JP2007302607A - 抗しわ剤及び抗しわ用化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れたエラスターゼ阻害活性及び/又はコラーゲン産生促進作用を有し、皮膚の老化を防止、予防、改善するエラスターゼ阻害剤、コラーゲン産生促進剤及び抗しわ効果を有する化粧料を提供する。
【解決手段】アイスランドモス(Cetraria islandica)の抽出物を有効成分として含むことを特徴とするエラスターゼ阻害剤及び/又はコラーゲン産生促進剤、及びこれらに紫外線遮断・吸収剤を配合した抗しわ効果を有する化粧料。
【選択図】なし
【解決手段】アイスランドモス(Cetraria islandica)の抽出物を有効成分として含むことを特徴とするエラスターゼ阻害剤及び/又はコラーゲン産生促進剤、及びこれらに紫外線遮断・吸収剤を配合した抗しわ効果を有する化粧料。
【選択図】なし
Description
本発明は、皮膚の老化防止に有効なエラスターゼ阻害剤、又はコラーゲン産生促進剤、これら両者を含有する抗しわ剤、及びこの抗しわ剤が配合された抗しわ化粧料に関する。また、本発明はこの抗しわ化粧料に紫外線の遮断又は吸収剤が配合された化粧料に関する。
老化皮膚では、線維芽細胞の活性低下に伴い、真皮マトリックス成分であるコラーゲン線維、エラスチン、酸性ムコ多糖の質的、量的な変化が起こる。
コラーゲン線維は異常な老化架橋が形成されるため硬直化し、本来の弾力性に富む張りが失われる。その結果皮膚は柔軟性を失って、シワやたるみが発生する。これら生理的皮膚老化を予防する目的で、コラーゲン産生促進剤が開発されている。他方、光老化皮膚では、線維芽細胞が増大増殖し、コラーゲン産生能が亢進するとされている。この著しい対称を最もよく表す特徴の一つは皮膚の厚さで、光老化した顔面皮膚は強く肥厚するが、前腕内側の生理的老化皮膚は、徐々に薄くなるのが常である。ヒト皮膚の老化を考えるとき、加齢による老化と光による老化の両方に対応した防御法を用いなければならない。(特許文献1参照)
コラーゲン線維は異常な老化架橋が形成されるため硬直化し、本来の弾力性に富む張りが失われる。その結果皮膚は柔軟性を失って、シワやたるみが発生する。これら生理的皮膚老化を予防する目的で、コラーゲン産生促進剤が開発されている。他方、光老化皮膚では、線維芽細胞が増大増殖し、コラーゲン産生能が亢進するとされている。この著しい対称を最もよく表す特徴の一つは皮膚の厚さで、光老化した顔面皮膚は強く肥厚するが、前腕内側の生理的老化皮膚は、徐々に薄くなるのが常である。ヒト皮膚の老化を考えるとき、加齢による老化と光による老化の両方に対応した防御法を用いなければならない。(特許文献1参照)
また、皮膚老化の一因であるエラスチンの変性、破壊は、エラスチン分解酵素であるエラスターゼの過剰発現によって起こり、従ってエラスターゼの活性を抑制することは、皮膚に弾力性やハリを与え、皮膚の老化防止に重要である。これら皮膚老化を予防する目的でいくつかのエラスターゼ阻害剤が開発されてきた。(特許文献2参照)
地衣成分については、サルオガセ科に皮膚改善作用があること(特許文献3参照)、あるいはムシゴケ科地衣植物にヒアルロニダーゼ阻害作用があり、そのために皮膚改善作用があること(特許文献4参照)が明らかにされている。地衣とは、ある種の地衣菌と呼ばれる菌類と藻類との共生生物である。地衣には地衣成分と呼ばれる地衣類に特有の代謝産物を有している。アイスランドモスは、漢方薬ではエイランタイとして鎮咳剤や健胃剤に用いられる。他に、ピロリ菌に対する抗菌作用(非特許文献1参照)や抗腫瘍活性などの報告がされている。また、地衣成分のひとつであるウスニン酸は医薬品として利用されていた時期がある。
しかしながら、これまでのエラスターゼ阻害剤あるいはコラーゲン産生促進剤は、それ自体での抗しわ効果が必ずしも充分ではなく、化粧料に配合した場合には、有効な抗しわ結果を得るに至っていない。
本発明は、しわたるみの大きな発生要因である光老化と加齢に伴う現象を、エラスターゼ阻害作用及びコラーゲン産生促進作用の観点から検証した結果 特にアイスランドモス(Cetraria islandica)の溶媒抽出物に顕著な有効性を見出した。
本発明によれば、アイスランドモス(Cetraria islandica)の溶媒抽出物を有効成分とするエラスターゼ阻害剤が提供される。また、本発明によれば、アイスランドモスの溶媒抽出物を有効成分とするコラーゲン産生促進剤が提供される。さらに、本発明によれば、アイスランドモス(Cetraria islandica)の溶媒抽出物を有効成分とし、エラスターゼ阻害機能及びコラーゲン産生促進機能を併せ持つ抗しわ剤が提供される。さらにまた、本発明によれば、上記のエラスターゼ阻害剤、コラーゲン産生促進剤又は抗しわ剤が配合された化粧料が提供される。
本発明によれば、アイスランドモス(Cetraria islandica)の溶媒抽出物を有効成分とするエラスターゼ阻害剤が提供される。また、本発明によれば、アイスランドモスの溶媒抽出物を有効成分とするコラーゲン産生促進剤が提供される。さらに、本発明によれば、アイスランドモス(Cetraria islandica)の溶媒抽出物を有効成分とし、エラスターゼ阻害機能及びコラーゲン産生促進機能を併せ持つ抗しわ剤が提供される。さらにまた、本発明によれば、上記のエラスターゼ阻害剤、コラーゲン産生促進剤又は抗しわ剤が配合された化粧料が提供される。
