JP2007307077A - スロットマシン - Google Patents

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勇 倉林
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Abstract

【課題】役に関わる報知と遊技モードに関わる報知とを関連付けた報知演出のための画像を表示することにより、報知演出の興趣を向上させる。
【解決手段】特別役に当選可能な抽選が実行される第1の遊技モードと特別役の当選確率が第1の遊技モードより低い第2の遊技モードとの間の移行を制御して遊技モードの設定が行われる。抽選結果に基づき、当選役の種類により演出画像G5中の矢印55,56の色が異なる演出パターンのいずれかが所定の選択確率に従って選択され、また、遊技モードの設定状態に基づき、第1の遊技モードに滞在している可能性が高いことを示唆する右の道57へ進む演出パターンと第2の遊技モードに滞在している可能性が高いことを示唆する左の道58へ進む演出パターンとのいずれかが所定の選択確率に従って選択される。
【選択図】図10

Description

この発明は、1ゲーム毎の遊技において特定の図柄の組み合わせによる複数種の役を対象とした抽選を実行し、役に当選したとき、その当選役が成立するように図柄表示部における図柄の移動表示を停止制御するようにしたスロットマシンに関し、特にこの発明は、前記抽選の結果を遊技者に報知するために、画像表示部に報知演出のための画像を表示するようにしたスロットマシンに関する。
典型的なスロットマシンでは、機体の内部に、外周面に複数の図柄が配列された3個のリールや、コンピュータが搭載された制御基板などが組み込まれている。また、機体の前面には、前記3個のリールの図柄を表示するための図柄表示窓が設けられ、その下方に始動レバーやリール毎の停止スイッチなどの遊技操作に必要な構成が配備されている。
1ゲーム毎の遊技において、入賞となる特定の図柄の組み合わせは、一般に「役」と呼ばれており、所定数のメダルの払出を受けることができる「小役」や、ビッグボーナスやレギュラーボーナスと呼ばれる「特別役」などが設定されている。前記制御基板上のコンピュータは、周辺回路とともにスロットマシンの制御部として機能するもので、遊技者によるゲーム開始操作が行われると、各リールが始動する直前に各種の役を対象とした抽選を実行する。この抽選は一般に「内部抽選」と呼ばれており、所定の役に当選すると、前記制御部は、回転する各リールについて停止操作される毎に、その停止操作されたリールに対し、前記当選した役にかかる図柄(以下、「当選図柄」という。)を有効な入賞ライン上に引き込んで停止させる制御(一般に「引き込み制御」と呼ばれる。)を実行する。
上記の引き込み制御のためにリールを滑らせることができる駒数は、法律により制限されており、停止操作のタイミングによっては、当選した役を成立させることができない場合もある。しかし、特別役に当選した場合には、その当選状態を記憶するフラグ(以下、「当選フラグ」という。)は入賞が成立するまで維持されるので、遊技者は、ゲームを続けさえすれば、確実に特別役に伴う特典を得ることができる。
従来のスロットマシンでは、前記当選フラグがセットされたとき、それを遊技者へ報知するために、ランプやスピーカーによって内部抽選に基づく予告演出が行われており(例えば、特許文献1参照)、特に近年の機種では、液晶表示器を搭載して予告演出のための画像を表示させている。
特開平11−244452号公報
ところで、近年、遊技者のゲームの実行意欲を高めるために、特別役に当選しても、すぐに引き込み制御を行わずに当選フラグを蓄積しておき、所定の条件が成立したときに、蓄積されていた当選フラグを用いて特別役を連続的に成立させる(一般に「フラグ放出」と呼ばれる。)方式のスロットマシンが提案された。
この方式のスロットマシンでは、ビッグボーナスに当選しても、当選フラグが蓄積されるために、特別役が成立しない状態が長期間にわたって続く「ハマリ状態」となる一方、フラグ放出の条件が成立すると、蓄積されていた複数の当選フラグが順次放出される「爆発状態」が設定される。フラグ放出の条件が成立したとき、遊技者の期待感を高めるために、フラグ放出を予告演出するための画像が液晶表示器に表示される。
上記フラグ蓄積型の機種では、メダルの純増枚数(一定期間におけるメダルの通算払出枚数から通算投入枚数を差し引いた数)が大きく変動するので、遊技者のゲームに実行意欲が高められるもので、今般、当選フラグを蓄積せずにメダルの純増枚数を大きく変動させることを可能とした機種も開発された。この機種は、ボーナスゲームの実行が可能となる特別役に当選可能な抽選が実行される第1の遊技モードと、前記特別役の当選確率がゼロまたは第1の遊技モードより低く設定されている第2の遊技モードとが設定されるようになっており、この第2の遊技モードを設定することで、第1の遊技モードでの遊技において、特別役に当選する確率を高めている。第2の遊技モードから第1の遊技モードへ移行して特別役に当選する確率が高められると、前記液晶表示器に、特別役に高確率で当選することを示す「高確中」の文字が表示される。
上記したスロットマシンにおいても、内部抽選によって特別役が成立して当選フラグがセットされると、それを遊技者へ報知するために、液晶表示器に内部抽選に基づく報知演出のための画像を表示しているが、この報知演出のための表示は、どの遊技モードに滞在中であるかを示す表示とは別個独立して行われるため、報知演出が画一的なものとなっている。
この発明は、上記問題に着目してなされたもので、役に関わる報知と遊技モードに関わる報知とを関連付けた報知演出のための画像を表示することにより、報知演出の興趣を向上させたスロットマシンを提供することを目的とする。
この発明が適用されるスロットマシンは、複数の図柄を移動させて表示することが可能な複数の図柄表示部と、1ゲーム毎の遊技において特定の図柄の組み合わせによる複数種の役を対象とした抽選を実行する抽選手段と、前記抽選により役に当選したときその当選役が成立するように前記の各図柄表示部における図柄の移動表示を停止制御する停止制御手段とを備えたものである。
この発明の上記した構成において、「図柄表示部」は一般にリールによって構成することができるもので、複数のリールを機体の前面に設けられた図柄表示窓の背後に配備している。各リールは、回転することによって外周面の図柄が図柄表示窓に移動状態で表示される。リールの回転が停止したとき、図柄表示窓に設定された複数の入賞ライン上に、いずれかの図柄が停止状態を表示される。
