JP2007295386A - ラインセンサ及び画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モノクロ画像を形成する際の消費電力を削減する。
【解決手段】ラインセンサ2は、R色ラインセンサ21、G色ラインセンサ22、及びB色ラインセンサ23と、各色ラインセンサ21、22、23に対応する3組の転送用シフトレジスタ213、223、233とを備え、3組の転送用シフトレジスタ213、223、233に対して、駆動クロック信号を供給するクロックラインと、3個のラインセンサ21、22、23の内、2個のラインセンサ21、23に対応する各転送用シフトレジスタへ213、233のクロックラインを遮断するFETスイッチ241、242と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】ラインセンサ2は、R色ラインセンサ21、G色ラインセンサ22、及びB色ラインセンサ23と、各色ラインセンサ21、22、23に対応する3組の転送用シフトレジスタ213、223、233とを備え、3組の転送用シフトレジスタ213、223、233に対して、駆動クロック信号を供給するクロックラインと、3個のラインセンサ21、22、23の内、2個のラインセンサ21、23に対応する各転送用シフトレジスタへ213、233のクロックラインを遮断するFETスイッチ241、242と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、RGBの各色に対応する3個のラインセンサと、各ラインセンサに対応する3組の転送用シフトレジスタとを備え、カラー画像及びモノクロ画像を読み取り可能なラインセンサ及び画像読取装置に関するものである。特に、スキャナ、複写機、ファクシミリ、インターネットファクシミリ、及び、これらの機能の内、少なくとも1の機能を有する複合機に関するものである。
RGBの各色に対応する3個のラインセンサと、各ラインセンサに対応する3組の転送用シフトレジスタとを備え、カラー画像又はモノクロ画像を読み取るラインセンサを備えるスキャナ等の画像読取装置が使用されている。このようなスキャナにおいては、モノクロ画像を読み取る場合に、3個のラインセンサからの画像信号の内、どの信号を使用するかによって、得られる画像の品位が影響される。そこで、高品質の画像を形成するためには、3個のラインセンサからの画像信号の内、どの信号を使用すればよいかについて種々の提案が開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−269179号公報
モノクロ画像を読み取る場合に、特許文献1等に記載された画像信号を用いて画像を生成すると高品位の画像を形成することが可能となる。しかしながら、モノクロ画像を形成する場合には、3個のラインセンサからの画像信号の内、1の画像信号を用いるにも拘わらず、3個のラインセンサに対応する3組の転送用シフトレジスタを駆動し、RGBの各色の画像信号が生成されている。そのため、カラー画像を読み取る場合と同等の電力が消費されおり、無駄な電力が消費されることになっている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、モノクロ画像を形成する際の消費電力を削減可能なラインセンサを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1に記載のラインセンサは、RGBの各色に対応する3個のラインセンサと、各ラインセンサに対応する3組の転送用シフトレジスタとを備え、カラー画像及びモノクロ画像を読み取り可能なラインセンサであって、前記3組の転送用シフトレジスタに対して、駆動クロック信号を供給するクロックラインと、前記3個のラインセンサの内、2個のラインセンサに対応する各転送用シフトレジスタへの前記クロックラインを遮断するスイッチと、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の画像記憶装置は、請求項1に記載のラインセンサであって、前記スイッチが、R色及びB色に対応する各転送用シフトレジスタへの駆動クロック信号を遮断することを特徴としている。
請求項3に記載の画像記憶装置は、請求項1又は請求項2に記載のラインセンサであって、前記スイッチが、FETスイッチであることを特徴としている。
請求項4に記載のラインセンサは、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のラインセンサであって、外部からカラー又はモノクロを切り換える切換信号が入力されるスイッチ端子を備え、前記スイッチが、前記スイッチ端子からモノクロに切り換える切換信号が入力された場合に、前記クロックラインを遮断することを特徴としている。
