JP2007285131A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出部をシリンダ内に臨ませて配置されたセンサを効率的且つ効果的に冷却する。
【解決手段】検出部をシリンダ内に臨ませて配置されたセンサを備えるエンジンの制御装置において、センサの温度を検出又は推定する手段(S102)と、この手段により検出又は推定されたセンサの温度が所定値以上となったとき(S103:YES)に制御状態をセンサ冷却用の制御状態に切り換える制御状態切換手段(S105)とを備える。検出又は推定されたセンサの温度が所定値以上となったときにセンサを冷却するので、冷却が必要となった場合のみ冷却を実行でき、冷却を効率的且つ効果的に実行することができる。
【選択図】図5

Description

本発明はエンジンの制御装置に係り、特に、検出部をシリンダ内に臨ませて配置されたセンサを備えるエンジンの制御装置に関する。
近年においては、シリンダ内における圧力、温度等の筒内情報を直接検出してこの筒内情報に基づいて点火時期及び燃料噴射量等を最適値に制御するエンジンの制御装置が開発されるに至っている。筒内情報を検出するセンサとして、シリンダ内の圧力(筒内圧)を検出する筒内圧センサが知られている。
筒内圧センサは、シリンダ内に臨まされたダイアフラム等からなる圧力検出部と、この圧力検出部に加えられた圧力に応じて出力を発生する例えば半導体からなる素子部と、圧力検出部に加えられた圧力を素子部に伝達する伝達部材とから主に構成されている。素子部は一般的に高温域での出力特性に問題があるため、燃焼室からの熱により悪影響を受けないよう、燃焼室から離れた位置に設置され、この素子部に圧力を伝達するため伝達部材が設けられている。
素子部を燃焼室に近づけて配置することは、筒内圧センサを小型化し、センサの搭載性を向上する上で有利である。しかしながら、素子部を燃焼室に近づけて配置すると燃焼室からの熱影響を強く受けるようになり、所望の出力精度を確保しづらくなる。そこで、筒内圧センサを冷却することが考えられる。特許文献1には、筒内圧センサの本体を燃焼室回りのウォータジャケット内に配設して筒内圧センサを直接水冷することが開示されている。
特開平5−312093号公報
本発明は、特許文献1に開示された手法とは異なる手法でセンサを冷却する技術に関し、その目的は、検出部をシリンダ内に臨ませて配置されたセンサを効率的且つ効果的に冷却することができるエンジンの制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一形態は、検出部をシリンダ内に臨ませて配置されたセンサを備えるエンジンの制御装置において、前記センサの温度を検出又は推定する手段と、該手段により検出又は推定された前記センサの温度が所定値以上となったときに制御状態をセンサ冷却用の制御状態に切り換える制御状態切換手段とを備えたことを特徴とする。
この本発明の一形態によれば、検出又は推定されたセンサの温度が所定値以上となったときに制御状態をセンサ冷却用の制御状態に切り換え、センサを冷却する。よってセンサの素子部の温度上昇を抑制して素子部を燃焼室により近づけて配置することを可能とし、これを以てセンサを小型化し、センサの搭載性を向上することができる。検出又は推定されたセンサの温度が所定値以上となったときにセンサを冷却するので、冷却が必要となった場合のみ冷却を実行でき、冷却を効率的且つ効果的に実行することができる。
好ましくは、前記シリンダ内に燃料を噴射する燃料噴射弁をさらに備えると共に、前記センサが前記燃料噴射弁に近接して配置され、前記センサ冷却用の制御状態が、前記燃料噴射弁から噴射された燃料が表面張力又は蒸発により拡散して前記センサの検出部に到達可能な程度に微量の燃料を前記燃料噴射弁から噴射させる状態である。これによりセンサの検出部を燃料により冷却することができる。
或いは、前記シリンダ内に燃料を噴射する燃料噴射弁をさらに備え、前記センサが前記燃料噴射弁に近接して配置されると共に、前記燃料噴射弁が、前記センサの検出部に向かって燃料を噴射するための補助噴孔を有し、前記センサ冷却用の制御状態が、前記燃料噴射弁の前記補助噴孔から燃料を噴射させる状態であるのも好ましい。これによってもセンサの検出部を燃料により冷却することができる。
