JP2007305172A - ディスクプレーヤ - Google Patents

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Yasunori Kamiya
康憲 神谷
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Abstract

【課題】ディスクの挿入時と排出時において、ディスクに帯電した静電気を除去する静電破壊防止手段としてディスク搬送機構自体を兼用することによって、余分な部品が削除され、生産性が良く、安価で小型のディスクプレーヤを提供すること。
【解決手段】本発明の「ディスクプレーヤ」は、導電性のあるローラ20、シャフト19、アーム部材18、及びバネ部材28を有するディスク搬送機構が静電破壊防止手段Sとなって、余分な部品が削除され、生産性が良く、安価で小型のものが得られるという効果を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車載用音響機器等に使用され、ディスクに帯電した静電気を、ディスクの挿入時や排出時においてアースに落とすことができるディスクプレーヤに関するものである。
従来のディスクプレーヤは、ディスクを搬送するためのゴムローラがシャフトを介してアーム部材に回転自在に支持され、このゴムローラによって、ディスクの挿入や排出を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このような従来のディスクプレーヤにあっては、ディスクに帯電した静電気をアースに落とすことができず、ディスクに帯電した静電気によりピックアップの発光素子等の電子部品が静電破壊することがある。
この静電破壊を防止する手段を備えたディスク装置が提案されているが、この従来のディスク装置は、複数のディスクを収納した棚と、このディスクを再生するための記録再生装置と、棚と記録再生装置との間でディスクを搬送する搬送機構と、この搬送機構と記録再生装置との間に配置された静電破壊防止手段を有している(例えば、特許文献2参照)。
そして、上記静電破壊防止手段は、除電シートが設けられた回転ローラと、この回転ローラを回転自在に支持する支持台と、この支持台に取り付けられた状態で、除電シートに接触する接触片とで構成されている。
この静電破壊防止手段は、ディスクが搬送機構と記録再生装置との間を移動する時に、このディスクが回転ローラの除電シートに接触し、すると、ディスクに帯電した静電気は、除電シートと接触片を介してアース電位の支持台に流れるようになっている。
特開平8−180540号公報 特開平4−254982号公報
しかし、従来の静電破壊防止手段は、ディスク装置内においてディスクの搬送機構や記録再生装置とは別に設けられているため、部品点数が多くなって、生産性が悪く、コスト高になる上に、ディスクプレーヤの小型化に適さないという問題がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ディスクの搬送機構自体を静電破壊防止手段として兼用することによって、余分な部品が削除され、生産性が良く、安価で小型のディスクプレーヤを提供することにある。
本発明は、導電性のあるローラと、このローラに嵌挿されたシャフトと、このシャフトを回転自在に支持し、ローラがディスクに接離する方向へシャフトを移動させるアーム部材と、アースパターンが設けられたプリント基板と、アーム部材とプリント基板間に張架され、ローラがディスクに圧接する方向へアーム部材を付勢するバネ部材とを備え、ディスクの搬送時には、バネ部材によって付勢されたローラがディスクに圧接して、ディスクに帯電している静電気がローラ、シャフト、アーム部材、及びバネ部材を順次経由してプリント基板のアースパターンに流れるようにしたこととした。
本発明のディスクプレーヤは、ディスクの搬送時において、バネ部材によって付勢されたローラがディスクに圧接して、ディスクに帯電している静電気がローラ、シャフト、アーム部材、及びバネ部材を順次経由してプリント基板のアースパターンに流れるようにしたため、ローラ、シャフト、アーム部材、及びバネ部材というディスクの搬送機構を構成する部品が静電破壊防止手段を兼ねることとなって、余分な部品が削除され、生産性が良く、安価で小型のディスクプレーヤが得られるという効果を有する。