本発明のエラスターゼ阻害剤又はコラーゲン産生促進剤は、優れた阻害効果又は促進効果を有しており、これらを配合した化粧料は、優れた抗しわ効果を有し、さらに紫外線の遮断又は吸収剤を併用することにより、効果をより増幅させて皮膚の老化を防止、改善し、弾力があり、しわやたるみのない、若々しい肌の状態を維持することができる。
本発明で使用されるアイスランドモスとは、学名Cetraria islandica(L.)Ach.で、北半球の寒帯や高山の地上に分布している。民間では、鎮咳剤、健胃剤として利用されてきた(平凡社発行 世界有用植物辞典参照)。本発明ではこのアイスランドモスの一部のみでなく、全草を被抽出物として使用することができる。なお、本発明で使用されるアイスランドモスは組織培養によって人工的に生産されたものでもかまわない。
本発明におけるアイスランドモスの抽出方法は特に限定されないが、例えば種々の溶媒を用い、低温から加温下において抽出する方法があげられる。
具体的な抽出溶媒としては、水、メタノール、エタノール等の低級一価アルコール、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール、酢酸エチル等の低級アルキルエステルが例示され、これらの一種又は二種以上の混合溶媒を用いることができる。
本発明においてアイスランドモスの抽出物は、そのまま用いてもよいが、必要に応じて、ろ過、濃縮してもよい。また、抽出物をカラムクロマト法、向流分配法等によって分画、精製して用いることもできる。更に、上記のものを減圧乾燥又は凍結乾燥した後、粉末又はペースト状に調製し、適宜製剤化して用いることもできる。
本発明の抽出物は、エラスターゼ阻害剤又はコラーゲン産生促進剤としてそのまま利用できるほか、抗しわ剤として、化粧料、皮膚外用剤、浴用剤にも配合できる。その配合量は特に規定するものではなく、配合する製品の種類、性状、品質、期待する効果の程度により異なるが、乾燥固形物に換算して、0.0001〜10.0重量%、特に0.001〜5.0重量%が好ましい。
本発明のエラスターゼ阻害剤及び/又はコラーゲン産生促進剤を配合してなる抗しわ剤又は抗しわ化粧料は、紫外線の遮蔽又は吸収剤と併用することによって、抗しわ効果がさらに向上する。紫外線の遮蔽又は吸収剤の具体例としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸誘導体等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサシリレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、4−メチルベンジリデンカンファー、3−ベンジリデンカンファー、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール等、及び、酸化チタン、酸化ジルコニウム・酸化チタン処理無水ケイ酸、中空酸化亜鉛等が挙げられる。紫外線の遮蔽又は吸収剤の使用量は、0.0001〜30重量%であることが好ましい。
本発明においては、紫外線の遮蔽又は吸収剤に加えて、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、医薬品、医薬部外品、化粧品などに使用される成分や添加剤を併用して製造することができる。これらの添加成分の具体例を示すと次のとおりである。
界面活性剤としては、石けん用素地、脂肪酸石けん、高級アルキル硫酸エステル、アルキルエーテル硫酸エステル塩、N−アシルサルコシン酸、高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、リン酸エステル塩、スルホコハク酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、硫酸化油、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸塩、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム等のアニオン界面活性剤。アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノニウム塩、ジアルキルモルホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等のカチオン界面活性剤。イミダゾリン系界面活性剤、ベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤。ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体等の親油性非イオン界面活性剤。POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POE脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POEアルキルフェニルエーテル、POE・POPアルキルエーテル、テトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物、POE硬化ヒマシ油誘導体、POEミツロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル等の親水性非イオン界面活性剤が挙げられる。
