JP2007294455A - 真空容器およびこれを用いた電子放出ディスプレイ - Google Patents

真空容器およびこれを用いた電子放出ディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】スペーサの接触不良による異常発光現象を軽減し、高画質の映像を実現できる真空容器およびこれを用いた電子放出ディスプレイ。
【解決手段】互いに対向するように配置される第1基板および第2基板と、前記第1基板と前記第2基板の間の空間の周縁部に配置されるサイド部材と、前記空間の中央部を含む所定領域からなる有効領域内に配置される第1スペーサと、前記有効領域の外側の非有効領域内に配置される第2スペーサと、を含み、前記第1スペーサの高さをH1、前記第2スペーサの高さをH2とする時に、条件H1>H2が満足されることを特徴とする真空容器。
【選択図】図1

Description

本発明は真空容器およびこれを用いた電子放出ディスプレイに関し、より詳細には、圧縮力を受けた真空容器を支持するために、真空容器内に配置されたスペーサに関する。
一般に、電子放出ディスプレイは、第1基板上にアレイ状に配置される電子放出素子を具備し、さらに、第2基板上に蛍光層やアノード電極などからなる発光ユニットを具備しており、所定の発光または表示作用を発揮する。
また、前記電子放出ディスプレイは、真空容器の内部と外部の圧力差によって発生する圧縮力を受けた真空容器支持するために、真空容器内部に設けられた複数のスペーサを備える。
前記スペーサは、真空容器内部における実際に画像が表示される有効領域に配置される第1スペーサと、この有効領域の外側に位置しており画像の表示に寄与しない非有効領域に配置される第2スペーサに区分できる。通常、第1スペーサは蛍光層どうしの間に位置する黒色層に対応して配置され、第2スペーサは真空容器を構成する両基板に挟まれた領域の外縁部に沿って一列に配置される。
一方、電子放出ディスプレイは、有効領域において第1基板に第1スペーサを固定し、有効領域の外側の領域において第1基板に第2スペーサを固定し、第1基板の周縁部に沿ってサイド部材を配置し、さらに、第1基板に、蛍光層、黒色層およびアノード電極が形成された第2基板を付着させた後に、これらに囲まれた内部空間を排気することによって製造される。
ところで、真空容器を構成する第1基板と第2基板が受ける圧力は、真空容器の中央部に近づけば近づくほど漸進的に大きくなる傾向があるため、第1基板と第2基板は、その横断面が凹レンズのように中央が凹んだ形状をなすように変形される。
このような変形によって、有効領域の外縁近傍における第1基板と第2基板の間隔は相対的に大きくなるため、有効領域外縁近傍に配置される第1スペーサは黒色層などと接触不良を起すことがある。また、このような第1スペーサの接触不良は、その周囲の電子ビームを歪曲させて異常発光を誘発するという問題がある。
本発明の目的は、真空容器内に安定的に固定され、真空容器の第1基板と第2基板の圧縮力による変形を最少化するためのスペーサを含む真空容器、およびこれを備えた電子放出ディスプレイを提供することにある。
本発明による真空容器は、互いに対向するように配置される第1基板および第2基板と、前記第1基板と第2基板の間の空間の周縁部に配置されるサイド部材と、前記空間の中央部を含む所定領域からなる有効領域内に配置される第1スペーサと、前記有効領域の外側の非有効領域内に配置される第2スペーサと、を含む。ここで、前記第1スペーサの高さをH1、前記第2スペーサの高さをH2とする時に、条件H1>H2が満足されることが好ましい。
また、前記真空容器はサイド部材の高さをH3とする時に、条件H1>H3が更に満足されることが好ましい。
また、前記第2スペーサの高さと前記サイド部材の高さに関する条件H2>H3が更に満足されることが好ましい。
また、前記第1スペーサと第2スペーサの高さの差、および前記第1スペーサとサイド部材の高さの差は、それぞれ50μm未満とされることが好ましい。
また、本発明による電子放出ディスプレイは、互いに対向するように配置される第1基板および第2基板と、前記第1基板と第2基板の間の空間の周縁部に配置されるサイド部材と、前記空間の中央部を含む所定領域からなる有効領域において、前記第1基板に設けられる電子放出ユニットと、前記有効領域において、前記第2基板に設けられる発光ユニットと、前記有効領域内に配置される第1スペーサと、有効領域の外側の非有効領域内に配置される第2スペーサと、含む。ここで、前記第1スペーサの高さをP1、前記第2スペーサの高さをP2とする時に、条件P1>P2が満足されることが好ましい。
また、前記サイド部材の高さをP3とする時に、条件P1>P3が更に満足されることが好ましい。
