JP2007306723A - 電線作業用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電線作業において宙乗りのように高度に熟練した技能を必要とせず、作業の安全性を高め、短い作業時間で作業することができ、しかも、構造が簡単で、電線を伝って作業員が移動する軽便な手段および作業中の軽便な足場を提供する。
【解決手段】 電線に着脱自在に装着可能な装着部が少なくとも一端に設けられた複数の縦部材と、該縦部材と交差して該縦部材同士を連係する横部材とを有する網状体からなる電線作業補助具。前記縦部材および前記横部材は、それぞれ索状体、鎖状体、帯状体、管状体もしくは棒状体、またはこれらの組み合わせからなる。装着部は、前記縦部材に一体的に形成され、または連結される装着具である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電線作業補助具に関し、より詳細には、例えば架空電線路を支持する鉄塔などの支持物の近傍において当該電線に対して緊線作業などの電線作業を行う場合に、作業者が当該電線を伝って移動する手段として、また足場として使用できる電線作業補助具に関する。
架空電線路では、作業者が作業のために電線上を移動しなければならない場合がある。
例えば、架空電線路の保守点検作業などでは、作業者が支持物から電線を伝って隣接する支持物との径間の中間もしくは隣接する鉄塔まで移動することになる。このように作業者が電線上を比較的長距離移動する場合には、電線に自走式の宙乗り機を取り付け、作業者がこれに乗って電線に沿って移動することが従来より行われている。図4は、このような宙乗り機の一例を示している。この宙乗り機50は、電線100に係合されるローラを備えた走行装置51、51と、該走行装置に連結されたフレーム52を介して吊り下げられた作業用椅子53から構成される。この作業用椅子53の側方下側には、操作盤54が設けられており、この操作盤54前面のスイッチなどを操作することで、前記各走行装置51のローラは、当該装置が備える不図示のモーターによって駆動され、宙乗り機50は電線100に沿って移動可能とされている。また、この例以外にも宙乗り機については幾つか提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
一方、電線張替作業や損傷した電線の補修、または断線事故時に割線挿入による復旧作業などを行う場合には、カムアロングを用いた緊線作業を行うために作業者は送電鉄塔近傍の電線上を移動しなければならない。この場合、前記のような宙乗り機を設置すると時間的なロスが大きく、作業効率が悪いことから、作業者が命綱を携えて電線に宙乗りして移動することが行われている。
その一例として電線張替え時の緊線作業の状況を図5に示している。この図において向かって右側の鉄塔Tの腕金TAに架線梯子60が固定され、カムアロング61およびワイヤーロープ63が巻かれた金車62を携帯した作業者M1がこの梯子60上を引留クランプ104の先まで乗り出し、鉄塔Tから離隔する方向に電線100上に宙乗りした状態で移動する。電線100の所定の位置まで移動したところで、カムアロング61の一端を電線100に固定するとともに、その他端に金車62を連結する。一方、腕金TAでは、作業者M2、M3が碍子連105先端の引留クランプ104に別の金車64を固定し、これにワイヤーロープ62を巻回して腕金TAの方向に引っ張る。これにより、電線100を適正な弛度(たるみ)が確保できる状態まで引き寄せて引留クランプ104に固定する。最後に、ワイヤーロープ63を緩めて引き寄せていた電線100に張力がかかるまで戻し、作業者M1がカムアロング61および金車62を取り外して一連の緊線作業は終了する。
このように緊線作業などにおける電線への宙乗りは、作業者に不安定な姿勢を強いる作業であり、高度に熟練した技能が必要とされ、熟練した作業者でも相当な肉体的な疲労が生じる。また、緊急作業などは、通常、電線路の通電を断って行なわれるので、極力短時間で行なわれなければならないという制約がある。
特開平9−252514号公報
