JP2007287245A - 光ディスク記録装置、光ディスク記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】多層光ディスクでは、記録・再生時に多くの記録層をレーザー光が通過しなければならない。その為、記録層にトラック溝やサーボマークなど光学的な収差を引き起こす原因となるパターンを記録できない。その為、従来のトラッキング方式ではトラッキングできなかった。
【解決手段】トラック溝やサーボマークなどが無い記録層で、内周に基準トラックを設け、複数の再生ビームで異なる基準トラックにトラッキングすることで、再生ビームと固定した位置関係にある記録ビームのトラッキングを間接的に掛けて、外周側に記録を行う。以降、順次、既記録トラックに再生ビームでトラッキングを掛けて外周側に記録ビームで記録することで、トラック溝やサーボマークなしで準トラッキングが掛かり、多層光ディスクに記録が行える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスクのトラッキングに関する。
光記録媒体、所謂光ディスクの大容量化には、対物レンズの開口数を大きくし、レーザー波長を短くすることが有効である。これは、レーザーの集光スポットの径が、対物レンズの開口数に反比例し、レーザー波長に比例することから、対物レンズの開口数を大きくし、レーザー波長を短くすることでレーザーの集光スポットの径を小さくすることで、小さなマーク/スペースの記録・再生が可能になる為である。BD(Blu−ray Disc)では、開口数0.85、レーザー波長405nmとなっている。
開口数の増大は、レンズの歩留まりを悪化させ、レーザーの短波長化は、ポリカボネートやガラス等の光学材料の透過率を大幅に減らす。
更に、開口数は、大気中では、焦点から見た対物レンズの有効半径の成す角度のsin関数で表されるので、開口数が大きくなるに従って、光ヘッドと光ディスクの間の間隔が狭くなり、開口数0.85でさえ、約0.1mmの間隔になる。これは、更に大きな開口数になると、対物レンズのフォーカス制御が非常に困難になること、ディスク上のゴミをレンズが巻き込むなどの問題があることなどを示している。
この様な状況下で、さらなる高記録容量のメディアが望まれている。例えば、HDTVの記録に25GB容量のBDを使用した場合は、2時間しか記録できない。また、近年のブロードバンドインターネットの常時接続化により、家庭に供給されるディジタルデータの量は膨大になると予想されている。例えば、平均3Mbpsのコンテンツを24時間受け続けると、合計32GBのデータを受けることになる。
そこで、光ディスクの多層記録化が考えられている。例えば、BDでは、2層ディスクが規格化されていて、その容量は、50GBに及ぶ。この様に、光ディスクの高記録容量化のトレンドは、多層記録化の方向に向かっている。
その中で、多層、特に10層以上の多層記録においては、レーザー光をディスク基材を介して記録層に照射する際に、途中の記録層による吸収、散乱でレーザー光が減衰することを防止することが重要である。このため、強いレーザー光を照射した時に起こる2光子吸収などの非線形光学効果を利用して、インパルス状照射したレーザー集光スポット以外での不要な吸収および散乱を低減するフォトンモード記録方式が提案されている。
また、高記録容量の他に高転送レート化も望まれている。例えば、BDでは、容量が50GBで転送レートは約36Mbpsである。このディスク一杯にデータを記録するのに50GB/36Mbps=約3時間かかる。一方、光ディスクの回転数は、家庭用を考えると10000rpm程度が限界と思われる。BDの1倍速の回転数が809rpmであるので、BDでは、約12倍速、約445Mbpsが限界である。上記例と同様な計算をすると50GBを記録するのには15分かかる。
また、近年のインターネットのブロードバンド化により、家庭でも1Gbpsの光ファイバーが導入されている。BDで回転数を10000rpmにしても1Gbpsにはならない。
この様な状況下で、多層化による高容量化と更なる高転送レート化が望まれている。
特開平08−315365号公報 特開平07−282464号公報 特許第2661098号明細書
しかしながら、この様な多層記録では、以下の様な課題があった。
例えば、従来のトラッキング方式で記録ビーム、又は再生ビームをトラック上に照射しようとすると、記録面内にトラッキング溝、又は、サーボマークが必要となる。BDでは、記録層が2層までのディスクが市販されているが、2層の記録層全面にトラック溝がトラックピッチ0.32μm間隔で切られている。また、HSディスクでは、サンプルサーボ方式のトラッキング法が採用されており、1周約1000個のサーボマークが全面に記録されている。
これらのトラック溝やサーボマークは光学的な収差の原因となる。例えば、光ディスク全面に切られているトラック溝は、回折格子となる一面もあり、回折光が発生した分の光量が1つの記録層を通過する毎に減少する。多層光ディスクでは、最大100層程度の記録層が想定されるので、例え5%でも回折光の発生により光量が減少したら、100層の記録層を通過した後の光量は、(1−0.05)^100=0.6%となり、ほとんど0になってしまう。
サンプルサーボのサーボマークは、トラック溝と比較すれば収差の乱れは少ないが、例えば0.5%でも光量が減少すると100層の記録層を通過後の光量は、約60%になる。
また、フォトンモード記録では、記録光によって変化する光学パラメータ(例えば屈折率)を変化させることで記録を行っている。この光学パラメータの変化は、例えば屈折率にして0.1程度であり、反射率は非常に小さい。従って、反射光量も少なく、この様な状況の中では、少しでも回折光や迷光があると、再生信号に大きなノイズとなって現れてしまう。
以上のことから、従来の光ディスクでは、トラッキング用の溝やエンボスピットを光ディスク記録媒体に付けることができたが、多層光ディスクの記録層には、トラック溝やサーボマークなど迷光や収差の元になる様な印は付けることは許されない。よって、フォーカスサーボの為の中間層とは屈折率の異なる記録層があるだけで、何の印もなく、記録トラックを生成していかなければいけない。
また、多層化により記録容量が増えた分だけ転送レートも増えなければならない。
本発明の骨子は、上記課題に鑑み、溝やエンボスピットなど収差を発生する部分の無い、即ち、記録材料と中間層が交互に積層しただけの多層光ディスクのトラックに高密度に、且つ、高速に記録する光ディスク記録装置、及び光ディスク記録媒体を提供することにある。