また、前記第2スペーサの高さと前記サイド部材の高さに関する条件P2>P3が更に満足されることが好ましい。
また、前記第1スペーサおよび第2スペーサは、壁体状または柱状をなすことが好ましい。
また、前記電子放出ユニットは、絶縁層を挟んで、互いに異なる層上に配置され、互いに交差する方向に沿って形成されるカソード電極およびゲート電極と、前記カソード電極とゲート電極が交差する各領域において、前記カソード電極上に形成される電子放出部と、を含むことが好ましい。
また、前記電子放出部は、カーボンナノチューブ、黒鉛、黒鉛ナノファイバー、ダイヤモンド、ダイヤモンド状炭素、フラーレン(C60)およびシリコンナノワイヤーからなる群から選択される少なくとも1つの物質を含むことが好ましい。
本発明によれば、真空容器のスペーサの高さを最適化することで、圧縮力による基板の変形を最少化し、スペーサを基板に堅固に固定することができるので、スペーサの接触不良を除去することができる。これにより、本発明による電子放出ディスプレイは、スペーサの接触不良による異常発光現象を軽減し、高画質の映像を実現することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について、当業者が容易に実施することができるように詳細に説明する。しかしながら、本発明は、多様に異なる形態で実現可能であって、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。図面において、本発明について明確に説明する上で必要ない部分は省略し、明細書全体に亘り、同一または類似の構成要素に対しては同一の符号をもって参照するものとする。
図1は本発明の一実施形態による真空容器の部分断面図であり、図2は図1に示す第1スペーサ、第2スペーサおよびサイド部材の高さを示すための拡大断面図である。
図1を参照すると、本実施形態による真空容器は、所定の間隔を隔てて対向するように配置される互いに平行な第1基板2と第2基板4を含む。第1基板2と第2基板4の周縁部には両基板を接合させるサイド部材6が配置されており、第1基板2、第2基板4およびサイド部材6は、約10−6torrの真空度を得るための真空容器を構成する。
真空容器内部には、圧縮力が加えられた真空容器を支持するための複数のスペーサ8が配置される。このスペーサ8は、図1に示すように、両基板2、4の中央部に設けられる有効領域(A)に配置される第1スペーサ81と、有効領域(A)の外側に設けられる非有効領域(NA)に配置される第2スペーサ82に区分できる。
第2スペーサ82は、有効領域(A)の最外部に配置される第1スペーサ81とサイド部材6の間の距離が25mm以上である場合に配置される。
図2を参照すると、前記のような本実施形態の真空容器は、前記第1スペーサ81の高さをH1、前記第2スペーサ82の高さをH2とする時に、[条件1]H1>H2を満足する。
つまり、第1スペーサ81の高さ(H1)は、第2スペーサの高さ(H2)より大きくされる。
また、本実施形態による真空容器は、サイド部材6の高さをH3とする時に、[条件2]H1>H3を更に満足する。
つまり、第1スペーサ81の高さ(H1)は、サイド部材6の高さ(H3)より大きくされる。
また、前記のような本実施形態による真空容器は、前記第2スペーサ82の高さと前記サイド部材6の高さに関する条件である[条件3]H2>H3を更に満足する。
つまり、第2スペーサ82の高さ(H2)は、サイド部材6の高さ(H3)より大きくされる。
前記の条件1〜条件3を総合してみれば、第1スペーサ81、第2スペーサ82およびサイド部材6のうち、真空容器の中央部の最も近くに位置する第1スペーサ81の高さが最も大きくされ、真空容器の中央部から最も遠くに位置するサイド部材6の高さが一番小さくされる。
第1スペーサ81、第2スペーサ82およびサイド部材6の高さを、前記条件1〜条件3のようにする理由は次の通りである。
真空容器内部の真空による圧縮力は、真空容器の中央部に近づけば近づくほど大きくなる。このような圧縮力により、真空容器は、その横断面が凹レンズ形状をなすように変形しうるが、このように真空容器を構成する第1基板2及び第2基板4に生じる変形は、外縁部に近づけば近づくほど大きくなる。したがって、真空容器の外縁部付近に位置する第2スペーサ82は、第1基板2と第2基板4の間の間隔が拡大することにより、これらの基板と接触不良を起すことがある。そのため、中央部に位置する第1スペーサ81の高さをより大きくすれば、圧縮力により第1基板2と第2基板4の間隔が狭くなることが防止され、両基板の間隔を均一に保つことができるようになる。そのため、本実施形態において、真空容器の第1、第2スペーサ81、82およびサイド部材6の高さは、前記の条件1〜条件3を満足するものである。
