JP2007304390A - 電子機器の筐体構造及びそれを備えた電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示パネルの周囲に狭い額縁しか有さない電子装置であっても、透光性部品を剥離し易くして製品リペアや製品廃棄時の材料分別を容易にする。
【解決手段】液晶パネル6(表示パネル)を備えた携帯電話機1の筐体構造において、液晶パネル6の表面側に接着固定された透光性部材10を割って剥がす取外し手段15を設ける。すなわち、透光性部材10において、予め所定の位置に凹溝16によって破断予定部15を設け、この破断予定部15において透光性部材10が割れるようする。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示パネルを備えた電子機器の筐体構造及びそれを備えた電子機器に関し、特に電子機器の製品リペア時及び製品廃棄時に表示パネルを覆う透光性部材を剥離し易くし、分解性を容易にする技術に関するものである。
表示パネルの表面側に透光性部材のパネルを接着固定する場合、通常使用時に透光性部材が剥がれないように、接着剤又は両面テープを用いて接着している。製品リペアや製品廃棄時に電子機器から透光性部材を剥がす際には、大きな力を加えなければならず、製品リペアや製品廃棄時の材料分別に不適当であるという欠点があった。
従来より、このような不便を解消する手段として、例えば、特許文献1の筐体構造のように、金属板をテコとして用いて透光性パネルを剥がすことが知られている。
特開平8−316646号公報
しかし、上記特許文献1の電子機器の筐体構造では、透光性部品の外側に金属板を配置しなければならず、狭い額縁しか有さないコンパクトな電子機器には、スペースの都合上問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、狭い額縁を有する電子装置であっても、透光性部品を剥離し易くして製品リペアや製品廃棄時の材料分別を容易にすることにある。
上記の目的を達成するために、第1の発明では、表示パネルを備えた電子機器の筐体構造を前提とし、
上記電子機器の筐体における表示パネルの表面側に接着固定される透光性部材と、
上記透光性部材を割って剥がす取外し手段とを備えている。
上記の構成によると、取外し手段によって、透光性部材を所定の位置で割って剥がすことができるので、そこを取っ掛かりとすることで、筐体に接着固定されて剥がれ難い透光性部材が容易に剥がれる。
第2の発明では、上記透光性部材において、予め所定の位置に上記取外し手段としての破断予定部を設け、該破断予定部において透光性部材が割れるようにしている。
上記の構成によると、透光性部材が破断予定部で割れるので、割れた部分を取り除いた後、残った部分を剥離させればよく、製品リペア及び分解が容易である。
第3の発明では、上記破断予定部は、上記透光性部材の裏面側に設けた凹溝により形成されている。
上記の構成によると、凹溝を形成することで薄肉となった部分で破断予定部が形成される。破断予定部を形成する凹溝が裏面側に設けられているので、凹溝が表面側から見えず、見映えがよい。また、凹溝にゴミが溜まらず、かつ、さわり心地が悪くならないので、不快感がない。
第4の発明では、上記破断予定部は、上記透光性部材の表面側及び裏面側に設けた凹溝により形成されている。
上記の構成によると、凹溝を形成することで薄肉となった部分で破断予定部が形成される。両面に凹溝を設けているので、破断予定部での破断が容易である。
第5の発明では、上記凹溝の少なくとも一方の端部には、分割用切欠部が形成されている。
上記の構成によると、分割用切欠部から亀裂が発生し、凹溝で薄肉となった破断予定部に沿って亀裂が進展するので、製品リペア及び分解が容易である。
第6の発明では、上記分割用切欠部は、平面視で内側に向かって尖った形状を有し、先端が上記凹溝に連続している。
上記の構成によると、凹溝側に応力が集中するので、凹溝の端部からの亀裂の発生がさらに容易となる。
第7の発明では、上記電子機器の筐体は、上記表示パネルを露出させる表示用窓部を備え、該表示用窓部の周縁には、上記透光性部材が嵌め込まれる平坦な額縁部が形成されている。
上記の構成によると、透光性部材が表示用窓部周縁の平坦な額縁部に嵌め込まれるので、見映えがよく、通常使用時に剥がれ難い。
第8の発明では、上記透光性部材と上記筐体とは、略連続した表面を形成している。
上記の構成によると、見映え及び手触りをよくするために透光性部材と筐体とで略連続した表面を形成すれば、透光性部材を取り外し難くなるが、取外し手段によって透光性部材の取り外しが容易となる。
第9の発明では、上記透光性部材の一部を上記破断予定部で引き剥がして割れるように、該透光性部材における破断予定部の近傍は切り欠かれ、引掛用切欠部が形成されている。
