JP2007285658A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】湯切れの発生を低減することができる貯湯式給湯機を提供する。
【解決手段】貯湯式給湯機1は、加熱手段2と、貯湯装置3と、制御装置4とを備えている。貯湯装置3は、加熱手段2によって加熱された水を所定のタンク31に貯える。制御装置4は、加熱手段2と貯湯装置3とを運転制御し、自動で湯を沸かすための自動沸き上げ機能60が少なくとも内蔵されている。エコ停止設定手段45は、自動沸き上げ機能60を一時停止したときに、タンク31内の湯がどの程度残っているのかを示す残湯量情報を報知する。
【選択図】図8

Description

本発明は、自動で湯を沸かしタンクに貯蔵する貯湯式給湯機に関する。
従来、深夜時間帯までの間、現在のタンク内の残湯量で賄えると思える場合、自動沸き上げ機能を一定期間停止させて不要な沸き上げを防止することができる貯湯式給湯機がある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−138299号公報
しかしながら、特許文献1の貯湯式給湯機では、現在の残湯量を判断する際、タンク残湯量表示では所定の温度以上の残湯量を表示しているだけであり、実際に使用した場合にどれだけの給湯量になるのか分からず、残湯量を間違って認識して設定した場合、湯切れに至る可能性がある。
本発明の課題は、湯切れの発生を低減することができる貯湯式給湯機を提供することにある。
第1発明に係る貯湯式給湯機は、加熱手段と、貯湯装置と、制御装置とを備えている。貯湯装置は、加熱手段によって加熱された水を所定のタンクに貯える。制御装置は、加熱手段と貯湯装置とを運転制御し、自動で湯を沸かすための自動沸き上げ機能が少なくとも内蔵されている。一時停止設定手段は、自動沸き上げ機能を一時停止したときに、タンク内の残湯量に対応する使用可能な給湯量の目安を報知する。
この貯湯式給湯機では、使用者が、残湯量過不足を実際の使用できる給湯量に基づいて判断できる。このため、判断ミスが防止され、湯切れが防止される。
第2発明に係る貯湯式給湯機は、第1発明に係る貯湯式給湯機であって、一時停止設定手段による自動沸き上げ機能の一時停止が、所定時刻に解除される。
この貯湯式給湯機では、使用者自身が設定の解除をする必要が無く、夜間に自動沸き上げ機能が自動復帰し十分な湯が貯えられるので、湯切れは回避される。
第3発明に係る貯湯式給湯機は、第1発明に係る貯湯式給湯機であって、目安には、自動沸き上げ機能が一時停止されてから所定時刻になるまでの間に必要とされる給湯量予測値が含まれている。
この貯湯式給湯機では、使用できる湯量と、この後必要とされる湯量とが知らされるので、使用者は、現在の湯量が十分か不十分かを判断しやすくなり、判断ミスが防止され、湯切れが回避される。
第4発明に係る貯湯式給湯機は、第3発明に係る貯湯式給湯機であって、給湯量予測値が、過去の時間帯別の給湯実績に基づいて算出される。
この貯湯式給湯機では、給湯実績に基づいて、必要とされる湯量が使用者へ知らされるので、使用者は正確な判断ができ、湯切れが回避される。
第5発明に係る貯湯式給湯機は、第3発明に係る貯湯式給湯機であって、一時停止設定手段が、残湯量と給湯量予測値とを比較し、自動沸き上げ機能の一時停止が適当か否かをさらに報知する。
この貯湯式給湯機は、給湯実績に基づいて、使用者へ必要とされる湯量を知らせ、使用者に代わって判断するので、判断ミスが防止され、湯切れが回避される。
第6発明に係る貯湯式給湯機は、第1発明に係る貯湯式給湯機であって、制御装置には、過去の時間帯別の給湯実績を学習して湯量を設定し自動で湯を沸き上げる全自動モードと、湯量を使用者に設定させて自動で湯を沸き上げる半自動モードと、が予めプログラムされている。自動沸き上げ機能は、全自動モードに対応する第1自動沸き上げ機能と、半自動モードに対応する第2自動沸き上げ機能とを含んでいる。
この貯湯式給湯機は、どのモードのときでも自動沸き上げ機能を停止設定できるので省エネルギーである。
第7発明に係る貯湯式給湯機は、第1発明に係る貯湯式給湯機であって、制御装置が、遠隔操作手段をさらに有する。一時停止設定手段は、遠隔操作手段上に設けられている。
