JP2007285268A - ウォータポンプ - Google Patents

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Masahiko Kubo
雅彦 久保
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Abstract

【課題】冷却液の送給量を調節することができ、しかも小型であるウォータポンプを提供することにある。
【解決手段】ポンプケース7と、ポンプケース7に回転可能に収容されたインペラ8と、ポンプケース7に対し回転可能に支持されると共に、回転駆動が入力される軸体1と、軸体1とインペラ8との間に設けられた駆動力伝達手段とを備え、前記駆動力伝達手段が、軸体1と共に回転するように設けられた磁石部材4と、磁石部材4とは間隔を置いて配置される一方、インペラ8と共に回転するように設けられた磁石部材9とを有して、軸体1に入力される回転駆動力を磁石部材4,9間の磁力を介してインペラ8に伝達させるウォータポンプ20であって、磁石部材4と磁石部材9との軸方向の相対位置を可変調整するバネ11および電磁クラッチ12を更に備えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウォータポンプに関し、特に車両などに設置して好適なウォータポンプに関する。
従来、ウォータポンプは、モータや帯状部材であるベルトによりポンプケースに回転自在に支持されたインペラを駆動することで、冷却液を送給している。
上述したベルトによりインペラを駆動するウォータポンプとして、永久磁石の磁力を利用して、プーリの回転をインペラに作用させて冷却液を送給する、自動車等に用いるウォータポンプが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
このウォータポンプは、具体的には、ポンプシャフトと、前記ポンプシャフトに回転自在に配置され、一端部側に設けられた羽根(インペラ)と、外周部に設けられた永久磁石とを有する円筒部と、前記ポンプシャフトおよび前記円筒部を覆うポンプハウジングと、前記ポンプハウジングの外側に空間を介して配置されると共に、前記円筒部の永久磁石と対向して配置され、内周部に永久磁石が設けられたプーリとを有している。
前記ウォータポンプでは、プーリを回転させることで、このプーリに設けられた永久磁石も回転され、この永久磁石の磁力がインペラに設けられた永久磁石に作用し、前記プーリと前記インペラが互いに引き付けたり、反発したりすることで、前記インペラが回転して、冷却液を送給している。
特開昭62−29794号公報
しかしながら、上述した自動車等に用いるウォータポンプでは、水漏れのおそれが皆無であり、耐久性および信頼性を向上でき、さらに小型化および軽量化を図ることができるものの、前記プーリが内燃機関の運転により駆動されるものであり、前記内燃機関の冷態始動時など冷却水を循環させる必要がない場合にも、前記ウォータポンプが始動してしまい、前記冷却水の循環により、内燃機関を冷却させて、当該内燃機関での燃料の燃焼効率を低下させてしまう可能性があった。
すなわち、内燃機関の運転状況にかかわらず、ウォータポンプが作動するため、内燃機関の温度を上昇させて燃焼効率を向上させたいときにも、冷却水が送給されて当該内燃機関を冷却させてしまう可能性があった。
また、冷却水の循環経路内には当該冷却水の温度に応じて開閉するサーモバルブが設けられているが、前記サーモバルブは開閉しかできず、冷却水の流量を調整することができなかった。
そこで、本発明は、前述した問題に鑑み提案されたもので、冷却液の送給量を調節することができ、しかも小型であるウォータポンプを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明に係るウォータポンプは、ポンプケースと、前記ポンプケースに回転可能に収容されたインペラと、前記ポンプケースに対し回転可能に支持されると共に、回転駆動が入力される軸体と、前記軸体と前記インペラとの間に設けられた駆動力伝達手段とを備え、前記駆動力伝達手段は、前記軸体と共に回転するように設けられた第1の磁石部材と、前記第1の磁石部材とは間隔を置いて配置される一方、前記インペラと共に回転するように設けられた第2の磁石部材とを有して、前記軸体に入力される回転駆動力を前記第1および第2の磁石部材間の磁力を介して前記インペラに伝達させるウォータポンプであって、前記第1の磁石部材と前記第2の磁石部材との軸方向の相対位置を可変調整する伝達駆動力調整機構を更に備えたことを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係るウォータポンプは、第1の発明に記載されたウォータポンプであって、前記伝達駆動力調整機構は、前記第1の磁石部材を前記軸体の一方端側に押す押力手段と、前記第1の磁石部材を前記軸体の他方端側に引き付ける引付手段とを有することを特徴とする。
前記押力手段としては、前記軸体と同軸上に配置された、伸縮部材であるバネなどが挙げられる。
上述した課題を解決する第3の発明に係るウォータポンプは、第2の発明に記載されたウォータポンプであって、前記引付手段による前記第1の磁石部材を引き付ける力が段階的に変わることを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係るウォータポンプは、第2または第3の発明に記載されたウォータポンプであって、前記引付手段が電磁クラッチであることを特徴とする。
上述した課題を解決する第5の発明に係るウォータポンプは、第1乃至第4の何れかの発明に記載されたウォータポンプであって、前記軸体は、駆動手段から回転部材を介して前記回転駆動力が入力され、前記伝達駆動力調整機構の一部または全部が、前記回転部材の軸方向における断面領域内に配置されることを特徴とする。
上述した課題を解決する第6の発明に係るウォータポンプは、第1乃至第5の何れかの発明に記載されたウォータポンプであって、前記第1及び第2磁石部材間に、前記ポンプケース内部を流体充填領域と流体非充填領域とに仕切る隔壁を更に備え、前記伝達駆動力調整機構の一部または全部が、前記ポンプケース内部であって前記流体非充填領域に配置されることを特徴とする。
本発明に係るウォータポンプによれば、伝達駆動力調整機構により第1の磁石部材と第2の磁石部材との軸方向の相対位置を可変調整することができ、前記磁石部材同士により互いに引き付ける力が調整されて、前記2の磁石部材およびインペラの回転速度が調整される。その結果、前記インペラによる冷却液の送給量が調節される。よって、前記インペラの回転速度を内燃機関の運転状況に応じて調整することができ、内燃機関での燃料の燃焼効率を向上させて、燃費を向上させることができる。
すなわち、内燃機関が高負荷の状態であるの場合には、前記インペラを高速にて回転させ、内燃機関への冷却液の送給量を多くし、また、内燃機関が低負荷の状態である場合には、前記インペラを低速にて回転させる、または停止させ、前記内燃機関への冷却液の送給量を少なくしたり、前記内燃機関へ冷却液を送給しなくしたりすることができる。
引付手段による第1の磁石部材を引き付ける力が段階的に変わることにより、インペラによる冷却液の送給量を段階的に変えることができる。また、前記引付手段自体が簡易な構造となり製造コストの増加を抑制することができる。
引付手段が電磁クラッチであることにより、当該電磁クラッチのコイルへの電圧を調節することで、第1の磁石部材を引き付ける力を調節することができ、制御性を向上させることができる。
伝達駆動力調整機構の一部または全部が、前記回転部材の軸方向における断面領域内に配置されるので、小型化することができる。
前記伝達駆動力調整機構の一部または全部が、前記ポンプケース内部に配置されるので、さらに小型化することができる。
以下に、本発明に係るウォータポンプを実施するための最良の形態を実施例に基づき具体的に説明する。
以下に、本発明の第1の実施例に係るウォータポンプにつき、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係るウォータポンプの断面図であり、図2は、それが有する支持体の斜視図であり、図3は、それが有する回転体の断面図である。図1中の一点破線は、支持体が電磁クラッチにより引き付けられた状態を示す。
