JP2007298859A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色ずれ調整時間を短縮することができ、生産性を低下させることのない画像形成装置を提供する。
【解決手段】各色作像ユニット9a〜9dで検出パターンを作成し、その各色検出パターンを検出手段で検出し、算出したずれ量に応じて、各色ずれ要因ごとに調整量を反映、のサイクルを複数回(N回)繰り返して色ずれ調整動作を行うときに、(b)図のように、検出手段から遠い作像ユニット順に調整量の反映を実行し、各色作像ユニットで調整量の反映が終了次第、順次その各色作像ユニットで次の(N回目)のサイクルを開始する。
【選択図】図12

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。
特開2004−34487号公報 特開2006−43966号公報
レーザービームプリンタ、デジタル複写機、レーザーファクシミリなどの画像形成装置は、像担持体(感光体)上に潜像を書き込むための光走査装置を備えている。その光走査装置として、光源からの光束(光ビーム)を回転偏向器(ポリゴンミラー)により偏向して感光体を露光走査するよう構成されたものがある。
このような光走査装置は、通常、像担持体上に対する主走査方向の書出し開始位置を規定するための同期検知手段が備えられている。一般的には、光源から出射されたレーザ光は回転偏向器により偏向走査されるとともに、画像形成領域外に位置する同期検知手段へレーザ光を導くことにより、電気的なタイミングを取り、主走査方向の書出し開始位置を規定している。
そして、光走査装置においては、光学素子の像面湾曲特性、光学ハウジングのねじれ、ポリゴンモータの発熱による熱変形、画像形成装置本体内での別ユニットを熱源とする熱変形、感光体の取付け時のねじれなどによって、レーザ走査線に曲がり/傾きが発生することがある。
また、画像形成装置においては近年のカラー化のニーズに対応するべく、複数の作像ユニットを備え、各作像ユニットで作成した例えば黒(Bk),マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y)の4色のトナー像を重ね合わせることによりフルカラー画像を形成する画像形成装置が知られている。このような画像形成装置では、上記のように光走査装置で走査線の曲がり/傾きが発生することによって、3ないし4本の走査線が重ならないために、色ずれの原因となってしまう。
色ずれを低減させるために、機械組付後に色ずれ初期調整を実施することや、連続稼動による機械内部の発熱を原因とする色ずれを調整するための自動調整機構を搭載するといった技術は、例えば特許文献1あるいは特許文献2で提案されている。しかし、このような従来技術は、色ずれ自動調整実行時に画像形成動作を中断させて行うものであり、生産性を低下させるという問題があった。
本発明は、従来のカラー画像形成装置における上述の問題を解決し、色ずれ調整時間を短縮することができ、生産性を低下させることのない画像形成装置を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、複数の作像ユニットを有し、各作像ユニットで形成した各色画像間のずれ量を検知して該ずれ量に応じた色ずれ調整を行うカラー画像形成装置において、前記色ずれ調整が、ずれ量を検出するための検出パターン作像,該検出パターンを検出手段により検出してずれ量を算出,該算出されたずれ量に応じた調整量を反映、のサイクルを複数回繰り返す調整動作であり、前記色ずれ調整時に、前記複数の作像ユニットの前記検出手段からの距離が遠い作像ユニットから順番に前記調整量を反映させることにより解決される。
また、前記各作像ユニットの像担持体を走査する光走査装置が走査線を調整する走査線調整機構を備え、前記色ずれ調整が、前記走査線調整機構による調整を含むと好ましい。
また、前記走査線調整機構が、走査線の曲がり調整と傾き調整とをそれぞれ独立して調整可能なと好ましい。
また、前記色ずれ調整が複数の調整項目を含み、該色ずれ調整における前記調整量反映時に、前記複数の調整項目を同時に反映させると好ましい。
また、前記色ずれ調整がソフトウェアによる調整を含み、該ソフトウェアによる調整と前記走査線調整機構による調整とを分離して実行可能なと好ましい。
また、前記走査線調整機構による調整の後に前記ソフトウェアによる調整を行うと好ましい。
また、前記複数の作像ユニットに対する前記ソフトウェアによる調整を一括して同時に行うと好ましい。
また、前記複数回のサイクルにおける、前回サイクルの調整量の反映直後に次回サイクルの検出パターン作像を開始すると好ましい。