油類としては、アボカド油、オリーブ油、ゴマ油、ツバキ油、月見草油、タートル油、マカデミアンナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、ナタネ油、卵黄油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、キリ油、ホホバ油、カカオ脂、ヤシ油、馬油、パーム油、パーム核油、牛脂、羊脂、豚脂、ラノリン、鯨ロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、モクロウ、キャンデリラロウ、スクワラン等の動植物油及びその硬化油。流動パラフィン、ワセリン等の鉱物油。トリパルミチン酸グリセリン等の合成トリグリセリンがある。
高級脂肪酸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、ウンデシン酸、トール酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸などがある。高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール、ホホバアルコール、ラノリンアルコール、バチルアルコール、2−デシルテトラテセシノール、コレステロール、フィトステロール、イソステアリルアルコール等がある。合成エステルとしては、例えば、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、オレンイ酸デシル、ジメチルオクタン酸、乳酸セチル、乳酸ミリスチル等がある。シリコーンとしては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルシクロポリシロキサン等の環状ポリシロキサン、シリコーン樹脂等の三次元網目構造のもの等がある。
保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ヘキシレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、アテロコラーゲン、尿素、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dlピロリドンカルボン酸塩、可溶性コラーゲン、等のほか、各種動植物抽出物、酵母抽出物等がある。
ビタミン類としては、例えば、ビタミン油、レチノール等のビタミンA類、リボフラビン等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩等のビタミンB6類、L−アスコルビン酸等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム等のパントテン酸類、エルゴカルシフェノール等のビタミンD類、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、酢酸トコフェノール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン等がある。
天然水溶性高分子としては、例えば、アラビアガム、トラガントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード、アルゲコロイド、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン、コラーゲン、カゼイン、ヒアルロン酸、アルブミン、ゼラチンなどがある。半合成水溶性高分子としては、例えば、メチルセルロース、ニトロセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース系高分子、カルボキシメチルデンプン等のデンプン系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子等がある。合成水溶性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール2000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合高分子系、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等がある。
粉末成分としては、例えば、タルク、カオリン、雲母、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸塩、シリカ、硫酸バリウム、焼セッコウ、フッ素アパタイト、セラミックパウダー等の無機粉末、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、ポリスチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末などがある。色素剤としては、二酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック、コバルトバイオレツト等の無機顔料、赤色201号、赤色3号、黄色205号、黄色4号等の有機顔料、クロロフィル、リボフラビン、β−カロチン等の天然色素、ベニバナ、ウコン等の植物抽出物色素等がある。防腐剤としては、安息香酸塩、サリチル酸塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、レゾルシン、エタノール等がある。酸化防止剤としては、トコフェノール、アスコルビン酸、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸エステル等がある。キレート剤としては、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、クエン酸等がある。
