JP2007285385A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクブレーキ装置におけるピストンおよびキャリパの傾きを抑制する。
【解決手段】ディスクブレーキ装置において、ピストン32は、ディスクロータ14の一方の摩擦摺動面に第1ブレーキパッド22Aを押圧する。キャリパ18は、ディスクロータ14の外周の一部近傍を覆うように形成され、ピストン32が嵌挿されるシリンダ部を有し、ディスクロータ14の軸方向に摺動することによってディスクロータ14の他方の摩擦摺動面に第2ブレーキパッド22Bを押圧する。バネ部材30は、ディスクロータ14より第1ブレーキパッド22A側においてキャリパ18を上方向に付勢する。バネ部材28は、ディスクロータ14より第2ブレーキパッド22B側においてキャリパ18を下方向に付勢する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ディスクブレーキ装置に関する。
車両などに制動力を与える装置としてディスクブレーキ装置が知られている。ディスクブレーキ装置は、ディスクロータの両側面に設けられた摩擦摺動面にそれぞれブレーキパッドを押圧することによって、摩擦摺動面とブレーキパッドとの間に摩擦力を発生させて車両に制動力を与える。このようなディスクブレーキ装置は、一方のブレーキパッドを押圧するピストンと、他方のブレーキパッドを押圧するいわゆる浮動式のキャリパを備えているものが一般的である。
このようなディスクブレーキ装置では、ブレーキパッドをディスクロータの摩擦摺動面に押圧したときにブレーキパッドが振動することで、いわゆる鳴きと呼ばれる異音が発生する場合がある。このため、たとえば特許文献1では、ピストンなどに当接するステンレス鋼薄板に、シリンダのブリッジ部とパッドの裏金との間に延び出す爪を設けて、爪の中間部をシリンダのブリッジ部に係合させ、先端部をパッドの裏金に係合させたディスクブレーキ用シムが提案されている。
特開平8−170665号公報
ディスクブレーキ装置は、シリンダ部にピストンが挿入される構造を有するため、一般にピストン側の重量が重くなる。キャリパは、通常スライドピンなどによってマウンティングに対して摺動可能に支持されているが、スライドピンと、このスライドピンが挿通されるマウンティングの挿通孔との間には通常わずかにクリアランスが設けられている。このため、ピストンおよびシリンダ部に連結されるキャリパはピストン側が下方に沈む方向に傾く。これによってスライドピンも傾き、シリンダ側の重量が大きい場合はマウンティングの挿通孔との間にこじれが生じる場合がある。また、ピストンおよびキャリパが傾くと、ブレーキパッドのリーディング側とトレーディング側とでブレーキパッド押圧時の面圧に偏りが生じる。この様なこじれやブレーキパッドの面圧の偏りはブレーキの鳴きの一因となる。
特に、ディスクブレーキ装置にパーキングブレーキの機能も持たせる場合、ワイヤによってパッドを押圧する機構や、ディスクロータの摩擦摺動面とブレーキパッドとの間のクリアランスを調整する調整機構などを設ける必要があることから、さらにピストン側の重量が重くなる。これによってより強いこじれや、ブレーキパッドの面圧のより大きい偏りが生じるおそれがある。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ディスクブレーキ装置におけるピストンおよびキャリパの傾きを抑制することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のディスクブレーキ装置は、車体本体に固定されて車輪に制動力を与えるディスクブレーキ装置であって、ディスクロータの一方の摩擦摺動面に第1ブレーキパッドを押圧するピストンと、ディスクロータの外周の一部近傍を覆うように形成され、前記ピストンが嵌挿されるシリンダ部を有し、ディスクロータの軸方向に摺動することによってディスクロータの他方の摩擦摺動面に第2ブレーキパッドを押圧するキャリパと、ディスクブレーキ装置が車体本体に固定された状態で、ディスクロータより第1ブレーキパッド側において前記キャリパを上方向に付勢する付勢手段と、を備える。この態様によれば、ピストンおよびキャリパが一体的に、第1ブレーキパッド側が下降する方向に傾くことを抑制することができる。