請求項5に記載の画像読取装置は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のラインセンサと、原稿をラインセンサの読取り位置に搬送する搬送手段と、外部からの操作入力を受け付けて、原稿に印刷された原稿画像から、カラー画像及びモノクロ画像のどちらを形成するかの選択情報を生成する選択手段と、前記選択手段の選択結果に応じて、ラインセンサに配設されたスイッチを制御する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載のラインセンサによれば、スイッチによって、3個のラインセンサの内、2個のラインセンサに対応する各転送用シフトレジスタへのクロックラインが遮断される構成を有するため、モノクロ画像を形成する際の消費電力を削減することができる。
請求項2に記載のラインセンサによれば、スイッチによって、R色及びB色に対応する各転送用シフトレジスタへの駆動クロック信号が遮断される構成を有するため、G色の画像信号を用いて高品位のモノクロ画像を形成することができる。
請求項3に記載のラインセンサによれば、スイッチがFETスイッチであるため、カラーとモノクロとの切り換えを高速に行うことができると共に、電磁ノイズの発生を抑制することができる。
請求項4に記載のラインセンサによれば、スイッチ端子からモノクロに切り換える切換信号が入力された場合に、3個のラインセンサの内、2個のラインセンサに対応する各転送用シフトレジスタへのクロックラインが遮断されるため、簡単な構成でカラーとモノクロとの切り換えを行うことができる。
請求項5に記載の画像読取装置によれば、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のラインセンサを備えるため、モノクロ画像を形成する際の消費電力を削減することが可能な画像読取装置を実現できる。また、カラー画像及びモノクロ画像のどちらを形成するかの選択情報が生成され、その選択結果に応じて、ラインセンサに配設されたスイッチが制御されるため、簡単な構成でカラー画像とモノクロ画像との切り換えを行うことができる。
以下、本発明に係る画像読取装置の一例について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る画像読取装置の概略構成の一例を示すブロック図である。なお、ここでは、画像読取装置が、スキャナである場合について説明するが、原稿に形成された画像を読み取ることにより原稿画像情報を生成する他の画像読取装置(例えば、複写機、ファクシミリ、インターネットファクシミリ、複合機等)である形態でもよい。図1に示すように、スキャナ1は、画像生成部11、制御部12、表示部13、及び、操作部14を備えている。
画像生成部11は、原稿に形成された画像を読み取り原稿画像情報を生成するものであって、本発明に係るラインセンサ2及びADF111を備えている。ラインセンサ2は、読み取る対象の原稿に当てられた光の反射光をCCD(Charge Coupled Devices)などで読み取って原稿画像情報を生成するものである。ADF(Automatic Document Feeder)112(搬送手段に相当する)は、複数枚の原稿を、順次、読み取り部111の原稿読み取り位置へ搬送するものである。
制御部12は、スキャナ1全体の動作を制御するものであって、CPU(Central Processing Unit)121と、RAM(Random Access Memory)122と、図略のROM(Read Only Memory)とを備えている。ここでは、CPU121(制御手段に相当する)は、操作部14から選択入力情報を受け付けて、選択入力情報に基づいて、ラインセンサ2に対してカラー又はモノクロを切り換える切換信号を出力するものである。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等を備え、ガイダンス情報、アラーム情報等の種々の情報をユーザから視認可能に表示するものである。
操作部14(選択手段に相当する)は、ユーザからの操作入力を受け付けるものであって、例えば、複数の操作ボタンを備え、ボタンが押下されたことを受け付けて、対応する操作入力情報をCPU111に送信するものである。ここでは、操作部14は、ユーザからの操作入力に基づいて、カラー画像を読み取るか、モノクロ画像を読み取るかの選択入力を受け付け、選択入力情報をCPU111に送信するものである。また、操作部14は、ADF112にセットされた原稿に形成された画像を読み取って原稿画像を生成する処理を開始する場合に、ユーザにより押下されるスタートボタンを備えている。
