JPH0594615A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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Publication number
JPH0594615A
JPH0594615A JP3278874A JP27887491A JPH0594615A JP H0594615 A JPH0594615 A JP H0594615A JP 3278874 A JP3278874 A JP 3278874A JP 27887491 A JP27887491 A JP 27887491A JP H0594615 A JPH0594615 A JP H0594615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
information
diffraction grating
recording medium
visible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3278874A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Kobayashi
昭彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP3278874A priority Critical patent/JPH0594615A/ja
Publication of JPH0594615A publication Critical patent/JPH0594615A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は肉眼や赤外線では読み取ることができ
ず、偽造や改竄をすることが難しく、かつ光学的機械読
み取り装置による偽造や改竄等の不正防止を目的とする
情報記録媒体を提供することを目的とする。 【構成】支持体フィルム(1)上に可視領域では不透明
で、赤外領域では透明に着色された剥離性保護層
(2)、エンボスによる回折格子形成層(3)、金属蒸
着層(4)、接着剤層(5)を順次積層してなる情報デ
ータを有する転写箔(10)を被転写体に転写形成し、
前記情報データが同時に転写された別の可視情報の下層
に隠蔽されている情報記録媒体(20)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的機械読み取りに
より、偽造、改竄等の不正防止を目的とする情報記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光学情報担持体としてのバー
コード情報は、印刷等の手段によりバーを形成し、バー
とその間に生じるスペースとの光の反射率の差をデジタ
ル信号に変換して読み取る方法が一般的である。また、
従来のバーコードは印刷等により、紙、プラスチック等
に形成され、放射光に対して反射率の差を生じさせるた
めに、印刷色を黒と白としていたが、光学的機械読み取
り装置においては認識し易くなった反面、コピー等の方
法により、複製は極めて容易であり、また情報のある位
置が目視で分かってしまうという問題もある。一方光学
情報担持体として回折格子を情報パターンとして用いる
場合は、回折格子の空間周波数を変化させるか、または
回折格子の方向を変化させるか、またはその両方を組み
合わせることで情報を記録していた。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】そこで、偽造防止効果
を狙って赤外反射インキ、または吸収インキによりバー
コードを形成したものもあるが、バーコード自体が固定
データであるのと、赤外線の照射によりたやすく読み取
ることができ、また、赤外反射インキに用いる顔料も特
殊なものでないので、セキュリティ性は高くはない。ま
た、回折格子による情報の記録方法は、空間周波数を変
化させるか、または回折格子の方向を変化させるか、ま
たはその両方を組み合わせることで情報を記録して、か
つその情報を隠すために可視光線に対して不透明で、赤
外線に透明な着色層を回折格子記録層の上に形成したも
のがあるが、用途上その読み取り位置が分かってしまう
のと、その製造において、固定情報の大量複製の利点は
あるが可変情報の大量形成には問題が残されている。そ
こで本発明は、偽造、改竄等が容易にできない不正防止
を目的とする情報記録媒体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は支持体フィルム上に、可視領域では不透明
で、赤外領域では透明に、着色された剥離性保護層、エ
ンボスによる回折格子形成層、金属蒸着層、接着剤層を
順次積層してなる情報データを有する転写箔を被記録体
に転写することにより、該情報データが、同時に前記被
記録体の上に形成された別の可視情報の下層に隠蔽され
ていることを特徴とする情報記録媒体である。
【0005】
【作用】本発明は、回折格子の配列情報を転写箔の層内
に形成することで、偽造を困難にするとともに、回折格
子による情報データを、肉眼では判別することができな
い。またこの転写箔を被記録体に転写しても、同時に形
成された別の情報の下層に隠蔽されるため、よりその存
在を発見することは難しい。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき図面によって
詳細に説明する。図1は剥離性保護層が可視領域では不
透明で、赤外領域では透明に着色されている回折格子パ
ターンを有する転写箔の断面図である。基材である支持
体フィルム(1)上に、可視領域では不透明で、赤外領
域では透明に着色された剥離性保護層(2)、エンボス
による回折格子形成層(3)、金属蒸着層(4)、接着
剤層(5)を順次積層して構成したものである。支持体
フィルム(1)としては、例えばポリエステル、ポリカ
ーボネート等の樹脂フィルムが使用できる。次に、剥離
性保護層(2)を形成するが樹脂としては、例えば、ア
クリル系樹脂やアクリル系樹脂ビニール系樹脂の混合物
等を用いて、プロセスインキ用顔料(イエロー,マゼン
タ,シアン)を適宜な比率で混合して、例えば図2に示
すような分光透過率特性を有するブラック色に調色して
インキ化をして、バーコート、ブレードコート、エアナ
イフコート、グラビアコート、ロールコート等のソルベ
ントコート法、或いはスクリーン印刷方法等の既知の塗
布方法による塗布をして、乾燥することにより、厚さ1
μm〜2μm程度の樹脂層を形成する。次に、エンボス
による回折格子形成層(3)を形成するが、例えばアク
リル系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロースアセテート系
樹脂、ニトロセルロース系樹脂等をインキ化して、上記
と同様のコート方法により樹脂層を形成する。その厚さ
は0.5μm〜2μmがよく、回折格子が形成されたニ
ッケル製のプレス版をこの樹脂層に対して加熱押圧する
ことにより回折格子形成層を形成する。
【0007】次に、回折格子形成層上に金属蒸着層
(4)を形成するが、この金属蒸着層は赤外線を反射す
る層で、アルミニゥム、スズ等の金属を真空蒸着法、ス
パッタリング法、イオンプレーティング法等により形成
することができるが、その厚みは300Å〜1000Å
がよい。また、接着剤層(5)はアクリル系樹脂、ビニ
