JP2007292046A - 鞍乗型車両用排気装置および鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両用排気装置および鞍乗型車両 Download PDF

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Abstract

【課題】消音特性の要求を満たしつつ小型化を図った鞍乗型車両用の排気装置を提供する。
【解決手段】エンジン50と、エンジン50に接続されるエキゾーストパイプ20とサイレンサー10とを有する排気部100とを備え、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)と、サイレンサー10の容積(Vc)とは略等しいことを特徴とする、鞍乗型車両用の排気装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗型車両用排気装置および鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両(例えば、自動二輪車)で使用されるマフラー(排気装置)は、エンジンから排出される排気ガスを効率良く放出する排気効率と、高圧および高温化された排気ガスの排出に伴う排気音の減音または消音という2つの要求を満たすことが求められている。
騒音規制が強化されている昨今では、特に減音または消音に対する要求が高まっている。したがって、排気効率を維持しつつ減音または消音を達成することが望まれている。自動二輪車用のマフラーは、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されている。
特開平8−312324号公報 特開2003−184541号公報
マフラーの設計を排気効率だけから考えると、マフラー(排気系)は、真っ直ぐ伸ばすのが一番好ましい。しかしながら、これでは、自動二輪車の車体に収まらない。したがって、排気抵抗を少なくするためにマフラーをなるべく急激に曲げないように車体後方に持っていくのであるが、実際には、前輪やバンク角と絡んでそれも難しいことが多い。通常、エンジン性能的に理想的な長さのマフラーがそのまま自動二輪車の形状に収まることは少なく、なるべくスムーズな形状を維持しつつ、性能上ベストに近い長さのマフラーを自動二輪車の形状に収めるように設計することは、乗用四輪車のマフラー設計と比較すると、非常に苦労を伴う。
また、排気効率だけでなく、自動二輪車においては、マフラーの重量が操縦性に与える影響もとても大きい。つまり、自動二輪車は車体が軽いため、たとえ1kg程度の重量であっても自動二輪車に与える影響は大きく、そして、マフラーの重量に加えてマフラーの重心が遠くにあることも自動二輪車の操縦性に悪影響を与える。
一方で、どんなに構造を工夫しても消音効果を高める上では、ある程度のマフラー容積が必要になる。厳しさを増す騒音規制に適合させるために、マフラーを大きくせざるを得ない場合が多い。加えて、マフラーを構成する金属板が薄いとそれが振動して騒音が大きくなるため、どうしてもマフラー重量は重くなりがちである。そして、マフラー重量の増加は、自動二輪車の操縦性を悪くしてしまう。
このように、自動二輪車のマフラーの構造は、種々の相反する要因から決定されるため、排気効率および消音特性を満たしつつ、小型化を図ったマフラーを実現化することは極めて困難であった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、消音特性の要求を満たしつつ、小型化を図った鞍乗型車両用マフラーを提供することにある。
本発明の鞍乗型車両用の排気装置は、エンジンと、前記エンジンに接続されるエキゾーストパイプと、前記エキゾーストパイプに接続されるサイレンサーとを有する排気部とを備え、前記エキゾーストパイプの容積と、前記サイレンサーの容積とは略等しいことを特徴とする。
ある好適な実施形態において、前記排気装置は、低周波数域の減衰特性を向上させる減衰手段を備えており、前記減衰手段は、前記エキゾーストパイプの容積と前記サイレンサーの容積とが略等しいことによって実現されている。
ある好適な実施形態において、前記減衰手段は、前記排気部における前記エキゾーストパイプの排気管長の一次共振周波数のレベルを低下させることを特徴とする。
ある好適な実施形態において、前記排気部は、前記サイレンサーに接続されるテールパイプを含み、前記サイレンサーの容積は、前記サイレンサーの内部容積から、その内部において前記エキゾーストパイプ及び前記テールパイプが占める容積を除いた容積である。
