JP2007291248A - 廃食用油及び廃潤滑油を原料とする内外燃機関の改質燃料油、その製造方法及び製造装置、前記改質燃料油を使用する発電方法及び発電装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】廃食用油を篩11にかけてから第1原料タンク12に40℃前後の温度〜常温で保持し、該第1原料タンクから取出した廃食用油を約90℃前後で改質油成分とその他の成分を分離してから40℃前後の温度〜常温で第1保留タンク15に第1改質油原料として貯めておく一方、廃潤滑油を篩31にかけてから第2原料タンク32に常温で保持し、該第2原料タンクから取出した廃潤滑油を常温のまま改質油成分とその他の成分を分離してスラッジ等を除去してから常温のまま第2保留タンク35に第2改質油原料として貯めておき、第1、第2の改質油原料を、混合タンク40において混合撹拌し、40℃前後の温度〜常温で当該混合タンク40に貯留する。
【選択図】図1
Description
具体的には、廃食用油と廃潤滑油とを一次原料とし、これらの一次廃油原料からディーゼルエンジンやガスタービン等の内燃機関や蒸気ボイラ等の外燃機関で使用する改質燃料油を製造し、その改質燃料油によって前記内外燃機関を駆動して発電機を駆動する発電方法と発電装置に関する。
なお、本発明において第1改質油原料と第2改質油原料の混合比(重量比)は、上記数値は一例であって、本発明では上記例以外の混合比(重量割合)を任意に採用することができる。例えば、第2改質油原料が第1改質油原料より多い場合からほぼ同等割合までの間で混合をしてもよい。
本発明改質燃料油の製造方法では、まずタンクローリやドラム缶で搬入される廃食用油を、振動篩い機11にかけて固形分や水分などの油分以外の成分を粗く除去してから第1原料として第1原料タンク12に貯め、流動性確保のため少なくとも40℃の温度に保持しておく。原料タンク12から取出される第1原料は、加熱手段13により加熱した上で、ここでは改質油成分とその他の不用成分の分離のために、少なくとも一段階、必要であれば二段階以上の分離処理を遠心分離による分離手段14により施して第1改質油原料に調整し、第1保留タンク15に送り、そのタンク15でも40℃前後の温度で貯留する。なお、この貯留は40℃以下〜常温であってもよい。
11 振動篩い機
12 第1原料タンク
13 熱交換器
14 分離手段
15 第1保留タンク
151 第1予備保留タンク
Mo 廃潤滑油の処理系
31 振動篩い機
32 第2原料タンク
34 分離手段
35 第2保留タンク
351 第2予備保留タンク
40 混合タンク
40a 撹拌手段
Mp 定量ポンプ
Fc 自動排出量制御部
Cv 切換バルブ
V 仕切弁
50 燃料ポンプ
51 熱交換器
52 吸収式濾過器
53 ワイヤ式濾過器
60 ディーゼルエンジン
70 発電機
Claims (8)
- タンクローリやドラム缶などに収容して搬入される廃食用油を篩にかけてから第1原料タンクに収容し少なくとも40℃前後の温度〜常温で保持し、該第1原料タンクから取出した廃食用油を約90℃前後に加熱した状態で改質油成分とその他の成分を分離処理してから40℃前後の温度〜常温で第1保留タンクに第1改質油原料として貯めておく一方、タンクローリやドラム缶などに収容して搬入される廃潤滑油を篩にかけてから第2原料タンクに収容して常温で保持し、該第2原料タンクから取出した廃潤滑油を常温のまま改質油成分とその他の成分を分離処理してスラッジ等を除去してから常温のまま第2保留タンクに第2改質油原料として貯めておき、第1,第2の保留タンクに貯められている第1改質油原料と第2改質油原料とを、混合タンクにおいて第1改質油原料が第2改質油原料より多くなる重量割合乃至逆の重量割合の間で混ぜて撹拌し、40℃前後の温度〜常温の保持した状態で当該混合タンクに貯留することにより、セタン価を49前後、引火点温度を204℃〜210℃にしたことを特徴とする廃食用油及び廃潤滑油を原料とする内外燃機関用改質燃料油。
- タンクローリやドラム缶などに収容して搬入される廃食用油を篩にかけてから第1原料タンクに収容し少なくとも40℃前後の温度〜常温で保持し、該第1原料タンクから取出した廃食用油を約90℃前後に加熱した状態で改質油成分とその他の成分を分離処理してから40℃前後の温度〜常温で第1保留タンクに第1改質油原料として貯めておく一方、タンクローリやドラム缶などに収容して搬入される廃潤滑油を篩にかけてから第2原料タンクに収容して常温で保持し、該第2原料タンクから取出した廃潤滑油を常温のまま改質油成分とその他の成分を分離処理してスラッジ等を除去してから常温のまま第2保留タンクに第2改質油原料として貯めておき、第1,第2の保留タンクに貯められている第1改質油原料と第2改質油原料とを、混合タンクにおいて第1改質油原料が第2改質油原料より多くなる重量割合乃至逆の重量割合の間で混ぜて撹拌し、40℃前後の温度〜常温に保持した状態で当該混合タンクに貯留することにより、セタン価を49前後、引火点温度を204℃〜210℃に選択した改質燃料油を得ることを特徴とする廃食用油及び廃潤滑油を原料とする内外燃機関用改質燃料油の製造方法。
