JP2007309744A - 光式位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低廉な装置構成で高い信頼性を実現可能な光式位置検出装置を提供する。
【解決手段】発光素子12から出射された光は、ハーフミラー16を介して光ファイバ20の一方端に入射されると、光ファイバ20の他方端に接続されたセンサ部30に伝搬する。センサ部30では、フェルール32とロッドレンズ34とを収納するケース36に板バネ44を介して平面ミラー40が取り付けられる。フロート70がセンサ部30に近接していない初期状態において、平面ミラー40で反射された光は全てロッドレンズ34に戻される。一方、フロート70がセンサ部30に近接すると、軟磁性体72の磁界と磁石46の磁界との間に生じた磁気吸引力を受けて板バネ44が湾曲して平面ミラー40が傾斜する。信号処理回路60は、ロッドレンズ34に戻される反射光の強度の変動に基づいてフロート70の位置を検出する。
【選択図】図1

Description

この発明は、光式位置検出装置に関し、特に、低廉な装置構成で高い信頼性を実現可能な位置検出装置に関する。
従来より、液面の変位を検出するための位置検出装置として、磁気抵抗素子やリードスイッチを用いた位置検出装置が用いられている。これによれば、液中に浸漬されたステムの内部に磁気抵抗素子やリードスイッチを設け、フロートに内蔵した磁石が液面とともに移動してこれらに磁力を及ぼしたときに出力される電気信号に基づいて、フロートの位置が検出される。
しかしながら、従来の位置検出装置においては、物理現象を電気信号に変換して計測することから、変換された電気信号を取り込むまでの伝送経路中で電気抵抗や温度の影響を受け、伝送誤差が生じやすいという問題があった。
また、ガソリン等の引火性の液体が収納された容器内で使用する場合には、リードスイッチ等の作動時に発生する電気火花を回避するための特殊な防爆構造が必要とされる。そのため、装置が大型で高価なものとなるという問題があった。
かかる問題を解消すべく、最近では、光学式手段を用いて液面の変位を検出する位置検出装置が検討されている(たとえば特許文献1,2参照)。
図14(a)は、特許文献1に開示される光磁気液面計の模式的な断面図である。
図14(a)を参照して、光磁気液面計は、ステム101内部に設けられた磁気光学センサ104と、磁気光学センサ104に接続され、かつ、ステム101の上端部まで引出された光ファイバ111,112と、光ファイバ111,112にそれぞれ取り付けられた発光素子113および受光素子114と、制御回路115とを備える。
ステム101の外周には、内部に磁石103を収納した環状のフロート102が設けられる。フロート102は、液面に浮遊され、液面と同一の移動をするものである。
ステム101の内部の所定高さには、磁気光学センサ104が固定されている。図14(b)は、磁気光学センサ104の断面図である。磁気光学センサ104は、磁気光学素子(たとえばファラデー素子)105の両側に偏光子106と検光子107とが配置される。さらにその外側には集光用のボールレンズ108,109が配置されており、これらが一体化されてケース110に封入される。
以上の構成において、フロート102が磁気光学センサ104から離れた位置にあるときには磁気光学素子105での偏光面の回転が小さいため、発光素子113からの入力光は減衰することなく、受光素子114に到達する。しかしながら、液面の移動によりフロート102が磁気光学センサ104の近傍に来ると、磁気光学素子105が磁石103の磁気を検出して偏光面を回転させるため、発光素子113からの入力光は減衰して受光素子114に達する。
そこで、受光素子114において磁気光学センサ104からの出力光の強度を電気信号に変換し、制御回路115で演算処理をすることにより、液面が磁気光学センサ104の設置高さと一致したことを検出できる。これによれば、発光素子113および受光素子114をステム101外部に設置したことにより、ステム101内部は全て光信号で処置される。そのため、電気火花を発生させるおそれがないため、爆発の危険のある液体に使用する場合においても特殊な防爆構造を必要とせず、装置の小型化を図ることができる。
また、特許文献2には、光学式レベルセンサを用いた液面検出装置が開示される。
詳細には、図15を参照して、液面検出装置は、タンク202の高さ方向に配設された複数の光学式レベルセンサ200と、光学式レベルセンサ200の発光素子201aを制御する投光制御回路203と、受光素子201bを制御する受光制御回路204と、液面レベルを検出する液位検出回路205とを備える。
複数の光学式レベルセンサ200の各々は、直線状の棒状に形成されたケース201Aと、ケース201Aにより相対向して配置された発光素子201aおよび受光素子201bとを含む。ケース201Aの中間部分には切欠き空間部が形成され、その両端部には、発光素子201aと受光素子201bとがそれぞれ取り付けられる保持部が形成されている。切欠き空間部と保持部との境界には、保持部を閉塞するための光透過部材が配されている。
以上の構成において、ケース中間部分の切欠き空間部に液体Aが存在しない場合には、発光素子201aから発せられる光は直進し、受光素子201bによって受光される。一方、切欠き空間部に液体Aが存在する場合には、発光素子から発せられる光は、斜面部を形成する光透過部材と液体との界面において屈折し、受光素子に至ることがない。
