JP2007288895A - ワイヤハーネス分岐部の保護構造 - Google Patents

ワイヤハーネス分岐部の保護構造 Download PDF

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博 須藤
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Abstract

【課題】ワイヤハーネス分岐部の保護構造を簡単な作業で作製でき、かつ、支線の径が異なっても容易に対応できるようにする。
【解決手段】コルゲートチューブに挿通したワイヤハーネスの幹線から分岐する支線を、該コルゲートチューブの軸線方向中間の挿通孔より引き出しているワイヤハーネス分岐部の保護構造であって、前記コルゲートチューブの支線が引き出されている部分の挿通孔に、支線引出側から注入された溶融樹脂が硬化された樹脂が充填され、支線と挿通孔の周縁との隙間に前記硬化樹脂が支線の接着材兼保護材として介在されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コルゲートチューブに挿通したワイヤハーネス分岐部の保護構造に関し、詳しくは、コルゲートチューブに挿通したワイヤハーネスの幹線から分岐する支線を、該コルゲートチューブの軸線方向中間の挿通孔より引き出す際に、挿通孔周縁のエッジに支線が接触して損傷が生じるのを防止するものである。
自動車に配索される多数の電線群からなるワイヤハーネスは、これら電線群を集束すると共に保護するためにテープ巻きされている場合が多いが、近時、屈曲可能なコルゲートチューブに通して電線群の集束保護をする場合が増加している。
前記コルゲートチューブをワイヤハーネスの幹線から支線が分岐する分岐部に外装する場合には、幹線に1つのコルゲートチューブを外装すると共に、外装したコルゲートチューブの軸線方向の中間に設けた挿通孔から支線を引き出し、引き出した支線に他のコルゲートチューブを外装している。
しかしながら、コルゲートチューブから引き出した支線が挿通孔周縁のエッジと接触してしまい電線が損傷してしまうおそれがある。
前記問題を解決するため、特開2000−166054号公報(特許文献1)において、図5に示すワイヤハーネス分岐部の保護構造が提供されており、ワイヤハーネスW/Hの幹線1にコルゲートチューブ3を外装し、該コルゲートチューブ3に設けた挿通孔4に環状部材5を嵌め込んで、挿通孔4から引き出した支線2を環状部材5に通している。これにより、支線2と挿通孔4の周縁との間に環状部材5を介在させ、支線2と挿通孔4の周縁のエッジとが直接接触しないようにしている。
しかしながら、特許文献1で提供されている構造であると、ワイヤハーネスの支線2をコルゲートチューブ3の挿通孔4から引き出した状態で環状部材5を挿通孔4に取り付けなければならず、取付作業が煩雑になる問題がある。
また、環状部材5は形状が定まっているため、支線2の径に対して環状部材5の径が小さいと環状部材5に支線2を通すことができず、逆に支線2の径に対して環状部材5の径が大きいと取付後にスペースをとって邪魔になる。よって、環状部材5を支線2の径に合わせて複数種類作製しなければならず、部品点数が増加する問題がある。
特開2000−166054号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、ワイヤハーネス分岐部の保護構造を簡単な作業で形成でき、かつ、支線の径が異なっても容易に対応できるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、コルゲートチューブに挿通したワイヤハーネスの幹線から分岐する支線を、該コルゲートチューブの軸線方向中間の挿通孔より引き出しているワイヤハーネス分岐部の保護構造であって、
前記コルゲートチューブの支線が引き出されている部分の挿通孔に、支線引出側から注入された溶融樹脂が硬化された樹脂が充填され、支線と挿通孔の周縁との隙間に前記硬化樹脂が支線の接着材兼保護材として介在されていることを特徴とするワイヤハーネス分岐部の保護構造を提供している。
前記構成によれば、ワイヤハーネスの幹線をコルゲートチューブに通した後に、支線をコルゲートチューブの挿通孔から引き出し、その後、支線引き出し側から引出部の開口周縁にホットメルト、シリコーン樹脂等の溶融樹脂を注入するだけで支線の保護構造を極めて簡単に形成することができる。
特に、溶融樹脂の注入時に、支線を保持して挿通孔の周縁と隙間をあけて注入すると、支線の全外周面が硬化樹脂で被覆された状態とすることができる。