上記の構成によると、引掛用切欠部に工具を引っ掛けて透光性部材に額縁部から引き剥がす方向へ力を加えることにより、破断予定部において亀裂が生じ易くなる。
第10の発明では、上記額縁部の上記引掛用切欠部に対応する部分には、周囲よりも凹んだ引掛用凹部が形成されている。
上記の構成によると、引掛用切欠部に工具を引っ掛けて透光性部材に額縁部から引き剥がす方向へ力を加える際に、工具の先端を引掛用凹部に挿入することで、テコの原理を利用してさらに破断予定部に亀裂を生じさせ易くなる。
第11の発明では、上記透光性部材は、上記額縁部に接着固定用両面テープで接着固定され、
上記破断予定部は、接着固定用両面テープから0.3mm以上でかつ該接着固定用両面テープの幅を1mm以上確保できるだけ離れている。
すなわち、透光性部材の凹溝が接着固定用両面テープから0.3mm未満しか離れていないと、取付誤差により、凹溝とテープとが重なる部分が生じる場合があり、その場合には、接着力が強すぎて破断予定部に力を加えにくく、破断予定部から亀裂を生じさせるのが困難となるが、上記の構成によると、透光性部材の凹溝が適度に接着固定用両面テープから離れているので、破断予定部に力を加え易く、亀裂が生じ易い。一方、凹溝から離しすぎて両面テープの幅が確保できずに1mmを切ると、両面テープの接着力が保てず、また、両面テープの加工ができなくなる。
第12の発明では、上記額縁部には、上記表示パネルを上記筐体に固定するための表示パネル固定用ビスが挿通されるビス挿通孔が形成され、
上記透光性部材は、上記表示パネルを露出させるための可視部と、裏面側を隠すための隠蔽部とを備え、
上記表示パネル固定用ビスは、上記隠蔽部によって隠蔽されている。
上記の構成によると、表示パネル固定用ビスが表示パネルの隠蔽部で隠れるので、見映えがよい。また、表示パネル固定用ビスが額縁部に設けられているのでコンパクト化が図られると共に、別部材で隠す必要がなく、部品点数が減る。
第13の発明では、上記凹溝は、上記隠蔽部に形成されている。
上記の構成によると、凹溝により表示パネルの画面が乱れることはない。
第14の発明では、上記透光性部材は、ガラス、強化ガラス又は透明樹脂のいずれか1つからなる。
上記の構成によると、表示パネルが見易く、かつ表示パネルが確実に保護される。
第15の発明では、上記表示パネルは、液晶ディスプレイを備えるものとする。
上記の構成によると、安価で快適な画面が得られる。
第16の発明では、上記表示パネルは、有機ELディスプレイを備えるものとする。
上記の構成によると、低電力で高い輝度を得ることができ、視認性、応答速度、寿命、消費電力の点で優れている。
第17の発明では、電子機器は、上記第1乃至16の発明のいずれか1つの電子機器の筐体構造を備えている。
上記の構成によると、リペア性及びリサイクル性に優れた電子機器が得られる。
第18の発明では、電子機器は、携帯用通信機器とする。
上記の構成によると、携帯用通信機器では、特にコンパクトであることが要求されるため、透光性部材を剥がすためのスペースを設け難いが、本発明により、透光性部材を容易に剥がすことができるので、コンパクト性を悪化させることはない。
以上説明したように、本発明によれば、電子機器の筐体に接着固定された透光性部材を割って剥がすことにより、分解性がよく、剥離コストも安価になり、リペア性及びリサイクル性に優れた電子機器の筐体構造を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる電子機器としての携帯電話機の筐体構造を示す断面図である。図2は、本発明の実施形態にかかる携帯電話機の筐体構造の分解斜視図である。
図1及び図2において、携帯電話機1は、表面側キャビネット2と、裏面側キャビネット3とを備え、両者間にマグネシウムフレームなどの金属補強板4が狭持されている。この金属補強板4の表面側に液晶バックライト5が載置されている。この液晶バックライト5に表示パネルとしての液晶パネル6が液晶パネル固定用両面テープ7で固定されている。このことで、液晶パネル6及び液晶バックライト5が金属補強板4に保護されている。
上記表面側キャビネット2は、上記液晶パネル6を露出させる表示用窓部9を備え、該表示用窓部9の周縁には、透光性部材10が嵌め込まれる平坦な額縁部12が形成されている。額縁部12は、表面側キャビネット2の周縁2aよりも透光性部材10の厚さ分だけ低く形成され、上記表示パネル固定用ビス8が挿通されるビス挿通孔19が形成されている。このビス挿通孔19に表示パネル固定用ビス8を挿通して裏面側キャビネット3に締結することで、液晶パネル6が表面側キャビネット2及び裏面側キャビネット3に固定されている。