ある好適な実施形態において、前記エキゾーストパイプの容積は、シリンダヘッド排気ポート部の容積も含む。
ある好適な実施形態において、前記エキゾーストパイプの容積に対する前記サイレンサーの容積の割合は、1.4から0.7の範囲内にある。
ある好適な実施形態において、前記サイレンサーは、外筒と、前記外筒に収容された内筒とを備えており、前記サイレンサーの内筒の少なくとも一部には、パンチング孔が形成されている。
ある好適な実施形態において、前記サイレンサーにおける前記外筒の内壁と前記内筒の外壁との間には、吸音材が充填されている。
ある好適な実施形態において、前記排気部は、前記サイレンサーに接続されるテールパイプを含み、前記テールパイプは、前記エキゾーストパイプに対して、前記サイレンサーの径方向で偏位している。
ある好適な実施形態において、前記吸音材は、グラスウールおよびステンレスウールの少なくとも一方である。
ある好適な実施形態において、前記排気部は、前記サイレンサーに接続されるテールパイプを含み、前記サイレンサーは、外筒と、前記外筒に収容された内筒とを備えており、前記テールパイプの外径は、前記サイレンサーの前記内筒の内径よりも小さいことを特徴とする。
ある好適な実施形態において、前記内筒の内径は、前記テールパイプの前端まで徐々に縮小していることを特徴とする。
ある好適な実施形態において、前記テールパイプと前記内筒との間には、空気層が設けられている。
ある好適な実施形態において、前記サイレンサーは、外筒と、前記外筒に収容された内筒とを備え、前記サイレンサーにおける前記外筒の内壁と前記内筒の外壁との間には、吸音材が充填され、前記外筒の内壁と前記吸音材の外壁との間には、第1の空気層が設けられている。
ある好適な実施形態において、前記排気部は、前記サイレンサーに接続されるテールパイプを含み、前記テールパイプと前記内筒との間には、第2の空気層が設けられており、前記テールパイプと前記内筒との間に設けられた前記第2の空気層と、前記外筒の内壁と前記吸音材の外壁との間に設けられた前記第1の空気層との間に、前記吸音材が配置されている。
ある好適な実施形態において、前記エキゾーストパイプには、チャンバーが設けられており、前記エキゾーストパイプの容積は、前記チャンバーの部分の容積をも含んでいる。
ある好適な実施形態において、前記サイレンサーの内部には、先端が開放されたコーン形状で、パンチング孔が形成されているパンチングコーンが設けられている。
ある好適な実施形態において、前記サイレンサーは、外筒と、前記外筒に収容された内筒とを備えており、前記サイレンサーの前記内筒内には、テールパイプが接続されており、前記パンチングコーンは、前記テールパイプの上流端部に設けられている。
ある好適な実施形態において、前記パンチングコーンが有する開口孔は、上流端の開口径を下流端の開口径よりも小径としたことを特徴とする。
ある好適な実施形態において、前記排気部は、前記サイレンサーに接続されるテールパイプを含み、前記パンチングコーンは、前記テールパイプに接続される第1のコーンと、前記第1のコーンを覆い、前記内筒に接続される第2のコーンとを含んでいる。
本発明の鞍乗型車両は、上記排気装置を備えた鞍乗型車両である。
ある好適な実施形態において、前記鞍乗型車両は、4サイクルエンジンを備えている。
ある好適な実施形態において、前記鞍乗型車両は、オフロード型の自動二輪車である。
本発明によれば、エキゾーストパイプの容積とサイレンサーの容積とが略等しくされているので、排気装置の低周波数域(特に、排気部におけるエキゾーストパイプの排気管長の一次共振周波数)の減衰特性を向上させることができ、それにより、騒音値を低減することができる。減衰特性の向上は、排気装置の容積の増大ではなく、エキゾーストパイプの容積とサイレンサーの容積とを互いに近づけることによって達成できるので、排気装置の重量の増大を回避することができ、それゆえに、小型の鞍乗型車両用排気装置を実現することができる。その結果、自動二輪車の操縦性または運動性能を向上させることができる。
自動二輪車の排気装置の設計(マフラー設計)は、種々の制約の下で行われており、実際のところ、マフラーの容積を大きくしなければ消音効果を上げることができず、その一方で、マフラーの容積の増大が自動二輪車の操縦性の低下をもたらす現象を回避することができなかった。例えば、現状の4サイクルのモトクロス自動二輪車(特に、競技用車)のマフラーにおいては、サイレンサーの容積を大きくし、それによって騒音低減と走行性能とを満足させているため、マフラーは大きく、重いのが実情である。騒音に関しては、レギュレーションがあるため、騒音の要因を無視して、マフラーを小さく軽くすることができない。
