JP2007293748A - クロック制御装置 - Google Patents

クロック制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007293748A
JP2007293748A JP2006123204A JP2006123204A JP2007293748A JP 2007293748 A JP2007293748 A JP 2007293748A JP 2006123204 A JP2006123204 A JP 2006123204A JP 2006123204 A JP2006123204 A JP 2006123204A JP 2007293748 A JP2007293748 A JP 2007293748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
circuit
input
lsi
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006123204A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Okabe
吉正 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006123204A priority Critical patent/JP2007293748A/ja
Publication of JP2007293748A publication Critical patent/JP2007293748A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

【課題】電流を無駄に消費することなく、電源電圧変動を抑圧できるクロック制御装置を提供する。
【解決手段】本発明のクロック制御装置は、少なくとも第1の同期回路と第2の同期回路とを備える複数の回路ブロックに入力するクロックを制御するクロック制御装置であって、クロック発生手段と、クロックを第1の同期回路に入力するかどうかを制御する第1のクロック制御手段と、クロックを第2の同期回路に入力するかどうかを制御する第2のクロック制御手段と、クロック数を計数する計数手段と、を備え、第1のクロック制御手段は、計数手段の出力とは関係なく、クロック制御する一方、第2のクロック制御手段は、計数手段の出力に応じて、クロック制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、省電力化のため回路へのクロック供給を停止するクロックゲーティングを行うLSIにおいて、LSIの発する電流ノイズを抑制する機能を備えたクロック制御回路および、それを用いたLSIに関するものである。
携帯電話をはじめとする携帯機器では、機能の向上に伴って大規模なLSIを搭載するようになると同時に、電池で駆動できる時間を長時間化するため省電力化が大きな技術要素になってきている。
クロックゲーティングは省電力化技術の一つであり、処理回路へのクロック供給をオンオフするゲート回路を設け、処理回路が動作する時はクロックを供給し、動作しない時はクロックを停止するものである。この時、クロック供給がオンの時は処理回路は電流を消費しオフの時はほとんど電流を消費しないため、オンオフに伴って消費電流が変動する。
一方、携帯電話などは動作状態で移動する性格上、ペースメーカー等への悪影響が指摘されており、電磁波の不要輻射は厳しく規制されている。機器の回路基板上で電源ラインは通常、最も長い配線であるため、流れる電流が急峻に変化すると不要輻射が発生する。
特許文献1は、クロックのオンオフによる電流変動の影響を抑える機能を持ったクロック制御回路を開示している。図5は、特許文献1に記載の技術を応用したクロック制御回路と、このクロック制御回路を備えたLSIと周辺回路の概要を示すブロック図である。
図5において、10はLSI、11は基板上の電源ライン、12は基板上のグランドライン、13はLSIチップ内の電源ライン、14は電源ラインのインダクタンス、20はクロック発生回路、21はクロックゲート回路、23は処理回路A、24は処理回路B、27は間引き制御回路、30は制御マイコンである。
インダクタンス14は基板上の電源ライン11からLSI上の電源ライン13までの間にあるインピーダンス成分を代表して現したものであり、基板上の電源パターンの抵抗、ノイズ対策部品のインピーダンス、LSIのリード線やボンディングワイヤのインピーダンス、LSIのアルミ配線のインピーダンスを含むものとする。基板上のグランドライン12とLSI上のグランドライン15の間にもインピーダンス成分はあるが、簡単のため無視することにする。なお、図示は避けているが、LSI上の全ての回路にはLSI上の電源ライン13とLSI上のグランドライン12が接続されている。