この貯湯式給湯機では、使用者は離れた場所から設定できるので、使い勝手が良い。
第1発明に係る貯湯式給湯機では、使用者が、残湯量過不足を実際の使用できる給湯量に基づいて判断できる。このため、判断ミスが防止され、湯切れが防止される。
第2発明に係る貯湯式給湯機では、使用者自身が設定の解除をする必要が無く、夜間に自動沸き上げ機能が自動復帰し十分な湯が貯えられるので、湯切れは回避される。
第3発明に係る貯湯式給湯機では、使用できる湯量と、この後必要とされる湯量とが知らされるので、使用者は、現在の湯量が十分か不十分かを判断しやすくなり、判断ミスが防止され、湯切れが回避される。
第4発明に係る貯湯式給湯機では、給湯実績に基づいて、使用者へ必要とされる湯量が知らされるので、使用者は、正確な判断ができ、湯切れが回避される。
第5発明に係る貯湯式給湯機は、給湯実績に基づいて、使用者へ必要とされる湯量を知らせ、使用者に代わって判断するので、判断ミスが防止され、湯切れが回避される。
第6発明に係る貯湯式給湯機は、どのモードのときでも自動沸き上げ機能を停止設定できるので省エネルギーである。
第7発明に係る貯湯式給湯機では、使用者は離れた場所から設定できるので、使い勝手が良い。
<貯湯式給湯器の構成>
本実施形態に係る貯湯式給湯機の概略構成図を図1に示す。貯湯式給湯機1は、ヒートポンプユニット(加熱手段)2と貯湯装置3とによって構成されている。ヒートポンプユニット2は、マフラー21a、圧縮機21、水熱交換器22内の冷媒管22a、減圧手段としての膨張弁23、及び空気熱交換器24が、冷媒配管25によって環状に接続された圧縮式の冷凍回路20を有する。
また、冷凍回路20には、水熱交換器22から出る高圧高温の冷媒と、空気熱交換器24から出る低圧低温の冷媒との間で熱交換を行うため、液ガス熱交換器26が配置されている。具体的には、水熱交換器22と膨張弁23とを連結する冷媒通路と、空気熱交換器24と圧縮機21とを連結する冷媒通路との間で熱交換が行われる。
貯湯装置3は、貯湯タンク31、水熱交換器22内の水管22b及び水循環ポンプ32が、水循環配管35によって環状に接続された水循環回路30を有する。制御装置4は、ヒートポンプユニット2と貯湯装置3を運転制御する。
<貯湯装置>
図2は、本実施形態に係る貯湯式給湯機の貯湯装置と負荷とを連絡する配管の回路図である。なお、ここで述べる負荷とは、給湯と風呂を指す。給湯管71は、タンク31の頭部と給湯混合弁73とを連絡する。給湯管71は給湯分岐管71a,71bを有しており、給湯分岐管71aは、給水管71とお湯はり混合弁74とを連絡し、給湯分岐管71bは、給水管71と逃し弁75を連絡している。
給水管72は、水供給源と給湯混合弁73を連絡する。給水管72は、給水分岐管72a、72bを有しており、給水分岐管72aは、給水管72とお湯はり混合弁74とを連絡し、給水分岐管72bは、給水管72とタンク31の底部とを連絡している。なお、給水分岐管72aと給水分岐管72bとの上流には減圧逆止弁76が接続されている。また、給水分岐管72bのタンク31から離れた位置には、水温センサ41が設けられており、水温センサ41が、タンク31から温度影響を受けないように配慮されている。
湯循環配管77は、タンク31の頭部とタンク31の底部を連絡しており、途中には追焚熱交換器78と循環ポンプ79が接続されている。
第2給湯管81は、給湯混合弁73と給湯口82とを連絡し、途中に給湯水量センサ42aが配置されている。第3給湯管83は、お湯はり混合弁74と風呂水循環配管91とを連絡しており、途中に複合水弁84が配置されている。複合水弁84は、お湯はり電磁弁84aと、排水弁84bと、お湯はり水量センサ42bとで構成されている。
風呂水循環配管91は、浴槽92から出て浴槽92に戻り、途中に風呂水循環ポンプ93が接続されている。なお、追焚熱交換器78において、風呂水循環配管91と湯循環配管77との間で熱交換が行われる。
タンク31の側壁には、頭部から底部へ向かい一定間隔をおいて残湯量検知手段44としての温度センサ44a〜44eが設けられている。タンク31の各高さ位置の湯温を温度センサ44a〜44eで検知することによって湯の温度と残湯量が算出される。
<制御装置>