そこで、液位検出回路205は、下側の光学式レベルセンサ200および上側の光学式レベルセンサ200が共に発光素子201aからの光を受光素子201bが受光したときには、タンク202内の液面が下側の光学式レベルセンサ200よりも下側に位置していると判断する。
また、下側の光学式レベルセンサ200の受光素子201bが受光せず、上側の光学式レベルセンサ200の受光素子201bが受光したときには、液位検出回路205は、タンク202内の液面は、上側の光学式レベルセンサ200と下側の光学式レベルセンサ200との中間に位置していると判断する。
さらに、下側の光学式レベルセンサ200および上側の光学式レベルセンサ200が共に発光素子201aからの光を受光素子201bが受光しないときには、タンク202内の液面が上側の光学式レベルセンサ200よりも上側に位置していると判断する。
これによれば、光学式レベルセンサを安価に製造でき、かつ、その組立てを容易に行なうことができる。
特開2001−108510号公報 特開2005−140745号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光磁気液面計は、ファラデー素子のような磁気光学素子や偏光子といった高価な光学素子を複数個用いて磁気光学センサを構成しているため、装置コストが嵩んでしまうという問題があった。
また、これらの光学素子は液中に浸漬されたステムの内部に設けられるため、液温の変化に応じて各々の光学特性が変化し、装置全体の検出精度を一定に保つことが困難とされていた。
さらに、ファラデー素子は、本来、直線偏光の偏光面を磁界の強さに比例して回転させる特性を有するものであるが、特許文献1に記載の光磁気液面計では、ステムの外周に配された環状の磁石の磁気を検出して偏光面を回転させる構成が採られている。そのため、磁石の磁気は、ファラデー素子が位置する環状の中心部分では相対的に弱くなり、磁界の検出感度が落ちてしまうという不具合を有していた。
また、特許文献2に記載の液面検出装置では、光式レベルセンサの構成が簡素化されるものの、光透過部材が直接液面に触れることから、長期間の使用においては液中に含まれる不純物が光透過部材に付着し、その透過性が劣化することが予測される。結果として、光式レベルセンサの検出精度が使用期間に応じて低下することとなり、耐用年数が制限されるという問題があった。
さらに、特許文献2の液面検出装置において、光式レベルセンサは液中に浸漬されるため、内蔵される発光素子および受光素子に電気火花が発生するのを防止するためには防爆装置が別途必要となる。
それゆえ、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、低廉な装置構成で高い信頼性を実現可能な光式位置検出装置を提供することである。
この発明によれば、光式位置検出装置は、光を出射する発光素子と、一方端から入射された発光素子の出射光を伝達させる光ファイバと、第1の磁性体を有し、光ファイバの長手方向に移動可能な被検出体と、光ファイバの他方端に配され、被検出体の磁界を検出する磁界検出部と、光ファイバの一方端に配され、光ファイバを伝達した磁界検出部からの反射光を受光する受光素子と、受光素子が受光した反射光の強度に基づいて被検出体の位置を検出する信号処理回路とを備える。磁界検出部は、初期状態において、光ファイバの他方端から出射された光を光ファイバの他方端に反射するように配されたミラーと、第2の磁性体を有し、光ファイバの他方端に対してミラーを変位可能に支持する弾性支持部材とを含む。弾性支持部材は、被検出体が近接したことに応じて第1の磁性体と第2の磁性体との間に作用する磁気吸引力を受けて変形する。ミラーは、弾性支持部材が変形したことに連動して初期状態から変位する。信号処理回路は、変位したミラーからの反射光の強度に基づいて被検出体の位置を検出する。
好ましくは、光ファイバの他方端は、光信号端子に挿通される。磁界検出部は、光信号端子からの出射光を集光してミラーに入射するための光学部材をさらに含む。ミラーは、初期状態において、光学部材からの入射光の全てが光学部材に反射されるように配された平面ミラーである。
好ましくは、光ファイバの他方端は、光信号端子に挿通される。ミラーは、初期状態において、光信号端子の先端部がミラーの光軸上での球面の中心に一致するように配された凹面ミラーである。
好ましくは、第1の磁性体および第2の磁性体は、一方が磁石からなり、他方が軟磁性体からなる。
好ましくは、被検出体は、液面に浮遊され、かつ、液面と同一の移動を行なう。光ファイバおよび磁界検出部は、液中に浸漬されるステムの内部に設置される。発光素子および受光素子は、ステムの外部に設置され、かつ、ステムの端部から引出された光ファイバの一方端に接続される。
この発明によれば、低廉な装置構成で高い信頼性を備えた光式位置検出装置を実現することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による光式位置検出装置の全体構成図である。
図1を参照して、光式位置検出装置は、光入出力部10と、光ファイバ20と、センサ部30と、ステム50と、信号処理回路60と、フロート70とを備える。
光入出力部10は、発光素子12と、受光素子14と、ハーフミラー16とを含む。