クロック発生回路20は処理回路A23と処理回路B24にクロックを供給しているが、処理回路A23にはゲート回路A21を介して供給されており、ゲート回路A21は間引き制御回路27が出力するゲート信号に従ってクロックを間引くので、処理回路A23の動作頻度は間引き制御回路27が出力するゲート信号のDutyに比例して下げられるようになっている。
間引き制御回路27は、LSI外のマイコン30の指示に従って、ゲート信号のDutyを0%から25%刻みで100%まで変化させる。図6は従来例のモード切り替え時の制御動作を示した波形図である。図6において通常動作から待機モードに移行する時に、マイコン30の指示が4→3→2→1→0と変化すると、ゲート信号のDutyは100%→75%→50%→25%→0%と変化する。すると、ゲート信号によってクロックがゲートされているので、処理回路A23の動作頻度は段階的に低下し、それに比例して処理回路A23の消費電流も段階的に低下する。
また、待機モードから通常動作に変化する時にはマイコン30が0→1→2→3→4と順序を逆にして指示を出すことにより処理回路A23の消費電流を段階的に増加させる事ができる。
一方、図7はゲート信号のDutyを100%から0%に直接変化させた場合の動作を示した波形図であり、画像処理回路23の消費電流は大きな段差を持って変化する。図5に示すようにLSIに電流が流入する経路にはインダクタンス14があるので、LSI内で消費される電流が急変するとインダクタンス14の前後で電圧が変動し、これがノイズとなる。図7と図6を比較すると、図6のように消費電流をステップ状に変化させる事によってステップ毎の電流変化量を小さくし、それによってノイズの発生を抑えられることが分かる。
なお、特許文献1に記載の実施例でクロックを間引く代わりに分周器を用いて処理回路Aのクロック周波数を下げる構成も紹介されているが、どちらも単位時間当たりのクロック数を下げるものであり、その結果であるノイズ抑圧効果も同じである。
次に第二の従来技術として、特許文献2の「集積回路のノイズ低減装置」を紹介する。図8は特許文献2の技術を用いたLSIの概要を示すブロック図である。
図8において10はLSI、11は基板上の電源ライン、12は基板上のグランドライン、13はLSIチップ内の電源ライン、14は電源ラインのインダクタンス、20はクロック発生回路、21はクロックゲート回路A、24は処理回路B、31は電圧監視回路、33はダミー回路である。
このLSIはLSI内に電圧監視回路31とクロックゲート回路21とダミー回路を33持ち、電圧監視回路31がLSI内部の電圧低下を検出するとクロックゲート回路21を操作してダミー回路33に供給するクロックを停止し、LSI内部の電圧が上昇すると、クロックゲート回路21を操作してダミー回路33にクロックを供給することによりLSI全体の消費電流を安定化する。
図9は、特許文献2に記載の技術を用いた消費電流の安定化を説明する波形図である。処理回路Bの消費電流が低下するとインダクタンス14における電圧降下が少なくなるためLSIチップ内の電源ライン13の電圧は上昇する。電圧監視回路13は電圧上昇を検知するとゲート回路32を操作してダミー回路33にクロックが入るようにする。するとダミー回路33が電流を消費し、LSI全体の消費電流は処理回路Bの消費電流とダミー回路33の消費電流の合計なので、処理回路Bだけが電流を消費する場合に比べてLSI全体の消費電流の変動幅は小さくなる。
特開2004−13820号公報 特開平11−296268号公報
電池で駆動する携帯機器のLSIに対しては非常に強い省電力化の要求があり、電池で駆動できる時間を出来るだけ長くするよう求められる。電池は使用するにしたがって出力電圧が低下するので、LSIの動作を保証できる電圧の下限を閾値とする電圧監視回路を設け、電圧が閾値を下回った時点で電池寿命と判定し、以後の動作を停止する仕組みになっている。回路の消費電流が増減すると、インダクタンスで発生する電圧降下によって最下段のグラフのように電源電圧が変動する。電圧が変動幅を持つ場合、電圧の平均値が閾値より高くても、電圧が最も下がった時点で閾値を下回れば動作停止となるので、電圧の変動幅が大きい方が電池寿命の点で不利である。
特許文献1に記載の技術は、動作モードの変化に伴って発生する電流ノイズの抑圧に効果があるが、図6と図7の比較に示すように電圧の変動幅が大きく抑圧される訳ではない。特許文献2に記載の技術は、電源電圧変動を抑えることを目的としたものであり、図9に示すように効果が認められるが、電圧変動の抑圧のためにダミー回路で電流を無駄に消費しているので、かえって電池寿命を短くする事になる。