また、好ましくは、前記シリンダ内における吸気流の流れ方向を、前記センサの検出部に向かって流れる方向に切換可能な吸気流切換手段をさらに備え、前記センサ冷却用の制御状態が、前記シリンダ内における吸気流の流れ方向を前記センサの検出部に向かって流れる方向とするように前記吸気流切換手段を制御する状態である。これによってもセンサの検出部を吸気流により冷却することができる。
好ましくは、前記制御状態切換手段が、燃料カットが実行されているときに前記制御状態を前記センサ冷却用の制御状態に切り換える。これにより、シリンダ内での燃焼が実行されていないときにセンサを冷却することができ、センサの冷却を効率的且つ適切に実行することが可能となる。
前記センサは、前記シリンダ内の圧力を検出するための筒内圧センサであってもよい。
本発明によれば、検出部をシリンダ内に臨ませて配置されたセンサを効率的且つ効果的に冷却することができという、優れた効果が発揮される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づき詳述する。
図1は、本実施形態に係るエンジンの制御装置を示す。図示されるエンジン(内燃機関)1は、いわゆる直噴式の車両用火花点火式エンジンであり、好ましくは多気筒エンジンである(1気筒のみ図示)。気筒毎に、シリンダ31内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁としてのインジェクタ11が設けられている。このエンジン1に使用される燃料は、本実施形態ではガソリンであるが、アルコール又はこれとガソリンとの混合燃料、CNG等の気体燃料、その他の代替燃料であってもよい。
エアクリーナ(図示せず)から吸入された空気は、吸気通路5を介して各気筒のシリンダ内燃焼室に分配供給される。吸気通路5は、上流側から順に配置された吸気管51、吸気マニホールド52及び吸気ポート41により区画形成される。吸気マニホールド52は、上流側に位置された集合部としてのサージタンク4と、サージタンク4に一端が接続され他端が各気筒の吸気ポート41にそれぞれ接続された気筒毎の枝管53とからなる。吸気管51にはエアフローメータ2と電子制御式スロットル弁3とが設けられている。
インジェクタ11は、吸気行程及び圧縮行程のいずれか一方又は両方で燃料噴射を行うよう、制御手段としての電子制御ユニット(以下、ECUと称す)100により制御される。圧縮行程噴射の場合、上昇してくるピストン43の頂部の凹部44に向けて燃料を噴射し、凹部44内面に沿って巻き上がるタンブル状の流れを生成する過程で燃料と空気とを混合させ、点火プラグ7付近に比較的リッチな混合気層を、その周りに比較的リーンな混合気層を形成する。インジェクタ11は、ECU100から出力されるオン信号により開弁し、燃料を噴射し、ECU100から出力されるオフ信号により閉弁し、燃料噴射を停止する。
エンジン1からの排気は排気通路8を通じて排出される。排気通路8は、エンジン1のシリンダヘッドに気筒毎に形成された排気ポート45と、これら排気ポート45に接続される排気マニホールド54と、排気マニホールド54の下流側に接続された排気浄化用の触媒9と、触媒9の下流側に接続された排気管55とにより構成される。排気マニホールド54は、各気筒の排気ポート45にそれぞれ接続された気筒毎の枝管と、枝管の下流側に位置された集合部とからなる。
吸気ポート41及び排気ポート45がそれぞれ吸気弁42及び排気弁46により開閉される。吸気弁42及び排気弁46は、それぞれ吸気弁用カムシャフト12及び排気弁用カムシャフト13によって開閉駆動される。なおこれら吸気弁42及び排気弁46の開閉時期を可変にするための可変バルブタイミング機構が設けられてもよい。
ECU100は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種センサ類からの出力信号に基づいて所定の演算処理を行い、インジェクタ11、点火プラグ7及びスロットル弁3の駆動モータ19等を制御し、燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期及び吸入空気量等を制御する。
