JP2007308035A - 燃料タンクの開口構造およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体の取り付けが容易で、シール性に優れて、開口部から燃料の浸透の少ない燃料タンクの開口部構造とその燃料タンクの製造方法を提供する。
【解決手段】少なくとも外層、内層及びその間の中間層を有する熱可塑性合成樹脂製の燃料タンク本体に、開口部を一体的に形成してなる燃料タンクの開口部構造において、開口部は、燃料タンク本体から外方に延出する筒状部と、筒状部の先端から筒状部を拡径する方向に折れ曲がるとともに、さらに開口部の中心方向にヘヤピン状に折れ曲がり上下に熱可塑性合成樹脂の層が重ね合わされ開口部の開口面に平行な外面を有する折曲部とから構成される。折曲部の少なくとも一部は、開口面に垂直な方向から圧縮した他の部分よりも薄肉の圧縮部を有し、圧縮部の重ね合わされた部分の下側の外層に金属製の環状の蓋係止部材を一体的に埋設した燃料タンクの開口部構造とその製造方法である。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱可塑性合成樹脂製の燃料タンクの開口部構造およびその製造方法に関するものであり、特に、複数の層を有する合成樹脂部材をブロー成形することにより燃料タンク本体を形成するとともに、その燃料タンク本体に一体的に開口部を形成する熱可塑性合成樹脂製の燃料タンクの開口部構造およびその製造方法に関するものである。
従来、自動車用等の燃料タンクの構造としては、金属製のものが用いられていたが、近年、車両の軽量化や、錆が発生しないこと、所望の形状に成形しやすいことなどによって熱可塑性合成樹脂製のものが用いられるようになってきた。
合成樹脂製の自動車用燃料タンクの製造は、中空体を成形することの容易性からブロー成形方法が多く用いられてきた。ブロー成形方法では、溶融した熱可塑性合成樹脂部材のパリソンを円筒状にして上から押出して、そのパリソンを金型で挟みパリソン中に空気を吹き込み、自動車用燃料タンクを製造していた。
この燃料タンクには、タンク内部に装着する部品の出し入れのために開口部が形成されている。この開口部の形成は、燃料タンク本体をブロー成形で形成すると同時に、開口部を一体的に形成することが行なわれている。
その構造は、例えば、図8に示すように、開口部110と、その開口を塞ぐ蓋体140が取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
図8の構成では、開口部110の周辺に蓋体140を係止するカムロック部材120を埋設し、リング状の固定部材130と開口部110で蓋体140を挟み、カムロック部材120で固定部材130を押圧して、蓋体140を固定している。このとき、蓋体140と開口部110との間をシールするため、その間にシールリング150が取付けられている。そのシールリング150を取付けるために、開口部110の蓋体140と対向する面には溝部116が形成されている。
この溝部116は、シール性を確保するため、平滑な面が必要とされるが、ブロー成形で、この溝部116を形成すると、ブローの内圧でブロー成形金型の内面に押圧することのみでは充分な平滑面が得られなかった。また、この開口部110の端面からガソリンが浸透することを防止するために、開口部110の溝部116の肉厚を薄くすることも必要とされている。しかしながら、溝部116の部分を薄く形成するため、溝部116を形成するときに、開口部110の直角方向から溝部116を形成するようにスライド金型を移動させて、圧縮しようとすると、カムロック部材120は、開口部110の部分に埋設されているのみであるため、溝部116の部分を保持するものがなく、圧縮する金型の圧力を受けることができず、圧縮することが困難であった。
また、図9に示すように、燃料タンク本体201を多層構造の熱可塑性合成樹脂で形成するものある(例えば、特許文献2参照。)。この場合は、内層と外層を燃料タンクとして必要な強度を保持して、燃料にも強い高密度ポリエチレン(HDPE)で構成し、その間に燃料の浸透を防止するバリヤ層としての中間層から構成される熱可塑性合成樹脂部材で形成している。