本発明のディスクプレーヤでは、導電性のあるローラと、このローラに嵌挿されたシャフトと、このシャフトを回転自在に支持し、ローラがディスクに接離する方向へシャフトを移動させるアーム部材と、アースパターンが設けられたプリント基板と、アーム部材とプリント基板間に張架され、ローラがディスクに圧接する方向へアーム部材を付勢するバネ部材とを備え、ディスクの搬送時には、バネ部材によって付勢されたローラがディスクに圧接して、ディスクに帯電している静電気がローラ、シャフト、アーム部材、及びバネ部材を順次経由してプリント基板のアースパターンに流れるようにした構成とした。
このような構成によれば、ローラ、シャフト、アーム部材、及びバネ部材を有するディスクの搬送機構自体が、静電気による電子部品の破壊を防止するための静電破壊防止手段を兼ねることとなって、余分な部品が削除され、生産性が良く、安価で小型のディスクプレーヤが得られるという効果を有する。
また、上記構成によれば、ディスクに帯電している静電気がローラ等のディスクの搬送機構からプリント基板へ直接流れるため、アーム部材等の種々の部材を保持するシャーシが絶縁材からなる合成樹脂の成形品で形成できて、生産性が良好となる。
また、上記構成において、アーム部材には、シャフトを回転自在に支持するための導電性を有する合成樹脂からなる軸受け部が取り付けられ、この軸受け部によりシャフトとアーム部材との間を電気的に導通させることが好ましい。このように構成すると、合成樹脂製の軸受け部によってシャフトを円滑に回転させることができる。
また、上記構成において、アーム部材は、シャフトの両端部を保持するために間隔を置いて配置された一対のアーム部と、この一対のアーム部を繋ぐ連結部を有し、バネ部材は、連結部の中央の位置でアーム部材に結合されていることが好ましい。このように構成すると、一対のアーム部、つまりシャフトの両端部に対してバネ部材によるバネ力が略等しく付与されるため、ディスクへのローラの押圧力がシャフトの軸方向において均等になって、偏りのないディスクの搬送ができる。
また、上記構成において、プリント基板はディスクプレーヤ内で固定ネジにより固定されており、この固定ネジに、バネ部材の一端部が掛止めされていることが好ましい。このように構成すると、固定ネジへのバネ部材の掛止めが容易となり、組立性が良好となる。
また、上記構成において、固定ネジは、頭部と、この頭部に繋がって設けられたネジ部を有すると共に、プリント基板に重ね合わされて配置されたシャーシを有し、固定ネジのネジ部がシャーシにねじ込まれることにより、頭部とシャーシとの間にはプリント基板とバネ部材の一端部とが挟持され、このバネ部材の一端部がプリント基板のアースパターンに密着させられていることが好ましい。このように構成すると、プリント基板の支持が安定すると共に、バネ部材とプリント基板のアースパターンとを確実に導通させることができる。
実施例について図面を参照して説明すると、図1は本発明のディスクプレーヤの概要を示す要部の断面図、図2は本発明のディスクプレーヤに係り、ディスク排出時の状態を示す側面図、図3は本発明のディスクプレーヤに係り、ディスク装着時の状態を示す側面図である。
また、図4は本発明のディスクプレーヤに係り、静電破壊防止手段の要部を示す下面から見た斜視図、図5は本発明のディスクプレーヤに係り、ディスク搬送機構を分解した状態で示す平面図、図6は本発明のディスクプレーヤに係り、ディスク搬送機構の要部の拡大断面図、図7は本発明のディスクプレーヤに係り、プリント基板の取付状態を示す要部の拡大断面図である。