図3は、制御装置4のブロック図である。ここでは、概略の構成について説明し、各部の詳細については、後半で随時説明する。
制御装置4は、制御部6、水温センサ(水温検知手段)41、流量検知手段42としての給湯水量センサ42a,お湯はり水量センサ42b、残湯量検知手段としての温度センサ44a〜44e、沸き増しレベル選択手段43、エコ停止設定手段(一時停止設定手段)45およびリモコン(遠隔操作手段)46を有している。なお、沸き増し設定手段43とエコ停止設定手段45とは、リモコン46上に設けられている。
リモコン46は、表示部46aと、給湯温度選定ボタン46bと、湯量設定ボタン46cと、沸き増し設定ボタン46dと、エコ停止設定ボタン46eとを有する。
制御部6は、CPUやメモリなどから成り、沸き増しレベル選択手段43を操作するときに必要な選択範囲43aが記憶されている。また、選択範囲43aは、沸き増しレベル選択肢A1〜A5(図6参照)と満タン選択肢A6〜A8(図6参照)とを含んでいる。
また、制御部6には、おまかせモード(全自動モード)6a、非おまかせモード(半自動モード)6bがプログラムされており、おまかせモード6aに対応する第1自動沸き上げ機能60a、非おまかせモード6bに対応する第2自動沸き上げ機能60bもプログラムされている。
(おまかせモードと非おまかせモード)
本実施形態では、過去の時間帯別の給湯実績を学習して湯量を設定し自動で湯を沸き上げるおまかせモード(全自動モード)6a、湯量を使用者に設定させて自動で湯を沸き上げる非おまかせモード(半自動モード)6bが予めプログラムされている。制御装置4に電源が投入され、使用者による設定がない場合は、おまかせモード6aが自動的に選択され、使用者の操作によって湯量を多めに設定した場合などは、非おまかせモード6bとなる。
(自動沸き上げ機能)
いずれにせよ、おまかせモードと非おまかせモードとには、湯を自動で沸き上げるための自動沸き上げ機能60が搭載されており、おまかせモード6aには第1自動沸き上げ機能60aが搭載され、非おまかせモード6bに対応する第2自動沸き上げ機能60bが搭載されている。
(水温検知制御)
給湯混合弁73、お湯はり混合弁74の弁開度は、湯温と水温とに基づいて決定されており、例えば、水温が高い場合は、弁開度は水側へ大きくひらくことになる。このため、水温が正しく検知されなければ使用者が求める温度の湯を提供することができない。本実施形態では、水温センサ41は、タンク31から温度影響を受けないようにタンク31から離れた給水管72或いは給水分岐管72bに設置されている。さらに、滞留している水の温度を採用しないように、水温センサ41が設置されている場所の水が所定量以上且つ所定時間以上流れたことが確認された後に検知された値を水温として採用している。
本実施形態では、水温センサ41は、給水分岐管72bに設置されており、給水分岐管72b内の水の流れは、第2給湯管81に接続されている給湯水量センサ42aと、第3給湯管83に接続されているお湯はり水量センサ42bとによって間接的に検知される。タンク31から湯が出ていくと、タンク31に水が補充されるので、給湯水量センサ42aと、お湯はり水量センサ42bとによって検知される水量は、タンク31に補充される水量とみなすことができる。
また、検知された水温は、制御部6に記憶され、現在記憶されている水温よりも低い水温が検知された場合は、低いほうの水温へ更新するようにしている。なお、制御部6に記憶される水温のデータは、所定時刻になると初期化される。本実施形態では、午前5時に水温のデータを初期化している。
<リモコンの構成>
使用者は、リモコン46によって、給湯温度、湯量およびその他の条件を設定することができる。図4は、本実施形態に係る貯湯式給湯機1のリモコンの正面図である。リモコン46は、表示部46a、給湯温度設定ボタン46b、湯量設定ボタン46c、沸き増し設定ボタン46dおよびエコ停止設定ボタン46eなど各種設定ボタンを有している。表示部46aには、給湯温度、残湯量および設定されている条件などが表示される。たとえば図4では、給湯温度は42℃、残湯量は最大の5レベルであることを表示している。沸き増し設定ボタン46dと、エコ停止設定ボタン46eについては後半で随時説明する。
(沸き増し設定)
