JP2007300189A - 撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子の実際の温度を反映した適切なノイズリダクション動作を行えるようにして、ノイズリダクション性に優れた撮像画像を取得できるようにする。
【解決手段】光学系601及び602を介して入射した被写体像を画像信号として検出する撮像素子604と、撮像装置内の温度を測定する温度センサ623と、温度センサ623で測定された温度と前記光学系に係る位置とに基づいて、撮像素子604に対して露光を行うことにより得られた第1の画像データから撮像素子604を遮光することにより得られた第2の画像データを減算処理するノイズリダクション動作の実行を制御するシステム制御部619とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆるノイズリダクション動作を実行する撮像装置及びその駆動方法に関するものである。
近年、CMOS、CCD等の撮像素子で撮像した静止画像や動画像を記録したり、再生したりする電子カメラ等の撮像装置が盛んに開発され、市販されている。
CMOS、CCD等の撮像素子を用いて撮像をする場合、撮像素子を露光しない状態で通常撮影と同様に電荷蓄積を行った後に読み出したダーク撮影画像データと、撮像素子を露光した状態で電荷蓄積を行った後に読み出した通常撮影画像データとを用いて演算処理することにより、いわゆるノイズリダクション処理を行うことが可能である。
この補正処理により、CMOS、CCD等の撮像素子に発生する暗電流ノイズや、撮像素子に固有の微少なキズ(例えば、点キズ)による画素欠損等の画質劣化を低減することができる。特に、暗電流ノイズは、電荷蓄積時間の長時間化及び撮像素子の温度上昇に応じて増大するため、この補正処理は、長時間に亘る露光や高温時に露光を行う場合に大きな画質改善効果をもたらす。したがって、電子カメラの使用者にとって、このノイズリダクション処理は、極めて有益な補正処理であると言える。
従来の撮像装置におけるノイズリダクション処理の方法としては、撮像素子を露光しない状態で電荷蓄積を行ってダーク画像を得るとともに、あらかじめ撮像素子の温度を取得し、この温度に応じてノイズリダクションの度合いを決定するものがある。この技術は、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
特開2001−28713号公報
しかしながら、部品構成上の都合や、コスト的な要因から、温度センサを撮像装置の鏡筒に配置しなければならないことがあり、この場合、ズームレンズの位置やフォーカスレンズの位置により温度センサから出力される温度データが異なってしまう。すなわち、ズームレンズの位置やフォーカスレンズの位置ごとに画像のノイズ特性が異なってしまう。そのため、温度センサと撮像素子との距離が大きくなるズーム位置やフォーカス位置ではノイズリダクション動作が始まるのが遅く、一方、温度センサと撮像素子との距離が小さくなるズーム位置やフォーカス位置ではノイズリダクション動作が始まるのが早くなる。これにより、撮像素子の実際の温度を反映した適切なノイズリダクション動作を行うことができず、ノイズリダクション性に優れた撮像画像を取得することができないという問題があった。
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたものであり、撮像素子の実際の温度を反映した適切なノイズリダクション動作を行えるようにして、ノイズリダクション性に優れた撮像画像の取得を実現する撮像装置及びその駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、入射した被写体像を画像信号として検出する撮像素子と、前記被写体像を前記撮像素子に対して入射させる光学系と、当該撮像装置内の温度を測定する温度測定手段と、前記撮像素子に対して露光を行うことにより第1の画像データを取得する第1の画像データ取得手段と、前記撮像素子を遮光することにより第2の画像データを取得する第2の画像データ取得手段と、前記温度測定手段により測定された温度と前記光学系に係る位置とに基づいて、前記第1の画像データから前記第2の画像データを減算処理するノイズリダクション動作の実行を制御する制御手段とを有する。
本発明の撮像装置の駆動方法は、入射した被写体像を画像信号として検出する撮像素子と、前記被写体像を前記撮像素子に対して入射させる光学系と、当該撮像装置内の温度を測定する温度測定手段とを具備する撮像装置の駆動方法であって、前記撮像素子に対して露光を行うことにより第1の画像データを取得する第1の画像データ取得ステップと、前記撮像素子を遮光することにより第2の画像データを取得する第2の画像データ取得ステップと、前記温度測定手段により測定された温度と前記光学系に係る位置とに基づいて、前記第1の画像データから前記第2の画像データを減算処理するノイズリダクション動作の実行を制御する制御ステップとを有する。