次に、本発明のディスクプレーヤに係る構成を図1〜図7に基づいて説明すると、本発明のディスクプレーヤは、スピンドルモータ2やスレッドモータ5等が取り付けられたシャーシ1と、スレッドモータ5によりディスクDの面に沿って移送されるピックアップ4と、スピンドルモータ2の回転軸2aに装着されて回転駆動されるターンテーブル7aと、クランプ部材7bが回転自在に取り付けられたクランプアーム6と、アーム部材18,シャフト19,及びゴムローラ20等からなる組立体Tと、シャーシ1に固定されたプリント基板Pとアーム部材18との間に張架されたバネ部材28と、ディスクDに帯電した静電気により、ピックアップ4の発光素子(図示せず)等の電子部品が破壊されるのを防止するための静電破壊防止手段Sとから主に構成されている。
略箱形をなすシャーシ1は、合成樹脂の成形品で形成され、図1に示すように、前方部に設けられたディスクDの挿入と排出を行うための挿入口1aと、この挿入口1aの内方に配設され、上記ゴムローラ20との間でディスクDを挟持可能な上壁部1bと、上壁部1bの下方に設けられ、上記プリント基板Pを載置、固定するための支持部1cを有する。
このシャーシ1には、図1に示すように、ディスクDの面と平行に延びるガイド軸3が取り付けられており、このガイド軸3により、ピックアップ4がディスクDの径方向に移動可能に支持されている。
上記クランプアーム6は、図示しないバネからなる付勢部材によって常時下方向に付勢された状態で、後方部の支点6bを中心としてシャーシ1に揺動(上下動)可能に支持され、上記付勢部材の付勢力によってクランプ部材7bとターンテーブル7aとの間にディスクDをクランプすることができるようになっている。
略箱形のシャーシ1の両側壁には、それぞれスライダー8が前後方向へ摺動自在に設けられている(図1〜図3に一方向のスライダー8のみ図示されている)。このスライダー8は合成樹脂の成形品で形成され、縦溝9aと傾斜溝9bを有してく字状をなして前後方向の略中央部に設けられた第1のカム部9と、横溝10aと傾斜溝10bを有して略へ字状をなして前方部に設けられた第2のカム部10と、上記クランプアーム6の切り起こし片6aと係脱動作を行うために後方部に設けられた凸部11を有している。各スライダー8は図示しないリンク機構を介して前後方向へ同期して摺動するようになっている。
また、シャーシ1の一方の側壁には、合成樹脂の成形品で形成された回転部材12が軸部15を中心にして回転可能に支持されている。この回転部材12は、図2,図3に示すように、スライダー8の第1のカム部9に挿入されるローラを備えた突起部13と、下方部に設けられた凹みからなる係合部14を有し、この回転部材12の回転動作で、突起部13が軸部15を中心とする円弧軌跡で回動し、第1のカム部9を介して一方のスライダー8を前後方向に移動させるようになっている。
更に、シャーシ1には可動部材6が移動自在に支持されている。この可動部材16は、図2,図3に示すように、回転部材12の係合部14に係合する2個の突起17を有し、この可動部材16の移動動作によって、突起17が係合部14に係合して回転部材12を回転させるようになっている。
そして、スレッドモータ5の回転動力が図示しないギア列を介して可動部材16に伝達されると、可動部材16が前後方向に移動すると共に、回転部材12を介してスライダー8が可動部材16と逆方向に後退、前進動作するようになっている。なお、スレッドモータ5の動力は、図示しない切り換え手段によって、可動部材16とピックアップ4とに選択的に伝達されるようになっている。
上記アーム部材18は、導電性のある金属板から折り曲げ形成され、図4および図5に示すように、左右方向(図1における紙面直交方向)に間隔を置いて配置された一対のく字状のアーム部18aと、この一対のアーム部18aの中間部を繋ぐ連結部18bと、この連結部18bの長手方向(左右方向)の中央に設けられたフック状の掛止め部18cを有する。
一対のアーム部18aの前端側にはそれぞれ軸23が取り付けられ、各軸23はシャーシ1の両側壁に回転自在に支持されている。また、一対のアーム部18aの後端側にはそれぞれピン状部24が突設され、各ピン状部24にはローラ25が回転自在に取り付けられている。各ローラ25は、それぞれスライダー8の第2のカム部10に挿入されており、スライダー8の前後動により第2のカム部10に沿ってこのローラ25が移動することで、アーム部材18が軸23を中心に回動するようになっている。