なお、図柄表示部はリールに限らず、たとえば帯状体を両端で繋いだものを使用してもよく、また、CRTや液晶パネルなどの画像表示器を使用することもできる。画像表示器では、表示画面上に複数の図柄をスクロールさせて移動表示する。
そして、この発明によるスロットマシンは、ボーナスゲームの実行が可能となる特別役に当選可能な抽選が実行される第1の遊技モードと前記特別役の当選確率がゼロまたは第1の遊技モードより低く設定されている第2の遊技モードとを含む複数の遊技モード間の移行を制御していずれかの遊技モードを設定する遊技モード制御手段と、報知演出のための画像を表示する画像表示部と、前記抽選手段による抽選結果に基づいて当選役を報知するための役に関する演出パターンのいずれかを所定の選択確率に従って選択する第1の選択手段と、前記遊技モード制御手段による遊技モードの設定状態に基づいて前記第1の遊技モードに滞在している可能性が高いことを示唆する演出パターンと前記第2の遊技モードに滞在している可能性が高いことを示唆する演出パターンとのいずれかを所定の選択確率に従って選択する第2の選択手段と、第1の選択手段により選択された役に関わる演出パターンと第2の選択手段により選択された遊技モードに関わる演出パターンとを組み合わせて構成された報知演出のための画像をそれぞれ選択された1ゲームの遊技において前記画像表示部に表示させる画像表示制御手段とを備えて成るものである。
上記した構成のスロットマシンにおいて、いずれかの遊技モードでの1ゲーム毎の遊技が実行される度に、複数の役を対象とした抽選が実行される。その抽選結果に基づいて役に関わる演出パターンのいずれかが選択され、また、遊技モードの設定状態に基づいて遊技モードに関わる演出パターンのいずれかが選択される。選択された各演出パターンは組み合わされて報知演出のための画像が構成され、その画像が選択された1ゲームの遊技において画像表示部に表示される。
遊技者は、画像表示部に表示された画像から当選役と現在滞在中の遊技モードとを推測し、さらに、選択された1ゲームの遊技において、報知された当選役が成立したかどうかの結果を見ることにより、現在滞在中の遊技モードが第1の遊技モードであるか、第2の遊技モードであるかの確度の高い推測を行うことになる。
この発明の上記した構成において、画像表示部として液晶表示器やCRTなどを用いることができる。また、抽選手段、停止制御手段、第1,第2の各選択手段、および画像表示手段は、プログラムされたコンピュータによって実現することができるが、各手段を専用のハードウェア回路によって実現することも可能である。
また、上記した構成において、抽選により所定の役に当選したとき、第1の選択手段は原則としてその当選役にかかる演出パターンを選択するが、それ以外の演出パターンを選択することがあり、ここでの各演出パターンを選択する可能性のことを「選択確率」と呼んでいる。
また、第2の選択手段は現在滞在中の遊技モードにかかる演出パターンを選択するのが原則であるところ、他の遊技モードにかかる演出パターンを選択することがあり、ここでの各演出パターンを選択する可能性のことを「選択確率」と呼んでいる。
なお、上記において、「1ゲームの遊技」とは、典型的なスロットマシンの場合、例えば、ベットスイッチおよび始動レバーによるゲーム開始操作に始まり、リールの始動と停止とを経て、次のゲーム開始操作が行われるまでの期間をいう。
この発明の好ましい一実施態様においては、前記第2の選択手段は、第1の選択手段により選択された演出パターンにより報知される役が成立しないことを条件として、通常の選択確率より信頼度が高い選択確率に従って遊技モードに関わる演出パターンを選択するようにしている。
この実施態様によれば、遊技者は、まず、画像表示部に表示された画像から当選役と現在滞在中の遊技モードとを推測するが、1ゲームの遊技の結果、報知される役が成立しなかったとき、通常の選択確率より信頼度が高い選択確率に従って遊技モードに関わる演出パターンが選択されるので、現在滞在中の遊技モードが第1の遊技モードであるか、第2の遊技モードであるかの確度の高い推測を行うことができる。
典型的なスロットマシンでは、例えば、特定の小役や「リプレイ」(再遊技)の役は、それに当選したとき、その役が成立する可能性は100%に設定されている。しかし、もし、その種の役に当選したことが報知されたにも拘わらず、その役が成立しなかったとき、前記報知はいわゆる「ガセ」(にせもの)であって、はずれであるか、または特別役に当選している可能性がある。そのような場合に、第1の遊技モードに滞在中であることが示唆されたとき、遊技者は、特別役に当選している可能性が高い、と推測でき、次ゲーム以降の遊技で特別役が成立する可能性がある、との期待感をもつ。
この発明によれば、役に関わる報知と遊技モードに関わる報知とを関連付けた報知演出のための画像を表示するので、従来のように、報知演出が画一的なものにならず、報知演出の興趣を向上させることができる。
図1および図2は、この発明の1実施例であるスロットマシン1の外観および内部構成を示している。
図示例のスロットマシン1は、前面開口の筐体2に扉部3が開閉可能に取り付けられたものである。前記筐体2の内部には、底部にホッパー6aを備えたメダル払出機6や電源ユニット10が、その上方に3個のリール8a,8b,8cを有するリールユニット7が、それぞれ配備されている。また、筐体2の背板には、低音出力用のスピーカー4や制御基板5が取り付けられている。
前記扉部3の中央部および下部にはそれぞれ合成樹脂製の正面パネル11および下部パネル12が配置されている。正面パネル11の上方には、演出のための画像やメッセージを表示するための液晶パネル14が、その両側には楽曲や効果音を出力するためのスピーカー15,15が、それぞれ設けられている。前記正面パネル11と下部パネル12との間は、遊技者が遊技のために手操作するための操作部16になっている。
下部パネル12の下方には、メダル払出口17やメダル受け皿18が設けられている。前記扉部3の背面には、図示しないメダル払出通路が設けられ、前記メダル払出機6から放出されたメダルが前記メダル払出通路を介してメダル払出口17まで運ばれ、メダル受け皿18へ払い出される。
中央の正面パネル11には、図3に示すように、その中央部に無着色で透明の図柄表示窓20が、その下方に数値表示窓19が、それぞれ形成されている。
