JP2007285688A - フィルタ固定機構、フィルタ固定方法、および熱処理装置 - Google Patents

フィルタ固定機構、フィルタ固定方法、および熱処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007285688A
JP2007285688A JP2006116882A JP2006116882A JP2007285688A JP 2007285688 A JP2007285688 A JP 2007285688A JP 2006116882 A JP2006116882 A JP 2006116882A JP 2006116882 A JP2006116882 A JP 2006116882A JP 2007285688 A JP2007285688 A JP 2007285688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
heat treatment
heat
fixing mechanism
treatment apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006116882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4859514B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Sakonaka
和広 迫中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Espec Corp
Original Assignee
Espec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Espec Corp filed Critical Espec Corp
Priority to JP2006116882A priority Critical patent/JP4859514B2/ja
Publication of JP2007285688A publication Critical patent/JP2007285688A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4859514B2 publication Critical patent/JP4859514B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Abstract

【課題】定期的な締付操作が不要であり、パーティクルの発生を抑制することができるフィルタ固定機構を提供する。
【解決手段】耐熱フィルタ枠5が熱風通過用開口枠1に直接接触していることにより、熱風通過用開口枠1と耐熱フィルタ枠5との間が密閉され、また、締結軸2および耐熱フィルタ枠5が同一の熱膨張係数の材料から成ることにより、熱風通過用開口枠1と耐熱フィルタ枠5とが完全に密着することができるので、シールド部材を備える必要がなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルタを固定するフィルタ固定機構、フィルタ固定方法、および熱処理装置に関するものである。
従来、液晶ガラス基板などの半導体製品を含む電気・電子部品などを、200℃〜300℃程度の高温で熱処理する熱処理装置が使用されている。
上記熱処理装置には、クリーンオーブンと称される恒温槽などがある。
また、上記電気・電子部品は、その品質保持上、クリーンな環境条件で熱処理する必要があるため、微小ダストであるパーティクルの発生を極力少なくする必要がある。
よって、上記電気・電子部品を熱処理するときには、熱処理装置に高性能フィルタを備えて、熱処理用の循環気体を、高性能フィルタを介して熱処理室に供給するようにしている。
そこで、200℃〜300℃程度の高温で、且つ、パーティクルを取り除いたクリーンな環境の下で、電気・電子部品の熱処理を行うために、そのような熱的条件を満たす高性能フィルタおよびその取り付け機構の技術が開示されている。
ところが、最近では、電気・電子部品の生産ラインや試験・研究用のクリーンオーブンとして、500℃程度の熱処理温度の高いものが製造されてきていて、そのようなクリーンオーブンでは、熱処理室の清浄度が満たされなくなってきていることがわかった。
つまりは、クリーンオーブンにおけるフィルタ固定機構では、フィルタ枠に使用されているオーステナイト系ステンレス鋼の熱膨張率が、フィルタを取り付けるための開口枠に使用されているフェライト系耐熱鋼の熱膨張率よりも大きいため、クリーンオーブンの温度昇降時の温度差や運転時と停止時との温度差などにより、フィルタ枠と開口枠との間に熱膨張差が生じる。すると、フィルタ枠と開口枠との間に介在するパッキンが剪断力を受け、フィルタ枠とパッキンとの間にずれが生じたり、パッキンが開口枠から剥離したり、繰り返し応力でパッキンが劣化するなどにより、シール性が悪くなることがわかった。
しかし、500℃程度の温度まで使用されるクリーンオーブンでは、シール部材にシリコンゴムなどのクッション性があるゴム材は使用できない。