発光素子12は、たとえばLED(Light Emitting Diode)からなり、受光素子14は、たとえばPD(Photo Diode)からなる。発光素子12から出射された光は、ハーフミラー16を介して光ファイバ20に導かれる。受光素子14は、光ファイバ20を通過したセンサ部30からの反射光をハーフミラー16を介して受光する。
光ファイバ20は、一方端が光入出力部10に接続され、他方端がセンサ部30に接続される。光ファイバ20は、一方端に発光素子12からの光が入射されると、この入射光をセンサ部30へ伝搬する。
センサ部30は、フェルール32と、ロッドレンズ34と、ケース36と、平面ミラー40と、支持部材42と、板バネ44と、磁石46とを含む。センサ部30は、後述するように、この発明による光式位置検出装置における「磁界検出部」を構成する。
フェルール32は、中心部分に光ファイバ20の他方端が挿入される。フェルール32は、通常、光ファイバのコネクタ接続に用いられ、光信号端子を構成する。
ロッドレンズ34は、フェルール32に接続される。ロッドレンズ34は、所定のレンズ長を有しており、フェルール32から出射された光を平行光に変換する。平行光に変換された光は、平面ミラー40に入射される。なお、フェルール32とロッドレンズ34とは、外周が筒状のケース36によって覆われている。
平面ミラー40は、鏡面がロッドレンズ34の光軸に対して垂直方向となるように設置される。より具体的には、平面ミラー40は、支持部材42の上面に設置される。支持部材42は、板バネ44によりケース36に接続固定される。板バネ44は、一方端がケース36に接続され、他方端が支持部材42に接続される。さらに、板バネ44の他方端には、図1に示すように、磁石46が接着される。
板バネ44は、ケース36に接続された一方端を固定端とし、かつ、平面ミラー40および磁石46が取り付けられた他方端を自由端として変形可能とする。そして、板バネ44が変形するのに応じて、平面ミラー40は、ロッドレンズ34の光軸を法線とする初期の状態から変位する。すなわち、本実施の形態によれば、平面ミラー40は、ロッドレンズ34に対して変位可能に支持される。
ロッドレンズ34から出射された平行光は、平面ミラー40で反射されてロッドレンズ34に戻される。このとき、平面ミラー40が上記の初期状態にあるときには、平行光は入射角を略0°として平面ミラー40に入射された後、略0°の反射角で反射される。すなわち、反射光の全てがロッドレンズ34に戻されることになる。
そして、平面ミラー40からの反射光は、ロッドレンズ34、フェルール32、および光ファイバ20の順に伝送し、その後ハーフミラー16に入射される。ハーフミラー16は、光軸に対して45°傾いて設けられており、ハーフミラー16によって反射光の進路が90°変えられ、受光素子14へ向かう。
受光素子14は、受光した反射光の強度を電気信号に変換して信号処理回路60へ出力する。信号処理回路60は、後述する方法によって受光素子14により検出される反射戻り光の強度に基づいてフロート70の位置を検出する。
光ファイバ20とセンサ部30とは、円筒状のステム50内部に収納される。ステム50は、非磁性材料からなり、液中に浸漬される。ステム50の外周には、フロート70がステム50に沿って長手方向に移動可能に設けられる。
フロート70は、液面に浮遊されており、ステム50に沿って液面と同一の移動をする。フロート70の内部には、略環状の軟磁性体72が埋設される。したがって、軟磁性体72は、ステム50に沿って液面と同一の移動を行なう。
次に、図1の光式位置検出装置における測定原理について説明する。
最初に、液面が変位(上昇または下降)すると、この液面の変位に従ってフロート70がステム50の外周を移動する。このとき、フロート70が、図1に示す位置から図2に示す位置に移動したものとする。
図2を参照して、フロート70内部の軟磁性体72がセンサ部30の磁石46に近接すると、軟磁性体72の磁界と磁石46の磁界との間には磁気吸引力が発生し、この磁気吸引力を受けて磁石46が軟磁性体72に引き寄せられる。具体的には、板バネ44が磁気吸引力に応じて湾曲することにより、磁石46が軟磁性体72に接近する。
そして、板バネ44が湾曲したことにより、支持部材42と支持部材42上に設置された平面ミラー40とが変位する。これにより、平面ミラー40は、鏡面が入射光の光軸に垂直となるように設置された初期状態から傾斜することになる。
平面ミラー40が傾斜したことにより、ロッドレンズ34から出射された光は、図2に示すように、0°よりも大きい入射角で平面ミラー40に入射され、その後、0°よりも大きい反射角で反射される。したがって、ロッドレンズ34には、反射光の一部が戻されることになる。ロッドレンズ34に戻された反射光は、フェルール32、光ファイバ20およびハーフミラー16を介して受光素子14に入力される。
このように、フロート70がセンサ部30に近接することにより、センサ部30内部の平面ミラー40が傾斜し、この傾斜に伴ないロッドレンズ34に戻される反射光の光量が減少する。信号処理回路60は、受光素子14にて検出される反射光の強度を測定し、その強度の変動に基づいてフロート70の位置を検出する。
図3は、信号処理回路60で測定される反射光の時間的変化を示すタイミングチャートである。
図3を参照して、時刻t=0にて液面が変位を開始すると、これに連動してフロート70も移動する。移動開始直後のフロート70がセンサ部30から十分に離れている状態では、センサ部30内の平面ミラー40からの反射光は、一定の強度を示す。これは、平面ミラー40が初期状態にあり、平面ミラー40の入射光の全てがロッドレンズ34に戻されていることを示している。
