JP2007307021A - 遊技機における遊技盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】生産ラインにおける搬送時や保管時に表面にキズが生じることを防止することができる遊技機における遊技盤を提供すること。
【解決手段】遊技機に搭載される所定形状の平坦な合成樹脂製の遊技盤において、
遊技盤1の表面部2及び裏面部3から突出する所定高さのリブ形状の損傷防止片4を、遊技盤1の外周縁部1aに沿うように設け若しくは外周縁部1aの所定箇所に設ける。
【選択図】図1
【解決手段】遊技機に搭載される所定形状の平坦な合成樹脂製の遊技盤において、
遊技盤1の表面部2及び裏面部3から突出する所定高さのリブ形状の損傷防止片4を、遊技盤1の外周縁部1aに沿うように設け若しくは外周縁部1aの所定箇所に設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、パチンコ機、パチスロ機等の遊技機における合成樹脂製遊技盤に関する。
遊技機としての代表的なパチンコ機における遊技盤は、誘導レール、誘導釘、各種入賞口、図柄表示装置等が設置された状態にて外枠に開閉可能に設けられた内枠に取り付けられる物品である。遊技盤としては、ベニヤ合板の表面に装飾シートを貼着したものが一般的に使用されている。材料として木材が使用されているのは、入賞口等を取付けるために穴加工や誘導釘の打ち込み作業が容易であり、強度・耐久性に優れていることによる。
他方、合板製の遊技盤は重いこと、湿気による反りやねじれが生じ易い、資源への配慮等の観点から、合成樹脂製の遊技盤が提案されている。特開平10−113428号公報には、表面が平坦な板状で中央部を厚肉状に形成し、その厚肉状部分の周辺を薄肉に形成すると共に外周縁の裏面側に周壁を立設した遊技盤の表面に、シート状装飾部材を接着剤によって貼着した遊技機用遊技盤の構造が開示されている。
特開2002−17982号公報には、表層の透明フィルムと、その透明フィルムの背面に設けられた装飾用印刷層と、印刷層の背後に設けられ透過する光をランダムに拡散させる乱拡散層とを備えた装飾シートが、透光性の合成樹脂製基板の表面に接着剤によって貼着された遊技盤の構造が開示されている。
ところで、パチンコ機の生産ラインにおいて、合板製遊技盤はベルトコンベアやローラコンベア装置により各工程に搬送される。そこで、合成樹脂製遊技盤を既存の生産ラインに投入するとすれば、ベルトやローラとの接触により当該遊技盤の平坦な表面に細かいキズがついてしまうことがあり、キズの付いた遊技盤は商品価値が損なわれることになる。勿論、従来の合板製遊技盤の場合にも傷がつくことがあるが、合成樹脂製遊技盤の場合に比べてキズが目立ちにくく問題となりにくい。現在、装飾シートが貼着される前の半加工品の合板製遊技盤を倉庫に保管する場合には、当該遊技盤を幾枚も積み重ねられている。同様の方法により合成樹脂製遊技盤を保管するとすれば、遊技盤同士がこすれることによりキズが付いてしまうことになる。
昨今の遊技機にあっては「全面液晶」と呼ばれるタイプの遊技機がある。この遊技機は透明アクリル樹脂により成形された遊技盤の背後に、当該遊技盤と同サイズの液晶表示器を配置し、遊技盤全体を使って図柄変動表示を行なうものである。
このタイプの遊技機において、ホールに出荷された時点でアクリル樹脂にキズがついてしまうと商品の品質に問題が生じる。このため、遊技盤に傷がない状態で出荷したいという要望があった。
このような事情から、合成樹脂製遊技盤については、外枠に組み付ける前に表面にキズが付かないような何らかの対策を講じる必要性に迫られている。
特開平10−113428号公報
特開2002−17982号公報
このタイプの遊技機において、ホールに出荷された時点でアクリル樹脂にキズがついてしまうと商品の品質に問題が生じる。このため、遊技盤に傷がない状態で出荷したいという要望があった。
このような事情から、合成樹脂製遊技盤については、外枠に組み付ける前に表面にキズが付かないような何らかの対策を講じる必要性に迫られている。
本発明の目的は、生産ラインにおける搬送時や保管時に表面にキズが生じることを防止することができる遊技機における遊技盤を提供することにある。
前記目的を達成するために請求項1に記載した発明は、遊技機に搭載される所定形状の平坦な合成樹脂製の遊技盤において、前記遊技盤の表面部及び裏面部から突出する所定高さのリブ形状の損傷防止片を、当該遊技盤の外周縁部に設けたことを特徴とする。
同様の目的を達成するために請求項2に記載した発明は、請求項1に記載の遊技機における遊技盤において、前記損傷防止片が前記外周縁部の所定箇所に設けられていることを特徴とするものである。