前記リールユニット7は、筐体2の内部の図柄表示窓20に対応する位置に配備されている。扉部3を閉じると、前記3個のリール8a,8b,8cが図柄表示窓20内に横一列に並んだ状態で視認し得る。各リール8a,8b,8cの外周面には、それぞれ複数の図柄21が配されている。各リール8a,8b,8cは、それぞれステッピングモータ9a,9b,9cにより個別に駆動され、停止時には、図柄表示窓20内に、リール毎に3駒の図柄21が表示される。
各リール8a,8b,8cの背後には、3駒の各図柄の停止表示位置に、それぞれLEDを内蔵した光源(図4に示すバックライト光源38)が設けられている。この実施例のバックライト光源38は、複数種の色彩光を切り替えて発光できるように構成されており、これにより、ゲームの進行に応じて照明色を変更するなど、種々の照明が可能となっている。
図柄表示窓20には、各リールの図柄21が停止して表示される位置を結ぶ複数の入賞ラインL1〜L5が示されている。この実施例では、3本の水平な入賞ラインL1,L2,L3と、右下がりおよび左下がりの2本の入賞ラインL4,L5との合計5本の入賞ラインが設定されている。
前記数値表示窓19の背後には表示基板29が設けられている。この表示基板29には、7セグメントのLEDによる2桁または3桁の数値表示器19A〜19Cが3個搭載されている。各数値表示器19A〜19Cは、入賞時のメダル払出数、クレジットメダルの貯留枚数、ビッグボーナスやレギュラーボーナスの際の入賞回数がそれぞれ表示される。
前記操作部16には、遊技のためのメダルを受け付けるメダル投入口22、各リール8a,8b,8cを一斉に回転させるための始動レバー23、各リール8a,8b,8cを個別に停止させるための停止スイッチ24a,24b,24c、機械に預け入れられたクレジットメダルからゲームに賭けるメダルを設定するためのベットスイッチ25、前記クレジットメダルを精算するための精算スイッチ26などが配備されている。
前記メダル投入口22よりメダルが投入されたとき、投入メダルが3枚以下であれば、投入メダル数に応じた入賞ラインが有効化されてゲームが実行可能な状態に設定される。さらにメダルが投入されると、それらのメダルはクレジットメダルとして貯留される。また、1ゲーム毎の遊技で役が成立したとき、実物のメダルを払い出す処理に代えて、払出数分のメダルがクレジットメダルに加算される処理が実行される。
図4は、上記スロットマシン1の電気的な構成を示している。
このスロットマシン1の制御部は、ゲームの進行にかかる制御を実行する主制御部30と、表示や音声等の出力を担当する副制御部31とで構成されている。前記主制御部30には、CPU33、ROM34、RAM35、乱数発生器36などが含まれている。
前記ROM34には、プログラムのほか、各リールの図柄配列テーブルや、内部抽選用の抽選テーブルなどが格納されている。内部抽選には役に関わる内部抽選や演出に関わる内部抽選などが含まれる。RAM35は、役に関わる内部抽選で当選したときの当選フラグ(当選状態を記憶するためのもの)など、ゲームを進行させるのに必要なデータの読み書きに用いられる。乱数発生器36は、CPU33が抽選処理を行う際にサンプリングする乱数を発生する。
前記主制御部30には、バス32を介して入出力各部が接続されている。入力部として、前記した始動レバー23、停止スイッチ24a,24b,24c、ベットスイッチ25、精算スイッチ26のほか、メダル投入口22への投入メダルを検出するためのメダル検知センサ27などが接続されている。また、出力部として、前記リール毎のステッピングモータ9a,9b,9cを駆動するリール駆動回路37、メダル払出機6、前記表示基板29に搭載された数値表示器19A〜19Cなどが接続されている。
前記副制御部31はマイクロコンピュータであって、図示しないCPU、ROM、RAMが含まれる。この副制御部31は、前記液晶パネル14、前記スピーカー4,15、リール照明用のバックライト光源38などを制御の対象としているが、その制御は主制御部30からのコマンドに応じて実行される。
上記した構成のスロットマシン1において、ROM34内には役に関する内部抽選用の抽選テーブルが格納され、この抽選テーブルには、各種の役に対し、それぞれ所定の数値範囲が割り当てられる。CPU33は、メダルの投入またはベットスイッチ25の操作(以下、これを「ベット操作」という。)に応じてゲーム開始可能な状態を設定する。そして、始動レバー23からの操作信号を受け付けると、乱数発生器36から乱数をサンプリングし、その乱数値をROM34内の抽選テーブルと照合する。これが役に関わる内部抽選である。この内部抽選でいずれかの役に当選すると、各リール8a,8b,8cを始動した後、停止スイッチ24a,24b,24cが操作される都度、対応するリール8a,8b,8cに、当選役に対応する図柄(当選図柄)を引き込む制御が実行される。
なお、ROM34内には、さらに、演出に関わる内部抽選用の抽選テーブルも格納されており、上記した役に関わる内部抽選に引き続いて演出に関わる内部抽選が実行される。演出に関わる内部抽選の抽選テーブルは副制御部31のROMに格納してもよく、その場合は副制御部31が演出についての内部抽選を実行する。
図5は、役に関わる内部抽選用の抽選テーブルの例を示している。
この実施例では、3種類の小役(図中、「小役1」「小役2」「小役3」で示す。)とリプレイ(再遊技(引分け)のこと;図中、「RP」で示す。)のほか、特別役として、SB(シングルボーナス)と、ゲーム態様の異なる2種類のビッグボーナス、すなわち、第1種BBと第2種BBとが設定されており、前記第2種BBには2種類の特別役、すなわち、第2種BB1と第2種BB2とが設定されている。
図5(1)は、第1の遊技モードである通常の遊技モードでの遊技に使用される抽選テーブルであり、上記した4種類の特別役に加えて、3種類の小役1〜3とRP(リプレイ)とが設定されている。各役に対してそれぞれ個別の当選確率が設定されている。
上記した4種類の特別役、すなわち、第1種BB、第2種BB1、第2種BB2、およびSBの成立に伴って通常の遊技モードとは異なる遊技モードへ移行する。なお、以下の説明では、4種類の特別役を「BB」,「BB1」,「BB2」,「SB」といい、これらの特別役の成立に伴って移行する遊技モードのことを「第1種BB遊技モード」,「第2種BB1遊技モード」,「第2種BB2遊技モード」,「SB遊技モード」という。
