JPH11210553A - コージェネレーションシステム - Google Patents
コージェネレーションシステムInfo
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- JPH11210553A JPH11210553A JP10015324A JP1532498A JPH11210553A JP H11210553 A JPH11210553 A JP H11210553A JP 10015324 A JP10015324 A JP 10015324A JP 1532498 A JP1532498 A JP 1532498A JP H11210553 A JPH11210553 A JP H11210553A
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- pressure
- compressor
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- Y02E20/14—Combined heat and power generation [CHP]
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排熱利用の用途を拡大できて、総合熱効率を
向上し得るコージェネレーションシステムを提供する。 【解決手段】 発電機1を駆動するエンジン2と、その
エンジン2に冷却水を供給してそのエンジンから発生す
る熱により生成した水蒸気を低圧回収経路12に排出し
ながら、エンジンを冷却する冷却手段Cが設けられたコ
ージェネレーションシステムにおいて、冷却手段Cから
低圧回収経路12に排出される水蒸気を昇圧する圧縮機
5が設けられている。
向上し得るコージェネレーションシステムを提供する。 【解決手段】 発電機1を駆動するエンジン2と、その
エンジン2に冷却水を供給してそのエンジンから発生す
る熱により生成した水蒸気を低圧回収経路12に排出し
ながら、エンジンを冷却する冷却手段Cが設けられたコ
ージェネレーションシステムにおいて、冷却手段Cから
低圧回収経路12に排出される水蒸気を昇圧する圧縮機
5が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機を駆動する
エンジンと、そのエンジンに冷却水を供給してそのエン
ジンから発生する熱により生成した水蒸気を低圧回収経
路に排出しながら、前記エンジンを冷却する冷却手段が
設けられたコージェネレーションシステムに関する。
エンジンと、そのエンジンに冷却水を供給してそのエン
ジンから発生する熱により生成した水蒸気を低圧回収経
路に排出しながら、前記エンジンを冷却する冷却手段が
設けられたコージェネレーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】かかるコージェネレーションシステム
は、発電機にて発電される電力、並びに、冷却手段によ
って水蒸気として回収される排熱を利用することができ
るようになっている。ところで、冷却手段は、エンジン
を冷却するという本来の機能を果たす必要があることか
ら、冷却手段から得られる水蒸気の圧力を高くするには
限度があり、例えば、1.0kg/cm2 G程度の低圧
の水蒸気しか得ることができない。従来では、冷却手段
から得られる低圧の水蒸気をそのまま利用するようにし
ていた。
は、発電機にて発電される電力、並びに、冷却手段によ
って水蒸気として回収される排熱を利用することができ
るようになっている。ところで、冷却手段は、エンジン
を冷却するという本来の機能を果たす必要があることか
ら、冷却手段から得られる水蒸気の圧力を高くするには
限度があり、例えば、1.0kg/cm2 G程度の低圧
の水蒸気しか得ることができない。従来では、冷却手段
から得られる低圧の水蒸気をそのまま利用するようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷却手
段から得られる低圧の水蒸気は、高温の水に比べると利
用価値は高いものの、圧力が低いため、例えば吸収式冷
凍機における再生器の熱源としては利用することができ
ない等、用途で制限を受ける。又、冷却手段から得られ
る低圧の水蒸気は、繊維、食品、化学工業などの各製品
加工段階におけるプロセス蒸気として使用するに当たっ
ても、必ずしも十分な圧力ではないため、用途が狭かっ
た。従って、従来では、冷却手段から得られる低圧の水
蒸気の用途が狭いため、結果として総合熱効率が低く、