そして、前記第1スペーサ81と第2スペーサ82の高低差(ΔH1)、前記第2スペーサ82とサイド部材6の高低差(ΔH2)および前記第1スペーサ81とサイド部材6の高低差(ΔH3)は、それぞれ50μm未満とされる。
前記のように、高低差に限度を設けるのは、それぞれの高低差が50μm以上になると、第1基板2と第2基板4を互いに付着させる時に、これらの基板にクラックが発生する虞があるためである。
前記のような真空容器は電子放出ディスプレイにも適用できる。
図3は本発明の一実施形態による電子放出ディスプレイの部分断面図であり、図4は本実施形態による電子放出ディスプレイの平面図であり、図5は図3に示す第1スペーサ、第2スペーサおよびサイド部材の高さの関係を示すための拡大断面図である。
図3および図4を参照すると、本実施形態による電子放出ディスプレイは、所定の間隔を隔てて対向するように配置される互いに平行な第1基板12および第2基板14と、第1基板12と第2基板14に挟まれた空間の周縁部に配置されるサイド部材16とから構成される真空容器を含む。
前記第1基板12の第2基板14に対向する面には、電子放出素子がアレイ状に配置された電子放出ユニット18が形成され、この電子放出ユニット18は、第1基板12と共に電子放出デバイスを構成する。電子放出デバイスは、第2基板14および第2基板14に設けられた発光ユニット20と結合され、これらと共に電子放出ディスプレイを構成する。
電子放出ユニット18は、実際に画像表示に寄与する有効領域(A)において第1基板12上に配置され、発光ユニット20は、有効領域(A)において第2基板14上に配置される。
そして、真空容器内部には、圧縮力が加えられた真空容器を支持するための複数のスペーサ22が配置される。このスペーサ22は、電子放出ユニット18と発光ユニット20の間に配置される第1スペーサ221と、有効領域(A)の両側の非有効領域(NA)に配置される第2スペーサ222に区分できる。
図5を参照すると、本実施形態による電子放出ディスプレイにおいて、前記第1スペーサ221の高さをP1、前記第2スペーサ222の高さをP2とする時に、第1スペーサ221の高さ(P1)は第2スペーサ222の高さ(P2)より大きくされる(P1>P2)。
そして、前記第1スペーサ221の高さP1は、第1スペーサ221のみの高さを意味しているが、電子放出ユニット18の厚さは通常5μm未満(発光ユニット20の厚さも同様である)であり、これは誤差範囲内とみなされるので、P1が電子放出ユニット18の厚さを含むものとしても、第1スペーサ221のみの高さからの変化は無視できるほど小さい。
また、前記電子放出ディスプレイにおいて、サイド部材16の高さをP3とする時、前記第1スペーサ221の高さ(P1)は、サイド部材16の高さ(P3)より大きくされる(P1>P3)。
また、前記電子放出ディスプレイにおいて、第2スペーサ222の高さ(P2)はサイド部材16の高さ(P3)より大きくされる(P2>P3)。
そして、前記第1スペーサ221と第2スペーサ222の高低差(ΔP1)、前記第2スペーサ222とサイド部材16の高低差(ΔP2)、および前記第1スペーサ221とサイド部材16の高低差(ΔP3)は、それぞれ50μm未満とされうる。
前記条件を満足する電子放出ディスプレイを形成する理由は、前記真空容器について説明した理由と同じであるので、ここでは省略する。
そして、前記第1スペーサ221と第2スペーサ222は、壁体状や、柱状などの多様な形状に形成されることができる。
例えば、壁体状のスペーサを使用する場合、第1スペーサ221の高さと幅の比は1:0.042とされ、第2スペーサ222の高さと幅の比は1:1とされる。
図6は電界放出アレイ(FEA)型の電子放出ディスプレイの一部を示す分解斜視図であり、図7は表面伝導型電子放出ディスプレイ(SED)の部分断面図であって、本実施形態による電子放出ディスプレイに適用できる電界放出ユニットと発光ユニットの例を示している。
まず、FEA型電子放出ディスプレイについて説明する。
第1基板32上には、カソード電極36が一方向(図6のy軸方向)に沿ったストライプ状のパターンをなすように形成され、そのカソード電極36を覆うように、第1基板32の上面全体に第1絶縁層38が形成される。第1絶縁層38上にはゲート電極40が、カソード電極36と直交する方向(図6のx軸方向)に沿ったストライプ状のパターンをなすように形成される。
ここで、前記カソード電極36とゲート電極40が交差している領域が単位画素(sub−pixel)を構成することになり、カソード電極36上には単位画素ごとにいくつかの電子放出部42が形成される。そして、第1絶縁層38とゲート電極40には、各電子放出部42に対応する開口部382、402がそれぞれ形成され、各開口部382、402を介して電子放出部42が露出される。
