JP2007302115A - 4輪駆動車の駆動力制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の車両状態に適合した前後輪の駆動力配分比制御をより一層高精度に行うことのできる4輪駆動車の駆動力制御方法を提供する。
【解決手段】車体のスリップ角とヨーレイトとを検出し、これらスリップ角とヨーレイトとの向きが一致した場合は、前輪へ配分する駆動力を相対的に大きくし、またスリップ角とヨーレイトとの向きが相違した場合は、後輪へ配分する駆動力を相対的に大きくし、さらにスリップ角とヨーレイトとの向きが一致し、且つスリップ角の絶対値が所定値以上の場合は、前輪へ配分する駆動力を相対的に大きくするものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、4輪駆動車の駆動力制御方法に関し、特に、前輪と後輪との間の駆動力配分比を変化させる上での駆動力制御方法に関するものである。
旋回時に駆動力(前後力)が増大すると、コーナリングフォース(横力)の飽和点が低下する。換言すると、旋回中にアクセルを踏み込むと、後輪駆動車の場合は後輪が旋回円の外側に横滑りを起こし易くなるためにオーバーステア傾向となり、前輪駆動車の場合は前輪が旋回円の外側に横滑りを起こし易くなるためにアンダーステア傾向となることが知られている。
このように旋回時に横滑りが生じた場合、運転者が意図した走行車線から車両が逸脱することになる。そこで、例えば雪道など、路面摩擦係数が低い路面を走行する際の車線逸脱を抑制するため、車速および舵角に基づく目標ヨーレイト値と実ヨーレイト値とを比較し、実ヨーレイト値が目標ヨーレイト値より大きい、つまりオーバーステア時は、前輪側へ配分するトルクを相対的に大きくし、この逆に、実ヨーレイト値が目標ヨーレイト値より小さい、つまりアンダーステア時は、後輪側へ配分するトルクを相対的に大きくするようにした技術が公知である(特許文献1を参照されたい)。
特開平03−70633号公報
しかるに、特許文献1に記載の技術においては、車線逸脱の判定基準として、その時の車速および舵角から算出した目標ヨーレイト値を用いている。そしてこの目標ヨーレイト値に実際のヨーレイト値が沿うように、前後輪の駆動力配分比を制御している。つまりこの制御は、運転者の操作量を正として、それに対する車両挙動を補償するものであり、車両の応答特性に基づく実際の車両状態を正確に反映した制御を行えるものではない。
本発明は、このような従来技術の不都合を改善すべく案出されたものであり、その主な目的は、実際の車両状態に適合した前後輪の駆動力配分比制御をより一層高精度に行うことのできる4輪駆動車の駆動力制御方法を提供することにある。
このような課題を解決するために本発明は、4輪駆動車の前輪および後輪へ配分する駆動力を制御する方法として、車体のスリップ角とヨーレイトとを検出し、これらスリップ角とヨーレイトとの向きが一致した場合は、前輪へ配分する駆動力を相対的に大きくし(請求項1)、またスリップ角とヨーレイトとの向きが相違した場合は、後輪へ配分する駆動力を相対的に大きくし(請求項2)、さらにスリップ角とヨーレイトとの向きが一致し、且つスリップ角の絶対値が所定値以上の場合は、前輪へ配分する駆動力を相対的に大きくする(請求項3)ものとした。
このような本発明によれば、車両の状態を正確に把握することができ、前後輪の駆動力配分比制御の精度をより一層高め、旋回時の安定性並びに旋回性能を高める上に多大な効果を奏することができる。
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される前輪と後輪との間の駆動力配分比を変化させる駆動力制御装置を備えた4輪駆動車における動力伝達システムの概略構成を示している。この動力伝達システムの主要構成要素は、車両の前側に配置されたエンジン1の出力がトランスミッション2を介して伝達されるフロントデファレンシャル装置3と、このフロントデファレンシャル装置3からの出力がプロペラシャフト4を介して伝達される増速装置5と、増速装置5からの出力が伝達されるリヤデファレンシャル装置6とを有している。
フロントデファレンシャル装置3は、トランスミッション2の出力を左右のフロントドライブシャフト7a・7bに分配して伝達する機能を有しており、これにより、各フロントドライブシャフト7a・7bの軸端に結合された左右の前輪8a・8bが駆動される。
