JPH0780744A - 粉塵用プロテクタ - Google Patents

粉塵用プロテクタ

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JPH0780744A
JPH0780744A JP22892993A JP22892993A JPH0780744A JP H0780744 A JPH0780744 A JP H0780744A JP 22892993 A JP22892993 A JP 22892993A JP 22892993 A JP22892993 A JP 22892993A JP H0780744 A JPH0780744 A JP H0780744A
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JP
Japan
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dust
cover member
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protector
insertion hole
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JP22892993A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Nagaya
利明 永冶
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工部位の加工を行う際に発生する粉塵に
より作業環境が悪化することを防止する粉塵用プロテク
タの提供を目的とする。 【構成】 粉塵用プロテクタ10は、弾性材料によりド
ーム状に形成されたカバー部材11、そのカバー部材1
1に穿設された挿入孔12及び排出孔13から構成され
る。まず、粉塵用プロテクタ10の排出孔13に導管1
6を接続し、カバー部材11により被加工部位21を覆
う。このとき、カバー部材11と被加工部位21とによ
り所定の空間18が形成される。被加工部位21を穿孔
作業中所定の空間18内に発生する粉塵は、カバー部材
11により周囲に飛散しないように覆われ、また、外部
の吸引装置30の吸引により効果的に排出孔13から排
出され清浄化される。従って、作業環境を悪化させるお
それがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工具の加工部位により
被加工部位を加工する際に発生する粉塵による弊害を防
止するための粉塵用プロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】穿孔用、切断用又は研磨用等の工具を用
いて、例えば、石材、木材、樹脂材又は金属等の加工を
行う際、粉塵が発生する。作業者がこの粉塵を鼻、口等
から吸い込むと循環器系に障害を起こすおそれがあり、
また、目に入ると視覚障害をおこすおそれがある。この
ため、粉塵対策を講ずる必要があった。
【0003】従来、このような粉塵対策としては、作業
者が保護メガネ、マスク等の保護具を着用して加工作業
を行うか、あるいは、作業者が作業現場から離隔した位
置にてロボット等を駆動して加工作業を行うという手段
が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
が保護具を着用する場合には作業者が作業時に発汗する
ことにより、保護メガネが汚れ視野が狭まったりマスク
が湿気を含み呼吸しづらくなったりするという欠点があ
った。また、作業者が上記保護具を着用して作業を行っ
たとしても、作業環境自体は改善されていないため、例
えば休憩時に保護具を脱着したり汗等を払拭したりする
場合にこの粉塵を吸い込んだり目に入れたりするおそれ
は依然としてあった。このため、保護具の着用が不要と
なるような作業環境の改善が望まれていた。
【0005】一方、ロボット等を駆動して加工作業を行
う場合には、作業者は離隔した位置にいるため粉塵によ
り健康上の弊害を被るおそれは少ないが、ロボット等の
駆動部等が粉塵により故障をきたすことがあった。この
点からも、作業現場における粉塵の発生を抑えることが
望まれていた。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、被加工部位の加工を行う際に発生する粉塵によ
り作業環境が悪化することを防止する粉塵用プロテクタ
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の粉塵用プロテクタは、被加工部位を覆って
該被加工部位との間に空間を形成するカバー部材と、上
記カバー部材に穿設され、少なくとも工具の加工部位を
挿入可能な挿入孔と、上記カバー部材に穿設され、外部