しかし、近時、宙乗りに関して高度に熟練した技能を有する作業者は少なくなっており、また熟練者を養成するためには、相当な訓練や作業経験を重ねる必要があり、熟練度の低い作業者がこのような高所における電線上の宙乗り作業に従事した場合には、不安全となりやすく、作業の所要時間も長くなるといった問題があった。
本発明は、上記課題を解決すべく、カムアロングの取り付けや取り外しといった電線作業において宙乗りのように高度に熟練した技能を必要とせず、作業の安全性を高め、短い作業時間で作業することができ、しかも、構造が簡単で、電線を伝って作業員が移動する軽便な手段および作業中の軽便な足場を提供することを目的とする。
上記目的は、本発明によれば、電線に係脱自在に装着可能な装着部が少なくとも一端に設けられた複数の縦部材と、該縦部材と交差して該縦部材同士を連係する横部材とを有する網状体からなることを特徴とする電線作業補助具によって達成される。
本発明の電線作業補助具によれば、装着部を着脱自在に電線に装着して網状体を電線から垂下させることで、作業者はこの網状体を伝って容易に移動し、作業中の足場とすることができるので、作業者はこの簡単な構造の補助具を用いることにより宙乗りのような危険な作業を行う必要がなく、その結果高度に熟練した技能を必要とせず、作業の安全性を高めるとともに、作業所要時間を短縮することができる。
前記の縦部材および横部材としては、それぞれ複数名の作業者の体重および該作業者が携帯する工具類、器具類の重量を合計した荷重に耐え得る強度を有していれば、その形状や材質は特に制限されない。形状の具体例としては、索状体、鎖状体、帯状体、棒状体または管状体などが挙げられる。
索状体としては、例えば天然繊維製または合成繊維製のロープなどが好適に使用できる。天然繊維製のロープの代表例としてはマニラ麻、サイザル麻または木綿からなるロープなどが挙げられる。合成繊維製ロープの代表例としては、ナイロン(商品名)製、ビニロン(商品名)製、ポリエステル製、ポリエチレン製、ポリプロピレン製のロープなどのほか、これらの混撚ロープなどが挙げられる。また、このようなロープ以外にも、細径のワイヤーロープなども使用できる。
鎖状体としては、例えばローラーチェーン、リンクチェーンなどの産業用チェーンのうちピッチの小さい小型のものを挙げることができる。また、帯状体としては、荷締めベルト、ラッシングベルトまたはスリングベルトなどの荷締め用や産業用のベルトが挙げられ、これらの両端は環状に形成されるか、または環状の金具が取り付けられたものが好適に使用できる。
棒状体としては、細径の鉄棒、アルミニウム棒のほか、カーボン製の棒や合成樹脂製の棒を使用できる。その断面形状については、円形、楕円形、矩形、長方形など適宜選択できる。管状体としては特に限定されず、可とう性のある各種ホースなどのほか、アルミニウム管などの軽量の金属管または合成樹脂製の管などを使用できる。なお、前記の合成樹脂製の管や棒は、硬質であると可とう性や柔軟性を備えた軟質であるとを問わない。
縦部材および横部材のそれぞれには、前記の索状体、鎖状体、帯状体、棒状体および管状体を単独で用いることができ、これらのうちの2種以上を長さ方向に連結して用いることもできる。
縦部材および横部材は、例えばともに索状体などの同種の部材を用いてもよく、一方の部材を索状体とし、他方を帯状体とするなど異種の部材を用いてもよい。また、複数の縦部材は、それぞれ異種の部材を用いることもでき、横部材も複数の場合には、同様に異種の部材を用いることができる。縦部材および横部材はともに、本発明の電線作業補助具の携帯性を考慮すると、軽量であることが好ましく、使用や収納のしやすさなどを考慮すると、柔軟性を備えた軟質材料であることが好ましい。
特に、前記管状体は、これを単独で使用してもよく、前記の索状体や帯状体などと組み合わせて使用してもよい。組み合わせ態様の具体例としては、管状体の長手方向の貫通孔に前記の索状体、細幅の帯状体または棒状体を挿通させたものなどが挙げられる。このように管状体を組み合わせて横部材に使用することで、索状体などを横部材に作業者が足を載せた場合にこれが柔軟であるために下側にV字状に変形して足が両側から圧迫され網状体を伝って移動しにくくなるのを防止できる。また、この横部材には、例えば硬質の棒状体を添装してもよい。
