JP2007284998A - 手すり部材接続具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接続すべき2本の手すり部材の端部を嵌め込み得る2つの接続部材1、2からなる。また、前記2つの接続部材1、2と、両接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3からなる場合もある。両接続部材1、2は凹凸嵌合により抱き合わせ可能であり、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線D1を中心として回動可能である。また、前記結合部材3と前記両接続部材1、2とは凹凸嵌合により抱き合わせ可能であり、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線D2、D3を中心として両接続部材1、2が結合部材3に対して回動可能である。
【効果】様々な階段において廻り具合が異なる場合でも、その廻り具合に応じて手すり部材を連続して設置することができる。連続手すりを全て壁に平行ならしめ得る。
【選択図】図11
【効果】様々な階段において廻り具合が異なる場合でも、その廻り具合に応じて手すり部材を連続して設置することができる。連続手すりを全て壁に平行ならしめ得る。
【選択図】図11
Description
本発明は、階段や廊下などの通路に配置する手すり部材同士を互いに接続して連続した手すりとするための部材に関するものである。
従来、階段や廊下などの通路に配置する手すり部材同士を互いに接続して連続した手すりとするためには、階段の傾き具合や通路のコーナーの角度に対応させたパーツをあらかじめ製作しておき、その位置に適するパーツをその部分に配置し、接続金具を用いて接続すべき2本の手すり部材の端部と連結するのが一般的である。
一方、2本の手すり部材の折曲角度を階段の傾き具合や通路のコーナーの角度に自由に対応させるために、図21に示すように、球面状の凸部a’を有する雄部材aと、前記雄部材aの凸部a’を抱持し得る開口保持部b’を有する雌部材bからなる接続具も知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
これらの接続具にあっては、雄・雌両部材が相互に首振り自在であるから、2本の手すり部材の折曲角度を階段の傾き具合や通路のコーナーの角度に自由に対応させるには極めて便利であるが、2つの部材が直接的に結合されていないから、長尺状の手すり部材を互いに接続して行くには作業(施工)しにくいという欠点がある。
このような欠点を有することに鑑み、従来の手すり部材接続具に代わる新規な接続具の提供が強く望まれている。しかも、2本の手すり部材の折曲角度を階段の傾き具合や通路のコーナーの角度に自由に対応させることができるとともに、90度で交わる階段や通路のコーナー部分に使用することで手すり部材を壁に平行に保つことができるのみならず、階段や通路の入隅と出隅のいずれの場所にも手すり部材を設置することができる手すり部材接続具の提供が強く望まれている。
本発明はこのような要望に応えることができる手すり部材接続具を提供することを主たる目的とするものである。特に、手すり部材を互いに接続するための部材を凹凸嵌合により抱き合わせ可能ならしめることにより着脱自在とし、壁にクロスを張る場合や引越しその他で通路を確保するに際して手すり部材を取り外すことができ、その後再び手すり部材を取り付けることができる手すり部材接続具を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、第一の発明による手すり部材接続具は、接続すべき2本の手すり部材の端部を嵌め込み得る2つの接続部材からなっており、両接続部材は凹凸嵌合により抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として回動可能としてある。
2つの接続部材からなるこの手すり部材接続具を用いた場合には、凹凸嵌合により両接続部材が抱き合わせ状態となり、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として回動可能であるから、2本の手すり部材の折曲角度を自由に変更できる。従って、2本の手すり部材の折曲角度を様々な階段の傾き具合に自由に対応させることができる。
2つの接続部材の少なくとも一方に、取付座を有する支持腕を備えたものとすることができる。この場合には、取付座を利用して2つの接続部材の少なくとも一方を壁に固定することができ、それで2本の手すり部材を支持できる。従って、2つの接続部材を用いて接続されている2本の手すり部材を支持するための支持金具(例えば、図20に示すようなもの)をその付近に取り付ける必要が無くなり、これらの支受金具を多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
また、第二の発明による手すり部材接続具は、接続すべき2本の手すり部材の端部を嵌め込み得る2つの接続部材と、両接続部材を直交する端部において結合する結合部材からなっており、この結合部材と両接続部材とは凹凸嵌合により抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として両接続部材を結合部材に対して回動可能としてある。
