JP2007294069A - 回折素子、光ピックアップ及び光ディスク装置 - Google Patents

回折素子、光ピックアップ及び光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】良好な特性を呈する複数波長対応の回折素子を実現する。
【解決手段】透明な射出成型品でなるベース層20Cと、ベース層20Cにおける平坦な下面20Cbに密着して設けられ、表面にDVD用回折パターンPTdが形成された、第1のUV硬化樹脂100Aで形成された回折パターン層20Eとを回折素子20に設けると共に、ベース層20Cと回折パターン層20Eとの屈折率差Δn4を±0.013以内となるように回折パターン層20Eの材料である第1のUV硬化樹脂100Aを選定するようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は回折素子、光ピックアップ及び光ディスク装置に関し、例えば複数波長に対応した回折素子に適用して好適なものである。
従来、光ディスク装置の光ピックアップにおいて、光ビームの収差を補正するなどの目的で回折素子が用いられている。回折素子は、透明な板状の素子基板の表面に微細な溝状の回折格子を形成し、当該回折格子の山及び谷を通過する際の光路差によって光ビームを回折させるものである(例えば、特許文献1参照)。
ここで回折素子は、回折格子を形成する回折パターンの溝の深さ及び光ビームの波長に応じて回折効率が変化するとともに、回折パターンの周期(あるいは溝の幅)に応じて回折角度が変化する。
特開2005−339762公報
回折素子の製造方法としては、金型内に光学樹脂を充填して成型品を作成する射出成型が広く用いられている。しかしながら、溝が深くて狭い回折パターンを有する回折素子を射出成型で製造する場合、回折パターンの再現精度を向上するため金型への樹脂充填率を優先すると(すなわち型転写性を優先する)、射出時における樹脂温度及び金型温度を高く設定する必要があるとともに、成型品の離型抵抗が大きいために、金型からの成型品離型時における樹脂温度をも高く設定する必要がある。
ところが、上述したような高い樹脂温度で射出成型を行った場合、離型時において成型品が変形し、このようにして製造された回折素子は不要な収差を発生してしまうという問題がある。そして、このような成型品の変形を防止するためには樹脂温度及び金型温度を低く設定する必要があるが、この場合金型への充填率が低下して型転写性が悪化し、このようにして製造された回折素子は収差を発生してしまうという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、良好な特性を呈し得る回折素子、光ピックアップ及び光ディスク装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の回折素子においては、2つの光学面を有し、透明な射出成型品でなる第1の部材と、第1の部材における一の光学面に密着して設けられると共に、表面に第1の回折パターンが形成され、第1の部材が有する屈折率に対して±0.013以内の屈折率を有する第1の紫外線硬化樹脂でなる第2の部材とを設けるようにした。
これにより、第1の部材が有する歪に起因する収差を第2の部材で低減し、第1の部材と第2の部材間で発生する収差を実用上問題のないレベルにまで抑制することができる。
また本発明の光ピックアップにおいては、第1の波長の光ビーム、第2の波長の光ビーム及び第3の波長の光ビームを出射する光源と、第1及び第2の波長の光ビームを回折させるとともに第3の波長の光ビームを回折させずに透過する回折素子と、当該回折素子から入射された第1、第2又は第3の波長の光ビームを集光する対物レンズとが一体となった対物レンズユニットとを有する光ピックアップであって、回折素子は、2つの光学面を有し、透明な射出成型品でなる第1の部材と、第1の部材における一の光学面に密着して設けられると共に、表面に第1の回折パターンが形成され、第1の部材が有する屈折率に対して±0.013以内の屈折率を有する紫外線硬化樹脂でなる第2の部材とを有するようにした。
これにより、第1の部材が有する歪に起因する収差を第2の部材で低減し、第1の部材と第2の部材間で発生する収差を実用上問題のないレベルにまで抑制することができる。
さらに本発明の光ディスク装置においては、第1の波長の光ビーム、第2の波長の光ビーム及び第3の波長の光ビームを出射する光源と、第1及び第2の波長の光ビームを回折させるとともに第3の波長の光ビームを回折させずに透過する回折素子及び当該回折素子から入射された第1、第2又は第3の波長の光ビームを集光する対物レンズとが一体となった対物レンズユニットとを有する光ピックアップにより、光ディスクに対して第1、第2又は第3の波長の光ビームを照射する光ディスク装置であって、回折素子は、2つの光学面を有し、透明な射出成型品でなる第1の部材と、第1の部材における一の光学面に密着して設けられると共に、表面に第1の回折パターンが形成され、第1の部材が有する屈折率に対して±0.013以内の屈折率を有する紫外線硬化樹脂でなる第2の部材とを有するようにした。
これにより、第1の部材が有する歪に起因する収差を第2の部材で低減し、第1の部材と第2の部材間で発生する収差を実用上問題のないレベルにまで抑制することができる。
また本発明の回折素子においては、第1の回折パターンが形成された一面及び平坦な他面を有する、透明な射出成型品でなる第1の部材と、第1の部材の平坦な他面に密着して設けられ、表面に第2の回折パターンが形成された、第1の部材と略同等な屈折率を有する第1の紫外線硬化樹脂で形成された第2の部材と、第1の部材の第1の回折パターンに密着して設けられ、第1の部材と異なる屈折率を有する第2の紫外線硬化樹脂で形成された第3の部材とを設けるようにした。
そして、第1の部材の平坦な他面に塗布した第1の紫外線硬化樹脂に対して第2の回折パターンを反転した型形状を有する金型を押圧するとともに紫外線を照射して硬化させることにより、第2の回折パターンを形成し、第1の回折パターンに塗布した第2の紫外線硬化樹脂に対して平板状の金型を押圧するとともに紫外線を照射して硬化させることにより、第3の部材の表面を平坦に形成するようにした。
これにより、第2の回折パターンを歪なく形成することができるとともに、第1の回折パターンが有する歪を第3の部材で相殺でき、回折素子の収差を低減することができる。