本願の請求項1記載の発明に係る光ディスク記録装置は、2つ以上の再生用レーザーと2つ以上の記録用レーザーが所定間隔以上でモノリシックに配置されているレーザーアレイと、2つ以上の前記再生用レーザーより照射されたビームを各々光ディスク記録媒体上の別の既記録トラックに対物レンズで集光する様にフォーカス制御及びトラッキング制御するサーボシステムを具備し、前記再生用レーザーより照射されたビームが各々前記光ディスク記録媒体上の別の既記録トラックにトラッキングしていることをセンサーで検出することで前記記録用レーザーより照射されたビームの位置を推定して前記記録用レーザーを用いて前記光ディスク記録媒体上の未記録部分に記録を行うことを特徴とした光ディスク記録装置。
図1は、請求項1の発明の記録装置で記録する場合の記録層上のトラックと記録・再生ビームの配置を説明した図である。図中下の2つの点線の円は、再生ビーム1と再生ビーム2を示す。これらのビームの光強度は大きくなく、精々mWオーダーとなっている。図中上の2つの実線の円は、記録ビーム1と記録ビーム2を示す。これらのビームの光強度は2光子吸収記録が可能な光強度を持っている。これらのビームが1つの直線上、即ち、レーザーアレイ中心線上に並んでいる。水平に並んでいる一点鎖線は、記録トラックの中心を示しており、下の2本の太い一点鎖線は、既記録トラックの中心を示していて、上の2本の細い一点鎖線は、未記録仮想トラックの中心を示している。既記録トラックは、既にデータが記録されているが、未記録トラックは、データは記録されていなくて、仮想的なトラックの中心線が描かれている。ここで、レーザーアレイ中心線と記録トラックが成す角度を像回転角度と定義している。これらのビームは、モノシリック基板上に直線上に配置されている半導体レーザーよりのレーザー光を対物レンズで集光することで生成される。再生ビーム1、再生ビーム2、記録ビーム1、記録ビーム2は、レーザーアレイ中心線上で、且つ、各トラック上に位置している。
2つの再生ビームは、それぞれ異なった既記録トラックにトラッキングしている。トラッキングは、これらのトラックに記録されているマーク/スペースの1次回折光を検出してプッシュプル法で行っている。また、位相差トラッキング法でもトラッキング可能である。2つの記録ビームは、どこにもトラッキングしていないで、2つの再生ビームが2つのトラックにトラッキングすることで定まる位置に配置される。この記録ビームの位置の精度は、モノシリック基板上の半導体レーザーの配置精度で決まる。通常、配置精度は、モノリシック基板上で1μm以下となっている。よって、記録層上では、光学倍率が30倍とすると、約30nmとなり、十分実用になる精度となっている。
この様に、既記録トラックに再生ビームをトラッキングすることで、間接的に未記録仮想トラック上に記録ビームを位置することができる。
しかしながら、この様な記録方式では、一旦内周の既記録トラックにずれが生じると、基準になるものが無いので、元の真円(又は等間隔スパイラル)に戻らない。図2は、内周トラックの真円からのずれが外周トラックへ伝染する振る舞いを説明した図である。説明を簡単にする為に同心円で説明しているが、スパイラルでも同様である。内周から外周に記録しているとして、内周の既記録トラック2が何らかの理由で膨らんでしまったとする。既記録トラック1と既記録トラック2を基準に未記録仮想トラック1と未記録仮想トラック2は、通常、像回転角度19をかなり小さい状態で記録される。再生ビーム1と再生ビーム2は、既記録トラック2が膨らんでいる部分にくると、それぞれ既記録トラック1と既記録トラック2にトラッキングしているので、像回転角度を大きくする(大きくなった像回転角21)。よって、未記録仮想トラック1と未記録仮想トラック2は、結果的に膨らんでしまう。以降、この真円からずれた既記録トラックを基準に外周トラックを記録してゆくので、一旦真円からずれると元の真円には戻らない。この様なずれを補正する光ディスク記録装置が、本願の請求項2記載の光ディスク記録装置である。
本願の請求項2記載の発明に係る光ディスク記録装置は、2つ以上の前記再生用レーザーが直線1上に配置されていて、2つ以上の前記記録用レーザーが直線2上に配置されていて、前記既記録トラックに平行な方向にX軸を取り、前記既記録トラックに垂直な方向をY軸に取った時、前記直線1と前記直線2を表す方程式の傾きがお互いに異符号となることを特徴とした請求項1記載の光ディスク記録装置。
図3は、請求項2の発明の記録装置で記録する場合の記録層上のトラックと記録・再生ビームの配置を説明した図である。図上4つの円は、下の2つのビームは、再生ビーム1と再生ビーム2で、図1と同じである。上の2つのビームは、記録ビーム1と記録ビーム2で、これらのビームの光強度は2光子吸収記録が可能な光強度を持っている。再生ビームは、図1と同じで、レーザーアレイ中心線1上に並んでいる。記録ビームは、図1と異なりレーザーアレイ中心線1とは異なる直線上、即ち、レーザーアレイ中心線2上に並んでいる。トラック中心線に平行な方向にX軸、垂直な方向にY軸を取ると、この2つの直線の傾きは、お互いに符号が異なっている。水平に並んでいる一点鎖線は、図1と同じで、記録トラックの中心を示しており、下の2本の太い一点鎖線は、既記録トラックの中心を示していて、上の2本の細い一点鎖線は、未記録仮想トラックの中心を示している。既記録トラックは、既にデータが記録されているが、未記録トラックは、データは記録されていなくて、仮想的なトラックの中心線が描かれている。ここで、レーザーアレイ中心線1と記録トラックが成す角度を像回転角度1、レーザーアレイ中心線2と記録トラックが成す角度を像回転角度2と定義している。これらのビームは、モノシリック基板上の2つの直線上に配置されている半導体レーザーよりのレーザー光を対物レンズで集光することで生成される。再生ビーム1、再生ビーム2は、レーザーアレイ中心線1上で、且つ、各既記録トラック上に位置していて、記録ビーム1、記録ビーム2は、レーザーアレイ中心線2上で、且つ、各未記録仮想トラック上に位置している。