500℃程度の温度までで、材料が変質しない一般的な材料は、ガラス繊維やセラミック繊維である。ところが、ガラス繊維やセラミック繊維はパッキンとしての形状を保持できないので、バインダー(有機材料)で一時的に固めたものが使用されていた。
上記バインダーは、クリーンオーブンの使用と共に分解するので、パッキンは固定方法にかかわらず、いずれ劣化してしまう。上記劣化とは、パッキンに含まれるバインダーが熱で分解し、パッキンから抜けていく現象のことである。すると、パッキンの厚みが少しずつ薄くなる。フィルタの上流側(開口枠側)の圧力は高いので、フィルタ枠がパッキンを押える力が弱くなると、パッキンがずれる問題が生じた。
パッキンがずれるとその隙間から風速の速い風が漏れ、ずれたパッキンを叩くので、一気にパーティクルが発生する。この問題を解決するには、押え板でフィルタ枠を押し、パッキンを押えるために、定期的に締結軸に付いているナットを増し締めする必要があった。
そこで、例えば、特許文献1には、フィルタ枠にフェライト系耐熱鋼のうちの耐熱性を高くする組成を持つフェライト系特殊耐熱鋼を使用することによって、熱膨張に伴う不具合を解消し、開口枠、パッキン、およびフィルタ枠間のシール性能が良好な状態に維持される構造を有する技術が開示されている。
また、例えば、特許文献2では、パッキンの熱処理室内側にできる隙間部分を仕切る出口枠、および送風機の吸込側に通じている抽気口を備えることにより、熱処理室に持ち込まれるパーティクルの量を低減させる技術が開示されている。図12に、このときのクリーンオーブンの全体構成を示す。
図12は、従来のクリーンオーブン200の全体構成を示す図である。
従来のクリーンオーブン200は、入口枠201にパッキン202を介してフィルタ203が取り付けられていて、気体を、送風機204を備えた熱処理用の気体の循環経路205からフィルタ203に通過させて、熱処理室206に入れるようにした装置であり、パッキン202の熱処理室内側にできる隙間部分211を仕切る出口枠207、および送風機204の吸込側に通じている抽気口208を備えている。熱処理室206および循環経路205は、内側壁面が断熱壁になっているケーシング210で囲われている。また、循環経路205には、熱処理用の加熱器209が配設されている。
上記クリーンオーブン200の運転時における、パーティクルの発生量を測定した結果を図13に示す。
図13は、上記クリーンオーブン200のパーティクルの測定結果を示すグラフである。縦軸はパーティクルの発生量と温度とを示し、横軸は上記クリーンオーブン200の運転時における経過時間を示す。グラフ中の4種類の折れ線は、それぞれ、粒径0.30μm以上、0.50μm以上、および1.0μm以上のパーティクルの発生量を示す折れ線、および、温度を示す折れ線である。温度の折れ線において、T1は昇温時を示し、T2は昇温後の温度一定時を示し、T3は降温時を示す。
図13を参照すると、昇温時T1および降温時T3に、パーティクルの量が増加している傾向が認められ、例えば、昇温時T1に粒径0.30μm以上のパーティクルが、約30個程度測定されている。
特開2000−329472号公報(平成12年11月30日公開) 特開2003−302078号公報(平成15年10月24日公開)
しかしながら、特許文献1において、フィルタ枠に使用されているフェライト系特殊耐熱鋼は、市場に標準で販売されている材料ではなく、特許文献1に開示されているような熱処理装置のフィルタ専用の材料である。
ステンレスメーカが、上記フェライト系特殊耐熱鋼を製造するときの製造生産量は、7000kg/ロットになる。
上記フィルタ枠は、板材を加工して製造するので、1000mm×2000mm×t1.5mmのサイズの板で製造することを考えると、該板材の製造生産量は、約310枚/ロットになる。
そして、上記板材を切断して、切断したうちから4枚を箱型に貼り合せて、標準的なフィルタサイズであるW610mm×H610mm×t150mmのフィルタ枠を製造することを考えると、板材1枚でフィルタ枠3台が製造可能となる。よって、上記フィルタ枠の製造生産量は、約930台/ロットになってしまう。
これにより、上記フィルタ枠は、熱処理装置を使用するような特定の産業分野でしか使用されないので、材料の在庫管理費が負担になるという問題点を有している。
また、特許文献2では、パーティクルの量を低減させる解決手段を示しているが、パーティクルを含む気体を、熱処理室206へ流れにくくしただけの対策であり、根本的な対策ではない。仕切り板である出口枠207で完全に塞いでいるわけではないので、発生したパーティクルを含む気体の一部は、熱処理室206へ流れているという問題点を有している。
また、特許文献1および特許文献2ともに、定期的に締結軸に付いているナットを増し締めする必要があるという問題は、解決していないし、逆に、特許文献2では、クリーンオーブン200の構成上、必要な仕切り板である出口枠207があるため、増し締めする作業がやりにくい。
以上のことから、従来の技術では、定期的に締付操作が必要であり、パーティクルの発生を抑制しきれていないという問題点を有している。
しかも、近年、ますます、クリーン性能の要求が高まり、従来の技術では、市場の要求を満足できなくなってきている。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、定期的な締付操作が不要であり、パーティクルの発生を抑制することができるフィルタ固定機構を提供することにある。