なお、上記した特別役のうち、SBは入賞後に特別ゲームが1回実行されるもので、SB遊技モードでの遊技にも個別の抽選テーブルが用意されている。
図6(1)には、BBを成立させる図柄の配列が、図6(2)にはBB1を成立させる図柄の配列が、図6(3)にはBB2を成立させる図柄の配列が、それぞれ示してある。
BB2を成立させる図柄の配列は、一般に「はずれ」を思わせるような図柄の配列であり、入賞を一層わかりにくくするために、複数種類設定することもできる。BB2を構成する各図柄(図示例では「ベル」の図柄と「リプレイ」の図柄)とは、内部抽選でBB2に当選すれば、確実にBB2の入賞が成立するように、各リールには入賞ライン上に引き込み可能な所定の駒数以下の間隔で配置されている。
この実施例の第1種BB遊技モードでは、BBに入賞後、直ちに前記した特別ゲームに突入する。特別ゲームは、8回入賞するか、または12回のゲームが実行されるかのいずれかで終了するが、この実施例では、特別ゲームが終了して直ぐに次の特別ゲームが連続して実行される。この特別ゲームが繰り返された結果、メダルの払出数が所定数を越えたときに第1種BB遊技モードは終了する。
図5(2)は、第1種BB遊技モードでの遊技に使用される抽選テーブルであり、3種類の小役1〜3のみを対象とする内部抽選が実行される。3種類の小役1〜3のうち、特に小役2(配当メダル数は15枚)の当選確率がきわめて大きな値に設定されている。これにより、第1種BB遊技モード中の通算のメダル払出枚数は通算のメダル投入枚数を大きく上回るようになり、モード実行中のメダルの純増枚数は正の値になり、遊技者に大きな利益がもたらされる。
つぎに、第2種BB1遊技モードでは、右リール8cを無制御として、遊技者の技量により前記した役を構成する図柄を揃えさせるゲーム(これを「チャレンジボーナスゲーム」といい、略して「CBゲーム」という。)が実行可能となっている。
この実施例では、BB1の入賞後、直ちにCBゲームが実行可能となる。この第2種BB1遊技モードでは、図5(3)に示すように、CBゲームへの当選確率を100%とする抽選テーブルが設定されているので、CBゲームが実行されると直ぐに次のCBゲームが連続して実行可能となる。
このCBゲームでは、図柄の内部抽選が実行されるものの、その抽選結果とは別に、全ての小役フラグが毎ゲーム成立しており、左リール8aおよび中央リール8bについては全ての小役1〜3が引き込み制御の対象となっている。すなわち、まず、遊技者が右リール8cを停止させたとき、入賞ライン上に例えば小役2を成立させる図柄(例えば「ベル」の図柄)が停止すれば、左リール8aと中央リール8bとについて「ベル」の図柄を対象とする引き込み制御が実行される。この場合に、もし、「ベル」の図柄が引き込み可能な所定の駒数以内に配置されていれば、確実に小役2の入賞が成立することになる。
仮に、小役3が左リール8aについて所定の図柄(例えば「チェリー」の図柄)が入賞ラインに停止するだけで入賞が成立するような役であれば、同様に右リール8cを停止させたとき、入賞ライン上に他の小役1,2を成立させる図柄が停止していなければ、左リール8aについて「チェリー」の図柄を対象とする引き込み制御が実行される。この場合に、もし、「チェリー」の図柄が必ずしも引き込み可能な所定の駒数以内に配置されていなければ、遊技者は「チェリー」の図柄を狙って停止操作を実行する。
かくして、毎回のCBゲームにおいて高い確率で入賞を成立させることが可能となり、多数のメダルの払出を受けることができるので、第2種BB1遊技モードでは、メダルの純増枚数を正の値にすることができる。
このCBゲームが繰り返された結果、メダルの払出数が所定数を越えたときに第2種BB1遊技モードは終了するが、この実施例では、前記した図柄の内部抽選でSBに当選したときにも第2種BB1遊技モードを終了させる。
つぎに、第2の遊技モードである第2種BB2遊技モードでは、図5(4)に示すように、CBゲームのほか、SB、RP、および3種類の小役1〜3に当選できるような抽選テーブルが設定されている。
この抽選テーブルでは、CBゲームへの当選確率はきわめて低く、仮に当選しても、1回限りのCBゲームが実行可能である。また、SB、RP、および小役1〜3の当選確率は、通常の遊技モードと同じに設定されているが、BBやBB1に当選しないので、第2種BB2遊技モード中の通算のメダル払出枚数を通算のメダル投入枚数よりも小さくなり、この第2種BB2遊技モードでは、メダルの純増枚数は負の値になる。
第2種BB2遊技モードは、メダルの払出数が所定数を越えたとき、または前記内部抽選でSBに当選したときに終了するが、そのことは遊技者に報知されないので、第2種BB2遊技モードの終了は遊技者には認識されない。
図7は、上記した各遊技モードの移行経路を示している。
通常の遊技モードでの1ゲーム毎の遊技において、内部抽選によりBBに当選して入賞すれば、第1種BB遊技モードへ移行し(矢印a)、BB1に当選して入賞すれば、第2種BB2遊技モードへ移行し(矢印b)、BB2に当選して入賞すれば、第2種BB2遊技モードへ移行する(矢印c)。この実施例では、第1種BB遊技モードおよび第2種遊技モードが終了すると、リプレイ(再遊技)の当選確率が高い遊技モード(以下、「RT遊技モード」という。)へ移行させる(矢印d,e)。リプレイになると、次回のゲームはメダルを使用せずに行える。なお、第2種BB2遊技モードが終了したときは通常の遊技モードへ移行させる(矢印f)。
このRT遊技モードは、メダルを減らすことなく遊技が行える遊技モード、すなわち、メダルの通算払出枚数と通算投入枚数とがほぼ一致する遊技モードであり、RP以外の役の当選確率は通常の遊技モードと同じに設定されている。
RT遊技モードは、所定回数のゲームが実行されたときに終了し、通常の遊技モードへ移行させるが(矢印g)、RT遊技モードでの遊技において、内部抽選でBB、BB1、BB2に当選したときは、第1種BB遊技モード、第2種BB1遊技モード、第2種BB2遊技モードへそれぞれ移行させる(矢印h,i,j)。
BBやBB1に当選したときは、当選したことを遊技者へ告知するために前記液晶パネル14による演出表示が抽選により行われるが、BB2に当選したときは、当選したことを遊技者に知らせないために液晶パネル14による演出表示は行われない。