上記シャフト19は、導電性のある金属材で形成され、図4〜図6に示すように、円柱状の支持部19aと、この支持部19aの一端部に設けられた非円形部19bと、両端部に設けられた円柱状の取付部19cを有する。
ディスクDを搬送するための2個のゴムローラ20は、導電性のある金属粉がゴム材に混入されてなる導電性ゴム材で形成されると共に、中心部に孔20aを有する円錐状をなし、この2個のゴムローラ20は、互いに小径部が向かい合う状態でシャフト19が圧入されて、このシャフト19の支持部19aに嵌着されている。
上記シャフト19の非円形部19bには、ギア21が圧入固定されている。このギア21は、スレッドモータ5から上記ギア列を介して伝達される動力により回転する。また、シャフト19の両端の取付部19cは、それぞれ導電性のある金属粉が混入されてなる導電性合成樹脂の成形品で形成された軸受け部22に回転可能に挿通されている。この2個の軸受け部22は、上記アーム部18aに穿設された孔内に挿入、保持されて、シャフト19の両端部の取付部19cが軸受け部22を介してアーム部18aに回転自在に保持されている。
アーム部材18,シャフト19,ゴムローラ20,ギア21及び軸受け部22から上記組立体Tが構成され、この組立体Tにおいて、ゴムローラ20がディスクDに接触した時、ディスクDに帯電した静電気は、ゴムローラ20,シャフト19,及び軸受け部22を介してアーム部材18に流れるようになっている。
なお、この実施例では、ギア21とは別部品からなる軸受け部22を使用したもので説明したが、ギア21が導電性のある金属粉を混入してなる導電性合成樹脂の成形品で形成されている場合、このギア21と一体に軸受け部を設けても良く、また、シャフト19の取付部19cがアーム部18aで直接、支承されるようにしても良い。
このような構成を有する組立体Tは、図1に示すように、軸23を支点として全体が回動可能であり、図2,図3に示すように、ピン状部24に取り付けられたローラ25がスライダー8の第2のカム部10に係合し、第2のカム部10に沿ってローラ25が移動するのに伴って、シャフト19及びゴムローラ20がディスクDの下面に接離する上下方向に移動するようになる。
上記プリント基板Pには、図4,図7に示すようにアースパターン26が設けられると共に、このプリント基板Pはシャーシ1の下面に載置された状態で、アースパターン26の位置で固定ネジ27によってシャーシ1に取り付けられている。固定ネジ27は、プリント基板Pをシャーシ1側に押圧する頭部27aと、シャーシ1にねじ込まれるネジ部27bを有している。
導電性のあるコイルバネ等からなるバネ部材28は、図1,図4,図7に示すように、一端部がアーム部材18に設けられた掛止め部18cに掛止めされると共に、他端部が固定ネジ27の頭部27aに掛止めされた状態でアースパターン26に密着し電気的に接続されている。
このバネ部材28によって、図1に示すように、アーム部材18やゴムローラ20等からなる組立体Tは軸23を支点として矢印A方向(ゴムローラ20がディスクDに圧接する方向)に常時付勢されるようになっている。本実施例では、上記組立体Tとバネ部材28とにより、ディスクDを、挿入口1aへの挿入位置とターンテーブル7a上の駆動位置との間で搬送するディスク搬送機構が構成されている。
そして、ディスクDが挿入口1aに挿入され、ゴムローラ20がディスクDに接触した時、ディスクDに帯電した静電気は、ゴムローラ20,シャフト19,軸受け部22,アーム部材18,及びバネ部材28を介してアースパターン26に流れる。このように、ディスク搬送機構自体で静電破壊防止手段Sが形成されるので、部品点数の増加を抑制することが可能となっている。
なお、上記実施例において、バネ部材28の他端部は、プリント基板Pのアースパターン26に直接掛止めしても良い。
次に、このような構成を有する本発明のディスクプレーヤの動作を説明すると、ディスクDが未挿入の状態では、図2に示すように、スライダー8がシャーシ1の前方部に移動した状態で、回転部材12の突起部13が第1のカム部9の傾斜溝9bの下端部側に位置すると共に、アーム部材18に設けられたローラ25が第2のカム部10の横溝10aの後端部側に位置している。