この様なビーム配置、即ち2つの再生ビームの中心線と2つの記録ビームの中心線が一致せずに小さい角度で交差している場合は、既記録トラックの真円からのずれ量をキャンセルする様に未記録トラックに記録できる。図4は、トラックずれのキャンセル方法を説明している。既記録トラック14が真円であり、既記録トラック15の一部分が膨らんでいるとする。再生ビーム1と再生ビーム2が既記録トラックの膨らんでいる部分にくると、像回転角21が増える。しかし、記録ビームの像回転角41は、逆に減少する。その為、既記録トラック15と未記録トラック1の間隔は、像回転角21が増えて増加した分と記録ビームの像回転角41が減って減少した分の合計になる。
この様なビーム配置で交差角度、(又は、ラックピッチが決まっている場合はビーム間隔)を適当な角度に取ると、既記録トラックの真円からのずれ量をキャンセルする様に未記録トラックに記録できる。
本願の請求項3記載の発明に係る光ディスク記録装置は、2つ以上の前記再生用レーザーが各々別の前記既記録トラックに照射されて反射した光を前記再生用レーザー毎のセンサーで受光し、前記センサーよりの信号を入力し、トラッキングエラー信号を出力するトラッキングエラー信号回路と、前記トラッキングエラー信号を入力して像回転角エラー信号を出力する像回転角エラー信号回路と、前記レーザーアレイの位置を定めるアクチエータと、前記レーザーアレイよりのビームの全体像を光学的に回転する像回転光学素子と、前記トラッキングエラー信号と前記像回転角エラー信号を入力してアクチエータ制御信号を前記アクチエータへ出力し、且つ、前記像回転制御信号を前記像回転光学素子に出力するサーボ回路を具備することを特徴とした請求項1及び請求項2記載の光ディスク記録装置。
本願の請求項4記載の発明に係る光ディスク記録装置は、2つ以上の前記再生用レーザーの内、最内周側の再生専用レーザーに対応する内トラッキングエラー信号と、前記像回転角エラー信号を入力し、前記内トラッキング信号に対応したビームがトラッキングする様に制御を行うアクチエータ制御信号を前記アクチエータへ出力し、前記像回転制御信号を前記像光学回転素子に出力することで、前記最内周側の再生専用レーザーに対応するビーム以外の再生用レーザーに対応したビームのトラッキングを行うサーボ回路を具備することを特徴とした請求項3記載の光ディスク記録装置。
本願の請求項5記載の発明に係る光ディスク記録装置は、前記最内周側の再生専用レーザーに対応するビームを所定のトラックにトラッキングするステップと、前記像光学回転素子を制御して、前記最内周側の再生専用レーザーに対応するビーム以外の再生用レーザーに対応したビームのトラッキングを行うステップの2つのステップを行って2つ以上の前記再生専用レーザーのトラッキングを行うことを特徴とした請求項4記載の光ディスク記録装置。
図6は、本発明の第1の実施形態の記録装置のブロック図を示している。請求項5の発明は、2つ以上の再生専用レーザーに対応したビームの反射光を各々独立にセンサーで受光してその各々のトラッキングエラー信号より像回転角エラー信号を生成し、その像回転角エラー信号に基づいて像回転光学素子を制御し、2つ以上の再生ビームを既記録トラックにトラッキングされる。
例えば、図7の様に、センサー6Bとセンサー6Cが半径方向、即ち、トラックに垂直な方向に配置されているとする。図1の様に、再生ビーム1及び再生ビーム2が丁度既記録トラック上に照射されていると、再生ビーム1及び再生ビーム2の反射光の1次回折光は、センサー6Bとセンサー6Cによってディスク内方向、ディスク外方向対称に受光する。即ち、センサー6Bの4分割部分で、A1とA2の和とB1とB2の和が等しくなり、C1とC2の和とD1とD2の和が等しくなる。従って、差動増幅器71の出力TE0と差動増幅器72の出力TE1は0になる。
再生ビーム1が、既記録トラック中心に対してディスク上で内側にずれている場合、再生ビーム1の反射光の1次回折光は、センサー6B上ディスク内方向にずれて受光され、センサー6Bの4分割部分で、A1とA2の和がB1とB2の和より大きくなり、差動増幅器71の出力TE0が正(+)になる。
再生ビーム1が、既記録トラック中心に対してディスク上で外側にずれている場合、再生ビーム1の反射光の1次回折光は、センサー6B上ディスク外方向にずれて受光され、センサー6Bの4分割部分で、A1とA2の和がB1とB2の和より小さくなり、差動増幅器71の出力TE0が負(−)になる。
再生ビーム2も同様に、既記録トラック中心に対してディスク上のずれがTE1に出力される。
図8は、TE0とTE1より像回転を含めたトラッキング制御方法を示している。図8の例では、まず、再生ビーム1、即ち、内側再生ビーム1を既記録トラックにトラッキングさせて後、レーザーアレイよりのビームを回転させて再生ビーム1、即ち、外側再生ビームを別の既記録トラックにトラッキングさせている。よって、TE0が0の時と0以外の時で処理が異なる。図8でTE0が0になっている状態NO0から2は、像回転動作を行って再生ビーム2がトラッキングする様に制御し、図8でTE0が0以外になっている状態NO3から8は、再生ビーム0がトラッキングする様に制御を行っている。
図6のレーザーアレイ61自身は、固定されているが、光学的にレーザーアレイ61の像がピエゾ・ドーブプリズム65により回転されている。
本願の請求項6記載の発明に係る光ディスク記録装置は、前記最内周側の再生用レーザーに対応するビームで再生したディスク上の位置情報、及び、再生信号を基にしてシーク動作を行うことを特徴とした請求項4、請求項5記載の光ディスク記録装置。
本願の請求項7記載の発明に係る光ディスク記録装置は、前記光ディスク記録媒体は複数の記録層を具備し、前記再生用レーザーに対応したビームは、1層上又は1層下の記録層にフォーカスする様に前記再生用レーザーに対応したコリメートレンズを制御していることを特徴とする請求項3、又は、請求項4、又は、請求項5、又は、請求項6記載の光ディスク記録装置。
図9の上の図は、請求項7の光ディスク記録装置での1つの記録層に着目した時のビーム配置を示している。図9の下の図は、既記録層と未記録層の境界付近の断面でのビーム配置を示している。図9の上の図で、再生ビーム1と再生ビーム2は、記録ビーム1と記録ビーム2が焦点の合っている未記録層93より1層下の既記録層92に焦点が合っている。よって、再生ビームを既記録層92のデータが記録されているトラック、即ち、既記録トラック94と既記録トラック95にトラッキングを掛け、これらの既記録トラックを基準にして像回転を含めた記録ビーム1と記録ビーム2のトラッキング制御を行っている。