この場合に、開口部210において、蓋体240を開口部210に取付けるために、開口部210に外周にネジが形成された環状部材220が一体的に固着されている。この環状部材220の蓋体240と対抗する面に開口部210の折曲部212が一体的に固着され、その折曲部212の一部に圧縮部213が形成されている。この圧縮部213の中にシールリング250が設置されて、蓋体240と開口部210との間をシールしている。しかしながら、この環状部材220は合成樹脂で形成されているため強度が低く、外力に対して十分な合成を確保することが困難であった。
また、蓋体240を開口部210に固定するために、環状で内部にネジ溝が形成された固定部材230を環状部材220にねじ込むために、取付けに時間がかかり、ネジ部分に所定の長さが必要であり、開口部210の高さが高くなり、スペースが必要になる。また、ネジを強く締めすぎると合成樹脂製のため、環状部材220や固定部材230が塑性変形する恐れもあった。
特開2002−187162号公報 特開2003−220840号公報
そのため、本発明は、蓋体の取り付けが容易で、シール性に優れて、開口部から燃料の浸透の少ない燃料タンクの開口部構造とその燃料タンクの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、少なくとも外層、内層及びその間の中間層を有する熱可塑性合成樹脂製の燃料タンク本体に、開口部を一体的に形成してなる燃料タンクの開口部構造において、
開口部は、燃料タンク本体から外方に延出する筒状部と、筒状部の先端から筒状部を拡径する方向に折れ曲がるとともにさらに開口部の中心方向にヘヤピン状に折れ曲がり上下に熱可塑性合成樹脂の層が重ね合わされ開口部の開口面に平行な外面を有する折曲部とから構成され、折曲部の少なくとも一部は、開口面に垂直な方向から圧縮した他の部分よりも薄肉の圧縮部を有し、圧縮部の重ね合わされた部分の下側の外層に金属製の環状の蓋係止部材を一体的に埋設した燃料タンクの開口部構造である。
請求項1の本発明では、開口部は、燃料タンク本体から外方に延出する筒状部と、筒状部の先端から筒状部を拡径する方向に折れ曲がるとともにさらに開口部の中心方向にヘヤピン状に折れ曲がり上下に熱可塑性合成樹脂の層が重ね合わされ開口部の開口面に平行な外面を有する折曲部とから構成される。このため、開口部は、燃料タンク本体から一体的に形成され密閉性に優れるとともに、折曲部の肉厚を確保することができ、シール部材を保持することができる。折曲部は、外面が燃料タンク本体の外層で形成されるため、強度を確保することができ、内部に中間層を有するため、燃料の浸透を防止することができる。
折曲部の少なくとも一部は、開口面に垂直な方向から圧縮した他の部分よりも薄肉の圧縮部を有するため、圧縮部で開口部の肉厚を薄くすることができ、開口部の先端から燃料の浸透を最小限にすることができる。また、薄肉部にシール部材を嵌め込むことができ、シール性を確保することができる。
圧縮部の重ね合わされた部分の下側の外層に金属製の環状の蓋係止部材を一体的に埋設したため、圧縮部を形成するときに折曲部を蓋係止部材で下から保持することができ、折曲部を圧縮することが容易であり、蓋体を開口部に取り付けるときも蓋体と開口部を強く密着させることができる。
請求項2の本発明は、蓋係止部材は、開口部の筒状部に埋設される筒状の下縦壁部と、下縦壁部の先端から下縦壁部を拡径する方向に折れ曲がり開口面に平行な面を形成する下段部と、下段部の先端から階段状に上方に折れ曲がるとともにさらに拡径する方向に折れ曲がり開口面に平行な面を形成する上段部と、上段部から複数個所の上方に上縦壁部が延設され、上縦壁部の先端から開口部の中心方向にL字形に曲がった係止用爪部を形成し、下段部が圧縮部の重ね合わされた部分の下側の記外層に埋設された燃料タンクの開口部構造である。
請求項2の本発明では、蓋係止部材は、開口部の筒状部に埋設される筒状の下縦壁部を有するため、開口部の筒状部の強度を確保するとともに、開口部に蓋係止部材が強く固着されることができる。
下縦壁部の先端から下縦壁部を拡径する方向に折れ曲がり開口面に平行な面を形成する下段部を有するため、この下段部で、開口部の折曲部を保持することができ、圧縮部を形成するときに、折曲部を蓋係止部材で下から保持して、折曲部を圧縮することが容易であり、蓋体を開口部に取り付けるときも、蓋体と開口部の折曲部を強く密着させることができる。