そして、液面が変位するに従ってフロート70がセンサ部30の近傍にまで移動すると、フロート70がセンサ部30に近づくにつれて、反射光の強度が低下する。信号処理回路60は、時刻tにおいて反射光の強度が所定の基準値A1以下となったことに応じて、フロート70の位置(すなわち、液面)がセンサ部30の設置高さに一致したと判定する。そして、信号処理回路60は、その判定結果を示すH(論理ハイ)レベルの信号を生成して装置外部へ出力する。
以上のように、この発明の実施の形態1による光式位置検出装置は、センサ部30に設けた平面ミラー40を液面の変位に応じて物理的に傾斜させることによって反射光の強度を変化させ、その強度の変化に基づいて液面の位置を検出することを特徴的な構成とする。
このような構成とすることにより、ステム50の外部に発光素子12および受光素子14を配し、ステム50の内部は全て光信号で処理されるため、電気火花が発生する可能性がない。したがって、防爆装置の設置が不要となり、装置の小型化を図ることができる。
また、フロート70に内蔵された軟磁性体72の磁気を検出するために磁気光学素子や偏光子といった高価な光学素子を必要としないことから、液温の変化に拘らず検出精度を確保することができる。また、装置を安価に構成できるという利点も有する。
さらに、光入出力部とセンサ部とを単一の光ファイバで結ぶことによってセンサ部からの反射光が低損失で光入出力部に戻されるため、光伝送効率が増し、検出精度の更なる向上が実現される。この結果、低廉な装置構成で信頼性の高い位置検出装置を実現することができる。
[変更例1]
図4は、この発明の実施の形態1の変更例1による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。なお、図4の光式位置検出装置は、図1の光式位置検出装置におけるセンサ部30を、センサ部30Aに変更し、かつ、フロート70をフロート70Aに変更したものである。よって、共通する部分についての詳細な説明は繰り返さない。
図4を参照して、センサ部30Aは、フェルール32と、ロッドレンズ34と、ケース36と、平面ミラー40と、軟磁性支持部材48と、スプリング44Aとを含む。
光ファイバ20の先端に設けられたフェルール32とロッドレンズ34とは、ケース36内に収納される。ケース36にはスプリング44Aの一方端が接続固定される。
平面ミラー40は、軟磁性支持部材48の上面に設置される。平面ミラー40と軟磁性支持部材48とは、スプリング44Aの他方端に接続される。すなわち、スプリング44Aは、平面ミラー40と軟磁性支持部材48とを変位可能に支持する。
フロート70Aは、略環状の非磁性材料からなり、ステム50の外周に長手方向に沿って移動可能に設けられる。そして、図5に示すように、その一部分に磁石72Aを含む。磁石72Aは、環状のフロート70Aの内周側と外周側とで極性が異なるように配される。
平面ミラー40は、先の実施の形態1と同様に、初期状態において、鏡面がロッドレンズ34の光軸と垂直となるように支持される。したがって、ロッドレンズ34からの出射光が平面ミラー40に入射されると、反射光の全てがロッドレンズ34に戻される。
そして、図4に示すように、フロート70Aがセンサ部30Aに近接すると、フロート70A内部の磁石72Aとセンサ部30Aの軟磁性支持部材48との間に働く磁気吸引力を受けてスプリング44Aが変形する。この結果、軟磁性支持部材48に設置された平面ミラー40が傾斜する。
平面ミラー40が初期状態から傾斜したことにより、ロッドレンズ34に入射される平面ミラー40の反射光の光量が減少する。信号処理回路60は、受光素子14(ともに図示せず)にて検出される反射光の強度が所定の基準値A1以下に低下したことに応じて、液面がセンサ部30Aの設置高さに一致したと判定し、Hレベルの判定結果信号を出力する。
なお、平面ミラー40の支持部材を軟磁性材料で構成する以外に、スプリング44Aを透磁性の高い磁性材料で構成するようにしても、同様の効果を得ることができる。この場合は、軟磁性支持部材48を省略することができるため、部品点数の削減に有効である。
[変更例2]
図6は、この発明の実施の形態1の変更例2による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。なお、図6の光式位置検出装置は、図1の光式位置検出装置におけるセンサ部30を、センサ部30Bに変更し、かつ、フロート70をフロート70Aに変更したものである。よって、共通する部分についての詳細な説明は繰り返さない。
図6を参照して、センサ部30Bは、フェルール32と、ロッドレンズ34と、ケース36と、平面ミラー40と、軟磁性支持部材48と、スプリング44Bと、固定部材52とを含む。
光ファイバ20の先端に設けられたフェルール32とロッドレンズ34とは、ケース36内に収納される。ケース36には固定部材52の一方端が接続固定される。
平面ミラー40は、軟磁性支持部材48の上面に設置される。軟磁性支持部材48の下面は、スプリング44Bにより固定部材52の他方端に接続されている。すなわち、平面ミラー40と軟磁性支持部材48とは、スプリング44Bにより固定部材52に支持される。