さらに、抗菌、細胞賦活、保湿、皮脂分泌調整、消炎、収斂、抗酸化、美白、活性酸素抑制、抗アレルギー等の生理活性作用を有する植物抽出物及びこれらの抽出分画、精製物を併用することもできる。また、上記の他、香料、アルコール、水等を適宜配合することができる。
本発明の抗しわ化粧料は、一般皮膚化粧料に限定されるものではなく、医薬品、医薬部外品、薬用化粧料等を包含する。本発明の抗しわ化粧料の剤型は、可溶化系、乳化系、粉末分散系等何れでもよく、用途も、化粧水、乳液、クリーム、パック等の基礎化粧料、ファンデーション等のメークアップ化粧料、シャンプー、リンス、石けん、ボディーシャンプーなどのトイレタリー製品、浴用剤等を問わない。
次に実施例をあげて説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。以下において特に言及しない限り、「%」は「重量%」を示す。
アイスランドモスの抽出物を以下のようにして製造した。
製造例1
アイスランドモス100gに50vol%エタノール溶液1000gを加え、50℃にて8時間抽出し、冷後、ろ過してアイスランドモス抽出物を製造した。製品の蒸発残留物は、0.73%であった。
製造例2
アイスランドモス100gに20vol%エタノール溶液2000gを加え、50℃にて8時間抽出した。抽出物をろ過し、ろ液を減圧下、濃縮乾固した。乾固物を30%1,3−ブチレングリコール1000gに溶解した後、ろ過してアイスランドモス抽出物を製造した。製品の蒸発残留物は、0.98%であった。
製造例3
アイスランドモス100gに精製水2000gを加え、50℃にて8時間抽出した。抽出物をろ過し、ろ液を減圧下、濃縮乾固した。乾固物を30%1,3−ブチレングリコール1000gに溶解した後、ろ過してアイスランドモス抽出物を製造した。製品の蒸発残留物は、1.02%であった。
製造例1
アイスランドモス100gに50vol%エタノール溶液1000gを加え、50℃にて8時間抽出し、冷後、ろ過してアイスランドモス抽出物を製造した。製品の蒸発残留物は、0.73%であった。
製造例2
アイスランドモス100gに20vol%エタノール溶液2000gを加え、50℃にて8時間抽出した。抽出物をろ過し、ろ液を減圧下、濃縮乾固した。乾固物を30%1,3−ブチレングリコール1000gに溶解した後、ろ過してアイスランドモス抽出物を製造した。製品の蒸発残留物は、0.98%であった。
製造例3
アイスランドモス100gに精製水2000gを加え、50℃にて8時間抽出した。抽出物をろ過し、ろ液を減圧下、濃縮乾固した。乾固物を30%1,3−ブチレングリコール1000gに溶解した後、ろ過してアイスランドモス抽出物を製造した。製品の蒸発残留物は、1.02%であった。
エラスターゼ阻害活性の評価
膵臓由来エラスターゼ(Sigma社製TypeI)及び合成基質としてSuccinyl−L−alanyl−L−alanyl−L−alanine−p−nitroanilide(Sigma社製)を用いてエラスターゼ阻害活性を評価した。アイスランドモス以外の試験試料の乾燥物50gに50vol%エタノール溶液500gを加え、50℃にて8時間抽出後、ろ過、減圧濃縮し、凍結乾燥した粉末を精製水にて溶解し、抽出物の固形分濃度を0.5mg/mLとした。アイスランドモスについては、製造例1の蒸発残留物を精製水にて溶解し、抽出物固形分濃度を0.5mg/mLとしたものを試験試料に用いた。
膵臓由来エラスターゼ(Sigma社製TypeI)及び合成基質としてSuccinyl−L−alanyl−L−alanyl−L−alanine−p−nitroanilide(Sigma社製)を用いてエラスターゼ阻害活性を評価した。アイスランドモス以外の試験試料の乾燥物50gに50vol%エタノール溶液500gを加え、50℃にて8時間抽出後、ろ過、減圧濃縮し、凍結乾燥した粉末を精製水にて溶解し、抽出物の固形分濃度を0.5mg/mLとした。アイスランドモスについては、製造例1の蒸発残留物を精製水にて溶解し、抽出物固形分濃度を0.5mg/mLとしたものを試験試料に用いた。
エラスターゼ活性阻害試験方法
合成基質をジメチルスルホキシドに溶解し15mMとし、1mLずつマイクロチューブに分注し凍結保存する。使用前に0.1MHEPES緩衝液(pH7.5,0.5MNaCl)を用いて20倍に希釈し0.75mMとする。エラスターゼは、50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.5,1M
NaCl)にて0.07unit/mLとする。96穴プレートに、それぞれ合成基質100μL、エラスターゼ50μL、試験試料50μLを加え、37℃にて2時間インキュベーションした。その後、プレートリーダーで405nmにて吸光度を測定した。
合成基質をジメチルスルホキシドに溶解し15mMとし、1mLずつマイクロチューブに分注し凍結保存する。使用前に0.1MHEPES緩衝液(pH7.5,0.5MNaCl)を用いて20倍に希釈し0.75mMとする。エラスターゼは、50mMトリス塩酸緩衝液(pH8.5,1M
NaCl)にて0.07unit/mLとする。96穴プレートに、それぞれ合成基質100μL、エラスターゼ50μL、試験試料50μLを加え、37℃にて2時間インキュベーションした。その後、プレートリーダーで405nmにて吸光度を測定した。
測定結果より次式によりエラスターゼ阻害率を算出した。
エラスターゼ阻害率(%)=〔1−(A−B)/(C−D)〕×100
A:試料溶液添加、エラスターゼ添加時の吸光度