本発明によれば、撮像素子の実際の温度を反映した適切なノイズリダクション動作を実行することができ、ノイズリダクション性に優れた撮像画像を取得することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図7を参照しながら説明を行う。
図1は、第1の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
ズーム光学系601は、入射する被写体像を拡大したり縮小したりするものである。フォーカス光学系602は、カメラの焦点を合わせるためのものである。メカニカルシャッタ(図1ではメカシャッタと記す)603は、露光量を調整するものである。撮像素子604は、入射した被写体からの光学像を電気信号として検出するものであり、当該検出を行う受光素子のフォトダイオードが2次元行列状に複数配置されて形成されている。本実施形態の撮像素子604は、例えば、4相駆動のインターライン型全フォトダイオード読出しを行うもので構成されている。
CDS605は、撮像素子604の出力信号(アナログ信号)を相関二重サンプリングする。AGC606は、CDS605の出力信号を適当なレベルに増幅する。A/D変換器607は、CDS605から出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。信号処理部608は、後述するシステム制御部619からの制御信号に応じて各種の信号処理を行うものである。また、信号処理部608は、撮像素子604のフォトダイオード毎に出力される画像信号に対し、各種の補正処理を行う前処理部や、記録用の信号処理を施す記録信号処理部を有して構成されている。
メモリ609は、色シェーディング補正係数や輝度シェーディング補正係数等を格納しており、信号処理部608によって適宜必要なデータが読み出される。フレームメモリ部610は、デジタル信号に変換された撮像素子604からの画像信号や、信号処理部608で画像信号処理がなされたカラー画像信号に基づく画像データを一時的に記憶しておくものである。記録メディア611は、撮影された画像データを最終的に記録するためのものである。圧縮・伸張処理部612は、後述するシステム制御部619からの制御信号に応じて、フレームメモリ部610に記憶された画像データに対して圧縮処理や伸張処理を行う。
ストロボ発光部(図1ではストロボと記す)613は、閃光を発生させるものである。ストロボ駆動部614は、後述するシステム制御部619からの制御信号に応じて、ストロボ発光部613に閃光の発生を促す駆動信号を出力する。
光学系駆動部615は、後述するシステム制御部619からの制御信号に応じて、定電圧やドライブ能力を強化させたパルスを供給することにより、ズーム光学系601及びフォーカス光学系602を駆動させる。メカシャッタ駆動部(図1ではシャッタ駆動部と記す)616は、後述するシステム制御部619からの制御信号に応じて、定電圧やドライブ能力を強化させたパルスを供給することにより、メカニカルシャッタ603を駆動させる。撮像駆動部617は、後述するシステム制御部619からの制御信号に応じて、定電圧やドライブ能力を強化させたパルスを供給することにより、撮像素子604を駆動させる。
タイミング信号発生部618は、後述するシステム制御部619からの制御信号に応じて、基準駆動信号をメカシャッタ駆動部616及び撮像駆動部617に供給する。システム制御部619は、当該撮像装置の電源の投入、撮影前の画像表示の指示、撮影の指示などの操作部622からの指令等に基づいて、当該撮像装置全体を統括的に制御する。
表示用信号処理部620は、画像データに対して後述する画像表示装置621に表示するための信号処理を行う。画像表示装置621は、撮影前の構図決めや、撮影された後の画像の確認に使用されるものであり、電子ビューファインダーや液晶ディスプレイが用いられる。操作部622は、当該撮像装置に対する撮影者からの指令等を入力するためのものである。温度センサ623は、ズーム光学系601、フォーカス光学系602及びメカニカルシャッタ603を含む鏡筒に配置されており、当該撮像装置内の温度を測定するものである。メモリ624には、システム制御部619において、当該撮像装置における駆動制御に必要なプログラムや各種のテーブルデータ等が記憶されている。ここで、メモリ624には、撮像素子604の位置からズーム光学系601のズーム時における温度センサ623の位置までの距離とノイズリダクション動作を行う際の温度センサ623の温度とが1対1で対応したテーブルデータが予め記憶されている。
図2は、撮像素子604の内部構成を示す概略構成図である。図2には、撮像素子604として、いわゆるインターライン型全フォトダイオード読み出しを行う撮像素子が構成されている。