使用者がタンク内の湯量を増やしたいときは、リモコン46の沸き増し設定ボタン46dを押すことによって、5段階の沸き増しレベルと、3段階の満タンを選択できる。図5は、本実施形態に係る貯湯式給湯機の沸き増し設定時のリモコンの正面図であり、図6は、沸き増し設定時の選択範囲を表した説明図である。
図6に示すように、残湯量が0レベルのとき、使用者は、沸き増しレベルを、沸き増し[+1]〜沸き増し[+5]の5個(A1〜A5)、満タン[6時間]、満タン[12時間]および満タン[24時間]の3個(A6〜A8)の合計8個の選択肢を持つ選択範囲43aから選択できる。したがって、使用者は、沸き増し設定ボタン46dを8回押すことができ、9回押すと設定が解除される。例えば図5を参照すると、リモコン46の沸き増し設定ボタン46dを1回押すと、表示部46aに「沸き増し[1]」のように選択したレベルが表示され、その上方に「シャワー:+約100L」のように目安6cが表示される。これは、沸き増し[1]を選択すると、シャワーで約100L使用できることを使用者に知らせ、使用者がこれで不十分と感じれば、さらに沸き増し設定ボタンを押して、沸き増しレベルを上げることができる。
なお、残湯量は、タンク31に残っている45℃〜85℃のお湯の量であり、実際に使用する際には、水と混合して給湯される。したがって、使用者にとっては、残湯量を見るよりも、実際に使用する温度での給湯量を見るほうが分かりやすい。したがって、目安6cは、「シャワー:+約100L」以外にも、「シャワー:+15分」、「ふろ湯はり:約200L/回」など使用者にわかりやすい表現が良い。
次に、残湯量が2レベルのときの、沸き増し設定について図7を参照しながら説明する。図7は、沸き増し設定時の設定方法を表した説明図であり、残湯量が2レベルのときの設定と解除の順序を示している。使用者は、沸き増し[+1]〜沸き増し[+3]の3個(A1〜A3)と、満タン[6時間]、満タン[12時間]および満タン[24時間]の3個(A6〜A8)の合計6個の選択肢を持つ選択範囲43aから選択できる(図6参照)。したがって、使用者は、沸き増し設定ボタン46dを6回押すことができ、7回押すと設定が解除される。
一方、残湯量が5レベルで、残湯量が十分にあるときは、使用者は、満タン[6時間]、満タン[12時間]および満タン[24時間]の3個(A6〜A8)の選択肢を持つ選択範囲43aから選択できる(図6参照)。したがって、使用者は、沸き増し設定ボタン46dを3回押すことができ、4回押すと解除される。例えば、沸き増し設定ボタン46dを2回押して満タン[12時間]を選択すると、タンク31内の湯量は、12時間満タン状態が維持され、使用により湯量が減った場合には、直ちに沸き上げ運転となり、満タンになるまで運転が続く。
(エコ停止設定)
使用者が、リモコン46に表示されている残湯量を見て、その残湯量で深夜時間帯開始時まで賄えると判断した場合は、エコ停止設定ボタン46eを押すことによって、自動沸き上げ機能60を深夜時間帯開始時まで停止させ、不要な沸き上げを防止することができる。なお、本実施形態の深夜時間帯開始は、23時である。なお、本実施形態では、エコ停止設定ボタン46eを押し、自動沸き上げ機能60を深夜時間帯開始時まで停止させることを、「エコ停止」と呼ぶ。
使用者がエコ停止設定ボタン46eを押したときに、タンク31内の残湯量に基づいて、所定温度での使用可能な給湯量を算出し、リモコン46の表示部46aへ表示する。そしてその下方に、エコ停止設定ボタン46eを押した時点から深夜時間帯開始時までに使用すると予測される給湯量予測値を表示する。なお、給湯量予測値については後半で説明する。
例えば図8を参照しながら説明すると、使用者が午後4時にエコ停止設定ボタン46eを押すと、そのときの残湯量が最大(表示5レベル)であったとすれば、表示部46aには、42℃のシャワーで約300Lの給湯できることを示唆する目安6cが表示され、続いて、午後4時から午後11時までの7時間に42℃のシャワーで約250L給湯する可能性があることを示唆する目安6cが表示される。そして、使用者がエコ停止設定を解除しなければ、図8(b)のようにエコ停止設定の開始時間である午後4時を表示する。