図10は、本発明の第2の実施形態の記録装置のブロック図で、記録ビームの焦点が合っている未記録層より1層下の既記録層に再生ビームの焦点が合っていて、この既記録層の既記録トラックを基準にしてトラッキングする例を示している。図上レーザーアレイ61より出射された2本の再生ビームと2本の記録ビームは、マイクロレンズアレイ100を通ってコリメートレンズ101に入射して平行光に変換される。再生ビームに対応したマイクロレンズ(図10上のマイクロレンズアレイ100の両端の2つのレンズ)は、記録ビーム(図10上のマイクロレンズアレイ100の中央の2つのレンズ)に対応したマイクロレンズより記録層の間隔分だけ焦点距離が長くなっている。よって、再生ビームは、既記録記録層105にフォーカスして、既記録記録層に記録されているトラック上のデータにトラッキングを掛けることで、間接的に未記録記録層104上で記録ビームのトラッキングを掛けている。
本願の請求項8記載の発明に係る光ディスク記録装置は、光ディスク記録媒体上の所定の位置情報に対応した場所に記録する時、光ディスク記録媒体上の所定の位置に記録されている前記所定の位置情報に対応した像回転角キャリブレーションパターンを再生用レーザーに対応した光ビームで再生して、各再生信号のエッジのタイミングより像回転角キャリブレーション誤差を計算して調整するサーボ回路を具備することを特徴とした請求項3、又は、請求項4、又は、請求項5、又は、請求項6、又は、請求項7記載の光ディスク記録装置。
特許文献3が示す様に、光ディスクの内周と外周とでは曲率の違いがあるので、像回転角を半径方向の位置によって変化させなければいけない。しかしながら、既記録部分のトラックを基準に未記録部分のトラックにデータを記録しているので、一旦トラック間隔がずれると、記録トラックが真円よりずれてしまい、基本的には元の真円にはもどらない。
請求項8は、所定の位置情報を再生ビームで再生した時、その位置の半径を演算し、その半径に対応した像回転角キャリブレーションパターンが記録されている場所を算出し、その像回転角キャリブレーションパターンを再生し、各ビームの再生信号のエッジを検出するタイミングを計測することで像回転角の誤差を計測し、計測した像回転角の誤差を基に像回転角を補正する光ディスク記録装置である。
図11の上の図は、再生ビームと記録ビームの合計本数が4本の場合で光ディスク上所定の場所に対応した像回転角キャリブレーションパターンの一例である。この例では、キャリブレーション時に再生ビームだけでなく記録ビームでも光パワーを落として再生を行っている。図11の下の図は、上記4つのビームで4つの像回転角キャリブレーションパターンピット111を再生した時の再生信号を2値化した信号である。図11の上の図の像回転角キャリブレーションパターンは、4つの像回転角キャリブレーションパターンピット111のエッジをつないだ線、即ち、像回転角キャリブレーションパターンエッジ線112と像回転角キャリブレーションパターントラック中心113が成す角度が丁度像回転角になる様に記録されている。像回転角が合っている時は、像回転角キャリブレーションパターンピットを再生した4つの再生信号の2値化信号のエッジが同じタイミングで変化する。図11の下の図の例は、レーザーアレイの像回転角がその所定の場所に対応した像回転角より小さくなっている例であり、記録ビーム2よりエッジが立ち上がっている。像回転角のキャリブレーション誤差は、再生ビーム1再生信号を基準として、再生ビーム1再生信号と他の再生信号の排他的論理和を取ることで得られ、誤差の符号は、再生ビーム1再生信号のエッジを基準に他の再生信号のエッジが早いか遅いかで判断できる。
本願の請求項9記載の発明に係る光ディスク記録装置は、光ディスク記録媒体をチャッキングする部分に記録されている基準トラックと、前記基準トラックに記録されている位置情報に対応した像回転角キャリブレーションパターンと、前記基準トラックを再生する再生ヘッドと、前記光ディスク記録媒体の記録・再生を行う記録・再生ヘッドと、前記再生ヘッドと前記記録・再生ヘッドを実装する1つのアクチエータとを具備し、前記基準トラックにトラッキングを掛けながら前記基準トラックに記録されている前記像回転角キャリブレーションパターンを再生して得られた再生信号を前記光ディスク記録媒体上に記録することで前記光ディスク記録媒体上に新たな基準トラックを形成ことを特徴とした光ディスク記録装置。
請求項9の光ディスク記録装置は、チャッキング部分に記録されている基準トラックを基準にして光ディスク記録媒体上に新たな基準トラックを記録する。
本願の請求項10記載の発明に係る光ディスク記録媒体は、予め所定の場所に基準トラックが所定のトラック数分記録されていて、位置情報に対応した像回転角キャリブレーションパターンが前記基準トラックに記録されていることを特徴とした光ディスク記録媒体。
本願の請求項11記載の発明に係る光ディスク記録媒体は、複数の記録層を具備し、レーザー光入射面より最も遠い位置にトラック溝、又はサーボマークが記録されている層を配置したことを特徴とした光ディスク記録媒体。
以上説明したように本発明の光ディスク記録装置、光ディスク記録媒体によれば、多層光ディスクで、複数のトラックに同時に記録でき、大容量、高転送レートの記録が可能となる。
(実施の形態1)
以下本発明の実施するための最良の形態について、第1の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図6は、第1の実施形態の光ディスク記録装置のブロック図を示している。2トラック分の記録データは、レーザーパワー制御回路60に入力される。レーザーパワー制御回路60は、所定の変調則に基づいた変調を記録データに施し、再生レーザー光も含め4つのレーザー駆動信号をレーザーアレイ61に出力する。
レーザーアレイ61は、複数のレーザーが1つの基板上に実装されていて、モノシリックレーザーアレイとなっている。よって、各レーザー間の配置誤差は1μm以下に抑えられている。この実施形態では、4つのレーザーが実装されており、その内2つが再生用レーザーであり、他の2つが記録・再生用レーザーとなっている。各レーザーの配置例としては、図1の様な再生レーザーと記録レーザー(実施形態では、記録・再生レーザー)が直線上に実装されている例や、図3の様に再生レーザーと記録レーザーが異なった直線上に実装されている例などがある。もちろん、記録レーザーを図3のレーザーアレイ中心線2に平行な複数の直線上に2次元配列しても同様な効果が得られる。入力されたレーザー駆動信号は、各レーザーで光強度パターンに変換されて出射される。