B:試料溶液添加、エラスターゼ無添加時の吸光度
C:試料無添加、エラスターゼ添加時の吸光度
D:試料無添加、エラスターゼ無添加時の吸光度
ただし、各無添加のときには、それぞれ精製水、緩衝液を代わりに用いた。
各阻害率を表1に示す。
エラスターゼ阻害率(%)=〔1−(A−B)/(C−D)〕×100
A:試料溶液添加、エラスターゼ添加時の吸光度
B:試料溶液添加、エラスターゼ無添加時の吸光度
C:試料無添加、エラスターゼ添加時の吸光度
D:試料無添加、エラスターゼ無添加時の吸光度
ただし、各無添加のときには、それぞれ精製水、緩衝液を代わりに用いた。
各阻害率を表1に示す。
コラーゲン産生促進作用の評価
試験試料は、製造例3にて調製したものを使用した。ヒト皮膚由来線維芽細胞の濃度を10%ウシ胎児血清(以下FBSと略記)を含むMEM培地にて調製し、96穴プレートに2×104個/穴ずつ播種し、37℃、5%炭酸ガス下、24時間培養した。24時間培養後、PBS(−)にて2回洗浄後、試験試料を添加した無血清培地(5g/LのBSA、0.01mg/LのEGF、1mg/Lのインシュリン及び1mg/Lのハイドロコーチゾンを添加したMEM培地)にて、48時間同条件にて培養した。培養後、100μLの培養上清をELISA用プレートに添加し、18時間室温中に保管した。0.05%Tween−20を含むPBS(PBS−T)で洗浄後、1%スキムミルク含有PBS−Tを加え、室温にて2時間ブロッキングした。抗ヒトI型コラーゲン抗体、ペルオキシダーゼ標準抗ラットIgG抗体で処理し、ペルオキシダーゼ用発色キットを用いて発色させた。450nmの吸光度から培養上清中に含まれるI型コラーゲン量を求めた。コントロールのI型コラーゲン量を100%とし、単位蛋白当たりにて算出した。蛋白定量は、Lowry法を用いた。結果を表2に記す。
試験試料は、製造例3にて調製したものを使用した。ヒト皮膚由来線維芽細胞の濃度を10%ウシ胎児血清(以下FBSと略記)を含むMEM培地にて調製し、96穴プレートに2×104個/穴ずつ播種し、37℃、5%炭酸ガス下、24時間培養した。24時間培養後、PBS(−)にて2回洗浄後、試験試料を添加した無血清培地(5g/LのBSA、0.01mg/LのEGF、1mg/Lのインシュリン及び1mg/Lのハイドロコーチゾンを添加したMEM培地)にて、48時間同条件にて培養した。培養後、100μLの培養上清をELISA用プレートに添加し、18時間室温中に保管した。0.05%Tween−20を含むPBS(PBS−T)で洗浄後、1%スキムミルク含有PBS−Tを加え、室温にて2時間ブロッキングした。抗ヒトI型コラーゲン抗体、ペルオキシダーゼ標準抗ラットIgG抗体で処理し、ペルオキシダーゼ用発色キットを用いて発色させた。450nmの吸光度から培養上清中に含まれるI型コラーゲン量を求めた。コントロールのI型コラーゲン量を100%とし、単位蛋白当たりにて算出した。蛋白定量は、Lowry法を用いた。結果を表2に記す。
皮膚の抗老化試験
皮膚の抗老化効果を調べるために、下記実施例1〜4、比較例1に示す組成の化粧料を用いて、以下の方法により、しわに対する改善効果と、肌のはり、たるみに対する改善効果について評価試験を行った。
皮膚の抗老化効果を調べるために、下記実施例1〜4、比較例1に示す組成の化粧料を用いて、以下の方法により、しわに対する改善効果と、肌のはり、たるみに対する改善効果について評価試験を行った。
無作為に抽出した年齢40〜50歳の健常な女性50名を被験者とし、各10名ずつ実施例及び比較例化粧料を顔面皮膚に連日2ケ月使用した後、しわに対する改善効果と肌のはり、たるみに対する改善効果について調べた。
実施例1
クリーム下記成分(1)〜(10)、別に下記成分(11)〜(16)を75℃に加温溶解しそれぞれA液及びB液とする。A液にB液を加えて乳化し、攪拌しながら50℃まで冷却し、成分(17)を加え、クリームを調製した。
(成分)
(1)ホホバ油 3.0% (2)スクワラン 2.0% (3)メチルポリシロキサン
0.5% (4)ステアリルアルコール 0.5% (5)セチルアルコール0.5%(6)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル12.5% (7)モノステアリン酸グリセリル
5.0% (8)モノステアリン酸ジグリセリル 1.5% (9)モノステアリン酸デカグリセリル3.0%(10)パラオキシ安息香酸プロピル0.1%(11)キサンタンガム
0.1%(12)アイスランドモス抽出物(製造例1) 3.0%(13)グリセリン 1.0%(14)1,3−ブチレングリコール5.0%(15)パラオキシ安息香酸メチル0.2%(16)精製水
62.0%(17)香料 0.1%
クリーム下記成分(1)〜(10)、別に下記成分(11)〜(16)を75℃に加温溶解しそれぞれA液及びB液とする。A液にB液を加えて乳化し、攪拌しながら50℃まで冷却し、成分(17)を加え、クリームを調製した。
(成分)
(1)ホホバ油 3.0% (2)スクワラン 2.0% (3)メチルポリシロキサン
0.5% (4)ステアリルアルコール 0.5% (5)セチルアルコール0.5%(6)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル12.5% (7)モノステアリン酸グリセリル
5.0% (8)モノステアリン酸ジグリセリル 1.5% (9)モノステアリン酸デカグリセリル3.0%(10)パラオキシ安息香酸プロピル0.1%(11)キサンタンガム