このような状況の中、本願発明者は、走行性能(排気特性)と騒音特性を満足させながら、小型で軽量のサイレンサーを持った排気装置(マフラー)を実現することを試み、鋭意検討した結果、本発明に至った。
以下、図面を参照しながら、本発明による実施の形態を説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図1は、本発明の実施形態に係る排気装置が搭載された自動二輪車1000を示している。本実施形態の排気装置は、エンジン50と、エンジン50に接続された排気部100とから構成されている。排気部100は、エキゾーストパイプ20とサイレンサー10とを有している。なお、本明細書では、便宜上、サイレンサー10を含む排気部100を、「マフラー」と称する場合がある。
本実施形態のマフラー100は、自動二輪車1000のエンジン50に接続されるエキゾーストパイプ20と、エキゾーストパイプ20に接続されたサイレンサー10とから構成されている。図1に示した構成では、サイレンサー10にテールパイプ30が接続されている。
本実施形態のマフラー100を自動二輪車1000から取り外すと、図2(a)に示す通りである。図2(a)に示したマフラー100のエキゾーストパイプ20およびサイレンサー10には、車体への取り付け用部材が形成されている。本実施形態のマフラー100は、4サイクルエンジン用のマフラーであり、図1に示した自動二輪車1000は、オフロード車両である。なお、図2(a)に示したエキゾーストパイプ20には、エンジン50へ接続される端部にシリンダヘッド排気ポート部22が取り付けられている。
エキゾーストパイプ20は、図2(b)に示すように、エンジン50の排気孔から繋がっており、エンジン50からの排気ガスをサイレンサー10へ導く。図示した例では、エキゾーストパイプ20のシリンダヘッド排気ポート部22がエンジン50に接続される。そして、サイレンサー10は、消音機能を有しており、エキゾーストパイプ20から導かれた排気ガスを外部へ排出する。サイレンサー10にテールパイプ30が接続されている場合には、排気ガスはテールパイプ30から外部へ排出される。なお、図2(c)に示すように、エキゾーストパイプ20には、さらにチャンバー21を設けることができる。この場合には、エンジン50からの排気ガスは、チャンバー21内で一旦膨張した後、サイレンサー10へ導かれ、外部へと排出される。
図3は、本実施形態のマフラー100の構成を模式的に示している。本実施形態のマフラー100は、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)と、サイレンサー10の容積(Vc)とは略等しい構成となっている。
ここで、サイレンサー10の容積(Vc)は、サイレンサー10の内部からエキゾーストパイプ20が占める容積を除いた容積である。また、サイレンサー10にテールパイプ30が接続されている場合には、サイレンサー10の容積(Vc)は、サイレンサー10の内部からエキゾーストパイプ20及びテールパイプ30が占める容積を除いた容積である。また、エキゾーストパイプ20にチャンバー21が形成されている場合には、チャンバー21の容積もエキゾーストパイプ20の容積の一部であり、加えて、シリンダヘッド排気ポート部22の容積(Vh)もエキゾーストパイプ20の容積の一部である。
本実施形態のマフラー100では、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)とサイレンサー10の容積(Vc)とが略等しくなるように構成しているので、マフラー100の低周波数域、特に、一次共振周波数f(より詳しくは、エキゾーストパイプ20の排気管長の一次共振周波数f;以下、便宜上「マフラーの一次共振周波数f」と称することがある。)の減衰特性を向上させることができる。低周波数域の騒音値を下げると、エネルギーの大きい音波の量を低減させることができるので、マフラーの一次共振周波数(f)の騒音値を減衰させるだけで、騒音値を低下させることができる(具体的には、レギュレーションを満足できるまで減衰させることができる)。
