JP2007285087A - 床開口養生蓋 - Google Patents
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Abstract
【課題】ずれ止めが設けられる床開口養生蓋において、大きさや形状の異なる床開口に対応できるようにする。
【解決手段】構造物の床に設けられている床開口を塞ぐための床開口養生蓋1において、棒状の線材(縦材3、横材4)が網目状に組まれて形成され床開口を覆ってその周囲の床面に載置される蓋本体(溶接金網2)と、線材に対し着脱可能で床開口の内側面に当たって蓋本体の移動を止めるずれ止め具5とを備える。ずれ止め具5は、床開口の内側面に当たるずれ止め本体と、このずれ止め本体を線材に掛止するフックとを有する。ずれ止め本体6にフックの下端部を挿通するための貫通孔を形成し、フックの下端部にずれ止め本体6を介して線材を締め付ける蝶ナットを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】構造物の床に設けられている床開口を塞ぐための床開口養生蓋1において、棒状の線材(縦材3、横材4)が網目状に組まれて形成され床開口を覆ってその周囲の床面に載置される蓋本体(溶接金網2)と、線材に対し着脱可能で床開口の内側面に当たって蓋本体の移動を止めるずれ止め具5とを備える。ずれ止め具5は、床開口の内側面に当たるずれ止め本体と、このずれ止め本体を線材に掛止するフックとを有する。ずれ止め本体6にフックの下端部を挿通するための貫通孔を形成し、フックの下端部にずれ止め本体6を介して線材を締め付ける蝶ナットを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、構造物の床に設けられる床開口を塞ぐための床開口養生蓋に関する。
構造物の床には、資材等の搬入口、設備用の箱抜きなどの床開口が設けられる。構造物の工事途中においては、これらの床開口を養生蓋で塞いで、作業員などが誤って落ちないようにする必要がある(例えば、特許文献1参照。)。従来、養生蓋は、簡易な構造のものとして、床開口の大きさに合わせた合板、鉄板などに、ずれ止めのための角材、形鋼などを固定して製作されていた。
特開平8−35337号公報
しかし、従来の養生蓋では、それぞれの床開口の大きさ、形状に合わせて、合板、鉄板などを加工しずれ止めを配置するため、床開口ごとに個別に製作しなければならず、多大な手間がかかっていた。そして、床開口の大きさ、形状が違えば、繰り返して使用することができなかった。
本発明の課題は、ずれ止めが設けられる床開口養生蓋において、大きさや形状の異なる床開口に対応できるようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、構造物の床に設けられている床開口を塞ぐための床開口養生蓋1であって、棒状の線材(縦材3、横材4)が網目状に組まれて形成され前記床開口を覆ってその周囲の床面に載置される蓋本体(溶接金網2)と、前記線材に対し着脱可能で前記床開口の内側面に当たって前記蓋本体の移動を止めるずれ止め具5とを備えることを特徴とする。
このように、棒状の線材が網目状に組まれて形成された蓋本体が、床開口の周囲の床面に載置され床開口を覆って塞いで、作業員などが誤って落下するのを防ぐ。また、ずれ止め具5が、蓋本体が床開口の位置から移動しようとするのを床開口の内側面に当たって止める。そして、ずれ止め具5が蓋本体の線材に対し着脱可能であることにより、蓋本体へのずれ止め具5の取付け位置を容易に変更することができる。したがって、ずれ止め具5の位置の変更により、床開口養生蓋1は大きさや形状が異なる床開口に対応することができる。また従来のように床開口ごとに製作する必要がなく、繰り返して使用することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の床開口養生蓋1において、例えば図2、3に示すように、前記ずれ止め具5は、前記床開口の内側面に当たるずれ止め本体6と、このずれ止め本体6を前記線材に掛止するフック8とを有することを特徴とする。
このように、ずれ止め具5が床開口の内側面に当たるずれ止め本体6を線材に係止するフック8を有することにより、線材に対してずれ止め具5を容易に着脱することができ、ずれ止め具5の位置を簡単に変更することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の床開口養生蓋1において、例えば図2、3に示すように、前記ずれ止め本体6には、前記フック8の下端部を挿通するための貫通孔7が形成されており、前記フック8の下端部には、前記ずれ止め本体6を介して前記線材を締め付ける蝶ナット12が設けられていることを特徴とする。