本発明の第1の実施例に係るウォータポンプ20は、図1に示すように、隔壁6により密閉されるポンプケース7と、ポンプケース7に軸受21,23を介して回転可能に支持されると共に、駆動手段である内燃機関(図示せず)により駆動されるベルト2により回転駆動される回転部材であるプーリ3を介して回転駆動が入力される軸体1と、軸体1の軸方向に移動可能に、且つ当該軸体1の周方向に回転不能に支持され、複数の磁石部材(第1の磁石部材)4が設けられた支持体5と、ポンプケース7内に配置される一方、ポンプケース7に軸受22を介して回転可能に支持され、インペラ8および複数の磁石部材(第2の磁石部材)9が設けられた回転体10とを有する。なお、軸体1における軸受23近傍には、ストッパ1aが設けられており、支持体5の移動が規制される。
ただし、支持体5の磁石部材4と回転体10の磁石部材9は、隔壁6を介し対向して配置される。すなわち、駆動力伝達手段である磁石部材4と磁石部材9とは間隔を置いて配置される。よって、軸体1に入力された回転駆動力は、磁石部材4と磁石部材9間の磁力を介してインペラ8に伝達される。
上述したウォータポンプ20は、伝達駆動力調整機構をさらに備える。前記伝達駆動力調整機構は、ポンプケース7内に配置され、支持体5を軸体1の一端側に押す押力手段である、伸縮部材のバネ11と、プーリ3に固定され、支持体5を引き付ける引付手段である電磁クラッチ12とが挙げられる。バネ11および電磁クラッチ12により、磁石部材と磁石部材との軸方向の相対位置が可変調整される。これらバネ11および電磁クラッチ12の一部または全部は、プーリ3の軸方向における断面領域A内に配置される。
プーリ3は、軸体1から外側に向かって延在し、屈曲して軸体1の軸方向と略平行に延在し、ベルト2が掛け渡されるベルト保持部3aを有する。
支持体5は、図1および図2に示すように、小径の開口部を両端に有する第一の円筒体5aと、第一の円筒体5aの開口部よりも大径の開口部を両端に有する第二の円筒体5cと、第一の円筒体5aの一方の端部と第二の円筒体5cの一方の端部とを接続する側壁5bとから構成され、第一の円筒体5aと第二の円筒体5cとは、同軸上に配置される。この支持体5は、第一の円筒体5aにて軸体1に支持される。第二の円筒体5cの外周面5dには、その周方向に所定の間隔にて複数の磁石部材4が配置して固定される。
なお、軸体1の外周面および支持体5の第一の円筒体5aの内周面には、長手方向に延在する溝(図示せず)およびこの溝に嵌まる凸部(図示せず)がそれぞれ形成されて、支持体5は軸体1の軸方向に移動可能に、且つ軸体1の周方向に回転不能に支持される。
ポンプケース7は、図1に示すように、一方の端部が小径な開口部7aを有する。
隔壁6は、径大な第一の円筒状部材6aと、第一の筒状部材6aよりも径小な第二の円筒状部材6bと、第一の円筒状部材6aの一方の端部と第二の円筒状部材6bの一方の端部を接続する第一の側壁6cと、第二の円筒状部材6bの一方の端部側と他方の端部側とを隔てる第二の側壁6dとを有し、第一の円筒状部材6aと第二の円筒状部材6bとは、同軸上に配置される。ただし、第二の円筒状部材6bでは、その他方の端部側がその一方の端部側と比較して厚肉に形成される。
回転体10は、図1および図3に示すように、略円筒状の支持部10aと、支持部10aの一方の端部に固定されたインペラ8と、支持部10aより径大な第三の円筒体10dと、第三の円筒体10dの一方の端部と支持部10aの側部10bとに接続する側壁10cとを有し、支持部10aとインペラ8と第三の円筒体10dとは、同軸上に配置される。なお、側壁10dは、支持部10aの長手方向と垂直な方向に延在する。回転体10の支持部10aにて、隔壁6の第二の円筒状部材6bの一方の端部側に配置された軸受22を介して回転可能に支持される。第三の円筒体10dの内周面10eには、その周方向に所定の間隔にて複数の磁石部材9が配置される。
よって、これら部材を組み付けた際に、インペラ8がポンプケース7の開口部7b側に配置される。回転体10の第三の円筒体10dと隔壁6の第一の円筒状部材6aと第二の円筒状部材6bとが空間を介して略平行に配置される一方、回転体10の側壁10cと隔壁6の第一の側壁6cが空間を介して略平行に配置される。この隔壁6により、ポンプケース7内部をインペラ8が配置される流体充填領域と流体非充填領域とに仕切られる。ポンプケース7内部であって前記流体非充填領域には、電磁クラッチ12およびバネ11の一部または全部が配置されるので、小型化することができる。