同様の目的を達成するために請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の遊技機における遊技盤において、前記遊技盤が透光性を有するものである。
(請求項1の発明)
この遊技機における遊技盤は、表面部及び裏面部にリブ形状の損傷防止片を設けているので、遊技盤を倉庫等に保管するときに遊技盤同士のこすれによる表面のキズの発生を防止することができる。さらに、生産ラインにおけるベルトコンベア装置等による搬送時にベルトとの接触による表面のキズの発生を防止することができる。加えて、合板製遊技盤に使用されている既存設備ラインを変更又は改良することなくそのまま利用することができるという副次的効果をも有する。
この遊技機における遊技盤は、表面部及び裏面部にリブ形状の損傷防止片を設けているので、遊技盤を倉庫等に保管するときに遊技盤同士のこすれによる表面のキズの発生を防止することができる。さらに、生産ラインにおけるベルトコンベア装置等による搬送時にベルトとの接触による表面のキズの発生を防止することができる。加えて、合板製遊技盤に使用されている既存設備ラインを変更又は改良することなくそのまま利用することができるという副次的効果をも有する。
(請求項2の発明)
この遊技機における遊技盤は、損傷防止片を表面部及び裏面部の外周縁部の所定箇所に設けているので、遊技盤を倉庫等に保管するときに遊技盤同士のこすれによる表面のキズの発生を防止することができる。また、生産ラインにおけるベルトコンベア装置等による搬送時にベルトとの接触による表面のキズの発生を防止することができる。
この遊技機における遊技盤は、損傷防止片を表面部及び裏面部の外周縁部の所定箇所に設けているので、遊技盤を倉庫等に保管するときに遊技盤同士のこすれによる表面のキズの発生を防止することができる。また、生産ラインにおけるベルトコンベア装置等による搬送時にベルトとの接触による表面のキズの発生を防止することができる。
(請求項3の発明)
この遊技機における遊技盤は、透光性を有するので、遊技盤の背後から光を照射することによりその光を正面に位置する遊技者側に届くようにする電飾装置を設ける場合に好適である。
この遊技機における遊技盤は、透光性を有するので、遊技盤の背後から光を照射することによりその光を正面に位置する遊技者側に届くようにする電飾装置を設ける場合に好適である。
以下に、本発明の最良の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明にかかる遊技盤の正面図、図2は遊技盤の側面図、図3は遊技盤の背面図、図4はローラコンベア装置による遊技盤の搬送状態を示す説明図(イ)〜(ハ)、図5は本発明にかかる遊技盤を適用したパチンコ機(前扉を省略)の正面図である。
本発明にかかるパチンコ機における遊技盤1を図1、図2に示す。この合成樹脂製遊技盤1は、透光性を有するアクリル樹脂等によりやや縦長の四角形で表面部2及び裏面部3を平坦とした板状に形成されている。この遊技盤1の表面部2には、図示しない合成樹脂製の透光性を有する装飾シートが接着剤を用いて貼着される。
この遊技盤1には、表面部2及び裏面部3から突出する所定高さのリブ形状の損傷防止片4を、外周縁部1aに沿うように連続状に設けている。
なお、図1、図5に示すように、遊技盤1の表面部2の下方には、パチンコ機10の発射装置11から遊技領域rに向けて打ち込まれる遊技球を通過させる通路を設けるために切欠き5を施して損傷防止片4を設けていない。13は外側レール、14は内側レール、15はアウト口である。そのアウト口15の口縁15aについても、遊技球を当該アウト口15に円滑に流入させるために損傷防止片4を設けていない。
なお、図1、図5に示すように、遊技盤1の表面部2の下方には、パチンコ機10の発射装置11から遊技領域rに向けて打ち込まれる遊技球を通過させる通路を設けるために切欠き5を施して損傷防止片4を設けていない。13は外側レール、14は内側レール、15はアウト口である。そのアウト口15の口縁15aについても、遊技球を当該アウト口15に円滑に流入させるために損傷防止片4を設けていない。
なお、損傷防止片4については、本実施形態例のように連続状に設けずに、四隅部分などの所定箇所に適宜設けることもできる。また、遊技盤を積み重ねた場合において遊技盤がずれてバランスを崩すことを防止するために、損傷防止片4の四隅の内周面に肉付けを施しておくことが好ましい。
上述した透明性を有する遊技盤1は、背後から光を投射して装飾シートを明るく照明する電飾を施す場合には好適であるが、電飾を行なわない場合には透明にする必要はないことから不透明の合成樹脂製とすればよい。
つぎに、かかる構成になる遊技盤1の作用について述べる。