本発明によれば、2つの光学面を有し、透明な射出成型品でなる第1の部材と、第1の部材における一の光学面に密着して設けられると共に、表面に第1の回折パターンが形成され、第1の部材が有する屈折率に対して±0.013以内の屈折率を有する第1の紫外線硬化樹脂でなる第2の部材とを設けるようにしたことにより、第2の回折パターンを歪なく形成することができるとともに、第1の回折パターンが有する歪を第3の部材で相殺でき、回折素子の収差を低減することができ、かくして、収差の少ない良好な光学特性を呈し得る回折素子、光ピックアップ及び光ディスク装置を実現することができる。
また本発明によれば、第1の回折パターンが形成された一面及び平坦な他面を有する、透明な射出成型品でなる第1の部材と、第1の部材における平坦な他面に密着して設けられ、表面に第2の回折パターンが形成された、第1の部材と略同等な屈折率を有する第1の紫外線硬化樹脂で形成された第2の部材と、第1の部材における第1の回折パターンに密着して設けられ、第1の部材と異なる屈折率を有する第2の紫外線硬化樹脂で形成された第3の部材とを回折素子に設けるようにしたことにより、第2の回折パターンを歪なく形成できるとともに、第1の回折パターンが有する歪を第3の部材で相殺でき、かくして、収差の少ない良好な光学特性を呈し得る回折素子、光ピックアップ及び光ディスク装置を実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)光ディスク装置の構成
(1−1)光ディスク装置の全体構成
図1において、1は本発明による回折素子を用いた光ディスク装置を示し、CD(Compact Disc)方式、DVD(Digital Versatile Disc)方式又はBD(Blu-ray Disc、登録商標)方式といった3方式のいずれかでなる光ディスク100を再生し得るようになされている。
この光ディスク装置1は、制御部2によって全体を統括制御するようになされており、光ディスク100が装填された状態で、図示しない外部機器からの再生指示等を受け付けると、当該制御部2から駆動部3及び信号処理部4を制御することにより当該光ディスク100に記録された情報を読み出すようになされている。
実際上、駆動部3は、制御部2の制御に基づき、スピンドルモータ5により光ディスク100を所望の回転速度で回転させ、スレッドモータ6により光ピックアップ7を光ディスク100の径方向であるトラッキング方向へ大きく移動させ、さらに2軸アクチュエータ8により対物レンズユニット9を光ディスク100に対して近接又は離隔させる方向であるフォーカス方向及びトラッキング方向の2方向へそれぞれ細かく移動させる。
これと並行して信号処理部4は、光ピックアップ7により対物レンズユニット9から所定の光ビームを光ディスク100の所望トラックに対して照射させ、その反射光の検出結果を基に再生信号を生成し、制御部2を介してこの再生信号を図示しない外部機器へ送出させる。
光ピックアップ7は、いわゆる3波長対応型となっており、対物レンズユニット9から、CD方式でなる光ディスク100(以下、これをCD方式ディスク100cと呼ぶ)に対して波長約780[nm]の光ビームを照射し、またDVD方式でなる光ディスク100(以下、これをDVD方式ディスク100dと呼ぶ)に対して波長約650[nm]の光ビームを照射し、さらにBD方式でなる光ディスク100(以下、これをBD方式ディスク100bと呼ぶ)に対して波長約405[nm]の光ビームを照射するようになされている。
このように光ディスク装置1は、CD方式、DVD方式、又はBD方式でなる光ディスク100に対してそれぞれの方式に適した光ビームを照射することにより、当該光ディスク100を再生し得るようになされている。
(1−2)光ピックアップの構成
図2に示すように、光ピックアップ7は、光ビームの光源として、CD方式用の波長約780[nm]でなる光ビーム(以下、これをCD用光ビームLcと呼ぶ)及びDVD方式用の波長約650[nm]でなる光ビーム(以下、これをDVD用光ビームLdと呼ぶ)を出射し得るレーザダイオード11と、BD方式用の波長約405[nm]でなる光ビーム(以下、これをBD用光ビームLbと呼ぶ)を出射し得るレーザダイオード12とを有している。
カップリングレンズ13は、レーザダイオード11から出射された光ビームの光学倍率を変換するようになされている。
ビームスプリッタ14は、反射透過面14Aにおいて、光ビームをその波長に応じて反射又は透過させるようになされており、当該反射透過面14Aにおいて、波長約780[nm]でなるCD用光ビームLc及び波長約650[nm]でなるDVD用光ビームLdを反射させ、また波長約405[nm]でなるBD用光ビームLbを透過させるようになされている。
偏光ビームスプリッタ15は、偏光面15Aにおいて、光ビームをその偏光方向により反射又は透過させるようになされており、ビームスプリッタ14側から入射された光ビームを透過させ、また偏光方向が調整された上でコリメータレンズ16側から入射された光ビームを反射させるようになされている。
コリメータレンズ16は、偏光ビームスプリッタ15から入射され発散光でなる光ビームを平行光に変換し、また立ち上げミラー17から入射され平行光でなる光ビームを収束光に変換するようになされている。
立ち上げミラー17は、コリメータレンズ16から入射される水平方向の光ビームを反射して垂直方向、すなわち光ディスク100に対してほぼ垂直に入射させる方向に立ち上げ、また1/4波長板18からほぼ垂直に入射された光ビームを反射して水平方向に寝かせるようになされている。
1/4波長板18は、光ビームにおける一部成分の位相を1/4波長分遅延させることにより、立ち上げミラー17から入射される光ビームを直線偏光から円偏光へ変換し、或いは対物レンズユニット9から入射される光ビームを円偏光から直線偏光に変換するようになされている。
対物レンズユニット9は、図3に斜視図を示すように、略筒状でなる鏡筒部19(図3では一部切断面を示す)の下部に扁平な円盤状でなる回折素子20が取り付けられていると共に、当該鏡筒部19の上部から中央部にかけて、当該回折素子20とほぼ同様の大きさでなる扁平な円盤状部の下面に当該円盤よりも若干小径の紡錘形部が一体に形成されたような形状でなる対物レンズ21が取り付けられている。
対物レンズユニット9は、1/4波長板18から入射され平行光でなる光ビームを回折素子20及び対物レンズ21により収束光に変換し、これを光ディスク100の信号記録面に合焦させるようになされている。
