JP2007303214A - 木製壁 - Google Patents

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国雄 佐々木
Yasuhiro Uehara
靖弘 上原
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【課題】構築の際の手間を省けると共にコスト下げることが可能で、しかも壁面近くを通過する人や自転車あるいは車両に対して危険な出っ張りのない壁面を実現する。
【解決手段】金属製のT字形の支柱1を所定の間隔で立設し、柱状の木材5の長手方向の両端部に支柱1の約半分の形状を有する溝6を設けて、この木材5を横に寝かせて両端部を前記溝6により2本の支柱1の外側半分に嵌合させることで、複数本の木材5を支柱1間に垂直に積み上げ、同様に各支柱1間に木材5を積み上げることによって横方向に隣り合う木材5の互いの溝6により各支柱1を内包する構造とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、横に寝かせて垂直に積み上げた木材とこの木材の両端を支える金属製の支柱を備えた木製壁に関するものである。
従来のこの種の木製壁として、例えば、特許文献1に示される道路の遮音壁構造がある。
図9はこの遮音壁構造の正面図、図10はその要部の横断平面図である。
両図に見られるようにこの構造は、横に寝かせて垂直に積み上げた木材101により構成される遮音パネル102の両端を、一定の間隔でコンクリート製の基礎103に下端を埋め込んで固定したH鋼104の溝に挿入し、また、遮音パネル102の両端には縦溝105を形成して、この縦溝105に遮音パネル102とH鋼104との隙間を閉塞するパッキン材106を嵌めこむと共に、遮音パネル102の外側に露出しているH鋼104の平行面に垂直木材107を連結金具により取り付けた構造としている。
特開平9−256328号公報(段落「0014」〜段落「0022」、図6、図7)
しかしながら、上述した従来の技術においては、遮音パネルで形成される壁面の外側にH鋼が露出することによる危険を防止し、かつ美観を向上させるための垂直木材が必要であって、この垂直木材をH鋼に取り付けるには、垂直木材1本に付き複数の特殊な連結金具が必要であるため、取り付けに手間がかかるだけでなくコストも上昇し、しかも垂直木材が壁面からの出っ張りとなって、壁面近くを通過する人や自転車あるいは車両に対して危険になるというに問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
そのため、本発明の木製壁は、所定の間隔で立設した金属製の支柱と、長手方向の両端部に前記支柱の約半分の形状を有する溝を設けた柱状の木材を備え、この木材を横に寝かせて両端部を前記溝により2本の支柱の外側半分に嵌合させることで、複数本の木材を支柱間に垂直に積み上げ、同様に各支柱間に木材を積み上げることによって横方向に隣り合う木材の互いの溝により各支柱を内包するようにした構造を有することを特徴とする。
このようにした本発明は、横方向に隣り合う木材の互いの溝により各支柱を内包する構造としているため、特殊な連結金具を用いて別の木材で支柱を隠す必要がなくなり、そのため構築の際の手間を省けると共にコスト下げることが可能になるという効果が得られ、しかも壁面近くを通過する人や自転車あるいは車両に対して危険な出っ張りのないフラットな壁面を実現できるという効果も得られる。
以下、図面を参照して本発明による木製壁の実施例を説明する。
図1は第1の実施例を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)側面図である。
図において1は断面形状がT字形の金属製の支柱で、下端にプレート2を有し、このプレート2をアンカーボルト等の固定具3によりコンクリート製の長尺あるいはブロック状の基礎4により固定することで、支柱1は基礎4上に所定の間隔で複数立設されている。
尚、支柱1はH鋼を半分に切断することにより得られるが、初めからT字形に形成されたものでもよい。
また、基礎4は地中に埋め込まれたものでもよいし、また地上に置かれたものでもよく、更に、各種施設の一部等既存の構築物であってもよい。
5は一定の長さを有する柱状の木材で、長手方向の両端部に支柱1の形状であるTの「一」の部分の約半分が嵌合する上下方向の溝6を有している。