このように、ずれ止め本体6の貫通孔7にフック8の下端部を挿通し、フック8の下端部に蝶ナット12を設けて、ずれ止め本体6を介して前記線材を締め付けることにより、ずれ止め具5を所定位置に手で簡単に確実に固定することができる。
本発明によれば、構造物の床に設けられている床開口を塞ぐための床開口養生蓋が、棒状の線材が網目状に組まれて形成され床開口を覆ってその周囲の床面に載置される蓋本体と、線材に対し着脱可能で床開口の内側面に当たって蓋本体の移動を止めるずれ止め具とを備えるので、大きさや形状の異なる床開口に対応させることができ、繰り返して使用することができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本実施形態の床開口養生蓋1(以下、養生蓋1という。)は、工事中の構造物の床に設けられている床開口を塞ぐためのものである。床開口は、特に図示しないが、例えばその平面形状が四角形状、円形状などのものである。
本実施形態の床開口養生蓋1(以下、養生蓋1という。)は、工事中の構造物の床に設けられている床開口を塞ぐためのものである。床開口は、特に図示しないが、例えばその平面形状が四角形状、円形状などのものである。
養生蓋1は、棒状の線材が網目状に組まれて形成され床開口を覆ってその周囲の床面に載置される蓋本体と、線材に対し着脱可能で床開口の内側面に当たって蓋本体の移動を止めるずれ止め具5とを備えている。
蓋本体は、具体的には、図1に示すように、鉄線、ステンレス鋼線などからなる縦材3及び横材4(線材)をそれぞれ一定間隔で直交するように配列し、電気抵抗溶接によって格子状に組み立てて板状にした溶接金網2である。
ずれ止め具5は、図2、3に示すように、床開口の内側面に当たるずれ止め本体6と、このずれ止め本体6を縦材3又は横材4に掛止するフック8とを有している。
フック8は、鈎状に折れ曲がった先端部9と、下方に延びる直線部10とを有している。直線部10の下端部にはねじ11が刻まれている。フック8の直線部10のねじ11に螺合して蝶ナット12が設けられている。ずれ止め本体6には、高さ方向にフック8の下端部を挿通するための貫通孔7が2箇所形成されている。
そして、フック8の直線部10を貫通孔7に通し、先端部9を溶接金網2の縦材3又は横材4に引っ掛け、蝶ナット12でずれ止め本体6を介して締め込んで固定する。フック8の先端部9の形状は、蝶ナット12で溶接金網2の縦材3又は横材4を締め込んだときに、ずれ止め本体6に当たらないようになっている。
また、ずれ止め金具は、溶接金網2の水平方向への移動を規制するように配置される。例えば、床開口の平面形状が四角形状であれば、図1に示すように、4辺の内側面に面するように4箇所に配置すればよい。
本実施形態によれば、溶接金網2が床開口の周囲の床面に載置され床開口を覆って塞いで作業員などの落下を防止し、ずれ止め具5が蓋本体が床開口の位置から移動しようとするのを床開口の内側面に当たって止めることができる。そして、ずれ止め具5が溶接金網2の縦材3又は横材4に対し着脱可能であるので、溶接金網2へのずれ止め具5の取付け位置を容易に変更することができる。したがって、ずれ止め具5の位置を変更して、床開口養生蓋1は大きさや形状が異なる床開口に対応することができる。また従来のように床開口ごとに製作する必要がなく、繰り返して使用することができる。
また、ずれ止め具5が床開口の内側面に当たるずれ止め本体6を縦材3又は横材4に係止するフック8を有するので、縦材3又は横材4に対してずれ止め具5を容易に着脱することができ、ずれ止め具5の位置を簡単に変更することができる。さらに、ずれ止め本体6の貫通孔7にフック8の直線部10の下端部を挿通し蝶ナット12を設けて、ずれ止め本体6を介して縦材3又は横材4を締め付けるので、ずれ止め具5を所定位置に手で簡単に確実に固定することができる。
また、溶接金網2には、図1に示すように、作業員に対して床開口の存在を表示して注意を促すための表示プレート13を、紐などで縦材3又は横材4に縛って取り付けることができる。
なお、以上の実施の形態においては、蓋本体を溶接金網としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、棒状の線材が網目状に組まれて形成されているものであればよい。網目の形状も正方形に限らず、菱形などの形状であってもよい。蓋本体の大きさ、形状は、設置が想定される複数の床開口のいずれも塞ぐことができる程度に十分に大きく形成しておけばよい。また、蓋本体の網目の間隔、線材の太さ、蓋本体へのずれ止め具の配置、取付け数量、ずれ止め本体の形状、フックの形状、数量等、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 床開口養生蓋