本実施形態の構成においては、減衰特性の向上を、マフラー容積の増大ではなく、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)とサイレンサー10の容積(Vc)とを互いに近づけることによって達成できるので、マフラー重量の増大を回避することができる。つまり、本実施形態のマフラー100は、低周波数域(特に、一次共振周波数f)の減衰特性を向上させる減衰手段を備えているのであるが、その減衰手段は、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)とサイレンサー10の容積(Vc)とが略等しいことによって実現されているので、マフラー100の容積を必要以上に大きくする必要がなく、また、減衰手段として別途独立した新たな部材を必要とするわけでないので、小型のマフラー100を実現することができる。
具体例として、図4を参照しながら、本実施形態のマフラー100の構成を説明する。図4(a)は、本実施形態の構成を持ったマフラー100であり、図4(b)は、比較例のマフラー200である。
図4(a)および(b)に示したエキゾーストパイプ20及び20Aの容積は、ほぼ同じであるが、サイレンサー10とサイレンサー10Aの容積は大きく異なる。
図4(b)に示したサイレンサー10Aは、典型的な設計手法通り、良好な消音特性(減衰特性)を得るためにエキゾーストパイプ20Aの容積よりもかなり大きな容積を持たせている。具体的には、サイレンサー10Aの容積は、エキゾーストパイプ20Aの容積よりも2倍を超え、より詳細には約2.5倍ある。
一方、図4(a)に示したサイレンサー10は、典型的な設計手法に反して、エキゾーストパイプ20の容積に近づけた容積を持たせている。具体的には、サイレンサー10の容積は、エキゾーストパイプ20の容積よりも1.4倍又はそれ以下まで近づけてある。さらに好ましくは、サイレンサー10の容積は、エキゾーストパイプ20の容積に対して1.2倍から0.7倍の範囲にあることが望ましい。
両者の重さを比べると、サイレンサー10Aの重量に対して、サイレンサー10の重量は60%程度しかない。サイレンサー10の重量低下は、自動二輪車1000の総重量の低下の効果だけでなく、自動二輪車1000の車体中心(または、車体重心)から離れた位置の部材の重量を低下できるので、自動二輪車1000の操縦性の向上に大きく寄与する。
図4(b)に示した比較例のマフラー200を自動二輪車に装着した構成を図12に示す。図12に示した自動二輪車2000と、図1に示した本実施形態の自動二輪車1000との両者を比較すると、いかにマフラーの大きさ・容積が小さくなったか理解することができる。上述した通り、典型的なマフラー設計においては、良好な消音特性を得るためには、マフラー容積を大きくせざるを得なかった状況の中で、小型で軽量のマフラー100を開発できた技術的な意義は極めて大きい。
また、後述するが、本実施形態のマフラー100の方が、マフラー容積の大きいマフラー200よりも、騒音値を低減することができる。このことは、二重の意味で、本実施形態のマフラー100が優れた技術的意義を有していることを示している。
図5は、本実施形態のマフラー100と比較例のマフラー200との減衰特性を示したグラフである。本実施形態のマフラー100の減衰特性は、実施例1及び実施例2のプロットで示し、マフラー200の減衰特性は、比較例のプロットで示している。
低周波数域において、実施例1、実施例2及び比較例とも、fの減衰特性(減衰レベル(dB))はほぼ同じであるが、f(排気部におけるエキゾーストパイプの排気管長の一次共振周波数)の減衰特性(減衰レベル(dB))は、比較例に比べて、実施例1、実施例2の方が良好となることがわかる。換言すると、fの騒音値は、比較例に比べて、実施例1、実施例2の方が低くなる。このfの騒音値が、実施例1及び2において小さいのは、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)と、サイレンサー10の容積(Vc)とが略等しい構成によるものである。
エキゾーストパイプ20の容積(Vp)と、サイレンサー10の容積(Vc)とが略等しい構成にすると、低周波数域(特に、f)の騒音値を低減できる理由は、次の通りである。仮にマフラーがエキゾーストパイプ20のみ(サイレンサー10なし)からなる場合、fは、排気管長さで決まる1/4波長の共振周波数であり、そして、エキゾーストパイプ20にサイレンサー10を付加した形態では両部(20,10)が連成した共振周波数に様変わりする。ここで、最も強い連成状態は両部(20,10)の共振周波数が等しい場合であり、これは音響学的に言い換えると、両部の容積が等しいことを意味し、その状態において、一方に吸音材を充填すると、当該周波数を効率良く減衰することができる。