インペラ8は、所定の間隔にて所定の方向に配置された複数の羽根(図示せず)を有する。
バネ11は、図1に示すように、軸体1の軸心と同一上に配置されると共に、支持体10と軸受23との間に配置される。
電磁クラッチ12は、軸体1に固定されたコイル13と、ポンプケース7の一端に固定される一方、軸体1の他方の端部側に設けられた軸受23を介して軸体1に対して回転可能に支持され、コイル13への通電に応じて、励磁され磁力の大きさが調整可能なクラッチチョーク14とを有する。この電磁クラッチ12およびバネ11により、支持体5が軸体1に沿って移動(スライド)され、その位置が調整される。
前記電圧を調整することで、クラッチチョーク14にて励磁される磁力が段階的に調節される(変わる)。よって、インペラ8による冷却液の送給量を段階的に変えることができる。また、電磁クラッチ12自体が簡易な構造となり製造コストの増加を抑制することができる。制御性を向上させることができる。
さらに、支持体5を軸体1に沿って移動させる機構自体が小さくなり、ウォータポンプ20自体を小型化させることができる。
上述したウォータポンプ20では、プーリ3および回転体10の回転軸は、軸体1の軸心と一致する。
このような構造のウォータポンプ20では、ベルト2を介してプーリ3を回転駆動させることにより、プーリ3に固定された軸体1が回転される。これに伴い、支持体5および磁石部材4が回転される。このとき、磁石部材4からの磁力が隔壁6を介して、回転体10の磁石部材9を引き付ける作用が生じる。これにより、回転体10およびインペラ8が回転され、ポンプケース7内の図示しない冷却液が循環経路(図示せず)に送給される。
また、内燃機関が高負荷の状態である場合には、バネ11により支持体5が回転体10側に押付けられ、支持体5の磁石部材4と回転体10の磁石部材9とが重なり合う重合部が大きくなり、互いに作用し合う磁力も大きくなる。その結果、回転体10およびインペラ8が高速にて回転し、前記内燃機関への冷却液の送給量が多くなる。
一方、内燃機関が低負荷の状態である場合には、電磁クラッチ12のコイル13に通電され、クラッチチョーク14が励磁されて、支持体5が引っ張られ、支持体5の磁石部材4と回転体10の磁石部材9とが重なり合う重合部が小さくなり、互いに作用し合う磁力も小さくなる。その結果、回転体10およびインペラ8が低速にて回転し、前記内燃機関への冷却液の送給量が少なくなる。または、前記重合部が無くなり、磁石部材4,9同士が作用し合わなくなり、回転体10およびインペラ8が停止して、前記内燃機関へ冷却水を送給しなくなる。
したがって、本発明の第1の実施例に係るウォータポンプ20によれば、バネ11および電磁クラッチ12により支持体5の磁石部材4と回転体10の磁石部材9とが重なり合う大きさが変えられ、前記磁石部材同士により互いに引き付ける力が調整されて、回転体10の回転速度が調整される。その結果、インペラ8の回転速度が調整され、インペラ8による冷却液の送給量が調節される。よって、インペラ8の回転速度を内燃機関の運転状況に応じて調整することができ、内燃機関での燃料の燃焼効率を向上させて、燃費を向上させることができる。
すなわち、内燃機関が高負荷の状態である場合には、インペラ8を高速にて回転させ、内燃機関への冷却液の送給量を多くし、また、内燃機関が低負荷の状態である場合には、インペラ8を低速にて回転させる、または停止させ、前記内燃機関への冷却液の送給量を少なくしたり、前記内燃機関へ冷却液を送給しなくしたりすることができる。
また、インペラ8を支持する回転体10がポンプケース7に回転可能に支持されるので、プーリ3、軸体1、およびインペラ8の回転により生じる摩擦損失を低減させることができる。
更に、電磁クラッチ12およびバネ11の一部または全部が、プーリ3の軸方向における断面領域A内に配置されるので、小型化することができる。
上記では、クラッチチョーク14にて励磁される磁力が段階的に調節される電磁クラッチ12を用いて説明したが、電圧の大きさに比例してクラッチチョークにて励磁される磁力が変わる電磁クラッチを有するウォータポンプとしても良く、このようなウォータポンプでも、第1の実施例に係るウォータポンプ20と同様な作用効果を奏する。