また、この状態では、図1において、ゴムローラ20が上壁部1bとの間に僅かな隙間を有した状態で上昇している。次に、この状態で、挿入口1aからディスクDを挿入すると、図示しない検知手段によってディスクDの挿入が検知され、その結果、スレッドモータ5が駆動され、上記ギア列を介してギア21が回転し、シャフト19を介してゴムローラ20が反時計方向に回転する。
そして、ディスクDがゴムローラ20と上壁部1bとの間の隙間に位置すると、回転しているゴムローラ20によって、ディスクDは、上壁部1bに押し付けられながらゴムローラ20との間の摩擦力によって挿入(搬送)されるが、このゴムローラ20がディスクDに接触した時、ディスクDに帯電した静電気は、ゴムローラ20,シャフト19,軸受け部22、アーム部材18、及びバネ部材28を介してアースパターン26に流れるようになる。
即ち、これ等のゴムローラ20,シャフト19,軸受け部22,アーム部材18,及びバネ部材28を有するディスク搬送機構自体が、ディスクDに帯電した静電気をアースパターン26に流すための静電破壊防止手段Sを兼ねている。
ディスクDが上記駆動位置まで搬送されると、スレッドモータ5の駆動力により、ギア列を介して可動部材16は図2に示す位置から一定の速度で前方に移動し、係合部14に係合した突起17によって回転部材12が軸部15を中心として反時計方向に回転する。そして、第1のカム部9に位置する突起部13によって、スライダー8が後方に移動させられる。
そして、可動部材16の前方側への移動と回転部材12の回転動作に伴うスライダー8の後方への移動によって、アーム部材18のローラ25は、第2のカム部10の傾斜溝10bに沿って下降する。従って、アーム部材18は軸23を支点としてバネ部材28のバネ力に抗して反時計方向に回動し、ゴムローラA20がディスクDの下面から離れる。
その間において、スライダー8の凸部11は、クランプアーム6の切り起こし片6aと係合状態が外れる方向に移動するため、クランプアーム6が図示しない付勢部材の付勢力によって揺動し、クランプアーム6に取り付けられたクランプ部材7bが下方に移動して、スピンドルモータ2に取り付けられたターンテーブル7aとクランプ部材7bとによってディスクDの中心穴周辺が挟持される。
ディスクDが挟持された後も、スライダー8は所定量後方に移動し、図3に示すように、ローラ25が傾斜溝10bの終端(前方側端部)近くまで移動して、ゴムローラ20がディスクDの搬送経路から大きく離されると共に、このスライダー8の移動の終端の位置で、上記切り換え手段により、スレッドモータ5の駆動力の伝達経路が可動部材16側からピックアップ4側へと切り換えられる。
そして、ディスクDがスピンドルモータ2によって回転駆動されると共に、ピックアップ4は、ガイド軸3に案内されてディスクDの径方向に移動し、ディスクDに対して情報が記録され、またはディスクDに記録された情報が再生される。
次に、ディスクDをエジェクト(排出)する場合は、前記動作と逆の動作が行われるようになっており、その動作は、先ず、図示しないエジェクト釦を操作すると、上記切り換え手段が動作して、スレッドモータ5の駆動力伝達経路がピックアップ4側から可動部材16側に切り換えられて、可動部材16は、図3の前方側に位置した状態から後方側に移動する。
すると、回転部材12が時計方向に回転して、突起部13によってスライダー8が所定量前方に移動する。これにより、凸部11はクランプアーム6の切り起こし片6aと係合状態になり、クランプアーム6が図示しない付勢部材の付勢力に抗して上方に移動し、ディスクDのクランプ状態が解かれる。
可動部材16の後方側への移動と回転部材12の時計方向の回転動作に伴うスライダー8の前方への移動によって、突起部13が第1のカム部9の傾斜溝9bに移行し、アーム部材18のローラ25が第2のカム部10の横溝10a側に移行するため、アーム部材8は軸23を支点としてバネ部材28のバネ力により回転して、ゴムローラ20がディスクDに押し付けられる。
そして、スレッドモータ5によってゴムローラ20が時計方向に回転し、ディスクDは上壁部1bに押し付けられながらゴムローラ20との間の摩擦力によって排出(搬送)されると共に、スライダー8は、図2に示す元の状態に戻るようになっている。