また、前記検出手段が光学的にパターンを検知する光学センサであると好ましい。
また、前記検出手段が、前記各色画像を記録材上に転写する転写部の直下流位置に配置されると好ましい。
また、前記光走査装置は、共通の光源から出射した光束を前記各作像ユニットの像担持体に導いて走査すると好ましい。
また、前記走査線調整機構が、走査線の位置を副走査方向に補正する機能を有する光学素子に付設されると好ましい。
また、前記走査線調整機構は、走査線傾き調整部に調整範囲を規制するための規制部を有すると好ましい。
また、当該画像形成装置が、前記複数の作像ユニットを並設したタンデム型のカラー画像形成装置であると好ましい。
また、前記複数の作像ユニットで形成した画像を中間転写体を介して記録材上に転写する中間転写方式の画像形成装置であると好ましい。
また、前記複数の作像ユニットで形成した画像を記録材上に直接重ね転写する直接転写方式の画像形成装置であると好ましい。
本発明の画像形成装置によれば、色ずれ調整時に、検出手段からの距離が遠い作像ユニットから順番に調整量を反映させるので、各色作像ユニットで調整量反映が終了次第に次の調整サイクルを開始することが可能となり、複数回の調整サイクルに要する時間が短縮され、色ずれ調整時間を短縮することができる。
請求項2の構成により、光走査装置が備える走査線調整機構による色ずれ調整に必要な時間を短縮することができる。
請求項3の構成により、走査線の曲がり調整と傾き調整とを行う場合の色ずれ調整に必要な時間を短縮することができる。
請求項4の構成により、調整量反映時に複数の調整項目を同時に反映させることで、色ずれ調整時間をより短縮することができる。
請求項5の構成により、ソフトウェアによる調整と走査線調整機構による調整とを分離して実行可能なので、少なくとも走査線調整機構によるメカ的調整量の反映を実行することによって、各色作像ユニットで調整量反映が終了次第に次の調整サイクルを開始することが可能となる。
請求項6の構成により、走査線調整機構による調整の後にソフトウェアによる調整を行うことで、制御ICの発熱などに対応することが可能となる。
請求項7の構成により、複数の作像ユニットに対するソフトウェアによる調整を一括して同時に行うことで、制御プログラムが複雑化することを防止できる。
請求項8の構成により、複数回の調整サイクルにおける前回サイクルの調整量の反映直後に次回サイクルの検出パターン作像を開始するので、サイクル間の間隔(時間)を最短とすることができる。
請求項9の構成により、検出手段が光学的にパターンを検知する光学センサであるので、簡単な構成で安価に検出手段を構成することができる。
請求項10の構成により、検出手段が各色画像を記録材上に転写する転写部の直下流位置に配置されるので、正確な検出を行うことができる。
請求項11の構成により、複数の作像ユニットごとに光走査装置を備える必要がなく、装置コストを抑制することができる。
請求項12の構成により、走査線調整機構が走査線の位置を副走査方向に補正する機能を有する光学素子に付設されるので、効率的に色ずれ調整を行うことができる。
請求項13の構成により、走査線調整機構は走査線傾き調整部に調整範囲を規制するための規制部を有するので、必要以上に走査線の傾きを補正してしまうことがない。
請求項14の構成により、タンデム型のカラー画像形成装置における色ずれ調整時間を短縮することができる。
請求項15の構成により、中間転写方式の画像形成装置における色ずれ調整時間を短縮することができる。
請求項16の構成により、直接転写方式の画像形成装置における色ずれ調整時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るカラー画像形成装置の一例であるフルカラープリンタの概略を示す断面構成図である。この図に示すフルカラープリンタ50は、いわゆる4連タンデム方式の画像形成装置であり、4つ(4色分)の作像ユニットを転写ベルト51に対向させて並べ、各感光体9上のトナー像を中間転写ベルト51上に重ね転写し、給紙部52から給送した記録材上にトナー像を中間転写ベルト51から一括して転写するものであり、短時間でフルカラー画像が得られる。
中間転写ベルト51は矢印A方向に回動される。その中間転写ベルト51の下部に感光体ドラム9を中心とする4つ(4色分)の作像ユニットを並設している。各色作像ユニットの構成は同一であり、使用するトナーの色が異なるのみである。本例では、各色作像ユニットにおいてシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色トナーを用いて画像が形成される。その作像ユニットの下方には光走査装置15が配設されている。給紙部52から給送された記録材は、レジストローラ53により中間転写ベルト51上のトナー像とのタイミングを取って送出され、転写手段である転写ローラ54の作用により、中間転写ベルト51上のトナー像が記録材に転写される。記録材上のトナー像は定着装置55により定着され、排出ローラ56により記録材は排紙トレイ57に排出されてスタックされる。