- タンクローリやドラム缶などで搬入される廃食用油を篩にかけて40℃前後の温度〜常温で貯留する第1原料タンクと、該タンクから取出した廃食用油を約90℃に加熱してから改質油成分以外の成分を除去する分離処理手段と、該処理手段を通った廃食用油を第1改質油原料として40℃前後の温度〜常温で貯留する第1保留タンクと、タンクローリやドラム缶などで搬入される廃潤滑油を篩にかけて常温のまま貯留する第2原料タンクと、該貯蔵タンクの廃潤滑油から改質油成分以外の成分を除去する分離処理手段と、該処理手段を通った廃潤滑油を第2改質油原料として常温のままで貯留する第2保留タンクと、第1と第2の保留タンクに接続され第1改質油原料と第2改質油原料を適宜の混合比で混合するとともに約40℃の温度〜常温での保持下で貯蔵する混合タンクとを備え、油分径を2〜3ミクロン、セタン価を49前後、引火点温度を約204℃〜210℃に調節した改質燃料油を得ることを特徴とする廃食用油及び廃潤滑油を原料とする内外燃機関用改質燃料油の製造装置。
- 第1原料タンクの出口は、第2改質油原料の分離処理手段の入口側へ、第2原料タンクの出口は第1改質油原料の分離手段の入口側へ、それぞれ切換回路を介して接続した請求項3の廃食用油及び廃潤滑油を原料とする内外燃機関用改質燃料油の製造装置。
- 第1保留タンクと第2保留タンクは、それぞれに予備保留タンクを備え、両予備保留タンクは、夫々に前記第1保留タンクと第2保留タンクと切換回路を介して混合タンクに接続した請求項3の廃食用油及び廃潤滑油を原料とする内外燃機関用改質燃料油の製造装置。
- タンクローリやドラム缶などに収容して搬入される廃食用油を篩にかけてから第1原料タンクに収容し少なくとも40℃前後の温度〜常温に保持し、該第1原料タンクから取出した廃食用油を約90℃前後に加熱した状態で改質油成分とその他の成分を分離処理してから40℃前後の温度〜常温で第1保留タンクに第1改質油原料として貯めておく一方、タンクローリやドラム缶などに収容して搬入される廃潤滑油を篩にかけてから第2原料タンクに収容して常温で保持し、該第2原料タンクから取出した廃潤滑油を常温のまま改質油成分とその他の成分を分離処理してスラッジ等を除去してから常温のまま第2保留タンクに第2改質油原料として貯めておき、第1,第2の保留タンクに貯められている第1改質油原料と第2改質油原料とを、混合タンクにおいて第1改質油原料が第2改質油原料より多くなる重量割合乃至逆の重量割合の間で混ぜて撹拌し、40℃前後の温度〜常温に保持した状態で当該混合タンクに貯留することにより、セタン価を49前後、引火点温度を204℃〜210℃に選択した改質燃料油を得て、この改質燃料油を用いて発電機を駆動するための内外燃機関を作動させることを特徴とする発電方法。
- タンクローリやドラム缶などで搬入される廃食用油を篩にかけて40℃前後の温度〜常温で貯留する第1原料タンクと、該タンクから取出した廃食用油を約90℃に加熱してから改質油成分以外の成分を除去する分離処理手段と、該処理手段を通った廃食用油を第1改質油原料として40℃前後の温度で貯留する第1保留タンクと、タンクローリやドラム缶などで搬入される廃潤滑油を篩にかけて常温のまま貯留する第2原料タンクと、該貯蔵タンクの廃潤滑油から改質油成分以外の成分を除去する分離処理手段と、該処理手段を通った廃潤滑油を第2改質油原料として常温のままで貯留する第2保留タンクと、第1と第2の保留タンクに接続され第1改質油原料と第2改質油原料を適宜の混合比で混合し約40℃の温度〜常温での保持下で貯蔵する混合タンクと、該タンク出口に接続された加熱手段と濾過器を通過した改質燃料油により作動する内外燃機関と、該内外燃機関によって駆動される発電機とを備えたことを特徴とする発電装置。
- 内外燃機関はディーゼルエンジンであって、該ディーゼルエンジンの燃料吸入側と前記混合タンクの出口の間に、改質燃料油を少なくとも100℃に加熱する加熱器とフィルタを有するエンジン用燃料供給手段を備えた請求項7に記載の発電装置。
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JP2006121263A JP2007291248A (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 廃食用油及び廃潤滑油を原料とする内外燃機関の改質燃料油、その製造方法及び製造装置、前記改質燃料油を使用する発電方法及び発電装置 |
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2006
- 2006-04-25 JP JP2006121263A patent/JP2007291248A/ja active Pending
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