ール系樹脂等を主成分とし、前述したコート方法で厚さ
は0.5μm〜2μmとする。
【0008】図3は、図1に示した構成の転写箔(1
0)に形成されている回折格子配列の一例である。回折
格子(8)が一定の間隔で形成されており、その上部に
形成した検知マーク(7)を光センサーが読み取ってタ
イミングをとりながら回折格子のある部分、ない部分を
図4に示す被転写体である情報記録媒体(20)に接着
剤層(5)を介在させて重ね、加熱加圧により転写形成
したものである。
【0009】図4は、図1に示した転写箔(10)を用
いて製造された本発明の情報記録媒体(20)の一例で
ある。肉眼ではカード発行番号、会員番号等の可視情報
(9)が単に形成されているだけである。但しこの場合
各番号が占める領域(18)の大きさは一定とする。
【0010】図5は、前記情報記録媒体(20)表面の
可視情報(9)の下層に隠されている回折格子(8)の
配列情報の一例である。この場合は回折格子(8)が入
っていない所をつくったが配列情報を変えることにより
情報データを変化させることができる。また、回折格子
の角度は任意に変えられることは言うまでもない。
【0011】図6は、図5の回折格子の配列に半導体レ
ーザーを真上から照射して、一次回折光をフォトダイオ
ードで受光した出力をデジタル変換した図である。各文
字のエリア内に一定数値以上の出力が一定時間以上得ら
れた場合のみを1と認識して、それ以外は0と認識させ
るものである。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、回折格子の配列情報を
転写箔の層内に形成することで、偽造を困難にすると共
に回折格子による情報データが肉眼では判別することが
できない。また、同時に形成された別の情報の下層に隠
蔽されているので、よりその存在を発見することが難し
い。また、前記の二つの情報を、その内容を独立して任
意に形成することができるのでお互いにマッチングする
ことも可能である。さらに、これらを磁気カードに応用
した場合は、磁気データともマッチングが可能となりよ
りセキュリティ性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録媒体に用いる情報データを有
する転写箔の積層構成を示す断面図である。
【図2】本発明の転写箔における剥離性保護層の分光透
過率特性の一例を示す説明図である。
【図3】転写箔の層内に形成した回折格子配列と検知マ
ークの一例を示す平面図である。
【図4】本発明の情報記録媒体の可視情報の一例を示す
説明図である。
【図5】図4に示した可視情報の下層に形成された回折
格子配列を示す説明図である。
【図6】回折格子配列の読み取り出力をデジタル変換し
た信号を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ……支持体フィルム 2 ……剥離性保護層 3 ……回折格子形成層 4 ……金属蒸着層 5 ……接着剤層 6 ……回折格子エンボスパターン 7 ……検知マーク 8 ……回折格子 9 ……可視情報 10 ……転写箔 11 ……回折格子の入った部分 12 ……回折格子の入らない部分 13,15……1信号 14,16……0信号 18 ……文字領域 20 ……情報記録媒体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、偽造防止効果
を狙って赤外反射インキ、または吸収インキによりバー
コードを形成したものもあるが、バーコード自体が固定
データであるのと、赤外線の照射によりたやすく読み取
ることができ、また、赤外反射インキに用いる顔料も特
殊なものでないので、セキュリティ性は高くはない。ま
た、回折格子による情報の記録方法は、空間周波数を変
化させるか、または回折格子の方向を変化させるか、ま
たはその両方を組み合わせることで情報を記録したもの
があるが、用途上その読み取り位置が目視で分かってし
まうのと、その製造において、固定情報の大量複製の利
点はあるが可変情報の大量形成には問題が残されてい
る。そこで本発明は、偽造、改ざん等が容易にできない
不正防止を目的とする情報記録媒体を提供するものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体フィルム上に、可視領域では不透明
    で、赤外領域では透明に、着色された剥離性保護層、エ
    ンボスによる回折格子形成層、金属蒸着層、接着剤層を
    順次積層してなる情報データを有する転写箔を被記録体
    に転写することにより、該情報データが、同時に前記被
    記録体の上に形成された別の可視情報の下層に隠蔽され
    ていることを特徴とする情報記録媒体。
JP3278874A 1991-09-30 1991-09-30 情報記録媒体 Pending JPH0594615A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3278874A JPH0594615A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 情報記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3278874A JPH0594615A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 情報記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0594615A true JPH0594615A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17603322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3278874A Pending JPH0594615A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 情報記録媒体

Country Status (1)

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JP (1) JPH0594615A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001526996A (ja) * 1997-12-24 2001-12-25 ゲルザン エスタブリッシュメント 複数の溝によるダイアモンド若しくは宝石用原石のマーキング
JP2007305269A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Toppan Printing Co Ltd 情報記録媒体及び個別情報記録読取りシステム
US7960022B2 (en) 2000-09-18 2011-06-14 Yupo Corporation Forgery-preventing film

Cited By (4)

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JP4678330B2 (ja) * 2006-05-15 2011-04-27 凸版印刷株式会社 情報記録媒体及び個別情報記録読取りシステム

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