本実施形態のフルカラープリンタ50では、転写ローラ54が中間転写ベルト51と対向する二次転写部の直下流(ベルト51回動方向の直下流)位置にパターン検出手段20を配置しており、後述する色ずれ自動調整時に、各色作像ユニットで作成し中間転写ベルト51上に転写された色ずれ調整用の検出パターンを光学的に検出する。
図2は、光走査装置付近を詳しく示す拡大図である。
図2に示すように、光走査装置15は、2段のポリゴンミラー1a,1b、防音ガラス2a,2b、fθレンズ3a,3b、第1〜第3ミラー群4a,4b,4c,4d,6a,6b,6c,6d,7a,7b,7c,7d、長尺レンズ5a,5b,5c,5d、防塵ガラス8a,8b,8c,8d等を備えており、これらが光学ハウジング13内に配設されている。
ポリゴンミラー1は、正多角形の側面に反射ミラーを有しており、図示しないポリゴンモータにより高速回転され、図示しない光源からのレーザ光を偏向・走査する。防音ガラス2は、ポリゴンモータが発生する音を防音するものである。fθレンズ3は、ポリゴンミラー1によるビーム走査の等角度運動を等速直線運動へと変える光学素子である。上記第1〜第3ミラー群4〜7は、光走査装置15の上方に配置された各感光体9へとレーザ光を導く光学素子である。長尺レンズ5はポリゴンミラーの面倒れを補正するもので、走査線の位置を副走査方向に補正する機能をもっている。防塵ガラス8は、光学ハウジング13内への塵などの落下を防止するものである。
光学ハウジング13は、側壁13a,光学素子配置面13b,ハウジングを密閉するための上段蓋11及び下段蓋12,ポリゴンミラー部分の蓋10で構成されている。なお、図2において、各感光体への光路を14a,14b,14c,14dの符号を付して表している。
図3は、光走査装置15が備える走査線曲がり/傾き調整機構の構成例を示す斜視図である。図4は、反対側からの斜視図である。また、図5は、走査線の傾き自動調整を行うための調整駆動部の斜視図である。そして、図6は、上記の走査線曲がり/傾き調整機構の構成を模式化した図である。
面倒れ補正を行うための長尺レンズ5はブラケット21を介して位置決め支持されている。図6に示すように、光学ハウジング13の光学素子配置面13bには、長尺レンズ5の長手方向と直交する方向に延設された突出部17が設けられており、その突出部17の曲線状上面に長尺レンズ5が載置されてレンズの高さ方向(副走査方向)への位置決めが行われるとともに、長尺レンズ5をシーソーの支点のように支持し、ブラケット21の両端部を板バネ31,32によって押圧し、ブラケット21が長尺レンズ5を光学素子配置面13bに押し付けるようにして、長尺レンズ5を光学素子配置面13bに保持させる。板バネ31,32と長尺レンズ5の間には、潤滑部材33,34を介在させている。
なお、突出部17は、4色の各ステーションにおける長尺レンズ5に対応して設けられるもので、図2に示されている各長尺レンズ5a〜5dに対応する位置で光学素子配置面13bに設けられている。また、図6では長尺レンズ5を上側に、光学素子配置面13bを下側にして図示しているが、図2に示されるように外側の長尺レンズ5a及び5dは光学素子配置面13bの下面に配置されており、その場合は各部材の位置関係は図6を逆さにした状態となる。
このほか、走査線曲がり/傾き調整機構は、走査線傾きを自動調整(ここでは手動調整に対して駆動手段を用いての調整)するための駆動モータ26、駆動モータホルダー27、アジャスタ28、長尺レンズを固定する板バネ29,30、走査線傾き調整の可動範囲を規制するストッパ35,36で構成されている。駆動モータ26,駆動モータホルダー27,アジャスタ28からなる傾き調整駆動部を図6に符号37として示す。なお、上記ホルダー27はハウジング13に取り付けられる。
走査線傾き調整は、駆動モータ26を所定量だけ回転させることで図7に示すようにアジャスタ28の突出量を調整し、これによって図8に示すように、長尺レンズ5の取付け姿勢が傾き、調整することができる。傾き調整駆動部38が駆動量(アジャスタ28の移動量で)αだけ動作した場合、図8に示すように、走査線が傾き、紙上の絶対量/規準色との相対量共に、調整することができる。