前記ピストンは第1ブレーキパッドに向かって開口する空洞部を有してもよい。前記付勢手段は、第1ブレーキパッドに取り付けられ、前記空洞部の内壁上部を上方向に付勢すしてもよい。この態様によれば、ピストンの空洞部を利用して簡易にピストンを上方向に付勢することができる。
本発明の別の態様は、ディスクブレーキ装置である。この装置は、車体本体に固定されて車輪に制動力を与えるディスクブレーキ装置であって、ディスクロータの一方の摩擦摺動面に第1ブレーキパッドを押圧するピストンと、ディスクロータの外周の一部近傍を覆うように形成され、前記ピストンが嵌挿されるシリンダ部を有し、ディスクロータの軸方向に摺動することによってディスクロータの他方の摩擦摺動面に第2ブレーキパッドを押圧するキャリパと、ディスクブレーキ装置が車体本体に固定された状態で、ディスクロータより第1ブレーキパッド側において前記キャリパを上方向に付勢する第1付勢手段と、ディスクブレーキ装置が車体本体に固定された状態で、ディスクロータより第2ブレーキパッド側において前記キャリパを下方向に付勢する第2付勢手段と、を備える。この態様によれば、ピストンおよびキャリパが一体的に、第1ブレーキパッド側が下降し第2ブレーキパッド側が上昇する方向に傾くことを抑制することができる。
前記ピストンは第1ブレーキパッドに向かって開口する空洞部を有してもよい。前記キャリパは、前記第2ブレーキパッドを押圧する爪部を有してもよい。前記第1付勢手段は、第1ブレーキパッドに取り付けられ、前記空洞部の内壁上部を上方向に付勢し、前記第2付勢手段は、第2ブレーキパッドに取り付けられ、前記爪部の上面を下方向に付勢してもよい。この態様によれば、ピストンの空洞部やキャリパの爪部を利用して、ピストンおよびキャリパが一体的に傾くこと簡易に抑制することができる。
本発明のディスクブレーキ装置によれば、ピストンおよびキャリパの傾きを抑制することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という。)について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るディスクブレーキ装置10の全体構成図であり、図2は、本実施形態に係るディスクブレーキ装置10のS−S断面図である。ディスクブレーキ装置10は、ディスクロータ14、マウンティング16、キャリパ18、スライドピン20A、スライドピン20B、ピストン32、第1ブレーキパッド22A、および第2ブレーキパッド22Bを備える。
ディスクロータ14は円盤状に形成されており、その両側面に摩擦摺動面を有している。ディスクロータ14は中心部近傍においてハブ(図示せず)に固定され、ハブには車輪(図示せず)のホイールが固定される。したがって、ディスクロータ14はハブおよび車輪と共に回転する。
マウンティング16は、車体本体(図示せず)に固定されている。マウンティング16は枠状に形成され、ディスクロータ14を跨ぐようにして配置される。キャリパ18は、ディスクロータ14の外周の一部近傍を覆うように形成される。
マウンティング16には、各々の軸方向がディスクロータ14の軸方向に向いた、スライドピン20Aおよびスライドピン20Bが挿通されるための挿通孔(図示せず)が設けられている。スライドピン20Aおよびスライドピン20Bは、キャリパ18に固定されている。スライドピン20Aおよびスライドピン20Bが、マウンティング16に設けられたこの挿通孔に挿通されることにより、キャリパ18はマウンティング16およびディスクロータ14に対してディスクロータ14の軸方向に摺動可能となっている。
キャリパ18にはシリンダ部18dが形成されている。シリンダ部18dは円柱状にくり抜かれた形状を有しており、ディスクロータ14の摩擦摺動面に向かって開口する。また、キャリパ18には2つの爪部18aが形成されている。爪部18aの各々は、ディスクロータ14を挟んでシリンダ部18dと反対側に形成される。本実施形態では、爪部18aの各々はディスクロータ14の径方向内向きに延びるように設けられる。