前記センサ類には前述のエアフローメータ2が含まれる。エアフローメータ2は、これを通過する吸入空気の流量に応じた信号をECU100に出力する。ECU100は、エアフローメータ2の出力値に基づきエンジンの負荷率を算出する。また、前記センサ類にはクランク軸23の角度を検出するクランクセンサ24が含まれる。クランクセンサ24は、所定のクランク角度間隔でパルス信号を出力する。このパルス信号に基づいてECU100はエンジン1の実際のクランク角度を検出すると共に、回転速度を算出する。
また、アクセルペダルの踏込み量(アクセル開度)を検出するアクセル開度センサ27、スロットル弁3の開度を検出するスロットルポジションセンサ28、エンジン1の冷却水温度(以下単に水温という)を検出する水温センサ29、排気ガスの酸素濃度を検出する空燃比センサ30が前記センサ類に含まれる。
スロットル弁3の開度はECU100によって制御される。即ち、ECU100は、通常、スロットルポジションセンサ28の出力値がアクセル開度センサ27の出力値に応じた値となるように駆動モータ19を制御する。
また、筒内情報、特にシリンダ31内における燃焼室の圧力(筒内圧)を検出するための筒内圧センサ6が設けられている。筒内圧センサ6は、筒内圧に応じた電圧信号をECU100に出力する。ECU100は、筒内圧センサ6から得られた信号に基づいて筒内圧を算出する。筒内圧センサ6は、その先端部に設けられた圧力検出部をシリンダ31内に臨ませてシリンダヘッドに配置されている。
筒内圧センサ6は例えば図2に示す如く構成されている。圧力センサ6は、シリンダ内に臨まされる先端部に設けられた圧力検出部61と、自身に加えられた力に応じた信号を出力する素子部62と、圧力検出部61に加えられた圧力を素子部62に伝達する伝達部材63とから主に構成されている。圧力検出部61は、金属製のダイアフラムからなり、加えられる圧力に応じてセンサ軸方向に変形可能である。素子部62は、例えばシリコンベースの半導体素子を備え、自身に加えられた力に応じて電気抵抗値を変化させる。素子部62にはECU100からの電流が流されている。伝達部材63は圧力検出部61と素子部62との間に介設され、圧力検出部61に加えられた力を素子部62に伝達すると共に、圧力検出部61の熱を素子部62に伝達させぬよう断熱機能も有する。
この筒内圧センサ6では、シリンダ内の圧力が圧力検出部61に加えられると、圧力検出部61がたわむことで伝達部材63が圧縮力を受け、この圧縮力が素子部62に伝達される。これにより素子部62も圧縮され、その電気抵抗値が変化し、結局素子部62からは筒内圧に応じて変化する電圧信号がECU100に出力される。ECU100はこの出力信号に基づいて筒内圧を検知することになる。
なお、筒内圧センサについてはここで述べたもの以外にも様々な構成のものが使用可能であり、例えば光ファイバ検出素子等を含む筒内圧センサも使用可能である。
ところで、前述したように、素子部62を燃焼室に近づけて配置すること、言い換えれば素子部62を圧力検出部61に近づけて配置することは、筒内圧センサ6の小型化等に有利である。しかしながら、圧力検出部61が燃焼室内の燃焼ガスに晒されて高温になっているので、素子部62を圧力検出部61に近づけるほど、圧力検出部61からの熱が伝達部材63で断熱しきれなくなって素子部62に多く伝達されるようになり、素子部62が高温となって、所望の出力精度を確保しづらくなる。素子部62が一定以上の高温(例えば120℃以上)となるとセンサの出力特性が急変し、センサが異常出力を発するようになり、予定されているセンサの性能を得られなくなる。
なお、検出部をシリンダ内に臨ませるこの種のセンサにおいては、検出部或いはその付近に次第にデポジットが堆積し、性能を悪化させるほか、脱着時にセンサを破損させる虞があるという問題もある。
従って、筒内圧センサ6を冷却すると共に、素子部62の温度上昇を抑制し、筒内圧センサ6の持つ性能を安定して最大限に確保することが望まれる。本実施形態のエンジンの制御装置はこれを達成すべく以下のような構成を有し、以下のようなセンサ冷却用制御を実行する。
図3は、エンジンの一気筒の構成を概略的に描いた平面図である。なおこの構成は全気筒に共通である。図示されるように、シリンダ31内にはピストン43が昇降可能に配設され、ピストン43の頂部には凹部44が設けられている。またシリンダ31内には二つの吸気ポート即ち第1吸気ポート41Aと第2吸気ポート41Bとが連通され、さらに二つの排気ポート即ち第1排気ポート45Aと第2排気ポート45Bとが連通されている。第1吸気ポート41Aと第2吸気ポート41Bとはそれぞれ第1吸気弁42Aと第2吸気弁42Bとにより同時に開閉される。また、第1排気ポート45Aと第2排気ポート45Bも、それぞれ第1排気弁46Aと第2排気弁46Bとにより同時に開閉される。点火プラグ7がシリンダ31の中心部に配設されている。