上記額縁部12の上から透光性部材10が接着固定用両面テープ13で接着固定されている。このように、透光性部材10が表示用窓部9の周縁に嵌め込まれるので、見映えがよく、通常使用時に剥がれ難いものとなっている。なお、液晶パネル6と透光性部材10との間には衝撃緩衝用のクッション14が挟み込まれている。
図3は、透光性部材10を示し、(a)が正面図で(b)が背面図である。図4は、本発明に係わる携帯電話機1の透光性部材10取外し前の状態を示す斜視図である。図5は、本発明に係わる携帯電話機1の透光性部材10取外し後の状態を示す斜視図である。
本発明の特徴として、携帯電話機1は、上記透光性部材10を割って剥がす取外し手段を備えている。すなわち、上記透光性部材10において、予め下側の所定の位置に取外し手段としての破断予定部15が設けられている。この破断予定部15において透光性部材10が割れ、下側部分10cが取外し可能に構成されている。
上記破断予定部15は、上記透光性部材10の表面側及び裏面側に設けた凹溝16により薄肉となった部分で構成されている。このように、両面に凹溝16を設けているので、破断予定部15での破断が容易となっている。なお、本実施形態では、凹溝16を左右全体に一直線に設けたが、非連続に設けてもよく、両端側のみ設けてもよい。
上記凹溝16の両端は切り欠かれて分割用切欠部20が形成されている。分割用切欠部20は、平面視で内側に向かって尖った形状を有し、先端が凹溝16に連続している。
図1に示すように、上記透光性部材10と上記表面側キャビネット2とで略連続した表面が形成されている。このことで、見映え及び手触りをよくするために透光性部材10と表面側キャビネット2とで略連続した表面を形成しても、破断予定部15によって透光性部材10を剥がし易いものとなっている。
上記透光性部材10の一部を上記破断予定部15で引き剥がして割れるように、透光性部材10における破断予定部15の近傍は平面視で半円状に切り欠かれ、引掛用切欠部17が形成されている。この引掛用切欠部17の形状は、半円でなくてもよく、矩形状であってもよい。
一方、上記額縁部12の上記引掛用切欠部17に対応する部分には、周囲よりも凹んだ引掛用凹部18が形成されている。つまり、平坦な額縁部12よりも2〜3mm程度凹み、引掛用切欠部17に挿通した工具先端を挿入でき、その状態で表面側キャビネット2の周縁2aに工具をあてながら、てこの原理を利用して透光性部材10を引き剥がすことができるようになっている。
上記透光性部材10は、上記液晶パネル6を露出させるための可視部10aと、裏面側を隠すための隠蔽部10bとを備えている。例えば、隠蔽部10bは、透光性部材10の裏面側に光を通さない塗料を印刷することで形成される。表示パネル固定用ビス8は、隠蔽部10bによって隠蔽されている。このため、表示パネル固定用ビス8が液晶パネル6の隠蔽部10bで隠れるので、見映えがよい。また、表示パネル固定用ビス8が額縁部12に設けられているのでコンパクト化が図られると共に、別部材で隠す必要がなく、部品点数が減る。
上記透光性部材10は、ガラス、強化ガラス又は透明樹脂からなるものとする。このことで、液晶パネル6が見易く、かつ液晶パネル6が確実に保護されるようになっている。
上記透光性部材10は、図3に斜線で示す部分に貼り付けられた接着固定用両面テープ13を上記額縁部12に貼り付けることで、接着固定されている。凹溝16の中心は、接着固定用両面テープ13から0.3mm以上離れている(0.3mm≦L1)。そして、接着力及び加工性の観点から接着固定用両面テープの幅は、1mm以上確保するようにしている(L2≧0.1mm)。
−透光性部材の取外し手順−
次に、本実施形態にかかる透光性部材の取外し手順について説明する。
まず、図4に示す状態から、引掛用切欠部17に工具(図示せず)の先端を引っ掛けて透光性部材10に力を加える。このとき、工具の先端を引掛用凹部18に挿入し、表面側キャビネット2の周縁2aに工具をあてながら、てこの原理を利用して凹溝16で薄肉となった破断予定部15に容易に亀裂を生じさせることができる。
このとき、凹溝16の両端の分割用切欠部20から亀裂が発生し、破断予定部15に沿って亀裂が進展する。分割用切欠部20は、平面視で内側に向かって尖った形状を有し、先端が凹溝16に連続しているため、凹溝16側に応力が集中し、凹溝16の端部から容易に亀裂を発生させることができる。
次いで、亀裂が生じて他の部分と分断された透光性部材10の下側部分10cを表面側キャビネット2から剥がす。すると、破断予定部15で下側部分10cが取り外され、図5の状態になる。
透光性部材10の材料がガラス又は強化ガラスの場合は、透光性部材10に対して叩き分断を行ってから、引掛用切欠部17を用いて剥がしてもよい。