前記のような形状および材質を備えた横部材と縦部材とを、これらの交差する箇所において固着することによって網状体は形成される。固着には、それぞれに使用される部材の種類によって公知の方法を採用できる。例えば、接着や縫着などによることができ、適当な固定具などを用いることもできる。横部材と縦部材とがそれぞれロープなどの索状体の場合、これらを結び合わせてもよく、また両部材が合成繊維製のベルトやロープなどの場合には、熱融着などによってもよい。
また、横部材および縦部材は、一方が他方に沿って摺動可能に固定されていてもよい。この場合、一方の部材の中間に他方の部材と交差させる数だけ環状部分を設けておき、当該他方の部材をこれに挿通させることができる。このようにして網状体を形成した状態で、両者はともに略直線状となり、相互に交差するようにするのが好ましい。
このように構成される網状体の全体形状は適宜設定でき、正方形や長方形のほか、両端の縦部材が相互に平行で、一方の端辺から他方に向けて長さを順次長くした略台形形状などとすることもできる。
網状体の横部材の長さは、これをまっすぐに伸ばした状態で、通常、碍子連に連結された引留クランプ取り付け位置から例えば電線へのカムアロングの取り付け位置までの距離程度とされる。具体的には、10m程度以下、好ましくは4〜5メートル程度とされる。
網状体の縦部材(鉛直方向)の装着部を含めた長さは、網状体の全体形状が長方形である場合、それぞれ0.7〜2m程度とされ、好ましくは1〜1.5m程度の任意の長さに設定できる。この範囲未満では、作業者が電線作業補助具の横部材に足を載せた場合に電線を軸として電線作業補助具が作業者から逃げるように回転するため、好ましくない。また、この範囲を超えて縦部材の長さを長くしても、作業者が上がり下がりするための横部材の数を増やさなければならず、その分重量増加につながるため好ましくない。網状体の全体形状が略台形形状である場合には、当該台形の底辺に相当する最長の縦部材の長さは、前記と同様とすることができる。
この網状体のうち縦部材が柔軟性のある索状体などの場合、状況に応じてその鉛直方向の長さを調整することができる。例えば、一端に電線に装着される装着部を備えた縦部材の他端または中間にフックやカラビナなどを連結固定しておき、前記縦部材を中間から折り曲げて前記フックなどを該縦部材の中間に固着された横部材に係止することで、縦部材の長さの調整が可能となる。
また、相互に隣接する縦部材同士の間隔は、作業者が容易に足を横部材に載置できる程度の長さであればよく、適宜設定できるが、通常、10〜90cm程度とされるのが好ましく、15〜70cm程度とするのがより好ましい。
前記縦部材の少なくとも一端に設けられる装着部は、電線に係脱自在に装着が可能なものとされる。この装着部としては、これを介して本発明の電線作業補助具を電線に吊り下げ、1名または複数名の作業者がこの電線作業補助具に乗り移った場合でも、当該1名または複数名の作業者の体重に耐え破損しないものであれば特に制限されず、縦部材に一体的に形成されるか、または縦部材の一端に連結される別体の装着具とすることができる。
前者の装着部が縦部材に一体的に形成される場合としては、例えば、一端寄りにバックルなどの固定具を取り付けた索状体、鎖状体または状体などによって電線を一巻きし、その端部を前記固定具で固定する場合などが挙げられる。
装着部に連結される別体の装着具には、例えば各種のフックやカラビナなどを使用できる。ここで、フックの具体例としては、スリングフック、スナップフック、ロープつかみかぎ(ロープグリップフック)、取りはずしかぎ(ディスエンゲージングフック)、引きはずしかぎ(トリップフック)、すべりかぎ(スリップフック)および姉妹かぎ(シスタフック)などが挙げられる。
フックやカラビナなどは、通常、金属製であり、これをそのまま電線に装着すると、電線表面を損傷する危険性がある。そのため、これらの内周面の電線が接触する部分は少なくとも軟質材料で被覆することが好ましい。軟質材料として、例えば厚手の布のほか、発泡ゴムシートおよび合成樹脂発泡シートなどが好適に使用できる。また、天然繊維製または合成繊維製の紐もしくはロープまたは細幅の帯などをフックおよびカラビナの周面に巻き付けたものであってもよい。