ところで、第2種BB2遊技モードに移行した場合の純増枚数は負の値になるので、通常の遊技モードにおいて、第2種BB2遊技モードでの損失分だけ、第1種BB遊技モードや第2種BB1遊技モードへ移行させるためのBBやBB1の当選確率を高めることができる。従って、遊技者にしてみれば、BBやBB1の当選チャンスが大きい通常の遊技モードに対する期待は大きくなるので、通常の遊技モードに滞在中である可能性があることを示唆する報知演出のための画像(以下、単に「演出画像」という。)に加えて、通常の遊技モードへ移行し易い状態であることを示唆する演出画像を液晶パネル14に表示させることにより遊技者の期待感を高めている。
この実施例では、図8に示すように、通常の遊技モードに滞在中である可能性があることを報知する演出画像を前記液晶パネル14に表示させる高期待演出モードと、通常の遊技モードに滞在中である可能性が高期待演出モードより低く第2種BB2遊技モードに滞在中である可能性が高期待演出モードより高いことを報知する演出画像を前記液晶パネル14に表示させる低期待演出モードと、前記低期待演出モードより高い確率で高期待演出モードへ移行し得る状態であることを報知する演出画像を前記液晶パネル14に表示させる前兆演出モードとが設定されている。
前記副制御部31は、各演出モードに滞在させたり、内部抽選などによる条件の成立によって、低期待演出モードから前兆演出モードや高期待演出モードへの移行、前兆演出モードから高期待演出モードへの移行、および高期待演出モードや前兆演出モードから低演出モードへの移行を行ったりするとともに、適宜、特別の演出モードを出現させる。
なお、この実施例では、前記第1種BB遊技モードや第2種BB2遊技モードにはRT遊技モードが付加されていることから、前記高期待演出モードで表示させる演出画像は、通常の遊技モードまたはRT遊技モードのいずれかに滞在中である可能性があることを報知している。
図9(1)は低期待演出モードで表示させる演出画像G1を、図9(2)は高期待演出モードで表示させる演出画像G2を、図9(3)(4)は前兆演出モードで表示させる演出画像G3,G4を、それぞれ示している。図9(1)の演出画像G1は2人の人間50,51が野外を歩行している状態を、図9(2)の演出画像G2は2人の人間50,51が洞窟内を歩行している状態を、それぞれ表している。また、図9(3)の演出画像G3は恐竜52が現れて2人の人間50,51に襲いかかっている状態を、図9(4)の演出画像G4はリング状の巨石53(石の貨幣)が落下して2人の人間50,51に迫ってきている状態を、それぞれ表しており、前兆演出モードでは、1ゲーム毎に図9(3)(4)に示すような異なる演出画像G3,G4が順次出現する。
もっとも、液晶パネル14に演出画像G1が表示されている低期待演出モードであるからといって、第2種BB2遊技モードに滞在しているとは限らず、一方、液晶パネル14に演出画像G2が表示されている高期待演出モードであるからといって、通常の遊技モードやRT遊技モードに滞在しているとは限らない。しかし、低期待演出モードの演出画像G1から高期待演出モードの演出画像G2に切り替わったときは、通常の遊技モードやRT遊技モードに滞在中であることを条件としているので、液晶パネル14に表示されている二人の人間が野外から洞窟に入ったとき、遊技者は通常の遊技モードまたはRT遊技モードに滞在中であることを確信する。
この実施例では、上記した演出モードの他に、特別の演出モードが複数個用意されており、どの特別の演出モードを選択するかは抽選により決定される。
図10は、別れ道を想定した特別の演出モードにおいて表示される演出画像G5を示している。
図10(1)に示す演出画像G5は、2人の人間50,51が歩行中に別れ道に遭遇した状態を表している。この演出モード(以下、「別れ道の演出モード」という。)は、役に関わる内部抽選によって小役やリプレイが当選したことを報知したり、高期待遊技モードに滞在中である可能性が高いことを報知したりする場合などに選択される。
演出画像G5において、道が左右の別れる位置には、案内標識54が縦設されており、この案内標識54には右側の道57を示す矢印55と、左側の道58を示す矢印56とが表されている。各矢印55,56の色彩は、当選役の種類を示唆しており、矢印55,56が「青色」の演出パターンはリプレイに当選した可能性が高いことを示唆し、矢印55,56が「虹色」の演出パターンは小役に当選した可能性が高いことを示唆し、矢印55,56が「黒色」の演出パターンははずれである可能性が高いことを示唆している。
図11は、リプレイ、小役、はずれ、特別役の各当選役に対して、青色矢印の演出パターン、虹色矢印の演出パターン、黒色矢印の演出パターンがそれぞれ選択される可能性(以下、「選択確率」という。)を示している。
例えば、内部抽選でリプレイに当選したとき、青色矢印の演出パターンの選択確率はA%(例えば、A=80%)、虹色矢印の演出パターンの選択確率は0%、黒色矢印の演出パターンの選択確率はa%(例えば、a=20%)である。リプレイに当選した場合、リプレイの図柄は確実に入賞ライン上に引き込み可能であるから、100%の確率でリプレイが成立する。
また、内部抽選で小役1〜3のいずれかに当選したとき、虹色矢印の演出パターンの選択確率はB%(例えば、B=80%)、青色矢印の演出パターンの選択確率は0%、黒色矢印の演出パターンの選択確率はb%(例えば、b=20%)である。小役2に当選した場合、小役2の図柄は確実に入賞ライン上に引き込み可能であるから、100%の確率で小役2が成立する。しかし、他の小役1,3に当選した場合は、小役1,3の図柄は入賞ライン上に必ずしも引き込み可能ではないから、小役1,3が成立することもあれば、はずれになることもある。
さらに、内部抽選ではずれになったとき、黒色矢印の演出パターンの選択確率はC%(例えば、C=80%)、青色矢印の演出パターンの選択確率はc%(例えば、c=10%)、黒色矢印の演出パターンの選択確率はc%(例えば、c=10%)である。抽選ではずれた場合は、確実にはずれとなる。
さらにまた、内部抽選で特別役のBBやBB1に当選したとき、青色矢印、虹色矢印、黒色矢印の各演出パターンの選択確率はd%、d%、d%(例えば、d=d=d=10%)、その他の演出パターン(特別役の当選を示唆する演出パターン)はD%(例えば、D=70%)である。BBやBB1に当選した場合は、BBやBB1の図柄を入賞ライン上に必ずしも引き込み可能ではないから、BBやBB1が成立することもあれば、はずれになることもある。