また光ピックアップ7は、光ディスク100の信号記録面において反射され発散光となった光ビームを、対物レンズユニット9の対物レンズ21及び回折素子20により平行光に変換し、1/4波長板18により円偏光から直線偏光に変換し、立ち上げミラー17により水平方向、すなわち偏光ビームスプリッタ15が設けられている方向へ寝かせ、コリメータレンズ16により平行光から収束光に変換した後、偏光ビームスプリッタ15へ入射させる。
この場合、偏光ビームスプリッタ15は、光ビームの偏光方向に応じて偏光面15Aにおいて当該光ビームを反射し、これをコンバージョンレンズ22へ入射させる。
コンバージョンレンズ22は、CD用光ビームLc及びDVD用光ビームLdとBD用光ビームLbとの光学倍率の変換を行うようになされている。また光軸合成素子23は、レーザダイオード11から出射されたCD用光ビームLc及びDVD用光ビームLdの光軸とレーザダイオード12から出射されたBD用光ビームLbの光軸とを一致させるようになされている。
フォトディテクタ24は、その上面(すなわちコンバージョンレンズ22及び光軸合成素子23を通過した光ビームが照射される面)においてそれぞれ所定形状でなる複数の検出領域がそれぞれ所定の位置に形成されており、照射された光ビームの光量をそれぞれ検出して光電変換することにより複数の検出信号を生成し、これを信号処理部4(図1)へ供給するようになされている。
これに応じて信号処理部4は、フォトディテクタ24(図2)からの検出信号を用いた所定の演算処理等を行うことにより再生RF信号を生成し、当該再生RF信号を基に所定の復号化処理や復調処理等を経て再生信号を生成するようになされている。
また信号処理部4(図1)は、フォトディテクタ24(図2)からの検出信号を用いた所定の演算処理等を行うことにより、トラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号等といった駆動制御用の信号を生成し、これらを制御部2へ供給するようになされている。これに応じて制御部2は、駆動部3を介してトラッキング制御やフォーカス制御等を行い、光ディスク100に対する光ビームの照射状態を調整して再生信号を正常に生成し得るようになされている。
(1−2−1)CD方式ディスクの場合
実際上、制御部2(図1)は、所定のディスク種別判定手法により光ディスク100がCD方式ディスク100cであることを認識した場合、光ピックアップ7(図2)におけるレーザダイオード11の発光点11Aから発散光でなるCD用光ビームLcを発射させ、カップリングレンズ13を介してビームスプリッタ14へ入射させる。
光ピックアップ7は、ビームスプリッタ14によりCD用光ビームLcを反射透過面14Aにおいて反射させ、偏光ビームスプリッタ15を透過させて、コリメータレンズ16により発散光から平行光に変換し、立ち上げミラー17により水平方向から垂直方向に立ち上げ、1/4波長板18により直線偏光から円偏光に変換した後、当該CD用光ビームLcを対物レンズユニット9へ入射させる。
対物レンズユニット9は、1/4波長板18から入射されたCD用光ビームLcを回折素子20及び対物レンズ21により収束光に変換し、これをCD方式ディスク100cの信号記録面に合焦させる。
また対物レンズユニット9は、CD方式ディスク100cの信号記録面において反射され発散光となったCD用光ビームLcを、対物レンズ21及び回折素子20により平行光に変換し、1/4波長板18へ入射させる。
その後光ピックアップ7は、1/4波長板18に入射されたCD用光ビームLcを円偏光から直線偏光に変換させ、立ち上げミラー18により水平方向へ寝かせ、コリメータレンズ16により平行光から収束光に変換させた後、偏光ビームスプリッタ15により偏光面15Aにおいて反射させ、コンバージョンレンズ22及び光軸合成素子23を順次通過させてフォトディテクタ24へ照射させる。
フォトディテクタ24は、照射されたCD用光ビームLcの光量を複数の検出領域によりそれぞれ検出して複数の検出信号を生成し、これを信号処理部4(図1)へ供給する。
これに応じて信号処理部4は、複数の検出信号を基に再生RF信号を生成した上で再生信号を生成し、またトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号等といった駆動制御用の信号を生成するようになされている。
(1−2−2)DVD方式ディスクの場合
制御部2(図1)は、所定のディスク種別判定手法により光ディスク100がDVD方式ディスク100dであることを認識した場合、光ピックアップ7(図2)におけるレーザダイオード11の発光点11Bから発散光でなるDVD用光ビームLdを発射させ、カップリングレンズ13を介してビームスプリッタ14へ入射させる。
その後、光ピックアップ7は、CD方式ディスク100cの場合と同様、DVD用光ビームLdをカップリングレンズ13、ビームスプリッタ14、偏光ビームスプリッタ15、コリメータレンズ16、立ち上げミラー17及び1/4波長板18の順に通過又は反射させ、対物レンズユニット9において当該DVD用光ビームLdを回折素子20及び対物レンズ21により収束光に変換し、これをDVD方式ディスク100dの信号記録面に合焦させる。
また対物レンズユニット9は、CD方式ディスク100cの場合と同様、DVD方式ディスク100dの信号記録面において反射され発散光となったDVD用光ビームLdを、対物レンズ21、回折素子20により平行光に変換した後、1/4波長板18、立ち上げミラー17、コリメータレンズ16、偏光ビームスプリッタ15、コンバージョンレンズ22及び光軸合成素子23の順に通過又は反射させ、フォトディテクタ24へ照射させる。
フォトディテクタ24は、CD方式ディスク100cの場合と同様、照射されたDVD用光ビームLdの光量を複数の検出領域によって検出することにより複数の検出信号を生成し、これらを信号処理部4(図1)へ供給する。
これに応じて信号処理部4は、再生RF信号を生成した上で再生信号を生成し、またトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号等といった駆動制御用の信号を生成するようになされている。
(1−2−3)BD方式ディスクの場合
制御部2(図1)は、所定のディスク種別判定手法により光ディスク100がBD方式ディスク100bであることを認識した場合、光ピックアップ7(図2)におけるレーザダイオード12の発光点12Aから発散光でなるBD用光ビームLbを発射させ、ビームスプリッタ14へ入射させる。