増速装置5は、オイルポンプ機構、プラネタリギヤ機構、直結クラッチ機構、および増速クラッチ機構を備えており、プロペラシャフト4を介して伝達されるフロントデファレンシャル装置3からリヤデファレンシャル装置6へ伝達される駆動力の度合いを無段階に変化させることができるようになっている。
リヤデファレンシャル装置6は、プラネタリギヤ機構および電磁式の多板クラッチ機構を有しており、増速装置5からの駆動力を左右のリヤドライブシャフト9a・9bに分配して伝達する機能を有しており、これにより、各リヤドライブシャフト9a・9bの軸端に結合された左右の後輪10a・10bが駆動される。
増速装置5の直結クラッチ機構、増速クラッチ機構並びにリヤデファレンシャル装置6の電磁式多板クラッチ機構は、車体の適所に設けられた車輪速センサ11a〜11d、横加速度センサ12、及びヨーレイトセンサ13の出力に基づいて、電子制御ユニット14によってその結合度合いが可変制御され、これにより、フロント、リヤ両ドライブシャフトへの駆動力配分比が連続的に可変制御される。
次に本発明による駆動力配分比可変制御について説明する。
車輪速センサ11a〜11d、横加速度センサ12、及びヨーレイトセンサ13の出力から、横加速度YG、ヨーレイトγ、及び車速Vを検出し、これらのデータを取り込む(ステップ1)。そしてこれらのデータから車体スリップ角βを次式により算出する(ステップ2)。
(YG/V)−γ=β/dt
ヨーレイトγと車体スリップ角βとの向きを比較し(ステップ3)、両者の向きが同一(ステップ3:肯定)ならば、車体スリップ角βの絶対値が所定値以上か否かを判別し(ステップ4)、車体スリップ角βの絶対値が所定値以下の場合(ステップ4:否定)は、通常制御を維持する(ステップ5)。そして、車体スリップ角βの絶対値が所定値以上の場合(ステップ4:肯定)は、後輪の横すべり量が過大である、即ちスピン傾向大と判断できるので、前輪への駆動力配分比を後輪よりも大きくする。これにより、前輪横力が低下して前輪のタックイン現象が抑制され、車線維持のためのステアリングの切り戻し量を低減するか、或いは不要とする。なお、ヨーレイトγの向きは、車体の重心点を通る垂直軸回りについての車体の上方から見ての回転方向が左右のどちら回りであるかを云い、車体スリップ角βの向きは、車体の進行方向が、旋回円の接線に対して左右どちらの側にあるかを云う。
ここで車体スリップ角βの絶対値を所定値と比較する理由は、回頭性を高める上には、車体スリップ角βは旋回円の接線に対して幾分か内向きとなることが好ましく、通常制御においてそのように設定されているからである。
他方、ヨーレイトγと車体スリップ角βとの向きが互いに異なっているならば(ステップ3:否定)、前輪の横すべり量が過大、即ちドリフト傾向大と判断できるので、後輪への駆動力配分比を前輪よりも大きくする(ステップ7)。これにより、後輪横力が低下するので後輪が横滑りし、車線維持のためのステアリングの切り増し量を低減するか、或いは不要とする。
本発明が適用された4輪駆動車における動力伝達システムの概略構成図である。 本発明の制御フロー図である。
符号の説明
12 横加速度センサ
13 ヨーレイトセンサ
14 電子制御ユニット

Claims (3)

  1. 4輪駆動車の前輪および後輪へ配分する駆動力を制御する方法であって、
    車体のスリップ角とヨーレイトとを検出し、これらスリップ角とヨーレイトとの向きが一致した場合は、前記前輪へ配分する駆動力を相対的に大きくすることを特徴とする4輪駆動車の駆動力制御方法。
  2. 4輪駆動車の前輪および後輪へ配分する駆動力を制御する方法であって、
    車体のスリップ角とヨーレイトとを検出し、これらスリップ角とヨーレイトとの向きが相違した場合は、前記後輪へ配分する駆動力を相対的に大きくすることを特徴とする4輪駆動車の駆動力制御方法。
  3. 4輪駆動車の前輪および後輪へ配分する駆動力を制御する方法であって、
    車体のスリップ角とヨーレイトとを検出し、これらスリップ角とヨーレイトとの向きが相違した場合は、前記後輪へ配分する駆動力を相対的に大きくし、
    これらスリップ角とヨーレイトとの向きが一致し、且つスリップ角の絶対値が所定値以上の場合は、前記前輪へ配分する駆動力を相対的に大きくすることを特徴とする4輪駆動車の駆動力制御方法。
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