック(燃料電池)、27…燃料ガス流路(ガス流路部)、28…酸化ガス流路(ガス流路部)、29…金属板、30…樹脂フレーム、31…セルモニタ、35…接触部、40…取付凸部(離脱抑制部)、42…抜け止め片(受力部)、50…抜け止め凹部。
Claims (3)
- ガス流路部を有するセパレータの外周部に樹脂フレームが配置された燃料電池であって、
前記樹脂フレームは、前記セパレータにおける電圧測定手段との接触部と対応する位置に、前記電圧測定手段と係合して該電圧測定手段の離脱を抑制する離脱抑制部を備え、
前記セパレータにおける前記接触部は、前記離脱抑制部が前記電圧測定手段の離脱方向に外力を受けたときに該外力を当該離脱抑制部と共受する受力部を備える燃料電池。 - 請求項1に記載の燃料電池であって、
前記セパレータが金属製である燃料電池。 - 請求項1又は2に記載の燃料電池であって、
前記受力部は、前記セパレータの外周部の一部がそれに隣接する部分よりも面方向外方に延出してなる凸部の先端が、前記離脱抑制部の前記面方向外方を覆うように屈曲して構成されたものである燃料電池。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013187050A (ja) * | 2012-03-08 | 2013-09-19 | Tyco Electronics Japan Kk | 電気コネクタおよび燃料電池 |
JP2014007151A (ja) * | 2012-06-01 | 2014-01-16 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池 |
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2006
- 2006-05-17 JP JP2006137614A patent/JP2007311104A/ja active Pending
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