この場合、ビームスプリッタ14は、BD用光ビームLbを反射透過面13Aにおいて透過させ、これを偏光ビームスプリッタ15へ入射させる。
その後光ピックアップ7は、CD方式ディスク100cの場合と同様、BD用光ビームLbを偏光ビームスプリッタ15、コリメータレンズ16、立ち上げミラー17及び1/4波長板18の順に通過又は反射させ、対物レンズユニット9において当該BD用光ビームLbを対物レンズ21により収束光に変換し、これをBD方式ディスク100bの信号記録面に合焦させる。
因みに対物レンズユニット9の回折素子20は、BD用光ビームLbを回折せずそのまま透過させるようになされている(詳しくは後述する)。
また対物レンズユニット9は、CD方式ディスク100cの場合と同様、BD方式ディスク100bの信号記録面において反射され発散光となったBD用光ビームLbを、対物レンズ21により平行光に変換した後、1/4波長板18、立ち上げミラー17、コリメータレンズ16、偏光ビームスプリッタ15、コンバージョンレンズ22及び光軸合成素子23の順に通過又は反射させ、フォトディテクタ24へ照射させる。
フォトディテクタ24は、CD方式ディスク100cの場合と同様、照射されたBD用光ビームLbの光量を複数の検出領域によって検出することにより複数の検出信号を生成し、これらを信号処理部4(図1)へ供給する。
これに応じて信号処理部4は、再生RF信号を生成した上で再生信号を生成し、またトラッキングエラー信号やフォーカスエラー信号等といった駆動制御用の信号を生成するようになされている。
このように光ピックアップ7は、光ディスク100がCD方式ディスク100c、DVD方式ディスク100d或いはBD方式ディスク100bのいずれであっても、対物レンズユニット9により、CD用光ビームLc、DVD用光ビームLd又はBD用光ビームLbを当該光ディスク100の信号記録面に合焦させ得ると共に、その反射光をフォトディテクタ24により検出し得るようになされている。
(1−3)対物レンズユニットの構成
次に、CD方式ディスク100c、DVD方式ディスク100d及びBD方式ディスク100bと、対物レンズユニット9との拡大断面図を図4に示す。
因みに、対物レンズユニット9には2軸アクチュエータ8(図1)が取り付けられているものの、図4では省略している。
一般に、CD方式、DVD方式及びBD方式では、互換性等の観点から、情報を読み出すための光ビームの波長、当該光ビームを集光する際の開口数、及び各光ディスク100における下面から信号記録面までの部分(いわゆるカバー層)の厚みがそれぞれ規格により規定されている。
具体的にCD方式では、波長が約780[nm]、開口数が約0.45、カバー層の厚みが1.2[mm]と規定されており、またDVD方式では、波長が約650[nm]、開口数が約0.65、カバー層の厚みが0.6[mm]と規定されており、さらにBD方式では、波長が約405[nm]、開口数が約0.85、カバー層の厚みが0.1[mm]と規定されている。
また対物レンズユニット9では、対物レンズ21の特性上、当該対物レンズ21からCD用光ビームLc、DVD用光ビームLd及びBD用光ビームLbがそれぞれ照射される場合の焦点距離がそれぞれ異なっている。
このため光ディスク装置1では、実際には光ディスク100の高さを固定したまま2軸アクチュエータ8(図1)を介して対物レンズユニット9の高さ(すなわち光ディスク100との間隔)を調整することにより、各光ビームを各光ディスクの信号記録面に合焦させるようになされている。
因みに図4では、説明の都合上、対物レンズユニット9を固定し光ディスク100の高さを変化させている。この結果、図4では、各光ディスクの下面の高さが異なっている。また図4では、CD方式ディスク100c、DVD方式ディスク100d及びBD方式ディスク100bについて、いずれもカバー層のみを表している。
ところで対物レンズ21は、BD用光ビームLbの相対的な強度やBD方式で規定されている開口数等の観点から、CD用光ビームLcやDVD用光ビームLdよりも優先して当該BD用光ビームLbに最適化された設計となっている。
このため対物レンズユニット9の対物レンズ21は、当該対物レンズ21の下側からBD用光ビームLbが平行光として入射されると、当該BD用光ビームLbを収束光に変換し、BD方式ディスク100bの信号記録面に合焦させることができる。
しかしながら対物レンズ21は、BD用光ビームLbに最適化されているため、仮にCD用光ビームLc又はDVD用光ビームLdが対物レンズ21の下側から平行光として入射された場合、収束光に変換することはできるものの、収差が発生してしまうため光ディスク100の信号記録層に正しく合焦させることができない。
そこで対物レンズユニット9は、回折素子20によりCD用光ビームLc又はDVD用光ビームLdのみを選択的に回折させ非平行光として対物レンズ21に入射させると共に、BD用光ビームLbを平行光のまま当該対物レンズ21に入射させるようになされている。
具体的に回折素子20は、CD用光ビームLcを回折すると共にDVD用光ビームLd及びBD用光ビームLbを回折しないようなホログラムでなる、CD用回折格子DGcが上層部20Aに形成されており、図4に示したように、当該CD用回折格子DGcによってCD用光ビームLcをやや外方へ回折させるようになされている。
すなわち回折素子20の上層部20Aは、DVD用光ビームLd及びBD用光ビームLbをそのまま透過させてCD用光ビームLcのみを選択的に回折させることができ、換言すれば、CD用光ビームLcの収差のみを補正するレンズとして機能することになる。
これに応じて対物レンズ21は、図4に示したように、回折素子20から入射されるCD用光ビームLcをその下面及び上面においてそれぞれ屈折させ、収束光に変換する。この結果、対物レンズユニット9は、CD用光ビームLcの収差を補正することができ、対物レンズ21から照射するCD用光ビームLcをCD方式ディスク100cの信号記録面に合焦させることができる。
また回折素子20は、DVD用光ビームLdを回折すると共にCD用光ビームLc及びBD用光ビームLbを回折しないようなホログラムでなるDVD用回折格子DGdが下層部20Bに形成されており、図4に示したように、当該DVD用回折格子DGdによってDVD用光ビームLdをわずかに外方へ回折させるようになされている。
すなわち回折素子20の下層部20Bは、CD用光ビームLc及びBD用光ビームLbをそのまま透過させ、DVD用光ビームLdのみを選択的に回折させることができ、換言すれば、DVD用光ビームLdの収差のみを補正するレンズとして機能することになる。