下段部の先端から階段状に上方に折れ曲がるとともにさらに拡径する方向に折れ曲がり開口面に平行な面を形成する上段部と、上段部から複数個所の上方に上縦壁部が延設され、上縦壁部の先端から開口部の中心方向にL字形に曲がった係止用爪部を形成する。このため、蓋係止部材の上縦壁部と係止用爪部が鉤状に形成され、固定部材を介して蓋体を押圧することができ、開口部と蓋体の間を強くシールすることができる。さらに、蓋係止部材がカムロック構造をとるため、係止時に蓋体と固定部材をわずかに回転させるのみで、蓋体を係止することができ、組付けが容易となるとともに、開口部の高さを低くすることができる。
請求項3の本発明は、蓋係止部材の下縦壁部には、開口部の筒状部の熱可塑性合成樹脂が進入して蓋係止部材を開口部に固着する切欠部又は固定孔が形成された燃料タンクの開口部構造である。
請求項3の本発明では、蓋係止部材の下縦壁部には、開口部の筒状部の熱可塑性合成樹脂が進入して蓋係止部材を開口部に固着する切欠部又は固定孔が形成されたため、切欠部又は固定孔に侵入した合成樹脂が開口部と蓋係止部材を強く固着して、蓋係止部材が開口部内でズレルことがない。
請求項4の本発明は、蓋係止部材は、開口部の圧縮部の重ね合わされた部分の下側の外層に埋設される埋設部と、埋設部と別体に形成され、蓋体を係止する係止部から構成され、埋設部と係止部は固着部材で固着されている燃料タンクの開口部構造である。
請求項4の本発明では、蓋係止部材は、開口部の圧縮部の重ね合わされた部分の下側の外層に埋設される埋設部と、埋設部と別体に形成され、蓋体を係止する係止部から構成されているため、開口部を成形するときに埋設部のみを金型に保持すればよく、金型の保持構造が簡単であり、成形が容易である。また、埋設部と係止部を別に形成するため、それぞれの構造が簡単になり、蓋係止部材の製造が容易である。
請求項5の本発明は、圧縮部は、断面コ字形の溝状に形成され、溝状の底部は平滑面が形成された燃料タンクの開口部構造である。
請求項5の本発明では、圧縮部は、断面コ字形の溝状に形成され、溝状の底部は平滑面が形成されたため、シール部材を所定位置に確実に保持することができるとともにシール部材が平滑面に密着するため、シール性がよい。
請求項6の本発明は、少なくとも外層、内層及びその間の中間層を有する熱可塑性合成樹脂部材をブロー成形して燃料タンク本体を形成するとともに、開口部を一体的に形成する燃料タンクの製造方法において、
燃料タンク本体のブロー成形時に、燃料タンク本体から一部を外方に延出させて開口部の筒状部を形成し、筒状部の先端から筒状部を拡径する方向に折り曲げるとともにさらに開口部の中心方向にヘヤピン状に折り曲げて熱可塑性合成樹脂が2層に重ね合わされ開口部の開口面に平行な外面を有するように折曲部を形成し、折曲部の少なくとも一部は、開口面に垂直な方向から圧縮して他の部分よりも薄肉の圧縮部を形成し、圧縮部の重ね合わされた部分の下側の外層に金属製の蓋係止部材を一体的に埋設し、開口部の開口する部分を塞ぐ熱可塑性合成樹脂部材を切除して開口部を形成した燃料タンクの製造方法である。
請求項6の本発明では、燃料タンク本体のブロー成形時に、燃料タンク本体から一部を外方に延出させて開口部の筒状部を形成するため、ブロー成形時に同時に筒状部を含む開口部を成型することができ、成型が容易である。
筒状部の先端から筒状部を拡径する方向に折り曲げるとともにさらに開口部の中心方向にヘヤピン状に折り曲げて熱可塑性合成樹脂部材が2層に重ね合わされ開口部の開口面に平行な外面を有するように折曲部を形成する。このため、折曲部を含む開口部は、燃料タンク本体から開口部を一体的に形成することができ、開口部は、密閉性に優れるとともに、圧縮部以外の折曲部の肉厚を確保することができる。折曲部は、外面が燃料タンク本体の外層で形成するため、強度を確保することができ、内部に中間層を有するため、燃料の浸透を防止することができる。
折曲部の少なくとも一部は、開口面に垂直な方向から圧縮して他の部分よりも薄肉の圧縮部を形成したため、折曲部を圧縮するのみで、圧縮部で開口部の肉厚を薄く形成することができ、開口部の先端から外層を通過する燃料の浸透を最小限にすることができる。圧縮部の表面は平滑に形成することができ、シール性がよい。
圧縮部の重ね合わされた部分の下側の外層に金属製の蓋係止部材を一体的に埋設し、開口部の開口する部分を塞ぐ熱可塑性合成樹脂部材を切除して開口を形成したため、圧縮部を形成するときに折曲部を蓋係止部材で下から保持することができ、折曲部を圧縮することが容易であり、蓋体を開口部に取り付けるときも蓋体と開口部を強く密着させることができる。