このように、支線の外周面とコルゲートチューブの挿通孔の周縁との間に硬化樹脂を介在させることで、挿通孔の周縁のエッジが支線と接触して支線に損傷を生じることを防止できる。
かつ、この樹脂が支線を挿通孔の周縁に接着固定する役割も果たし、電線をコルゲートチューブに固定するためのテープ巻きも不要とすることができる。
さらにまた、ワイヤハーネスをコルゲートチューブに挿通する前に、分岐部保護用の前処理しておく必要も無く、また、専用の分岐保護材を設けておく必要もなく、作業性良く且つ低コストで分岐部を保護することができる。
前述したように、本発明によれば、コルゲートチューブの挿通孔から引き出しても、引き出した支線と挿通孔周縁のエッジとの間に硬化樹脂を介在させて直接接触させないため、支線が損傷するのを防止することができる。
さらに、ワイヤハーネスの幹線や支線の径が異なるものであっても、コルゲートチューブの支線引き出し部分に溶融樹脂を注入して硬化させるだけ、専用の分岐保護材等を必要とせず、かつ、これら分岐保護材を分岐部に取り付ける必要もなく、作業性が良いと共に低コストで実施できる利点を有する。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、本発明の実施形態を示し、自動車に配索するワイヤハーネスW/Hの幹線1を、図3に示すように、軸線方向の全長に連続したスリット31を有するコルゲートチューブ30に通し、該幹線1からT字状に分岐する支線2を、コルゲートチューブ30の所要位置にスリット31を挟んで形成した挿通孔32を通して引き出している。
前記挿通孔32から引き出した支線2と挿通孔32周縁との間に支線全周に亙って隙間Sが生じるように支線2を保持し、図1に示すように、該隙間Sの全周に亙って樹脂注入機20により溶融樹脂であるホットメルトHを流し込む。すると、充填されたホットメルトHが硬化し、支線2と挿通孔32の周縁との隙間に硬化したホットメルトHが支線2の接着材兼保護材として介在される。
さらに、コルゲートチューブ30の両端開口周縁と幹線1の外周面との間にも樹脂注入機20によりホットメルトHを注入し、コルゲートチューブ30を幹線1に接着させている。
最後に、図4に示すように、支線2の分岐部近傍にも他のコルゲートチューブ33を外装し、最後にワイヤハーネス分岐部のコルゲートチューブ30、33の外周面にテープTを巻き付けてコルゲートチューブ30と33を固定する。
前記構成によれば、ワイヤハーネスW/Hの支線2をコルゲートチューブ30の挿通孔32から引き出しても、引き出した支線2と挿通孔32周縁のエッジとの間に硬化したホットメルトHを介在させて直接接触させないため、支線2が損傷するのを防止することができる。
さらに、ワイヤハーネスW/Hの幹線1や支線2の径が異なるものであっても、コルゲートチューブ30の支線引き出し部分に溶融樹脂であるホットメルトHを注入して硬化させるだけ、専用の分岐保護材等を必要とせず、かつ、これら分岐保護材を分岐部に取り付ける必要もなく、作業性が良いと共に低コストで実施できる利点を有する。
本発明の実施形態のワイヤハーネス分岐部の保護構造の作製方法を示す図面である。 ワイヤハーネス分岐部の保護構造を示す図面である。 ワイヤハーネスの幹線にコルゲートチューブを外装した状態を示す図面である。 ワイヤハーネスの幹線と支線にコルゲートチューブを外装した状態を示す図面である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
1 幹線
2 支線
20 樹脂注入機
30、33 コルゲートチューブ
31 スリット
32 挿通孔
H ホットメルト
W/H ワイヤハーネス

Claims (1)

  1. コルゲートチューブに挿通したワイヤハーネスの幹線から分岐する支線を、該コルゲートチューブの軸線方向中間の挿通孔より引き出しているワイヤハーネス分岐部の保護構造であって、
    前記コルゲートチューブの支線が引き出されている部分の挿通孔に、支線引出側から注入された溶融樹脂が硬化された樹脂が充填され、支線と挿通孔の周縁との隙間に前記硬化樹脂が支線の接着材兼保護材として介在されていることを特徴とするワイヤハーネス分岐部の保護構造。
JP2006112298A 2006-04-14 2006-04-14 ワイヤハーネス分岐部の保護構造 Withdrawn JP2007288895A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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