スプリング44Bは、固定部材52に接続される一方端を固定端とし、かつ、軟磁性支持部材48に接続される他方端を自由端とする。軟磁性支持部材48に磁気吸引力が作用していない初期状態において、スプリング44Bは、平面ミラー40を鏡面がロッドレンズ34の光軸と垂直となるように支持する。したがって、ロッドレンズ34からの出射光が平面ミラー40に入射されると、反射光の全てがロッドレンズ34に戻される。
なお、フロート70Aは、図5に示したものと同様の構造からなる。すなわち、フロート70Aは、略環状の非磁性材料の一部分に磁石72Aを含んでいる。
図6に示すように、フロート70Aがセンサ部30Bに近接すると、フロート70A内部の磁石72Aとセンサ部30Bの軟磁性支持部材48との間に働く磁気吸引力を受けてスプリング44Bが変形する。この結果、軟磁性支持部材48の上面に設置された平面ミラー40が傾斜する。
そして、平面ミラー40が初期状態から傾斜したことにより、ロッドレンズ34に入射される平面ミラー40の反射光の光量が減少する。信号処理回路60は、受光素子14(ともに図示せず)にて検出される反射光の強度が所定の基準値A1以下に低下したことに応じて、液面がセンサ部30Aの設置高さに一致したと判定し、Hレベルの判定結果信号を出力する。
[変更例3]
図7は、この発明の実施の形態1の変更例3による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。なお、図7の光式位置検出装置は、図1の光式位置検出装置におけるセンサ部30を、センサ部30Cに変更したものである。よって、共通する部分についての詳細な説明は繰り返さない。
図7を参照して、センサ部30Cは、フェルール32と、ロッドレンズ34Cと、ケース36と、平面ミラー40と、軟磁性支持部材48と、スプリング44Aとを含む。
光ファイバ20の先端に設けられたフェルール32とロッドレンズ34Cとは、ケース36内に収納される。本変更例において、ロッドレンズ34Cは、先述の図1,図6の光式位置検出装置で使用されていたものとは異なるレンズ長を有するものが用いられる。
詳細には、ロッドレンズは、周知のように、半径方向に二次分布状の屈折率を有するため、ロッドレンズに入射した光は、一定の周期でサインカーブを描きながらレンズ内を進行する。ロッドレンズ34は、当該周期の略1/4に相当するレンズ長とすることにより、一方端から入射された光を平行光に変換して他方端から出力する光学特性を持たせている。これに対し、ロッドレンズ34Cは、略半周期に相当するレンズ長とすることにより、一方端から入射された光が他方端で集光する光学特性を有する。
そして、平面ミラー40は、鏡面がロッドレンズ34Cの他方端に接するように配される。平面ミラー40の裏面には軟磁性支持部材48が設けられる。軟磁性支持部材48は、スプリング44Aの一方端に接続される。スプリング44Aの他方端は、ケース36に接続固定される。スプリング44Aは、初期状態において、図7に示すように、平面ミラー40とロッドレンズ34Cとが接触するように軟磁性支持部材48と平面ミラー40と支持する。なお、スプリング44Aは、当該初期状態において一方端に所定の張力が作用するように設けられる。これにより、初期状態において平面ミラー40とロッドレンズ34Cとは確実に接触し、光軸がずれるのを防止することができる。したがって、初期状態においてロッドレンズ34Cの他方端から出射された光は、平面ミラー40で反射されると、その反射光の全部がロッドレンズ34Cに戻され、再びフェルール32の先端部に集光する。
図8は、図7の光式位置検出装置における測定原理を説明するための図である。
図8を参照して、ステム50の底部の下方には、フロート70Cが配される。フロート70Cは、液面に浮遊されており、液面と同一の移動をする。フロート70Cの中央部分には、磁石72Cが埋設される。磁石72Cは、磁極(N極またはS極)がステム50の底部と対向するように配置される。したがって、磁石72Cは、液面と同一の移動を行なう。
以上の構成において、液面の上昇に従ってフロート70Cがステム50の底部に近づくと、フロート70C内部の磁石72Cとセンサ部30Cの軟磁性支持部材48との間には磁気吸引力が発生する。そして、この磁気吸引力を受けてスプリング44Aが伸長することにより、軟磁性支持部材48がステム50の底部に向かって引き寄せられる。このとき、平面ミラー40は、ロッドレンズ34Cの端面と接着した初期の状態から、軟磁性支持部材48とともにステム50の底部に近づくように変位する。
平面ミラー40がロッドレンズ34Cの端面から離れたことにより、平面ミラー40に入射されたロッドレンズ34Cからの光は、平面ミラー40で反射されると、その一部のみがロッドレンズ34Cに戻される。すなわち、平面ミラー40が初期状態から変位したことにより、ロッドレンズ34Cに入射される平面ミラー40の反射光の光量が減少する。信号処理回路60は、受光素子14(ともに図示せず)にて検出される反射光の強度が所定の基準値A1以下に低下したことに応じて、液面がセンサ部30Cの設置高さに略一致したと判定し、Hレベルの判定結果信号を出力する。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、センサ部をフロートに内蔵された磁石の磁界を受けて変位可能な平面ミラーで構成することにより、平面ミラーからの反射光の強度の変化に基づいてフロートの位置を検出することができる。これにより、防爆装置の設置が不要となるとともに、センサ部を簡素かつ安価に構成することができる。この結果、液温の変化にも高い検出精度で対応でき、信頼性の高い位置検出装置を実現することができる。