上記長尺レンズ5は板バネ22〜24を介してブラケット21に取り付けられている。ブラケット21には長手方向に距離を置いて(長尺レンズ5の両端部付近に相当する位置に)図示しない2個の受け部が設けられており、その受け部の先端に長尺レンズ5の一方側の面が当接されて板バネ23,24によって保持されている。そして、レンズの長手方向中央部を板バネ22によって受け部とは反対側から押圧され、図9(b)に模式的に示すように強制的に撓ませた状態でブラッケト21に保持されている。なお、図9(a)は、ブラッケト21に保持した長尺レンズ5の正面図である。
図3,4に示すように、ブラッケト21には走査線曲がり調整ネジ25が設けられており、図9の状態を初期状態として、上記調整ネジ25を打ち込んでいく(締めていく)ことによって、長尺レンズ5は徐々に初期状態と反対側へ撓んでいく(図10参照)ように構成されている。この長尺レンズ5の撓み量に応じて、走査線曲がりが調整される。
図11は、走査線の曲がりを自動調整(ここでは手動調整に対して駆動手段を用いての調整)するための曲がり調整駆動部の構成例を示す斜視図である。この図に示す曲がり調整駆動部48は、駆動モータ46,駆動モータホルダー47及び上記調整ネジ25からなり、駆動モータ46を所定量だけ回転させることでモータ駆動軸の先端部に設けた調整ネジ25の打ち込み量を調節して長尺レンズ5のたわみ量を調整し、走査線曲がりを調整することができる。
上記の走査線曲がり/傾き調整機構は、光走査装置15が有する4つの長尺レンズ5a〜5dの全てに備えられており、これにより本実施形態のフルカラープリンタ50では各色作像ユニット9a〜9d(以下、感光体ドラムの符号9a〜9dで各色作像ユニットを表すものとする)に対する書き込み走査線の曲がり及び傾きを自動調整可能となっている。
次に、色ずれ調整(走査線曲がり/傾き調整)について図12を参照して説明する。
本実施形態のフルカラープリンタ50のような複数の(ここでは4つの)作像ユニットを有する画像形成装置においては、
(1)各色作像ユニットで感光体上にずれ量を検出するための検出パターンを作成
(2)作成した検出パターンを中間転写ベルト(または、用紙)上に転写
(3)転写した各色検出パターンをパターン検出手段で検出し、ずれ量を算出
(4)算出したずれ量に応じて、各色ずれ要因ごとに調整量を反映
の上記(1)〜(4)のサイクルを複数回(N回)繰り返して色ずれ調整動作とする。
従来の装置においては、図12(a)に示すように、(N−1回目)のサイクルで、各色作像ユニットで検出パターンを作像して検出し、全ユニットで調整量の反映を実行し、それから次の(N回目)のサイクルが開始される。したがって、複数回の調整サイクルの実行に要する時間、すなわち色ずれ調整時間が長くなってしまっていた。
そこで、本実施形態においては、図12(b)に示すように、検出パターンを検出してずれ量を算出した後、パターン検出手段20から遠い作像ユニット順に(9a,9b,9c,9dの順に)調整量の反映を実行し、各色作像ユニットで調整量の反映が終了次第、順次その各色作像ユニットで次の(N回目)のサイクルを開始するようにしている。図12(b)には、本実施形態でパターン検出手段20からの距離が最も離れた作像ユニット9aにおける調整量反映タイミングを示しているが、これで示すように、作像ユニット9aで調整量の反映が終了したら次回(N回目)サイクルの作像ユニット9aの作像を実行し、作像ユニット9bで調整量の反映が終了したら次サイクルの作像ユニット9bの作像を実行するというように、パターン検出手段20からの距離が遠い順番で、各色作像ユニットにおける調整量の反映が終了次第、順次その各色作像ユニットで次のサイクルを開始する。作像ユニット9a以外の調整値反映タイミングは図の煩雑を避けるために省略している。なお、次サイクルの検出パターンは、前サイクルの調整量(調整値)の反映直後に作像を開始することによって、サイクル間の間隔(時間)を最短とすることができる。
このように、パターン検出手段20からの距離が遠い作像ユニットから順番に調整量の反映を実行することによって、各色作像ユニットで調整量反映が終了次第に次の調整サイクルを開始することが可能となり、全体の(全作像ユニットの)調整量反映に要する時間自体は図12(a)の場合と同じであっても、複数回(N回)の調整サイクルに要する時間が短縮され、色ずれ調整時間を短縮することが可能となる。
なお、図12(c)に示すように、調整量の反映が終了する前に次サイクルの作像を開始してしまうと(ここでは作像ユニット9aの調整値反映タイミングのみを図示する)、前回(N−1回目)サイクルで算出したずれ量による調整量が反映されない状態で次回(N回目)サイクルの作像が行われてしまうので、次サイクルの作像開始タイミングは、図12(b)に示すように、調整量反映タイミングの後で作像を開始するようにしなければならない。