本発明のフィルタ固定機構は、上記課題を解決するために、熱処理装置の熱処理室に気体を循環させるために該熱処理装置に設けられた開口部を囲むように形成される周囲部材と、軸方向に長い形状で、且つ、軸方向の一端が上記周囲部材に固定される締結部材と、上記開口部からの上記気体を通過させ、且つ、該気体中の微小ダストを取り除くフィルタと、上記周囲部材の形状に沿うように上記フィルタを囲むように形成される構造部材と、上記締結部材の上記周囲部材に固定されている軸方向の一端と反対側の一端に固定され、且つ、上記構造部材を上記締結部材の軸方向に押える押え部材とを備え、上記構造部材が上記周囲部材と上記押え部材とに挟まれて固定されることによって、フィルタが固定されるフィルタ固定機構であって、上記構造部材は、上記周囲部材に直接接触していることを特徴としている。
上記の構成によれば、押え部材が構造部材を押え、構造部材は周囲部材と押え部材とに挟まれ、また、構造部材は周囲部材に直接接触するので、周囲部材と構造部材との間は密閉される。
これにより、周囲部材と構造部材との間に、密閉するためのシールド部材を備える必要がなくなる。
上記シールド部材は、熱処理装置の運転時における温度変化時に、パーティクルを発生させる元であるので、シールド部材をなくすことによって、パーティクルの発生を抑制することが可能となる。なお、温度一定時のパッキンの有無は、パーティクルの増加にあまり影響しない。
また、上記シールド部材がないので、シールド部材の劣化対策として従来、定期的に行っていた締結部材に固定されているナットの増し締めをする必要がない。
さらに、シールド部材がないので、シールド部材にかかるコストを削減することが可能となるという効果を奏する。
また、上記フィルタ固定機構では、上記締結部材、および上記構造部材は、同一の熱膨張係数の材料から成ることが好ましい。
上記の構成によれば、周囲部材には締結部材が固定されているので、締結部材の軸方向の引っ張り強度が大きいため、締結部材に固定されている押え部材も引っ張られ、押え部材が構造部材を押えることにより、周囲部材と構造部材とが完全に密着することが可能となるという効果を奏する。
また、上記フィルタ固定機構では、上記周囲部材は、フェライト系耐熱鋼から成り、上記締結部材、上記押え部材、および上記構造部材は、オーステナイト系ステンレス鋼から成ることが好ましい。
上記の構成によれば、オーステナイト系ステンレス鋼は、500℃の温度であっても酸化せず、十分使用できる材料であり、市場で簡単に入手でき簡単に加工できるので、材料にかかるコストを低減させることが可能となるという効果を奏する。
また、本発明のフィルタ固定方法は、上記課題を解決するために、熱処理装置の熱処理室に気体を循環させるために該熱処理装置に設けられた開口部を囲むように形成される周囲部材と、上記開口部からの上記気体を通過させ、且つ、該気体中の微小ダストを取り除くフィルタと、上記周囲部材の形状に沿うように上記フィルタを囲むように形成される構造部材とを備えた熱処理装置の、上記開口部に上記フィルタを固定するフィルタ固定方法であって、上記構造部材を上記周囲部材に直接接触させて上記開口部に上記フィルタを固定することを特徴としている。
上記の構成によれば、構造部材が周囲部材に直接接触することにより、周囲部材と構造部材との間に、密閉するためのシールド部材を備える必要がなくなる。
上記シールド部材は、熱処理装置の運転時における温度変化時に、パーティクルを発生させる元であるので、シールド部材をなくすことによって、パーティクルの発生を抑制することができるという効果を奏する。
また、シールド部材がないので、シールド部材にかかるコストを削減することが可能となるという効果を奏する。
また、本発明の熱処理装置は、上記課題を解決するために、上記フィルタ固定機構を備えることを特徴としている。
熱処理装置では、電気・電子部品を、その品質保持上、クリーンな環境条件の熱処理室で熱処理する必要があるため、微小ダストであるパーティクルの発生を極力少なくする必要がある。
これに対し、上記の構成によれば、パーティクルの発生を抑制することができるフィルタ固定機構を備えているので、熱処理室のよりクリーンな環境を実現することが可能となるという効果を奏する。
本発明のフィルタ固定機構は、以上のように、構造部材は、周囲部材に直接接触しているので、周囲部材と構造部材との間が密閉され、シールド部材を備える必要がなくなり、その結果、定期的な締付操作が不要であり、パーティクルの発生を抑制することができるフィルタ固定機構を提供するという効果を奏する。
本発明の一実施形態について説明すれば、以下の通りである。
図1は、本実施の形態のクリーンオーブン100の耐熱フィルタ4の固定部分の構成を示す側面図である。
図2は、本実施の形態のクリーンオーブン100の耐熱フィルタ4の固定部分の構成を示す正面図である。
熱処理装置としての本実施の形態のクリーンオーブン100は、熱処理室101のクリーンな環境を実現するために、熱処理用の気体を循環させて、パーティクルを含む気体からパーティクルを取り除く耐熱フィルタ4を備えることで、パーティクルを抑制している。また、クリーンオーブン100は、耐熱フィルタ4をクリーンオーブン100に固定させるために、本発明の特徴的な構成であるフィルタ固定機構を備えている。なお、クリーンオーブン100における図示しない残りの部分は、従来の一般的な構成で実現可能である。
