JP2007297880A - 石綿スレート板の留め具の除去装置及び除去方法 - Google Patents

石綿スレート板の留め具の除去装置及び除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】石綿スレート板の留め具の取り外し時の発塵を抑え、安全で効率的に作業を行うことができる安価な石綿スレート板の留め具の除去装置及び石綿スレート板の留め具の除去方法を提供する。
【解決手段】建築物の下地部材11に固定された石綿スレート板13の留め具12を工具15を用いて取り外す際に発生する粉塵を除去しながら、石綿スレート13を下地部材11から剥離する石綿スレート板の留め具の除去装置及び方法であって、石綿スレート板13の留め具12の頭部14に係合し、工具保持治具19を用いて石綿スレート板13の上に配置される工具15の周囲に一部が外側に開放された空間部26を形成し、空間部26に除塵機にフレキシブルホース23を介して接続される吸い込み口24を装入し、工具15で留め具12を取り外す場合に発生する粉塵を除塵機によって吸収する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外装材や屋根材として壁又は屋根本体等に固定されている石綿スレート板、所謂アスベストを含有する下地部材が使用された建築物を解体、あるいは改装する際に、石綿スレート板の留め具の取り外し時に発生する人体に有害なアスベスト含有粉塵の撤去を効率的且つ確実に行うための石綿スレート板の留め具の除去装置及び石綿スレート板の留め具の除去方法に関する。
近年、アスベストは発癌性があるとされ、人体にとって極めて有害であるとされてきた。そして、人がアスベスト粉塵の発生する環境の中に長時間曝されることと発癌したこととの因果関係が示されている。このような事例を受けて、アスベストを使用している建築物の解体工事や、改装工事を行う際のアスベストや、アスベスト含有材の撤去作業には、非常に厳しい規制が課せられている。この規制には、発塵の度合による作業の種類によって3つのレベルが設けられている。そのレベルの最も高いレベル1は、耐火被膜用や、吸音、断熱用等として比較的大きい建築物のはり、柱、天井、壁等に吹付けられた石綿含有吹付け材の除去作業に適用されている。この除去作業は、作業場所の隔離や、高濃度の粉塵量に対応した防塵マスク、防護衣を使用しての厳重な暴露防止を行った上で行うこととなっている。次に高いレベル2は、保温用としてボイラ本体や配管、空調ダクト等、あるいは断熱用として煙突等に張り付けられた石綿を含有する保温材、断熱材、耐火被覆材等の比重が低く、レベル1よりは低いものの比較的発塵しやすい製品の除去作業に適用されている。この除去作業は、レベル1に準じた暴露防止を行った上で行うこととなっている。
最も低いレベル3は、外装用として建築物の天井、壁、床等に張り付けられた石綿含有成形板や、あるいは屋根材用として屋根に張り付けられた石綿スレート板等の除去作業に適用されている。この石綿含有成形板や、石綿スレート板等は、固体化されて通常では発塵性が極めて低いものであるが、除去作業時の破砕、切断等においては発塵を伴うので、湿式作業が原則とされ、粉塵量のレベルに応じた防塵マスクをした上で除去作業を行うこととなっている。
アスベストを使用している建築物の屋内の解体工事や、改装工事を行う際の撤去作業は、上記するようなレベル1の石綿含有吹付け材の除去や、レベル2の石綿を含有する保温材、断熱材、耐火被覆材等の比重が低く、発塵しやすい製品の除去の場合には、アスベストが容易に飛散しやすいので、当然、厳重な暴露防止を行った上で作業を行う必要がある。そこで、従来から、レベル1やレベル2に対応できる石綿含有吹付け材の除去装置には、建築物屋内の天井や、壁等に吹付けてある石綿含有吹付け材に被せて覆い込みをするフードと、フード内で石綿含有吹付け材を剥離する剥離手段と、剥離した石綿含有吹付け材をフード内から除去する吸引手段と、フード内の剥離手段を監視するテレビカメラを有する監視装置を備えたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、従来の、レベル1やレベル2に対応できる石綿含有吹付け材の除去装置には、石綿含有吹付け材の除去工具を備えるフードの内部周囲に配設された泡噴射ノズルから泡を噴出し、剥離された石綿含有吹付け材を混合すると共に、フードの周囲に配設した短冊状シール材の切り込み隙間を泡でシールするものが開示されている(例えば、特許文献2参照)。更には、従来の、レベル1やレベル2に対応できる石綿含有吹付け材の除去装置及び除去方法には、石綿含有吹付け材の飛散を防止しながら効率的な除去ができる除去装置及び除去方法が開示されている(例えば、特許文献3、特許文献4、許文献5参照)。
