JP2007299699A - 有機エレクトロルミネセンス素子 - Google Patents

有機エレクトロルミネセンス素子 Download PDF

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幸雄 久保田
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孝紳 塩川
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亨 千葉
Takaomi Sekiya
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Abstract

【課題】有機EL素子の両電極間がショートすることを防止する。
【解決手段】有機EL素子10は、透明基板11と、透明基板11上に設けられる陽極12と、陽極12の上に重ねられて積層される発光層14R、14G、14Bと、各発光層14R、14G、14Bの上にさらに重ねられて積層される陰極13とを備える。透明基板11の上面側に凹陥部15を設け、陽極12は凹陥部15内に配置する。透明基板11の上面11Uと、第1の電極の上面は同一平面上に位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機エレクトロルミネセンス素子(以下有機EL素子という)に関し、特に有機EL素子の基板構造の改良に関する。
有機EL素子は、他の固体発光素子に比べ、高速な応答性を有すること、視野角が広いこと、素子が占める容積が小さいこと等優れた特性を有している。したがって近年、ディスプレイ等の表示装置や照明装置等、多様な用途に応用されつつある。有機EL素子100は、図4に示すように透明基板101上に、陽極102、発光層104、陰極103が順に積層されて構成され、陽極・陰極間に電流が流されることにより、発光層104から光を発する。
有機EL素子100は、基板上に陽極102がパターン形成された後、その陽極102上に発光層104、陰極103が積層されて、その後これら積層体が封止部材によって封止されて成形される。発光層104は、図4に示すように基板101と陽極102の両方に跨って積層されるが、陽極102の上面の各端部102E上方や端部102Eの側方に積層された発光層104の層厚は薄くなるため、陽極102の端部102Eと陰極103との間でショートが発生しやすくなる。
特許文献1には、上述したショートの発生を防止するために改良された有機EL素子の製造方法が開示されている。特許文献1では、まず基板の上に陽極をパターン化して形成した後、基板及び陽極上に、発光部を避けるように、層間絶縁膜、及び比較的厚い膜厚のフォトレジストを積層する。次いで発光表示領域全体に有機発光層と陰極を順次積層した後、フォトレジストの側壁に付着した陰極を除去し、これにより有機EL素子が製造される。このような方法によれば、陽極の各端部の上面上には、層間絶縁膜及びフォトレジストが設けられているので、陽極と陰極との間がショートすることが防止される。
特開平11−339958号公報
しかし、特許文献1に記載の方法によれば、基板上に層間絶縁膜や膜厚の厚いフォトレジストを成形するとともに、陰極を積層した後陰極の一部を除去しなければならず、製造工程が複雑になり、実用化することは困難である。
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑みて成されたものであり、簡単な構成で陽極と陰極との間のショートを防止することができる有機EL素子を提供することを目的とする。
本発明に係る有機EL素子は、基板と、基板上に設けられる第1の電極と、第1の電極の上に重ねられて積層される発光層と、発光層の上にさらに重ねられて積層される第2の電極とを備え、基板にはその上面から凹んだ凹陥部が設けられ、第1の電極は凹陥部内に配置されることを特徴とする。なお、第1の電極は陽極であるとともに、第2の電極は陰極であることが好ましいが、勿論第1の電極が陰極で、第2の電極が陽極であっても良い。
基板の上面と、第1の電極の上面は同一平面に位置することが好ましく、この構成によれば、基板上面と第1の電極の間に段差が生じないので、発光層の層厚を均一にしやすくすることができる。ただし、第1の電極の上面は、基板の上面より凹んでいても良い。
例えば、発光層は、基板の上面と第1の電極の上面に跨って積層されると共に、第2の電極は発光層の上面と基板の上面に跨って積層される。また、第1の電極は、例えば凹陥部内部全体を占めるように設けられる。
本発明においては、基板の上面に凹陥部を設けると共に、基板の上面に積層される一方の電極を凹陥部内に配置することにより、一方の電極の上面に積層される発光層が部分的に薄くなることを防止し、これにより陰極と陽極とのショートを防止する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る有機EL素子を模式的に示した部分的な断面図である。図2は有機EL素子10の透明基板を模式的に示した平面図である。なお、図1においては、発光層は左右方向に例示的に3つしか並べられないが、実際には多数の発光層が並べられる。