また、共振周波数fを低減する場合、エキゾーストパイプ20とサイレンサー10の容積(Vp,Vc)は影響するが、エキゾーストパイプ20の曲がっていても実質的に影響を受けないので、その点でも設計上有利に働く。
加えて、上述した通り、エキゾーストパイプ20に、例えば、チャンバー21が設けられて、エキゾーストパイプ20の一部が膨張している場合であっても、チャンバー21の部分の容積を含めてエキゾーストパイプ20の容積(Vp)とし、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)とサイレンサー10の容積(Vc)とを近づけた設計にすればよい。なお、シリンダヘッド排気ポート部22の容積についても同様である。
なお、マフラー全体の共振によって発生するf(Hz)は、図3に示した構造の場合に、例えば、下式から求めることができる。
=(c/2π)・{S/(V・L)}1/2・・・(式)
ここで、「c」は音速であり、「V」は排気系容積(すなわち、「Vp+Vc」)であり、「L」はテールパイプ30の長さであり、「S」は、テールパイプ30の断面積である。
図5に示した減衰特性のグラフにおいて、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)とサイレンサー10の容積(Vc)との割合を、理想的な1:1にすれば、実施例1および実施例2におけるfの騒音値はさらに減衰させることができる。
ただし、例えば図4に示すように、エキゾーストパイプ20は、実際には、各種設計条件を満たすために屈曲されて形成されるとともに、サイレンサー10の寸法・重量も他の条件(車体重量・車体バランスなど)に合わせて決定されるのであるから、騒音値低減の効果が得られるのであれば、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)とサイレンサー10の容積(Vc)との割合を理想的な1:1にこだわらなくてもよいケースも多い。すなわち、典型的なマフラー設計におけるサイレンサー10の容積を大きくしたいという技術的思想(例えば、Vc/Vp>2)に反し、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)とサイレンサー10の容積(Vc)との割合を相互に近づけて、所望の騒音値低減の効果を得られるのであれば、その効果を奏する範囲(一例として、上述した1.2倍から0.7倍)において、エキゾーストパイプ20とサイレンサー10の設計を変更することは可能である。
図5に示したグラフにおいて、低周波数域(例えば、600から800Hz程度)では実施例1及び2のマフラーによる減衰特性が良好であるが(すなわち、騒音を小さくできる)、それを超えた周波数域では、比較例も良好な減衰特性を示していることがわかる。したがって、本発明の実施形態におけるマフラー100においては、低周波数域の騒音成分の低減は、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)とサイレンサー10の容積(Vc)とを略等しくして実現した減衰手段(低周波数域の減衰特性を向上させる減衰手段)によって達し、それを超える周波数域の騒音成分の低減は他の手法によって達成することも可能である。
以下、図6から図11を参照しながら、本実施形態のマフラー100の改変例について説明する。各図は、本実施形態のマフラー100におけるサイレンサー10の構造を模式的に示しており、(a)は側方断面図であり、(b)は車体後方から見た断面図である。なお、(c)は、(a)における一部拡大図である。
図6に示したサイレンサー10は、外筒10aと、その外筒10aに収容された内筒10bとから構成されている。そして、サイレンサー10の内筒10bの少なくとも一部(領域P)には、パンチング孔13が形成されている。
パンチング孔13は、サイレンサー10内部(ここでの内筒10b)に形成された小孔であり、エキゾーストパイプ20から導入された排気ガスのエネルギーを小孔を通じて、外筒10aにまで通すことができる役割を持っている。図6に示した例では、外筒10aの内壁と内筒10bの外壁との間に、吸音材15が密着するように充填されている。
吸音材15は、音波を吸収可能な材料であり、例えば、グラスウール、ステンレスウール(SUSウール)、アルミウール、フェライト、マスベストなどを用いることができる。この例では、吸音材15として、グラスウールを用いている。吸音材15は、高周波音は良く吸収するが、低周波音に効果が薄いので、本実施形態のマフラー100の構成と組み合わせると、相乗効果が得られる。