電子放出部42は、真空中で電界が加えられると電子を放出する物質、例えば、炭素系物質またはナノメートルサイズの物質により構成されることができる。電子放出部42は、カーボンナノチューブ(CNT)、黒鉛、黒鉛ナノファイバー、ダイヤモンド、ダイヤモンド状炭素(DLC)、フラーレン(C60)、シリコンナノワイヤー、およびこれらを組み合わせた物質を含むことができる。
他方、電子放出部は、主にモリブデン(Mo)またはシリコン(Si)等の材料からなる先端が尖ったチップ形状の構造物でありうる。
単位画素ごとに設けられる電子放出部42は、円盤形状をなしており、カソード電極36およびゲート電極40のどちらか一方、例えば、カソード電極36の延長方向に沿って一列に配置されうる。このように単位画素ごとに設けられる電子放出部42の形状および配列は、本例に限定されず多様に変形可能である。
また、ここではゲート電極40が第1絶縁層38を挟んでカソード電極36の上方に位置する構造について説明したが、ゲート電極40が第1絶縁層を挟んでカソード電極36の下方に位置するような構造も可能であり、この場合、電子放出部42は、カソード電極36に設けられた開口部の内側面上に形成されるため、第1絶縁層38の上方に位置することになる。
そしてゲート電極40と第1絶縁層38の上方には、集束電極44が形成される。集束電極44下方には、ゲート電極40と集束電極44を絶縁させるための第2絶縁層46が位置しており、集束電極44と第2絶縁層46にも電子ビームを通過させるための開口部442、462がそれぞれ設けられる。
集束電極44の開口部442は、集束電極44が単位画素から放出される電子をまとめて集束できるように単位画素ごとに形成されてもよいし、各電子放出部42から放出される電子を個別に集束できるように開口部402ごとに形成されてもよい。図面には、一例として前者の場合を示した。
そして、第2基板34の第1基板32に対向する面上には、蛍光層48、例えば赤色、緑色および青色の蛍光層(48R、48G、48B)が互いに任意の間隔を隔てて形成されており、さらに、各蛍光層48どうしの間には、画面のコントラスト向上のための黒色層50が形成されている。
そして蛍光層48と黒色層50の一面上にはアルミニウム(Al)のような金属膜からなるアノード電極52が形成される。アノード電極52は、外部から電子ビーム加速に必要な高電圧が印加されたときに蛍光層48を高電位状態で維持するほか、蛍光層48から放射された可視光のうち第1基板32に向かって放射された可視光を第2基板34側に反射させることにより画面輝度を向上させる機能を果たす。
一方、アノード電極52は、金属膜ではなく、酸化インジウム錫(ITO)のような透明導電膜で形成することもできる。この場合、アノード電極52は、蛍光層48および黒色層50の第2基板34に対向する面上に位置する。またアノード電極は、前述した透明導電膜と金属膜の両方を含む構造も有することも可能である。
次に、表面伝導型電子放出ディスプレイについて説明する。
本実施形態による表面伝導型電子放出ディスプレイは、第1基板に設けられる電子放出ユニットを除いて、前述した電界放出アレイ型電子放出ディスプレイと同一の構成を有する。
図7を参照すると、第1基板62上には、第1電極64と第2電極66が所定の間隔を隔てて配置されており、第1電極64と第2電極66には、それぞれの表面を部分的に覆いながら、互いに近接して配置される第1導電薄膜68と第2導電薄膜70がそれぞれ形成される。そして、第1導電薄膜68と第2導電薄膜70の間には、これらの導電薄膜と連結された電子放出部72が形成されており、電子放出部72は、この導電薄膜68、70を介して第1電極64および第2電極66と電気的に連結される。
前述した構造において、第1電極64と第2電極66は、導電性を有する多様な材料を用いて形成されることが可能であり、第1導電薄膜68と第2導電薄膜70は、ニッケル(Ni)、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)等の導電性材料を用いた微粒子薄膜で形成される。
前記電子放出部72は、黒鉛性炭素と炭素化合物などを用いて形成することが望ましい。また、電子放出部72は、炭素ナノチューブ、黒鉛、黒鉛ナノファイバー、ダイヤモンド、ダイヤモンド状炭素、フラーレン(C60)、シリコンナノワイヤー、およびこれらを組み合わせた物質を用いて形成することが可能である。