さらに、第三の発明による手すり部材接続具は、接続すべき2本の手すり部材の端部を嵌め込み得る2つの接続部材と、両接続部材を直交する端部において結合する結合部材からなっており、この結合部材と両接続部材とはそれぞれが凹凸嵌合により抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として両接続部材を結合部材に対して回動可能としてある。
2つの接続部材と両接続部材を直交する端部において結合する結合部材からなるこれらの手すり部材接続具を用いた場合には、結合部材に対して2つの接続部材を独立して回動させることができるから、結合部材を介して接続される手すり部材が傾きながらさらに傾くような接続が可能となり、様々な階段での連続手すりの廻り具合に自由に対応させることができる。例えば、図11、図12に示す踊場、図14(a)に示す2段廻り、図14(b)に示す3段廻り、図14(c)に示す4段廻り、図14(d)に示す6段廻りのほか、図14(e)に示す3段・踊場など、直交する壁のコーナー部分に結合部材が来るように配置し、接続すべき2本の手すり部材を結合部材を介して2つの接続部材で互いに接続すれば、様々な階段において廻り具合が異なる場合でも、その廻り具合に応じて手すり部材を連続して設置することが可能となる。
特に、結合部材を踊場や階段の踏み板と平行に配置することで、接続すべき2本の手すり部材を壁に平行に保つことができるから、上述したような様々な階段での廻り具合に応じて設置される連続手すりを全て壁に平行ならしめることができる。
また、2つの接続部材と両接続部材を直交する端部において結合する結合部材からなる1つの手すり部材接続具を用いることにより、図11に示すように、直角に交わる壁の内側(入隅)に沿うように手すり部材を設置することもできるし、図13に示すように、直角に交わる壁の外側(出隅)に沿うように手すり部材を設置することもできる。
直角に交わる壁の内側(入隅)に沿うように手すり部材を設置するための入隅専用の接続具と、直角に交わる壁の外側(出隅)に沿うように手すり部材を設置するための出隅専用の接続具とを別個に作製することもできるし、入隅・出隅兼用の接続具とすることもできる。入隅・出隅兼用の接続具とすれば、1つの部材による共通化を図ることができる。
一方、第一の発明においては2つの接続部材が、第二の発明においては前記2つの接続部材と結合部材とが、第三の発明においては前記結合部材と前記両接続部材のそれぞれが、凹凸嵌合により抱き合わせ可能で着脱自在であるから、壁にクロスを張る場合や引越しその他で通路を確保するに際して手すり部材を取り外すことができるとともに、その後再び手すり部材を取り付けることができるなど、着脱自在による利点は極めて大きい。
また、2つの接続部材及びこれら2つの部材と結合部材とが直接的に結合されているから、従来の場合に比べて長尺状の手すり部材を互いに接続して行く作業を行いやすい(施工しやすい)。
また、2つの接続部材及びこれら2つの部材と結合部材とが直接的に結合されているから、従来の場合に比べて長尺状の手すり部材を互いに接続して行く作業を行いやすい(施工しやすい)。
特に、第三の発明の場合には、結合部材と両接続部材のそれぞれが凹凸嵌合により抱き合わせ可能で着脱自在であるから、2つの接続部材と結合部材の3つの部材を用いる場合のほか2つの接続部材のみを用いる使用も可能となり、様々な階段に手すり部材を設置する場合に広く適用できる。
結合部材に、取付座を有する支持腕を備えたものとすることができる。この場合には、取付座を利用して結合部材を壁のコーナー部分に固定することができ、この結合部材で接続すべき2本の手すり部材を支持できる。従って、結合部材とこの結合部材に結合した2つの接続部材を用いて接続されている2本の手すり部材を支持するための支持金具(例えば、図20に示すようなもの)をその付近の壁に取り付ける必要が無くなり、これらの支受金具を多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
請求項1記載の発明による手すり部材接続具を用いた場合には、2本の手すり部材の折曲角度を自由に変更できるから、2本の手すり部材の折曲角度を様々な階段の傾き具合に自由に対応させることができる。
請求項2記載の発明による手すり部材接続具を用いた場合には、2つの接続部材を用いて接続されている2本の手すり部材を支持するための支持金具をその付近に取り付ける必要が無くなるので、これらの支受金具を多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
請求項3又は4記載の発明による手すり部材接続具を用いた場合には、様々な階段において廻り具合が異なる場合でも、その廻り具合に応じて手すり部材を連続して設置することができる。特に、結合部材を踊場や階段の踏み板と平行に配置することで、接続すべき2本の手すり部材を壁に平行に保つことができるから、様々な階段での廻り具合に応じて設置される連続手すりを全て壁に平行ならしめることができる。
また、請求項3又は4記載の発明による手すり部材接続具を用いた場合には、直角に交わる壁の内側(入隅)に沿うように手すり部材を設置することもできるし、直角に交わる壁の外側(出隅)に沿うように手すり部材を設置することもできる。さらに、入隅・出隅兼用の接続具とすれば、1つの部材による共通化を図ることができる。