改善の余地があった本発明は、かかる実情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、排熱利用の用途を拡大で
きて、総合熱効率を向上し得るコージェネレーションシ
ステムを提供することにある。
段から得られる低圧の水蒸気は、高温の水に比べると利
用価値は高いものの、圧力が低いため、例えば吸収式冷
凍機における再生器の熱源としては利用することができ
ない等、用途で制限を受ける。又、冷却手段から得られ
る低圧の水蒸気は、繊維、食品、化学工業などの各製品
加工段階におけるプロセス蒸気として使用するに当たっ
ても、必ずしも十分な圧力ではないため、用途が狭かっ
た。従って、従来では、冷却手段から得られる低圧の水
蒸気の用途が狭いため、結果として総合熱効率が低く、
改善の余地があった本発明は、かかる実情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、排熱利用の用途を拡大で
きて、総合熱効率を向上し得るコージェネレーションシ
ステムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の特徴構
成によれば、冷却手段には、エンジンを冷却するという
本来の機能を果たさせながら、その冷却手段から排出さ
れる低圧の水蒸気を、圧縮機により昇圧することができ
る。従って、圧縮機により昇圧された水蒸気を利用する
ことができるので、排熱利用の用途を拡大できて、総合
熱効率を向上させることができるようになった。
成によれば、冷却手段には、エンジンを冷却するという
本来の機能を果たさせながら、その冷却手段から排出さ
れる低圧の水蒸気を、圧縮機により昇圧することができ
る。従って、圧縮機により昇圧された水蒸気を利用する
ことができるので、排熱利用の用途を拡大できて、総合
熱効率を向上させることができるようになった。
【0005】請求項2に記載の特徴構成によれば、圧縮
機が電動モータにより駆動されるので、電動モータの回
転数を変更調節することにより、昇圧する水蒸気の量を
調節することができる。従って、圧縮機にて昇圧する水
蒸気の量をその水蒸気の利用先の負荷に合わせて容易に
調節することができるようになった。
機が電動モータにより駆動されるので、電動モータの回
転数を変更調節することにより、昇圧する水蒸気の量を
調節することができる。従って、圧縮機にて昇圧する水
蒸気の量をその水蒸気の利用先の負荷に合わせて容易に
調節することができるようになった。
【0006】請求項3に記載の特徴構成によれば、圧縮
機は、元々設けられているエンジンにより駆動されるよ
うに構成されているので、圧縮機を駆動するためのアク
チュエータとして新たな装置を設置する必要がない。従
って、本発明を実施するに当たって、コストアップ、及
び、システムが大型化することによる設置面積の拡大化
を可及的に抑制することができる。
機は、元々設けられているエンジンにより駆動されるよ
うに構成されているので、圧縮機を駆動するためのアク
チュエータとして新たな装置を設置する必要がない。従
って、本発明を実施するに当たって、コストアップ、及
び、システムが大型化することによる設置面積の拡大化
を可及的に抑制することができる。
【0007】請求項4に記載の特徴構成によれば、圧縮
機が、排熱回収手段により得られた水蒸気にて駆動され
るタービンにより駆動されるように構成されている。つ
まり、エンジンの排ガスは高温であるので、排熱回収手
段によって、圧力が例えば8kg/cm2 G程度の高圧
の水蒸気を得ることができ、その高圧の水蒸気によっ
て、圧縮機を駆動するためのタービンを駆動するのであ
る。そして、圧縮機により昇圧された水蒸気、及び、タ
ービンを駆動することによって圧力が下がった水蒸気を
使用することができる。従って、排熱回収手段によって
得られた儘の高圧の水蒸気を必要とせず、その高圧の水
蒸気よりも圧力が低い水蒸気を必要とする用途に好適な
コージェネレーションシステムを提供することができ
る。
機が、排熱回収手段により得られた水蒸気にて駆動され
るタービンにより駆動されるように構成されている。つ
まり、エンジンの排ガスは高温であるので、排熱回収手
段によって、圧力が例えば8kg/cm2 G程度の高圧
の水蒸気を得ることができ、その高圧の水蒸気によっ
て、圧縮機を駆動するためのタービンを駆動するのであ
る。そして、圧縮機により昇圧された水蒸気、及び、タ
ービンを駆動することによって圧力が下がった水蒸気を
使用することができる。従って、排熱回収手段によって