撮像素子604は、2次元行列状に配置されたフォトダイオード301と、垂直電荷転送路302と、水平電荷転送路303と、信号出力端子305を具備する出力部304を有して構成されている。
各フォトダイオード301で光電変換された信号電荷は、読み出しパルスにより各垂直電荷転送路302に送られ、各4相駆動パルスφV1、φV2、φV3及びφV4の入力により、水平電荷転送路303の方向へ順次転送される。水平電荷転送路303は、各2相駆動パルスφH1及びφH2の入力により、各垂直電荷転送路302から転送されてきた1行分のフォトダイオードの信号電荷を出力部304に転送する。出力部304では、水平電荷転送路303から転送されてきた信号電荷を電圧に変換して信号出力端子305から出力する。
図3は、図2に示した各フォトダイオード301上に構成される色フィルタの一例を示す図である。
図3において、「R」は赤色の色フィルタを示し、「G」は緑色の色フィルタを示し、「B」は青色の色フィルタを示している。この図3に示した色フィルタアレイの配列は、原色の色フィルタ配列のなかでも、特に、ベイヤ配列と呼ばれるものであり、高い解像度と優れた色再現性を備えた色フィルタ配列となっている。
図4は、図2に示した撮像素子604の内部構成を模式的に示す図である。また、各フォトダイオード301には、図3に示した各色フィルタが構成されている。各垂直電荷転送路302には、各フォトダイオード301に対応して、各4相駆動パルスφV1、φV2、φV3及びφV4の加わる各転送電極V1、V2、V3及びV4が設けられている。水平電荷転送路303には、各垂直電荷転送路302に対応して、各2相駆動パルスφH1及びφH2の加わる各転送電極H1及びH2が設けられている。
ここで、図4の場合には、垂直電荷転送路302における信号電荷の転送方向が下方向であり、また、水平電荷転送路303における信号電荷の転送方向が左方向である場合を示している。さらに、フォトダイオード301で光電変換された信号電荷を垂直電荷転送路302に読み出すパルスは、垂直電荷転送電極と読み出し電極を兼ねている転送電極V1に印加される。
次に、第1の実施形態に係る撮像装置の駆動方法について説明する。
図5〜図7は、第1の実施形態に係る撮像装置の駆動方法を示すフローチャートである。
まず、図5のステップS101において、システム制御部619は、当該撮像装置の各構成部に対するフラグや制御変数等を初期化し、必要な所定の初期設定を行う。
続いて、ステップS102において、システム制御部619は、シャッタスイッチSW1(不図示)がオンであるか否かを判断する。この判断の結果、シャッタスイッチSW1がオンでなくオフである場合にはステップS102で待機し、一方、シャッタスイッチSW1がオンである場合にはステップS103に進む。
続いて、ステップS103において、システム制御部619は、測距処理を行って撮影し、フォーカス光学系602内のレンズの焦点を被写体に合わせて測光処理を行う測距・測光処理を行う。この際、システム制御部619は、測距・測光処理に係る測距データや測光データあるいはその設定パラメータを、例えば自身の内部メモリに記憶する。
続いて、ステップS104において、システム制御部619は、電荷蓄積時間を決定する。具体的に、システム制御部619は、まず、測距データや測光データあるいはその設定パラメータと、設定されている撮影モードとに基づいて、絞り値(Av値)及びシャッタ速度(Tv値)を決定し、次いで、当該シャッタ速度に応じて電荷蓄積時間を決定する。この際、システム制御部619は、決定した電荷蓄積時間を、例えば自身の内部メモリに記憶する。
続いて、ステップS105において、システム制御部619は、シャッタスイッチSW2(不図示)がオンであるか否かを判断する。この判断の結果、シャッタスイッチSW2がオンでなくオフである場合にはステップS102に戻り、一方、シャッタスイッチSW2がオンである場合にはステップS106に進む。
続いて、ステップS106において、システム制御部619は、温度センサ623を用いて、撮像素子604の前面に配置され、当該温度センサ623が取り付けられた鏡筒の温度を測定する。そして、システム制御部619は、当該測定結果である温度測定データあるいは温度測定コードの値である温度データTを、例えば自身の内部メモリに記憶する。
続いて、ステップS107において、システム制御部619は、自身の内部メモリに格納されている情報等に基づいて、撮像素子604の位置からズーム光学系601のズーム時における温度センサ623の位置までの距離Lをズーム位置データとして取得する。ここで、第1の実施形態におけるメモリ624には、ズーム位置とノイズリダクション動作を行う際の温度センサ623の温度とが1対1で対応したテーブルデータが予め記憶されている。具体的に、第1の実施形態におけるメモリ624には、例えば、ズーム位置Lが、L≦L1であれば温度T1、L1<L≦L2であれば温度T2、L>L2であれば温度T3というようなテーブルデータが記憶されている。ただし、L1、L2は撮像素子604から温度センサ623までの所定の距離を表し、L1<L2である。また、T1、T2及びT3は、ノイズリダクション動作が行われる際の切り換え温度を表し、T1>T2>T3である。