0.1%(12)アイスランドモス抽出物(製造例1) 3.0%(13)グリセリン 1.0%(14)1,3−ブチレングリコール5.0%(15)パラオキシ安息香酸メチル0.2%(16)精製水
62.0%(17)香料 0.1%
実施例2〜4
実施例1のA液に紫外線吸収剤パラジメチルアミノ安息香酸オクチル3%を添加したものを実施例2、同様に紫外線遮断剤超微粒子酸化チタン3%を添加したものを実施例3、実施例1にパラジメチルアミノ安息香酸オクチル2%と超微粒子酸化チタン2%を添加したものを実施例4、とする。
実施例1のA液に紫外線吸収剤パラジメチルアミノ安息香酸オクチル3%を添加したものを実施例2、同様に紫外線遮断剤超微粒子酸化チタン3%を添加したものを実施例3、実施例1にパラジメチルアミノ安息香酸オクチル2%と超微粒子酸化チタン2%を添加したものを実施例4、とする。
比較例1
クリーム実施例1において、アイスランドモス抽出物3.0%を精製水3.0%に代えた以外は、実施例1と同様にしてクリームを調製した。
クリーム実施例1において、アイスランドモス抽出物3.0%を精製水3.0%に代えた以外は、実施例1と同様にしてクリームを調製した。
目尻のしわの状態を視覚評価することで、「しわに対する改善効果」を判定した。
(判定基準)
有効 :しわがかなり目立たなくなった
やや有効:しわが以前より目立たなくなった
効果なし:変化なし
(判定基準)
有効 :しわがかなり目立たなくなった
やや有効:しわが以前より目立たなくなった
効果なし:変化なし
肌のはり、たるみを視覚及び頬皮膚の弾性力によって評価することで「肌のはり、たるみに対する改善効果」を判定した。
測定機器:CUTOMETER
SEM 575
測定条件:温度22±2℃、湿度50±10%
(判定基準:視覚評価)
有効 :使用前に比べ肌にはりがあり、たるみがない
やや有効:使用前に比べ肌にややはりがあり、たるみが減少した
効果なし:変化なし
(判定基準:弾力評価)
有効 :使用前に比べ5%以上弾力性があがった
やや有効:使用前に比べ0%〜5%弾力性があがった
効果なし:変化なしもしくは減少
測定機器:CUTOMETER
SEM 575
測定条件:温度22±2℃、湿度50±10%
(判定基準:視覚評価)
有効 :使用前に比べ肌にはりがあり、たるみがない
やや有効:使用前に比べ肌にややはりがあり、たるみが減少した
効果なし:変化なし
(判定基準:弾力評価)
有効 :使用前に比べ5%以上弾力性があがった
やや有効:使用前に比べ0%〜5%弾力性があがった
効果なし:変化なしもしくは減少
表3から明らかなように、実施例1〜4のクリームを用いた場合には、比較例1のクリームを用いた場合よりも、目尻のしわ及び肌のはり、たるみの点で改善されていることが認められた。さらに、実施例1に比較し実施例2〜4のクリームを用いた場合には更なる改善が認められた。これにより、アイスランドモス抽出物を配合した化粧料及び紫外線吸収剤・遮断剤を併用した化粧料には、優れた抗しわ作用・坑老化作用のあることが確認された。
以下にさらに、本発明の処方例を示す。
実施例5
化粧水下記成分(5)〜(8)を混合溶解させA液とし、これとは別に下記成分(1)〜(4)及び(9)を混合溶解させてB液とし、A液とB液を均等に混合し、化粧水を調整した。
(成分)
(1)クインスシードエキス
8.0% (2)グリセリン 3.0% (3)1,3−ブチレングリコール 5.0% (4)アイスランドモス抽出物(製造例1)2.0%(5)ポリオキシエチレンソルビタンラウリン酸エステル
1.2% (6)エチルアルコール 5.0% (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.2% (8)香料0.1%(9)精製水 75.5%
化粧水下記成分(5)〜(8)を混合溶解させA液とし、これとは別に下記成分(1)〜(4)及び(9)を混合溶解させてB液とし、A液とB液を均等に混合し、化粧水を調整した。
(成分)
(1)クインスシードエキス
8.0% (2)グリセリン 3.0% (3)1,3−ブチレングリコール 5.0% (4)アイスランドモス抽出物(製造例1)2.0%(5)ポリオキシエチレンソルビタンラウリン酸エステル
1.2% (6)エチルアルコール 5.0% (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.2% (8)香料0.1%(9)精製水 75.5%
実施例6
乳液下記成分(1)〜(10)、別に(11)〜(14)及び(16)を75℃で加熱溶解させてそれぞれA液及びB液とし、A液にB液を加えて乳化し、攪拌しながら50℃まで冷却し、成分(15)を加え、乳液を調製した。
(成分)
(1)ホホバ油 1.0% (2)スクワラン 2.0% (3)ベヘニルアルコール 1.0% (4)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 2.0%(5)テトラグリセリン縮合シリノレイン酸0.1%
(6)モノオレイン酸プロピレングリコール 0.5% (7)モノステアリン酸グリセリン 1.0% (8)モノミレスチン酸ヘキサグリセリル1.0% (9)モノミリスチン酸デカグリセリル0.5%(10)パラオキシ安息香酸プロピル
0.1%(11)クインスシードエキス 5.0%(12)アイスランドモス抽出物(製造例2)2.0%(13)ホホバ葉抽出物(製造例6)2.0%(14)1,3−ブチレングリコール
3.0%(15)香料 0.1%(16)精製水 78.7%