ここで、シリンダ31の中心Oを通り且つシリンダ31内の領域を吸気側と排気側とに分割する軸(Y軸)と、この軸に直交する軸(X軸)とを仮想する。図示されるように第1吸気ポート41Aと第2吸気ポート41BとはX軸方向に延びている。また、インジェクタ11と筒内圧センサ6とは、ほぼシリンダ中心Oに向かって、X軸に対し斜めの角度をなすように配置されている。インジェクタ11と筒内圧センサ6とは互いに近接して配置され、特に本実施形態では互いに隣り合って並行に配置されている。そして、インジェクタ11の燃料噴射口である噴孔32と、筒内圧センサ6の圧力検出部61とが、互いに丁度両隣となるように、つまりそれぞれの軸方向の略同一位置となるように、インジェクタ11と筒内圧センサ6とが配置されている(図7(a)参照)。
インジェクタ11と筒内圧センサ6とは、シリンダ31内の吸気側の領域に配置され、特に、インジェクタ11の噴孔32と筒内圧センサ6の圧力検出部61とが、第1吸気ポート41Aの出口中心の角度位置θ1とY軸との間の角度領域Δθに位置するように、配置されている。シリンダ31内のスワールの方向を図中Sで示すが、第1吸気ポート41Aは第2吸気ポート41Bに対しスワール方向S下流側に位置され、インジェクタ11の噴孔32と筒内圧センサ6の圧力検出部61とは第1吸気ポート41Aに対しスワール方向S下流側に位置され、筒内圧センサ6の圧力検出部61はインジェクタ11の噴孔32に対しスワール方向S下流側に位置される。このインジェクタ11のX軸に対する斜めの配置に対応して、ピストン43の凹部44もX軸からスワール方向Sに所定角度回転した位置に配置され、インジェクタ11の噴孔32と点火プラグ7との間の位置に配置されている。図1に示されるように、インジェクタ11と筒内圧センサ6とは、側面視においても、シリンダ31内に斜め上方から差し込むように傾斜して配置されている。本実施形態ではインジェクタ11と筒内圧センサ6とが同一角度で傾斜して配置されているが、異なる角度で配置されていてもよい。
ここで、本実施形態においては、シリンダ31内における吸気流の流れ方向を切り換える吸気流切換手段としての気流制御弁33が設けられている。気流制御弁33は、第2吸気ポート41B又はこれに連通接続される枝管53に開閉可能に設けられる。気流制御弁33は図示しないアクチュエータにより開閉作動され、アクチュエータがECU100により制御されることにより気流制御弁33の開度が制御される。
図3は気流制御弁33の開状態を示す。このとき、吸気は第1吸気ポート41Aと第2吸気ポート41Bとの両方からシリンダ31内に流入され、シリンダ31内の吸気の流れは特に方向性がない状態となる。二つの吸気ポートから吸気が供給されることから、大流量を流入可能であり、従って気流制御弁33はエンジンが高回転のときに開状態に制御される。
これに対し、図4には気流制御弁33の閉状態を示す。このとき、吸気は第1吸気ポート41Aのみからシリンダ31内に流入され、シリンダ31内にはスワール方向Sに旋回する旋回流ないしスワールが形成される。この場合、気流制御弁33の開状態と比較して大流量は得られないものの、比較的小流量でも流速を高めてシリンダ31内に積極的に旋回流を作り出すことができ、燃焼の安定化及び効率向上等を図れる。従って気流制御弁33はエンジンが低回転のときに閉状態に制御される。なお、気流制御弁33の開度を全開から徐々に小さくするにつれ、シリンダ31内のスワールが次第に強まることが理解されよう。
次に、本実施形態における筒内圧センサ冷却用の制御について説明する。
図5は、第1の制御のルーチンを示すフローチャートである。このルーチンはECU100により所定のクランク角又は時間周期で繰り返し実行される割込処理である。
まずECU100は、ステップS101において、エンジンの運転状態を検出する。具体的には、クランクセンサ24の出力に基づき計算されたエンジン回転速度NE、エアフローメータ2の出力に基づき計算されたエンジン負荷率KL、アクセル開度センサ27により検出されたアクセル開度Ac、及び水温センサ29により検出された水温Tw等の値を取得する。