続いて、ステップS108において、システム制御部619は、ステップS107で取得したズーム位置データに対応するテーブルデータを、メモリ624から読み出し取得する。
続いて、ステップS109において、システム制御部619は、ノイズリダクション動作を行うか否かを判断する。このステップS109の判断は、ステップS108で取得したテーブルデータを参照して、ステップS106で取得した温度データTと、ステップS107で取得したズーム位置データLとに基づいて行われる。このステップS109での判断の結果、ノイズリダクション動作を行う場合には、図6のステップS110に進み、一方、ノイズリダクション動作を行わない場合には、図7のステップS120に進む。
ステップS109でノイズリダクション動作を行うと判断された場合、続いて、図6のステップS110において、システム制御部619は、撮像素子604に対して露光を行って通常撮影を行う。この場合、まず、システム制御部619は、撮像素子604の各フォトダイオード301に所定時間蓄積された信号電荷を順次読み出す制御を行う。次いで、システム制御部619は、CDS605、AGC606、A/D変換器607及び信号処理部608にて所定の処理が行われて生成された画像信号に基づく通常撮影画像データ(第1の画像データ)を、例えばフレームメモリ部610に記憶する制御を行う。
続いて、ステップS111において、システム制御部619は、撮像素子604に対して遮光した状態で撮影するダーク撮影を行う。そして、システム制御部619は、当該ダーク撮影により生成されたダーク撮影画像データ(第2の画像データ)を、例えばフレームメモリ部610に記憶する制御を行う。
続いて、ステップS112において、システム制御部619は、ステップS110で生成された通常撮影画像データに対してステップS111で生成されたダーク撮影画像データを減算する減算処理を行う。この際、システム制御部619は、この減算処理を、例えば信号処理部608に対して行わせるようにしてもよい。そして、この減算処理を行うことにより、撮像素子604の暗電流ノイズ等を打ち消すダーク補正処理を行うことができる。
続いて、ステップS113において、システム制御部619は、ステップS112においてダーク補正処理がなされた画像データに対して、シェーディング補正処理を行う。この際、システム制御部619は、このシェーディング補正処理を、例えば信号処理部608に対して行わせるようにする。
続いて、ステップS114において、システム制御部619は、ステップS113においてシェーディング補正処理がなされた画像データに対して、点キズ補正処理を行う。この際、システム制御部619は、この点キズ補正処理を、例えば信号処理部608に対して行わせるようにする。
続いて、ステップS115において、システム制御部619は、ステップS114において点キズ補正処理がなされた画像データを現像処理する。具体的に、システム制御部619は、現像処理を行うのに必要なホワイトバランス積分演算処理や、オプティカルブラック積分演算処理を行って画像データを現像処理する。そして、当該画像データを、例えばフレームメモリ部610に記憶する制御を行う。
続いて、ステップS116において、システム制御部619は、圧縮・伸張処理部612に対して、ステップS115で現像処理された画像データの圧縮・伸張処理を行わせる。
続いて、ステップS117において、システム制御部619は、ステップS116においてフレームメモリ部610に記憶された画像データを読み出して、記録メディア611に記録する記録処理を行う。
一方、ステップS109でノイズリダクション動作を行わないと判断された場合、続いて、図7のステップS120において、システム制御部619は、撮像素子604に対して露光を行って通常撮影を行う。この場合、まず、システム制御部619は、撮像素子604の各フォトダイオード301に所定時間蓄積された信号電荷を順次読み出す制御を行う。次いで、システム制御部619は、CDS605、AGC606、A/D変換器607及び信号処理部608にて所定の処理が行われて生成された画像信号に基づく通常撮影画像データを、例えばフレームメモリ部610に記憶する制御を行う。
続いて、ステップS121において、システム制御部619は、ステップS120において撮影された通常撮影画像データに対して、シェーディング補正処理を行う。この際、システム制御部619は、このシェーディング補正処理を、例えば信号処理部608に対して行わせるようにする。