乳液下記成分(1)〜(10)、別に(11)〜(14)及び(16)を75℃で加熱溶解させてそれぞれA液及びB液とし、A液にB液を加えて乳化し、攪拌しながら50℃まで冷却し、成分(15)を加え、乳液を調製した。
(成分)
(1)ホホバ油 1.0% (2)スクワラン 2.0% (3)ベヘニルアルコール 1.0% (4)トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル 2.0%(5)テトラグリセリン縮合シリノレイン酸0.1%
(6)モノオレイン酸プロピレングリコール 0.5% (7)モノステアリン酸グリセリン 1.0% (8)モノミレスチン酸ヘキサグリセリル1.0% (9)モノミリスチン酸デカグリセリル0.5%(10)パラオキシ安息香酸プロピル
0.1%(11)クインスシードエキス 5.0%(12)アイスランドモス抽出物(製造例2)2.0%(13)ホホバ葉抽出物(製造例6)2.0%(14)1,3−ブチレングリコール
3.0%(15)香料 0.1%(16)精製水 78.7%
実施例7
石けん製造の定法により下記成分を混合し石けんを製した。
(成分)
(1)石けん素地
53.2% (2)スクロール 19.4% (3)ホホバ油 0.25% (4)ヤドリギ抽出物(製造例5) 2.5% (5)アイスランドモス抽出物(製造例3)2.5%(6)濃グリセリン
6.5% (7)ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.15% (8)常水 15.5%
石けん製造の定法により下記成分を混合し石けんを製した。
(成分)
(1)石けん素地
53.2% (2)スクロール 19.4% (3)ホホバ油 0.25% (4)ヤドリギ抽出物(製造例5) 2.5% (5)アイスランドモス抽出物(製造例3)2.5%(6)濃グリセリン
6.5% (7)ヒドロキシエタンジホスホン酸 0.15% (8)常水 15.5%
実施例8
下記成分(1)〜(3)、別に(4)〜(6)及び(8)を70℃に加熱溶解させてそれぞれA液及びB液とし、A液にB液を加えて均一になるまで攪拌する。攪拌しながら50℃まで冷却し、成分(7)を加えてクレンジングジェルを製造した。
(成分)
(1)モノミリスチン酸ヘキサグリセリル
20.0% (2)流動パラフィン 58.8% (3)パラオキシ安息香酸エステル 0.3% (4)アイスランドモス抽出物(製造例3)0.5%(5)濃グリセリン6.4%
(6)ソルビトール 5.0% (7)香料 0.1% (8)精製水 8.9%
下記成分(1)〜(3)、別に(4)〜(6)及び(8)を70℃に加熱溶解させてそれぞれA液及びB液とし、A液にB液を加えて均一になるまで攪拌する。攪拌しながら50℃まで冷却し、成分(7)を加えてクレンジングジェルを製造した。
(成分)
(1)モノミリスチン酸ヘキサグリセリル
20.0% (2)流動パラフィン 58.8% (3)パラオキシ安息香酸エステル 0.3% (4)アイスランドモス抽出物(製造例3)0.5%(5)濃グリセリン6.4%
(6)ソルビトール 5.0% (7)香料 0.1% (8)精製水 8.9%
実施例9
A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化し、次いでC相を加えて均一に溶解し、パック剤を製造した。
(成分)
(A相)ジプロピレングリコール
5.0% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 5.0% (B相)オリーブ油 5.0% 酢酸トコフェノール 0.2% パラオキシ安息香酸エステル0.2%(C相)亜硫酸水素ナトリウム
0.03% ポリビニルアルコール 13.0% アイスランドモス抽出物(製造例3) 1.5% エタノール 7.0% 精製水70.07%
A相、B相、C相をそれぞれ均一に溶解し、A相にB相を加えて可溶化し、次いでC相を加えて均一に溶解し、パック剤を製造した。
(成分)
(A相)ジプロピレングリコール
5.0% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 5.0% (B相)オリーブ油 5.0% 酢酸トコフェノール 0.2% パラオキシ安息香酸エステル0.2%(C相)亜硫酸水素ナトリウム
0.03% ポリビニルアルコール 13.0% アイスランドモス抽出物(製造例3) 1.5% エタノール 7.0% 精製水70.07%
実施例10
乳化型ファンデーション下記成分(1)〜(6)を充分に混合粉砕した粉末部をAとし、(7)(8)をB液、(9)〜(12)及び(14)をC液とする。C液を加熱攪拌後、Aを添加しホモミキサー処理し、さらに過熱混合したB液を加えてホモミキサー処理する。攪拌しながら50℃まで冷却し、(13)を加え、さらに室温まで冷却して製する。
(成分)
(1)二酸化チタン
10.3% (2)セリサイト 5.4% (3)カオリン 3.0% (4)黄色酸化鉄 0.7% (5)ベンガラ 0.4% (6)黒色酸化鉄0.2%(7)デカメチルシクロペンタシロキサン
11.5% (8)流動パラフィン 8.5% (9)セスキオレイン酸ソルビタン 3.0%(10)アイスランドモス抽出物(製造例3)1.5%(11)1,3−ブチレングリコール5.0%(12)パラオキシ安息香酸エステル
0.2%(13)香料 0.2%(14)精製水 50.1%
乳化型ファンデーション下記成分(1)〜(6)を充分に混合粉砕した粉末部をAとし、(7)(8)をB液、(9)〜(12)及び(14)をC液とする。C液を加熱攪拌後、Aを添加しホモミキサー処理し、さらに過熱混合したB液を加えてホモミキサー処理する。攪拌しながら50℃まで冷却し、(13)を加え、さらに室温まで冷却して製する。