得られた儘の高圧の水蒸気を必要とせず、その高圧の水
蒸気よりも圧力が低い水蒸気を必要とする用途に好適な
コージェネレーションシステムを提供することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図1に基
づいて、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1に
示すように、コージェネレーションシステムには、発電
機1と、その発電機1を駆動するガスエンジン2と、そ
のガスエンジン2に冷却水を供給し、その冷却水をガス
エンジン2から発生する熱により沸騰させて生成した水
蒸気を低圧回収経路としての被昇圧蒸気供給路12に排
出しながら、ガスエンジン2を冷却する冷却手段Cと、
供給する水をガスエンジン2の排ガスにより加熱して生
成した水蒸気を高圧回収経路としての高圧蒸気回収路9
に排出するように構成した排熱回収手段Bと、冷却手段
Cから被昇圧蒸気供給路12に排出される水蒸気を昇圧
する圧縮機5を設けてある。ガスエンジン2には、燃料
供給路6を通じて都市ガス等の燃料ガスを供給する。排
熱回収手段Bは、給水路8と、その給水路8から供給さ
れる水を排ガス路7を通じて供給されるガスエンジン2
の排ガスにより加熱して蒸発させる排ガス熱交換器4と
を備えて構成してあり、排ガス熱交換器4で生成した水
蒸気(以下、高圧水蒸気と記載する場合がある)を高圧
蒸気回収路9に排出するようになっている。冷却手段C
は、エンジンジャケット3と、気水分離器11と、それ
らエンジンジャケット3と気水分離器11を接続する冷
却水循環路10とを備えて構成してあり、気水分離器1
1により冷却水循環路10を通じてエンジンジャケット
3に冷却水を循環供給して、その冷却水をエンジンジャ
ケット3においてガスエンジン2から発生する熱により
沸騰させ、生成した水蒸気を気水分離器11にて分離し
て被昇圧蒸気供給路12に排出するように構成してあ
る。
づいて、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1に
示すように、コージェネレーションシステムには、発電
機1と、その発電機1を駆動するガスエンジン2と、そ
のガスエンジン2に冷却水を供給し、その冷却水をガス
エンジン2から発生する熱により沸騰させて生成した水
蒸気を低圧回収経路としての被昇圧蒸気供給路12に排
出しながら、ガスエンジン2を冷却する冷却手段Cと、
供給する水をガスエンジン2の排ガスにより加熱して生
成した水蒸気を高圧回収経路としての高圧蒸気回収路9
に排出するように構成した排熱回収手段Bと、冷却手段
Cから被昇圧蒸気供給路12に排出される水蒸気を昇圧
する圧縮機5を設けてある。ガスエンジン2には、燃料
供給路6を通じて都市ガス等の燃料ガスを供給する。排
熱回収手段Bは、給水路8と、その給水路8から供給さ
れる水を排ガス路7を通じて供給されるガスエンジン2
の排ガスにより加熱して蒸発させる排ガス熱交換器4と
を備えて構成してあり、排ガス熱交換器4で生成した水
蒸気(以下、高圧水蒸気と記載する場合がある)を高圧
蒸気回収路9に排出するようになっている。冷却手段C
は、エンジンジャケット3と、気水分離器11と、それ
らエンジンジャケット3と気水分離器11を接続する冷
却水循環路10とを備えて構成してあり、気水分離器1
1により冷却水循環路10を通じてエンジンジャケット
3に冷却水を循環供給して、その冷却水をエンジンジャ
ケット3においてガスエンジン2から発生する熱により
沸騰させ、生成した水蒸気を気水分離器11にて分離し
て被昇圧蒸気供給路12に排出するように構成してあ
る。
【0009】気水分離器11にて分離されて得られた水
蒸気(以下、低圧水蒸気と記載する場合がある)は、被
昇圧蒸気供給路12を通じて圧縮機5に供給して昇圧
し、そのように昇圧した水蒸気(以下、昇圧水蒸気と記
載する場合がある)を昇圧蒸気回収路13を通じて得る
ようになっている。又、気水分離器11にて得られた低
圧水蒸気のうち、被昇圧蒸気供給路12へ流れた残り
は、余剰低圧蒸気回収路14を通じて得るようになって
いる。図1中の15は、気水分離器11に冷却水を補給
する冷却水補給路である。被昇圧蒸気供給路12には、
気水分離器11の圧力を調節するための制御弁16を介
装し、昇圧蒸気回収路13には、圧縮機5にて昇圧する
水蒸気の圧力を調節するための制御弁17を介装してあ
る。尚、以下の説明においては、気水分離器11にて得
られた低圧水蒸気のうち、昇圧のために被昇圧蒸気供給