これに応じて対物レンズ21は、図4に示したように、回折素子20から入射されるDVD用光ビームLdをその下面及び上面においてそれぞれ屈折させ、収束光に変換する。この結果、対物レンズユニット9は、DVD用光ビームLdの収差を補正することができ、対物レンズ21から照射するDVD用光ビームLdをDVD方式ディスク100dの信号記録面に合焦させることができる。
このように対物レンズユニット9は、回折素子20の上層部20AによりCD用光ビームLcのみを回折させて収差を補正し、また回折素子20の下層部20BによりDVD用光ビームLdのみを回折させて収差を補正することにより、BD用光ビームLbに最適化された対物レンズ21から照射するCD用光ビームLc、DVD用光ビームLd及びBD用光ビームLbを、CD方式ディスク100c、DVD方式ディスク100d、及びBD方式ディスク100bの信号記録面にそれぞれ合焦させ得るようになされている。
(1−4)回折素子の構成
回折素子20は、図5(A)に示すように、全体的に扁平な円盤状に形成されたベース層20Cを中心に構成されており、上述したように上層部20AにCD用回折格子DGcが形成され、また下層部20BにDVD用回折格子DGdが形成されている。
ベース層20Cは、所定の屈折率を有する透明な合成樹脂でなり、屈折率の異なる他の物質や空気との境界面において、光ビームを屈折させるようになされている。
一方上層部20Aは、図5(B)に部分拡大断面図を示すように、ベース層20Cの上面20Caに階段状でなるCD用回折パターンPTcが周期的に形成されており、その上側に透明な硬化樹脂でなるカバー層20Dが接合されている。
第1の回折パターンとしてのCD用回折パターンPTcは、3段の階段状に形成されており、全体の高さ、すなわち1段目と3段目との距離は12[μm]とされ、またCD用回折パターンPTcごとの周期は18[μm]とされている。またCD用回折パターンPTcは、図3に示したように、回折素子20の上面における、中心から外径の半分程度までの範囲に同心円状に形成されている。
第3の部材としてのカバー層20Dは、第1の部材としてのベース層20Cと異なる屈折率を有する材料によって構成されており、その下面が第1の回折パターンとしてのCD用回折パターンPTcと隙間無く接合するように形成されると共に、その上面が平面状に形成されている。
このように回折素子20の上層部20Aは、ベース層20Cの上面20Caに階段状でなるCD用回折パターンPTcが周期的に形成され、その上側に当該ベース層20Cと異なる屈折率を有するカバー層20Dが接合されており、これにより光ビームをその波長に応じて回折又は透過させ、結果的に、第1の波長の光ビームとしてのCD用光ビームLcのみを回折させるCD用回折格子DGcとして機能するようになされている。
一方、下層部20Bは、図5(C)に部分拡大断面図を示すように、平面状に形成されたベース層20Cの下面20Cbに、DVD用回折格子DGdが形成された回折パターン層20Eが接合されて形成されている。
第2の部材としての回折パターン層20Eは、第1の部材としてのベース層20Cと略同等の屈折率(詳しくは後述する)を有する透明な樹脂でなり、階段状でなるDVD用回折パターンPTdが下面側に周期的に形成されている。なお回折パターン層20Eの下面は、他の物質に覆われていないため、直接空気に触れるようになされている。
第2の回折パターンとしてのDVD用回折パターンPTdは、5段の階段状に形成されており、全体の高さ、すなわち1段目と5段目との距離は6[μm]となされ、またDVD用回折パターンPTdごとの周期は170[μm]となされている。またDVD用回折パターンPTdは、図3に示したように、回折素子20の下面における、中心から外径の2/3程度までの範囲に同心円状に形成されている。
このように回折素子20の下層部20Bは、ベース層20Cの下側に接合された回折パターン層20Eに階段状でなる第2の回折パターンとしてのDVD用回折パターンPTdが周期的に形成されており、これにより光ビームをその波長に応じて回折又は透過させ、結果的に、第2の波長の光ビームとしてのDVD用光ビームLdのみを回折させるDVD用回折格子DGdとして機能するようになされている。
(2)回折素子の製造方法
次に、回折素子20の製造方法について説明する。上述したように回折素子20は、ベース層20Cの上側及び下側に対し、それぞれカバー層20D及び回折パターン層20Eが接合されて構成されている。
このベース層20Cは、所定の屈折率を有する透明な樹脂(例えばポリオレフィン系樹脂)を金型に充填することにより製造される射出成型品である。そして図5(B)に示したように、ベース層20Cの上面20CaにはCD用回折パターンPTcが形成されており、当該CD用回折パターンPTcの溝は、その深さdと幅wの比でなるアスペクト比RがR=12[μm]/6[μm]=2となっている。
このようにベース層20Cには、比較的アスペクト比の大きな(すなわち溝が深くて狭い)回折パターンが形成されている。このため当該ベース層20Cを射出成型する際には、回折パターンの再現精度を向上させるため、金型への樹脂充填率を優先して射出時の樹脂温度及び金型温度を高く設定する必要があるとともに、成型品の離型抵抗が大きいために、金型からの成型品離型時における樹脂温度をも高く設定する必要がある。しかしながら高い樹脂温度で射出成型を行った場合、離型の際にベース層20Cに歪が生じることを避け得ず、この歪によって収差が発生してしまうという問題がある。
このため本発明の回折素子20では、射出成型品でなるベース層20Cの上面及び下面にそれぞれ設けられるカバー層20D及び回折パターン層20Eを紫外線硬化樹脂(以下UV(Ultra Violet ray)硬化樹脂と呼ぶ)で形成することにより(いわゆるUVレプリカ法)、ベース層20Cが有する歪を当該カバー層20D及び回折パターン層20Eで光学的に相殺して、回折素子20の光学的特性を良好に保つようになされている。
すなわち回折素子20を製造する際には、まず図6(A)に示すように、射出成型によるベース層20Cの下面20Caに、当該ベース層20Cを形成する射出成型樹脂とほぼ同等の屈折率を有する第1のUV硬化樹脂100Aを塗布する。