ピストン32は円柱状に形成される。ピストン32の内部には、一方向から円柱状にくりぬかれた形状の空洞部が形成されている。ピストン32の外径はシリンダ部18dの内径よりも微小に小さく形成されている。これによって、ピストン32はシリンダ部18d内において軸方向への摺動が可能となる。ピストン32は、空洞部の開口部がディスクロータ14側に向くようにシリンダ部18dに挿通される。
第1ブレーキパッド22Aおよび第2ブレーキパッド22Bは、パッド部材24および裏金26を有する。パッド部材24および裏金26は略長方形の外形を有する板状に形成される。パッド部材24は裏金26よりも厚く形成され、外形はわずかに小さく形成される。パッド部材24の側面と裏金26の側面とが結合されることによって第1ブレーキパッド22Aおよび第2ブレーキパッド22Bが構成される。
第1ブレーキパッド22Aは、ディスクロータ14とピストン32との間に配置される。第1ブレーキパッド22Aは、パッド部材24をディスクロータ14に対向させ、裏金26をピストン32に対向させるように配置される。一方、第2ブレーキパッド22Bは、ディスクロータ14と2つの爪部18aとの間に配置される。このとき第2ブレーキパッド22Bは、パッド部材24をディスクロータ14に対向させ、裏金26を爪部18aに対向させるように配置される。第1ブレーキパッド22Aおよび第2ブレーキパッド22Bは、マウンティング16の係止部(図示せず)によってディスクロータ14の回転方向への移動が規制されている。
運転者によってブレーキペダル(図示せず)が操作されると、シリンダ部18dとピストン32との間に作動液としてのブレーキオイルが流入する。これによってシリンダ部18d内の作動液圧が増加し、ピストン32がディスクロータ14側に摺動する。ピストン32が摺動するとピストン32の開口部側端部が裏金26に当接し、第1ブレーキパッド22Aをディスクロータ14に押し付ける。こうして第1ブレーキパッド22Aのパッド部材24がディスクロータ14の一方の摩擦摺動面に押圧される。
また、第1ブレーキパッド22Aがディスクロータ14の摩擦摺動面に押し当たると、シリンダ部18dがディスクロータ14から離間する方向にキャリパ18が摺動する。これに伴って爪部18aがディスクロータ14に向かって摺動する。これによって爪部18aのディスクロータ14側の面が裏金26に当接し、第2ブレーキパッド22Bをディスクロータ14に押し付ける。こうして第2ブレーキパッド22Bのパッド部材24がディスクロータ14の他方の摩擦摺動面に押圧される。第1ブレーキパッド22Aおよび第2ブレーキパッド22Bがディスクロータ14を挟むように押圧されることによって、各々のパッド部材24とディスクロータ14の摩擦摺動面との間に摩擦力が与えられ、ディスクロータ14と共に回転する車輪に制動力を与える。
スライドピン20Aおよびスライドピン20Bと、これらが挿通されるマウンティング16の挿通孔との間には、微小なクリアランスが設けられる。このため、スライドピン20Aおよびスライドピン20Bが挿通孔に挿通された状態でもキャリパ18はわずかにがたつく状態となる。
キャリパ18はシリンダ部18dを備えており、爪部18a側と比較するとシリンダ部18d側が大きく形成される。シリンダ部18dには大きな作動液圧が与えられるため、シリンダ部18d周辺の肉厚を薄くすることは困難である。したがって、キャリパ18はシリンダ部18d側、すなわちピストン32側の重量が重くなる。このように、ディスクロータ14を挟んでピストン32側と爪部18a側とでキャリパ18に重量の偏りが発生する。これによって、キャリパ18およびピストン32は、ピストン32側が下降し、爪部18a側が上昇するように、キャリパ18およびピストン32が一体的に傾く。
キャリパ18およびピストン32が傾くことによって、スライドピン20Aまたはスライドピン20Bと、これらが挿通されるマウンティング16の挿通孔との間にこじれが生じる場合がある。このようなこじれは、マウンティング16全体の振動に繋がり、ブレーキの鳴きの一因となる。