有機EL素子10は、ガラスまたは樹脂から形成される透明基板11上に、陽極(第1の電極)12と陰極(第2の電極)13で挟持された発光層14R、14G、14Bが設けられて構成される。
透明基板11には、上面11Uから凹んで形成される複数の凹陥部15が形成される。各凹陥部15は、図1に示すように断面矩形状を呈すると共に、図2に示すように上方から見ると細長の矩形を呈し、互いに平行に延び、かつ等間隔に設けられる。各凹陥部15は、特に限定されるわけではないが、平板状の基板の一方の面にエッチング処理が施されることによって形成される。なお、以下の説明では凹陥部15の長手方向を単に長手方向、幅方向を単に幅方向と略して説明する。
図1に示すように各凹陥部15内には、幅方向に、その内部全体を占めるように陽極12が積層されるとともに、陽極12の上面12Uは透明基板11の上面11Uと同一平面となるように形成され、これにより各陽極12は細長の直方体に形成される。陽極12は、ITO(Indium Tin Oxide)、ATO(antimony doped tindioxide)、ZnO(zinc oxide)等の透明導電性金属化合物から形成される。陽極12は上記透明導電性金属化合物(例えば、ITO)の前駆体材料が各凹陥部15内に塗布された後、焼成されることにより形成されるが、他の方法により形成されても良い。
各陽極12の上には、発光層14R、14G、14Bが積層される。各発光層14R、14G、14Bは、図1に示すように幅方向において、陽極12の上面12U全体とその上面12Uから両側にはみ出して透明基板11の上面11Uの一部に積層され、陽極12と透明基板11に跨って積層される。
発光層14R、14G、14Bは幅方向にこの順に繰り返して並べられるとともに、図示しないが長手方向においても、同一の陽極12の上にこの順で繰り返して並べられる。発光層14R、14G、14Bは、例えば陽極12側から順に、正孔輸送層、有機発光層、電子輸送層等が積層されて構成され、それぞれ陽極12と陰極13の間に電圧が印加されると、赤、緑、青色の光を発する。各発光層14R、14G、14Bに印加される電圧は独立に制御され、有機EL素子10が例えば表示装置として使用される場合、表示装置はフルカラー表示が可能となる。
各発光層14R、14G、14Bの上面14Uそれぞれには陰極13が積層される。陰極13は、例えばアルミニウム、インジウム、マグネシウム、カルシウム、チタニウム、イットリウム、リチウム、及びこれらの合金等の非透過性の陰極金属材料から形成され、非透過性の層に形成される。陰極13は幅方向において、各発光層の上面14U全体と、その上面14Uから両側にはみ出して、透明基板11の上面11Uの一部にも積層され、各発光層の上面14Uと透明基板11の上面11Uに跨って積層される。なお、幅方向に隣接する陰極13は図1においては接続されていないが、電気的に接続されていても良い。
発光層14R、14G、14Bからの光は、陽極12、凹陥部15の底面15D、及び透明基板11を介して、下方に向けて発せられるが、陰極13は非透過性であるので、発光層14R、14G、14Bから発せられた光は、陰極13を透過して上方に発せられない。ただし、陰極13をITO、ATO、ZnO等の透明導電性金属化合物から形成し透過性を持たせることにより、発光層14R、14G、14Bからの光が上方から発せられるようにし、有機EL素子10をトップエミッション構造にしても良い。
また、陰極13は、発光層14R、14G、14Bの上に積層され、上述したアルミニウム等の非透過性の陰極金属材料から形成される第1の陰極層(不図示)と、この第1の陰極層の上に積層され、上述したITO等の透明導電性金属化合物から形成される第2の陰極層(不図示)とによって構成されても良い。この場合、第1の陰極層はその層厚を薄くすることにより実質的に透過性を有するので、陰極13は透過性を有することとなる。なお、この場合、第1の陰極層と各発光層14R、14G、14Bの間には、電子注入層が積層されていたほうが良い。電子注入層は例えばLiFによって形成される。
上述したように陰極13がITO等の透明導電性金属化合物のみから形成されると仕事関数が高くなり電子の注入性が低下する。しかし、陰極13が第1及び第2の陰極層から構成され、かつ第1の陰極層に低仕事関数の陰極金属材料が用いられる場合、電子の注入性の低下を最小限に抑制することができる。
また、トップエミッション構造にすると、下方から光を発する必要がなくなるので、例えば凹陥部15の底面15Dを非透過面(例えばスリ面)にすることができるので、透明基板11の製造が容易になる。
発光層14R、14G、14Bは、陽極12の上に例えばレジストマスク、シャドウマスクが被せられた状態で、正孔輸送材料、発光電界材料、電子輸送材料等が蒸着されて形成される。陰極13もレジストマスク、シャドウマスクが被せられた状態で、金属材料が蒸着やスパッタリング等されて形成される。勿論、発光層14R、14G、14B、陰極13は、例えばスピンコート等によって塗布されて形成されても良い。