なお、本実施の形態では、熱処理装置としてクリーンオーブン100を使用しているが、特にこれに限らず、同様の熱処理機能を備えた装置を使用することも可能である。
本実施の形態のフィルタ固定機構は、図1に示すように、クリーンオーブン100に設けられている周囲部材としての熱風通過用開口枠1、熱風通過用開口枠1に固定されている締結部材としての締結軸2、締結軸2の熱風通過用開口枠1に固定されている一端と反対側の一端に固定されている押え部材としての押え板3、フィルタとしての耐熱フィルタ4、および、耐熱フィルタ4を囲む構造部材としての耐熱フィルタ枠5で構成される部分であり、耐熱フィルタ4をクリーンオーブン100に固定している。
クリーンオーブン100の運転時には、高温になった気体が、熱風となりAの方向に流れ、耐熱フィルタ4を介して循環する。
上記熱風通過用開口枠1は、フェライト系耐熱鋼から成っており、板材から形成される。詳細には、熱風通過用開口枠1は、クリーンオーブン100の熱処理室101に気体を循環させるためにクリーンオーブン100に設けられた開口形状が長方形の開口部に対して、該開口部の4辺を板材で囲んで形成される長方形の枠である。
上記締結軸2は、オーステナイト系ステンレス鋼であるSUS304から成っており、板材から形成され、円柱または角柱の形状をしている。クリーンオーブン100では、長方形の耐熱フィルタ枠5の4辺を押える押え板3を固定するために、10個の締結軸2が備えられている。
詳細には、締結軸2は、軸がクリーンオーブン100の開口部の開口方向に向いており、耐熱フィルタ枠5の4辺に対して、各辺の端の位置にそれぞれ備えられている。また、耐熱フィルタ枠5の長方形の4辺のうち長い2辺には、辺の中心にも締結軸2が備えられている。
そして、締結軸2の軸方向の一端が、熱風通過用開口枠1に固定されており、反対側の一端が、押え板3を固定するためのナット6が取り付けられるようになっている。なお、締結軸2が備えられる位置および数は、耐熱フィルタ4のサイズに応じて好適に変更してもよい。
また、SUS304は500℃の温度であっても酸化せず、十分使用できる材料である。
上記押え板3は、SUS304から成っており、板材から形成される。また、押え板3は、耐熱フィルタ枠5の4辺に対して、各辺を押え板3でそれぞれ押えたときに、押え板同士が接触しない程度の長さであり、且つ、断面L字型の形状を有している。クリーンオーブン100では、長方形の耐熱フィルタ枠5の4辺を押えるために、4個の押え板3が備えられている。
詳細には、押え板3は、断面L字型の2辺のうち1辺が締結軸2の軸方向に向けられ、もう1辺が耐熱フィルタ枠5を押えるように締結軸2にナット6で固定されることで、耐熱フィルタ枠5を、締結軸2の軸方向に押えている。
上記耐熱フィルタ4は、断面長方形の直方体である高性能フィルタを使用しており、500℃程度の耐熱性を有していればよく、パーティクルを含む気体からパーティクルを取り除くフィルタである。
上記耐熱フィルタ枠5は、SUS304から成っており、板材から形成される。耐熱フィルタ枠5は、上記熱風通過用開口枠1の形状に沿うように、上記耐熱フィルタ4の4面を板材で囲む断面長方形の直方体の枠である。
また、耐熱フィルタ枠5は、上記押え板3と上記熱風通過用開口枠1とに挟まれており、押え板3で押えられ、直接、熱風通過用開口枠1に接触している。
このように、熱風通過用開口枠1と耐熱フィルタ枠5とが直接接触しているので、熱風通過用開口枠1と耐熱フィルタ枠5との間を密閉するためのパッキンなどは備えられていない。
また、締結軸2は、耐熱フィルタ枠5と同一の熱膨張係数の材料であることが好ましい。
上記耐熱フィルタ枠5が直接接触する熱風通過用開口枠1の平面精度にばらつきがあっても、熱風通過用開口枠1には締結軸2が固定されているので、締結軸2の軸方向の引っ張り強度が大きいため、締結軸2に固定されている押え板3も引っ張られ、押え板3が耐熱フィルタ枠5を押えることにより、熱風通過用開口枠1と耐熱フィルタ枠5とを完全に密着させることができる。
例えば、締結軸2および耐熱フィルタ枠5の熱膨張係数が異なる場合、温度が変わると、熱膨張差で、締結軸2と耐熱フィルタ枠5との間に隙間が生じる。よって、締結軸2に固定されているナットを調整する必要が生じる。
したがって、締結軸2および耐熱フィルタ枠5の材料を、同一の熱膨張係数とするために、一例として共に上記のようにSUS304とした。
このようにして、耐熱フィルタ4を囲む耐熱フィルタ枠5が、押え板3と熱風通過用開口枠1とに挟まれて固定されることによって、耐熱フィルタ4は、クリーンオーブン100に固定されている。
本実施の形態のフィルタ固定機構の部材は、通常、厚さt0.8〜t2.0程度の板材を加工して製造する。SUS304の丸棒や角柱は、市場で簡単に入手でき簡単に加工できるので、締結軸2に好適に使用することが可能である。
また、熱風通過用開口枠1、締結軸2、押え板3、および耐熱フィルタ枠5の材料は、500℃の温度まで耐酸化性と強度とがあり、熱膨張係数もオーステナイト系ステンレス鋼と同等以下の材料であればよい。例えば、チタン鋼などが使用できる。市場で簡単に入手でき簡単に加工できるような上記材料を、必要に応じて選択することができる。