また、装着具として、前記のフックなどとロープ、安全帯またはスリングベルトなどとを組み合わせて使用することもできる。この場合、ロープおよびスリングベルトはその全体が予め環状に形成され、もしくは形成可能であるか、またはその両端が環状に形成されているものが好ましい。このロープなどを電線の上からその長軸に直角な方向両側から垂らし、ロープなどの垂れ下がり長さを略同等とし、垂れ下がった2つの環状の部分にフックなどを係合させることができる。途中にバックルなどを備えた安全帯などの場合、前記と同様にこれを電線から垂らし、バックルなどによって環状に形成し、この環にフックなどを係合させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の電線作業補助具についてより詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の電線作業補助具の実施形態の一例を示す斜視図であり、図2はこの実施形態の使用状態を示した斜視図である。これらの図において、電線100は、隣接する鉄塔の腕金に碍子連を介して向き合うように固定された2つの引留クランプによって所定のたるみとなるように張設されている。この電線100に複数の装着部2、2、・・・が着脱自在に装着されており、各装着部2、2、・・・にはそれぞれ縦部材3、3、・・・と、該縦部材3、3、・・・のそれぞれに交差するように横部材4、5、6が所定の間隔離して固着された網状体8が連結されている。縦部材3および横部材4、5、6は、それぞれ合成繊維製のロープであり、これら両部材は、図示していないが、相互に結び合わせられているものとする。最下段の横部材6における縦部材3、3、・・・との交差によって得られる区画のそれぞれには、構成樹脂製の管状体61、61、・・・が緩装されている。
本実施形態では、管状体7が緩装されているので、それぞれの縦部材3を軸にして横部材4、5、6同士を重ねるように時計方向、反時計方向に交互に折り畳んだ状態で携行または保管することができる。使用に際しては、この電線作業補助具は鉄塔T上部の腕金TA(図5参照)に作業者によって、または金車などによって荷揚げされる。
次に、図1および図2に示す電線作業補助具1の使用方法について説明する。以下の説明では、電線および当該電線の支持物、ならびにカムアロングや金車などの緊線作業用器具については図5と同様であるので、図5と同一の符号を用いることにする。
鉄塔腕金TAに固定された架線用梯子60に作業者が立ち、碍子連105先端の引留クランプ104から隣接する鉄塔に向かって延びる電線100に本発明の電線作業補助具1の装着部2をすべて装着し、電線100から電線作業補助具1を垂下させる。その際、電線作業補助具1の鉄塔側の縦部材3または横部材4と引留クランプ104とは、例えば両端にフックがそれぞれ固定された短いロープ(不図示)などによって連結しておくのがよい。
この電線作業補助具1の網状体8を電線100に沿って径間中央に向って広げるには、種々の方法によることができる。例えば、本発明の電線作業補助具1を単に揺する方法がある。電線100は径間中央において所定のたるみを設けるように敷設されており引留クランプ104から斜め下方に走るのが通常であるので、電線作業補助具1を揺することで、径間中央側の縦部材3、3、・・は順次径間中央に向って送り出され、縦部材3相互間の間隔を広げることができる。その後、作業者Mは電線作業補助具1の横部材6に足を乗せてこれに乗り移り、順次電線作業補助具1を伝って径間中央に向って所定の位置まで移動できる。また、作業者Mがこの電線作業補助具1の引留クランプ104側の横部材6に足を掛けて乗り移り、径間中央側の縦部材3、3、・・を順次送り出して網状体8を広げる方法であってもよい。作業者Mは、手前側の縦部材3を径間中央に向って送り出しながら、その方向に移動することができる。