この例では、内筒10bの外壁にSUSウール15bが設けられ、その外周にグラスウール15aが設けられている。換言すると、内筒10bの外壁にSUSウール15bが、外筒10aの内壁にグラスウール15aが配置されている。また、内筒10bの内径は、テールパイプ30の前端まで徐々に縮小させている。
図7に示したサイレンサー10では、テールパイプ30と内筒10bとの間に空気層17が形成されている。具体的には、テールパイプ30の外径dは、サイレンサー10の内筒10bの内径Dよりも小さくなっている。この例では、パンチング孔(領域P)は、テールパイプ30が位置する領域(空気層17が位置する領域)にまで形成されている。なお、図7におけるサイレンサー10の断面構成は、図6(c)に示した部分拡大図に示したものとほぼ同様である。
この例に示した構成では、管(筒)の断面積を変化(拡大)させて消音させる減衰特性を盛り込むことができ、その組合せによって、本実施形態のマフラー100の減衰特性を調整することができる。具体的には、管(筒)の断面積を変化させて、主として、低周波数域の音を消音させる減衰特性を得ることができる。また、空気層17を設けることにより、吸音材15による減音と、管膨張による減音の両方の効果を得ることができる。
図8に示したサイレンサー10は、図6に類似した構造であるが、内筒10bの外壁側に吸音材15を配置しているが、外筒10aの内壁側には、吸音材15を充填せずに空気層19としている。
ここでの吸音材15は、図6と同様に、SUSウール15bとグラスウール15aとの組合せである。なお、図8(c)に示したように、吸音材15(15a、15b)を保持する隔壁10cを設けて、その隔壁10cにパンチング孔13が形成されている。
この構成では、吸音材15による減音と管膨張による減音との両方の効果を持って、本実施形態のマフラー100の減衰特性を調整することができる。
図9に示したサイレンサー10は、図8に示した構造にさらに図7に示した構造の特徴を盛り込み、テールパイプ30と内筒10bとの間に空気層17を形成し、これらの構造的な特徴(即ち、外筒10aの内壁と吸音材15の外壁との間に設けられた空気層(第1の空気層)19と、テールパイプ30と内筒10bとの間に設けられた空気層(第2の空気層)17との間に吸音材15が配置されている構造的な特徴)によって、本実施形態のマフラー100の減衰特性を調整している。なお、図9におけるサイレンサー10の断面構成は、図8(c)に示した部分拡大図に示したものとほぼ同様である。
なお、本実施形態のサイレンサー10は、外筒10aと、その外筒10aに収容された内筒10bとから構成されたものに限らず、図10に示した構造のようなものを使うこともできる。すなわち、エキゾーストパイプ20の容積(Vp)とサイレンサー10の容積(Vc)とを略等しくして実現した低周波数域の減衰手段と組み合わせて、当該減衰手段を補強できるような他の手段を用いて、所望の減衰特性を持ったマフラー100を設計すればよい。ここで、図10(c)における吸音材15は、例えば、SUSウールまたはグラスウール、あるいは、それらの組合せである。
また、図10に示したサイレンサー10では、テールパイプ30を、エキゾーストパイプ20に対してサイレンサー10の径方向で偏位させている。このようにすることにより、吸音材15によってエキゾーストパイプ20部分の空気層の断面積が減少しても、その分をテールパイプ30の部分の断面積で補強することができるようにしている。
そのような他の手段の例としては、例えば、図11に示すように、サイレンサー10の内部に、パンチングコーン32を配置する構造を採用することができる。
パンチングコーン32は、先端が開放したコーン形状で、コーン状の側面35にパンチング孔13が形成されている部材であり、これによっても消音効果を得ることができ、特に、排気音の筒抜け音を減少させることができる。
パンチングコーンが有する開口孔37は、上流端の開口径を下流端の開口径よりも小径としている。これにより、音の筒抜けを防止し、減衰効果を高めることができる。パンチングコーン32は、サイレンサー10の内部に1個または複数個配置することができる。本実施形態では、パンチングコーン32は、内筒10bとテールパイプ30の上流端部の二箇所(32a、32b)に設けている。パンチングコーン32は、複数でなく1つだけ用いることもできるし、3つ以上設けることもできる。なお、本明細書における「上流」側及び「下流」側とは、マフラー内の排気ガスの流通方向に対してそれぞれ上流側及び下流側を意味する。換言すれば、「上流」側はエンジンが配置される側であり、「下流」側は排気ガスが外部へと排出される側である。