路12を通じて圧縮機5に供給される水蒸気を被昇圧水
蒸気と記載する場合がある。
蒸気(以下、低圧水蒸気と記載する場合がある)は、被
昇圧蒸気供給路12を通じて圧縮機5に供給して昇圧
し、そのように昇圧した水蒸気(以下、昇圧水蒸気と記
載する場合がある)を昇圧蒸気回収路13を通じて得る
ようになっている。又、気水分離器11にて得られた低
圧水蒸気のうち、被昇圧蒸気供給路12へ流れた残り
は、余剰低圧蒸気回収路14を通じて得るようになって
いる。図1中の15は、気水分離器11に冷却水を補給
する冷却水補給路である。被昇圧蒸気供給路12には、
気水分離器11の圧力を調節するための制御弁16を介
装し、昇圧蒸気回収路13には、圧縮機5にて昇圧する
水蒸気の圧力を調節するための制御弁17を介装してあ
る。尚、以下の説明においては、気水分離器11にて得
られた低圧水蒸気のうち、昇圧のために被昇圧蒸気供給
路12を通じて圧縮機5に供給される水蒸気を被昇圧水
蒸気と記載する場合がある。
【0010】従って、本コージェネレーションシステム
においては、電力出力部18を通じて出力される電力、
高圧蒸気回収路9を通じて得られる高圧水蒸気、及び、
昇圧蒸気回収路13を通じて得られる昇圧水蒸気を利用
できるようになっている。本第1実施形態においては、
圧縮機5は電動モータ19により駆動するように構成し
てあり、その電動モータ19の駆動電力は、発電機1に
より発電された電力の一部を供給するように構成してあ
る。電動モータ19はインバータ制御により回転数を調
節するように構成してある。そして、そのインバータ制
御による電動モータ19の回転数の調節により、圧縮機
5で昇圧する昇圧水蒸気の量をその昇圧水蒸気の利用先
の負荷に合わせて調節する。表2に、第1実施形態によ
るコージェネレーションシステムを用いて、排熱回収性
能を評価した結果の一例を示す。尚、このコージェネレ
ーションシステムの定格性能は表1に示す通りである。
においては、電力出力部18を通じて出力される電力、
高圧蒸気回収路9を通じて得られる高圧水蒸気、及び、
昇圧蒸気回収路13を通じて得られる昇圧水蒸気を利用
できるようになっている。本第1実施形態においては、
圧縮機5は電動モータ19により駆動するように構成し
てあり、その電動モータ19の駆動電力は、発電機1に
より発電された電力の一部を供給するように構成してあ
る。電動モータ19はインバータ制御により回転数を調
節するように構成してある。そして、そのインバータ制
御による電動モータ19の回転数の調節により、圧縮機
5で昇圧する昇圧水蒸気の量をその昇圧水蒸気の利用先
の負荷に合わせて調節する。表2に、第1実施形態によ
るコージェネレーションシステムを用いて、排熱回収性
能を評価した結果の一例を示す。尚、このコージェネレ
ーションシステムの定格性能は表1に示す通りである。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】〔第2実施形態〕以下、図2に基づいて、
本発明の第2の実施の形態を説明する。本第2実施形態
においては、ガスエンジン2の出力軸と圧縮機5とをギ
ア式の伝動機構20にて伝動連結して、圧縮機5をガス
エンジン2の軸動力により駆動するように構成してあ
る。その他は、上記の第1実施形態と同様に構成してあ
る。従って、本第2実施形態においても、第1実施形態
と同様に、高圧蒸気回収路9を通じて得られる高圧水蒸
気、及び、昇圧蒸気回収路13を通じて得られる昇圧水
蒸気を利用できるようになっている。
本発明の第2の実施の形態を説明する。本第2実施形態
においては、ガスエンジン2の出力軸と圧縮機5とをギ
ア式の伝動機構20にて伝動連結して、圧縮機5をガス
エンジン2の軸動力により駆動するように構成してあ
る。その他は、上記の第1実施形態と同様に構成してあ
る。従って、本第2実施形態においても、第1実施形態
と同様に、高圧蒸気回収路9を通じて得られる高圧水蒸
気、及び、昇圧蒸気回収路13を通じて得られる昇圧水
蒸気を利用できるようになっている。
【0014】尚、本第2実施形態によるコージェネレー
ションシステムを用いて排熱回収性能を評価したとこ
ろ、上記の表2に示す通りの結果が得られた。尚、この
コージェネレーションシステムの定格性能は、上記の表
1に示す通りである。
ションシステムを用いて排熱回収性能を評価したとこ
ろ、上記の表2に示す通りの結果が得られた。尚、この
コージェネレーションシステムの定格性能は、上記の表
1に示す通りである。
【0015】〔第3実施形態〕以下、図3に基づいて、