また、従来の、屋根材用として屋根に張り付けられた石綿スレート板のようなレベル3の石綿スレート板の補修方法には、古い石綿スレート板を除去するのではなく、補強ボルトで固定した後、コーキング処理、下地調整及び屋根用塗料の塗装を施す方法が提案されている(例えば、特許文献6参照)。
特許第3045011号公報 特許第3567555号公報 特開平8−199832号公報 特開平9−72111号公報 特開平10−323614号公報 特開2002−188248号公報
しかしながら、前述したような従来の石綿スレート板の除去装置及び石綿スレート板の除去方法は、次のような問題がある。
(1)屋根材用として屋根本体に固定されたアスベストを含有した石綿スレート板は、一時的にカバールーフ工法等で補修を施したとしても、処理の先送りとなるだけで、いずれ除去する必要があるが、逆に、次の改修時において乾燥、劣化が進行して飛散の危険性が増大することになる。また、古い石綿スレート板に補強ボルトや釘を打ち込んだりするときにも、多くの発塵が行こり、カバールーフ等の取付けにも石綿スレート板を除去する場合と同様な防塵処理が必要となる。
(2)アスベストを含有した石綿スレート板を用いた建築物は、一般住宅が多く、ビルや、工場や、倉庫等と異なり、大掛かりな機械除去装置を使っての撤去ができない上に、滑りやすい屋根上での作業となり、散水を施しながら作業を行うことで作業者の滑落の危険性を抱えている。
(3)一般住宅における散水を施しながらの屋根本体に固定されたアスベストを含有した石綿スレート板の除去は、居住している住宅内への漏水が発生し、居住性が維持できなくなる。また、散水によって流失したアスベスト含有材は、住宅内の壁面、敷地、樹木、排水施設等に付着して乾燥後の再飛散によって、二次的な人体への有害問題を引き起こす危険がある。
(4)アスベストを含有した石綿スレート板を用いた建築物の屋根頂部を超える程度まで除去作業用の足場を全面防炎シートで覆うようにして除去作業を行う場合には、風圧による足場転倒の危険がある上に、除去費用の増大となっている。また、一般住宅では、足場の設置が不可能な場合があり、除去作業の対応が困難な場合がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、一般住宅等の外装材や、屋根材として用いられている石綿スレート板の留め具の取り外し時の発塵を抑え、安全で効率的に作業を行うことができる安価な石綿スレート板の留め具の除去装置及び石綿スレート板の留め具の除去方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る石綿スレート板の留め具の除去装置は、建築物の外側又は内側の下地部材に固定された石綿スレート板を取り外す際に、前記石綿スレート板を固定している留め具を、発生する粉塵を除塵機で吸塵しながら取り外す石綿スレート板の留め具の除去装置であって、
前記留め具の頭部に係合して、前記留め具を取り外す工具と、
前記工具を前記下地部材の上に直接又は前記石綿スレート板を介して保持し、一部に前記除塵機にフレキシブルホースを介して接続される吸い込み口の取付け部が設けられている工具保持治具と、
前記工具保持治具に取付けられて前記留め具の頭部に係合している前記工具の周囲を覆うカバー部材とを有し、
前記除塵機によって、前記留め具を取り外す場合に前記カバー部材の内部に発生する石綿ダストを外部に漏らさないで吸引除去する。
第1の発明に係る石綿スレート板の留め具の除去装置において、前記カバー部材が透明シートからなるのが好ましい。これによって、留め具に工具を係合させる状態や留め具を外している状況が外部から見える。
第1の発明に係る石綿スレート板の留め具の除去装置において、前記工具は釘抜きであって、前記留め具の頭部に係合する該釘抜きの先側係合部と該釘抜きの柄の中間部にある屈曲部が前記工具保持治具の両脚部の中間にピンを介して回動可能に取付けられているものであってもよい。釘抜きを使用して留め具を抜く場合、留め具が釘であるのが好ましいが、例えば、木ねじなどであってもよい。釘抜きの場合は従来の手法と同じ手順で、釘等の頭部に2つ割りの先側係合部を掛止して、屈曲部を支点として柄の部分を回動して釘等を抜く。