[実施の形態2]
図9は、この発明の実施の形態2による光式位置検出装置の主要部分の構成を示す図である。図9の光式位置検出装置は、図1の光式位置検出装置のセンサ部30を、センサ部30Dに変更したものである。よって、共通する部分についての詳細な説明は繰り返さない。
図9を参照して、センサ部30Dは、フェルール32Dと、ケース36Dと、凹面ミラー40Dと、支持部材42と、板バネ44と、磁石46とを含む。
フェルール32Dは、フェルール32と同一の構造からなり、ケース36D内に収納される。フェルール32Dの先端部から所定の距離を隔てて凹面ミラー40Dが設けられる。凹面ミラー40Dは、支持部材42の上面に設置される。支持部材42は、板バネ44によりケース36Dに取り付けられる。板バネ44は、図1で述べたように、一方端が固定端であり、かつ、他方端が自由端、他方端には、磁石46が取り付けられる。
ここで、凹面ミラー40Dは、初期状態として、フェルール32Dの先端部が光軸上での球面の中心に一致するように設置される。これにより、フェルール32Dから凹面ミラー40Dに入射された光は、球面の中心に結像する。すなわち、フェルール32Dからの出射光の全てが反射戻り光として再びフェルール32Dに戻される。
なお、フェルール32Dに入射された反射光は、光ファイバ20を伝送し、その後ハーフミラー16を介して受光素子14(ともに図示せず)へ向かう。受光素子14は、受光した反射戻り光の強度を電気信号に変換して信号処理回路60へ出力する。信号処理回路60は、後述する方法によって受光素子14により検出される反射戻り光の強度に基づいてフロート70の位置を検出する。
次に、図9の光式位置検出装置における測定原理について説明する。
図10を参照して、液面の変位(上昇または下降)に従ってフロート70がステム50の外周を移動したことにより、フロート70がセンサ部30Dに近接したものとする。
フロート70内部の軟磁性体72がセンサ部30Dの磁石46に近接すると、軟磁性体72の磁界と磁石46の磁界との間には磁気吸引力が発生し、この磁気吸引力を受けて磁石46が軟磁性体72に引き寄せられる。具体的には、板バネ44が磁気吸引力に応じて湾曲することにより、磁石46が軟磁性体72に接近する。
そして、板バネ44が湾曲したことにより、支持部材42と支持部材42上に設置された凹面ミラー40とが変位する。これにより、凹面ミラー40Dは、図10に示すように、フェルール32Dの先端部が球面の中心に一致するように設置された初期状態から傾斜する。
凹面ミラー40Dが傾斜したことにより、フェルール32Dから凹面ミラー40Dに入射された光は、フェルール32Dの先端部とは異なる位置で結像する。したがって、フェルール32Dには、反射光の一部が戻されることになる。フェルール32Dに戻された反射戻り光は、光ファイバ20およびハーフミラー16を介して受光素子14に入力される。
このように、フロート70がセンサ部30Dに近接することにより、センサ部30D内部の凹面ミラー40Dが傾斜し、この傾斜に伴ないフェルール32Dに戻される反射戻り光の光量が減少する。信号処理回路60は、受光素子14にて検出される反射戻り光の強度を測定し、その強度の変動に基づいてフロート70の位置を検出する。
以上に述べたように、本実施の形態による光式位置検出装置は、図1の光式位置検出装置のセンサ部30における平面ミラー40を、凹面ミラー40Dに変更したことが異なるのみで、基本的な測定原理を同じとするものである。しかしながら、平面ミラー40を凹面ミラー40Dに変更したことによって、フェルールとミラーとの間にロッドレンズを設けることなく、初期状態においてミラーの反射光を全てフェルールに戻すことが可能となる。
この結果、センサ部を構成する光学部品の点数を減らすことができる。これは、センサ部の光学特性に与える液温の影響の低減に繋がることから、光式位置検出装置の検出精度をより一層向上することができる。さらに、光式位置検出装置の低廉化を図ることができる。
[変更例1]
図11は、この発明の実施の形態2の変更例1による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。なお、図11の光式位置検出装置は、図4で説明した光式位置検出装置におけるセンサ部30Aを、センサ部30Eに変更したものである。
詳細には、センサ部30Eは、フェルール32Dと、ケース36Dと、凹面ミラー40Dと、軟磁性支持部材48と、スプリング44Aとを含む。図4のセンサ部30Aと比較して明らかなように、センサ部30Eは、ロッドレンズ34を含まないこと、および、平面ミラー40を凹面ミラー40Dに変更したことでのみ異なっている。なお、凹面ミラー40Dは、初期状態において、光軸上での球面の中心がフェルール32Dの先端部に一致するようにスプリング44Aおよび軟磁性支持部材48によって支持されている。
以上の構成からなる光式位置検出装置において、液面の位置検出は、図4の光式位置検出装置と同等の測定原理に従って実行される。すなわち、図11に示すように、フロート70Aがセンサ部30Eに近接すると、フロート70A内部の磁石72Aとセンサ部30Eの軟磁性支持部材48との間に働く磁気吸引力を受けてスプリング44Aが変形する。この結果、軟磁性支持部材48に設置された凹面ミラー40Dが傾斜する。