本発明の第3の実施の形態を説明する。本第3実施形態
においては、圧縮機5を駆動するタービン21を設ける
とともに、そのタービン21を排ガス熱交換器4により
得られた高圧水蒸気で駆動するように、高圧蒸気回収路
9をタービン21に接続してある。更に、昇圧蒸気回収
路13と、タービン21から排出される水蒸気(以下、
タービン排出水蒸気と記載する場合がある)が通流する
タービン排出蒸気路22とを蒸気混合装置23に接続し
てある。そして、その蒸気混合装置23により、圧縮機
5にて昇圧された昇圧水蒸気と、タービン21から排出
されたタービン排出水蒸気とを混合して、その混合水蒸
気を混合蒸気回収路24を通じて得るようにしてある。
従って、本第3実施形態においては、混合蒸気回収路2
4を通じて得られる混合水蒸気を利用できるようになっ
ている。
本発明の第3の実施の形態を説明する。本第3実施形態
においては、圧縮機5を駆動するタービン21を設ける
とともに、そのタービン21を排ガス熱交換器4により
得られた高圧水蒸気で駆動するように、高圧蒸気回収路
9をタービン21に接続してある。更に、昇圧蒸気回収
路13と、タービン21から排出される水蒸気(以下、
タービン排出水蒸気と記載する場合がある)が通流する
タービン排出蒸気路22とを蒸気混合装置23に接続し
てある。そして、その蒸気混合装置23により、圧縮機
5にて昇圧された昇圧水蒸気と、タービン21から排出
されたタービン排出水蒸気とを混合して、その混合水蒸
気を混合蒸気回収路24を通じて得るようにしてある。
従って、本第3実施形態においては、混合蒸気回収路2
4を通じて得られる混合水蒸気を利用できるようになっ
ている。
【0016】第3実施形態によるコージェネレーション
システムを用いて、排熱回収性能を評価した結果の一例
を表3に示す。尚、このコージェネレーションシステム
の定格性能は表1に示す通りである。
システムを用いて、排熱回収性能を評価した結果の一例
を表3に示す。尚、このコージェネレーションシステム
の定格性能は表1に示す通りである。
【0017】
【表3】
【0018】ちなみに、本発明のように、気水分離器1
1にて得られた低圧水蒸気を圧縮機5により昇圧する構
成に代えて、図4に示すように、排ガス熱交換器4で得
られた高圧水蒸気によりエジェクタ25を駆動して、そ
のエジェクタ25により気水分離器11にて得られた低
圧水蒸気を昇圧する構成が想定される。しかしながら、
エジェクタにより昇圧する構成は、エジェクタの効率が
低くエネルギーの損失が大きいため、昇圧性能は、本発
明のように圧縮機5により昇圧する構成に比べて低い。
1にて得られた低圧水蒸気を圧縮機5により昇圧する構
成に代えて、図4に示すように、排ガス熱交換器4で得
られた高圧水蒸気によりエジェクタ25を駆動して、そ
のエジェクタ25により気水分離器11にて得られた低
圧水蒸気を昇圧する構成が想定される。しかしながら、
エジェクタにより昇圧する構成は、エジェクタの効率が
低くエネルギーの損失が大きいため、昇圧性能は、本発
明のように圧縮機5により昇圧する構成に比べて低い。
【0019】図5は、第3実施形態によるコージェネレ
ーションシステムの昇圧性能を示し、タービン21を駆
動する高圧水蒸気の量MH と圧縮機5に供給する被昇圧
水蒸気の量ML との比(MH /ML )と、圧縮機5から
出てくる水蒸気の圧力(昇圧圧力)との関係を示す。一
方、図6は、図4に示すエジェクタを用いたコージェネ
レーションシステムの昇圧性能を示し、エジェクタ25
を駆動する高圧水蒸気の量MH とエジェクタ25に供給
する被昇圧水蒸気の量ML との比(MH /ML )と、エ
ジェクタ25から出てくる水蒸気の圧力(昇圧圧力)と
の関係を示す。例えば、2.1kg/cm2 Gの昇圧圧
力を得るための前記比(MH /ML )は、第3実施形態
によるコージェネレーションシステムでは0.75程度
でよいのに対して、図4に示すエジェクタを用いたコー
ジェネレーションシステムでは1.7程度にする必要が
あり、第3実施形態によるコージェネレーションシステ
ムの方が昇圧性能が優れていることが分かる。
ーションシステムの昇圧性能を示し、タービン21を駆
動する高圧水蒸気の量MH と圧縮機5に供給する被昇圧
水蒸気の量ML との比(MH /ML )と、圧縮機5から
出てくる水蒸気の圧力(昇圧圧力)との関係を示す。一
方、図6は、図4に示すエジェクタを用いたコージェネ
レーションシステムの昇圧性能を示し、エジェクタ25
を駆動する高圧水蒸気の量MH とエジェクタ25に供給