レーザーアレイ61より出射された複数のレーザー光は、コリメートレンズ62に入射され、平行光に変換される。コリメートレンズ62を出た平行光は、ビームスプリッター63を直進し、1/4波長板64を通過してピエゾ・ドーブプリズム65に入射される。
ピエゾ・ドーブプリズム65は、レーザーアレイ61よりのレーザー光の全体像を入力される制御電圧に応じて回転して、記録層上に結ばれるビーム配置を回転する。
像回転された複数のレーザー光は、球面収差補正光学系6Lに入射されて記録を行う記録層に応じた球面収差の補正が行われる。
球面収差補正光学系6Lを出射した複数のレーザー光は、対物レンズ66により記録層69に集光される。再生用レーザーよりのレーザー光で形成された再生ビームは、それぞれ隣り合った既記録トラック6J上に集光する。記録・再生レーザーよりのレーザー光で形成された記録ビームは、未記録部分の隣り合った未記録仮想トラック上6Kに集光し、光強度変調により記録層69上にデータを記録してゆく。
この光ディスク記録媒体68は、例えば、内周部分に基準トラックが設けられていて、この光ディスク記録装置は、最初は、この基準トラックを再生ビームで再生しながら基準トラックの外側にデータを記録ビームで記録してゆく。基準トラックは、記録ビーム数分の並列スパイラル状になっていて、像回転角キャリブレーションパターンなどが記録されている。以降、順次記録したトラック、即ち、既記録トラックを再生して未記録仮想トラックの位置を推定しながら、記録ビームで未記録の部分(未記録仮想トラック)にデータを記録してゆく。この光ディスク記録媒体68は、同心円状のトラックでも良い。
また、記録層69上に集光した再生ビームの反射光は、対物レンズ66、球面収差補正光学系6Lを通りピエゾ・ドーブプリズム65に入射される。ピエゾ・ドーブプリズムでは、往路とは逆方向にレーザーアレイ61のレーザー光の反射光の像が回転して1/4波長板64に入射される。1/4波長板64で直線偏光に変換された反射光は、ビームスプリッター63で反射して集光レンズ6Aに入射され、2つの再生ビームの反射光は、それぞれ外再生ビーム4分割センサー6B上と内再生ビーム4分割センサー6C上に集光される。それぞれのセンサーに集光した反射光は、図7に示す様なセンサーで4分割されて電気信号に変換される。集光レンズ6Aは、円筒レンズになっていて、フォーカス制御に非点収差法が使用できる様になっている。フォーカス誤差信号回路6Dは、外再生ビーム4分割センサーと内再生ビーム4分割センサーよりの信号を入力して、非点収差法のフォーカス誤差信号をサーボ回路6Gに出力する。
図7が示す様に、外再生ビーム4分割センサーと内再生ビーム4分割センサーは、分割A1と分割A2、分割C1と分割C2が光ディスク上の内周方向、分割B1と分割B2、分割D1と分割D2が光ディスク上の外周方向に向いている。図7に示されている例では、光ディスクの記録層に記録されているマークの半径方向のエッジ部分によって作られる1次回折光が、内再生ビーム4分割センサー上、及び外再生ビーム4分割センサー上に対称に集光されている、即ち、マーク部分の両半径方向のエッジよりの回折光の光量が等しいことを示している。この時、分割A1と分割A2が加算された電気信号A1+A2と、同じく電気信号B1+B2は等しくなり、同様に、電気信号C1+C2と電気信号D1+D2は等しくなる。よって、A1+A2とB1+B2の差動増幅後の出力、即ち、トラッキングエラー信号TE0は、0となり、同様にTE1も0になる。よって、2つの再生ビームが記録層の既記録トラックにONトラックしていることを示している。再生ビームが既記録トラックより内方向にずれている時は、図7上で一次回折光が上方向にずれて、トラッキングエラー信号は正になる。逆に再生ビームが既記録トラックより外方向にずれている時は、図7上で一次回折光が下方向にずれて、トラッキングエラー信号は負になる。
図8は、像回転制御方法を示した表である。トラッキングエラー信号TE0とトラッキングエラー信号TE1の値によって9通りの状態を表し、各々の状態ごとの制御を示している。もちろん、トラッキングエラー信号の大きさは制御に影響するが、0次近似的に正(+)と負(−)と所定の誤差範囲以内(0)の3通りとした。この例では、最初に図1上での再生ビーム1のトラッキングを行って後にレーザーアレイの全体像を回転することで再生ビーム2のトラッキングを行うとしている。よって、像回転角エラー信号は、TE0が0以外の時は常に0としている。TE0が0以外、即ち、再生ビーム1がONトラックしていない時は、像回転処理は行わないとする。TE0が0になって、TE1の値により再生ビーム2を既記録トラックにONトラックする様に像回転制御を行う。図6の像回転エラー信号回路は、図8の表の様に、トラッキングエラー信号TE0とトラッキングエラー信号TE1を入力して像回転角エラー信号をサーボ回路6Gに出力する。
サーボ回路6Gは、トラッキングエラー信号TE0と像回転角エラー信号を入力して、像回転制御信号をピエゾ・ドーブプリズムを駆動する高圧発生回路6Hに出力し、フォーカス、及び再生ビーム1のトラッキング制御の為に、レンズアクチエータ67にアクチエータ制御信号を出力して、図8の表に従った制御、及びフォーカス制御を行う。
レーザーアレイ61は、再生用レーザーと記録・再生用レーザーを図1の様に1つの直線上に並べても良いが、図3の様に適当な角度で、再生レーザー配置する直線1と記録・再生レーザーを配置する直線2を交差させると、基準にする既記録トラックの誤差の影響を小さくできる。
図5は、トラックずれのキャンセルする為のレーザーアレイ61のビーム配置を計算する時の各パラメータを示している。図5中、再生ビーム1はY軸上にあるとして計算しているが、一般性は失われない。以降、再生ビーム2がレーザーアレイ中心線1上に配置されており、再生ビーム2と記録ビーム1と記録ビーム2がレーザーアレイ中心線2上に配置されている。光ディスクの中心を原点として、再生ビーム1がY軸上に位置する様な極座標を定義する。各ビームの位置を極座標で表すと、再生ビーム1が(r1、θ1)、再生ビーム2が(r2、θ2)、記録ビーム1が(r3、θ3)記録ビーム2が(r4、θ4)となる(但し、θ1=π/2)。また、極座標(r、θ)で表現すると、レーザーアレイ中心線1は、式1の様に表現され、レーザーアレイ中心線2は、式2の様に表現される。P、P’は、それぞれ原点よりレーザーアレイ中心線1とレーザーアレイ中心線2に垂らした垂線の長さである。αとα’は、それぞれ原点よりレーザーアレイ中心線1とレーザーアレイ中心線2に垂らした垂線とX軸の成す角度である。