凹面ミラー40Dが初期状態から傾斜したことにより、フェルール32Dに入射される凹面ミラー40Dの反射光の光量が減少する。信号処理回路60は、受光素子14(ともに図示せず)にて検出される反射戻り光の強度が所定の基準値A1以下に低下したことに応じて、液面がセンサ部30Eの設置高さに一致したと判定し、Hレベルの判定結果信号を出力する。
[変更例2]
図12は、この発明の実施の形態2の変更例2による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。なお、図12の光式位置検出装置は、図6で説明した光式位置検出装置におけるセンサ部30Bを、センサ部30Fに変更したものである。
詳細には、センサ部30Fは、フェルール32Dと、ケース36Dと、凹面ミラー40Dと、軟磁性支持部材48と、スプリング44Bと、固定部材52とを含む。図6のセンサ部30Bと比較して明らかなように、センサ部30Fは、ロッドレンズ34を含まないこと、および、平面ミラー40を凹面ミラー40Dに変更したことでのみ異なっている。なお、凹面ミラー40Dは、初期状態において、光軸上での球面の中心がフェルール32Dの先端部に一致するようにスプリング44Bおよび軟磁性支持部材48によって支持されている。
以上の構成からなる光式位置検出装置において、液面の位置検出は、図6の光式位置検出装置と同等の測定原理に従って実行される。すなわち、図12に示すように、フロート70Aがセンサ部30Fに近接すると、フロート70A内部の磁石72Aとセンサ部30Fの軟磁性支持部材48との間に働く磁気吸引力を受けてスプリング44Bが変形する。この結果、軟磁性支持部材48とその上面に設置された凹面ミラー40Dとが傾斜する。
凹面ミラー40Dが初期状態から傾斜したことにより、フェルール32Dに入射される凹面ミラー40Dの反射光の光量が減少する。信号処理回路60は、受光素子14(ともに図示せず)にて検出される反射戻り光の強度が所定の基準値A1以下に低下したことに応じて、液面がセンサ部30Fの設置高さに一致したと判定し、Hレベルの判定結果信号を出力する。
[変更例3]
図13は、この発明の実施の形態2の変更例3による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。なお、図13の光式位置検出装置は、図7で説明した光式位置検出装置におけるセンサ部30Cを、センサ部30Gに変更したものである。
詳細には、センサ部30Gは、フェルール32Dと、ケース36Dと、凹面ミラー40Dと、軟磁性支持部材48と、スプリング44Aと、保護カバー54とを含む。図7のセンサ部30Cと比較して明らかなように、センサ部30Gは、ロッドレンズ34Cを含まないこと、平面ミラー40を凹面ミラー40Dに変更したこと、およびスプリング44Aの外周を保護カバー54で覆ったことを特徴とする。
なお、凹面ミラー40Dは、初期状態において、光軸上での球面の中心がフェルール32Dの先端部に一致するようにスプリング44Aおよび軟磁性支持部材48によって支持されている。
そして、保護カバー54は、スプリング44Aの変位方向をステム50の長手方向に規制する機能を備える。すなわち、保護カバー54によってスプリング44Aの変位方向がステム50の長手方向に規制されることにより、これに支持される凹面ミラー40Dの変位もステム50の長手方向に自ずと規制される。この結果、凹面ミラー40Dがステム50の長手方向に垂直に揺れる、いわゆる横揺れを防止することができ、凹面ミラー40Dのフェルール32Dに対する位置精度を確保することができる。
以上の構成からなる光式位置検出装置において、液面の位置検出は、図8の光式位置検出装置と同等の測定原理に従って実行される。すなわち、図13に示すように、ステム50の底部の下方に、液面と同一の移動が可能なように配されたフロート70Cが、ステム50の底部に近づくと、フロート70C内部の磁石72Cとセンサ部30Gの軟磁性支持部材48との間には磁気吸引力が発生する。そして、この磁気吸引力を受けてスプリング44Aが伸長することにより、軟磁性支持部材48がステム50の底部に向かって引き寄せられる。このとき、凹面ミラー40Dは、球面の中心がフェルール32Dの先端部から遠のくように軟磁性支持部材48とともに変位する。なお、凹面ミラー40Dの変位は、保護カバー54によってステム50の長手方向に規制されている。
凹面ミラー40Dの球面の焦点がフェルール32Dの先端部から変位したことにより、凹面ミラー40Dに入射された光は、フェルール32Dの先端部とは異なる位置で結像するため、反射光の一部のみがフェルール32Dに戻される。その結果、フェルール32Dに入射される凹面ミラー40の反射光の光量が減少する。信号処理回路60は、受光素子14(ともに図示せず)にて検出される反射戻り光の強度が所定の基準値A1以下に低下したことに応じて、液面がセンサ部30Gの設置高さに略一致したと判定し、Hレベルの判定結果信号を出力する。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、センサ部をフロートに内蔵された磁石の磁界を受けて変位可能な凹面ミラーで構成することにより、凹面ミラーからの反射光の強度の変化に基づいてフロートの位置を検出することができる。これにより、センサ部をより一層簡素かつ安価に構成することができる。