一方、請求項1、3、4のいずれかに記載の発明による手すり部材接続具によれば、壁にクロスを張る場合や引越しその他で通路を確保するに際して手すり部材を取り外すことができるとともに、その後再び手すり部材を取り付けることができるなど、着脱自在による利点は極めて大きい。
また、2つの接続部材及びこれら2つの部材と結合部材とが直接的に結合されているから、従来の場合に比べて長尺状の手すり部材を互いに接続して行く作業を行いやすい(施工しやすい)という利点もある。
また、2つの接続部材及びこれら2つの部材と結合部材とが直接的に結合されているから、従来の場合に比べて長尺状の手すり部材を互いに接続して行く作業を行いやすい(施工しやすい)という利点もある。
特に、請求項4記載の発明によれば、2つの接続部材と結合部材の3つの部材を用いる場合のほか2つの接続部材のみを用いる使用も可能となり、様々な階段に手すり部材を設置する場合に広く適用できるという利点がある。
請求項5記載の発明による手すり部材接続具を用いた場合には、結合部材とこの結合部材に結合した2つの接続部材を用いて接続されている2本の手すり部材を支持するための支持金具をその付近の壁に取り付ける必要が無くなるので、これらの支受金具を多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
本発明による手すり部材接続具の一例を、図面に基づいて詳細に説明する。本発明における手すり部材接続具は、2つの接続部材1、2からなる場合(図1)と、2つの接続部材1、2の少なくとも一方あるいは両接続部材1、2と、それらを直交する端部において結合する結合部材からなる場合(図2〜図5)とを含む。
図1は、手すり部材接続具が2つの接続部材1、2からなる場合の一例を示す。(b)は(a)に対して反対方向から見た場合を表わす。両接続部材1、2は平面的に見ると互いに逆L字状で、凹凸嵌合により抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として回動可能としてある。
この機構の一例を説明すると、接続部材1に嵌合凹部1aを形成するとともに、その外方の壁面を半円弧状1bとし、この半円弧状1bの壁面に対して直交する方向に延びる部分の内壁面を半凹弧状1cとする。一方、接続部材2には、前記嵌合凹部1aに嵌入させ得る円柱形の凸軸2aを形成するとともに、その外方の壁面を半円弧状2bとし、この半円弧状2bの壁面に対して直交する方向に延びる部分の内壁面を半凹弧状2cとする。
2つの接続部材1、2をこのような形状にすると、接続部材1の嵌合凹部1aと接続部材2の凸軸2aの凹凸嵌合により2つの接続部材1、2を抱き合わせることができるとともに、前記嵌合凹部1a及び凸軸2aの軸線D1を中心として2つの接続部材1、2が回動可能となる。
2つの接続部材1、2をこのような形状にすると、接続部材1の嵌合凹部1aと接続部材2の凸軸2aの凹凸嵌合により2つの接続部材1、2を抱き合わせることができるとともに、前記嵌合凹部1a及び凸軸2aの軸線D1を中心として2つの接続部材1、2が回動可能となる。
半円弧状1bの壁面とこの半円弧状1bの壁面に対して直交する方向に延びる部分の裏側には、接続すべき2本の手すり部材の一方の端部を嵌め込み得る凹部1dが、また、半円弧状2bの壁面とこの半円弧状2bの壁面に対して直交する方向に延びる部分の裏側には、接続すべき2本の手すり部材の他方の端部を嵌め込み得る凹部2d備えられており、各凹部1d、2dの裏側には反対方向から凹部1d、2dに達する2つのビス挿通用の孔1e、2eが形成されている。
図8の(a)、(b)に示すように、2つの接続部材1、2のうち一方の接続部材1の凹部1dに手すり部材Aの端部を、また、もう一方の接続部材2の凹部2dに手すり部材Bの端部を嵌め込み、それぞれを固定する。この固定には、ビス挿通用の孔1e、2eからビスを挿通することにより行うことができるが、その図示は省略する。一方、接続部材1の嵌合凹部1aと接続部材2の凸軸2aの凹凸嵌合により2つの接続部材1、2を抱き合わせると、前記嵌合凹部1a及び凸軸2aの軸線D1を中心として2つの接続部材1、2が回動可能になる。
従って、図8の(c)あるいは(d)に示すように、例えば一方の手すり部材Aに対して他方の手すり部材Bの折曲角度を自由に変更でき、2本の手すり部材A、Bの折曲角度を様々な階段の傾き具合に自由に対応させることができる。2本の手すり部材A、Bをそれぞれ動かして両者の折曲角度を自由に変更することもできる。
従って、図8の(c)あるいは(d)に示すように、例えば一方の手すり部材Aに対して他方の手すり部材Bの折曲角度を自由に変更でき、2本の手すり部材A、Bの折曲角度を様々な階段の傾き具合に自由に対応させることができる。2本の手すり部材A、Bをそれぞれ動かして両者の折曲角度を自由に変更することもできる。
このように、図1に示す2つの接続部材1、2からなる手すり部材接続具を用いた場合には、2本の手すり部材A、Bの折曲角度を様々な階段の傾き具合に自由に対応させることができる。
なお、図1に示す2つの接続部材1、2からなる手すり部材接続具は、真直ぐな階段(直階段、図示しない)に手すり部材を順次接続する場合にも用いることができる。