2 溶接金網(蓋本体)
3 縦材(線材)
4 横材(線材)
5 ずれ止め具
6 ずれ止め本体
7 貫通孔
8 フック
9 先端部
10 直線部
11 ねじ
12 蝶ナット
13 表示プレート
2 溶接金網(蓋本体)
3 縦材(線材)
4 横材(線材)
5 ずれ止め具
6 ずれ止め本体
7 貫通孔
8 フック
9 先端部
10 直線部
11 ねじ
12 蝶ナット
13 表示プレート
Claims (3)
- 構造物の床に設けられている床開口を塞ぐための床開口養生蓋であって、
棒状の線材が網目状に組まれて形成され前記床開口を覆ってその周囲の床面に載置される蓋本体と、
前記線材に対し着脱可能で前記床開口の内側面に当たって前記蓋本体の移動を止めるずれ止め具とを備えることを特徴とする床開口養生蓋。 - 前記ずれ止め具は、前記床開口の内側面に当たるずれ止め本体と、このずれ止め本体を前記線材に掛止するフックとを有することを特徴とする請求項1に記載の床開口養生蓋。
- 前記ずれ止め本体には、前記フックの下端部を挿通するための貫通孔が形成され、
前記フックの下端部には、前記ずれ止め本体を介して前記線材を締め付ける蝶ナットが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の床開口養生蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006116788A JP2007285087A (ja) | 2006-04-20 | 2006-04-20 | 床開口養生蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006116788A JP2007285087A (ja) | 2006-04-20 | 2006-04-20 | 床開口養生蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007285087A true JP2007285087A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38757118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006116788A Pending JP2007285087A (ja) | 2006-04-20 | 2006-04-20 | 床開口養生蓋 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007285087A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103132705A (zh) * | 2011-11-30 | 2013-06-05 | 国家电网公司 | 用于覆盖孔洞的孔洞盖板组件 |
CN105715060A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-06-29 | 中煤第九十二工程有限公司 | 自动开闭井盖门 |
CN107762167A (zh) * | 2016-08-15 | 2018-03-06 | 中国二十冶集团有限公司 | 建筑物洞口的安全防护方法 |
CN113846858A (zh) * | 2021-10-26 | 2021-12-28 | 中国建筑第二工程局有限公司 | 一种建筑施工过程中水平洞口的防护体系及施工方法 |
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2006
- 2006-04-20 JP JP2006116788A patent/JP2007285087A/ja active Pending
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CN103132705B (zh) * | 2011-11-30 | 2015-07-15 | 国家电网公司 | 用于覆盖孔洞的孔洞盖板组件 |
CN105715060A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-06-29 | 中煤第九十二工程有限公司 | 自动开闭井盖门 |
CN105715060B (zh) * | 2014-12-01 | 2017-08-29 | 中煤第九十二工程有限公司 | 自动开闭井盖门 |
CN107762167A (zh) * | 2016-08-15 | 2018-03-06 | 中国二十冶集团有限公司 | 建筑物洞口的安全防护方法 |
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