第1の発明に係る石綿スレート板の留め具の除去装置において、前記工具は前記留め具の頭部に係合するドライバー軸を備えた回転電動工具であって、該回転電動工具が前記工具保持治具にガイド部材を介して工具保持治具に進退可能に取付けられているものであってもよい。この場合、留め具がスクリューねじ(例えば、木ねじ)等であって、例えば、頭部に十字又はマイナスの切れ目が入っていることが好ましい。
そして、第1の発明に係る石綿スレート板の留め具の除去装置において、前記カバー部材の一部は開口となって、除塵中に外部からカバー内に空気が吸い込まれるのが好ましい。カバー部材の一部に開口を設け、内部に気流を作りこれに塵を載せて除塵機方向に搬送する。
第2の発明に係る石綿スレート板の留め具の除去方法は、建築物の外側又は内側の下地部材に固定された石綿スレート板の留め具を工具を用いて取り外す際に発生する粉塵を除去しながら、前記石綿スレート板の留め具を除去する方法であって、
前記石綿スレート板の留め具の頭部に係合し、工具保持治具を用いて、前記下地部材の上に直接又は前記石綿スレート板を介して配置される前記工具の周囲に一部が外側に開放された空間部を形成し、該空間部に除塵機にフレキシブルホースを介して接続される吸い込み口を装入し、前記工具で前記留め具を取り外す場合に発生する粉塵を前記除塵機によって吸収する。
第2の発明に係る石綿スレート板の留め具の除去方法において、前記工具は釘抜きであって、前記留め具の頭部に係合する該釘抜きの先側係合部と該釘抜きの柄の中間部にある屈曲部が前記工具保持治具の両脚部の中間にピンを介して回動可能に取付けられているものであってもよい。この場合、留め具は釘である場合が最適である。
また、第2の発明に係る石綿スレート板の留め具の除去方法において、前記工具は前記留め具の頭部に係合するドライバー軸を備えた回転電動工具であって、該回転電動工具が前記工具保持治具にガイド部材を介して進退可能に取付けられているものであってもよい。この場合の留め具は、木ねじである場合が最適である。
そして、第2の発明に係る石綿スレート板の留め具の除去方法において、前記空間部は透明のカバー部材によって形成されているのが好ましい。空間部を透明のカバー部材で覆うと内部を視認でき、作業状況を把握できる。
請求項1〜5記載の石綿スレート板の留め具の除去装置では、石綿スレート板を建築物の下地部材に固定する留め具を外す工具を所定位置に設置する工具保持治具に、除塵機の吸い込み口を取付け、更にこれをカバー部材で覆っているので、及び請求項6〜9記載の石綿スレート板の留め具の除去方法は、石綿スレート板を建築物の下地部材に固定する留め具を外す工具の周囲に形成され、一部が外側に開放された空間部に、除塵機の吸い込み口を挿入しているので、工具によって留め具を外す場合に発生する石綿を含む粉塵を除塵機で吸い込み、外部に漏れたり、作業者が吸い込むことがない。従って、安全に石綿スレート板の留め具の除去作業を行うことができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した場合の最良の形態について説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1、図2はそれぞれ本発明の第1の実施の形態に係る石綿スレート板の留め具の除去装置の説明図、図3(A)〜(E)は同石綿スレート板の留め具の除去装置の使用方法の説明図、図4は本発明の第2の実施の形態に係る石綿スレート板の留め具の除去装置の側面図、図5は同石綿スレート板の留め具の除去装置の平面図、図6は同石綿スレート板の留め具の除去装置の背面図、図7(A)、(B)、(C)は同石綿スレート板の留め具の除去装置の使用方法の説明図である。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る石綿スレート板の留め具の除去装置10は、例えば、一般住宅や、倉庫等からなる建築物の外装材や屋根本体を構成する図示しない野地板(下地部材の一例)11に留め具の一例である釘12で固定されたアスベストを含有する石綿スレート板13を野地板11から取り外す時に用いられる装置である。この石綿スレート板の留め具の除去装置10は、石綿スレート板13の取り外し時に発生する粉塵を、フィルターを介して除塵できる吸塵機(図示せず)で吸塵しながら釘12を取り外して石綿スレート板13を野地板11から剥離するのに用いる。この実施の形態においては、留め具として釘12を使用した場合について説明するが、釘抜きが係合する頭部を有するものであれば、螺子釘や石綿スレート板13を野地板11に締め付けるボルトナットであってもよい。