図11に示した例では、パンチングコーン32は、テールパイプ30の端部に設けられている。具体的には、テールパイプ30に接続される第1のコーン32aと、第1のコーン32aを覆い、内筒10bに接続される第2のコーン32bとを含んでいる。パンチングコーン32を複数個(32a、32b)設けることにより、さらに効果的に減衰効果を高めることができる。
なお、図1では、自動二輪車1000として、オフロードタイプの自動二輪車を例に示したが、自動二輪車1000は、オンロードタイプのものであってもよい。また、本願明細書における「自動二輪車」とは、モーターサイクルの意味であり、原動機付自転車(モーターバイク)、スクータを含み、具体的には、車体を傾動させて旋回可能な車両のことをいう。したがって、前輪および後輪の少なくとも一方を2輪以上にして、タイヤの数のカウントで三輪車・四輪車(またはそれ以上)としても、それは「自動二輪車」に含まれ得る。なお、自動二輪車に限らず、本発明の効果を利用できる他の車両にも適用でき、例えば、自動二輪車以外に、四輪バギー(ATV:All Terrain Vehicle(全地形型車両))や、スノーモービルを含む、いわゆる鞍乗型車両に適用することができる。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。
本発明によれば、消音特性の要求を満たしつつ、小型化を図った鞍乗型車両用マフラーを提供することができる。
本発明の実施形態に係るマフラーを備えた自動二輪車の側面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係るマフラーを示す斜視図であり、(b)は、エンジン50を模式的に示す図であり、(c)は、チャンバー21を有するマフラーを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るマフラーの構成を模式的に示す図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態に係るマフラーと、比較例のマフラーの構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るマフラー(実施例1、実施例2)の減衰特性と、比較例のマフラーの減衰特性を比較したグラフである。 (a)から(c)は、本発明の実施形態に係るマフラーの一例を模式的に示す断面図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態に係るマフラーの一例を模式的に示す断面図である。 (a)から(c)は、本発明の実施形態に係るマフラーの一例を模式的に示す断面図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態に係るマフラーの一例を模式的に示す断面図である。 (a)から(c)は、本発明の実施形態に係るマフラーの一例を模式的に示す断面図である。 (a)から(c)は、本発明の実施形態に係るマフラーの一例を模式的に示す断面図である。 比較例のマフラーを備えた自動二輪車の側面図である。
符号の説明
10 サイレンサー
10a 外筒
10b 内筒
13 パンチング孔
15 吸音材
17 空気層(第2の空気層)
19 空気層(第1の空気層)
20 エキゾーストパイプ
21 チャンバー
22 シリンダヘッド排気ポート部
30 テールパイプ
32 パンチングコーン
32a 第1のコーン
32b 第2のコーン
50 エンジン
100 マフラー(排気部)
200 マフラー
1000 自動二輪車
Vc サイレンサーの容積
Vp エキゾーストパイプの容積
Vh シリンダヘッド排気ポート部の容積
d テールパイプの外径
D 内筒の内径

Claims (23)

  1. エンジンと、
    前記エンジンに接続されるエキゾーストパイプと、前記エキゾーストパイプに接続されるサイレンサーとを有する排気部と
    を備え、
    前記エキゾーストパイプの容積と、前記サイレンサーの容積とは略等しいことを特徴とする、鞍乗型車両用の排気装置。
  2. 前記排気装置は、低周波数域の減衰特性を向上させる減衰手段を備えており、
