JP2007296508A - ディスポーザの蓋スイッチ機構 - Google Patents
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Abstract
【構成】ディスポーザの回転板4を駆動するモータに速度制御が可能なDCモータ7を用いて複数の運転モードを可能にする。取付管1の上端内壁に蓋10を装着する方向の切り欠ぎ溝12を複数個設け、取付管上面の切り欠ぎ溝12の位置にそれぞれの運転モードを表示するとともに、それぞれの運転モードに対応する磁気センサー13を設ける。取付管1の投入口12に装着する蓋10に、その外周面に突出させた1つの突起16と、磁気センサー13を動作させる磁性体17を埋め込んでいる。蓋10の突起16を選択した切り欠ぎ溝12に挿入することにより、磁性体17と対向する磁気センサー13により選択した切り欠ぎ溝12に表示された多種類の運転モードを選んで実行させる。
【選択図】 図2
Description
このため、ディスポーザをシンクに取り付ける取付管の投入口の外側にリードスイッチのように電磁的に動作するセンサーを取り付け、投入口の上部に着脱する蓋に前記センサーの位置に合わせてマグネットなどの磁性体を埋め込み、蓋の挿入によって磁性体を磁気センサーに対向させ、その信号により駆動用のモータを起動させ、蓋を取り外すとモータを停止させる蓋スイッチが用いられている。(例えば特許文献1参照)
本発明は、蓋スイッチだけの操作で複数の運転モードを選択できるようにし、装置を簡略化することを目的とする。
前記切り欠ぎ溝と磁気センサーは、それぞれ運転モード数に応じて複数個を周方向に等角度間隔の位置に設けることができる。
この場合、突起を横溝に嵌め込ませた位置で磁気センサーと磁性体を対向させる。
また、本発明では選択できる運転モードを多種類設けることが可能になるので、従来は手動で操作したり、別個に設置した制御盤で操作する必要があった過負荷検出装置のリセット操作などもすべて蓋の位置で行なうことができ、制御盤をモータとともに、ディスポーザのケーシング内に収納することができる。
また、切り欠ぎ溝の形状を運転モードごとに変えることにより、蓋の選択を簡単にしてモードの選択を間違える誤りを無くすことができる。
また、投入口上部と蓋を正多角形に形成することで、取付管上面に切り欠ぎ溝による隙間がなくなり、小さな厨芥が詰まることがなく衛生的で清掃も容易な利点が得られる。
図1は本発明を実施するディスポーザの側断面図、図2は取付管の上面図、図3は蓋の例を示しており(a)は上面図、(b)は側断面図、図4は蓋を装着する状態を示す説明図である。
1はディスポーザをシンクに取り付ける取付管、2は投入口、3は破砕室、4は破砕室の底部に設けた回転板、5は回転板下方に形成した排出室、6は排出管、7は回転板4を回転させるDCモータ、8は制御盤、9はスプラッシュガード、10は取付管1の上部に嵌め込む蓋である。11は取付管1の上面、12a、12b、12c、12dは投入口を囲んで取付管1の上部の蓋10を装着する位置に、必要数(図では4個)設けた切り欠ぎ溝で、等角度位置で取付管の上面11に開口させている。13a、13b、13c、13dは前記切り欠ぎ溝の位置に対応して取付管に設けた磁気センサー、14a、14b、14c、14dはモード表示、15は取り付けナットを螺合させるネジ部、16は蓋10の外周に突出させ前記切り欠ぎ溝12に挿入する突起、17は突起の位置に対応して蓋10に埋め込まれ前記磁気センサー13を動作させる磁性体(マグネット)、18は蓋10の通水孔、19は摘まみである。
また、厨芥処理の連続運転を行なうときは、図6のように蓋10を環状に形成し、1箇所に突起16を設けておけば、多種のモードを選択でき、蓋10を装着したままで通水孔18から厨芥と水を投入することができる。
取付管1に6個の切り欠ぎ溝12a〜12fが等角度間隔で周方向に設けられ、3個の磁気センサー13a、13b、13cをそれぞれ切り欠ぎ溝と同じ等角度間隔で周方向に設けている。蓋10に突起16と、この突起16を1つの切り欠ぎ溝12aに挿入したときに前記磁気センサー13a、13b、13cにそれぞれ対向する位置に磁性体17a、17b、17cを設けるとともに、中央の磁性体17bと対称の位置に磁性体17dを設けている。
このため、蓋10の突起16を切り欠ぎ溝12aに挿入させる(図7の状態)と、磁性体17a、17b、17cが磁気センサー13a、13b、13cにそれぞれ対向して3個の信号を送出し、制御盤8で組み合わせて処理されモードAの制御を実行する。