このような課題を解決するため、本発明は電流を無駄に消費することなく、電源電圧変動を抑圧することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のクロック制御装置は、少なくとも第1の同期回路と第2の同期回路とを備える複数の回路ブロックに入力するクロックを制御するクロック制御装置であって、複数の同期回路に入力するためのクロックを発生するクロック発生手段と、クロック発生手段で発生されたクロックを第1の同期回路に入力するかどうかを制御する第1のクロック制御手段と、クロック発生手段で発生されたクロックを第2の同期回路に入力するかどうかを制御する第2のクロック制御手段と、複数の回路ブロックに入力されるクロック数を計数する計数手段と、を備え、第1のクロック制御手段は、計数手段の出力とは関係なく、クロック発生手段で発生されたクロックを第1の同期回路に入力するかどうかを制御する一方、第2のクロック制御手段は、計数手段の出力に応じて、クロック発生手段で発生されたクロックを第2の同期回路に入力するかどうかを制御する、クロック制御装置である。
本発明によれば、無駄な消費電流を生じることなくLSIの消費電流を平滑化することが可能であり、同時に各回路の処理性能も保証可能である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は本発明の第1の実施例における信号処理回路と、その周辺回路の構成を示すブロック図である。図2において10はLSI、11は電源ライン、12はグランドライン、13はLSIチップ内の電源ライン、14はインダクタンス、20はクロック発生回路、21はゲート回路A、22はゲート回路B、50は撮像回路、51は同期信号発生器、54は画像処理回路、55は圧縮変換回路、56はブランキング信号、57は計数器、58は上限値レジスタ、59は減算器、60はマスク発生器、63はメモリである。
インダクタンス14は電源ライン11からLSI13を経由してグランドライン12まで電流が流れる経路上の抵抗成分を代表してブロック化したものである。LSI13が消費する電流が増加するとインダクタンス14によって発生する電圧降下が増加し、LSI内の電源ライン15の電圧が低下する。煩雑を避けるため図では省略しているが、全てLSI内の電源ライン15はLSI13内部の全ての回路に接続されている。
クロック発生回路20はLSI13内部の回路に供給するクロックの発生源となるものである。同期信号発生器51はLSI13がビデオ信号を処理するために必要な同期パルスを発生するものであり、その出力信号の中にはビデオ信号の無効期間を示すブランキング信号56を含む。同期信号発生器51は撮像回路50にも同期パルスを出力しており、撮像回路50は同期パルスに同期して動作する。
前記LSI13は撮像回路50が出力するデジタルデータを処理するものであり、先ず画像処理回路54が撮像回路50の出力を圧縮に適した画像データに変換し、その画像データを圧縮変換回路55で圧縮して出力する。
画像処理回路54はTV信号の有効期間中は画像データを処理し、ブランキング期間中はクロックを止めることにより消費電力を抑える。そのため同期信号発生器51はブランキング信号56をゲート回路A21に出力し、ゲート回路A21はブランキング信号56が出ている間は画像処理回路54のクロックを止める。
ゲート回路A54とゲート回路B55は論理和回路であり、クロックとゲート信号の論理和をとる事によってゲート信号が入力されている期間はクロックを停止する。ゲート回路A54には同期信号発生器51が出力するブランキング信号56が入力されており、ビデオ信号の無効期間であるブランキング期間中は論理和によって画像処理回路54のクロックはマスクされる。
画像圧縮回路55は、画像処理回路54が出力した画像データを圧縮変換して圧縮データを出力するものであり、画像データを一時記憶するメモリ63を持っている。そのため画像処理回路は必ずしも一定速度で動作する必要はないが、メモリ63がオーバーフローして画像データが失われないよう、画像の1フィールド周期内に1フィールド分の画像データを圧縮する必要がある。
画像処理回路54の動作周波数は27MHzである。1フィールドの処理に必要とするクロック数は、画素数と同じ36万クロックである。ブランキング期間はフィールド周期の5分の1であり、27MHzのクロックを残り5分の4の期間だけ画像圧縮回路54に供給すると60分の1秒毎に36万画素を処理できる。画像圧縮回路55が1フィールドの処理に必要とするクロック数は画素数の1倍半の54万クロックであるが、画像圧縮回路55の動作周波数は画像処理回路54の2倍の54MHzなので、処理を間に合わせながら間欠的にクロックを間引く余裕がある。