上記では、支持体5が軸体1の軸方向に移動可能に、且つ軸体1の周方向に回転不能に支持させる構造として、軸体1の溝とこの溝に嵌まる支持体5の凸部を用いて説明したが、支持体に形成された溝と、軸体に形成され、前記溝に嵌まる凸部とにより、支持体が軸体の軸方向に移動可能に、且つ軸体の周方向に回転不能に支持させる構造としても良い。
以下に、本発明の第2の実施例に係るウォータポンプにつき、図面を用いて説明する。
図4は、本発明の第2の実施例に係るウォータポンプの断面図である。図5は、本発明の第2の実施例に係るウォータポンプが有する磁石部材の配置を示す図である。図4中の一点破線は、支持体が電磁クラッチにより引き付けられた状態を示す。本発明の第2の実施例に係るウォータポンプは、上述した本発明の第1の実施例に係るウォータポンプにおける隔壁、支持体、回転体、およびクラッチチョークの形状を変えたものであり、それ以外は同一形状の部材を有する。上記第1の実施例に係るウォータポンプと同一形状の部材には、同一符号を付記しその説明を省略する。
本発明の第2の実施例に係るウォータポンプ30は、図4に示すように、ポンプケースの開口部7aに接合して配置される平面状の隔壁31を有して、ポンプケース7の開口部7aが密閉される。
このウォータポンプ30は、軸体1に移動可能に支持される支持体32を有する。この支持体32は、略円筒状の支持部32aと、この支持部32aの側部から外側に延在する延在部32bとを有する。この延在部32bは厚肉部を有し、図5に示すように、この厚肉部の一方の側面32cには、その周方向に所定の間隔にて複数の磁石部材(第1の磁石部材)33が配置して固定される。
ポンプケース7に軸受36を介して回転可能に支持され、インペラ8が固定された回転体10には、軸37を介して円形状の板部材38が回転体10と同軸上に固定される。図5に示すように、この円形状の板部材38には、その周方向に所定の間隔にて複数の磁石部材(第2の磁石部材)39が配置して固定される。
よって、これらの部材を組み付けた際に、磁石部材33と磁石部材39とが隔壁31を介して対向して配置される。この隔壁31により、ポンプケース7内部をインペラ8が配置される流体充填領域と流体非充填領域とに仕切られる。ポンプケース7内部であって前記流体非充填領域には、電磁クラッチ12およびバネ11の一部または全部が配置されるので、小型化することができる。
このウォータポンプ30では、電磁クラッチ12およびバネ11により、支持体32が軸体1に沿って移動(スライド)され、その位置が調整される。
したがって、本発明の第2の実施例に係るウォータポンプ30によれば、上述した第1の実施例に係るウォータポンプ20と同様な作用効果を奏する他、隔壁31、支持体32、回転体10自体が簡易な形状および構造であり、組み付け性が向上するので、製造コストを低減させることができる。
更に、電磁クラッチ12およびバネ11の一部または全部が、プーリ3の軸方向における断面領域A内に配置されるので、小型化することができる。
以下に、本発明の第3の実施例に係るウォータポンプにつき、図面を用いて説明する。
図6は、本発明の第3の実施例に係るウォータポンプの断面図である。図6中の一点破線は、支持体が電磁クラッチにより引き付けられた状態を示す。本発明の第3の実施例に係るウォータポンプは、上述した本発明の第1,2の実施例に係るウォータポンプにおける隔壁の形状を変えたものであり、それ以外は同一形状の部材を有する。上記第1,2の実施例に係るウォータポンプと同一形状の部材には、同一符号を付記しその説明を省略する。
本発明の第3の実施例に係るウォータポンプ40は、図6に示すように、ポンプケース7の端部に形成された開口部7aに接合して配置される隔壁41を有して、ポンプケース7の開口部7aが密閉される。なお、軸体1には、ストッパ1bが形成されており、支持体32の移動を規制して、支持体32と、軸受23およびクラッチチョーク14との接触が回避される。
ただし、隔壁41は、円筒状の筒部41aと、この筒部41aの一方の端部を閉塞する側壁41bとを有する。この筒部41aがポンプケース7の開口部7aの内側に接合して固定される。
よって、これら部材を組み付けた際に、磁石部材33と磁石部材39とが隔壁41を介して対向して配置される。
このウォータポンプ40では、電磁クラッチ34およびバネ11により、支持体32が軸体1に沿って移動(スライド)され、その位置が調整される。