式1 P=r×cos(θ−α)
式2 P’=r×cos(θ−α’)
b0、b1、b2はビーム間隔とし、トラックピッチは、Trとする。ここで、
それぞれ再生ビーム1と再生ビーム2の極座標を式1に代入して、式3と式4を得る。
式3 P=r1×cos((π/2)−α)
式4 P=r2×cos(θ2−α)
再生ビーム1と再生ビーム2の距離は、トラックピッチとなり、式5を得る。
式5 (r2×cos(θ2))+((r2×sin(θ2)−r1)
=Tr
式5より、式6を得る。
式6 θ2=sin−1((r1+r2−Tr)/(2×r1×r2))
また、式6を式3と式4に代入して式7、式8を得る。
式7 α=tan−1(cos(θ2)/((r1/r2)−sin(θ2))
式8 P=r1×cos((π/2)
−tan−1(cos(θ2)/((r1/r2)−sin(θ2)))
となる。更に、図5より式9を得る。
式9 α’=2×θ2−α
再生ビーム2の極座標と式9を式2に代入して式10を得る。
式10 P’=r2×cos(tan−1(cos(θ2)/((r1/r2)
−sin(θ2))−θ2)
となる。この様な関係式より、再生ビーム1は(r1、π/2)に固定されているとして(再生ビーム1は既記録トラックにトラッキングしているとした為)、この点を中心にΔθだけ増加した時に記録ビーム2の極座標のr3の誤差が所定の値以下になるP、α、P’、α’、b1、b2が求めるべき、トラックずれをキャンセルするレーザーアレイ配置のレーザーアレイ中心線1とレーザーアレイ中心線2の式とビーム間隔となる。
尚、本実施形態の再生ビームは2つであるが、再生ビームの数を増やして、トラッキング信号の平均を取った信号、又は、両端の再生ビームのトラッキング信号でトラッキング制御、像回転制御を行うことで安定したトラッキングが行える。
また、図1と図3の再生ビーム、及び記録ビームのトラック間隔は、すべて1トラック、即ち、隣接トラックの再生、記録の例であるが、例えば、再生ビームのトラック間隔を広く取れば、再生ビーム間のトラックピッチが平均化され、より安定したトラッキングが実現できる。また、記録ビームのトラック間隔も1トラックであるが、再生ビーム2と記録ビーム1のトラック間隔1、記録ビーム1と記録ビーム2のトラック間隔を3としても良い。
(実施の形態2)
次に、第2の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図9は、第2の実施形態の光ディスク記録装置の動作を説明している。図9の上図は、複数の記録層を持った光ディスク記録媒体で、既記録層上に集光した再生ビーム1(90)と再生ビーム2(91)と、既記録層に隣り合う未記録層に集光した記録ビーム1(12)と記録ビーム2(13)の配置を示している。図9の下の図は、同じく複数の記録層を持った光ディスク記録媒体で、隣り合う既記録層と未記録層の断面を示している。図9の上の図は、図1と似ているが、図9の下の図が示す様に、再生ビーム1と再生ビーム2が、未記録層の1つ下の既記録層に集光している。この例では、記録は図上で下から上へ、即ち、レーザー光が入射してくる面より遠くの記録層より近くの記録層の順で記録されるとしている。よって、未記録層の中で、最も下の未記録層の1つ下の記録層は、常に既記録層となる。
図10は、第2の実施形態の光学記録装置のブロックを表している。2トラック分の記録データは、レーザーパワー制御回路60に入力される。レーザーパワー制御回路60は、所定の変調則に基づいた変調を記録データに施し、再生レーザー光も含め4つのレーザー駆動信号をレーザーアレイ61に出力する。
レーザーアレイ61は、図6と同じレーザーアレイである。入力されたレーザー駆動信号は、各レーザーで光強度パターンに変換されて出射される。
レーザーアレイ61より出射された複数のレーザー光は、マイクロレンズアレイ100に入射される。図上中央の2つのマイクロレンズは、記録・再生レーザー用であり、図上両端の2つのマイクロレンズは、再生レーザー用である。再生レーザー用マイクロレンズは、記録・再生用マイクロレンズより記録層間隔分だけ焦点距離が長い。よって、記録・再生用レーザーよりの光ビームが未記録層にフォーカスされると、再生用レーザーよりの光ビームは、既記録層にフォーカスされる。このマイクロレンズアレイ100とコリメートレンズ101でレーザーアレイ61よりのレーザー光は、平行光に変換される。コリメートレンズ101を出た平行光は、ビームスプリッター63を直進し、1/4波長板64を通過してピエゾ・ドーブプリズム65に入射される。
ピエゾ・ドーブプリズム65は、レーザーアレイ61よりのレーザー光の全体像を入力される制御電圧に応じて回転して、記録層上に結ばれるビーム配置を回転する。
像回転された複数のレーザー光は、球面収差補正光学系6Lに入射されて記録を行う記録層に応じた球面収差の補正が行われる。この時、記録・再生用レーザーと再生レーザーは、異なる記録層にフォーカスされるが、隣り合った記録層なので、球面収差補正量は、ほぼ等しい。よって、記録・再生用レーザーに球面収差補正量を合わしても再生用レーザーに球面収差補正量を合わせても、両方の平均を取っても良い。また、球面収差補正量の差の球面収差を再生用マイクロレンズに与えておいても良い。
球面収差補正光学系6Lを出射した4つのレーザー光は、対物レンズ66により、記録・再生用レーザーよりのレーザー光は未記録層104に集光され、再生用レーザーよりのレーザー光は既記録層105に集光される。再生用レーザーよりのレーザー光で形成された再生ビームは、既記録層105内の既記録トラック上に集光する。記録・再生レーザーよりのレーザー光で形成された記録ビームは、未記録層上の未記録仮想トラック上に集光し、光強度変調により未記録層104上にデータを記録してゆく。
また、既記録層104上に集光した再生ビームの反射光は、対物レンズ66、球面収差補正光学系6Lを通りピエゾ・ドーブプリズム65に入射される。ピエゾ・ドーブプリズムでは、往路とは逆方向にレーザーアレイ61のレーザー光の反射光の像が回転して1/4波長板64に入射される。1/4波長板64で直線偏光に変換された反射光は、ビームスプリッター63で反射して集光レンズ6Aに入射され、2つの再生ビームの反射光は、それぞれ外再生ビーム4分割センサー6B上と内再生ビーム4分割センサー6C上に集光され電気信号に変換される。