ところで、上述したように、本実施の形態のクリーンオーブン100は、熱処理室101のクリーンな環境を実現するために、パーティクルを抑制している。
パーティクルは、気体中の微小ダストなどである。
従来の技術において、パッキンの発塵がパーティクルを発生させる原因であると述べたが、本実施の形態のクリーンオーブン100は、パッキンを備えていない。
ここで、本実施の形態のクリーンオーブン100と、パッキンを備える従来と同様の構成のクリーンオーブンとのパーティクルの発生量を比較する。
まず、図3および図4に、パッキン20を備えているクリーンオーブン120の耐熱フィルタ4の固定部分の構成を示し、図5に熱処理室121のパーティクルを測定した結果を示す。
図3は、パッキン20を備えているクリーンオーブン120の耐熱フィルタ4の固定部分の構成を示す側面図である。
図4は、パッキン20を備えているクリーンオーブン120の耐熱フィルタ4の固定部分の構成を示す正面図である。
図5は、図3および図4に示すパーティクル測定管50aの位置で測定したパーティクルの測定結果を示すグラフである。縦軸は温度とパーティクルの発生量とを示し、横軸は上記クリーンオーブン120の運転時における経過時間を示す。グラフ中の5種類の折れ線は、それぞれ、粒径0.10μm以上、0.30μm以上、0.50μm以上、および1.0μm以上のパーティクルの発生量を示す折れ線、および、温度を示す折れ線である。
クリーンオーブン120に備えられているフィルタ固定機構は、上記クリーンオーブン100に備えられているフィルタ固定機構の構成に加えて、熱風通過用開口枠1と耐熱フィルタ枠5との間に、パッキン20を備えている。
上記パッキン20は、ガラス繊維やセラミック繊維の材料から成っており、形状を保持するために、ガラス繊維またはセラミック繊維が、バインダー(有機材料)で一時的に固められている製品である。
また、ガラス繊維でよく使用されるEガラスの熱膨張係数は、5.5×10−6(1/℃)である。セラミックス繊維はアルミナとシリカの複合材であり、熱膨張係数は、4〜5×10−6(1/℃)である。
パーティクルの発生量の測定は、図3および図4に示すように、耐熱フィルタ4の中心軸上で、熱風の流れAの下流側に、パーティクル測定管50aを配置し、行った。
パーティクルは、熱処理室121内部の1cf(ft)(約28リットル)の容積中の各粒径による粒子の個数で測定される。
図5を参照すると、主に、昇温時および降温時に、パーティクルが発生していることが顕著に認められる。クリーンオーブン120の運転を繰り返しても、昇温時および降温時に、パーティクルが発生する傾向がある結果は変わらなかった。
次に、パーティクル発生の主な要因は、パッキンの発塵であると述べたが、その傾向をつかむために、パッキン20付近にパーティクル測定管50bを備え、パーティクルの発生量を測定した。そのときの構成を図6および図7に示し、パーティクルを測定した結果を図8に示す。
図6は、図3に示す構成で、パーティクル測定管50aを撤去し、パーティクル測定管50bを配置させた側面図である。
図7は、図4に示す構成で、パーティクル測定管50aを撤去し、パーティクル測定管50bを配置させた正面図である。
図8は、図6および図7に示すパーティクル測定管50bの位置で測定したパーティクルの測定結果を示すグラフである。図中の縦軸、横軸、および折れ線は、図5で説明した内容と同じである。
図8からも、昇温時および降温時にパーティクルが発生していることが、再確認できる。
ここで、熱風通過用開口枠1の材料はフェライト系耐熱鋼なので、熱膨張係数は、10.0×10−6(1/℃)(0〜100℃)〜12.8×10−6(1/℃)(0〜800℃)である。
また、耐熱フィルタ枠5の材料はSUS304なので、熱膨張係数は、17.3×10−6(1/℃)(0〜100℃)である。
よって、パッキン20の熱膨張係数は、フェライト系耐熱鋼の熱膨張係数の1/2以下であり、SUS304の熱膨張係数の1/3以下である。
このように、熱風通過用開口枠1および耐熱フィルタ枠5と、パッキン20との熱膨張係数が異なるので、温度変化時に、必ずパッキン20にこすれが生じ、パーティクルが発生するのである。
したがって、パッキン20からパーティクルが発生する原因は、パッキン20の材料の熱膨張係数に関係するので、耐熱フィルタ枠5の材料にフェライト系特殊耐熱鋼を使用し、耐熱フィルタ枠5を熱風通過用開口枠1と同じ熱膨張係数にしても、パッキン20にこすれが生じる問題を解決することはできない。
また、バインダーを使用せずに、ガラス繊維またはセラミック繊維を、布またはロープ状に加工したパッキンがある。
上記パッキンは、バインダーを使用していないので、クリーンオーブンの使用に伴う劣化もなく、強度的に強いが、上述したような熱膨張係数の違いによる熱風通過用開口枠1、パッキン、および耐熱フィルタ枠5間のこすれはなくならない。
次に、図9および図10に、本実施の形態のクリーンオーブン100のパーティクルの発生量を測定した結果を示す。
図9は、図3に示すパーティクル測定管50aの配置における、本実施の形態のクリーンオーブン100のパーティクルの測定結果を示すグラフである。
図10は、図6に示すパーティクル測定管50bの配置における、本実施の形態のクリーンオーブン100のパーティクルの測定結果を示すグラフである。