逆に、図8(c)のように残湯量が表示2レベルであったとすれば、表示部46aには、42℃のシャワーで約150Lの給湯できることを示唆する目安6cが表示され、その下方に、午後4時から午後11時までの7時間に42℃のシャワーで約250L給湯する可能性があることを示唆する目安6cが表示される。このとき、給湯量予測値が、使用可能な給湯量を上回るので、使用者に対し、湯が不足する可能性があることを報知し、エコ停止設定の解除を促す。
(給湯量予測値)
本実施形態では、制御部6に過去の時間帯別の給湯実績を記憶しており、この給湯実績に基づいて、昼間の任意の時点から深夜時間帯開始時までに必要とされる給湯量を予測することができる。なお、過去の時間帯別の給湯実績は、熱量単位(kcal)で記憶されており、必要に応じて所定温度での給湯量(L)に換算される。
図9は、制御部6に記憶されている、過去7日間の午前7時から翌朝6時までの時間帯別給湯量実績とそれから予測される時間帯別給湯量予測値を示すデータ群のイメージ図である。例えば、16時(午後4時)にエコ停止設定ボタンが押されると、制御部6はデータ群に基づき、エコ停止設定16時から深夜時間帯開始の23時(午後11時)までの時間帯別給湯量予測値を合算し、給湯可能量と比較する。
図10(a)は、給湯可能量が給湯量予測値を上回る場合の比較グラフであり、図10(b)は、給湯可能量が給湯量予測値を下回る場合の比較グラフである。本実施形態では、図10(a)のように給湯可能量が給湯量予測値を上回る場合は、表示部46aに給湯可能量と給湯量予測値を表示するだけであるが、図10(b)のように給湯可能量が給湯量予測値を下回る場合は、表示部46aに給湯可能量と給湯量予測値を表示すると同時に使用者へ「お湯が足りなくなります。エコ停止を解除してください。」の警告を出す。
(時刻設定)
本実施形態は、時刻の設定と記録を行う時刻機能を有しているが、長時間停電等によって電源供給が停止されると、時刻の記録ができなくなり、リセットされる。時刻がリセットされた状態では、自動沸き上げ機能に不都合をきたすため、長時間停電によるリセットがあった場合に備えて時刻設定ナビ機能がプログラムされている。
この時刻設定ナビ機能は、時刻がリセットされた後に電源が供給されると、リモコン46の表示部46a上の表示が、時刻が未設定であることをユーザーへ知らせる。また、リモコン46の全ての設定ボタンに対して操作が無効となり、設定ボタンの操作を行うと時刻の設定が必要であることを音声で知らせ、時刻を設定するための時刻設定モードへ強制的に移行する。これによって、時刻がリセットされた場合でも、使用者は取扱説明書を確認することなく、リモコン46の指示に従って設定するだけでよく、操作ミスや操作忘れが回避される。
<特徴>
(1)
この貯湯式給湯機1は、加熱手段2と、貯湯装置3と、制御装置4とを備える。貯湯装置3は、加熱手段2によって加熱された水を所定のタンク31に貯える。制御装置4は、加熱手段2と貯湯装置3とを運転制御し、自動で湯を沸かすための自動沸き上げ機能60が少なくとも内蔵されている。エコ停止設定手段45は、自動沸き上げ機能60を一時停止したときに、タンク31内の残湯量に対応する使用可能な給湯量の目安6cを報知する。このため、使用者は、残湯量の過不足を実際の使用できる給湯量に基づいて判断でき、判断ミスが防止され、湯切れが防止される。また、エコ停止設定手段45による自動沸き上げ機能60の一時停止は、所定時刻に解除される。このため、使用者が設定の解除をする必要が無いので、夜間に自動沸き上げ機能60が自動復帰し、十分な湯を貯えることができる。
さらに、目安6cには、自動沸き上げ機能60が一時停止されてから深夜時間帯開始時刻になるまでの間に必要とされる給湯量予測値が含まれている。そして、給湯量予測値は、過去の時間帯別の給湯実績に基づいて算出される。そして、エコ停止設定手段45は、残湯量と給湯量予測値とを比較し、自動沸き上げ機能60の一時停止が適当か否かをさらに報知する。このため、使用者に必要とされる給湯量が実績に基づいて知らされ、使用者に代わってエコ停止設定の適否が判断されるので、判断ミスが防止され、湯切れが回避される。
(2)