    前記減衰手段は、前記エキゾーストパイプの容積と前記サイレンサーの容積とが略等しいことによって実現されている、請求項1に記載の排気装置。
  3. 前記減衰手段は、前記排気部における前記エキゾーストパイプの排気管長の一次共振周波数のレベルを低下させることを特徴とする、請求項2に記載の排気装置。
  4. 前記排気部は、前記サイレンサーに接続されるテールパイプをさらに含み、
    前記サイレンサーの容積は、前記サイレンサーの内部容積から、その内部において前記エキゾーストパイプ及び前記テールパイプが占める容積を除いた容積である、請求項2に記載の排気装置。
  5. 前記エキゾーストパイプの容積は、シリンダヘッド排気ポート部の容積も含む、請求項4に記載の排気装置。
  6. 前記エキゾーストパイプの容積に対する前記サイレンサーの容積の割合は、1.4から0.7の範囲内にある、請求項2に記載の排気装置。
  7. 前記サイレンサーは、外筒と、前記外筒に収容された内筒とを備えており、
    前記サイレンサーの内筒の少なくとも一部には、パンチング孔が形成されている、請求項1に記載の排気装置。
  8. 前記サイレンサーにおける前記外筒の内壁と前記内筒の外壁との間には、吸音材が充填されている、請求項7に記載の排気装置。
  9. 前記排気部は、前記サイレンサーに接続されるテールパイプを含み、
    前記テールパイプは、前記エキゾーストパイプに対して、前記サイレンサーの径方向で偏位している、請求項8に記載の排気装置。
  10. 前記吸音材は、グラスウールおよびステンレスウールの少なくとも一方である、請求項8に記載の排気装置。
  11. 前記排気部は、前記サイレンサーに接続されるテールパイプを含み、
    前記サイレンサーは、外筒と、前記外筒に収容された内筒とを備えており、
    前記テールパイプの外径は、前記サイレンサーの前記内筒の内径よりも小さいことを特徴とする、請求項1に記載の排気装置。
  12. 前記内筒の内径は、前記テールパイプの前端まで徐々に縮小していることを特徴とする、請求項11に記載の排気装置。
  13. 前記テールパイプと前記内筒との間には、空気層が設けられている、請求項11に記載の排気装置。
  14. 前記サイレンサーは、
    外筒と、
    前記外筒に収容された内筒と
    を備え、
    前記サイレンサーにおける前記外筒の内壁と前記内筒の外壁との間には、吸音材が充填され、
    前記外筒の内壁と前記吸音材の外壁との間には、第1の空気層が設けられている、請求項1に記載の排気装置。
  15. 前記排気部は、前記サイレンサーに接続されるテールパイプを含み、
    前記テールパイプと前記内筒との間には、第2の空気層が設けられており、
    前記テールパイプと前記内筒との間に設けられた前記第2の空気層と、前記外筒の内壁と前記吸音材の外壁との間に設けられた前記第1の空気層との間に、前記吸音材が配置されている、請求項14に記載の排気装置。
  16. 前記エキゾーストパイプには、チャンバーが設けられており、
    前記エキゾーストパイプの容積は、前記チャンバーの部分の容積をも含んでいる、請求項1に記載の排気装置。
  17. 前記サイレンサーの内部には、先端が開放されたコーン形状で、パンチング孔が形成されているパンチングコーンが設けられている、請求項1に記載の排気装置。
  18. 前記サイレンサーは、外筒と、前記外筒に収容された内筒とを備えており、
    前記サイレンサーの前記内筒内には、テールパイプが接続されており、
    前記パンチングコーンは、前記テールパイプの上流端部に設けられている、請求項17に記載の排気装置。
  19. 前記パンチングコーンが有する開口孔は、上流端の開口径を下流端の開口径よりも小径としたことを特徴とする、請求項18に記載の排気装置。
  20. 前記排気部は、前記サイレンサーに接続されるテールパイプを含み、
    前記パンチングコーンは、
    前記テールパイプに接続される第1のコーンと、
    前記第1のコーンを覆い、前記内筒に接続される第2のコーンと
    を含んでいる、請求項17に記載の排気装置。
  21. 請求項1から20の何れか一つに記載の排気装置を備えた、鞍乗型車両。
  22. 前記鞍乗型車両は、4サイクルエンジンを備えている、請求項21に記載の鞍乗型車両。
  23. 前記鞍乗型車両は、オフロード型の自動二輪車である、請求項22に記載の鞍乗型車両。
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