なお、図1に示す2つの接続部材1、2からなる手すり部材接続具は、真直ぐな階段(直階段、図示しない)に手すり部材を順次接続する場合にも用いることができる。
次に、図2〜図5は、図1に示す2つの接続部材1、2の少なくとも一方あるいは両接続部材1、2と、それらを直交する端部において結合する結合部材3からなる場合の一例を示す。これらの手すり部材接続具は、図11に示すように、直角に交わる壁の内側(入隅)に沿うように手すり部材を設置する場合、および、図13に示すように、直角に交わる壁の外側(出隅)に沿うように手すり部材を設置する場合に用いることができるほか、結合部材3と2つの接続部材1、2のそれぞれが凹凸嵌合により抱き合わせ可能である場合には、上述した場合と同じように、結合部材3を用いないで2つの接続部材1、2のみを用いる使用も可能である。
このうち、図3に示す接続具は前記入隅専用のもの、図4に示す接続具は前記出隅専用のものである。また、図5に示す接続具は入隅・出隅兼用のもので、そのうち図5(a)に示すものが図2に示す場合に相当する。なお、図3〜図5において用いられる部材のうち図1、図2において用いられているものは、同じ図面符号をそのまま用いることとする。
図3(a)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材1、2と、図2に示す場合とは異なる結合部材33を用いている。図3(b)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材1、1と、図2に示す場合とは異なる結合部材33'を用いている。図3(c)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材2、2と、図2に示す場合とは異なる結合部材33”を用いている。
図4(a)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材1、2と、図2に示す場合とは異なる結合部材43を用いている。図4(b)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材1、1と、図2に示す場合とは異なる結合部材43'を用いている。図4(c)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材2、2と、図2に示す場合とは異なる結合部材43”を用いている。
図3に示す接続具は入隅専用のものであって、そのうち図3(a)に示すものを用いて説明すると、図6(a)に示すように、直角に交わる壁Eの内側(入隅)に沿わせて2本の手すり部材A、Bを直交するごとく接続することができ、設置後の2本の手すり部材A、Bを同図の矢印1と矢印2の順に取り外すことができるとともに、その後再び手すり部材A、Bを取り付けることができる。ところが、この接続具を直角に交わる壁Fの外側(出隅)に沿わせて2本の手すり部材A、Aを接続する場合に用いた場合には、手すり部材A、Bを取り外そうとしても、結合部材33と2つの接続部材1、2の凹凸嵌合位置の関係で、図6(b)において×印で示すように、手すり部材A、Bを取り外すことができない状態になっている。すなわち、図3に示す入隅用の接続具を出隅用の接続具に適用することはできないということである。
そこで、さらに工夫を凝らすことによって、入隅・出隅いずれの場合にも用い得る入隅・出隅兼用の接続具とすることを見出した。それが図5(a)〜(d)に示すものである。
図5(a)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材1、2と、図2に示す場合と同じ結合部材3を用いている。図5(b)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材1、2と、図2に示す場合とは異なる結合部材53を用いている。図5(c)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材1、1と、図2に示す場合とは異なる結合部材53'を用いている。図5(d)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材2、2と、図2に示す場合とは異なる結合部材53”を用いている。
図5(a)〜(d)に示す接続具を用いることによって、入隅・出隅いずれの場合においても直角に交わる壁E、Fに沿わせて2本の手すり部材A、Bを直交するごとく接続することができ、設置後の2本の手すり部材A、Bを取り外す際にも支障がない。
図5(a)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材1、2と、図2に示す場合と同じ結合部材3を用いている。図5(b)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材1、2と、図2に示す場合とは異なる結合部材53を用いている。図5(c)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材1、1と、図2に示す場合とは異なる結合部材53'を用いている。図5(d)に示す場合には、図1、図2に示す場合と同じ2つの接続部材2、2と、図2に示す場合とは異なる結合部材53”を用いている。