請求項7の本発明は、少なくとも外層、内層及びその間の中間層を有する熱可塑性合成樹脂部材をブロー成形して燃料タンク本体を形成するとともに、開口部を一体的に形成する燃料タンクの製造方法において、
ブロー成形金型の開口部を形成する部分に金属製の環状の蓋係止部材を保持させて、
ブロー成形金型の蓋係止部材を保持する部分の外側に、スライド金型を設け、スライド金型の内面の周端に凸条部を形成し、
燃料タンク本体のブロー成形時に、スライド金型を外方に後退させて、燃料タンク本体の熱可塑性合成樹脂部材の一部から外方に延出させて開口部の筒状部を形成し、
蓋係止部材とスライド金型の凸条部の間に、筒状部の熱可塑性合成樹脂部材を進入させ、拡径させるともに、開口部の上記熱可塑性合成樹脂部材をスライド金型の内面に当接させ、筒状部の先端から筒状部を拡径する方向に折れ曲げるとともに、さらに開口部の中心方向にヘヤピン状に折り曲げて熱可塑性合成樹脂部材を2層に重ね合わせ折曲部を形成し、スライド金型を蓋係止部材方向に前進させ、折曲部の少なくとも一部を開口面に垂直な方向から圧縮して他の部分よりも薄肉の圧縮部を形成し、圧縮部の重ね合わされた部分の下側の外層に蓋係止部材を一体的に埋設し、開口部の開口する部分を塞ぐ熱可塑性合成樹脂部材を切除して開口部を形成した燃料タンクの製造方法である。
請求項7の本発明では、ブロー成形金型の開口部を形成する部分に金属製の環状の蓋係止部材を保持させて、ブロー成形金型の蓋係止部材を保持する部分の外側に、スライド金型を設け、スライド金型の内面の周端に凸条部を形成した。このため、蓋係止部材とスライド金型の部分で折曲部を形成することができるとともに、ブロー成形時に蓋係止部材を開口部に埋設することができる。
燃料タンク本体のブロー成形時に、スライド金型を外方に後退させて、燃料タンク本体の熱可塑性合成樹脂部材の一部を外方に延出させて上記開口部の筒状部を形成したため、スライド金型が後退した部分に燃料タンク本体を膨らませて、筒状部を形成することができる。
蓋係止部材とスライド金型の凸条部の間に、筒状部の熱可塑性合成樹脂部材を進入させ、拡径させるともに、開口部の熱可塑性合成樹脂部材をスライド金型の内面に当接させ、筒状部の先端から筒状部を拡径する方向に折れ曲げるとともに、さらに開口部の中心方向にヘヤピン状に折り曲げて熱可塑性合成樹脂部材を2層に重ね合わせ折曲部を形成した。このため、蓋係止部材とスライド金型の凸条部の間に燃料タンク本体の合成樹脂部材を侵入させることで容易に折曲部を形成することができる。
スライド金型を蓋係止部材方向に前進させ、折曲部の少なくとも一部を開口面に垂直な方向から圧縮して他の部分よりも薄肉の圧縮部を形成し、圧縮部の重ね合わされた部分の下側の外層に蓋係止部材を一体的に埋設し、開口部の開口する部分を塞ぐ熱可塑性合成樹脂部材を切除して開口部を形成した。このため、スライド金型を蓋係止部材方向に前進させるのみで、ブロー成形時に折曲部に圧縮部を形成することができる。また、圧縮部を形成するときに折曲部を蓋係止部材で下から保持することができ、折曲部を圧縮することが容易であり、蓋体を開口部に取り付けるときも蓋体と開口部を強く密着させることができる。
請求項8の本発明は、圧縮部の形成は、スライド金型の凸条部により断面コ字形の溝状に形成され、溝状の底部は平滑面が形成された燃料タンクの製造方法である。
請求項8の本発明では、圧縮部の形成は、スライド金型の凸条部により断面コ字形の溝状に形成され、溝状の底部は平滑面が形成されたため、シール部材を所定位置に確実に保持することができ、シール部材が平滑面に密着するため、シール性がよい。
本発明では、開口部は、燃料タンク本体から外方に延出する筒状部と、筒状部の先端から筒状部を拡径する方向に折れ曲がり、開口部の開口面に平行な外面を有する折曲部とから構成されるため、開口部は、燃料タンク本体から一体的に形成され密閉性に優れるとともに、シール部材を保持することができる。折曲部は、内部に中間層を有するため、燃料の浸透を防止することができる。
折曲部の少なくとも一部は、薄肉の圧縮部を有するため、燃料の浸透を最小限にすることができる。圧縮部の重ね合わされた部分の下側の外層に金属製の環状の蓋係止部材を一体的に埋設したため、圧縮部を形成するときに折曲部を蓋係止部材で下から保持することができ、蓋体を開口部に取り付けるときも蓋体と開口部を強く密着させることができる。