また、図示しないが、前記した吸塵機には、除塵にフィルターが用いられた、例えば、クリーンルーム用掃除機のようなものが適している。このクリーンルーム用掃除機からなる吸塵機は、吸引側に取付けられて粉塵を直接捕集するメインフィルターが紙パック方式で、殆どの粉塵がこのメインフィルターで捕集できるようになっている。また、この吸塵機は、メインフィルターを交換する場合には、粉塵が捕集されたメインフィルターに一定量の水を噴霧、吸収させて粉塵の飛散を防止することで、安全に交換を行うことができる。そして、交換し終わったメインフィルターは、そのままセメントモルタル等で封止固定化すれば、安全に廃棄処理を行うことができる。更に、この吸塵機は、排出側に取付けられて、メインフィルターを通過した排気を、更に除塵してクリーンな空気を外に排出するためのクリーンフィルターを備えている。このクリーンフィルターは、容量が大きいので、寿命が長く交換頻度が少なくなっているが、交換を必要とする場合には、収納蓋部から水を噴霧し、メインフィルターの処理と同様な廃棄処理を行うことができる。
石綿スレート板の留め具の除去装置10は、釘12の頭部14に係合して釘12を取り外す工具の一例である釘抜き(バール)15と、釘抜き15を野地板11の上に直接又は石綿スレート板13を介して保持し、一部に前記除塵機にフレキシブルホース23を介して接続される吸い込み口24の装着部25(取付け部の一例)が設けられ、両側に配置された側板16、17がこの実施の形態では石綿スレート板13上に載置される工具保持治具19と、工具保持治具19に取付けられて釘抜き15及び工具保持治具19の周囲を覆うカバー部材(フード)21とを有している。
このカバー部材21は透明な合成樹脂シート(又はフィルム)からなって、上部中央に開口22が設けられ、釘抜き15の先側が嵌入し、しかも図1に矢視a方向で示す前後方向に釘抜き15が回動できる広さを有している。そして、このカバー部材21には、吸塵機の吸入側から延設して設けられているフレキシブルホース23の吸い込み口24の先端部が嵌入している。このフレキシブルホース23の吸い込み口24は、工具保持治具19の前側に設けられている装着部25に着脱可能に装着され、工具保持治具19の両側の脚部となる側板16、17の中央の空間部26に吸い込み口24の先端部が向くようになっている。
なお、この空間部26は主としてカバー部材21によって覆われ、更に外部とは開口22と他の隙間によって基本的に連通している。これによって、吸い込み口24によって吸引される空気の一部は、通常は開口22から流れ込み、空間部26内に吸い込み口24に向かって流れる高速(例えば、風速が1
0 〜25m/秒)の空気流を発生させている。また、カバー部材21の縁部は側板16、17に固定されるか半固定されて、工具保持治具19から容易にとれないようになっている。
なお、この吸い込み口24の先端部には、吸い込み口24の先端外周面から先端側に突出するブラシを設けてもよく、このブラシによって、空間部26の内部に付着した粉塵を除去できる。
工具保持治具19は、前述のように、所定の距離を有して配置され、後部を下板18で連結された2枚の側板16、17と、これらを連結するピン(ボルト)28、29及びこれらに螺合するナット、及び前部のピン28に固着された円形の支持部材30、31とを有してなる。それぞれの側板16、17の前側下部は斜めに切断されて、側板16、17とカバー部材21によって形成される空間部26に作業中に別の開口を形成している。フレキシブルホース23の吸い込み口24を一時固定する装着部25は、前側のピン28を介して両側の側板16、17に取付けられている。側板16、17の下部は後部を除いて石綿スレート板13との間に隙間を設けるのがよい。
釘抜き15の先側係合部33と柄34の中間部にある屈曲部(その周囲も含む)35には貫通孔が形成されて、ピン29がこの貫通孔に挿通し、ピン29を介して釘抜き15(詳細には、先側係合部33と屈曲部35)と工具保持治具19が回動可能に連結されている。先側係合部33の先はV字状切欠き36が形成されて釘12の頭部14に掛合するようになっている。
次いで、図3(A)〜(E)を参照しながら、前記石綿スレート板の留め具の除去装置10を用いた本発明の第1の実施の形態に係る石綿スレート板の留め具の除去方法を説明する。