次に、ECU100は、ステップS102において、エンジンの回転速度NE及び負荷率KLに基づき、予め記憶してある図6に示す如き熱負荷カウンタマップから熱負荷カウンタ値Cを取得する。そして、この取得した熱負荷カウンタ値Cを、前回のルーチン処理によって得られた熱負荷カウンタ値Cの積算値に加算し、今回のルーチン処理における熱負荷カウンタ値Cの積算値TCを算出する。
即ち、このステップS102における処理は、筒内圧センサ6(特にその素子部62)の温度を推定するための処理である。エンジンが高回転又は高負荷状態であるほど、燃料が多く噴射され、筒内温度が上昇し、これに伴って筒内圧センサ6の温度も上昇すると考えられる。よって、エンジン運転状態に応じてどの程度筒内圧センサ6が温度上昇するかという相関性を実験等によって定めたのが図6に示す熱負荷カウンタマップである。この熱負荷カウンタマップにおいては、回転速度NE又は負荷率KLの増大につれ大きくなる熱負荷カウンタ値Cが入力されている。従って、毎回のルーチン実行時にエンジンの運転状態に対応した熱負荷カウンタ値Cを取得、積算していくことにより、筒内圧センサ6の温度を推定し、センサ冷却の必要性の有無を判断することができる。
なお、熱負荷カウンタ値Cはマップによらず演算式から取得するようにしてもよい。また、取得した熱負荷カウンタ値Cに対して水温Tw等の値に基づく補正を行い、補正後の熱負荷カウンタ値C’を順次積算するようにしてもよい。
次に、ECU100は、ステップS103において、算出された熱負荷カウンタ積算値TCを所定のしきい値TC1と比較する。即ち、ECU100は、熱負荷カウンタ積算値TCが所定のしきい値TC1以上か否か(TC≧TC1)を判断する。しきい値TC1は、筒内圧センサ6が異常な出力を出すほどに高温に達したか否かを判断するためのしきい値である。熱負荷カウンタ積算値TCが所定のしきい値TC1未満の場合、筒内圧センサ6が異常出力を出すほどの高温に達していないとみなされ、ECU100は今回のルーチンを終了する。他方、熱負荷カウンタ積算値TCが所定のしきい値TC1以上の場合、筒内圧センサ6が異常出力を出すほどの高温に達したとみなされ、ECU100はステップS104の処理を実行する。
ステップS104においては、エンジンにおける燃料カットが実行中であるか否かが判断される。即ち、このエンジンの制御装置では、通常の制御状態において、所定の条件が成立したときに燃料カットが実行される。その所定の条件とは、例えばアクセル開度Acがゼロ(アクセルペダルが踏み込まれていない)で、且つエンジン回転速度NEが、アイドル速度より若干高い所定速度以上であることである。燃料カット実行中である場合は、本ルーチンが終了され、燃料カット実行中でない場合はステップS105の処理が実行される。
ステップS105において、ECU100は、エンジンの制御状態を、通常の制御状態からセンサ冷却用の制御状態に切り換える。即ち、ECU100は、燃料カットに相当するインジェクタ11から何等燃料が噴射されていない制御状態から、インジェクタ11にセンサ冷却用の燃料を噴射させる制御状態へと切り換える。切換後の制御状態では、図7(a)に示すように、インジェクタ11の噴孔32から、通常噴射の場合に比べて非常に少ない微量の燃料Fが、噴孔32からできるだけ飛散しないように噴射される。とりわけガソリン燃料の場合、このような微量噴射を行うと、燃料は表面張力又は蒸発により、周囲の表面に沿って瞬時に拡散する性質を持つ。よってインジェクタ11からは、噴射された燃料Fが表面張力又は蒸発により拡散して筒内圧センサ6の圧力検出部61に到達可能な程度に微量の燃料Fが噴射され、これによって図7(b)に示すように、拡散した燃料Fが筒内圧センサ6の圧力検出部61に到達し、その圧力検出部61を冷却することになる。こうして筒内圧センサ6の燃料冷却が実行される。
次にECU100はステップS106に進み、熱負荷カウンタ積算値TCを、今回のセンサ冷却分に見合った所定値TC2だけ減算し、本ルーチンを終える。所定値TC2は、ステップS105において噴射される燃料量に対応して設定される。なお、このステップS106において熱負荷カウンタ積算値TCをリセットするようにしてもよい。