本発明の実施の形態である燃料タンクについて、自動車用燃料タンクを例にとり、図1〜図7に基づき説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の燃料タンクの開口部10の断面図である。図2は第1図の蓋体40の係止する部分の拡大断面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態の開口部10に埋設される蓋係止部材(カムロック部材)20の斜視図である。図4は、本発明の第1の実施の形態の開口部10に埋設される他のカムロック部材20の斜視図である。
図5は、本発明の第2の実施の形態の燃料タンクの開口部10の蓋体40の係止する部分の拡大断面図である。
図6と図7は、本発明の燃料タンク本体1の開口部10の製造方法を示すブロー成形金型60の開口部10を形成する金型部分の断面図である。
本発明の第1の実施の形態では、燃料タンクは、図1と図2に示すように、燃料タンク本体1とその本体に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするために開口部10が形成されている。
燃料タンク本体1は、ブロー成形で形成され、その外壁は、外層2、内層3及び外層2と内層3との間に形成される中間層4の3層から構成されている。ブロー成形においては、上記の3層から構成されるパリソンが使用される。
外層2と内層3は、強度が高く燃料油に対しても強度が維持される熱可塑性合成樹脂から形成され、中間層4は、燃料油の透過が極めて少ない熱可塑性合成樹脂から形成されている。
外層2と内層3を構成する熱可塑性合成樹脂は、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリオキシメチレン(POM)、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ナイロン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイドのうち少なくとも1種類の材料を使用することができる。
また、中間層4を構成する熱可塑性合成樹脂は、例えば、エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド(PPS)を使用することができる。
なお、上記エチレンビニルアルコール共重合体(EVOH)等の中間層4の両面に高密度ポリエチレン(HDPE)等と接着性のよい層、例えば変性ポリエチレン(m−PE)等の接着層を介在させた多層パリソンを使用すると3層間の接着性が向上して好ましい。
図1に示すように、開口部10は、燃料タンク本体1の上面に形成され、開口部10は蓋体40が取付けられ、係止されている。
開口部10における蓋体40の係止構造は、図2に示すように、蓋体40を開口部10に埋設された蓋係止部材(カムロック部材)20と固定部材30で挟持している。
蓋体40は、略円盤状に形成され、下面に開口部10の内周に沿って突出するフランジ部41が形成され、蓋体40のずれを防止している。
蓋体40を挟持する固定部材30は、リング状で断面形状が平板状である。固定部材30の上面には、後述するカムロック部材20の係止用爪部(ロック用爪部)25に対応する部分に凸部31が形成されている。凸部31は固定部材30の一部を上方に膨らませて形成することができる。この凸部31がカムロック部材20のロック用爪部25と弾性的に係合して蓋体40を係止することができる。
燃料タンク本体1の開口部10は、その製造方法で後述するように、燃料タンク本体1から同じ材料で一体的に連続して、外方に延出して形成されている。開口部10には、カムロック部材20が埋設されている。
カムロック部材20は、図2及び図3に示すように金属板で構成され、屈曲した略円筒状に形成されている。
カムロック部材20の下部の断面形状は、図2に示すように、円筒状をなして下縦壁部21を構成する。下縦壁部21の上端から略直角に屈曲して開口部10がなす面に平行な面を形成する下段部22が一体的に形成される。下段部22の先端から若干上方に階段状に折れ曲がるとともにさらに拡径する方向に折れ曲がり開口部10に平行な面を形成する上段部23が一体的に形成される。上段部23の先端には、図3に示すように部分的に数箇所上方に上縦壁部24が延設される。上縦壁部24の上端から開口部10の中心方向にL字形に曲がった蓋係止部材(ロック用爪部)25が形成されている。ロック用爪部25は、波型に屈曲して形成されることができる。これによって、前述の凸部31とロック用爪部25がバネ作用をして蓋体40を係止することができる。