また、本発明の実施形態による電子放出ディスプレイは、電界放出アレイ型および表面電導型だけでなく、金属−絶縁層−金属(MIM)型および金属−絶縁層−半導体(MIS)型などの多様な型式でありうる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で多様に変形して実施することが可能であり、本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によってのみ定められることは当然である。
本発明による真空容器の部分断面図である。 図1に示す第1スペーサ、第2スペーサおよびサイド部材の高さを示すための拡大断面図である。 本発明による電子放出ディスプレイの部分断面図である。 本発明による電子放出ディスプレイの平面図である。 図3に示す第1スペーサ、第2スペーサおよびサイド部材の高さの関係を示すための拡大断面図である。 電界放出アレイ型電子放出ディスプレイの一部を示す分解斜視図である。 表面伝導型電子放出ディスプレイの部分断面図である。
符号の説明
2 第1基板、
4 第2基板、
6 サイド部材、
8 スペーサ、
81 スペーサ、
82 スペーサ、
A 有効領域、
NA 非有効領域。

Claims (14)

  1. 互いに対向するように配置される第1基板および第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板の間の空間の周縁部に配置されるサイド部材と、
    前記空間の中央部を含む所定領域からなる有効領域内に配置される第1スペーサと、
    前記有効領域の外側の非有効領域内に配置される第2スペーサと、を含み、
    前記第1スペーサの高さをH1、前記第2スペーサの高さをH2とする時に、条件H1>H2が満足されることを特徴とする真空容器。
  2. 前記サイド部材の高さをH3とする時に、条件H1>H3が更に満足されることを特徴とする請求項1に記載の真空容器。
  3. 前記第2スペーサの高さと前記サイド部材の高さに関する条件H2>H3が更に満足されることを特徴とする請求項2に記載の真空容器。
  4. 前記第1スペーサと前記第2スペーサの高さの差が、50μm未満とされることを特徴とする請求項1に記載の真空容器。
  5. 前記第1スペーサと前記サイド部材の高さの差が、50μm未満とされることを特徴とする請求項3に記載の真空容器。
  6. 互いに対向するように配置される第1基板および第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板の間の空間の周縁部に配置されるサイド部材と、
    前記空間の中央部を含む所定領域からなる有効領域において、前記第1基板に設けられる電子放出ユニットと、
    前記有効領域において、前記第2基板に設けられる発光ユニットと、
    前記有効領域内に配置される第1スペーサと、
    前記有効領域の外側の非有効領域内に配置される第2スペーサと、を含み、
    前記第1スペーサの高さをP1、前記第2スペーサの高さをP2とする時に、条件P1>P2が満足されることを特徴とする電子放出ディスプレイ。
  7. 前記サイド部材の高さをP3とする時に、条件P1>P3が更に満足されることを特徴とする請求項6に記載の電子放出ディスプレイ。
  8. 前記第2スペーサの高さと前記サイド部材の高さに関する条件P2>P3が更に満足されることを特徴とする請求項7に記載の電子放出ディスプレイ。
  9. 前記第1スペーサと第2スペーサの高さの差が、50μm未満とされることを特徴とする請求項6に記載の電子放出ディスプレイ。
  10. 前記第1スペーサとサイド部材の高さの差が、50μm未満とされることを特徴とする請求項8に記載の電子放出ディスプレイ。
  11. 前記第1スペーサおよび第2スペーサは、壁体状または柱状をなすことを特徴とする請求項10に記載の電子放出ディスプレイ。
  12. 前記電子放出ユニットは、絶縁層を挟んで、互いに異なる層上に配置され、互いに交差する方向に沿って形成されるカソード電極およびゲート電極と、前記カソード電極とゲート電極が交差する各領域において、前記カソード電極上に形成される電子放出部と、を含むことを特徴とする請求項7に記載の電子放出ディスプレイ。
  13. 前記電子放出ユニットは、前記カソード電極および前記ゲート電極の上方に配置された集束電極を更に含むことを特徴とする請求項12に記載の電子放出ディスプレイ。
  14. 前記電子放出部は、カーボンナノチューブ、黒鉛、黒鉛ナノファイバー、ダイヤモンド、ダイヤモンド状炭素、フラーレン(C60)およびシリコンナノワイヤーからなる群から選択される少なくとも1つの物質を含むことを特徴とする請求項13に記載の電子放出ディスプレイ。
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