このとき、透光性部材10の凹溝16が接着固定用両面テープ13から0.3mm未満しか離れていないと、接着力が強すぎて破断予定部15に力を加えにくく、破断予定部15から亀裂を生じさせるのが困難となるが、本実施形態では、透光性部材10の凹溝16が適度に接着固定用両面テープ13から離れているので、製作誤差により凹溝16に接着固定用両面テープ13が重ならず、破断予定部15に力を加え易く、亀裂が生じ易い。
次に、下側部分10cが取り外された残りの透光性部材10の下側に工具を引っ掛けて剥がすことで、表面側キャビネット2に接着固定されて剥がれ難い透光性部材10を容易に剥がすことができる。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態にかかる携帯電話機1によると、表面側キャビネット2に接着固定された透光性部材10を割って剥がすことにより、分解性がよく、剥離コストも安価になり、リペア性及びリサイクル性に優れたものとすることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、予め所定の場所に凹溝16を設け、残った薄肉の部分で破断予定部15を形成したが、単にスジを設けて破断し易くして破断予定部15を形成してもよい。
上記実施形態では、透光性部材10の両面に凹溝16を設けて破断予定部15を形成したが、透光性部材10の裏面側にのみ設けた凹溝16により形成してもよい。このことで、破断予定部15を形成する凹溝16が裏面側に設けられているので、凹溝16が表面側から見えず、見映えがよい。また、凹溝16にゴミが溜まらず、かつ、さわり心地が悪くならないので、不快感がない。
上記実施形態では、透光性部材10の下側に凹溝16を設けたが、上側の隠蔽部10bに設けてもよい。但し、可視性を妨げないようにするために、凹溝16は、隠蔽部10bに設けるのが望ましい。
上記実施形態では、凹溝16と分割用切欠部20とが設けられているが、どちらか片方のみ設けてもよい。但し、両者を設けることで確実に破断予定部15に沿って亀裂を発生させることができる。
上記実施形態では、引掛用切欠部17及び引掛用凹部18を設けたが、これらを必ずしも設ける必要はなく、その場合には、吸着パッド又は吸盤を用いて下側部分10cを剥がしてもよい。
上記実施形態では、表示パネルは、液晶パネル6よりなり、液晶ディスプレイを備えるものとしたが、有機ELディスプレイを備えるものとしてもよい。このことで、低電力で高い輝度を得ることができ、視認性、応答速度、寿命、消費電力の点で優れた携帯電話機1が得られる。
上記実施形態では、電子機器は、携帯通信機器としての携帯電話機1としたが、PC、モバイルツール、電子辞書、ゲーム機、電卓、複写機等であってもよい。また、PHS、PDAなどの携帯通信機器であってもよい。しかし、携帯電話機1に代表される携帯用通信機器では、特にコンパクトであることが要求されるため、透光性部材10を剥がすためのスペースを設け難いが、本実施形態によると、コンパクト性を悪化させることはない。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態にかかる携帯電話機の筐体構造を示す断面図である。 本発明の実施形態にかかる携帯電話機の筐体構造の分解斜視図である。 透光性部材を示し、(a)が正面図で(b)が背面図である。 携帯電話機の筐体構造の透光性部材取外し前の状態を示す斜視図である。 携帯電話機の筐体構造の透光性部材取外し後の状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 携帯電話機(電子機器、携帯通信機器)
2 表面側キャビネット(筐体)
6 液晶パネル(表示パネル)
9 表示用窓部
10 透光性部材
10a 可視部
10b 隠蔽部
12 額縁部
13 接着固定用両面テープ
15 破断予定部(取外し手段)
16 凹溝
17 引掛用切欠部
18 引掛用凹部
19 ビス挿通孔
20 分割用切欠部

Claims (18)

  1. 表示パネルを備えた電子機器の筐体構造において、
    上記電子機器の筐体における表示パネルの表面側に接着固定される透光性部材と、
    上記透光性部材を割って剥がす取外し手段とを備えている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  2. 請求項1に記載の電子機器の筐体構造において、
    上記透光性部材において、予め所定の位置に上記取外し手段としての破断予定部を設け、該破断予定部において透光性部材が割れるようにしている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  3. 請求項2に記載の電子機器の筐体構造において、