LSIはCMOSプロセスを用いて製造されている。CMOSプロセスのLSIの消費電流は、概ねトランジスタ数と動作周波数の積に比例する。LSI内に複数の回路があって回路毎に動作周波数が場合は、回路毎にトランジスタ数と動作周波数の積を求め、それらの総和を求めることによりLSI全体の消費電流を見積ることができる。クロックゲーティング等によりクロックの間隔が一定でない場合は、時間を区切って区間ごとにクロック数を求め、クロック数とトランジスタ数の積の総和を求めることにより、区間毎の消費電流を見積ることができる。本実施例では説明を簡単にするため、画像処理回路と画像圧縮回路のトランジスタ数は同数であり、二つの回路の消費電流がLSIの消費電流の大半を占めると仮定して説明を進める。
画像処理回路54と画像圧縮回路55の消費電流の合計を一定に保つために、この第一の実施例では計数器57によって一定期間内に画像処理回路54と画像圧縮回路55に供給されたクロックの回数の合計を計測している。
図2は計数器57の構成例を示すブロック図である。図8において70と71はアップカウンタ、72は加算器、73はラッチ、74と75はクロック入力、76は周期パルス入力、77は計数結果出力、78は係数器である。アップカウンタ70乃至71は、それぞれクロック入力74および75のクロックが立ち上がる毎にカウントアップする。加算器72はアップカウンタ70の出力を係数器で2倍したものとアップカウンタ71の出力を合計するものであり、ラッチ73は合計した値をラッチする。アップカウンタ70乃至71は周期パルス76によって周期的にクリアされ、ラッチ73は同じ周期パルス76に同期して加算器72に出力をラッチして計数器57の出力とする。アップカウンタ70の出力を係数器で2倍にする理由は、その周期でのクロック数に次の周期でのクロック数を予測して加算するためである。このように構成する事により、計数器57は周期パルス76の1周期毎に、その周期内に入力したクロック数と一方の回路の次の周期における見込み値の合計を出力することができる。
本実施例においてクロック入力74は画像処理回路54のクロックで動作周波数は27MHz、クロック入力75は画像圧縮回路55のクロックで動作周波数は54MHz、周期パルス76の周期はクロック発生回路20から供給されており、周期は27MHzのクロックの1周期である。するとアップカウンタ70は最大で1、アップカウンタ71は最大で2までカウントアップするので、計数器57の出力は0乃至4のいずれかの値をとる。
上限値レジスタ58はLSIの平均消費電流の上限を設定するもので、上限値レジスタの値を増やすとLSIの平均消費電流は増加し、上限値レジスタの値を減らすとLSIの平均消費電流は減少する、本実施例における上限値レジスタ58の設定値は4である。減算器59は上限値レジスタ58の出力から計数器57の出力からを差し引いた値をマスク発生器60に出力する。計数器57の出力は、その周期のクロック数の合計と画像処理回路に次の周期で供給されるクロック数の見込み値が含まれているので、減算器59の出力は次の周期で画像圧縮回路に供給してよいクロック数の上限を示す。
マスク発生器60の動作周波数は54MHzであるが、動作周期は27MHzのクロックの1周期である。マスク発生器60は27MHzのクロックの1周期を前半と後半に分け、減算器59の出力する値が1の時は前半だけマスク信号を出力し、減算器59の出力する値が0以下の時は前半も後半もマスク信号を出力し、減算器59の出力する値が2以上の時はマスク信号出力しない。ゲート回路B53は54MHzの1周期ごとにマスク信号が無い時だけ画像圧縮回路55にクロックを供給するので、画像圧縮回路55には2回を上限とする範囲内で、減算器59の出力が指示した回数だけクロックが供給される。