緊線作業を行う場合、本発明の電線作業補助具1を伝って作業者Mが所定の位置に移動した上で、電線100にカムアロング61の一端を固定し、さらに該カムアロング61の他端に金車62を固定する。その後の作業は、前記の背景技術に記載の通りである。緊線作業終了後には、作業者は金車62およびカムアロング61の取り外しを行う。
墜落の危険性をなくすために、作業者は公知の安全帯を身に着け、該安全帯の命綱40は図2に示すように電線100に取り付けられるが、この場合電線100に沿って作業者Mが移動する都度、命綱40を架け替えなければならない。そのため、別途命綱を掛けるための親綱(不図示)を電線100に沿って張設しておき、命綱の架け替えをなくすことができる。この親綱は、例えば両端にフックやカラビナなどを備えたものがよく、このフックなどを本発明の電線作業補助具1の両端の装着部にそれぞれ係合させておくことができる。また、一方のフックなどを鉄塔腕金の部材に、他方を電線作業補助具1の腕金とは反対側の装着部などに係合しておくこともできる。
電線に張設された電線作業補助具は、各縦部材の上端に装着された装着部を電線から脱着することにより、使用前の状態に折り畳むことができる。縦部材の上端に装着された装着部を電線から取り外すには、網状体を折りたたみながら引き寄せておいてまとめて装着部を電線から取り外すのが便利である。
図3は、図1および図2の実施形態の変形例を示す正面図である。この実施形態では、網状体8の一端から他端に向かって縦部材3の長さが順に長くなっており、全体としてこの網状体は、両端の縦部材を上下辺とする略台形形状を呈している。これ以外の材質も含めた構成については、図1および図2に示す実施形態と本質的に変わるところはない。また、使用方法についても図1および図2の実施形態と同様である。
以上説明したように、本発明の電線作業補助具は、作業者は電線上を宙乗りして移動することがなく、そのため作業者に高度に熟練した技能が必要とされず、作業所要時間も短くでき、構造が簡単な移動手段および足場として使用でき、縦部材もしくは横部材、またはこれら双方に柔軟な材料を用いることで自在に折りたたむことが可能となり、その結果携帯性に優れた補助具とすることができる。
本発明の電線作業補助具は、鉄塔腕金から約10m程度の間の電線作業において、電線を伝って作業員が移動する軽便な手段および作業中の軽便な足場として使用するのに適している。
本発明の電線作業補助具の実施形態の一例を示す斜視図である。 図1に示す電線作業補助具の使用状態を示した斜視図である。 図1に示す電線作業補助具の変形例を示す正面図である。 従来公知の宙乗り機の一例を示す図である。 電線張替え時の緊線作業の状況を示した図である。
符号の説明
1 電線作業補助具
2 装着部
3 縦部材
4、5、6、10 横部材
7、12、13 管状体
60 架線梯子
61 カムアロング
62、64 金車
63 ワイヤーロープ
100 電線
104 引留クランプ
105 碍子連
M、M1、M2、M3 作業者
T 鉄塔
TA 鉄塔腕金




Claims (5)

  1. 電線に着脱自在に装着可能な装着部が少なくとも一端に設けられた複数の縦部材と、該縦部材と交差して該縦部材同士を連係する横部材とを有する網状体からなることを特徴とする電線作業補助具。
  2. 前記縦部材および前記横部材は、それぞれ索状体、鎖状体、帯状体、棒状体もしくは管状体、またはこれらの組み合わせからなる請求項1に記載の電線作業補助具。
  3. 前記縦部材および前記横部材は、それぞれ軽量な軟質材料からなる請求項1または2に記載の電線作業補助具。
  4. 前記装着部は、前記縦部材と一体的に形成され、または前記縦部材の少なくとも一端に連結されるものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の電線作業補助具。
  5. 前記縦部材に連結される装着部は、内周面の電線と接触する部分に軟質材料を備えたフックまたはカラビナである請求項1〜4のいずれか1項に記載の電線作業補助具。

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