    上記破断予定部は、上記透光性部材の裏面側に設けた凹溝により形成されている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  4. 請求項2に記載の電子機器の筐体構造において、
    上記破断予定部は、上記透光性部材の表面側及び裏面側に設けた凹溝により形成されている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  5. 請求項3又は4に記載の電子機器の筐体構造において、
    上記凹溝の少なくとも一方の端部には、分割用切欠部が形成されている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  6. 請求項5に記載の電子機器の筐体構造において、
    上記分割用切欠部は、平面視で内側に向かって尖った形状を有し、先端が上記凹溝に連続している
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  7. 請求項2乃至6のいずれか1つに記載の電子機器の筐体構造において、
    上記電子機器の筐体は、上記表示パネルを露出させる表示用窓部を備え、該表示用窓部の周縁には、上記透光性部材が嵌め込まれる平坦な額縁部が形成されている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  8. 請求項7に記載の電子機器の筐体構造において、
    上記透光性部材と上記筐体とは、略連続した表面を形成している
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  9. 請求項7又は8に記載の電子機器の筐体構造において、
    上記透光性部材の一部を上記破断予定部で引き剥がして割れるように、該透光性部材における破断予定部の近傍は切り欠かれ、引掛用切欠部が形成されている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  10. 請求項9に記載の電子機器の筐体構造において、
    上記額縁部の上記引掛用切欠部に対応する部分には、周囲よりも凹んだ引掛用凹部が形成されている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  11. 請求項7乃至10のいずれか1つに記載の電子機器の筐体構造において、
    上記透光性部材は、上記額縁部に接着固定用両面テープで接着固定され、
    上記破断予定部は、接着固定用両面テープから0.3mm以上でかつ該接着固定用両面テープの幅を1mm以上確保できるだけ離れている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  12. 請求項7乃至11のいずれか1つに記載の電子機器の筐体構造において、
    上記額縁部には、上記表示パネルを上記筐体に固定するための表示パネル固定用ビスが挿通されるビス挿通孔が形成され、
    上記透光性部材は、上記表示パネルを露出させるための可視部と、裏面側を隠すための隠蔽部とを備え、
    上記表示パネル固定用ビスは、上記隠蔽部によって隠蔽されている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  13. 請求項12に記載の電子機器の筐体構造において、
    上記凹溝は、上記隠蔽部に形成されている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1つに記載の電子機器の筐体構造において、
    上記透光性部材は、ガラス、強化ガラス又は透明樹脂のいずれか1つからなる
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1つに記載の電子機器の筐体構造において、
    上記表示パネルは、液晶ディスプレイを備えている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  16. 請求項1乃至14のいずれか1つに記載の電子機器の筐体構造において、
    上記表示パネルは、有機ELディスプレイを備えている
    ことを特徴とする電子機器の筐体構造。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1つに記載の電子機器の筐体構造を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
  18. 携帯用通信機器である
    ことを特徴とする請求項17に記載の電子機器。
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