ところで、上記説明したように、色ずれ調整としては、走査線の曲がり調整や傾き調整というように、複数の調整(補正)項目がある。本実施形態では曲がり調整と傾き調整の2項目で説明しているが、必ずしも2項目に限定されるわけではなく、それ以外の調整項目も考えられる。そのような複数の調整項目がある場合、複数の調整を順番に実施すると調整に要する時間が長くなる。例えば上記走査線の曲がり調整と傾き調整を行う場合に、曲がり調整が終わってから傾き調整を行った場合は両方の調整時間を加えた分だけの時間が必要である。
そこで、複数の調整項目がある場合、同時に実行可能な調整であれば、その複数の調整項目を同時に反映させる(同時に実行する)ことにより、調整時間の短縮が可能である。本実施形態の場合は、上記説明したように、傾き調整駆動部37と曲がり調整駆動部48がそれぞれ駆動手段(モータ)を有しており(図6,7,11等参照)、各調整項目の同時反映が可能である。この概念を図12(d)に示す。なお、図12(d)では作像ユニット9aのみの調整タイミングを図示して説明する。
図12(d)に示すように、N−1回目サイクルで算出したずれ量に応じて作像ユニット9aの調整量反映を実行する場合、調整すべき全項目を同時に実行(反映)させる。これにより、次(N回目)サイクルのユニット9aでの作像開始タイミングを早めることができる。したがって、複数回(N回)の調整サイクルに要する時間がより短縮され、色ずれ調整時間をさらに短縮することが可能となる。図12(b)の場合と比較するとユニット9aでの次回作像開始タイミングが早くなっていることが分かる。
ところで、色ずれ調整においては、上記の走査線曲がり/傾き調整のような機械的(メカ的)な調整のほかに、ソフトウェアによる調整項目も有る。そのようなソフト上での調整は、制御関係のIC発熱などの影響により、必ずしもメカ的調整と同時に反映させることができない場合も考えられる。
そこで、図12(e)に示すように、メカ的調整とソフト上での調整を分離し、パターン検出手段20からの距離が遠い作像ユニットから順番に少なくともメカ的調整量の反映を実行することによって、各色作像ユニットで調整量反映が終了次第に次の調整サイクルを開始することが可能となる。ソフト上での調整は、調整自体に必要な時間(調整反映時間そのもの)はメカ的調整に比べて非常に短時間で済むので、メカ的調整量の反映実行タイミングに遅れて(制御関係のIC等が動作できるようになったタイミングで)、ソフト上の調整値反映を行えばよい。なお、ソフト上での調整はメカ的調整に比べて非常に短時間で済むことから、全作像ユニットに対するソフト上の調整を、一括して同時に反映(実行)するようにしても良い。
上記のように、本実施形態における色ずれ調整は、調整サイクルを複数回繰り返す色ずれ調整動作において、図12(a)の従来装置の場合と比べて、図12(b),図12(d)及び図12(e)に示すように、調整に必要な時間が短縮され、生産性の低下を抑制することができる。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、走査線曲がり/傾き調整機構は図示例に限らず、適宜な構成のものを採用可能である。また、調整を自動化するための調整駆動部の構成や駆動手段なども適宜なものを採用可能である。また、光走査装置の構成も任意である。検出用パターンを検出する検出手段の構成も任意である。
画像形成装置の構成も適宜な構成を採用可能であり、図示例のタンデム型中間転写方式に限らず、搬送ベルト等の搬送手段により搬送される記録材上に複数の作像ユニットから直接に画像を転写(カラー画像の場合は重ね転写)する直接転写方式でも良い。また、画像形成装置としてはプリンタに限らず、複写機やファクシミリ、あるいは複数の機能を備える複合機であっても良い。
本発明に係る画像形成装置の一例であるフルカラープリンタの概略を示す断面構成図である。 光走査装置付近を詳しく示す拡大図である。 走査線曲がり/傾き調整機構の構成例を示す斜視図である。 その反対側からの斜視図である。 走査線の傾き調整駆動部の斜視図である。 走査線曲がり/傾き調整機構の構成を模式化した図である。 走査線の傾き調整駆動部における調整動作を示す側断面図である。 走査線の傾き調整駆動部の動作を示す模式図である。 長尺レンズの初期状態を示す模式図である。 長尺レンズにおける走査線曲がり調整の様子を示す模式図である。 走査線の曲がり調整駆動部の斜視図である。 図1のプリンタにおける色ずれ調整の作用を従来装置の場合と比べて示す概念図である。