突起16を切り欠ぎ溝12cに挿入させると、磁性体17aだけが磁気センサー13cと対向し、磁気センサー13cからの信号が制御盤8に送出され、モードCの制御を実行する。
また、蓋10の突起16を切り欠ぎ溝12eに挿入すると、磁性体17dが磁気センサー13bに対向し、磁気センサー13bからの信号だけが送出され、制御盤8でモードEの制御を実行する。
蓋10の突起16が切り欠ぎ溝12fに挿入されると、磁性体17dが磁気センサー13cと対向する。このため磁気センサー13cから信号だけが送出され、制御盤8でモードFの制御が実行される。
上記実施例の各モードにおける磁気センサーと磁性体との組み合わせをまとめると、表1に示すようになる。
なお、図7および図8の実施例においても、切り欠ぎ溝に図5のように横溝を設けることができる。
2 投入口
3 破砕室
4 回転板
5 排出室
6 排出管
7 DCモータ
8 制御盤
9 スプラッシュガード
10 蓋
11 取付管の上面
12a、12b、12c、12d、12e、12f 切り欠ぎ溝
13a、13b、13c、13d 磁気センサー
14a、14b、14c、14d モード表示
15 ネジ部
16 突起
17、17a、17b、17c、17d 磁性体
18 通水孔
19 摘まみ
20 横溝
21 指標
Claims (6)
- ディスポーザをシンクに取り付ける取付管と、取付管の投入口に装着する蓋と、前記投入口に続く破砕室に設けた回転板と、前記回転板を複数の運転モードで駆動する速度制御が可能なDCモータをそなえ、取付管上部の蓋を装着する位置に、装着方向の切り欠ぎ溝を複数個設け、取付管上面の切り欠ぎ溝位置にそれぞれの運転モードを表示するとともに、蓋の外周面に前記切り欠ぎ溝に挿入する突起を形成し、取付管の投入口を囲んで設けた複数の磁気センサーと蓋に埋め込んだ磁性体とを設け、前記蓋の突起を選択した切り欠ぎ溝に挿入したときに、磁性体と対向する磁気センサーからの信号を前記DCモータの制御盤に送出し、その信号により前記選択した切り欠ぎ溝に表示された運転モードでDCモータを制御させることを特徴とするディスポーザの蓋スイッチ機構。
- 前記切り欠ぎ溝と磁気センサーが、それぞれ同じ等角度間隔で周方向に複数個設けられている請求項1に記載したディスポーザの蓋スイッチ機構。
- ディスポーザをシンクに取り付ける取付管と、取付管の投入口に装着する蓋と、前記投入口に続く破砕室に設けた回転板と、前記回転板を複数の運転モードで駆動する速度制御が可能なDCモータをそなえ、取付管上部の蓋を装着する位置に、装着方向の切り欠ぎ溝を運転モードの数に応じて設け、取付管上面の切り欠ぎ溝位置にそれぞれの運転モードを表示するとともに、蓋の外周面に前記切り欠ぎ溝に挿入する突起を形成し、取付管の投入口を囲んで前記運転モードの数より少ない複数の磁気センサーおよび磁性体が、それぞれ同じ等角度間隔で周方向に設けられ、蓋の突起を選択した切り欠ぎ溝に挿入したときに、1つまたは複数の磁性体が磁気センサーと対向し、磁性体に対向している磁気センサーからの信号を制御盤に送出し、その信号の組み合わせによって、前記選択した切り欠ぎ溝に表示された運転モードで前記DCモータを制御させることを特徴とするディスポーザの蓋スイッチ機構。
- 前記切り欠ぎ溝が、それぞれ異なる形状に形成され、運転モードに応じて前記切り欠ぎ溝の1つに挿入する突起をそなえた複数の蓋を設けている請求項1または2または3に記載したディスポーザの蓋スイッチ機構。
- 前記投入口の切り欠ぎ溝に、それぞれ周方向の横溝を設け、切り欠ぎ溝に挿入した突起を周方向に回して前記横溝に嵌め込ませるようにした請求項1ないし4のいずれかに記載したディスポーザの蓋スイッチ機構。
- ディスポーザをシンクに取り付ける取付管と、取付管の投入口に装着する蓋と、前記投入口に続く破砕室に設けた回転板と、前記回転板を複数の運転モードで駆動する速度制御が可能なDCモータをそなえ、前記取付管上部の蓋を装着する部分を正多角形に形成し、取付管上面の正多角形の頂点位置にそれぞれの運転モードを表示するとともに、蓋を前記投入口に挿入する正多角形に形成してその1つの頂点に指標を付し、取付管に正多角形の各頂点に対応して設けた複数の磁気センサーと、蓋に埋め込んだ磁性体とをそなえ、蓋の指標を取付管の選択した運転モードの頂点に合わせて挿入したときに、磁性体と対向する磁気センサーからの信号を前記DCモータの制御盤に送出し、その信号により前記選択した頂点に表示された運転モードでDCモータを制御させることを特徴とするディスポーザの蓋スイッチ機構。
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