また、キャリパ18およびピストン32が傾くことによって、第1ブレーキパッド22Aでは、トレーディング側よりもリーディング側が、ディスクロータ14に押圧されるときの面圧が高くなる。また、第2ブレーキパッド22Bでは、リーディング側よりもトレーディング側が、ディスクロータ14に押圧されるときの面圧が高くなる。第1ブレーキパッド22Aおよび第2ブレーキパッド22Bのこのような面圧の偏りも、ブレーキ鳴きの一因となる。
このため、本実施形態に係るディスクブレーキ装置10は、バネ部材30およびバネ部材28を有する。バネ部材30は、平面状の板状のバネ部材をC字状に曲げて形成される。バネ部材30は、C字の略中央背部において、第1ブレーキパッド22Aの裏金26に溶接またはねじ止めなどで固定される。このときバネ部材30は、第1ブレーキパッド22Aがディスクロータ14とピストン32との間に装着されたときにC字の上下方向がディスクブレーキ装置10の略上下方向に向くように裏金26に固定される。
バネ部材30は、C字の上下方向の長さがピストン32の空洞部の内径よりもわずかに大きく形成されている。バネ部材30は、上下方向の長さをわずかに小さくするように変形されピストン32の空洞部に挿入される。このため、バネ部材30の上部および下部は、ピストン内壁32aの上部および下部にバネ力を持って接した状態となる。
バネ部材28も、平面上のバネ部材をC字状に曲げて形成される。バネ部材28は、C字の略中央背部において、第2ブレーキパッド22Bの裏金26に溶接またはねじ止めなどで固定される。バネ部材28は、第2ブレーキパッド22Bがディスクロータ14と爪部18aとの間に装着されたときにC字の上下方向がディスクブレーキ装置10の略上下方向に向くように裏金26に固定される。
2つの爪部18aは略上下方向に並設される。このとき、上方の爪部18aの下面を爪部下面18b、下方の爪部18aの上面を爪部上面18cとした場合、爪部下面18bと爪部上面18cとが対向するように爪部18aの各々が配置される。バネ部材28は、C字の上下方向の長さが爪部下面18bと爪部上面18cとの間隔よりもわずかに大きく形成されている。バネ部材28は、上下方向の長さをわずかに小さくするように変形され爪部下面18bと爪部上面18cとの間に挿入される。このため、バネ部材28の上部は爪部下面18bにバネ力を持って接し、下部は爪部上面18cにバネ力を持って接した状態となる。
ディスクブレーキ装置10が車体本体に固定された状態で、キャリパ18は、重量の偏りによって、ディスクロータ14よりも第1ブレーキパッド22A側が下降するように一体的に傾こうとする。このときバネ部材30は、ピストン内壁32aの上部を上方向に付勢する。これによってピストン32が上方向に付勢され、ピストン32を嵌挿するシリンダ部を介してキャリパ18の第1ブレーキパッド22A側が上方向に付勢される。これによってキャリパ18およびピストン32の傾きを抑制することができ、ブレーキ鳴きを低減することができる。なお、ここでいう上方向への付勢とは、バネ部材30によるバネ力が上方向の成分を有していることを意味する。
また、ディスクブレーキ装置10が車体本体に固定された状態で、キャリパ18は、重量の偏りによって、ディスクロータ14よりも第2ブレーキパッド22B側が上昇するように一体的に傾こうとする。このときバネ部材28は、爪部上面18cを下方向に付勢する。これによって爪部18aが下方向に付勢され、キャリパ18の第2ブレーキパッド22B側が下方向に付勢される。なお、ここでいう下方向への付勢とは、バネ部材28によるバネ力が下方向の成分を有していることを意味する。このようにディスクロータ14より第1ブレーキパッド22A側ではキャリパ18を上方向に付勢し、ディスクロータ14より第2ブレーキパッド22B側ではキャリパ18を下方向に付勢することによって、一方を付勢する場合に比べてキャリパ18およびピストン32の傾きをより抑制することができる。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
本実施形態では、バネ部材30およびバネ部材28の2つのバネ部材によってキャリパ18およびピストン32の傾きを抑制したが、バネ部材30のみによってキャリパ18およびピストン32の傾きを抑制してもよい。バネ部材30によりキャリパ18を第1ブレーキパッド22A側を上方に持ち上げることによっても、キャリパ18の傾きを充分に抑制することができる。