下縦壁部21には、図3に示すように、下端部に波型の切欠部26が形成されている。この切欠部26には後述するように、ブロー成形時に開口部10の筒状部11の熱可塑性合成樹脂部材が進入してカムロック部材20を開口部10に固着することができる。
なお、波型の切欠部26の代わりに、図4に示すように、下縦壁部21の中央付近に複数の固定孔27を形成することができる。この場合には、同じくブロー成形時に固定孔27に筒状部11の熱可塑性合成樹脂部材が進入してカムロック部材20を開口部10に固着することができる。
開口部10は、図2に示すように、筒状部11と折曲部12から形成される。
筒状部11は、燃料タンク本体1の外壁を構成する外層2、内層3及び中間層4の3層からなる熱可塑性合成樹脂壁が外方に筒状に延出されて形成される。筒状部11の外層2にはカムロック部材20の下縦壁部21が埋設されている。上述のとおり、カムロック部材20の切欠部26または、固定孔27に外層2の熱可塑性合成樹脂壁を構成する材料が進入している。このため、カムロック部材20が開口部10に強固に固定されることができる。
折曲部12は、開口部10の筒状部11の先端から一体的、連続的に形成され、筒状部11を拡径する方向、即ち、筒状部11の先端から直角に外方に折れ曲がるとともに、さらに折り畳まれるように開口部10の中心方向にヘヤピン状に折れ曲がり上下に熱可塑性合成樹脂の層が重ね合わされ開口部10の開口面に平行な外面を有するように形成される。
このため、折曲部12は、燃料タンク本体1の壁を構成する外層2、内層3及び中間層4が2層ずつ構成されている。従って、開口部10は、燃料タンク本体1から同一材料で連続的に一体的に形成されて、密閉性に優れるとともに、折曲部12の圧縮部13以外の部分は、肉厚を確保することができ強度を確保できる。
折曲部12は、略中央部には、開口部10の面から垂直な方向から圧縮して形成されて、他の部分よりも薄肉の圧縮部13が形成され、圧縮部13には、断面が凹状の溝が開口部10の全周に亘り形成されている。この圧縮部13の溝には、ゴム製のシールリング50が装着され、蓋体40が開口部10に取付けられたときは、蓋体40の裏面に当接して、蓋体40と開口部10の間をシールすることができる。溝にシールリング50を装着するため、所定位置に確実に保持することができる。
溝の表面は、後述するように、スライド型61により平滑に形成されるためシールリング50が密着して、シール性に優れている。
圧縮部13の溝の底の部分は、折曲部12が圧縮されて、薄肉状になっている。そして、その中心部には、中間層4が折り畳まれて存在し、中間層4の上下には外層2が薄肉状に存在している。
折曲部12は、外面が燃料タンク本体1の外層2で形成されるため、強度を確保することができ、内部に中間層4を有するため、燃料の浸透を防止することができる。
さらに、折曲部12は、薄肉の圧縮部13を有するため、圧縮部13で開口部10の肉厚を薄くすることができ、特に外層2の肉厚を薄くすることができ、タンク内の燃料が開口部10の端面から圧縮部13の外層2を浸透していくことを最小限にすることができる。
次に、第2の実施の形態について、図5に基づき説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは、カムロック部材20の形状が異なり、他の部分は同様であるため、異なる部分を中心に説明し、同様な部分は説明を省略する。
第2の実施の形態のカムロック部材20は、開口部10に埋設される埋設部28と、蓋体40を押圧して係止する係止部29から構成される。
埋設部28は、平板状でリング状に構成され、リング状の内側は、開口部10の外周に埋設される。埋設部28は、開口部10の圧縮部13の下面と燃料タンク本体1の間に埋設されて、圧縮部13を形成するときに折曲部12を保持して、後述するスライド型61が圧縮部13を形成することができる。
係止部29は、断面が階段状に屈曲されて、下側の下平面部29bは、埋設部28と密着して、埋設部28と下平面部29bとに連通して形成された孔に挿入されたボルト35により固着されている。