したがって、本発明の第3の実施例に係るウォータポンプ40によれば、上述した第1および第2の実施例に係るウォータポンプ20,30と同様な作用効果を奏する他、支持体32、回転体10、隔壁41自体が簡易な形状及び構造であり、組み付け性が向上するので、製造コストをさらに低減させることができる。
更に、電磁クラッチ12およびバネ11の一部または全部が、ポンプケース内に配置されるので、小型化することができる。
本発明は、ウォータポンプに利用することが可能であり、特に車両などに設置して好適なウォータポンプに利用することが可能である。
本発明の第1の実施例に係るウォータポンプの断面図である。 本発明の第1の実施例に係るウォータポンプが有する支持体の斜視図である。 本発明の第1の実施例に係るウォータポンプが有する回転体の断面図である。 本発明の第2の実施例に係るウォータポンプの断面図である。 本発明の第2の実施例に係るウォータポンプが有する磁石部材の配置を示す図である。 本発明の第3の実施例に係るウォータポンプの断面図である。
符号の説明
1 軸体
2 ベルト
3 プーリ(回転部材)
4 磁石部材
5 支持体
6 隔壁
7 ポンプケース
8 インペラ
9 磁石部材
10 回転体
11 バネ
12 電磁クラッチ
13 コイル
14 クラッチチョーク
20 ウォータポンプ
21,22,23 軸受
30 ウォータポンプ
31 隔壁
32 支持体
33 磁石部材
36 軸受
37 軸
38 板状部材
39 磁石部材
40 ウォータポンプ
41 隔壁

Claims (6)

  1. ポンプケースと、
    前記ポンプケースに回転可能に収容されたインペラと、
    前記ポンプケースに対し回転可能に支持されると共に、回転駆動が入力される軸体と、
    前記軸体と前記インペラとの間に設けられた駆動力伝達手段とを備え、
    前記駆動力伝達手段は、
    前記軸体と共に回転するように設けられた第1の磁石部材と、
    前記第1の磁石部材とは間隔を置いて配置される一方、前記インペラと共に回転するように設けられた第2の磁石部材とを有して、
    前記軸体に入力される回転駆動力を前記第1および第2の磁石部材間の磁力を介して前記インペラに伝達させるウォータポンプであって、
    前記第1の磁石部材と前記第2の磁石部材との軸方向の相対位置を可変調整する伝達駆動力調整機構を更に備えた
    ことを特徴とするウォータポンプ。
  2. 請求項1に記載されたウォータポンプであって、
    前記伝達駆動力調整機構は、
    前記第1の磁石部材を前記軸体の一方端側に押す押力手段と、
    前記第1の磁石部材を前記軸体の他方端側に引き付ける引付手段とを有する
    ことを特徴とするウォータポンプ。
  3. 請求項2に記載されたウォータポンプであって、
    前記引付手段による前記第1の磁石部材を引き付ける力が段階的に変わる
    ことを特徴とするウォータポンプ。
  4. 請求項2または請求項3に記載されたウォータポンプであって、
    前記引付手段が電磁クラッチである
    ことを特徴とするウォータポンプ。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載されたウォータポンプであって、
    前記軸体は、駆動手段から回転部材を介して前記回転駆動力が入力され、
    前記伝達駆動力調整機構の一部または全部が、前記回転部材の軸方向における断面領域内に配置される
    ことを特徴とするウォータポンプ。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載されたウォータポンプであって、
    前記第1及び第2磁石部材間に、前記ポンプケース内部を流体充填領域と流体非充填領域とに仕切る隔壁を更に備え、
    前記伝達駆動力調整機構の一部または全部が、前記ポンプケース内部であって前記流体非充填領域に配置される
    ことを特徴とするウォータポンプ。
JP2006116360A 2006-04-20 2006-04-20 ウォータポンプ Pending JP2007285268A (ja)

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