この木材5には、予め防腐・防蟻等の薬剤(薬液)を注入しておくとよい。
本実施例は、このようにした木材5を横に寝かせて両端部を溝6により2本の支柱1の「一」の部分の外側半分に嵌合させることにより、複数本の木材5を支柱1間に垂直に積み上げ、同様に各支柱1間に木材5を積み上げることにより、横方向に隣り合う木材5の互いの溝6によって各支柱1を内包する木製壁を構築するもので、この木製壁を例えば防音・防風壁として道路に沿って構築する場合、あるいは各種のスポーツ競技上のスタンド周囲の防音・防風壁として構築する場合等には、各木材5の少なくとも1個所(図では2個所)に上下方向に貫通するボルト挿通孔を予め設けておき、支柱1間に木材5を積み上げる際、各木材5のボルト挿通孔に下方から長軸ボルト7を通し、その上端のネジ部にナットを螺合締結することで、積み上げた木材5を固定する。
このようにすることによって、地震等の衝撃に対して木材5が支柱1間から外れることを防止することができる。
尚、少なくとも最上部の木材5をボルト8で支柱1に固定することで、木材5が支柱1間から外れることをより確実に防止することが可能となる。
また、このような木製壁において、壁の端になる支柱1は半分が露出することになるが、この支柱1の半分を内包する溝を設けた端部用木材9をボルト8により複数箇所で固定して、壁の端になる支柱1を露出させないようにする。
これらのボルト8に対しては、埋木処理を施して表面に露出しないようにする。
更に、各木材5の上下面に凹凸を設けて嵌合させるものとする。
図2は各木材5の上下面に凹凸を設けて嵌合させる場合の一例を示す斜視図で、この図に示したように木材5の下面に長手方向に延在する凹部5aを設け、上面には長手方向に延在する凸部5bを設けて、木材5を積み上げる際、上下の木材5の凹部5aと凸部5bを嵌合させるようにする。
この凹部5aと凸部5bの形状は、断面四角形に限らず、台形、円弧形、三角形等の任意の形状でよい。
このようにすることで防音・防風性を高めることができる。
以上説明した実施例によれば、柱状の木材の長手方向の両端面に溝を設け、この木材を横に寝かせて両端部を溝により2本の支柱の外側半分に嵌合させることにより、複数本の木材を支柱間に垂直に積み上げ、同様に各支柱間に木材を積み上げることによって横方向に隣り合う木材の互いの溝により各支柱を内包する構造としているため、特殊な連結金具を用いて別の木材で支柱を隠す必要がなくなり、そのため構築の際の手間を省けると共にコスト下げることが可能になるという効果が得られ、しかも壁面近くを通過する人や自転車あるいは車両に対して危険な出っ張りのないフラットな壁面を実現できるという効果も得られる。
尚、上述した実施例では、支柱1の形状であるTの「I」の部分は横方向に隣り合う木材5の端面間に挟まれ、それによる端面間の隙間の部分で支柱1が木材5の外側から見えることになるが、僅かに見える程度であるので美観上問題となるほどではない。
図3は別の実施例を示す要部平面図、図4は図3の実施例における木材の端部を示す斜視図である。
この実施例は、図4に示したように木材5の端部にL字形つまりT字形の半分の形状を持つ溝10を設け、図3に示したように横方向に隣り合う一方の木材5の端部を溝10によりT字形の支柱1の外側半分に嵌合させ、他方の木材5の端部を溝10によりT字形の支柱1の残り半分の外側に嵌合させたもので、このような構造とすることにより、横方向に隣り合う木材5の溝10で支柱1を露出しないように内包することができ、美観が向上するものとなる。
図5は十字形にした支柱を使用する実施例を示す要部平面図である。
この実施例は、T字形の支柱1を溶接等により十字形に接合し、また木材5の端部に支柱1の接合面の厚さに対応する幅でかつ溝6と同形状の溝11を設けて、横方向に隣り合う一方の木材5の端部を溝10により十字形に接合した2つの支柱1の外側約半分に嵌合させ、他方の木材5の端部を溝10によりT字形の支柱1の残り半分の外側に嵌合させたもので、このような構造とすることにより、支柱1の強度ひいては壁全体の強度を高めることができる。
図6は十字形にした支柱を使用する別の実施例を示す要部平面図である。
この実施例は、T字形の支柱1を溶接等により十字形に接合し、また木材5の端部に支柱1のT字形つまり十字形の半分の形状を持つ溝12を設け、横方向に隣り合う一方の木材5の端部を溝12により十字形に接合した2つの支柱1の外側半分に嵌合させ、他方の木材5の端部を溝10により十字形に接合した2つの支柱1の残り半分の外側に嵌合させたものである。