陰極13の上方には、封止部材(不図示)が配置され、封止部材はその周辺部が透明基板11に接着され、これにより、陽極12、発光層14R、14G、14B、及び陰極13は、封止部材と透明基板11の間に封止される。
本実施形態では、陽極12は基板11に設けられた凹陥部15内に配置されるとともに、陽極12の上面12Uと基板11の上面11Uとが同一平面に形成される。したがって、透明基板11と陽極12との間に段差が生じないので、本実施形態のように各発光層が透明基板11及び陽極12の両方に跨って積層される場合でも、発光層の厚さが薄くなる部分が生じにくくなり、これにより、陽極12及び陰極13間におけるショートの発生が防止される。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る有機EL素子を部分的に示した断面図である。なお、図3においては、発光層14Rについてのみ示すが、他の発光層14G、14Bについても同様の構成を有する。
本実施形態と第1の実施形態との相違点は陽極12の構成のみである。第2の実施形態では、陽極12の上面12Uは、透明基板11の上面1Uと同一平面に設けられずに、透明基板11の上面11Uより凹んで配置されると共に、上面11Uと平行に設けられる。本実施形態では、陽極12が透明基板11の上面11Uより凹んで設けられ、これにより発光層14Rの一部は凹陥部15の内部に配置されるが、その他の構成は第1の実施形態と同様であるので、その他の説明は省略する。
第2の実施形態では、陽極12の上面12Uと透明基板11の上面11Uの間に段差が生じるが、陽極12の上面12Uは、透明基板11の上面11Uより下側に設けられるので、第1の実施形態と同様に、陽極12が陰極13に接触しにくくなり、これにより陽極12及び陰極13間におけるショートの発生が防止される。
なお、第2の実施形態では、凹陥部15の側面15C及び透明基板11の上面11Uは、それぞれ平面状に形成され、その側面15Cと上面11Uの接続部15Fは垂直角で形成されるが、接続部15Fは例えば曲面状に形成されても良い。
また、第1及び第2の実施形態では陽極12及び陰極13は逆に配置されていても良く、陰極13が透明基板11上に積層されると共に、陽極12が各発光層14R、14G、14B上に積層されても良い。
なお、第1及び第2の実施形態においては、発光層14R、14G、14B、及び陰極13は、図1、3に示すように上方に向かうに従ってその幅が狭くなる断面台形状に形成されたが、断面形状は特に限定されず、例えば断面矩形に形成されても良い。
第1の実施形態に係る有機EL素子を模式的に示した部分的な断面図である。 透明基板を模式的に示した平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る有機EL素子を部分的に示した断面図である。 従来の有機EL素子を模式的に示した部分的な断面図である。
符号の説明
10 有機EL素子
11 透明基板
12 陽極(第1の電極)
13 陰極(第2の電極)
14R、14G、14B 発光層
15 凹陥部

Claims (5)

  1. 基板と、前記基板上に設けられる第1の電極と、前記第1の電極の上に重ねられて積層される発光層と、前記発光層の上にさらに重ねられて積層される第2の電極とを備え、
    前記基板にはその上面から凹んだ凹陥部が設けられ、前記第1の電極は前記凹陥部内に配置されることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子。
  2. 前記基板の上面と、前記第1の電極の上面は同一平面上に位置することを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
  3. 前記第1の電極の上面は、前記基板の上面より凹んでいることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
  4. 前記発光層は、前記基板の上面と前記第1の電極の上面に跨って積層されると共に、前記第2の電極は前記発光層の上面と前記基板の上面に跨って積層されることを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
  5. 前記第1の電極は、前記凹陥部内部全体を占めるように設けたことを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
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JP2014160686A (ja) * 2009-07-14 2014-09-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 照明装置

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