図3は本発明の実施例におけるクロック制御の動作を表で整理したものである。図3の表においてA列は周期内の画像処理回路54のクロック、B列は周期内の画像圧縮回路55のクロック、C列は周期内に画像処理回路54と画像圧縮回路55に供給されたクロック数の合計、D列は次の周期で画像処理回路54に供給されることが見込まれるクロック数である。上限値レジスタ58の値4からC列とD列の値を引いたものがE列の値であり、次の周期で画像圧縮回路55に供給してよいクロック数になる。E列のクロック数が0の時はマスク信号を54MHzの2クロックとも出力してクロックの供給を全て停止し、E列のクロック数が1の時はマスク信号を54MHzの1クロック幅だけ出力してクロックを1クロックだけ供給し、E列のクロック数が2以上の時はマスク信号を全く出力せず、クロックの供給を制限しない。図3のG列は、F列に示されるクロックマスク信号によって画像圧縮回路55に供給されるクロックの数を計数器57の出力に加えたものであり、同時に、その周期内に画像処理回路54と画像圧縮回路55に供給されたクロックの数の合計と、次の周期で画像処理回路54と画像圧縮回路55に供給される見込みのクロック数を合計したものでもあり、その値は上限値レジスタ58の値を超えない。
図3が示すように、計数器57は周期内に供給されたクロック数を数え、減算器59とマスク発生器は、計数器57が数えたクロック数が多い時はマスク信号を増やして画像処理回路54のクロック数を減らし、計数器57が数えたクロック数が少ない時はマスク信号を減らして画像処理回路54のクロック数を増やすので、前後する2周期を通して供給されるクロック数の合計は上限値レジスタ58の値以下で一定になるよう制御される。
前述のように、回路の消費電流は回路がクロックに同期して動作する回数に比例するため、回路に供給するクロック数を一定値以下に保つことによって消費電流量を一定値以下に保つことができる。
図4は本発明の実施例における回路の動作周波数と消費電流の変化を説明する波形図である。同期信号発生器51が出力するブランキング信号51は1水平走査期間を周期として発生するパルス波形であり、ブランキング信号51が出ていない時に画像処理回路54にクロックが供給される。図3で説明したように画像処理回路54にクロックが供給されると計数器57がクロック数をカウントし、減算器59で上限値から差し引かれて画像圧縮回路55に供給するクロック数が少なくなり、2クロックに1回の割でクロックが間引かれるので、画像圧縮回路55の実効動作周波数は半分の27MHzになる。ブランキング信号51が出ている時は、画像処理回路54にクロックが供給されていないのでマスク発生器60はマスク信号を出さなくなり、画像圧縮回路55の実効動作周波数は54MHzになる。
回路の消費電流は動作周波数に比例するので、ブランキング期間では画像圧縮回路55の消費電流は画像有効期間の2倍になる。一方、画像処理回路54は回路規模が画像圧縮回路55と同じで動作周波数が半分なので、画像処理回路54の消費電流はブランキング期間ではゼロ、画像有効期間の有効期間では画像圧縮回路55の消費電流と同じになる。すると、間欠的にゼロになる画像処理回路54の消費電流の谷を画像圧縮回路55の消費電流の山が埋める形になり、LSIの消費電流は図4の最下段に示すように一定に保たれる。
このようにクロック数を数えて消費電流を見積り、見積り結果に従ってクロック供給を制御することによりLSI全体の消費電流を安定化することが可能になる。消費電流の上限は上限値レジスタ58の値によって調整できるので、電源電圧の状況等に従って消費電流を抑えることも可能である。
本実施例は理解を容易にするため簡単化したブロック図を用いているが、本技術の実施においては回路の状況に応じた補正を適宜加えることが出来る。例えば二つの回路の規模が1対1でない場合は図2において二つのアップカウンタの値を合計する際に、回路規模に応じた係数をカウント値に掛け合わせた上で加算すべきであり、回路ブロックの数が2より多い場合は、それに応じてアップカウンタの数を増やすべきである。
このように消費電流を安定化し、その上限を抑える事により電源系のインダクタンスで発生する電圧降下の上限が抑えられるので、電池駆動の機器において電池の出力電圧が低下していても安定して動作させることが可能であり、電池寿命を最大限に延ばすことが可能になる。
本発明は、クロック制御を行う装置に適用可能であり、例えば、デジタルカメラや携帯電話端末等に適用できる。
本発明の第1の実施例における信号処理回路と、その周辺回路の構成を示すブロック図 本発明の実施例における計数器57の構成例を示すブロック図 本発明の実施例におけるクロック制御の動作示す図 本発明の実施例における回路の動作周波数と消費電流の変化を説明する波形図 特許文献1に記載の技術を応用したクロック制御回路と、このクロック制御回路を備えたLSIと周辺回路の概要を示すブロック図 従来例のモード切り替え時の制御動作を示した波形図 ゲート信号のDutyを100%から0%に直接変化させた場合の動作を示した波形図 特許文献2に記載の技術を用いたLSIの概要を示すブロック図 特許文献2に記載の技術を用いた消費電流の安定化を説明する波形図
符号の説明
10 LSI
11 基板上の電源ライン
12 基板上のグランドライン