図5(a)〜(d)に示す接続具を用いることによって、入隅・出隅いずれの場合においても直角に交わる壁E、Fに沿わせて2本の手すり部材A、Bを直交するごとく接続することができ、設置後の2本の手すり部材A、Bを取り外す際にも支障がない。
図5(a)〜(d)に示す入隅・出隅兼用の接続具のうち、図5(a)に示すものを図2に基づいてさらに詳しく説明する。図2に示す入隅・出隅兼用の接続具は、2つの接続部材1、2と両接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3からなっている。(b)は(a)に対して反対方向から見た場合を表わす。この場合に用いる2つの接続部材1、2は図1に示す2つの接続部材と全く同じであり、これら2つの接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3をさらに備えている点が図1に示す場合と異なる。
図2に示す場合には、この結合部材3と前記両接続部材1、2のそれぞれが凹凸嵌合により抱き合わせ可能であり、しかも、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として両接続部材1、2を結合部材3に対して回動可能としてある。すなわち、結合部材3と前記両接続部材1、2が凹凸嵌合により抱き合わせ可能であるのみならず、前記2つの接続部材1、2同士も凹凸嵌合により抱き合わせ可能である。 凹凸嵌合により2つの接続部材1、2を抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として回動可能とするための機構はすでに説明したから、ここではそれを省略し、2つの接続部材1、2を直交する端部において結合するための結合部材3のみの機構について詳細に説明する。
なお、結合部材3を説明するに当って、この結合部材3と関連する2つの接続部材1、2については、上述した場合と同じ符号を用いるものとする。
なお、結合部材3を説明するに当って、この結合部材3と関連する2つの接続部材1、2については、上述した場合と同じ符号を用いるものとする。
結合部材3は2つの接続部材1、2を直交する端部において結合するものであるから、平面直角状の部材である。そして、直角状の結合部材3の直交する端部の一方では、2つの接続部材1、2のうち接続部材1を、また、他方の端部では、2つの接続部材1、2のうち接続部材2を抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として両接続部材1、2を結合部材3に対して回動可能としてある。
この機構の一例を示すと、接続部材1が抱き合わせられる直角状の結合部材3の直交する端部の一方において、図2に示すように、接続部材1の嵌合凹部1aに嵌入させ得る円柱形の凸軸3aを形成するとともに、その外方の壁面を半円弧状3bとし、この半円弧状3bの壁面に対して直交する方向の内壁面を半凹弧状3cとする。
結合部材3の端部の一方をこのような形状にすると、図9(a)に示すように、接続部材1の嵌合凹部1aと結合部材3の凸軸3aの凹凸嵌合により接続部材1と結合部材3を抱き合わせることができるとともに、前記嵌合凹部1a及び凸軸3aの軸線D2を中心として接続部材1が結合部材3に対して回動可能となる。
結合部材3の端部の一方をこのような形状にすると、図9(a)に示すように、接続部材1の嵌合凹部1aと結合部材3の凸軸3aの凹凸嵌合により接続部材1と結合部材3を抱き合わせることができるとともに、前記嵌合凹部1a及び凸軸3aの軸線D2を中心として接続部材1が結合部材3に対して回動可能となる。
図9(a)に示すように、接続部材1の凹部1dに手すり部材Cの端部を嵌め込み、両者を固定する。この固定には、ビス挿通用の孔1eからビスを挿通することにより行うことができるが、その図示は省略する。一方、接続部材1の嵌合凹部1aと結合部材3の凸軸3aの凹凸嵌合により接続部材1と結合部材3を抱き合わせると、前記嵌合凹部1a及び凸軸3aの軸線D2を中心として接続部材1が結合部材3に対して回動可能となり、図9(b)、(c)に示すように手すり部材Cを結合部材3に対して回動させることができる。
一方、接続部材2が抱き合わせられる直角状の結合部材3の直交する端部の他方においては、図2に示すように、接続部材2の凸軸2aが凹凸嵌合する嵌合凹部3dを形成するとともに、その外方の壁面を半円弧状3eとし、この半円弧状3eの壁面に対して直交する方向の外壁面を半凹弧状3fとする。
結合部材3の端部の他方をこのような形状にすると、接続部材2の凸軸2aと結合部材3の嵌合凹部3dの凹凸嵌合により接続部材2と結合部材3を抱き合わせることができるとともに、前記凸軸2a及び嵌合凹部3dの軸線D3を中心として接続部材2が結合部材3に対して回動可能となる。
結合部材3の端部の他方をこのような形状にすると、接続部材2の凸軸2aと結合部材3の嵌合凹部3dの凹凸嵌合により接続部材2と結合部材3を抱き合わせることができるとともに、前記凸軸2a及び嵌合凹部3dの軸線D3を中心として接続部材2が結合部材3に対して回動可能となる。