図2は、本発明に係るラインセンサ2の構成の一例を示す構成図である。図1に示すスキャナ1において、1回の原稿走査でカラー画像を読み取るために、R(赤)、G(緑)、B(青)のラインセンサ(R色、G色、B色ラインセンサ21、22、23)を有する3ラインカラーセンサを使用し、入射光をRGBの3原色に分解することによってカラー画像の読み取りを行っている。
R色、G色、B色ラインセンサ21、22、23は、原稿からの反射光をRGBの3色に色分解するために、それぞれ、RGBのカラーフィルタを備えている。また、R色、G色、B色ラインセンサ21、22、23を用いて、モノクロ画像を読み取る場合には、カラーセンサのRGBの3色の内、いずれかひとつ、ここでは最も感度の高いG(緑)出力を使用して画像形成するものとする。
ラインセンサ2は、フォトダイオード211、221、231、シフトゲート212、222、232、転送用シフトレジスタ213、223、233、及び、FETスイッチ241、242を備えている。フォトダイオード211、シフトゲート212、及び、転送用シフトレジスタ213は、R(赤)の画像信号を形成するR色ラインセンサ21を構成するものである。同様に、フォトダイオード221、シフトゲート222、及び転送用シフトレジスタ223は、G(緑)の画像信号を形成するG色ラインセンサ22を構成し、フォトダイオード231、シフトゲート232、及び転送用シフトレジスタ233は、B(青)の画像信号を形成するB色ラインセンサ23を構成するものである。
フォトダイオード211、221、231は、それぞれ、R、G、B色の色フィルタを備え、R、G、B色に対応する信号電荷を生成するものである。また、シフトゲート212、222、232は、それぞれ、フォトダイオード211、221、231にて蓄積されたR、G、B色に対応する信号電荷を転送用シフトレジスタ213、223、233に垂直転送するものである。そして、シフトゲート212、222、232は、それぞれ、シフトゲート端子SH1、SH2、SH3から供給されるシフトパルスにより制御される。
転送用シフトレジスタ213、223、233は、それぞれ、シフトゲート212、222、232によって垂直転送されたR、G、B色に対応する信号電荷を、出力信号端子OS1〜OS6方向に水平転送するものである。また、転送用シフトレジスタ213、223、233は、転送クロック端子φ1、φ2からの駆動クロック信号によって駆動される。
FETスイッチ241、242は、CPU121からスイッチ端子SWへ入力される切換信号に基づいて、転送クロック端子φ1、φ2からの駆動クロック信号がR、B色に対応する転送用シフトレジスタ213、233に伝送されるクロックラインを遮断するものである。すなわち、CPU121からスイッチ端子SWへモノクロ画像に対応する切換信号が入力された場合には、FETスイッチ241、242は、R色及びB色に対応する転送用シフトレジスタ213、233に伝送されるクロックラインを遮断する。逆に、CPU121からスイッチ端子SWへカラー画像に対応する切換信号が入力された場合には、FETスイッチ241、242は、R色及びB色に対応する転送用シフトレジスタ213、233に伝送されるクロックラインを遮断しない(=導通可能とする)。
このようにして、FETスイッチ241、242によって、3個のラインセンサの内、2個のラインセンサに対応する各転送用シフトレジスタ213、233へのクロックラインが遮断される構成を有するため、モノクロ画像を形成する際の消費電力を削減することができる。
また、FETスイッチ241、242によって、R色及びB色に対応する各転送用シフトレジスタ213、233への駆動クロック信号が遮断される構成を有するため、G色の画像信号を用いて高品位のモノクロ画像を形成することができる。
更に、スイッチがFETスイッチ241、242であるため、カラーとモノクロとの切り換えを高速に行うことができると共に、電磁ノイズの発生を抑制することができる。
加えて、スイッチ端子SWからモノクロに切り換える切換信号が入力された場合に、3個のラインセンサの内、2個のラインセンサに対応する各転送用シフトレジスタ213、233へのクロックラインが遮断されるため、簡単な構成でカラーとモノクロとの切り換えを行うことができる。
また、操作部14によって、ユーザからの操作入力に基づいて、カラー画像を読み取るか、モノクロ画像を読み取るかの選択入力が受け付けられ、その選択結果に応じて、CPU121によって、ラインセンサに配設されたFETスイッチ241、242が制御されるため、簡単な構成でカラー画像とモノクロ画像との切り換えを行うことができる。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、FETスイッチ241、242が、R色及びB色に対応する各転送用シフトレジスタ213、233への駆動クロック信号を遮断する場合について説明したが、FETスイッチ241、242が、3つの転送用シフトレジスタ213、222、233の内、いずれか2つへの駆動クロック信号を遮断する形態であればよい。例えば、FETスイッチ241、242が、G色及びB色に対応する各転送用シフトレジスタ223、233への駆動クロック信号を遮断する形態でもよい。