図9および図10ともに、図中の横軸は上記クリーンオーブン100の運転時における経過時間を示し、縦軸および折れ線は、図5で説明した内容と同じである。
図5と図9とを、また、図8と図10とを比較すると、昇温時および降温時のパーティクルの発生量が低減されていることが認められる。
また、昇温時および降温時の温度変化時には、パーティクルの発生量は変化するが、昇温後の温度一定時には、パーティクルの発生量は、あまり変化しないことがわかる。
ところで、パーティクルの発生量の測定における昇温は、図5、図8〜図10に示す全ての測定において、6(℃/min)の温度勾配で昇温させ、昇温条件を揃えている。
ここで、クリーンオーブン100の運転における最大能力で昇温させたときの、パーティクルの発生量を測定した結果を図11に示す。
図11は、クリーンオーブン100の運転における最大能力で昇温させたときの、パーティクルの測定結果を示すグラフである。図中の縦軸、横軸、および折れ線は、図9および図10で説明した内容と同じである。
パーティクルの発生量の測定は、図9を測定したときと同様の構成で行った。
図11に示すように、21:44分に93.4℃の温度が記録され、22:14分に329.5℃の温度が記録されているので、平均7.9℃/minの昇温温度である。
また、図12に示す従来のクリーンオーブン200の運転時における、パーティクルの発生量を測定した結果を示す図13を参照すると、14:46分に150℃の温度が記録され、15:22分に400℃の温度が記録されているので、平均6.9℃/minの昇温温度である。
よって、本実施の形態のクリーンオーブン100と従来のクリーンオーブン200と何れも、昇温温度に大きな違いはない。
また、本実施の形態のクリーンオーブン100のパーティクルの測定結果は、図9および図11を参照すると、昇温時に粒径0.3μm以上のパーティクルは、5個以下であることが認められる。
しかしながら、図13を参照すると、昇温時に粒径0.3μm以上のパーティクルは、約30個程度測定されている。
以上により、パーティクルの発生量の違いが、パッキンの有無にあることは明白である。つまりは、パッキンをなくすことにより、パーティクルの発生量が低減されている。
しかも、温度一定時のパッキンの有無は、パーティクルの増加にあまり影響しないこともわかったので、運転時に温度一定で使用されるクリーンオーブンのパッキンは、備える必要がない。
このように、本実施の形態のクリーンオーブン100は、温度変化時にパーティクル発生元になっていたパッキンをなくすことによって、パーティクルの発生を抑制することが可能となる。
また、パッキンがないので、パッキンの劣化対策として従来、定期的に行っていた締結軸に固定されているナットの増し締めをする必要がない。
さらに、パッキンがないので、パッキンにかかるコストを削減することが可能となる。
ところで、本実施の形態のクリーンオーブン100のフィルタ固定機構には、パッキンがなく、耐熱フィルタ枠5は、熱風通過用開口枠1に、直接接触している。熱風通過用開口枠1にはフェライト系耐熱鋼を使用し、耐熱フィルタ枠5にはSUS304を使用しているので、熱膨張係数の違いにより、この接触している部分にこすれが発生しているはずである。
しかしながら、図5に示すクリーンオーブン120の測定結果と、図11に示すクリーンオーブン100の測定結果とを比較して、上記こすれの影響を判断すると、こすれはパーティクルの発生量にあまり影響を与えていないので、問題ない。
結局、従来では、開口枠とフィルタ枠との熱膨張係数の違いで、パッキンが劣化し、シール不良になると判断しており、フィルタ枠固定部には、シール部材が備えられていた。
本実施の形態のフィルタ固定機構は、単にパッキンをなくしただけではなく、定期的な締付操作が不要であり、パーティクルの発生を抑制することができる。
また、熱処理装置では、電気・電子部品を、その品質保持上、クリーンな環境条件の熱処理室で熱処理する必要があるため、微小ダストであるパーティクルの発生を極力少なくする必要がある。
しかしながら、本実施の形態の熱処理装置としてのクリーンオーブン100は、パーティクルの発生を抑制することができる本実施の形態のフィルタ固定機構を備えているので、熱処理室のよりクリーンな環境を実現することが可能となる。
本発明は、高温で、且つ、クリーンな環境条件で熱処理する必要が要求される熱処理装置に、好適に適用することができる。
本発明におけるクリーンオーブンの耐熱フィルタ固定部分の実施の一形態を示す側面図である。 本発明におけるクリーンオーブンの耐熱フィルタ固定部分の実施の一形態を示す正面図である。 パッキンを備えるクリーンオーブンの耐熱フィルタ固定部分を示す側面図である。 上記パッキンを備えるクリーンオーブンの耐熱フィルタ固定部分を示す正面図である。 上記パッキンを備えるクリーンオーブンのパーティクルの測定結果を示すグラフである。 パッキンを備えるクリーンオーブンの耐熱フィルタ固定部分を示す側面図である。 上記パッキンを備えるクリーンオーブンの耐熱フィルタ固定部分を示す正面図である。 上記パッキンを備えるクリーンオーブンのパーティクルの測定結果を示すグラフである。 本発明におけるクリーンオーブンのパーティクルの測定結果を示すグラフである。 上記クリーンオーブンのパーティクルの測定結果を示すグラフである。 上記クリーンオーブンのパーティクルの測定結果を示すグラフである。 従来のクリーンオーブンを示す構成図である。 上記クリーンオーブンのパーティクルの測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1 熱風通過用開口枠(周囲部材)