この結果、液温の変化にも高い検出精度で対応でき、信頼性の高い位置検出装置を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による光式位置検出装置の全体構成図である。 図1の光式位置検出装置における測定原理を説明するための図である。 図1の信号処理回路で測定される反射光の時間的変化を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1の変更例1による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。 図4におけるフロートの構成を示す模式図である。 この発明の実施の形態1の変更例2による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1の変更例3による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。 図7の光式位置検出装置における測定原理を説明するための図である。 この発明の実施の形態2による光式位置検出装置の主要部分の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2による光式位置検出装置の測定原理を説明するための図である。 この発明の実施の形態2の変更例1による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2の変更例2による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2の変更例3による光式位置検出装置の主要部の構成を示す図である。 特許文献1に開示される光磁気液面計の構成を示す模式図である。 特許文献2に開示される光学式レベルセンサを用いた液面検出装置の構成を示す図である。
符号の説明
10 光入出力部、12,113,201a 発光素子、14,114,201b 受光素子、16 ハーフミラー、20,111,112 光ファイバ、30,30A〜30G センサ部、32,32D フェルール、34,34C ロッドレンズ、36,36D,110,201A ケース、40 平面ミラー、40D 凹面ミラー、42 支持部材、44 板バネ、44A,44B スプリング、46,72A,72C,103 磁石、48 軟磁性支持部材、50,101 ステム、52 固定部材、54 保護カバー、60 信号処理回路、70,70A,70C,102 フロート、72 軟磁性体、104 磁気光学センサ、105 磁気光学素子、106 偏光子、107 検光子、108,109 ボールレンズ、115 制御回路、200 光学式レベルセンサ、202 タンク、203 投光制御回路、204 受光制御回路、205 液位検出回路、A 液体。

Claims (5)

  1. 光を出射する発光素子と、
    一方端から入射された前記発光素子の出射光を伝達させる光ファイバと、
    第1の磁性体を有し、前記光ファイバの長手方向に移動可能な被検出体と、
    前記光ファイバの他方端に配され、前記被検出体の磁界を検出する磁界検出部と、
    前記光ファイバの一方端に配され、前記光ファイバを伝達した前記磁界検出部からの反射光を受光する受光素子と、
    前記受光素子が受光した前記反射光の強度に基づいて前記被検出体の位置を検出する信号処理回路とを備え、
    前記磁界検出部は、
    初期状態において、前記光ファイバの他方端から出射された光を前記光ファイバの他方端に反射するように配されたミラーと、
    第2の磁性体を有し、前記光ファイバの他方端に対して前記ミラーを変位可能に支持する弾性支持部材とを含み、
    前記弾性支持部材は、前記被検出体が近接したことに応じて前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に作用する磁気吸引力を受けて変形し、
    前記ミラーは、前記弾性支持部材が変形したことに連動して前記初期状態から変位し、
    前記信号処理回路は、変位した前記ミラーからの前記反射光の強度に基づいて前記被検出体の位置を検出する、光式位置検出装置。
  2. 前記光ファイバの他方端は、光信号端子に挿通され、
    前記磁界検出部は、前記光信号端子からの出射光を集光して前記ミラーに入射するための光学部材をさらに含み、
    前記ミラーは、前記初期状態において、前記光学部材からの入射光の全てが前記光学部材に反射されるように配された平面ミラーである、請求項1に記載の光式位置検出装置。
  3. 前記光ファイバの他方端は、光信号端子に挿通され、
    前記ミラーは、前記初期状態において、前記光信号端子の先端部が前記ミラーの光軸上での球面の中心に一致するように配された凹面ミラーである、請求項1に記載の光式位置検出装置。
  4. 前記第1の磁性体および前記第2の磁性体は、一方が磁石からなり、他方が軟磁性体からなる、請求項2または請求項3に記載の光式位置検出装置。
  5. 前記被検出体は、液面に浮遊され、かつ、前記液面と同一の移動を行ない、
    前記光ファイバおよび前記磁界検出部は、液中に浸漬されるステムの内部に設置され、
    前記発光素子および前記受光素子は、前記ステムの外部に設置され、かつ、前記ステムの端部から引出された前記光ファイバの一方端に接続される、請求項2または請求項3に記載の光式位置検出装置。
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