符号の説明
1 ポリゴンミラー
5 長尺レンズ
9 感光体(像担持体)
15 光走査装置
20 パターン検出手段
21 ブラケット
25 走査線曲がり調整ネジ
26,46 駆動モータ
35,36 ストッパ
37 傾き調整駆動部
48 曲がり調整駆動部
50 フルカラープリンタ
51 中間転写ベルト
54 転写ローラ

Claims (16)

  1. 複数の作像ユニットを有し、各作像ユニットで形成した各色画像間のずれ量を検知して該ずれ量に応じた色ずれ調整を行うカラー画像形成装置において、
    前記色ずれ調整が、ずれ量を検出するための検出パターン作像,該検出パターンを検出手段により検出してずれ量を算出,該算出されたずれ量に応じた調整量を反映、のサイクルを複数回繰り返す調整動作であり、
    前記色ずれ調整時に、前記複数の作像ユニットの前記検出手段からの距離が遠い作像ユニットから順番に前記調整量を反映させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記各作像ユニットの像担持体を走査する光走査装置が走査線を調整する走査線調整機構を備え、前記色ずれ調整が、前記走査線調整機構による調整を含むことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記走査線調整機構が、走査線の曲がり調整と傾き調整とをそれぞれ独立して調整可能なことを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記色ずれ調整が複数の調整項目を含み、該色ずれ調整における前記調整量反映時に、前記複数の調整項目を同時に反映させることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記色ずれ調整がソフトウェアによる調整を含み、該ソフトウェアによる調整と前記走査線調整機構による調整とを分離して実行可能なことを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記走査線調整機構による調整の後に前記ソフトウェアによる調整を行うことを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の作像ユニットに対する前記ソフトウェアによる調整を一括して同時に行うことを特徴とする、請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記複数回のサイクルにおける、前回サイクルの調整量の反映直後に次回サイクルの検出パターン作像を開始することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記検出手段が光学的にパターンを検知する光学センサであることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記検出手段が、前記各色画像を記録材上に転写する転写部の直下流位置に配置されることを特徴とする、請求項1又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記光走査装置は、共通の光源から出射した光束を前記各作像ユニットの像担持体に導いて走査することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  12. 前記走査線調整機構が、走査線の位置を副走査方向に補正する機能を有する光学素子に付設されることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  13. 前記走査線調整機構は、走査線傾き調整部に調整範囲を規制するための規制部を有することを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  14. 当該画像形成装置が、前記複数の作像ユニットを並設したタンデム型のカラー画像形成装置であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  15. 前記複数の作像ユニットで形成した画像を中間転写体を介して記録材上に転写する中間転写方式の画像形成装置であることを特徴とする、請求項1又は14に記載の画像形成装置。
  16. 前記複数の作像ユニットで形成した画像を記録材上に直接重ね転写する直接転写方式の画像形成装置であることを特徴とする、請求項1又は14に記載の画像形成装置。
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