JP2007303350A - 可変動弁機構 - Google Patents

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Masayuki Yamamoto
真之 山本
Yoshihiko Hamamura
芳彦 濱村
Koki Yamaguchi
弘毅 山口
Koichi Shimizu
弘一 清水
Yuji Yoshihara
裕二 吉原
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Toyota Motor Corp
Otics Corp
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Abstract

【課題】アームアセンブリに発生する傾動力の向きを変えて、動弁系部品の局部摩耗を抑える。
【解決手段】アームアセンブリ3を入力アーム15と出力アーム15とスライダ19とで構成し、カムシャフト上のカムで入力アーム14を駆動し、出力アーム15でロッカアーム17を介しバルブ18を開閉する。支持パイプ13の内側にコントロールシャフト22を挿通し、ピン4とブッシュ5でスライダ19に連結する。コントロールシャフト22を軸線方向に移動し、スライダ19によりスプライン20を介し入力アーム14と出力アーム15との相対位相を変更する。ピン4とブッシュ5をバルブ軸線Vに関し横向きに設け、コントロールシャフト22の移動に伴う傾動力Mの発生方向とバルブ反力Fの作用方向とを直角に近い角度で交差させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関のバルブリフト量を変更する可変動弁機構に関する。
従来、自動車用ガソリンエンジンにおいて、低速低負荷時の燃費を向上し、高速高負荷時の出力を高めるために、バルブのリフト量、作用角、開閉タイミングをエンジンの回転数に応じて変更する可変動弁機構が提案されている。例えば、特許文献1には、図6〜図9に示すような可変動弁機構が記載されている。
この可変動弁機構11はカムシャフト12と平行な支持パイプ13を備え、支持パイプ13上に一気筒あたり一つの入力アーム14と二つの出力アーム15とが設けられている。入力アーム14はカムシャフト12上のカム16によって駆動され、出力アーム15がロッカアーム17を介してバルブ18を縦方向の軸線Vに沿って開閉する。
両方のアーム14,15の内側において支持パイプ13上にはスライダ19が摺動可能に支持され、スライダ19の中央部がスプライン20を介して入力アーム14に噛み合わされ、スライダ19の両端部がスプライン21を介して出力アーム15に噛み合わされている。スプライン20,21は逆向きの斜状に形成され、スライダ19の摺動に伴い、入力アーム14と出力アーム15とが互いに反対方向へ揺動する。
支持パイプ13の内側にはコントロールシャフト22が挿通され、ピン24によってスライダ19に連結されている。ピン24はコントロールシャフト22の一箇所にバルブ軸線Vと略平行に突設され、突端が支持パイプ13の軸方向長孔25を通りスライダ19の周方向溝26に嵌入されている。なお、特許文献2には、ピン24の突端にブッシュを装着し、ピン24と周方向溝26との摩擦を抑える技術が記載されている。
そして、アクチュエータ(図示略)によりコントロールシャフト22を軸線方向に駆動し、スライダ19により入力アーム14と出力アーム15との相対位相を変化させて、バルブ18のリフト量、作用角、開閉タイミングをエンジンの回転数に応じて連続的に変更するようになっている。
特開2001−263015号公報 特開2005−002835号公報
ところで、ピン24をコントロールシャフト22の一箇所に設けた可変動弁機構11では、コントロールシャフト22を低リフト位置から高リフト位置(図9の矢印A方向)へ移動したときに、アームアセンブリ27にピン24を中心とする傾動力Mが発生する。また、このときアームアセンブリ27には、バルブスプリング28の強い反発力Fがロッカアーム17を介しバルブ軸線V方向において上向きに作用する。
ところが、従来の可変動弁機構11によると、図8に示すように、ピン24がバルブ軸線Vと略平行な縦向きに設けられているので、傾動力Mの発生方向がバルブ反力Fの作用方向と略一致する。このため、傾動力Mとバルブ反力Fとがコントロールシャフト22周りの特定の部位(例えば図9の部位P1,P2)に集中的に作用し、動弁系部品に局部摩耗が発生しやすくなるという問題点があった。
本発明の目的は、上記課題を解決し、コントロールシャフトの移動に伴って発生する傾動力の向きを変えることで、動弁系部品の局部摩耗を抑えることができる可変動弁機構を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の可変動弁機構は、内燃機関のバルブを開閉する出力アームと、カムシャフト上のカムによって駆動される入力アームと、両方のアームに噛み合うスライダと、スライダにピンを介して連結されたコントロールシャフトとを備え、コントロールシャフトを軸線方向へ移動して、出力アームと入力アームの相対位相を変更する機構において、ピンの軸線とバルブの軸線とのなす角度が45〜135°であることを特徴とする。
ピンの軸線とバルブの軸線とのなす角度は、特に限定されないが、45〜135°であるのがより好ましく、75〜105°であるのが最も好ましい。この角度が90°に近づくほど、傾動力の作用方向とバルブ反力の作用方向とが大きく相違することになるため、局部摩耗をより効果的に抑制できるからである。
また、ピンをコントロールシャフト周りの一箇所に設けてもよく、コントロールシャフト周りの二箇所(例えば、180°離れた二箇所)に設けてもよい。後者の場合には、コントロールシャフトの移動に伴って発生する傾動力自体を軽減できる効果がある。なお、ピンは、コントロールシャフト側に設けてもよく、スライダ側に設けて実施することも可能である。