係止部29の上平面部29cは、蓋体40の外周面に当接して、埋設部28とあわせて蓋体40を挟持して、開口部10をシールすることができる。
このため、開口部10をブロー成形で成形するときに埋設部28のみをブロー成形の金型に保持すればよく、成形が容易である。また、金属製の埋設部28と係止部29を別に形成するため、それぞれの構造は簡単になり、カムロック部材20の製造が容易である。
次に、燃料タンクの開口部10の製造方法を、図7と図8に基づき説明する。
燃料タンク本体1は、ブロー成形で成形するが、そのブロー成形と同時に開口部10も成形する。
まず、ブロー成形金型60の本体は、内側型62と外側型63から構成される。ブロー成形金型60の開口部10を形成する部分に開口を形成し、その開口にスライド型61を内外方向にスライド可能に嵌め込む。スライド型61の内面の周囲には、凸条部64が形成されている。
図6に示すように、ブロー成形金型60の開口の内側型62と外側型63の間にカムロック部材20を挟み、ブロー成形を行う。ブロー成形において、燃料タンク本体1を形成する外層2、内層3及び中間層4からなる熱可塑性合成樹脂部材のパリソンの内部に空気が吹き込まれて、合成樹脂部材は外方に膨らみ、スライド型61に当接する。その後、パリソンの内圧を維持しつつ、スライド型61は、内方に、図6においては下方にスライドして、図7に示すようになる。
スライド型61がスライドすると、合成樹脂部材のパリソンはブロー成形金型60の内面に当接しつつ、燃料タンク本体1と開口部10が形成される。このとき、カムロック部材20は合成樹脂部材のパリソンの内部に埋設される。
即ち、カムロック部材20の下縦壁部21は、開口部10の筒状部11の外層2の部分に埋設され、カムロック部材20の下段部22の上面に折曲部12の下面が当接し、折曲部12は、スライド型61の下降につれて、折曲部12を圧縮して、折曲部12をヘヤピン状に潰して形成する。
折曲部12を圧縮すると同時に、折曲部12の一部は、凸条部64に圧縮されて、圧縮部13を形成する。
圧縮部13は、カムロック部材20の下段部22と凸条部64に挟まれて圧縮されるので、均一に薄肉に形成されるとともに、圧縮部13の上面に凹溝が形成される。凹溝には、前述のようにゴム製のシールリング50が装着される。凹溝の底面は、スライド型61の凸条部64の圧縮により形成されるため、平滑に形成され、シールリング50が平滑面に密着するため、シール性がよい。
折曲部12を形成した後は、ブロー成形金型60から、燃料タンク本体1を取り出し、蓋部16が嵌め込まれる開口の部分を切除して、開口部10を形成する。
本発明の第1の実施の形態である燃料タンク本体の開口部の断面図である。 図1の開口部の蓋体を係止する部分の構造を示す部分拡大断面図である。 本発明の第1の実施の形態に使用するカムロック部材の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に使用する他のカムロック部材の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態である燃料タンク本体の開口部の蓋体を保持する部分の構造を示す部分拡大断面図である。 本発明の実施に使用するブロー成形金型の燃料タンク本体の開口部部分において、スライド型が上方にスライドした状態の断面図である。 本発明の実施に使用するブロー成形金型の燃料タンク本体の開口部部分において、スライド型が下方にスライドした状態の断面図である。 従来の燃料タンク本体の開口部の断面図である。 従来の他の燃料タンク本体の開口部の断面図である。
符号の説明
1 燃料タンク本体
2 外層
3 内層
4 中間層
10 開口部
11 筒状部
12 折曲部
13 圧縮部
20 蓋係止部材(カムロック部材)
30 固定部材
40 蓋体
60 ブロー成形金型
61 スライド型

Claims (8)

  1. 少なくとも外層、内層及びその間の中間層を有する熱可塑性合成樹脂製の燃料タンク本体に、開口部を一体的に形成してなる燃料タンクの開口部構造において、
    上記開口部は、上記燃料タンク本体から外方に延出する筒状部と、該筒状部の先端から上記筒状部を拡径する方向に折れ曲がるとともにさらに上記開口部の中心方向にヘヤピン状に折れ曲がり上下に熱可塑性合成樹脂の層が重ね合わされ上記開口部の開口面に平行な外面を有する折曲部とから構成され、該折曲部の少なくとも一部は、上記開口面に垂直な方向から圧縮した他の部分よりも薄肉の圧縮部を有し、該圧縮部の重ね合わされた部分の下側の上記外層に金属製の環状の蓋係止部材を一体的に埋設したことを特徴とする燃料タンクの開口部構造。