同様に未記録層105上に集光した記録・再生ビームの反射光は、対物レンズ66、球面収差補正光学系6Lを通りピエゾ・ドーブプリズム65に入射される。ピエゾ・ドーブプリズムでは、往路とは逆方向にレーザーアレイ61のレーザー光の反射光の像が回転して1/4波長板64に入射される。1/4波長板64で直線偏光に変換された反射光は、ビームスプリッター63で反射して集光レンズ6Aに入射され、2つの記録・再生ビームの反射光は、それぞれ外記録ビーム4分割センサー107上と内記録ビーム4分割センサー108上に集光され電気信号に変換される。集光レンズ6Aは、円筒レンズになっていて、フォーカス制御に非点収差法が使用できる様になっている。フォーカス誤差信号回路109は、外再生ビーム4分割センサーと内再生ビーム4分割センサーよりの信号と外記録ビーム4分割センサーと内記録ビーム4分割センサーよりの信号を入力して、非点収差法のフォーカス誤差信号をサーボ回路6Gに出力する。ここで、対物レンズ66のフォーカス制御は、記録ビーム4分割センサーより生成したフォーカスエラー信号で制御を行い、再生ビーム4分割センサーより生成したフォーカスエラー信号は、図示していないマイクロレンズアレイ100内の再生レーザー用マイクロレンズをフォーカス方向に動かすマイクロマシンアクチエータを制御する信号の生成に使用する。この制御系は、記録層の間隔が焦点深度以上に変動する場合に有効である。
尚、光ディスク記録媒体103は、レーザー入射面より最も遠い層、即ち、図10上で最下層にトラック溝が記録されている基準層になっていて、最初は、この層のトラック溝に再生ビームでトラッキングを掛けながら最下記録層に記録ビームで記録してゆく。以降、順次下から上に向かって1つ下の記録層を再生ビームでトラッキングを掛けながら、再生ビームがフォーカスしている記録層より1つ上の記録層に記録ビームで記録を行う。また、この実施形態の場合、再生ビームが記録ビームを挟むビーム配置にすると、記録ビームのフォーカスオフセットを減少できる。
(実施の形態3)
次に、第3の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図12は、第3の実施形態の光ディスク記録装置の内周のチャッキング部分の断面を示している。チャッキングクランプ123の上面部分にROM(読み出し専用)光ディスクを固定する。このROM光ディスク内の基準トラック記録層124に基準トラックが記録されている。記録・再生ヘッド126と再生専用ヘッド127は、半径方向にずらして1つのアクチエータ125に実装されている。また、記録・再生ヘッドは光ディスク記録媒体の複数トラック同時に記録又は再生し、再生専用光ヘッドは、光ディスク記録装置のチャッキング部分の基準トラック記録層の基準トラックにトラッキングを掛けて基準トラックを再生する。基準トラックを再生して得られた再生信号は、記録・再生ヘッドに送られて、基準トラックと同じパターンを光ディスク記録媒体上に記録する。この時、再生ヘッドと記録・再生ヘッドの相対位置は一定になる様に制御する。例えば、制御方法としては、再生ヘッドのトラッキング誤差信号で記録・再生ヘッドのトラッキング制御を行うなどがある。
また、再生専用光ヘッド127のNAは、記録・再生ヘッド126より小さくても良く、再生専用光ヘッド127のレーザー波長は、記録・再生ヘッド126のレーザー波長と異なっていても良い。基準トラック記録層124の基準トラックのトラックピッチは光ディスク記録媒体のトラックピッチより広くなっても良く、例えば光ディスク記録媒体のトラックピッチの(記録ビーム数+1)倍にしても良い。また、基準トラック記録層124の基準トラックは、複数並列スパイラルトラック、又は、複数同心円トラックであっても良い。
この様な構成で、再生専用光ヘッドがチャッキングクランプ123内の基準トラック記録層124の基準トラックにトラッキングを掛けながら、記録・再生ヘッド126で光ディスク記録媒体上に新たな基準トラックを記録する。この新たな基準トラックには、像回転角キャリブレーションパターンを記録しても良い。また、図12の基準トラック記録層は、多層になっていても良い。
本発明にかかる光ディスク記録装置、光ディスク記録媒体は、ディジタルデータの大容量、高速記録に有用である。
本発明の実施の形態1の光ディスク記録装置で記録層上に直線上に結ぶビームスポットの配置とトラッキング方法を説明した図 ビームスポットの配置が直線状になっていて、既記録トラックのトラックピッチに誤差が生じた時の振る舞いを説明した図 本発明の実施の形態1の光ディスク記録装置で記録層上の2本の直線上に結ぶビームスポット配置とトラッキング方法を説明した図 本発明の実施の形態1の光ディスク記録装置のトラッキング安定性を説明した図 本発明の実施の形態1の光ディスク記録装置で最適な記録層上の2本の直線上に結ぶビームスポット配置を計算する為のビーム配置の座標を定義を示した図 本発明の第1の実施形態の光ディスク記録装置のブロックを説明した図 本発明の第1の実施形態の光ディスク記録装置のトラッキングエラー信号を生成するセンサーとトラッキングエラー信号の関係を説明した図 本発明の第1の実施形態の光ディスク記録装置のトラッキング制御方法と像回転制御方法を説明した図 本発明の第2の実施形態の光ディスク記録装置のトラッキング方法を説明した図 本発明の第2の実施形態の光ディスク記録装置のブロックを説明した図 本発明の光ディスク記録媒体に記録されている像回転キャリブレーションパターンと像回転キャリブレーション誤差の検出方法を説明した図 本発明の第3の実施形態の光ディスク記録装置の基準トラックの再生と記録の方法を説明した図
符号の説明
10 再生ビーム1
11 再生ビーム2
12 記録ビーム1
13 記録ビーム2
14 既記録トラック1中心
15 既記録トラック2中心
16 未記録仮想トラック1中心
17 未記録仮想トラック2中心
18 レーザーアレイ中心線
19 像回転角度
21 大きくなった像回転角
30 記録ビーム1
31 記録ビーム2
32 像回転角度1
33 像回転角度2
34 レーザーアレイ中心線1
35 レーザーアレイ中心線2
41 小さくなった像回転角2
50 記録ビーム1
51 記録ビーム2
52 像回転角度1
53 像回転角度2
54 レーザーアレイ中心線1
55 レーザーアレイ中心線2
60 レーザーパワー制御回路
61 レーザーアレイ
62 コリメートレンズ
63 ビームスプリッター
64 1/4波長板
65 ピエゾ・ドーブプリズム
66 対物レンズ
67 レンズアクチエータ
68 光ディスク記録媒体
69 記録層
6A 集光レンズ