本発明の可変動弁機構によれば、ピンの軸線とバルブの軸線とのなす角度が45〜135°であるため、傾動力の発生方向とバルブ反力の作用方向とが直角又はそれに近い角度で交差する。このため、傾動力とバルブ反力とをコントロールシャフト周りに分散させ、特定部位への集中荷重を回避し、動弁系部品の局部摩耗を抑制できるという優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1、図3に示すように、この可変動弁機構1は、支持パイプ13上に気筒と同数のアームアセンブリ3を備えている。アームアセンブリ3は、ガソリンエンジンのバルブ(吸気又は排気バルブ)18を開閉する左右一対の出力アーム15と、カムシャフト12上のカム16によって駆動される一つの入力アーム14と、両方のアーム14,15に噛み合うスライダ19とから構成されている。
支持パイプ13の内側にはコントロールシャフト22が挿通され、コントロールシャフト22の一箇所がピン4を介してスライダ19に連結されている。そして、アクチュエータ(図示略)によりコントロールシャフト22を軸線方向に移動し、スライダ19によりスプライン20,21を介して入力アーム14と出力アーム15との相対位相をエンジンの回転数や負荷に応じて連続的に変更するようになっている。
図2に示すように、ピン4はバルブ18の軸線Vに関して横向きに設けられている。具体的には、以下に説明する実施例1〜3において、ピン4の軸線Hとバルブ18の軸線Vとのなす角度θが75〜105°に設定されている。また、ピン4は突端部にブッシュ5を備え、ブッシュ5がスライダ19の周方向溝26に嵌合して、スライダ19の回動に伴うピン4及び周方向溝26の摩耗を抑制できるようになっている。
図1〜図3は本発明の実施例1を示す。この実施例では、コントロールシャフト22の一箇所にピン孔23がカムシャフト12側に向かって開口するように凹設されている。ピン孔23にはピン4の基部が挿入固定され、ピン4の先端部にブッシュ5が固着されている。そして、一組のピン4とブッシュ5が、バルブ軸線Vに関し横向きで、カムシャフト12の軸線に対し略直交する向きでコントロールシャフト22上に設けられている。
ブッシュ5は周方向溝26の幅と略同じ厚さのリング部材から分割形成されている。入力アーム14とスライダ19には、ピン4とブッシュ5をコントロールシャフト22に組み付けるための開口部6,7が設けられている。支持パイプ13はハウジング2に支持され、ハウジング2と左右の出力アーム15との間にシム8が交換可能に介装され、シム8によってアームアセンブリ3の軸線方向位置を微調整できるようになっている。
この実施例の可変動弁機構1において、コントロールシャフト22が低リフト位置から高リフト位置(図3の矢印A方向)へ移動するときには、図2に示すように、アームアセンブリ3にピン4を中心とする傾動力Mとバルブスプリング28の強い反発力Fとが作用する。しかし、ピン4とブッシュ5がバルブ軸線Vに関し横向きに設けられているので、傾動力Mの発生方向とバルブ反力Fの作用方向とが直角に近い角度で交差する。従って、傾動力Mとバルブ反力Fをコントロールシャフト22周りに分散させ、アームアセンブリ3の特定部位への集中荷重を回避して、動弁系部品の局部摩耗を抑えることができる。
図4は本発明の実施例2を示す。この実施例では、一組のピン4とブッシュ5が、カムシャフト12の反対側において、コントロールシャフト22の一箇所に設けられている。ピン4の向きは、実施例1と同様、バルブ軸線Vに関し横向きであり、カムシャフト12の軸線に対し略直交する向きである。従って、この可変動弁機構1によっても、傾動力Mとバルブ反力Fをコントロールシャフト22周りに分散させ、アームアセンブリ3の特定部位への集中荷重を回避することができる。
図5は本発明の実施例3を示す。この実施例では、二組のピン4とブッシュ5が、バルブ軸線Vに関し横向きで、カムシャフト12の軸線に対し略直交する向きで、コントロールシャフト22上の180°離れた二箇所に設けられている。従って、この可変動弁機構1によれば、特に、コントロールシャフト22の動力を二組のピン4とブッシュ5でスライダ19にバランスよく伝え、アームアセンブリ3に発生する傾動力を軽減して、動弁系部品の局部摩耗を抑えることができる。
本発明の実施例1を示す可変動弁機構の立面図である。 図1の可変動弁機構のアームアセンブリを示す断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 本発明の実施例2を示す可変動弁機構の断面図である。 本発明の実施例3を示す可変動弁機構の断面図である。 従来の可変動弁機構を示す立面図である。 図6の可変動弁機構のアームアセンブリを示す斜視図。 該アームアセンブリの断面図である。 図8のIX−IX線断面図である。
符号の説明
1 可変動弁機構
3 アームアセンブリ
4 ピン
5 ブッシュ
12 カムシャフト
14 入力アーム
15 出力アーム
16 カム
18 バルブ
19 スライダ
22 コントロールシャフト

Claims (1)

  1. 内燃機関のバルブを開閉する出力アームと、カムシャフト上のカムによって駆動される入力アームと、両方のアームに噛み合うスライダと、スライダにピンを介して連結されたコントロールシャフトとを備え、コントロールシャフトを軸線方向へ移動して、出力アームと入力アームの相対位相を変更する可変動弁機構において、ピンの軸線とバルブの軸線とのなす角度が45〜135°であることを特徴とする可変動弁機構。
JP2006131945A 2006-05-10 2006-05-10 可変動弁機構 Pending JP2007303350A (ja)

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