また、図10に示す演出画像G5において、左右の道57,58は滞在中の遊技モードを示唆するもので、二人の人間50,51が左側の道58を進めば、第2種BB2遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆し、右側の道57を進めば、通常の遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆している。
図12(1)(2)は、通常の遊技モードに滞在中である場合と第2種BB2遊技モードに滞在中である場合において、右の道57を進む演出パターンと左の道58を進む演出パターンとがそれぞれ選択される可能性(選択確率)を示している。
図12(1)は、前記した青色矢印や虹色矢印の演出パターンが選択されて表示されたにもかかわらず、リプレイや小役が成立せずにはずれになった場合の選択確率を、また図12(2)は、それ以外の場合の選択確率を、それぞれ示しており、前者の選択確率は後者の選択確率より信頼度が高い値に設定されている。
図12(1)では、通常の遊技モードに滞在中であるとき、右の道を進む演出パターン、すなわち、通常の遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する演出パターンが選択される選択確率がX%(例えば、X=80%)であり、左の道を進む演出パターン、すなわち、第2種BB2遊技モードに滞在中である可能性が高いことをことを示唆する演出パターンが選択される選択確率(ガセ報知の確率)がY%(例えば、Y=20%)である。
また、第2種BB2遊技モードに滞在中であるとき、右の道を進む演出パターン、すなわち、通常の遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する演出パターンが選択される選択確率(ガセ報知の確率)がX%(例えば、X=20%)であり、左の道を進む演出パターン、すなわち、第2種BB2遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する演出パターンが選択される選択確率がY%(例えば、Y=80%)である。
図12(2)では、通常の遊技モードに滞在中であるとき、右の道を進む演出パターン、すなわち、通常の遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する演出パターンが選択される選択確率がX%(例えば、X=60%)であり、左の道を進む演出パターン、すなわち、第2種BB2遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する演出パターンが選択される選択確率(ガセ報知の確率)がY%(例えば、Y=40%)である。
また、第2種BB2遊技モードに滞在中であるとき、右の道を進む演出パターン、すなわち、通常の遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する演出パターンが選択される選択確率(ガセ報知の確率)がX%(例えば、X=40%)であり、左の道を進む演出パターン、すなわち、第2種BB2遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する演出パターンが選択される選択確率がY%(例えば、Y=60%)である

上記に例示したように、図12(1)に示す選択確率は図12(2)に示す選択確率より信頼度が高くなるように設定されている。すなわち、X>X,X<X,Y<Y,Y>Yとなるように、各選択確率が設定されている。
例えば、青色矢印の演出パターンが選択されて表示されたとき、内部抽選でリプレイに当選している可能性とはずれである可能性とBBまたはBB1に当選している可能性とがあるが(図11参照)、遊技の結果、リプレイが不成立のときは、リプレイは100%成立可能な役であるから、はずれであるか、BBまたはBB1に当選しているかのいずれかである。このような場合に、この実施例では、滞在中の遊技モードについて高い信頼度の報知を行うようにしたもので、通常の遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する右の道を進む演出パターンが選択されれば、内部抽選の結果がBBまたはBB1に当選している可能性がある、と推測することができる。一方、第2種BB2遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する左の道を進む演出パターンが選択されれば、内部抽選の結果がはずれの可能性が高い、と推測することができる。
同様に、虹色矢印の演出パターンが選択されて表示されたとき、内部抽選で小役に当選している可能性とはずれである可能性とBBまたはBB1に当選している可能性とがあるが(図11参照)、遊技の結果、小役1〜3が不成立のときは、小役2は100%成立可能な役であるから、小役1,3に当選しているか、はずれであるか、BBまたはBB1に当選しているかのいずれかである。このような場合にも、この実施例では、滞在中の遊技モードについて高い信頼度の報知を行うようにしたもので、通常の遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する右の道を進む演出パターンが選択されれば、内部抽選の結果が小役1,3に当選している可能性は残るが、BBまたはBB1のいずれかに当選している可能性がある、と推測することができる。一方、第2種BB2遊技モードに滞在中である可能性が高いことを示唆する左の道を進む演出パターンが選択されれば、内部抽選の結果が小役1,3に当選している可能性が残るが、はずれの可能性が高い、と推測することができる。
なお、各場合の選択確率は上記した実施例の値に限らないことはいうまでもなく、例えば、図12(1)に示す選択確率を確定的な値(X,Y=100%、X,Y=0%)に設定してもよい。
図13および図14は、通常の遊技モードにおける制御部による制御の流れを示している。
同図のST1では、制御部は遊技者のゲーム開始操作に待機している。ここで遊技者が、メダル投入またはベットスイッチ25を操作した後、始動レバー23を操作すると、ST1が「YES」となってST2へ進み、制御部は前記図5(1)の抽選テーブルによる役に関する内部抽選を実行する。