2 締結軸(締結部材)
3 押え板(押え部材)
4 耐熱フィルタ(フィルタ)
5 耐熱フィルタ枠(構造部材)
6 ナット
20 パッキン
50a,50b パーティクル測定管
100,120 クリーンオーブン(熱処理装置)
101,121 熱処理室
A 熱風の流れる方向

Claims (5)

  1. 熱処理装置の熱処理室に気体を循環させるために該熱処理装置に設けられた開口部を囲むように形成される周囲部材と、軸方向に長い形状で、且つ、軸方向の一端が上記周囲部材に固定される締結部材と、上記開口部からの上記気体を通過させ、且つ、該気体中の微小ダストを取り除くフィルタと、上記周囲部材の形状に沿うように上記フィルタを囲むように形成される構造部材と、上記締結部材の上記周囲部材に固定されている軸方向の一端と反対側の一端に固定され、且つ、上記構造部材を上記締結部材の軸方向に押える押え部材とを備え、上記構造部材が上記周囲部材と上記押え部材とに挟まれて固定されることによって、フィルタが固定されるフィルタ固定機構であって、
    上記構造部材は、上記周囲部材に直接接触することを特徴とするフィルタ固定機構。
  2. 上記締結部材、および上記構造部材は、
    同一の熱膨張係数の材料から成ることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ固定機構。
  3. 上記周囲部材は、フェライト系耐熱鋼から成り、
    上記締結部材、上記押え部材、および上記構造部材は、オーステナイト系ステンレス鋼から成ることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルタ固定機構。
  4. 熱処理装置の熱処理室に気体を循環させるために該熱処理装置に設けられた開口部を囲むように形成される周囲部材と、上記開口部からの上記気体を通過させ、且つ、該気体中の微小ダストを取り除くフィルタと、上記周囲部材の形状に沿うように上記フィルタを囲むように形成される構造部材とを備えた熱処理装置の、上記開口部に上記フィルタを固定するフィルタ固定方法であって、
    上記構造部材を上記周囲部材に直接接触させて上記開口部に上記フィルタを固定することを特徴とするフィルタ固定方法。
  5. 熱処理装置の熱処理室に気体を循環させるために該熱処理装置に設けられた開口部に、
    上記開口部からの上記気体を通過させ、且つ、該気体中の微小ダストを取り除くフィルタを固定するフィルタ固定機構を備えた熱処理装置において、
    上記フィルタ固定機構は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルタ固定機構であることを特徴とする熱処理装置。
JP2006116882A 2006-04-20 2006-04-20 フィルタ固定機構、フィルタ固定方法、および熱処理装置 Active JP4859514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006116882A JP4859514B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 フィルタ固定機構、フィルタ固定方法、および熱処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006116882A JP4859514B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 フィルタ固定機構、フィルタ固定方法、および熱処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007285688A true JP2007285688A (ja) 2007-11-01
JP4859514B2 JP4859514B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=38757625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006116882A Active JP4859514B2 (ja) 2006-04-20 2006-04-20 フィルタ固定機構、フィルタ固定方法、および熱処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4859514B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63189324A (ja) * 1987-01-30 1988-08-04 Kanto Auto Works Ltd 射出成形品の自動パレタイズ装置
JPH0952012A (ja) * 1995-08-15 1997-02-25 Nippon Muki Co Ltd フィルタ取付構造
JPH11253732A (ja) * 1998-03-12 1999-09-21 Takenaka Komuten Co Ltd クリーンルーム