この貯湯式給湯機1では、制御装置4に、過去の時間帯別の給湯実績を学習して湯量を設定し自動で湯を沸き上げるおまかせモード6aと、湯量を使用者に設定させて自動で湯を沸き上げる非おまかせモード6bと、が予めプログラムされている。自動沸き上げ機能60は、おまかせモード6aに対応する第1自動沸き上げ機能60aと、非おまかせモードに対応する第2自動沸き上げ機能60bとを含んでいる。このため、どのモードのときでも自動沸き上げ機能60を停止設定できるので省エネルギーである。
(3)
この貯湯式給湯機1では、制御装置4は、遠隔操作手段46をさらに有する。エコ停止設定手段45が、遠隔操作手段46上に設けられている。このため、使用者は離れた場所から設定できるので、使い勝手が良い。
以上のように本発明によれば、使用者に代わって湯量が十分か否かを判断され、湯切れが回避されるので、自動で湯を沸かしタンクに貯蔵する貯湯式給湯機に有用である。
本実施形態に係る貯湯式給湯機の概略構成図。 同貯湯式給湯機の貯湯装置と負荷とを連絡する配管の回路図。 同貯湯式給湯機の制御装置のブロック図。 同貯湯式給湯機のリモコンの正面図である。 同貯湯式給湯機の沸き増し設定時のリモコンの正面図。 沸き増し設定時の選択範囲を表した説明図。 沸き増し設定時の設定方法を表した説明図。 (a)本実施形態に係る貯湯式給湯機のエコ停止設定時のリモコンの正面図。 (b)エコ停止設定時のリモコンの表示部の表示例。 (c)エコ停止設定時のリモコンの表示部の表示例。 制御部に記憶されている、過去の時間帯別給湯量実績とそれから予測される時間帯別給湯量予測値を示すデータ群のイメージ図。 (a)給湯可能量が給湯量予測値を上回る場合の比較グラフ。 (b)給湯可能量が給湯量予測値を下回る場合の比較グラフ。
符号の説明
1 貯湯式給湯機
2 ヒートポンプユニット(加熱手段)
3 貯湯装置
4 制御装置
6a おまかせモード(第1自動沸き上げモード)
6b 非おまかせモード(第2自動沸き上げモード)
6c 目安
45 エコ停止設定手段(一時停止設定手段)
46 リモコン(遠隔操作手段)
60 自動沸き上げ機能
60a 第1自動沸き上げ機能
60b 第2自動沸き上げ機能

Claims (7)

  1. 加熱手段(2)によって沸かされた湯を所定のタンク(31)に貯える貯湯装置(3)と、
    前記加熱手段(2)と前記貯湯装置(3)とを運転制御し、自動で湯を沸かすための自動沸き上げ機能(60)が少なくとも内蔵されている制御装置(4)と、
    を備え、
    前記制御装置(4)は、前記自動沸き上げ機能(60)を一時停止させるための一時停止設定手段(45)を有し、
    前記一時停止設定手段(45)は、前記自動沸き上げ機能(60)を一時停止したときに、前記タンク(31)内の残湯量に対応する使用可能な給湯量の目安(6c)を報知する、
    貯湯式給湯機(1)。
  2. 前記一時停止設定手段(45)による前記自動沸き上げ機能(60)の一時停止は、所定時刻に解除される、
    貯湯式給湯機(1)。
  3. 前記目安(6c)には、前記自動沸き上げ機能(60)が一時停止されてから前記所定時刻になるまでの間に必要とされる給湯量予測値が含まれている、
    請求項1に記載の貯湯式給湯機(1)。
  4. 前記給湯量予測値は、過去の時間帯別の給湯実績に基づいて算出される、
    請求項3に記載の貯湯式給湯機(1)。
  5. 前記一時停止設定手段(45)は、前記残湯量と前記給湯量予測値とを比較し、前記自動沸き上げ機能(60)の一時停止が適当か否かをさらに報知する、
    請求項3に記載の貯湯式給湯機(1)。
  6. 前記制御装置(4)には、過去の時間帯別の給湯実績を学習して湯量を設定し自動で湯を沸き上げる全自動モード(6a)と、湯量を使用者に設定させて自動で湯を沸き上げる半自動モード(6b)と、が予めプログラムされており、
    前記自動沸き上げ機能(60)は、前記全自動モード(6a)に対応する第1自動沸き上げ機能(60a)と、前記半自動モード(6b)に対応する第2自動沸き上げ機能(60b)と、を含む、
    請求項1に記載の貯湯式給湯機(1)。
  7. 前記制御装置(4)は、遠隔操作手段(46)をさらに有し、
    前記一時停止設定手段(45)が、前記遠隔操作手段(46)上に設けられている、
    請求項1に記載の貯湯式給湯機(1)。

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