JP2007305269A - 情報記録媒体及び個別情報記録読取りシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 特定部位の回折格子または、回折格子形成層より上層に対して光または熱を付与し、特定部位の回折格子の形状または格子間隔、回折光量、または格子角度を変化させることにより、回折格子要素群からの回折光の全部または一部が入射する所定領域における再生情報和が、所定の秘匿情報として現出するようになり、個別情報を記録することが可能となる。
【選択図】図3
Description
また本発明の請求項2による情報記録媒体は、請求項1において、回折格子の形状または格子間隔、または格子角度の変化量を、所定の光源からの照明光以外の照射に基づく回折光では、変化させた特定部位と変化していない部位からの再生情報を分離することができない量としたことを特徴とする。
また本発明の請求項4による情報記録媒体は、請求項3において、回折格子からの回折光量、または回折角度の変化量を、所定の光源からの照明光以外の照射に基づく回折光では、変化させた特定部位と変化していない部位からの再生情報を分離することができない量としたことを特徴とする。
また本発明の請求項7による個別情報記録読取りシステムは、請求項5または6において、回折格子の形状または格子間隔、または格子角度を変化させるために付与する光としてレーザー光を用い、走査により特定部位に照射するようにしたことを特徴とする。
図1は本発明の実施の形態による情報記録媒体の概略構成例を示す説明図である。
図1における回折格子要素群11は、回折格子12、回折格子13、回折格子14の格子角度から構成され、回折格子要素群11に中空である円形の照明光を照射する際に、照明光源マスク15を円形の照明光に設け、部分的に選択した照明光を照射するようにしてある。
ここで、選択照明光16は、回折格子12により回折し、回折光17として所定領域18の近傍に回折される。また、回折格子13、回折格子14からの回折光も同様に所定領域18の近傍に回折される。
回折格子12、回折格子13、回折格子14から構成される回折格子要素群11に対して、レーザー光21をガルバノスキャナー22を用いて回折格子の表面に選択的に照射することで、回折格子に光または熱を付与するようにし変化領域23を形成している。
これにより、変化領域23では回折格子の格子形状が熱によって崩れ、回折格子の高さが変化することで回折光量が変化し、もしくは回折格子の格子間隔が変化することで回折角度が変化することになる。
ここでは、回折格子12と回折格子14にはレーザー光21を照射せず、回折格子13にはレーザー光21を照射するようにし、回折格子13の回折格子形状を変化させてある。
図2で示した記録手段により情報を記録した回折格子要素群11に対し、中空である円形の照明光を照射する際に、照明光源マスク15を円形の照明光に設け、部分的に選択した照明光を照射するようにしてある。
ここで選択照明光16は回折格子12により回折し、回折光17として所定領域18の近傍に回折される。
さらに、所定領域18の近傍に撮像素子31を設け、回折格子要素群11から所定領域18の近傍に回折してくる回折光を撮像し、回折光の再生情報和となる画像から、個別情報を読取るようにしている。
つまり、回折格子要素群11に対し、中空である円形の照明光を照射する際に、照明光源マスク15を円形の照明光に設け、部分的に選択した照明光を照射するようにしたことで、回折格子要素群11から選択的に回折光を再生することが可能となり、照明光が円形の照明光以外の領域から照射された場合には、正確な再生情報和は得られない。
ここで、照明光源マスク15を用いた場合と、用いない場合を考えると、照明光源の面積が異なることになり、照明光源の面積が大きくなるほど読取り画像でのノイズ成分が増加する。
さらに、特定部位の回折格子を変化させるのではなく、回折格子形成層より上層に別の層を一層設けて、この層に対して光または熱を付与し、特定部位の回折格子からの回折光量、または回折角度を変化させるようにする方法も考えられる。
この方法では、変化させる層に、光または熱を吸収し層変化を起こさせるような処理を行うことも可能となり、情報記録の効率をよくすることができ、記録の安定化、高速化を図ることができる。
Claims (7)
- 回折格子を有する微小な回折格子要素が基板表面に複数個配置されており、光源からの照明光の照射に基づく回折光の全部または一部が空間上の所定領域に入射するように格子間隔および格子角度が設定されていると共に、少なくとも2個以上の回折格子要素の組み合わせからなる回折格子要素群からの回折光の全部または一部が入射する所定領域における再生情報和が、所定の秘匿情報として現出するように、特定部位の回折格子に対して光または熱を付与し、特定部位の回折格子の形状または格子間隔、または格子角度を変化させるようにした、
ことを特徴とする回折格子を有する情報記録媒体。 - 回折格子の形状または格子間隔、または格子角度の変化量を、所定の光源からの照明光以外の照射に基づく回折光では、変化させた特定部位と変化していない部位からの再生情報を分離することができない量としたことを特徴とする請求項1記載の回折格子を有する情報記録媒体。
- 回折格子を有する微小な回折格子要素が基板表面に複数個配置されており、光源からの照明光の照射に基づく回折光の全部または一部が空間上の所定領域に入射するように格子間隔および格子角度が設定されていると共に、少なくとも2個以上の回折格子要素の組み合わせからなる回折格子要素群からの回折光の全部または一部が入射する所定領域における再生情報和が、所定の秘匿情報として現出するように、回折格子形成層より上層の特定部位に対して光または熱を付与し、特定部位の回折格子からの回折光量、または回折角度を変化させるようにしたことを特徴とする回折格子を有する情報記録媒体。
- 回折格子からの回折光量、または回折角度の変化量を、所定の光源からの照明光以外の照射に基づく回折光では、変化させた特定部位と変化していない部位からの再生情報を分離することができない量としたことを特徴とする請求項3記載の回折格子を有する情報記録媒体。
- 回折格子を有する微小な回折格子要素が基板表面に複数個配置されており、光源からの照明光の照射に基づく回折光の全部または一部が空間上の所定領域に入射するように格子間隔および格子角度が設定されていると共に、少なくとも2個以上の回折格子要素の組み合わせからなる回折格子要素群からの回折光の全部または一部が入射する所定領域における再生情報和が、所定の秘匿情報として現出するように、特定部位の回折格子に対して光または熱を付与し、特定部位の回折格子の形状または格子間隔、または格子角度を変化させるようにした個別情報記録手段と、この個別情報の読取り手段からの情報に基づいて真贋の判定を行う判定手段とを少なくとも具備している、
ことを特徴とする個別情報記録読取りシステム。 - 回折格子を有する微小な回折格子要素が基板表面に複数個配置されており、光源からの照明光の照射に基づく回折光の全部または一部が空間上の所定領域に入射するように格子間隔および格子角度が設定されていると共に、少なくとも2個以上の回折格子要素の組み合わせからなる回折格子要素群からの回折光の全部または一部が入射する所定領域における再生情報和が、所定の秘匿情報として現出するように、回折格子形成層より上層の特定部位に対して光または熱を付与し、特定部位の回折格子からの回折光量、または回折角度を変化させるようにした個別情報記録手段と、この個別情報の読取り手段からの情報に基づいて真贋の判定を行う判定手段とを少なくとも具備している、
ことを特徴とする個別情報記録読取りシステム。 - 回折格子の形状または格子間隔、または格子角度を変化させるために付与する光としてレーザー光を用い、走査により特定部位に照射するようにしたことを特徴とする請求項5または6記載の個別情報記録読取りシステム。
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