JP2000070642A (ja) * 1998-08-28 2000-03-07 Nippon Muki Co Ltd 高温用エアフィルタ
JP2000329472A (ja) * 1999-05-21 2000-11-30 Tabai Espec Corp 特殊耐熱フィルタ付き熱処理装置及び特殊耐熱フィルタ
JP2003302078A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Espec Corp フィルタ発塵処理機能を持つ熱処理装置
JP2004354010A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Koyo Thermo System Kk 熱処理オーブン
JP2005249276A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Koyo Thermo System Kk クリーンオーブン

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63189324A (ja) * 1987-01-30 1988-08-04 Kanto Auto Works Ltd 射出成形品の自動パレタイズ装置
JPH0952012A (ja) * 1995-08-15 1997-02-25 Nippon Muki Co Ltd フィルタ取付構造
JPH11253732A (ja) * 1998-03-12 1999-09-21 Takenaka Komuten Co Ltd クリーンルーム
JP2000070642A (ja) * 1998-08-28 2000-03-07 Nippon Muki Co Ltd 高温用エアフィルタ
JP2000329472A (ja) * 1999-05-21 2000-11-30 Tabai Espec Corp 特殊耐熱フィルタ付き熱処理装置及び特殊耐熱フィルタ
JP2003302078A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Espec Corp フィルタ発塵処理機能を持つ熱処理装置
JP2004354010A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Koyo Thermo System Kk 熱処理オーブン
JP2005249276A (ja) * 2004-03-03 2005-09-15 Koyo Thermo System Kk クリーンオーブン

Also Published As

Publication number Publication date
JP4859514B2 (ja) 2012-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5286301A (en) Chemical vapor deposition system cleaner
TWI732847B (zh) 熔融材料熱電偶方法及設備
JP4859514B2 (ja) フィルタ固定機構、フィルタ固定方法、および熱処理装置
JP3949494B2 (ja) フィルタ発塵処理機能を持つ熱処理装置
KR101717591B1 (ko) 열팽창계수 측정장치
JP2010007209A (ja) 炭素繊維製造用炭化炉のシール装置
JP2020051969A (ja) 副生ガス計測システム
EP0489862B1 (en) Chemical vapor deposition system cleaner
CN209456565U (zh) 一种真空箱体抽气口加热装置
KR20210092133A (ko) 플로트 유리 제조 장치 및 플로트 유리 제조 방법
JP2005249276A (ja) クリーンオーブン
WO2012150654A1 (ja) ディスクロール及びその基材
JP5070185B2 (ja) 排気ガス処理装置
JP4992506B2 (ja) ファンフィルターユニット
JP2000329472A (ja) 特殊耐熱フィルタ付き熱処理装置及び特殊耐熱フィルタ
JP2006176842A (ja) ガラス基板の成膜装置
JP7251487B2 (ja) フロートガラス製造装置及びフロートガラス製造方法
CN114555536B (zh) 玻璃物品的制造方法以及玻璃物品的制造装置
CN215983647U (zh) 一种高纯石英砂烘干设备
KR101780471B1 (ko) 기판 지지 부재 및 기판 수납 장치
JP2012009647A (ja) 熱処理装置および熱処理方法
JP2007307445A (ja) エアーフィルタユニット、及びこのエアーフィルタユニットを備えた熱処理装置
JP5018432B2 (ja) 高純度ガラス物品用加熱装置および高純度ガラス物品の加工方法
JP2003194481A (ja) 結露防止用ヒータ付点検窓
JP2015131994A (ja) 真空処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4859514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250