この第1の制御における変形例として、図8に示すようなインジェクタ11を用いてセンサ冷却を行うようにしてもよい。ここでのインジェクタ11は、通常噴射を行う主噴孔32に加え、圧力検出部61に向けて燃料を噴射するセンサ冷却用の補助噴孔34を備えており、これら主噴孔32と補助噴孔34とが切換可能となっている。ECU100は、前記ステップS105において、噴孔を主噴孔32から補助噴孔34に切り換えて燃料噴射を行う。これにより燃料が筒内圧センサ6の圧力検出部61に噴射され、その冷却用燃料により筒内圧センサ6が冷却される。なお、センサ冷却用の燃料は通常噴射時の燃料よりも少量でよい。
ここで、ステップS104に関連して、燃料カット実行中であることをセンサ冷却用制御の実行条件とした理由は、燃料カットされていないとシリンダ31内で燃焼が実行され、センサを冷却してもセンサが再び燃焼熱を受けて加熱されてしまい、その意義が減じられてしまうからである。しかしながら、燃料カット実行中であることは必須の条件ではない。なぜなら燃焼運転中であっても、センサ冷却を行わないよりは行った方がセンサの温度上昇を抑制できると考えられるからである。この場合、例えば、全燃料噴射量の一部を吸気行程でセンサ冷却のために噴射し、残りの燃料噴射量を圧縮行程で燃焼のために噴射することが考えられる。
次に、図9を参照しつつ、筒内圧センサ冷却用の第2の制御を説明する。図示されるルーチンもECU100により所定のクランク角又は時間周期で繰り返し実行される割込処理である。
この第2の制御において、ステップS201〜S204及びS206はそれぞれ第1の制御のステップS101〜S104及びS106と同様であるので説明を割愛する。異なるのはステップS205である。ECU100は、ステップS205において、気流制御弁33を通常の制御状態よりも閉弁側に制御し、好ましくは気流制御弁33を全閉に制御する。こうすると、図4に示されるように、シリンダ31内のスワールSが強まり、同時にシリンダ31内の吸気流がS1で示されるように積極的に筒内圧センサ6の圧力検出部61に当たるようになる。この吸気流S1により圧力検出部61が空冷され、筒内圧センサ6の冷却が達成される。
この第2の制御においても、燃料カット実行中であること(ステップS204)をセンサ冷却用制御の実行条件とするのが好ましいが、必ずしもそれを条件とする必要はない。
図示省略するが、次のような筒内圧センサ冷却用の第3の制御も実行可能である。この第3の制御は、概ね、前記第1の制御及び前記第2の制御を組み合わせたものである。即ち、ステップS105及びS205に対応するステップにおいて、ECU100は、前記第1の制御と同様に微量噴射を実行すると共に、前記第2の制御と同様に気流制御弁33を閉弁制御する。こうすると、特に、噴射された微量燃料が吸気流S1により下流側の圧力検出部61に積極的に導かれるようになり、センサの冷却をより効果的に行えるようになる。
以上説明したように、本実施形態にかかるエンジンの制御装置によれば、筒内圧センサ6を効率的且つ効果的に冷却することができる。これにより、素子部62の温度上昇を抑制し、素子部62を燃焼室により近づけて配置することを可能とし、筒内圧センサ6を小型化して筒内圧センサ6の搭載性を向上することができる。また、筒内圧センサ6の熱耐久性も併せて向上することができる。
また、前記第1の制御によれば噴射された冷却用燃料により、前記第2の制御によれば冷却用吸気流により、前記第3の制御によればそれら両方により、筒内圧センサ6の圧力検出部61或いはその付近に生成されたデポジットを洗い流したり吹き飛ばしたりすることができ、これによりデポジットの堆積を抑制し、筒内圧センサ6の性能悪化及び破損等を未然に防止することができる。
本発明の実施形態は他にも様々なものが考えられる。例えば、筒内圧センサ6の温度を推定する(ステップS102,S202)代わりに、筒内圧センサの温度を直接検出するようにしてもよい。例えば、筒内圧センサの外面のうち燃焼室付近の部位の温度を温度センサで検出する。こうした場合、検出された温度は必ずしも素子部の温度と等しくないが、それでも素子部の温度をある程度反映した温度となっている可能性があり、センサ冷却用制御の実行判断に使用できる可能性がある。また、センサは筒内圧センサに限らず、シリンダ内に臨ませられる検出部を備えたセンサであればいかようなものであっても構わない。例えばシリンダ内の温度を検出する筒内温度センサが適用可能である。センサの検出部に向かう吸気流は必ずしもスワール流でなくてもよく、例えばタンブル流であってもよい。本発明は、圧縮着火式エンジン(ディーゼルエンジン)や、吸気通路噴射(典型的にはポート噴射)が可能なエンジンにも適用可能である。特に、吸気通路噴射が可能なエンジンに前記第2の制御を組み合わせた場合、吸気通路噴射燃料により形成された低温の混合気をセンサの検出部に当てることができ、冷却効率の向上を期待できる。