する被昇圧水蒸気の量ML との比(MH /ML )と、エ
ジェクタ25から出てくる水蒸気の圧力(昇圧圧力)と
の関係を示す。例えば、2.1kg/cm2 Gの昇圧圧
力を得るための前記比(MH /ML )は、第3実施形態
によるコージェネレーションシステムでは0.75程度
でよいのに対して、図4に示すエジェクタを用いたコー
ジェネレーションシステムでは1.7程度にする必要が
あり、第3実施形態によるコージェネレーションシステ
ムの方が昇圧性能が優れていることが分かる。
【0020】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 上記の各実施形態において、圧縮機5にて昇圧
する水蒸気の圧力は各実施形態において例示した圧力に
限定されるものではなく、水蒸気の利用先の要求等によ
り適宜設定することができる。
る。 (イ) 上記の各実施形態において、圧縮機5にて昇圧
する水蒸気の圧力は各実施形態において例示した圧力に
限定されるものではなく、水蒸気の利用先の要求等によ
り適宜設定することができる。
【0021】(ロ) 上記の各実施形態において、気水
分離器11にて得られる低圧水蒸気の全量を圧縮機5に
供給して昇圧する必要はなく、気水分離器11にて得ら
れる低圧水蒸気の一部を、余剰低圧蒸気回収路14にて
低圧の儘で得て、利用するようにしてもよい。
分離器11にて得られる低圧水蒸気の全量を圧縮機5に
供給して昇圧する必要はなく、気水分離器11にて得ら
れる低圧水蒸気の一部を、余剰低圧蒸気回収路14にて
低圧の儘で得て、利用するようにしてもよい。
【0022】(ハ) 上記の第2実施形態において、ガ
スエンジン2の軸動力の圧縮機5への伝動を断続するク
ラッチを設けて、昇圧水蒸気が不要なときは、前記クラ
ッチを切るようにしてもよい。
スエンジン2の軸動力の圧縮機5への伝動を断続するク
ラッチを設けて、昇圧水蒸気が不要なときは、前記クラ
ッチを切るようにしてもよい。
【0023】(ニ) 上記の第3実施形態において、排
ガス熱交換器4により得られた高圧水蒸気の全量をター
ビン21の駆動のために利用する必要はなく、排ガス熱
交換器4により得られた高圧水蒸気の一部は、高圧の儘
で排熱利用してもよい。
ガス熱交換器4により得られた高圧水蒸気の全量をター
ビン21の駆動のために利用する必要はなく、排ガス熱
交換器4により得られた高圧水蒸気の一部は、高圧の儘
で排熱利用してもよい。
【0024】(ホ) 上記の各実施形態において、ガス
エンジン2としては、各実施形態において例示した都市
ガスを燃料とするものに代えて、プロパンガス等種々の
ガス燃料を燃料とするものを使用することができる。
又、エンジンとしては、上記の各実施形態において例示
したようなガス燃料と燃料とするものに代えて、ガソリ
ン、軽油等の液体燃料を燃料とするものでもよい。
エンジン2としては、各実施形態において例示した都市
ガスを燃料とするものに代えて、プロパンガス等種々の
ガス燃料を燃料とするものを使用することができる。
又、エンジンとしては、上記の各実施形態において例示
したようなガス燃料と燃料とするものに代えて、ガソリ
ン、軽油等の液体燃料を燃料とするものでもよい。
【図1】第1実施形態にかかるコージェネレーションシ
ステムのブロック図
ステムのブロック図
【図2】第2実施形態にかかるコージェネレーションシ
ステムのブロック図
ステムのブロック図
【図3】第3実施形態にかかるコージェネレーションシ
ステムのブロック図
ステムのブロック図
【図4】本発明の比較例にかかるコージェネレーション
システムのブロック図
システムのブロック図
【図5】第3実施形態にかかるコージェネレーションシ
ステムの昇圧性能を示す図
ステムの昇圧性能を示す図
【図6】比較例にかかるコージェネレーションシステム
の昇圧性能を示す図
の昇圧性能を示す図
1 発電機 2 エンジン 5 圧縮機 9 高圧回収経路 12 低圧回収経路 19 電動モータ 21 タービン B 排熱回収手段 C 冷却手段
Claims (4)
- 【請求項1】 発電機を駆動するエンジンと、 そのエンジンに冷却水を供給してそのエンジンから発生
する熱により生成した水蒸気を低圧回収経路に排出しな
がら、前記エンジンを冷却する冷却手段が設けられたコ
ージェネレーションシステムであって、 前記冷却手段から前記低圧回収経路に排出される水蒸気
を昇圧する圧縮機が設けられているコージェネレーショ
ンシステム。 - 【請求項2】 前記圧縮機が電動モータにより駆動され
るように構成されている請求項1記載のコージェネレー