続いて図6(B)に示すように、DVD用回折パターンPTd(図5(C))を反転した型形状を有する押圧部材としてのDVD回折格子用金型101Aを、下面20Caに塗布されたUV硬化樹脂100Aに対して押圧するとともに、図示しない紫外線光源を用いてベース層20Cの上面側から樹脂硬化用の紫外線を照射することにより、当該DVD回折格子用金型101Aの型形状を転写した状態で第1のUV硬化樹脂100Aを硬化させ、かくして図6(C)に示すように、DVD用回折パターンPTdを正確に再現した回折パターン層20Eをベース層20Cの下面20Caに密着して形成する。
ここで、上述したようにベース層20Cは射出成型に起因する歪を有しており、このため本来は平坦であるべき下面20Caにも歪が生じている。しかしながら、回折パターン層20Eを形成するUV硬化樹脂100Aはベース層20Cとほぼ同等の屈折率を有していることから、当該回折パターン層20E及びベース層20Cは光学的に一体となり、これにより、両者の界面となる下面20Caの歪は光学的な影響を及ぼさなくなる。
このようにして回折パターン層20Eを形成した後、図6(D)に示すように、ベース層20Cの上面20Caに、当該ベース層20Cを形成する射出成型樹脂とは異なる屈折率を有する第2のUV硬化樹脂100Bを塗布する(例えば、射出成型樹脂の屈折率がnBASE=1.5に対して、第2のUV硬化樹脂100Bの屈折率がnUV2=1.6)。
続いて図6(E)に示すように、平坦な型面を有する押圧部材としての平板金型101Bを第2のUV硬化樹脂100Bに対して押圧することにより、当該第2のUV硬化樹脂100Bをベース層20Cの上面20Caに形成されているCD用回折パターンPTc(図5(C))に密着させ、さらに、ベース層20Cの下面側から紫外線を照射して第2のUV硬化樹脂100Bを硬化させることにより、当該CD用回折パターンPTcを平坦に覆うカバー層20Eを形成する(図6(F))。
ここで、ベース層20Cの上面20Caに形成されたCD用回折パターンPTcには射出成型に起因する歪が生じており、この歪によって収差が発生する。そして、回折格子による光の回折は回折パターンを介して接する2つの層の屈折率差によって生じるものであるから、この屈折率の差が大きいほど、回折パターンの歪による収差も大きくなる。
従来の回折素子では、回折パターンが空気に直接接するよう形成されており、当該回折素子を形成する材料の屈折率と空気の屈折率(nAIR=1)との屈折率差が大きいのに対し、本発明の回折素子20では、CD用回折パターンPTcをカバー層20Dで覆うよう形成したことにより、当該CD用回折パターンPTcを介して接するベース層20Cとカバー層20Dとの屈折率差を、従来の回折素子に比べて小さく設定でき、これによりCD用回折パターンPTcの歪に起因する収差を低減することができる。
例えばベース層20C(屈折率nBASE=1.5)が空気に直接接している場合の屈折率差Δn1は、Δn1=nBASE−nAIR=1.5−1=0.5となるのに対し、本願発明の回折素子20のようにベース層20Cをカバー層20D(屈折率nUV2=1.6)で覆った場合の屈折率差Δn2は、Δn2=nBASE−nUV2=1.5−1.6=−0.1と小さくなり、この屈折率差の減少によって、回折パターンの歪によって発生する収差は約17%にまで減少する。そして、空気との屈折率差の大きいカバー層20Dの表面を、第2のUV硬化樹脂100Bを平板金型101Bで押圧して形成することからその平坦性を高くでき、これにより、カバー層20Dの表面で発生する収差をも極小に抑えることができる。
(3)回折パターン層の材料の選定
回折素子20では、実用上問題ないレベルまで収差を抑制するために、DVD用回折パターンPTdを有する回折パターン層20Eで発生する収差(以下、これをDVD側収差と呼ぶ)を0.025[λrms]にまで低下させることが必要となる。
このDVD側収差は、図7に示すようにDVD用回折パターンPTdの表面(以下、これをパターン表面20Eaと呼ぶ)が有する歪に起因する収差(以下、これをDVD側表面収差と呼ぶ)ASdと、ベース層20Cが有する歪に起因して回折パターン層20Eとベース層20Cとの界面で生じる収差(以下、これをDVD側ベース収差と呼ぶ)AIdとからなる。
回折素子20では、上述したUVレプリカ法によって回折パターン層20Eを形成しているものの、パターン表面20Eaの表面が有する僅かな歪によって、約0.007[λrms]のDVD側表面収差ASdが発生してしまう。
従って、回折素子20では、DVD側収差を0.025[λrms]以下にするために、DVD側ベース収差AIdを0.018[λrms]以下に抑制する必要がある。
ところで射出成型によりベース層20Cを作製した場合、ベース層20Cに比較的大きな歪が生じる。
図8には、金型温度が135[℃]、樹脂温度が270[℃]、成型時の圧力が650[kg/cm]の射出条件でベース層20C(屈折率nBASE=1.525)を作製した場合にベース層20Cに生じる歪に起因して、当該ベース層20Cが直接空気に接触した場合の透過光に対する収差を示しており、ベース層20Cは全体として0.12[λrms]の収差(Total)を発生させることが分かる。なお、この収差(Total)の値は、各収差(球面収差、非点収差、コマ収差及び5次以上の収差)の2乗値を加算して1/2乗した値である。
また図9に示すように、射出成形の際にベース層20Cに発生する歪は反りとして発生し、その表面が凹曲面となる下面20Cbの曲率(歪)が上面20Caと比較して大きくなる。直接空気に接触した場合の透過光に対するベース層20Cの収差(Total)から、下面20Cbと上面20Caの反射光に対する収差を算出すると、それぞれ0.20[λrms]及び0.08[λrms]となり、これに基づいて透過光に対して下面20Cbに生じる収差を算出すると、0.80[λrms]となる。
なお図9では、反りのカーブを分かり易くするために、上面20Caに設けられているCD用回折パターンPTcを省略している。また図10に示すように、ベース層20Cを透過した光ビームの波面の等高線を表す縞が乱れていることから、直接空気に接触した場合のベース層20Cの透過光に生じる収差は比較的大きく、このままでは実用上問題が生じてしまうことが分かる。
ベース層20Cに生じる収差は、ベース層20Cと当該ベース層20Cと接触する物質との屈折率差Δn及び歪の大きさによって決定される。このためベース層20C(屈折率nBASE=1.525)が空気(屈折率nAIR=1.0)と接触する場合には、その屈折率差Δn3は1.525−1.0=0.525と大きくなり、これに伴って下面20Cbに生じる収差が0.80[λrms]まで大きくなっている。