  2. 上記蓋係止部材は、上記開口部の筒状部に埋設される筒状の下縦壁部と、該下縦壁部の先端から上記下縦壁部を拡径する方向に折れ曲がり上記開口面に平行な面を形成する下段部と、該下段部の先端から階段状に上方に折れ曲がるとともにさらに拡径する方向に折れ曲がり上記開口面に平行な面を形成する上段部と、該上段部から複数個所の上方に上縦壁部が延設され、該上縦壁部の先端から上記開口部の中心方向にL字形に曲がった係止用爪部を形成し、上記下段部が上記圧縮部の重ね合わされた部分の下側の上記外層に埋設された請求項1に記載の燃料タンクの開口部構造。
  3. 上記蓋係止部材の下縦壁部には、上記開口部の筒状部の熱可塑性合成樹脂が進入して上記蓋係止部材を上記開口部に固着する切欠部又は固定孔が形成された請求項2に記載の燃料タンクの開口部構造。
  4. 上記蓋係止部材は、上記開口部の上記圧縮部の重ね合わされた部分の下側の上記外層に埋設される埋設部と、該埋設部と別体に形成され、蓋体を係止する係止部から構成され、上記埋設部と係止部は固着部材で固着されている請求項1に記載の燃料タンクの開口部構造。
  5. 上記圧縮部は、断面コ字形の溝状に形成され、溝状の底部は平滑面が形成された請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の燃料タンクの開口部構造。
  6. 少なくとも外層、内層及びその間の中間層を有する熱可塑性合成樹脂部材をブロー成形して燃料タンク本体を形成するとともに、開口部を一体的に形成する燃料タンクの製造方法において、
    上記燃料タンク本体のブロー成形時に、上記燃料タンク本体から一部を外方に延出させて上記開口部の筒状部を形成し、該筒状部の先端から上記筒状部を拡径する方向に折れ曲げるとともにさらに上記開口部の中心方向にヘヤピン状に折り曲げて上記熱可塑性合成樹脂部材が2層に重ね合わされ上記開口部の開口面に平行な外面を有するように折曲部を形成し、該折曲部の少なくとも一部は、上記開口面に垂直な方向から圧縮して他の部分よりも薄肉の圧縮部を形成し、該圧縮部の重ね合わされた部分の下側の上記外層に金属製の蓋係止部材を一体的に埋設し、上記開口部の開口する部分を塞ぐ上記熱可塑性合成樹脂部材を切除して開口部を形成したことを特徴とする燃料タンクの製造方法。
  7. 少なくとも外層、内層及びその間の中間層を有する熱可塑性合成樹脂部材をブロー成形して燃料タンク本体を形成するとともに、開口部を一体的に形成する燃料タンクの製造方法において、
    上記ブロー成形金型の上記開口部を形成する部分に金属製の環状の蓋係止部材を保持させて、
    ブロー成形金型の上記蓋係止部材を保持する部分の外側に、スライド金型を設け、該スライド金型の内面の周端に凸条部を形成し、
    上記燃料タンク本体のブロー成形時に、上記スライド金型を後方に後退させて、上記燃料タンク本体の熱可塑性合成樹脂部材の一部から外方に延出させて上記開口部の筒状部を形成し、
    上記蓋係止部材と上記スライド金型の凸条部の間に、上記筒状部の上記熱可塑性合成樹脂部材を進入させ、拡径させるともに、上記開口部の上記熱可塑性合成樹脂部材を上記スライド金型の内面に当接させ、上記筒状部の先端から上記筒状部を拡径する方向に折れ曲げるとともにさらに、上記開口部の中心方向にヘヤピン状に折り曲げて上記熱可塑性合成樹脂部材を2層に重ね合わせ折曲部を形成し、上記スライド金型を上記蓋係止部材方向に前進させ、上記折曲部の少なくとも一部を上記開口面に垂直な方向から圧縮して他の部分よりも薄肉の圧縮部を形成し、該圧縮部の重ね合わされた部分の下側の上記外層に上記蓋係止部材を一体的に埋設し、上記開口部の開口する部分を塞ぐ上記熱可塑性合成樹脂部材を切除して開口部を形成したことを特徴とする燃料タンクの製造方法。
  8. 上記圧縮部の形成は、上記スライド金型の凸条部により断面コ字形の溝状に形成され、溝状の底部は平滑面が形成された請求項6又は請求項7のいずれかに記載の燃料タンクの製造方法。
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