図4に示すように、遊技盤1を表面部2を上にして遊技機の生産ラインに設置されるローラコンベア装置20による搬送する場合において、遊技盤1の損傷防止片4がローラ21に接触するので、裏面部3にキズが生じることがない。勿論、表面部2を下にして搬送する場合にも、表面部2にキズを生じる虞はない。
なお、この搬送時において、損傷防止片4の表面に傷が生じたとしても、意匠性を害する部分ではないので不都合ではない。
図4に示すように、遊技盤1を表面部2を上にして遊技機の生産ラインに設置されるローラコンベア装置20による搬送する場合において、遊技盤1の損傷防止片4がローラ21に接触するので、裏面部3にキズが生じることがない。勿論、表面部2を下にして搬送する場合にも、表面部2にキズを生じる虞はない。
なお、この搬送時において、損傷防止片4の表面に傷が生じたとしても、意匠性を害する部分ではないので不都合ではない。
以上に述べた通り、この遊技機における遊技盤は、表面部及び裏面部の外周縁部に所定高さのリブ形状の損傷防止片を設けているので、遊技盤を倉庫等に保管するときに遊技盤同士のこすれによる表面のキズの発生を防止することができる。さらに、生産ラインにおけるベルトコンベア装置等による搬送時にベルトとの接触による表面のキズの発生を防止することができる。
1・・・遊技盤
1a・・・外周縁部
2・・・表面部
3・・・裏面部
4・・・損傷防止片
10・・・パチンコ機(遊技機)
1a・・・外周縁部
2・・・表面部
3・・・裏面部
4・・・損傷防止片
10・・・パチンコ機(遊技機)
Claims (3)
- 遊技機に搭載される所定形状の平坦な合成樹脂製の遊技盤において、
前記遊技盤の表面部及び裏面部から突出する所定高さのリブ形状の損傷防止片を、当該遊技盤の外周縁部に沿うように設けたことを特徴とする遊技機における遊技盤。 - 前記損傷防止片が前記外周縁部の所定箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機における遊技盤。
- 前記遊技盤が透光性を有する請求項1又は2に記載の遊技機における遊技盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006137491A JP2007307021A (ja) | 2006-05-17 | 2006-05-17 | 遊技機における遊技盤 |
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JP2006137491A JP2007307021A (ja) | 2006-05-17 | 2006-05-17 | 遊技機における遊技盤 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=38840433
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011193953A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Adachi Light Co Ltd | 樹脂製遊技盤 |
JP2012005641A (ja) * | 2010-06-24 | 2012-01-12 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014155813A (ja) * | 2014-02-14 | 2014-08-28 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2016083450A (ja) * | 2016-01-21 | 2016-05-19 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2018130277A (ja) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | 株式会社ソフイア | 遊技機 |
Citations (1)
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---|---|---|---|---|
JP2005125074A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-05-19 | Aruze Corp | 弾球遊技機 |
-
2006
- 2006-05-17 JP JP2006137491A patent/JP2007307021A/ja active Pending
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