(A)本実施形態では、FETスイッチ241、242が、R色及びB色に対応する各転送用シフトレジスタ213、233への駆動クロック信号を遮断する場合について説明したが、FETスイッチ241、242が、3つの転送用シフトレジスタ213、222、233の内、いずれか2つへの駆動クロック信号を遮断する形態であればよい。例えば、FETスイッチ241、242が、G色及びB色に対応する各転送用シフトレジスタ223、233への駆動クロック信号を遮断する形態でもよい。
(B)本実施形態では、スイッチがFETスイッチ241、242である場合について説明したが、信号をオンオフ可能なスイッチであればその他の形態でもよい。
1 スキャナ(画像読取装置)
121 CPU(制御手段)
14 操作部(選択手段)
2 ラインセンサ
21 R色ラインセンサ
22 G色ラインセンサ
23 B色ラインセンサ
211、221、231 フォトダイオード
212、222、232 シフトゲート
213、223、233 転送用シフトレジスタ
241、243 FETスイッチ
SW スイッチ端子
φ1、φ2 転送クロック端子
121 CPU(制御手段)
14 操作部(選択手段)
2 ラインセンサ
21 R色ラインセンサ
22 G色ラインセンサ
23 B色ラインセンサ
211、221、231 フォトダイオード
212、222、232 シフトゲート
213、223、233 転送用シフトレジスタ
241、243 FETスイッチ
SW スイッチ端子
φ1、φ2 転送クロック端子
Claims (5)
- RGBの各色に対応する3個のラインセンサと、各ラインセンサに対応する3組の転送用シフトレジスタとを備え、カラー画像及びモノクロ画像を読み取り可能なラインセンサであって、
前記3組の転送用シフトレジスタに対して、駆動クロック信号を供給するクロックラインと、
前記3個のラインセンサの内、2個のラインセンサに対応する各転送用シフトレジスタへの前記クロックラインを遮断するスイッチと、
を備えることを特徴とするラインセンサ。 - 前記スイッチは、R色及びB色に対応する各転送用シフトレジスタへの駆動クロック信号を遮断することを特徴とする請求項1に記載のラインセンサ。
- 前記スイッチは、FETスイッチであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラインセンサ。
- 外部からカラー又はモノクロを切り換える切換信号が入力されるスイッチ端子を備え、
前記スイッチは、前記スイッチ端子からモノクロに切り換える切換信号が入力された場合に、前記クロックラインを遮断することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のラインセンサ。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のラインセンサと、
原稿をラインセンサの読取り位置に搬送する搬送手段と、
外部からの操作入力を受け付けて、原稿に印刷された原稿画像から、カラー画像及びモノクロ画像のどちらを形成するかの選択情報を生成する選択手段と、
前記選択手段の選択結果に応じて、ラインセンサに配設されたスイッチを制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006122306A JP2007295386A (ja) | 2006-04-26 | 2006-04-26 | ラインセンサ及び画像読取装置 |
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JP2001326794A (ja) * | 2000-05-16 | 2001-11-22 | Minolta Co Ltd | 画像読取装置 |
JP2005252636A (ja) * | 2004-03-04 | 2005-09-15 | Murata Mach Ltd | カラー画像読取装置 |
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2006
- 2006-04-26 JP JP2006122306A patent/JP2007295386A/ja active Pending
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