ションシステム。 - 【請求項3】 前記圧縮機が前記エンジンにより駆動さ
れるように構成されている請求項1記載のコージェネレ
ーションシステム。 - 【請求項4】 供給する水を前記エンジンの排ガスによ
り加熱して生成した水蒸気を高圧回収経路に排出するよ
うに構成された排熱回収手段が設けられ、 前記圧縮機が、前記排熱回収手段により得られた水蒸気
にて駆動されるタービンにより駆動されるように構成さ
れている請求項1記載のコージェネレーションシステ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10015324A JPH11210553A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | コージェネレーションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10015324A JPH11210553A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | コージェネレーションシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11210553A true JPH11210553A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11885604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10015324A Pending JPH11210553A (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | コージェネレーションシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11210553A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002039498A (ja) * | 2000-07-29 | 2002-02-06 | Soichi Sato | エネルギー供給方法 |
JP2012017701A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Miura Co Ltd | 蒸気システム |
JP2012017925A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Miura Co Ltd | 蒸気システム |
JP2016176427A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 大阪瓦斯株式会社 | 蒸気発生型コージェネレーションシステム |
JP2016176425A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 大阪瓦斯株式会社 | 蒸気発生型コージェネレーションシステム |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP10015324A patent/JPH11210553A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002039498A (ja) * | 2000-07-29 | 2002-02-06 | Soichi Sato | エネルギー供給方法 |
JP2012017701A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Miura Co Ltd | 蒸気システム |
JP2012017925A (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-26 | Miura Co Ltd | 蒸気システム |
JP2016176427A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 大阪瓦斯株式会社 | 蒸気発生型コージェネレーションシステム |
JP2016176425A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | 大阪瓦斯株式会社 | 蒸気発生型コージェネレーションシステム |
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