このような構造とすることにより、横方向に隣り合う木材5の溝12で支柱1を露出しないように内包することができるで美観が向上し、しかも支柱1の強度ひいては壁全体の強度を高めることができる。
図7はH鋼による支柱を使用する実施例を示す要部平面図である。
この実施例は、H鋼を支柱1とし、また木材5の端部に支柱1のコの字形つまりH字形の半分の形状を持つ溝13を設け、横方向に隣り合う一方の木材5の端部を溝13によりH鋼である支柱1の外側半分に嵌合させ、他方の木材5の端部を溝13によりH鋼である支柱1の残り半分の外側に嵌合させたもので、このような構造とすることにより、横方向に隣り合う木材5の溝13で支柱1を露出しないように内包することができるで美観が向上し、支柱1の強度ひいては壁全体の強度を高めることができる。
尚、図3〜図7の各実施例において、支柱1の固定、木材5の積み上げ及び固定は図1の図2の実施例と同様に行われることは無論である。
図8は本発明を家屋周囲の塀として使用する場合の実施例を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
この実施例の基本的な構造は図1で説明した実施例と同様であるが、支柱1の下端はコンクリート製のブロック状の基礎4に埋設されて固定されていて、この基礎4は地中に埋められている。
このようにブロック状の基礎4に下端を埋設して所定の間隔で立設され支柱1間に端部に溝6を設けた木材5を上述した図1の実施例と同様に積み上げて、その最上部に例えば断面形状が略5角形の笠木14を重ね、その際、予め各木材5及び笠木14の少なくとも1個所(図では2個所)に設けた上下方向に貫通するボルト挿通孔に下方から長軸ボルト7を通して、その上端のネジ部にナットを螺合締結することで、積み上げた木材5及び笠木14を固定し、更に少なくとも最上部の木材5をボルト8で支柱1に固定する。
この場合、予め各木材5の前後の表面に適当な間隔で縦方向に浅い溝を設けると共に、また上下の角部にも同様に浅い溝を設けてブロック状の模様をつくりその模様に白色等で着色する。
このようにすることで防音・防風、及び美観に優れた塀を構築することができる。
尚、支柱1は、断面形状がT字形のものに限らず、十字形、H形のいずれのものでもよく、その場合これらの形状に対応して木材5の端部に溝10〜13のいずれか設ければよい。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明の木製壁は、防音・防風壁や塀に限らず、例えば、ビルや住宅等において、大きな部屋を複数の部屋に仕切る場合の壁として利用することも可能である。
発明の一実施例を示す図 上下面に凹凸を設けた木材の一例を示す図 別の実施例を示す要部平面図 図3の実施例における木材の端部を示す斜視図 十字形にした支柱を使用する実施例を示す要部平面図 十字形にした支柱を使用する別の実施例を示す要部平面図 H鋼の支柱を使用する実施例を示す要部平面図 塀として利用する実施例を示す図 従来技術を示す正面図 従来技術の要部の横断平面図 1 支柱 2 プレート 3 アンカーボルト 4 基礎 5 木材 5a 凹部 5b 凸部 6 溝 7 長軸ボルト 8 ボルト 9 端部用木材 10〜13 溝 14 笠木

Claims (3)

  1. 所定の間隔で立設した金属製の支柱と、
    長手方向の両端部に前記支柱の約半分の形状を有する溝を設けた柱状の木材を備え、
    この木材を横に寝かせて両端部を前記溝により2本の支柱の外側半分に嵌合させることで、複数本の木材を支柱間に垂直に積み上げ、同様に各支柱間に木材を積み上げることによって横方向に隣り合う木材の互いの溝により各支柱を内包するようにした構造を有することを特徴とする木製壁。
  2. 請求項1に記載の木製壁において、
    前記支柱は、断面形状がT字形、十字形、H形のいずれかであることを特徴とする木製壁。
  3. 請求項1記載の 請求項1に記載の木製壁において、
    木材にブロック状の模様をつけたことを特徴とする木製壁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016029260A (ja) * 2015-10-28 2016-03-03 東海旅客鉄道株式会社 隙間埋め構造
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