13 LSIチップ内の電源ライン
14 電源ラインのインダクタンス
20 クロック発生回路
21 クロックゲート回路A
22 クロックゲート回路B
23 処理回路A
24 処理回路B
27 間引き制御回路
30 制御マイコン
31 電圧監視回路
32 クロックゲート回路
33 ダミー回路
50 撮像回路
51 同期信号発生器
54 画像処理回路
55 圧縮変換回路
56 ブランキング信号
57 計数器
58 上限値レジスタ
59 減算器
60 マスク発生器
63 メモリ
70 アップカウンタ
71 アップカウンタ
72 加算器
73 ラッチ
74 クロック入力
75 クロック入力
76 周期パルス入力
77 計数結果出力
78 係数器

Claims (2)

  1. 少なくとも第1の同期回路と第2の同期回路とを備える複数の回路ブロックに入力するクロックを制御するクロック制御装置であって、
    前記複数の同期回路に入力するためのクロックを発生するクロック発生手段と、
    前記クロック発生手段で発生されたクロックを前記第1の同期回路に入力するかどうかを制御する第1のクロック制御手段と、
    前記クロック発生手段で発生されたクロックを前記第2の同期回路に入力するかどうかを制御する第2のクロック制御手段と、
    前記複数の回路ブロックに入力されるクロック数を計数する計数手段と、を備え、
    前記第1のクロック制御手段は、前記計数手段の出力とは関係なく、前記クロック発生手段で発生されたクロックを前記第1の同期回路に入力するかどうかを制御する一方、
    前記第2のクロック制御手段は、前記計数手段の出力に応じて、前記クロック発生手段で発生されたクロックを前記第2の同期回路に入力するかどうかを制御する、
    クロック制御装置。
  2. 前記計数手段は、前記複数の回路ブロックに入力されるクロック数を前記回路ブロック毎に計数し、
    前記第2のクロック制御手段は、前記計数された回路ブロック毎のクロック数とそれぞれの回路ブロックの回路規模を示す情報との積の総和に応じて、前記クロック発生手段で発生されたクロックを前記第2の同期回路に入力するかどうかを制御する、
    請求項1に記載のクロック制御装置。
JP2006123204A 2006-04-27 2006-04-27 クロック制御装置 Pending JP2007293748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123204A JP2007293748A (ja) 2006-04-27 2006-04-27 クロック制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123204A JP2007293748A (ja) 2006-04-27 2006-04-27 クロック制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007293748A true JP2007293748A (ja) 2007-11-08

Family

ID=38764304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006123204A Pending JP2007293748A (ja) 2006-04-27 2006-04-27 クロック制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007293748A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011001481A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 パナソニック株式会社 映像信号処理装置、映像処理システム及び半導体集積回路並びに映像信号処理方法
WO2012153377A1 (ja) * 2011-05-06 2012-11-15 富士通株式会社 半導体集積回路およびその制御方法
JP2016119536A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 株式会社メガチップス スペクトラム拡散クロックジェネレータ
CN107924220A (zh) * 2015-08-03 2018-04-17 高通股份有限公司 功率分配网络(pdn)跌落/过冲的缓解