この石綿スレート板の留め具の除去方法は、一般住宅や、倉庫等からなる建築物の外装材や、屋根材として野地板11に固定されているアスベストを含有する石綿スレート板13を、その釘12を取り外す時に発生する粉塵を吸塵機で吸引しながら、取り外すものである。この除去方法での作業は、散水しながらの作業を必要としない上に、大掛かりな足場や、全面防炎シートでの覆い等を必要としないので、安全に作業ができると共に、作業コストを安価にすることができる。
この作業においては、まず除塵機にフレキシブルホース23を介して取付けられている吸い込み口24を、工具保持治具19の装着部25に固定し、次に図示しない除塵機を運転して、所定箇所に配置されている石綿スレート板の留め具の除去装置10のカバー部材21によって覆われている空間部26に気流を発生させる。この状態で、図3(A)に示すように、釘抜き15のV字状切欠き36を石綿スレート板13に食い込んでいる釘12の頭部14に係合させるような向きに配置して、釘抜き15の屈曲部35の後側をハンマー37などで叩き、頭部14にV字状切欠き36を係合させる。この動作は通常の釘抜きと同じである。この状態では、カバー部材21の後ろ側下部が持ち上がって開口38が形成されるが、この開口38部分にも外から内側に流れる気流が発生して、空間部26内で発生する粉塵を外部に漏らさないようにする。
この後、図3(B)に示すように、釘抜き15の先側係合部33の底部を水平にして、釘12の頭部14を完全にV字状切欠き36に係合させた後、図3(C)に示すように、釘抜き15の柄34を釘12が抜ける方向に回動させて、図3(D)に示すように釘12を完全に野地板11及び石綿スレート板13から引き抜く。この場合、釘12の食い込み状況によっては、ハンマー37を用いて釘12に衝撃を与えてもよい。
釘12が野地板11及び石綿スレート板13から完全に外れると、釘12はV字状切欠き36に引っかかってはいるが自由状態となるので、図3(E)に示すように、開口22及びその他の隙間から空間部26内に発生する気流によって吹き飛ばされ、吸い込み口24の内部に入る。なお、釘抜き作業中に発生する粉塵は全て、空間部26内に発生する気流に乗って吸い込み口24からフレキシブルホース23を介して除塵機に搬送される。
続いて、図4〜図7を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る石綿スレート板の留め具の除去装置40及びその方法について説明する。
この実施の形態においては、一般に石綿スレート板13が例えばねじ41(留め具の一例)で下地部材の一例である外壁材の一例である胴縁42に取付けられている場合であって、通常は、ドライバー軸(ドライバーチップ)43が設けられた回転電動工具(工具の一例)44でねじ41を外すが、この場合に発生する石綿を含む粉塵が外部に漏れないようにして作業を行うものである。
この第2の実施の形態に係る石綿スレート板の留め具の除去装置40は、前記したドライバー軸43が装着された回転電動工具44と、回転電動工具44を胴縁42の上に直接又は石綿スレート板13を介して保持し、一部に図示しない除塵機にフレキシブルホース23を介して接続される吸い込み口24の取付け部(装着部)46が設けられている工具保持治具47と、工具保持治具47に取付けられて、ねじ41の頭部45の周囲を覆うカバー部材48とを有している。以下、これらについて詳しく説明する。
回転電動工具44は、図4、図5に示すように、通常の電動ドライバーからなって、ドライバーチャック49が設けている側の工具本体50にはホルダー51が設けられている。このホルダー51は工具本体50の片側に突出するコ字状部分52に中心軸が同一となるガイド孔部53、54を有し、ガイドロッド55がガイド孔部53、54内を移動可能に挿通している。ガイド孔部53、54の間のガイドロッド55には圧縮スプリング56が配置され、この圧縮スプリング56の一端はガイドロッド55の固定端方向に設けられたストッパー57に、他端はガイド孔部54の内側端部に当接し、常時回転電動工具44をストッパー57から遠ざけるように荷重がかかっている。なお、ホルダー51及びガイドロッド55を有してガイド部材が構成されている。
工具保持治具47は、一方(図4で下方)に除塵機にフレキシブルホース23を介して接続される吸い込み口24の取付け部46が設けられた断面矩形のステンレス製(又は硬質プラスチック製)のフレーム58を有している。このフレーム58の基部側には前記ガイドロッド55を立てる断面コ字状の金具59がフレーム58を覆うようにして取付けられ、その先端部がフレーム58にねじ止めされている。このフレーム58の先側はその一部、即ち石綿スレート板13に位置する側(底部)の断面が正面視して半円状に曲がった円形部61を形成している。しかも、この円形部61のフレーム58の天井部及び側壁の一部が開放となっている。