そこで回折素子20では、このベース層20Cに接触する回折パターン層20Eと当該ベース層20Cとの屈折率差Δn4を非常に小さく(すなわち略同等に)することにより、DVD側ベース収差AIdを目標値(0.018[λrms])以下に抑制している。
すなわち下面20Cbが空気に接触する場合の下面20Cbに生じる収差が0.80[λrms]であり、DVD側ベース収差AIdの目標値が0.018[λrms]であることから、回折パターン層20Eとベース層20Cとの屈折率差Δn4を、空気とベース層20Cの屈折率差Δn3に対して0.018/0.80=0.025倍以下にすることができれば、DVD側ベース収差AIdを目標値以下にすることができる。
ここで、空気とベース層20Cの屈折率差Δn3=0.525であり、Δn3×0.025=0.013となる。
従って、回折パターン層20Eの屈折率nUV1が1.525±0.013の範囲内になるように回折パターン層20Eの材料(第1のUV硬化樹脂100A)を選定することにより、DVD側収差を所望の0.025[λrms]にすることが可能になる。
具体的に、回折素子20では、回折パターン層20Eの屈折率nUV1を1.537とし、回折パターン層20Eとベース層20Cとの屈折率差Δn4を+0.012に設定している。
これにより、回折素子20では、DVD側ベース収差を0.018[λrms]以下に低減することができ、DVD側収差を0.018+0.007=0.025[λrms]に抑制することができるようになされている。
なお回折素子20は、収差の大きい下面20Cbに対し、カバー層20Dに比して収差の補正効果の高い回折パターン層20Eを形成しているため、回折素子20全体としての収差を抑制している。
(4)動作及び効果
以上の構成において、この回折素子20は、射出成型品でなるベース層20Cの下面20Cbに、UVレプリカ法を用いて正確なDVD用回折パターンPTdを有する回折パターン層20Eを形成するとともに、ベース層20C及び回折パターン層20Eの屈折率をほぼ一致させることで、下面20Cbの歪による収差を低減する。
さらに回折素子20は、ベース層20の上面20Caに形成されたCD用回折パターンPTcを、UVレプリカ法を用いて平坦な表面を有するカバー層20Dで覆うことにより、CD用回折パターンPTcを介する屈折率差を小さくして、当該CD用回折パターンPTcの歪による収差を低減する。
さらに回折素子20は、ベース層20Cと回折パターン層20Eとの屈折率差Δn4を±0.013以内となるように回折パターン層20Eの材料を選定したため、DVD側収差を実用上問題のない0.025[λrms]以下にすることができ、良好な光学特性を呈することができる。
また回折素子20は、収差の大きい反り凹面としての下面20Cbに対して収差の補正効果の高い回折パターン層20Eを形成するようにしたため、回折素子20全体としての収差を抑制することができる。
以上の構成によれば、射出成型品でなるベース層20Cが有する歪みを、UVレプリカ法で形成した回折パターン層20E及びカバー層20Dによって光学的に補正して、良好な光学的特性を有する3波長対応の回折素子20を実現することができる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、ベース層20Cにおける平坦な下面20Cbに、表面にDVD用回折パターンPTdを有する回折パターン層20EをUVレプリカ法で形成するとともに、当該ベース層20Cに形成されたCD用回折パターンPTcを、表面円が平坦なカバー層20Dで覆うようにしたが、本発明はこれに限らず、当該カバー層20Dの表面にも回折パターン層を形成するようにしてもよい。
すなわち、図11に示す回折素子120では、図6に示した回折素子20と同様、射出成型品でなるベース層20Cの平坦な一面に、表面に回折パターンを有する回折パターン層20EをUVレプリカ法で形成するとともに、当該ベース層20Cにおける回折パターンが形成された他面に対しても、その表面に回折パターンを有する回折カバー層120をUVレプリカ法で形成するようにすれば、4つの波長に対して良好な光学的特性を有する4波長対応の回折素子120を実現することができる。
また図12に示す回折素子121のように、射出成型品でなる両面が平坦なベース層121Cの一面に、表面にDVD用回折パターンPTdを有する回折パターン層121EをUVレプリカ法で形成すると共に、当該ベース層121Cにおける他面に対してその表面にCD用回折パターンPTcを有する回折パターン層121DをUVレプリカ法で形成するようにしても良い。
この場合には、反り凸面としての上面20Caが空気に接触する場合に透過光に対する収差が0.32[λrms]となることから、ベース層121Cと回折パターン層121Dとの屈折率差Δn2aを±0.013以内になるよう回折パターン層121Dの材料を選定することにより、上面20Caで生じる収差を0.007[λrms]にまで減少させることができる。この結果、回折パターン表面121Daで生じる収差が0.007[λrms]であることから、回折パターン層121Dで生じる収差を0.007+0.007=0.014[λrms]にまで低減することができる。従って、回折素子121総体としての収差を0.014+0.025=0.039[λrms]にすることができ、実用上問題のない0.040[λrms]以下にまで抑制することができる。
また、回折パターン層121D及び121Eで使用される材料の屈折率nUV1及びnUV2が異なる場合には、ベース層121Cとの屈折率差が小さい方の材料を用いる回折パターン層121D又は121Eを下面20Cbに形成するようにする。これにより、発生する収差が大きくなる下面20Cbに対して、ベース層121Cに対する屈折率差が小さく収差の低減効果が大きい回折パターン層121D又は121Eを形成することができ、回折素子121総体としての収差を一段と抑制することができる。
本発明は、複数の波長でなる光ビームを利用する種々の光学素子でも利用できる。
光ディスク装置の全体構成を示すブロック図である。 光ピックアップの構成を示す略線図である。 対物レンズユニットの構成を示す略線的斜視図である。 対物レンズユニット内の光路を示す略線図である。 回折素子の構成を示す略線図である。 回折素子の製造方法を示す略線図である。 他の実施の形態の回折素子の構成を示す略線図である。 DVD側収差の説明に供する略線図である。 ベース層の収差(1)を示す略線図である。 ベース層の反りを示す略線図である。 ベース層の収差(2)を示す略線図である。 他の実施の形態による回折素子の収差の構成を示す略線図である。