続いて、ステップS122において、システム制御部619は、ステップS121においてシェーディング補正処理がなされた画像データに対して、点キズ補正処理を行う。この際、システム制御部619は、この点キズ補正処理を、例えば信号処理部608に対して行わせるようにする。
続いて、ステップS123において、システム制御部619は、ステップS122において点キズ補正処理がなされた画像データを現像処理する。具体的に、システム制御部619は、現像処理を行うのに必要なホワイトバランス積分演算処理や、オプティカルブラック積分演算処理を行って画像データを現像処理する。そして、当該画像データを、例えばフレームメモリ部610に記憶する制御を行う。
続いて、ステップS124において、システム制御部619は、圧縮・伸張処理部612に対して、ステップS123で現像処理された画像データの圧縮・伸張処理を行わせる。
続いて、ステップS125において、システム制御部619は、ステップS124においてフレームメモリ部610に記憶された画像データを読み出して、記録メディア611に記録する記録処理を行う。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る撮像装置の概略構成は、図1に示した第1の実施形態に係る撮像装置の概略構成と同様である。
図8は、第2の実施形態に係る撮像装置の駆動方法を示すフローチャートである。
第2の実施形態では、まず、図5に示したステップS101〜ステップS106までの処理を経る。
続いて、ステップS201において、システム制御部619は、自身の内部メモリに格納されている情報等に基づいて、撮像素子604の位置からフォーカス光学系602のフォーカス時における温度センサ623の位置までの距離Lをフォーカス位置データとして取得する。ここで、第2の実施形態におけるメモリ624には、フォーカス位置とノイズリダクション動作を行う際の温度センサ623の温度とが1対1で対応したテーブルデータが予め記憶されている。具体的に、第2の実施形態におけるメモリ624には、フォーカス位置Lが、L≦L1であれば温度T1、L1<L≦L2であれば温度T2、L>L2であれば温度T3というようなテーブルデータが記憶されている。ただし、L1、L2は撮像素子604から温度センサ623までの所定の距離を表し、L1<L2である。また、T1、T2及びT3は、ノイズリダクション動作が行われる際の切り換え温度を表し、T1>T2>T3である。
続いて、ステップS202において、システム制御部619は、ステップS201で取得したフォーカス位置データに対応するテーブルデータを、メモリ624から読み出し取得する。
続いて、ステップS203において、システム制御部619は、ノイズリダクション動作を行うか否かを判断する。このステップS203の判断は、ステップS202で取得したテーブルデータを参照して、ステップS106で取得した温度データTと、ステップS201で取得したフォーカス位置データLとに基づいて行われる。このステップS203での判断の結果、ノイズリダクション動作を行う場合には、図6のステップS110に進み、一方、ノイズリダクション動作を行わない場合には、図7のステップS120に進む。これ以降の図6における処理又は図7における処理は、第1の実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
本発明の実施形態によれば、温度センサ623で測定された温度データと光学系(ズーム光学系601あるいはフォーカス光学系602)に係る位置とに基づいて、撮像素子604に対して露光を行うことにより得られた通常撮影画像データ(第1の画像データ)から撮像素子604を遮光することにより得られたダーク撮影画像データ(第2の画像データ)を減算処理するノイズリダクション動作の実行を制御するようにしたので、ズーム位置やフォーカス位置に応じて取得できる温度データが異なってしまう状況であっても、撮像素子の実際の温度を反映した適切なノイズリダクション動作を実行することができ、ノイズリダクション性に優れた撮像画像を取得することができる。
前述した本発明の各実施形態に係る撮像装置を構成する図1の各手段、並びに撮像装置の駆動方法を示した図5〜図8の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、あるいは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
また、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより本発明の各実施形態に係る撮像装置の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して本発明の各実施形態に係る撮像装置の機能が実現される場合や、供給されたプログラムの処理の全て、あるいは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて本発明の各実施形態に係る撮像装置の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