図10(a)に示すように、接続部材2の凹部2dに手すり部材Bの端部を嵌め込み、両者を固定する。この固定には、ビス挿通用の孔2eからビスを挿通することにより行うことができるが、その図示は省略する。一方、接続部材2の凸軸2aと結合部材3の嵌合凹部3dの凹凸嵌合により接続部材2と結合部材3を抱き合わせると、前記凸軸3a及び嵌合凹部3dの軸線D3を中心として接続部材2が結合部材3に対して回動可能となり、図10(b)、(c)に示すように手すり部材Bを結合部材3に対して回動させることができる。
このように、結合部材3の直交する両端部において、結合部材3に対して2つの接続部材1、2を独立して回動させることができるから、結合部材3を介して接続される手すり部材が傾きながらさらに傾くような接続が可能となり、様々な階段での連続手すりの廻り具合に自由に対応させることができる。例えば、図11〜図13に示す踊場G、図14(a)に示す2段廻りH、図14(b)に示す3段廻りI、図14(c)に示す4段廻りJ、図14(d)に示す6段廻りKのほか、図14(e)に示す3段・踊場Lなど、直交する壁のコーナー部分に結合部材3が来るように配置し、接続すべき2本の手すり部材を結合部材3を介して2つの接続部材1、2で互いに接続すれば、様々な階段において廻り具合が異なる場合でも、その廻り具合に応じて手すり部材を連続して設置することが可能となる。
特に、結合部材3を踊場Gや様々な階段H、I、J、K、3段・踊場Lの踏み板と平行に配置することで、接続すべき2本の手すり部材を壁に平行に保つことができるから、上述したような様々な階段H、I、J、Kや3段・踊場Lでの廻り具合に応じて設置される連続手すりを全て壁に平行ならしめることができる。
2つの接続部材1、2からなる手すり部材接続具及び2つの接続部材1、2と両接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3からなる手すり部材接続具を用いるだけで、図11に示すように、直角に交わる壁の内側(入隅)に沿うように手すり部材を設置することもできるし、図13に示すように、直角に交わる壁の外側(出隅)に沿うように手すり部材を設置することもできる。
図11に示す入隅の場合において、2つの接続部材1、2と両接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3からなる手すり部材接続具により直交して配置されている2本の手すり部材A、Bのうち、手すり部材Aを接続部材1とともに先に矢印方向に外すことができ、それを取り外した後もう一方の手すり部材Bを接続部材2及び結合部材3とともに取り外すことができる。
これは、手すり部材Aの両端に取り付けられている接続部材1、1を結合部材3と接続部材2から先に外すことができるように、結合部材3と接続部材1ならびに接続部材2と接続部材1の凹凸嵌合状態を定めた上で、それらの部材を組み合わせてあるからである。
これは、手すり部材Aの両端に取り付けられている接続部材1、1を結合部材3と接続部材2から先に外すことができるように、結合部材3と接続部材1ならびに接続部材2と接続部材1の凹凸嵌合状態を定めた上で、それらの部材を組み合わせてあるからである。
また、図13に示す出隅の場合においては、2つの接続部材1、2と両接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3からなる手すり部材接続具により直交して配置されている2本の手すり部材A、Bのうち、手すり部材Aを接続部材2とともに先に矢印方向に外すことができ、それを取り外した後もう一方の手すり部材Bを接続部材1及び結合部材3とともに取り外すことができる。
これは、手すり部材Aの一端に取り付けられている接続部材2を結合部材3から先に外すことができるように、結合部材3と接続部材1、2の凹凸嵌合状態を定めた上で、それらの部材を組み合わせてあるからである。
これは、手すり部材Aの一端に取り付けられている接続部材2を結合部材3から先に外すことができるように、結合部材3と接続部材1、2の凹凸嵌合状態を定めた上で、それらの部材を組み合わせてあるからである。
このように、手すり部材の取り外し順と取り付け順とを考慮に入れながら、2つの接続部材1、2と両接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3からなる手すり部材接続具、あるいは、2つの接続部材1、2からなる手すり部材接続具を用い、直交する方向に手すり部材A、Bを設置し、さらに、これらに接続させて順次手すり部材A’、B’を接続して行くことができる。そして、クロスの張り替え作業前後や引越しその他で通路を確保するに際しては、手すり部材A、BやA’、B’を取り外すことができ、その後手すり部材を取り付ける場合にも支障はない。
ここに例示する2つの接続部材1、2からなる手すり部材接続具および2つの接続部材1、2と両接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3からなる手すり部材接続具においては、2つの接続部材1,2及び2つの接続部材1、2と結合部材3とがいずれも直接的に結合されているから、従来の場合に比べて長尺状の手すり部材を互いに接続して行く作業を行いやすい(施工しやすい)。