WO2020017026A1 (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 オリンパス株式会社 画像処理装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011001481A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 パナソニック株式会社 映像信号処理装置、映像処理システム及び半導体集積回路並びに映像信号処理方法
JP2011014993A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Panasonic Corp 映像信号処理装置、映像処理システム及び半導体集積回路並びに映像信号処理方法
WO2012153377A1 (ja) * 2011-05-06 2012-11-15 富士通株式会社 半導体集積回路およびその制御方法
US9071250B2 (en) 2011-05-06 2015-06-30 Fujitsu Limited Semiconductor integrated circuit and control method for the same
JP2016119536A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 株式会社メガチップス スペクトラム拡散クロックジェネレータ
CN107924220A (zh) * 2015-08-03 2018-04-17 高通股份有限公司 功率分配网络(pdn)跌落/过冲的缓解
CN107924220B (zh) * 2015-08-03 2021-03-05 高通股份有限公司 功率分配网络(pdn)跌落/过冲的缓解
WO2020017026A1 (ja) * 2018-07-20 2020-01-23 オリンパス株式会社 画像処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4808108B2 (ja) プロセッサシステム
JP2010519612A (ja) 選択的なバックバイアスを使用する動的リーク制御回路
JP2007293748A (ja) クロック制御装置
US20120161740A1 (en) Load adaptive voltage regulator
TW201117164A (en) Low power display control method and associated display controller
WO2007090431A1 (en) Electronic apparatus and method of conserving energy
JP2008146189A (ja) 電源システム
JP2004032875A (ja) 電子装置
TW202125976A (zh) 非線性鉗位強度協調方法及設備
CN114144746A (zh) 数字协调的动态可调适时钟和电压供应装置及方法
JP4960179B2 (ja) データ処理装置、電源電圧生成回路及びその電源電圧生成方法
US20150117126A1 (en) Pulse width modulation circuit
JP2010277226A (ja) 直流安定化電源装置及びそれを備えた電子機器
JP2008262370A (ja) 情報処理装置及び情報処理装置の監視制御方法
JP5775395B2 (ja) 電源回路
US9124131B2 (en) Dynamic control of the power sourcing capability of a power source
TWI671616B (zh) 用於直流-直流電源調節的穩壓器
US20140354345A1 (en) Switch control circuit, switching power supply, and electronic apparatus
JP2005268536A (ja) プログラマブル・ロジック・デバイスおよびその設計方法
KR20090130756A (ko) 동적 전력관리 프로세서의 소음저감장치 및 방법
US9124172B2 (en) Digital buck-boost conversion circuit and method of operating the same
JP2020034912A (ja) 表示装置、表示装置の電力低減方法およびこれを実行するためのプログラム
JP2017049972A (ja) 電子システム及び関連するクロック管理方法
US20230213957A1 (en) Voltage regulation circuit, device, and method
CN217233862U (zh) 一种风扇供电控制电路