なお、ディスクDの排出時においても、ディスクDに静電気が帯電した場合は、このディスクDがゴムローラ20と接触した時点で、静電気が静電破壊防止手段Sによってアースパターン26に落とされるようになっている。
本発明のディスクプレーヤの概要を示す要部の断面図である。 本発明のディスクプレーヤに係り、ディスク排出時の状態を示す側面図である。 本発明のディスクプレーヤに係り、ディスク装着時の状態を示す側面図である。 本発明のディスクプレーヤに係り、静電破壊防止手段の要部を示す下面から見た斜視図である。 本発明のディスクプレーヤに係り、ディスク搬送機構を分解した状態で示す平面図である。 本発明のディスクプレーヤに係り、ディスク搬送機構の要部の拡大断面図である。 本発明のディスクプレーヤに係り、プリント基板の取付状態を示す要部の拡大断面図である。
符号の説明
D ディスク
1 シャーシ
1a 挿入口
1b 上壁部
1c 支持部
2 スピンドルモータ
2a 回転軸
3 ガイド軸
4 ピックアップ
5 スレッドモータ
6 クランプアーム
6a 切り起こし片
6b 支点
7a ターンテーブル
7b クランプ部材
8 スライダー
9 第1のカム部
9a 縦溝
9b 傾斜溝
10 第2のカム部
10a 横溝
10b 傾斜溝
11 凸部
12 回転部材
13 突起部
14 係合部
15 軸部
16 可動部材
17 突起
18 アーム部材
18a アーム部
18b 連結部
18c 掛止め部
19 シャフト
19a 支持部
19b 非円形部
19c 取付部
20 ゴムローラ
20a 孔
21 ギア
22 軸受け部
23 軸
24 ピン状部
25 ローラ
T 組立体
P プリント基板
26 アースパターン
27 固定ネジ
27a 頭部
27b ネジ部
28 バネ部材
S 静電破壊防止手段

Claims (5)

  1. 導電性のあるローラと、このローラに嵌挿されたシャフトと、このシャフトを回転自在に支持し、前記ローラがディスクに接離する方向へ前記シャフトを移動させるアーム部材と、アースパターンが設けられたプリント基板と、前記アーム部材と前記プリント基板間に張架され、前記ローラが前記ディスクに圧接する方向へ前記アーム部材を付勢するバネ部材とを備え、
    前記ディスクの搬送時には、前記バネ部材によって付勢された前記ローラが前記ディスクに圧接して、前記ディスクに帯電している静電気が前記ローラ、前記シャフト、前記アーム部材、及び前記バネ部材を順次経由して前記プリント基板の前記アースパターンに流れるようにしたことを特徴とするディスクプレーヤ。
  2. 請求項1の記載において
    前記アーム部材には、前記シャフトを回転自在に支持するための導電性を有する合成樹脂からなる軸受け部が取り付けられ、前記軸受け部により、前記シャフトと前記アーム部材との間を電気的に導通したことを特徴とするディスクプレーヤ。
  3. 請求項1、又は2の記載において、
    前記アーム部材は、前記シャフトの両端部を保持するために間隔を置いて配置された一対のアーム部と、この一対のアーム部を繋ぐ連結部を有し、前記バネ部材は、前記連結部の中央の位置で前記アーム部材に結合されたことを特徴とするディスクプレーヤ。
  4. 請求項1から3の何れか1項の記載において、
    前記プリント基板は前記ディスクプレーヤ内で固定ネジにより固定されており、前記固定ネジに、前記バネ部材の一端部が掛止めされたことを特徴とするディスクプレーヤ。
  5. 請求項4の記載において、
    前記固定ネジは、頭部と、この頭部に繋がって設けられたネジ部を有すると共に、前記プリント基板に重ね合わされて配置されたシャーシを有し、前記固定ネジの前記ネジ部が前記シャーシにねじ込まれることにより、前記頭部と前記シャーシとの間には前記プリント基板と前記バネ部材の一端部とが挟持され、このバネ部材の一端部が前記プリント基板の前記アースパターンに密着させられていることを特徴とするディスクプレーヤ。
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