なお、図7の上側に、2つの接続部材1、2からなる手すり部材接続具を用いて2本の手すり部材B、B’を接続した状態を、また、図7の下側に、2つの接続部材1、2と両接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3からなる手すり部材接続具を用いて、2本の手すり部材A、Bを直交するように接続した状態を示す。
2つの接続部材1、2の半円弧状部分1c、2c及び結合部材3の半円弧状部分3c、3fの両端は、図8〜図10に示すように、ストッパー1f、2f、3gとなっており、折曲させた手すり部材B(図8、図10)及び手すり部材C(図9)が前記ストッパー1f、2f、3gによりそれ以上折曲されないようになっている。
2つの接続部材1、2を凹凸嵌合により抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として回動可能とするための機構や、結合部材3の直交する端部において2つの接続部材1、2を凹凸嵌合により抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として両接続部材1、2を結合部材3に対して回動可能とするための機構は、ここに例示した嵌合凹部1aと凸軸2aの場合のみに限定されるものではなく、通常一般的に考え得る様々な機構を採用することができる。例えば、嵌合凹部1aに代えてネジ孔を形成し、凸軸2aに代えてネジの頭を嵌め込み得る段付きの孔を形成し、この孔にネジを挿通してその先側を前記ネジ孔に螺合させる場合などを挙げることができる。
本発明の手すり部材接続具により接続されている手すり部材A、BやA’、B’は、通常、図11〜図13において符号Mで示す支持金具により下側から支持されている。この支持金具Mは、図20に詳示するように、階段や廊下の壁に取り付け得る台座m1と、この台座m1に重ね合わせることのできる取付座m2を有する支持腕m3と、台座m1に重ね合わせて取り付けた後の支持腕m3の取付座m2部分を覆い隠すカバーm4からなるものである。そして、階段や廊下の壁にビスなどで台座m1を取り付け、この台座m1に支持腕m3の取付座m2を重ね合わせてビスなどで固定するとともに、支持腕m3の先端にある支持部材m5にビスなどで手すり部材を固定することにより、手すり部材を階段や廊下の壁E、Fに沿って設置することができる。
前記支持金具Mは従来から用いられており、これを多数使用した場合には、手すり部材設置後において連続する手すりの下側に多くの支持金具Mが見えることになるので、体裁が良くない。この欠点を解消するために、ここでは、図15〜図19に示すように、2つの接続部材1、2の少なくとも一方に、また、2つの接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3に、それぞれ取付座を有する支持腕を備えたものとしてある。
図15(a)には、通常の壁用接続具とするために、平板状の取付座2hを有する支持腕2iが2つの接続部材1、2のうちの一方である接続部材2に備えられた場合を例示する。この支持腕2iを備えた接続部材2を用いると、その取付座2hを利用してビスなどにより壁Eに接続部材2を固定することができるから、図15(b)に示すように、少なくともその付近に図11においてMで示す支持金具を取り付ける必要が無くなる。従って、これらの支受金具Mを多数用いて手すり部材B、B’を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。図示はしないが、この場合と同様に、接続部材1に取付座2hを有する支持腕2iを備えても良い。
図16(a)〜(c)には、結合部材に、取付座を有する支持腕を備えた場合が例示されている。図16(a)には、入隅用の接続具とするために、平面直角三角形の突出コーナー部を備えた取付座3hを有する支持腕3iが、結合部材3に備えられた場合を例示する。
この支持腕3iを備えた結合部材3を用いると、図17(a)に示すように、2本の手すり部材A、Bを直交するごとく接続することができる。そして、平面直角三角形の突出コーナー部を備えた取付座3hを利用してビスなどにより入隅であるコーナー部分に結合部材3を固定することができるから、図17(b)に示すように、少なくともその付近に図11においてMで示す支持金具を取り付ける必要が無くなる。従って、これらの支受金具Mを多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
この支持腕3iを備えた結合部材3を用いると、図17(a)に示すように、2本の手すり部材A、Bを直交するごとく接続することができる。そして、平面直角三角形の突出コーナー部を備えた取付座3hを利用してビスなどにより入隅であるコーナー部分に結合部材3を固定することができるから、図17(b)に示すように、少なくともその付近に図11においてMで示す支持金具を取り付ける必要が無くなる。従って、これらの支受金具Mを多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
また、図16(b)には、出隅用の接続具とするために、平面逆L字形の屈曲コーナー部を備えた取付座3h'を有する支持腕3iが、結合部材3に備えられた場合を例示する。