第1の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 撮像素子の内部構成を示す概略構成図である。 図2に示した各フォトダイオード上に構成される色フィルタの一例を示す図である。 図2に示した撮像素子の内部構成を模式的に示す図である。 第1の実施形態に係る撮像装置の駆動方法を示すフローチャートである。 図5に引き続き、第1の実施形態に係る撮像装置の駆動方法を示すフローチャートである。 図5に引き続き、第1の実施形態に係る撮像装置の駆動方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る撮像装置の駆動方法を示すフローチャートである。
符号の説明
301:フォトダイオード
302:垂直電荷転送路
303:水平電荷転送路
304:出力部
305:信号出力端子
601:ズーム光学系
602:フォーカス光学系
603:メカニカルシャッタ
604:撮像素子
605:CDS
606:AGC
607:A/D変換器
608:信号処理部
609:メモリ
610:フレームメモリ部
611:記録メディア
612:圧縮・伸張処理部
613:ストロボ発光部
614:ストロボ駆動部
615:光学系駆動部
616:メカシャッタ駆動部
617:撮像駆動部
618:タイミング信号発生部
619:システム制御部
620:表示用信号処理部
621:画像表示装置
622:操作部
623:温度センサ
624:メモリ

Claims (6)

  1. 入射した被写体像を画像信号として検出する撮像素子と、
    前記被写体像を前記撮像素子に対して入射させる光学系と、
    当該撮像装置内の温度を測定する温度測定手段と、
    前記撮像素子に対して露光を行うことにより第1の画像データを取得する第1の画像データ取得手段と、
    前記撮像素子を遮光することにより第2の画像データを取得する第2の画像データ取得手段と、
    前記温度測定手段により測定された温度と前記光学系に係る位置とに基づいて、前記第1の画像データから前記第2の画像データを減算処理するノイズリダクション動作の実行を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記光学系は、ズーム制御を行うズーム光学系を含むものであり、
    前記制御手段は、前記温度測定手段により測定された温度と前記ズーム光学系に係るズーム位置とに基づいて、前記ノイズリダクション動作の実行を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光学系は、フォーカス制御を行うフォーカス光学系を含むものであり、
    前記制御手段は、前記温度測定手段により測定された温度と前記フォーカス光学系に係るフォーカス位置とに基づいて、前記ノイズリダクション動作の実行を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 入射した被写体像を画像信号として検出する撮像素子と、前記被写体像を前記撮像素子に対して入射させる光学系と、当該撮像装置内の温度を測定する温度測定手段とを具備する撮像装置の駆動方法であって、
    前記撮像素子に対して露光を行うことにより第1の画像データを取得する第1の画像データ取得ステップと、
    前記撮像素子を遮光することにより第2の画像データを取得する第2の画像データ取得ステップと、
    前記温度測定手段により測定された温度と前記光学系に係る位置とに基づいて、前記第1の画像データから前記第2の画像データを減算処理するノイズリダクション動作の実行を制御する制御ステップと
    を有することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
  5. 前記光学系は、ズーム制御を行うズーム光学系を含むものであり、
    前記制御ステップでは、前記温度測定手段により測定された温度と前記ズーム光学系に係るズーム位置とに基づいて、前記ノイズリダクション動作の実行を制御することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置の駆動方法。
  6. 前記光学系は、フォーカス制御を行うフォーカス光学系を含むものであり、
    前記制御ステップでは、前記温度測定手段により測定された温度と前記フォーカス光学系に係るフォーカス位置とに基づいて、前記ノイズリダクション動作の実行を制御することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置の駆動方法。
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