に設けた吸引装置に接続される排出孔と、を備えたこと
を要旨とすることにより、上記挿入孔に挿入された上記
工具の加工部位により上記被加工部位を加工する際に上
記空間内に発生する粉塵を上記吸引装置により吸引して
上記排出孔から排出することができるものである。
【0008】
【作用】工具の加工部位により被加工部位を加工するに
際して、例えば次のように本発明の粉塵用プロテクタを
用いる。即ち、まず粉塵用プロテクタの排出孔を外部の
吸引装置と接続し、カバー部材により被加工部位を覆
う。このとき、被加工部位とカバー部材とにより所定の
空間が形成される。そして、吸引装置の吸引を開始した
後、挿入孔に挿入された工具の加工部位により被加工部
位を加工する。加工の際上記空間内に発生する粉塵は、
例えば挿入孔と工具の加工部位との間に生じる隙間など
を通じて上記空間内に空気が流入可能なため、外部の吸
引装置の吸引により空気の流れに沿って効果的に排出孔
から排出される。
【0009】以上のように、作業中に発生する粉塵はカ
バー部材により周囲に飛散しないように覆われ、また、
排出孔から効果的に排出されるため、作業環境を悪化さ
せるおそれがない。
【0010】
【実施例】本発明の好適な一実施例について図面に基づ
いて以下に詳説する。図1は粉塵用プロテクタの説明図
であり、(A)はその正面図、(B)は同じく平面図で
ある。また、図2は粉塵用プロテクタの使用例を示す部
分破断説明図である。
【0011】図1に示すように、粉塵用プロテクタ10
は、カバー部材11、挿入孔12及び排出孔13から構
成される。カバー部材11は、ポリウレタンエラストマ
ー等の合成樹脂ゴムやシリコンゴム、天然ゴム等に代表
される弾性材料を用いて、開口部11aを有するドーム
状に形成したものである。この開口部11aの周縁部1
1bは、断面T字型に形成されている(図2参照)。
【0012】挿入孔12は、カバー部材11の中央付近
に穿設されている。この挿入孔12は、工具の加工部位
(例えば、図2におけるドリル40の刃先41が該当)
が挿入されたとき、挿入孔12と加工部位との間に隙間
が生じる程度の大きさに設けられている。この挿入孔1
2の外側にはバネ14が取り付けられている。
【0013】排出孔13は、挿入孔12とは独立にカバ
ー部材11に穿設されている。この排出孔13には、単
管15が取り付けられている。以上の粉塵用プロテクタ
10を実際に使用する場合の具体例を図2に基づいて以
下に詳述する。
【0014】粉塵用プロテクタ10は、石材、木材、樹
脂材又は金属等を加工対象として、穿孔、切断又は研磨
用の工具を用いて加工を行う際に使用する。ここでは、
一例として、石材を加工対象とし、ドリルにて穿孔する
場合について説明する。まず、粉塵用プロテクタ10の
排出孔13に取り付けられた単管15に蛇腹状の導管1
6の一端16aをバンド式クランプ17のネジ17aを
締め付けることにより接続し、開口部11aが石材20
の被加工部位21に面するようにカバー部材11により
この被加工部位21を覆う。このとき、カバー部材11
と被加工部位21とにより所定の空間18が形成され
る。尚、カバー部材11の周縁部11bが断面T字型に
形成され補強されているため、作業中この空間18はそ
の形状を十分維持することができる。
【0015】導管16の他端16bは、先細りとなるよ
うにテーパが形成され、吸引装置30の吸引管31に嵌
入されている。この導管16のテーパにより、吸引装置
30の吸引管31の口径は所定の範囲内であれば導管1
6の他端16bを嵌入することができる。従って、粉塵
用プロテクタ10に専用の吸引装置30を用意する必要
はなく、例えば一般的な電気掃除機を利用することもで
きる。尚、吸引装置30は、吸引管31側から吸引した
粉塵等を含む空気を、図示しないフィルタを通過させる
ことにより粉塵等を捕捉し、清浄化して外部に排出する
装置をいう。
【0016】この状態で吸引装置30の吸引を開始し、
挿入孔12に挿入されたドリル40の加工部位である刃
先41により石材20の被加工部位21に孔を穿設す
る。穿孔作業中、所定の空間18内に発生する粉塵は、
例えば挿入孔12とドリル40の刃先41との間に生じ
る隙間や被加工部位21と周縁部11bとの間に生じる
隙間などを通じて上記空間18内に空気が流入可能なた
め、外部の吸引装置30の吸引により空気の流れに沿っ
て効果的に排出孔13から排出される。粉塵は、排出孔
13から導管16及び吸引管31を経由して吸引装置3
0の図示しないフィルタに捕捉される。
【0017】また、挿入孔12に備えられたバネ14
は、穿孔開始時にドリル40を支持する作業者の負担を
軽減すると共に、穿孔完了後ドリル40を引き抜くとき
に上向きに付勢するため引き抜きが容易となる。従っ
て、ドリル40の操作性を向上する役割を果たしてい
る。
【0018】以上のように、作業中に発生する粉塵はカ