バネ部材30は、ピストン内壁32aの下方に当接する部分がなく、ピストン内壁32aの上方に当接する部分のみ設けられていてもよい。これによってバネ部材30を小さく形成することができ、バネ部材30のコストを低減することができる。
バネ部材28は、爪部下面18bに当接する部分がなく、爪部上面18cに当接する部分のみ設けられていてもよい。これによってバネ部材28を小さく形成することができ、バネ部材28のコストを低減することができる。
第1ブレーキパッド22Aとピストン32との間、または第2ブレーキパッド22Bと爪部18aとの間に薄い板状のシムが設けられる場合、このシムを切り起こすことによって、バネ部材30またはバネ部材28と同様の形状の切り起こし部をシムに形成させてもよい。この場合、シムは裏金26の外周部で裏金26側に曲げられた曲げ部を複数有していても良く、この曲げ部を裏金26に嵌め込むことによってシムを第1ブレーキパッド22Aまたは第2ブレーキパッド22Bに固定してもよい。これによって、ピストン32を上方に付勢する部材、または爪部18aを下方に付勢する部材を、交換が容易なシムとして設けることができる。
本実施形態に係るディスクブレーキ装置の全体構成図であり、 本実施形態に係るディスクブレーキ装置のS−S断面図である。
符号の説明
10 ディスクブレーキ装置、 14 ディスクロータ、 16 マウンティング、 18 キャリパ、 18a 爪部、 18b 爪部下面、 18c 爪部上面、 18d シリンダ部、 20A及び20B スライドピン、 22A 第1ブレーキパッド、 22B 第2ブレーキパッド、 24 パッド部材、 26 裏金、 28 バネ部材、 30 バネ部材、 32 ピストン、 32a ピストン内壁。

Claims (4)

  1. 車体本体に固定されて車輪に制動力を与えるディスクブレーキ装置であって、
    ディスクロータの一方の摩擦摺動面に第1ブレーキパッドを押圧するピストンと、
    ディスクロータの外周の一部近傍を覆うように形成され、前記ピストンが嵌挿されるシリンダ部を有し、ディスクロータの軸方向に摺動することによってディスクロータの他方の摩擦摺動面に第2ブレーキパッドを押圧するキャリパと、
    ディスクブレーキ装置が車体本体に固定された状態で、ディスクロータより第1ブレーキパッド側において前記キャリパを上方向に付勢する付勢手段と、
    を備えることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  2. 前記ピストンは第1ブレーキパッドに向かって開口する空洞部を有し、
    前記付勢手段は、第1ブレーキパッドに取り付けられ、前記空洞部の内壁上部を上方向に付勢することを特徴とする請求項1に記載のディスクブレーキ装置。
  3. 車体本体に固定されて車輪に制動力を与えるディスクブレーキ装置であって、
    ディスクロータの一方の摩擦摺動面に第1ブレーキパッドを押圧するピストンと、
    ディスクロータの外周の一部近傍を覆うように形成され、前記ピストンが嵌挿されるシリンダ部を有し、ディスクロータの軸方向に摺動することによってディスクロータの他方の摩擦摺動面に第2ブレーキパッドを押圧するキャリパと、
    ディスクブレーキ装置が車体本体に固定された状態で、ディスクロータより第1ブレーキパッド側において前記キャリパを上方向に付勢する第1付勢手段と、
    ディスクブレーキ装置が車体本体に固定された状態で、ディスクロータより第2ブレーキパッド側において前記キャリパを下方向に付勢する第2付勢手段と、
    を備えることを特徴とするディスクブレーキ装置。
  4. 前記ピストンは第1ブレーキパッドに向かって開口する空洞部を有し、
    前記キャリパは、前記第2ブレーキパッドを押圧する爪部を有し、
    前記第1付勢手段は、第1ブレーキパッドに取り付けられ、前記空洞部の内壁上部を上方向に付勢し、
    前記第2付勢手段は、第2ブレーキパッドに取り付けられ、前記爪部の上面を下方向に付勢することを特徴とする請求項3に記載のディスクブレーキ装置。
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