本発明の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係るエンジンの制御装置を示すシステム図である。 筒内圧センサの断面図である。 エンジンの一気筒の構成を概略的に描いた平面図であり、気流制御弁の開状態を示す。 エンジンの一気筒の構成を概略的に描いた平面図であり、気流制御弁の閉状態を示す。 筒内圧センサ冷却用の第1の制御のルーチンを示すフローチャートである。 熱負荷カウンタマップである。 インジェクタ及び筒内圧センサを軸方向先端側から見たときの図で、(a)はセンサ冷却用の微量燃料が噴射された直後の状態を示し、(b)は噴射された燃料が拡散した状態を示す。 インジェクタ及び筒内圧センサを軸方向先端側から見たときの図で、補助噴孔から筒内圧センサの圧力検出部に向かって冷却用燃料が噴射されている状態を示す。 筒内圧センサ冷却用の第2の制御のルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
2 エアフローメータ
6 筒内圧センサ
11 インジェクタ
31 シリンダ
32 噴孔
33 気流制御弁
34 補助噴孔
41 吸気ポート
41A 第1吸気ポート
41B 第2吸気ポート
53 枝管
61 圧力検出部
62 素子部
100 電子制御ユニット(ECU)
C 熱負荷カウンタ値
TC 熱負荷カウンタ積算値
TC1 熱負荷カウンタ積算値のしきい値
F 燃料
S スワール方向

Claims (6)

  1. 検出部をシリンダ内に臨ませて配置されたセンサを備えるエンジンの制御装置において、前記センサの温度を検出又は推定する手段と、該手段により検出又は推定された前記センサの温度が所定値以上となったときに制御状態をセンサ冷却用の制御状態に切り換える制御状態切換手段とを備えたことを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 前記シリンダ内に燃料を噴射する燃料噴射弁をさらに備えると共に、前記センサが前記燃料噴射弁に近接して配置され、前記センサ冷却用の制御状態が、前記燃料噴射弁から噴射された燃料が表面張力又は蒸発により拡散して前記センサの検出部に到達可能な程度に微量の燃料を前記燃料噴射弁から噴射させる状態であることを特徴とする請求項1記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記シリンダ内に燃料を噴射する燃料噴射弁をさらに備え、前記センサが前記燃料噴射弁に近接して配置されると共に、前記燃料噴射弁が、前記センサの検出部に向かって燃料を噴射するための補助噴孔を有し、前記センサ冷却用の制御状態が、前記燃料噴射弁の前記補助噴孔から燃料を噴射させる状態であることを特徴とする請求項1記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記シリンダ内における吸気流の流れ方向を、前記センサの検出部に向かって流れる方向に切換可能な吸気流切換手段をさらに備え、前記センサ冷却用の制御状態が、前記シリンダ内における吸気流の流れ方向を前記センサの検出部に向かって流れる方向とするように前記吸気流切換手段を制御する状態であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のエンジンの制御装置。
  5. 前記制御状態切換手段が、燃料カットが実行されているときに前記制御状態を前記センサ冷却用の制御状態に切り換えることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のエンジンの制御装置。
  6. 前記センサが、前記シリンダ内の圧力を検出するための筒内圧センサであることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のエンジンの制御装置。
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