つぎに制御部は、前記内部抽選の抽選結果を踏まえて、演出表示を行うかどうか、さらには、行うとすればどのような演出モードの演出表示を行うかを決定するための抽選処理を実行した後、各リール8a,8b,8cを始動させる(ST3,4)。もし、演出表示を行う場合は、つぎのST5の判定が「YES」であり、制御部はST3で決定された演出モードの演出画像を液晶パネル14に表示させる(ST6)。もし、演出表示を行わない場合は、ST5の判定が「NO」であり、ST6はスキップされる。
つぎに、遊技者による最初の停止操作が行われると、ST7が「YES」となり、ST2の内部抽選の抽選結果に基づいてリールの停止が制御される。ここでBBに当選している場合には、ST8が「YES」となってST11へ進み、制御部は、停止操作の対象となっているリールに対し、該当する当選図柄を入賞ライン上に引き込む制御を実行する。また、BB1に当選している場合には、ST8が「NO」、ST9が「YES」となってST12へ進み、停止操作の対象となっているリールに対し、該当する当選図柄を入賞ライン上に引き込む制御を実行する。同様に、BB2に当選している場合には、ST8,9がともに「NO」、ST10が「YES」となってST13へ進み、停止操作の対象となっているリールに対し、該当する当選図柄を入賞ライン上に引き込む制御を実行する。
上記したBB、BB1、BB2のいずれにも当選していない場合には、ST8,9,10がともに「NO」となってST14へ進む。ST14では、制御部は、他の役に当選している場合にはその当選図柄が、いずれの役にも当選していない場合には、はずれを構成する図柄が、それぞれ入賞ライン上に停止するタイミングで、停止操作の対象となっているリールの停止動作を制御する。
以下、停止操作が行われる都度、上記と同様のリール停止制御が実行される。なお、ST11,12,13,14において、引き込み制御のためにリールを滑らせることができる駒数は最大4駒に制限されている。また、BBやBB1に当選している場合において、もし、引き込み制御に失敗したときは、つぎのゲームに当選フラグが持ち越しされる。なお、BB2に当選している場合においては、各リールに引き込み可能な所定駒数以内に入賞図柄が配置されているので、引き込み制御に失敗することはない。
すべてのリール8a,8b,8cが回転を停止すると、ST15が「YES」となり、制御部は、図14のST16〜19において入賞の有無を判断する。
BBに入賞した場合には、ST16が「YES」となり、制御部は通常の遊技モードから第1種BB遊技モードへ移行させ、その遊技モードでの遊技が実行される(ST22)。この第1種BB遊技モードでは、抽選テーブルが前記図5(2)に示したものに切り替えられる。
この第1種BB遊技モードでの遊技において、メダルの払出数が所定数を越えたとき、制御部は第1種BB遊技モードを終了させてRT遊技モードへ移行させる(ST23)。
つぎに、BB1に入賞した場合には、ST16が「NO」、ST17が「YES」となり、制御部は通常の遊技モードから第2種BB1遊技モードへ移行させる(ST24)。この第2種BB1遊技モードでは、抽選テーブルが前記図5(3)に示したものに切り替えられる。
この第2種BB1遊技モードでの遊技において、メダルの払出数が所定数を越えたとき、または内部抽選でSBに当選したとき、制御部は第2種BB1遊技モードを終了させてRT遊技モードへ移行させる(ST25)。
つぎに、BB2に入賞した場合には、ST16,17がともに「NO」、ST18が「YES」となり、制御部は通常の遊技モードから第2種BB2遊技モードへ移行させる(ST26)。この第2種BB2遊技モードでは、抽選テーブルが前記図5(4)に示したものに切り替えられる。
この第2種BB2遊技モードでの遊技において、メダルの払出数が所定数を越えたとき、または内部抽選でSBに当選したとき、制御部は第2種BB2遊技モードを終了させて通常の遊技モードに復帰させる。
BB、BB1、BB2のいずれにも入賞していないが、その他の役に入賞した場合には、ST16,17,18のいずれもが「NO」、ST19が「YES」となってST20へ進み、その成立した役に応じた入賞処理を実行する。また、いずれの役にも入賞しなかった場合には、ST21へ進んではずれ処理を実行する。
図15は、図14のST23,25の詳細、すなわち、RT遊技モードにおける制御部による制御の流れを示している。
同図のST1では、制御部は遊技者のゲーム開始操作に待機している。ここで遊技者が、メダル投入またはベットスイッチ25を操作した後、始動レバー23を操作すると、ST1が「YES」となってST2に進み、制御部はゲーム実行回数nを1加算する(ST2)。なお、ゲーム実行回数nは前記した主制御部30のRAM35に設定されたワークエリアに記憶されかつCPU33によりインクリメントされる。
つぎに制御部は、内部抽選を実行した後、各リール8a,8b,8cを始動させる(ST3,4)。そして、遊技者による最初の停止操作が行われると、ST5が「YES」となり、停止操作の対象となっているリールに対し、ST2の内部抽選の結果に応じた引き込み制御を実行する(ST6)。以下、停止操作が行われる都度、上記と同様のリール停止制御が実行され、すべてのリール8a,8b,8cが回転を停止したとき、ST7が「YES」となり、制御部は、ST8〜11において、RT遊技モードの終了条件が成立しているかどうかを判定する。
もし、ST3の抽選でBBに当選していた場合には、ST8が「YES」となり、制御部はRT遊技モードから第1種BB遊技モードへ移行させる。もし、BB1に当選していた場合には、ST8が「NO」、ST9が「YES」となり、制御部はRT遊技モードから第2種BB1遊技モードへ移行させる。もし、BB2に当選していた場合には、ST8,9がともに「NO」、ST10が「YES」となり、制御部はRT遊技モードから第2種BB2遊技モードへ移行させる。
BB、BB1、BB2のいずれにも当選していなかった場合は、ST8,9,10のいずれもが「NO」であり、ST11において、制御部はゲーム実行回数nが所定数(図示例では「20」)に達したかどうかを判定する。
もし、ゲーム実行回数nが所定数に達していなければ、ST11は「NO」であり、ST1に戻って次のゲーム開始操作に待機する。もし、ゲーム実行回数nが所定数に達していれば、ST11は「YES」であり、制御部はゲーム実行回数nをゼロにクリアしてRT遊技モードから通常の遊技モードへ移行させる。
図16は、特別の演出モードが選択された場合についての制御部による制御の流れを示している。