この円形部61の側壁開放部分には、透明合成樹脂によるカバー部材48が設けられて、フレーム58及びカバー部材48によって形成される空間部63内に周囲から空気が入るのを防止し、カバー部材48の天井部開放部分が外気と接するようになっている。
また、フレーム58の円形部61の中心は、回転電動工具44に取付けられたドライバー軸43に一致するように、ガイドロッド55のフレーム58に対する取付け位置が決定されている。フレーム58の底部は閉塞されてクッション64が設けられているが、円形部61に位置するフレーム58の底部にはU字状の開口65が設けられて、ねじ41の頭部45がこの開口65内に露出するようになっている。
続いて、図7(A)、(B)、(C)を参照しながら、この石綿スレート板の留め具の除去装置40を用いた第2の実施の形態に係る石綿スレート板の留め具の除去方法について説明する。
回転電動工具44にホルダー51を介して工具保持治具47が取付けられ、更に工具保持治具47には、図示しない除塵機にフレキシブルホース23を介してその吸い込み口24が接続された石綿スレート板の留め具の除去装置10を用意し、これを除去しようとする石綿スレート板13を固定している個々のねじ41の上に、ねじ41の頭部45がドライバー軸43の軸心になるようにして配置する。この場合、ドライバー軸43の先端位置は、工具保持治具47の底部に設けられた開口65に一致するので、開口65内に頭部45を露出させるようにするとよい。
工具保持治具47の底部を石綿スレート板13に押し当てた状態で、図7(A)に示すように回転電動工具44を石綿スレート板13に押しつけ、ドライバー軸43の先端をねじ41の頭部45に係合させ、回転電動工具44のスイッチを入れて、ドライバー軸43を反時計方向に回転させ、図7(B)に示すようにねじ41を胴縁42及び石綿スレート板13から取り外す。そして、必要であるならドライバー軸43に多少の振動を与えると、ねじ41がドライバー軸43から外れる。一方、円形部61の天井部は開放されているので、この部分から空間部63を通って吸い込み口24に向けて高速気流が発生している。従って、ドライバー軸43から外れたねじ41は、図7(C)に示すように、この気流に乗って吸い込み口24に吸い込まれる。
なお、ドライバー軸43が自由に嵌入するフレーム58の円形部61は天井部が開放なので、常時高速の気流が外部から空間部63に流入しており、ねじ41を抜く場合に発生する全ての粉塵を吸気し、フレキシブルホース23を介して除塵機に搬送する。
前記実施の形態においては、留め具は釘又はねじであったが、その他のもの(例えば、ステイプラー等)であっても本発明は適用される。
本発明の石綿スレート板の留め具の除去装置及び石綿スレート板の留め具の除去方法は、アスベストを含有する石綿スレート板を用いた建築物からその石綿スレート板を除去するのに、特別に散水しながらの作業を行わないでその留め具を取り外すことができる。なお、散水するか否かは任意であるから、対象物に散水する場合も当然本発明が適用される。この除去装置及び除去方法は、一般住宅や、倉庫等の建築物に用いられたアスベストを含有する外装材や、屋根材の除去に広く利用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る石綿スレート板の留め具の除去装置の説明図である。 同石綿スレート板の留め具の除去装置の説明図である。 (A)〜(E)は同石綿スレート板の留め具の除去装置の使用方法の説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る石綿スレート板の留め具の除去装置の側面図である。 同石綿スレート板の留め具の除去装置の平面図である。 同石綿スレート板の留め具の除去装置の背面図である。 (A)、(B)、(C)は同石綿スレート板の留め具の除去装置の使用方法の説明図である。
符号の説明