(成分)
(1)二酸化チタン
10.3% (2)セリサイト 5.4% (3)カオリン 3.0% (4)黄色酸化鉄 0.7% (5)ベンガラ 0.4% (6)黒色酸化鉄0.2%(7)デカメチルシクロペンタシロキサン
11.5% (8)流動パラフィン 8.5% (9)セスキオレイン酸ソルビタン 3.0%(10)アイスランドモス抽出物(製造例3)1.5%(11)1,3−ブチレングリコール5.0%(12)パラオキシ安息香酸エステル
0.2%(13)香料 0.2%(14)精製水 50.1%
実施例11
下記成分(1)〜(7)をブレンダーで均一に混合し、これに(8)〜(14)を加え、よく混練して固形ファンデーションを製造した。
(成分)
(1)タルク 42.4%
(2)カオリン 15.5% (3)セリサイト 10.0% (4)亜鉛華 7.0% (5)二酸化チタン 3.8% (6)黄色酸化鉄2.9%(7)黒色酸化鉄 0.2%
(8)スクワラン 8.0% (9)イソステアリン酸 4.0%(10)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 3.0%(11)オクタン酸イソセチル2.0%(12)アイスランドモス抽出物(製造例3)1.0%(13)パラオキシ安息香酸エステル
0.1%(14)香料 0.1%
下記成分(1)〜(7)をブレンダーで均一に混合し、これに(8)〜(14)を加え、よく混練して固形ファンデーションを製造した。
(成分)
(1)タルク 42.4%
(2)カオリン 15.5% (3)セリサイト 10.0% (4)亜鉛華 7.0% (5)二酸化チタン 3.8% (6)黄色酸化鉄2.9%(7)黒色酸化鉄 0.2%
(8)スクワラン 8.0% (9)イソステアリン酸 4.0%(10)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 3.0%(11)オクタン酸イソセチル2.0%(12)アイスランドモス抽出物(製造例3)1.0%(13)パラオキシ安息香酸エステル
0.1%(14)香料 0.1%
上記実施例5〜11の化粧料は、いずれも皮膚の抗しわ効果に優れるものであった。
Claims (5)
- アイスランドモス(Cetraria islandica)の溶媒抽出物を有効成分とするエラスターゼ阻害剤
- アイスランドモス(Cetraria islandica)の溶媒抽出物を有効成分とするコラーゲン産生促進剤
- アイスランドモス(Cetraria islandica)の溶媒抽出物を有効成分とし、エラスターゼ阻害機能・コラーゲン産生促進機能を併せ持つ抗しわ剤
- 請求項1のエラスターゼ阻害剤、請求項2のコラーゲン産生促進剤又は請求項3の抗しわ剤を配合してなる抗しわ化粧料。
- 請求項3の抗しわ剤又は請求項4の化粧料に紫外線の遮断又は吸収剤を配合してなる化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006133046A JP2007302607A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | 抗しわ剤及び抗しわ用化粧料 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006133046A JP2007302607A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | 抗しわ剤及び抗しわ用化粧料 |
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---|---|
JP2007302607A true JP2007302607A (ja) | 2007-11-22 |
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JP2006133046A Pending JP2007302607A (ja) | 2006-05-11 | 2006-05-11 | 抗しわ剤及び抗しわ用化粧料 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100063684A1 (en) * | 2008-09-08 | 2010-03-11 | Delphi Technologies, Inc. | Electric power steering system control methods |
-
2006
- 2006-05-11 JP JP2006133046A patent/JP2007302607A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100063684A1 (en) * | 2008-09-08 | 2010-03-11 | Delphi Technologies, Inc. | Electric power steering system control methods |
US8447469B2 (en) * | 2008-09-08 | 2013-05-21 | Steering Solutions Ip Holding Corporation | Electric power steering system control methods |
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