同図のST1では、図10の別れ道の演出モードが選択されたかどうかを判定している。その判定が「YES」であればST2へ進み、制御部は役についての抽選結果に基づいて、図11に示す演出パターンのうち、いずれかの演出パターンを所定の選択確率に従って選択する(ST2)。この選択は乱数抽選によって行われるもので、例えば、当選役がリプレイであると仮定すると、サンプリングした乱数値がA%の選択確率に相当する所定の数値範囲に含まれていれば、青色矢印の演出パターンが選択される。また、a%の選択確率に相当する所定の数値範囲に含まれていれば、黒色矢印の演出パターンが選択される。この数値範囲は選択テーブルとして主制御部30のROM34に記憶されている。
青色矢印の演出パターンが選択されると、液晶パネル14に表示される図10(1)に示す演出画像G5は、案内標識54の矢印55,56が青色に彩色されたものとなる(ST3)。遊技者はこの演出画像G5を見て、リプレイに当選した可能性が高いと判断する。黒色矢印の演出パターンが選択されると、液晶パネル14に表示される図10(1)に示す演出画像G5は、案内標識54の矢印55,56が黒色に彩色されたものとなり、遊技者はこの演出画像G5を見て、当選にはずれた可能性が高いと判断する。
なお、別れ道以外の特別の演出モードが選択されれば、ST1の判定は「NO」であり、選択された演出モードによる演出画像が表示される。
つぎのST4では、報知した役が成立したかどうかを判定している。例えば、青色矢印の演出パターンが選択されて表示された場合において、報知したとおりの役(リプレイ)が成立したとき、ST4の判定が「YES」となり、制御部は図12(2)に示した通常の信頼度の選択確率に従って、遊技モードに関わる演出パターンを選択し(ST5)、その演出パターンと前記役に関わる演出パターンとが組み合わされて構成された演出画像を表示させる(ST7)。例えば、滞在中の遊技モードが高期待遊技モードであれば、60%の選択確率で右の道57を進む演出パターンが選択され、40%の選択確率で左の道58を進む演出パターンが選択される。もし、滞在中の遊技モードが低期待遊技モードであれば、40%の選択確率で右の道57を進む演出パターンが選択され、60%の選択確率で左の道58を進む演出パターンが選択される。
一方、例えば、青色矢印の演出パターンが選択されて表示された場合において、報知したとおりの役(リプレイ)が成立しなかったとき、ST4の判定が「NO」となり、制御部は図12(1)に示した高信頼度の選択確率に従って、遊技モードに関わる演出パターンを選択し(ST5)、その演出パターンと前記役に関わる演出パターンとが組み合わされて構成された演出画像を表示させる(ST7)。例えば、滞在中の遊技モードが高期待遊技モードであれば、80%の選択確率で右の道57を進む演出パターンが選択され、20%の選択確率で左の道58を進む演出パターンが選択される。もし、滞在中の遊技モードが低期待遊技モードであれば、20%の選択確率で右の道57を進む演出パターンが選択され、80%の選択確率で左の道58を進む演出パターンが選択される。
この発明の1実施例であるスロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの筐体内部の構成を示す正面図である。 正面パネルの構成を示す正面図である。 スロットマシンの制御部と入出力部との関係を示すブロック図である。 内部抽選で使用される抽選テーブルの具体例を示す説明図である。 特別役を成立させる図柄の具体例を示す説明図である。 各遊技モードの移行経路を示す説明図である。 各演出モードの移行経路を示す説明図である。 低期待演出モード、高期待演出モード、および前兆演出モードでの演出画像を示す説明図である。 別れ道の演出モードでの演出画像を示す説明図である。 複数の当選役についての演出パターンの選択確率を示す説明図である。 高期待遊技モードと低期待遊技モードについて各演出パターンの選択確率を示す説明図である。 通常の遊技モードに滞在中であるときの制御部による制御の流れを示すフローチャートである。 図13のフローチャートの続きを示すフローチャートである。 RT遊技モードにおける制御部による制御の流れを示すフローチャートである。 特別の演出モードが選択された場合についての制御部による制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 スロットマシン
8a,8b,8c リール
14 液晶パネル
24a,24b,24c 停止スイッチ
30 主制御部
31 副制御部
33 CPU
34 ROM
35 RAM

Claims (2)

  1. 複数の図柄を移動させて表示することが可能な複数の図柄表示部と、1ゲーム毎の遊技において特定の図柄の組み合わせによる複数種の役を対象とした抽選を実行する抽選手段と、前記抽選により役に当選したときその当選役が成立するように前記の各図柄表示部における図柄の移動表示を停止制御する停止制御手段とを備えるスロットマシンにおいて、
    ボーナスゲームの実行が可能となる特別役に当選可能な抽選が実行される第1の遊技モードと前記特別役の当選確率がゼロまたは第1の遊技モードより低く設定されている第2の遊技モードとを含む複数の遊技モード間の移行を制御していずれかの遊技モードを設定する遊技モード制御手段と、
    報知演出のための画像を表示する画像表示部と、
    前記抽選手段による抽選結果に基づいて当選役を報知するための役に関する演出パターンのいずれかを所定の選択確率に従って選択する第1の選択手段と、
    前記遊技モード制御手段による遊技モードの設定状態に基づいて前記第1の遊技モードに滞在している可能性が高いことを示唆する演出パターンと前記第2の遊技モードに滞在している可能性が高いことを示唆する演出パターンとのいずれかを所定の選択確率に従って選択する第2の選択手段と、
    第1の選択手段により選択された役に関わる演出パターンと第2の選択手段により選択された遊技モードに関わる演出パターンとを組み合わせて構成された報知演出のための画像をそれぞれ選択された1ゲームの遊技において前記画像表示部に表示させる画像表示制御手段とを備えて成るスロットマシン。
  2. 前記第2の選択手段は、第1の選択手段により選択された演出パターンにより報知される役が成立しないことを条件として、通常の選択確率より信頼度が高い選択確率に従って遊技モードに関わる演出パターンを選択するようにした請求項1に記載されたスロットマシン。
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