符号の説明
1……光ディスク装置、7……光ピックアップ、9……対物レンズユニット、19……鏡筒部、20、120……回折素子、20A……上層部、20B……下層部、20C……ベース層、20D……カバー層、20E……回折パターン層、21……対物レンズ、DGc……CD用回折格子、DGd……DVD用回折格子、DG……回折格子、PTc……CD用回折パターン、PTd……DVD用回折パターン。

Claims (13)

  1. 2つの光学面を有し、透明な射出成型品でなる第1の部材と、
    上記第1の部材における一の光学面に密着して設けられると共に、表面に第1の回折パターンが形成され、上記第1の部材が有する屈折率に対して±0.013以内の屈折率を有する第1の紫外線硬化樹脂でなる第2の部材と
    を具えることを特徴とする回折素子。
  2. 上記第1の部材における他の光学面に密着して設けられると共に、表面に第2の回折パターンが形成され、上記第1の部材が有する屈折率に対して±0.013以内の屈折率を有する第2の紫外線硬化樹脂でなる第3の部材と
    を具えることを特徴とする請求項1に記載の回折素子。
  3. 上記第2の部材は、
    上記第1の部材が有する屈折率に対する屈折率差が上記第3の部材よりも小さく、上記一の光学面として、曲率の大きい反り凹面に密着して設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の回折素子。
  4. 上記第1の回折パターンは、上記平坦な一の光学面に塗布した上記第1の紫外線硬化樹脂に対し、当該第1の回折パターンを反転した型形状を有する押圧部材を押圧するとともに、紫外線を照射して硬化させることにより形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回折素子。
  5. 上記第3の部材は、上記第2の回折パターンに塗布した上記第2の紫外線硬化樹脂に対し、当該第2の回折パターンを反転した型形状を有する押圧部材を押圧するとともに、紫外線を照射して硬化させることにより形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回折素子。
  6. 上記第2の部材は、
    上記第1の部材における平坦な一の光学面に密着して設けられており、
    上記回折素子は、
    上記第1の部材における他の光学面に形成された第2の回折パターンに密着して設けられ、上記第1の部材と異なる屈折率を有する第2の紫外線硬化樹脂で形成されている第3の部材
    を具えることを特徴とする請求項1に記載の回折素子。
  7. 上記第3の部材は、上記第2の回折パターンに塗布した上記第2の紫外線硬化樹脂に対し、平板状の押圧部材を押圧するとともに、紫外線を照射して硬化させることにより、表面が平坦に形成される
    ことを特徴とする請求項6に記載の回折素子。
  8. 上記第3の部材は、上記第2の回折パターンに塗布した上記第2の紫外線硬化樹脂に対し、第3の回折パターンを反転した型形状を有する押圧部材を押圧するとともに、紫外線を照射して硬化させることにより、表面に上記第3の回折パターンが形成される
    ことを特徴とする請求項6に記載の回折素子。
  9. 第1の波長の光ビーム、第2の波長の光ビーム及び第3の波長の光ビームを出射する光源と、
    上記第1及び第2の波長の光ビームを回折させるとともに上記第3の波長の光ビームを回折させずに透過する回折素子と、当該回折素子から入射された上記第1、第2又は第3の波長の光ビームを集光する対物レンズとが一体となった対物レンズユニットと
    を有する光ピックアップであって、
    上記回折素子は、
    2つの光学面を有し、透明な射出成型品でなる第1の部材と、
    上記第1の部材における一の光学面に密着して設けられると共に、表面に第1の回折パターンが形成され、上記第1の部材が有する屈折率に対して±0.013以内の屈折率を有する紫外線硬化樹脂でなる第2の部材とを有する
    ことを特徴とする光ピックアップ。
  10. 上記回折素子は、
    上記第1の部材における他の光学面に形成された第2の回折パターンに密着して設けられ、上記第1の部材と異なる屈折率を有する第2の紫外線硬化樹脂で形成されている第3の部材を有し、
    上記第2の部材は、
    上記第1の部材における平坦な一の光学面に密着して設けられている
    ことを特徴とする請求項9に記載の光ピックアップ。
  11. 上記第1の回折パターンは、上記第1の波長の光ビームのみを回折させ、
    上記第2の回折パターンは、上記第2の波長の光ビームのみを回折させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の光ピックアップ。
  12. 第1の波長の光ビーム、第2の波長の光ビーム及び第3の波長の光ビームを出射する光源と、上記第1及び第2の波長の光ビームを回折させるとともに上記第3の波長の光ビームを回折させずに透過する回折素子及び当該回折素子から入射された上記第1、第2又は第3の波長の光ビームを集光する対物レンズとが一体となった対物レンズユニットとを有する光ピックアップにより、光ディスクに対して上記第1、第2又は第3の波長の光ビームを照射する光ディスク装置であって、
    上記回折素子は、
    2つの光学面を有し、透明な射出成型品でなる第1の部材と、
    上記第1の部材における一の光学面に密着して設けられると共に、表面に第1の回折パターンが形成され、上記第1の部材が有する屈折率に対して±0.013以内の屈折率を有する紫外線硬化樹脂でなる第2の部材とを有する
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  13. 上記回折素子は、
    上記第1の部材における他の光学面に形成された第2の回折パターンに密着して設けられ、上記第1の部材と異なる屈折率を有する第2の紫外線硬化樹脂で形成されている第3の部材を有し、
    上記第2の部材は、
    上記第1の部材における平坦な一の光学面に密着して設けられている
    ことを特徴とする請求項12に記載の光ディスク装置。
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