JP3092048U - クロスフェンス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体的フェンスであることから、高い景観性
を得られるのと同時に、風圧による負荷を軽減させ、破
損及び腐食に対応が容易なメンテナンスフリー構造を得
る。 【解決手段】 円柱材等をを垂直に立てて支柱とし、支
柱間を交差するように横部材を結束することで立体性を
持たせ景観性を高め、空隙効果を確保する。連続して次
の支柱間にも同様に交差させ横部材を結束していくシン
プルな組み合わせであることから、施工性が良くメンテ
ナンスフリーである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、建築構造物に付帯する塀やフェンスとして、また軽度の治山工事、 造園工事、災害防止工事等の土木工事に有効である。

【０００２】

【従来の技術】

従来より木製のフェンスは平面状の柵が多い。これらは木材が自然に調和する 優れた景観性を十分に引き出せていないものが多く、腐食による交換が困難なも のがありメンテナンス性に欠けていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

横部材に角度を与え立体的なフェンスとすることで、木材の景観性を十分に発 揮する。

【０００４】 また、横部材には支柱に近い位置で隙間ができるため、多少の空隙効果を持た せることで、フェンスにかかる風圧からの負荷を軽減させ、劣化を防ぐ。さらに は、どの部材が破損及び腐食しても交換が容易な構造である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

円柱材等をを垂直に立てて支柱とし、支柱間を交差するように横部材を結束す ることで立体性を持たせ景観性を高め、空隙効果を確保する。

【０００６】 連続して次の支柱間にも同様に交差させ横部材を結束していくシンプルな組み 合わせであることかで、メンテナンスフリー効果を得る。

【０００７】 また、横部材には円柱材等に限らず、角材などを用いてもよい。

【０００８】

【考案の実施の形態】 図１、図２、図４において、支柱部材Ａは円柱材等を用い、固定部Ｄを安定す るように垂直に設置する。

【０００９】 横部材Ｂは、支柱部材Ａの間を交差するように支柱部材Ａと連結し、隣の支柱 間と連続性を持つように組上げていく。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、次に記載する効果を奏する。

【００１１】 木製の本考案は間伐材等から製作することが可能な為、間伐材の有効利用とし ても大きな効果を上げる。

【００１２】 本考案は立体的フェンスであることから、高い景観性を得られるのと同時に、 支柱付近に空隙効果を持つことで、風圧による負荷を軽減させることを可能とし ている。

【００１３】 本考案は連続性のあるシンプルな構造であることから、施工性が良く短期間で の施工を可能とし、どの部材が破損及び腐食しても交換が容易な構造である。

【図面の簡単な説明】

【図１】円柱材等の支柱部材を垂直に立てて、横部材を
交差させて支柱間に設置し、支柱に連結させたフェンス
の斜視図。

【図２】円柱材等の支柱部材を垂直に立てて、横部材を
交差させて支柱間に設置し、支柱に連結させたフェンス
の正面図。

【図３】円柱材等の支柱部材を垂直に立てて、横部材を
交差させて支柱間に設置し、支柱に連結させたフェンス
の平面図。

【図４】円柱材等の支柱部材を垂直に立てて、横部材を
交差させて支柱間に設置し、支柱に連結させたフェンス
の側面図。

【符号の説明】

Ａ、支柱部材 Ｂ、横部材 Ｃ、支柱部材と横部材の連結部材 Ｄ、固定部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】円柱材等の支柱部材を垂直に立てて、横部
   材を交差させて支柱間に設置し、支柱に連結させたフェ
   ンス。
2. 【請求項２】請求項１を連続して連結するとき、横部材
   どうしの連結部分も交差させ、柵長が伸びたり曲線や角
   度が発生しても同じ繰り返しで連結させたフェンス。