10:石綿スレート板の留め具の除去装置、11:野地板、12:釘、13:石綿スレート板、14:頭部、15:釘抜き、16、17:側板、18:下板、19:工具保持治具、21:カバー部材、22:開口、23:フレキシブルホース、24:吸い込み口、25:装着部、26:空間部、28、29:ピン、30、31:支持部材、33:先側係合部、34:柄、35:屈曲部、36:V字状切欠き、37:ハンマー、38:開口、40:石綿スレート板の留め具の除去装置、41:ねじ、42:胴縁、43:ドライバー軸、44:回転電動工具、45:頭部、46:取付け部、47:工具保持治具、48:カバー部材、49:ドライバーチャック、50:工具本体、51:ホルダー、52:コ字状部分、53、54:ガイド孔部、55:ガイドロッド、56:圧縮スプリング、57:ストッパー、58:フレーム、59:コ字状の金具、61:円形部、63:空間部、64:クッション、65:開口

Claims (9)

  1. 建築物の外側又は内側の下地部材に固定された石綿スレート板を取り外す際に、前記石綿スレート板を固定している留め具を、発生する粉塵を除塵機で吸塵しながら取り外す石綿スレート板の留め具の除去装置であって、
    前記留め具の頭部に係合して、前記留め具を取り外す工具と、
    前記工具を前記下地部材の上に直接又は前記石綿スレート板を介して保持し、一部に前記除塵機にフレキシブルホースを介して接続される吸い込み口の取付け部が設けられている工具保持治具と、
    前記工具保持治具に取付けられて前記留め具の頭部に係合している前記工具の周囲を覆うカバー部材とを有し、
    前記除塵機によって、前記留め具を取り外す場合に前記カバー部材の内部に発生する石綿ダストを外部に漏らさないで吸引除去することを特徴とする石綿スレート板の留め具の除去装置。
  2. 請求項1記載の石綿スレート板の留め具の除去装置において、前記カバー部材が透明シートからなることを特徴とする石綿スレート板の留め具の除去装置。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の石綿スレート板の留め具の除去装置において、前記工具は釘抜きであって、前記留め具の頭部に係合する該釘抜きの先側係合部と該釘抜きの柄の中間部にある屈曲部が前記工具保持治具の両脚部の中間にピンを介して回動可能に取付けられていることを特徴とする石綿スレート板の留め具の除去装置。
  4. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の石綿スレート板の留め具の除去装置において、前記工具は前記留め具の頭部に係合するドライバー軸を備えた回転電動工具であって、該回転電動工具が前記工具保持治具にガイド部材を介して進退可能に取付けられていることを特徴とする石綿スレート板の留め具の除去装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の石綿スレート板の留め具の除去装置において、前記カバー部材の一部は開口となって、除塵中に外部からカバー内に空気が吸い込まれることを特徴とする石綿スレート板の留め具の除去装置。
  6. 建築物の外側又は内側の下地部材に固定された石綿スレート板の留め具を工具を用いて取り外す際に発生する粉塵を除去しながら、前記石綿スレート板の留め具を除去する方法であって、
    前記石綿スレート板の留め具の頭部に係合し、工具保持治具を用いて前記下地部材の上に直接又は前記石綿スレート板を介して配置される前記工具の周囲に一部が外側に開放された空間部を形成し、該空間部に除塵機にフレキシブルホースを介して接続される吸い込み口を装入し、前記工具で前記留め具を取り外す場合に発生する粉塵を前記除塵機によって吸収することを特徴とする石綿スレート板の留め具の除去方法。
  7. 請求項6記載の石綿スレート板の留め具の除去方法において、前記工具は釘抜きであって、前記留め具の頭部に係合する該釘抜きの先側係合部と該釘抜きの柄の中間部にある屈曲部が前記工具保持治具の両脚部の中間にピンを介して回動可能に取付けられていることを特徴とする石綿スレート板の留め具の除去方法。
  8. 請求項6記載の石綿スレート板の留め具の除去方法において、前記工具は前記留め具の頭部に係合するドライバー軸を備えた回転電動工具であって、該回転電動工具が前記工具保持治具にガイド部材を介して進退可能に取付けられていることを特徴とする石綿スレート板の留め具の除去方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載の石綿スレート板の留め具の除去方法において、前記空間部は透明のカバー部材によって形成されていることを特徴とする石綿スレート板の留め具の除去方法。
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