この支持腕3iを備えた結合部材3を用いると、図18(a)に示すように、2本の手すり部材A、Bを直交するごとく接続することができる。そして、平面逆L字形の屈曲コーナー部を備えた取付座3h'を利用してビスなどにより出隅であるコーナー部分に結合部材3を固定することができるから、図18(b)に示すように、少なくともその付近に図13においてMで示す支持金具を取り付ける必要が無くなる。従って、これらの支受金具Mを多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
この支持腕3iを備えた結合部材3を用いると、図18(a)に示すように、2本の手すり部材A、Bを直交するごとく接続することができる。そして、平面逆L字形の屈曲コーナー部を備えた取付座3h'を利用してビスなどにより出隅であるコーナー部分に結合部材3を固定することができるから、図18(b)に示すように、少なくともその付近に図13においてMで示す支持金具を取り付ける必要が無くなる。従って、これらの支受金具Mを多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
また、図16(c)には、平板状の取付座2hを有する支持腕2iが、図16(a)、16(b)において図面符号3で示す結合部材とは異なる別の結合部材63(図1、2において図面符号1、2で示す接続部材を相対する方向に一体的ならしめた形)に備えられた場合を例示する。
この支持腕2iを備えた結合部材63を用いると、図19(a)に示すように、2本の手すり部材B、B’を折曲させた状態で直線状に接続することができる。そして、平板状の取付座2hを利用してビスなどにより壁Eに結合部材63を固定することができるから、図19(b)に示すように、少なくともその付近に図11においてMで示す支持金具を取り付ける必要が無くなる。従って、これらの支受金具Mを多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
この支持腕2iを備えた結合部材63を用いると、図19(a)に示すように、2本の手すり部材B、B’を折曲させた状態で直線状に接続することができる。そして、平板状の取付座2hを利用してビスなどにより壁Eに結合部材63を固定することができるから、図19(b)に示すように、少なくともその付近に図11においてMで示す支持金具を取り付ける必要が無くなる。従って、これらの支受金具Mを多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
このように、2つの接続部材1、2のうちのいずれか一方に、また、両接続部材1、2を直交する端部において結合する結合部材3、あるいは、両接続部材1、2を直線状に結合する結合部材63に、取付場所に応じた形状の取付座を有する支持腕を取り付けることにより、支受金具Mを多数用いて手すり部材を支持している従来の場合に比べて施行後の体裁が良くなる。
ここでは、方形状の手すり部材を接続するための手すり部材接続具の一例について説明したが、手すり部材の端部を嵌め込むための凹部1d、2dの形状を、楕円形、三角形、多角形、真円形など使用する手すり部材の断面形状に合致させれば、様々な形状の手すり部材を接続するための手すり部材接続具として広く適用できるのは勿論である。
1…接続部材、1a…嵌合凹部、1b…半円弧状部分、1c…半凹弧状部分、1d…凹部、2…接続部材、2a…凸軸、2b…半円弧状部分、2c…半凹弧状部分、2d…凹部、2h…取付座、2i…支持腕、3h、3h'…取付座、3i…支持腕、3、33、33’、33”、43、43’、43”、53、53’、53”、63…結合部材、3a…凸軸、3b、3e…半円弧状部分、3c、3f…半凹弧状部分、A、A’、B、B’、C…手すり部材、D1、D2、D3…軸線。
Claims (5)
- 接続すべき2本の手すり部材の端部を嵌め込み得る2つの接続部材からなり、両接続部材は凹凸嵌合により抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として回動可能としたことを特徴とする手すり部材接続具。
- 2つの接続部材の少なくとも一方に、取付座を有する支持腕を備えたことを特徴とする請求項1記載の手すり部材接続具。
- 接続すべき2本の手すり部材の端部を嵌め込み得る2つの接続部材と、両接続部材を直交する端部において結合する結合部材からなり、この結合部材と両接続部材とは凹凸嵌合により抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として両接続部材を結合部材に対して回動可能としたことを特徴とする手すり部材接続具。
- 接続すべき2本の手すり部材の端部を嵌め込み得る2つの接続部材と、両接続部材を直交する端部において結合する結合部材からなり、この結合部材と両接続部材とはそれぞれが凹凸嵌合により抱き合わせ可能とするとともに、嵌め込んだ手すり部材の長手方向と直交する方向である軸線を中心として両接続部材を結合部材に対して回動可能としたことを特徴とする手すり部材接続具。
- 結合部材に、取付座を有する支持腕を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載の手すり部材接続具。
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