6B 外再生ビーム4分割センサー
6C 内再生ビーム4分割センサー
6D フォーカス誤差信号回路
6E トラッキングエラー信号回路
6F 像回転エラー信号回路
6G サーボ回路
6H 高圧発生回路
6I AD変換器
6J 既記録トラック
6K 未記録仮想トラック
6L 球面収差補正光学系
71 差動増幅器
72 差動増幅器
90 再生ビーム1
91 再生ビーム2
92 既記録層
93 未記録層
94 既記録トラック1中心
95 既記録トラック2中心
100 マイクロレンズアレイ
101 コリメートレンズ
103 光ディスク記録媒体
104 未記録層
105 既記録層
106 集光マイクロレンズアレイ
107 外記録ビーム4分割センサー
108 内記録ビーム4分割センサー
109 フォーカス誤差信号回路
10A 基準層
111 像回転キャリブレーションパターンピット
112 キャリブレーションパターンエッジ線
113 像回転キャリブレーションパターントラック中心
100 マイクロレンズアレイ
121 光ディスク記録媒体
122 記録層
123 チャッキングクランプ
124 基準トラック記録層
125 アクチエータ
126 記録・再生ヘッド
127 再生専用ヘッド
128 トラバース

Claims (11)

  1. 2つ以上の再生用レーザーと2つ以上の記録用レーザーが所定間隔以上でモノリシックに配置されているレーザーアレイと、2つ以上の前記再生用レーザーより照射されたビームを各々光ディスク記録媒体上の別の既記録トラックに対物レンズで集光する様にフォーカス制御及びトラッキング制御するサーボシステムを具備し、前記再生用レーザーより照射されたビームが各々前記光ディスク記録媒体上の別の既記録トラックにトラッキングしていることをセンサーで検出することで前記記録用レーザーより照射されたビームの位置を推定して前記記録用レーザーを用いて前記光ディスク記録媒体上の未記録部分に記録を行うことを特徴とした光ディスク記録装置。
  2. 2つ以上の前記再生用レーザーが直線1上に配置されていて、2つ以上の前記記録用レーザーが直線2上に配置されていて、前記既記録トラックに平行な方向にX軸を取り、前記既記録トラックに垂直な方向をY軸に取った時、前記直線1と前記直線2を表す方程式の傾きがお互いに異符号となることを特徴とした請求項1記載の光ディスク記録装置。
  3. 2つ以上の前記再生用レーザーが各々別の前記既記録トラックに照射されて反射した光を前記再生用レーザー毎のセンサーで受光し、前記センサーよりの信号を入力し、トラッキングエラー信号を出力するトラッキングエラー信号回路と、前記トラッキングエラー信号を入力して像回転角エラー信号を出力する像回転角エラー信号回路と、前記レーザーアレイの位置を定めるアクチエータと、前記レーザーアレイよりのビームの全体像を光学的に回転する像回転光学素子と、前記トラッキングエラー信号と前記像回転角エラー信号を入力してアクチエータ制御信号を前記アクチエータへ出力し、且つ、前記像回転制御信号を前記像回転光学素子に出力するサーボ回路を具備することを特徴とした請求項1または請求項2記載の光ディスク記録装置。
  4. 2つ以上の前記再生用レーザーの内、最内周側の再生専用レーザーに対応する内トラッキングエラー信号と、前記像回転角エラー信号を入力し、前記内トラッキングエラー信号に対応したビームがトラッキングする様に制御を行うアクチエータ制御信号を前記アクチエータへ出力し、前記像回転制御信号を前記像光学回転素子に出力することで、前記最内周側の再生専用レーザーに対応するビーム以外の再生用レーザーに対応したビームのトラッキングを行うサーボ回路を具備することを特徴とした請求項3記載の光ディスク記録装置。
  5. 前記最内周側の再生専用レーザーに対応するビームを所定のトラックにトラッキングするステップと、前記像光学回転素子を制御して、前記最内周側の再生専用レーザーに対応するビーム以外の再生用レーザーに対応したビームのトラッキングを行うステップの2つのステップを行って2つ以上の前記再生専用レーザーのトラッキングを行うことを特徴とした請求項4記載の光ディスク記録装置。
  6. 前記最内周側の再生用レーザーに対応するビームで再生したディスク上の位置情報、及び、再生信号を基にしてシーク動作を行うことを特徴とした請求項4または請求項5記載の光ディスク記録装置。
  7. 前記光ディスク記録媒体は複数の記録層を具備し、前記再生用レーザーに対応したビームは、1層上又は1層下の記録層にフォーカスする様に前記再生用レーザーに対応したコリメートレンズを制御していることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の光ディスク記録装置。
  8. 光ディスク記録媒体上の所定の位置情報に対応した場所に記録する時、光ディスク記録媒体上の所定の位置に記録されている前記所定の位置情報に対応した像回転角キャリブレーションパターンを再生用レーザーに対応した光ビームで再生して、各再生信号のエッジのタイミングより像回転角キャリブレーション誤差を計算して調整するサーボ回路を具備することを特徴とした請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の光ディスク記録装置。
  9. 光ディスク記録媒体をチャッキングする部分に記録されている基準トラックと、前記基準トラックに記録されている位置情報に対応した像回転角キャリブレーションパターンと、前記基準トラックを再生する再生ヘッドと、前記光ディスク記録媒体の記録・再生を行う記録・再生ヘッドと、前記再生ヘッドと前記記録・再生ヘッドを実装する1つのアクチエータとを具備し、前記基準トラックにトラッキングを掛けながら前記基準トラックに記録されている前記像回転角キャリブレーションパターンを再生して得られた再生信号を前記光ディスク記録媒体上に記録することで前記光ディスク記録媒体上に新たな基準トラックを形成ことを特徴とした光ディスク記録装置。
  10. 予め所定の場所に基準トラックが所定のトラック数分記録されていて、位置情報に対応した像回転角キャリブレーションパターンが前記基準トラックに記録されていることを特徴とした光ディスク記録媒体。
  11. 複数の記録層を具備し、レーザー光入射面より最も遠い位置にトラック溝、又はサーボマークが記録されている層を配置したことを特徴とした光ディスク記録媒体。
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