バー部材11により周囲に飛散しないように覆われ、ま
た、排出孔13から効果的に排出され吸引装置30によ
り清浄化されるため、作業環境を悪化させるおそれがな
い。従って、従来のように作業者が保護具を着用する必
要がなく、粉塵による作業者の健康上の弊害を解消する
ことができる。また、ロボット等を駆動して作業を行っ
たとしても、粉塵による故障の発生を防止できる。
【0019】尚、本発明は上記実施例に何等限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
種々の態様で実施できることはいうまでもない。例え
ば、吸引装置30の吸引により空間18内に空気を積極
的に流入するために、別途空気流入孔をカバー部材11
に穿設してもよい。
【0020】また、挿入孔12には、図3に示すような
パッキング50を取り付けてもよい。このパッキング5
0は、略ドーナツ状に形成され、中央付近に設けた貫通
穴51から放射状に複数の切れ込み52を入れたもので
ある。これにより、挿入孔12とドリル40との間に生
じる隙間が大きくなりすぎてその隙間から粉塵が舞い上
がったり、小さくなりすぎて空気が空間18へ流入しな
くなったりするおそれを確実に回避できる。
【0021】また、カバー部材11は、その周縁部11
bのみが合成樹脂ゴム等により形成され、他の部分は透
明なプラスチックにより形成されていてもよい。この場
合、被加工部位を目視できるため、作業し易いという利
点がある。更に、挿入孔12と排出孔13とを同一の孔
として、この孔が両者の機能を併せ持つように構成して
もよい。
【0022】更にまた、ドリル40に代えてさく岩機等
により加工等を行う場合には、粉塵用プロテクタ10を
大きくすれば対処することができる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の粉塵用プ
ロテクタによれば、被加工部位の加工を行う際に発生す
る粉塵により作業環境が悪化することを防止することが
できる。従って、従来のように作業者が保護具を着用す
る必要がなく、粉塵による作業者の健康上の弊害を解消
することができる。また、ロボット等を駆動して作業を
行ったとしても、粉塵による故障の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 粉塵用プロテクタの説明図であり、(A)は
その正面図、(B)はその平面図である。
【図2】 粉塵用プロテクタの使用例を表す部分破断説
明図である。
【図3】 挿入孔に取付可能なパッキングの正面図であ
る。
【符号の説明】
10・・・粉塵用プロテクタ、 11・・・
カバー部材、12・・・挿入孔、
13・・・排出孔、14・・・バネ、
18・・・空間、21・・・被加工部位、
30・・・吸引装置、40・・・ドリ
ル、 41・・・刃先、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工部位を覆って該被加工部位との間
    に空間を形成するカバー部材と、 上記カバー部材に穿設され、少なくとも工具の加工部位
    を挿入可能な挿入孔と、 上記カバー部材に穿設され、外部に設けた吸引装置に接
    続される排出孔と、 を備えたことにより、 上記挿入孔に挿入された上記工具の加工部位により上記
    被加工部位を加工する際に上記空間内に発生する粉塵を
    上記吸引装置により吸引して上記排出孔から排出するこ
    とが可能な粉塵用プロテクタ。
JP22892993A 1993-09-14 1993-09-14 粉塵用プロテクタ Pending JPH0780744A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291747A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Kazuyuki Igarashi アスベストの回収・分離・濾過方法及びそのための装置
JP2007297880A (ja) * 2006-05-02 2007-11-15 Kotogawa:Kk 石綿スレート板の留め具の除去装置及び除去方法
JP2009521309A (ja) * 2005-12-21 2009-06-04 アトラス コプコ ロツク ドリルス アクチボラグ 空気の流れから穿孔切削粉を分離する粒子分離装置及び穿孔リグ並びに粒子分離装置の制御方法
JP2015016574A (ja) * 2013-07-09 2015-01-29 株式会社ケー・エフ・シー 集塵装置及び集塵穿孔装置
JP2020168682A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 積水化学工業株式会社 粉塵吸引装置

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