JP2007283791A - 収容装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】収容空間の内外に出入する出入部材を持ち、見栄え良く動作し、出入部材が蓋体2の開動作に干渉しない収容装置を提供すること。
【解決手段】収容装置に、開位置と閉位置との間を移動する蓋体2と、入位置と出位置との間を移動する出入部材3と、蓋体2と出入部材3とに接続され蓋体2の閉動作に伴って付勢力を蓄積しこの付勢力で出入部材3を入位置から出位置に移動させるリンク手段4と、付勢力が蓄積されているリンク手段4と係止するロック位置とリンク手段4との係止が解除される解除位置との間を移動するロック手段5と、を設け、ロック手段5は蓋体2が閉位置から開位置に移動する際にロック位置から解除位置に移動するようにする。本発明の収容装置は、先ず蓋体2が閉位置から開位置に移動し、次いで出入部材3が入位置から出位置に移動するため、見栄え良く動作し、かつ、出入部材3や出入部材3に収容されている荷物が蓋体2の開動作に干渉しない。
【選択図】図3
【解決手段】収容装置に、開位置と閉位置との間を移動する蓋体2と、入位置と出位置との間を移動する出入部材3と、蓋体2と出入部材3とに接続され蓋体2の閉動作に伴って付勢力を蓄積しこの付勢力で出入部材3を入位置から出位置に移動させるリンク手段4と、付勢力が蓄積されているリンク手段4と係止するロック位置とリンク手段4との係止が解除される解除位置との間を移動するロック手段5と、を設け、ロック手段5は蓋体2が閉位置から開位置に移動する際にロック位置から解除位置に移動するようにする。本発明の収容装置は、先ず蓋体2が閉位置から開位置に移動し、次いで出入部材3が入位置から出位置に移動するため、見栄え良く動作し、かつ、出入部材3や出入部材3に収容されている荷物が蓋体2の開動作に干渉しない。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両等に配設され、各種の荷物を収容する収容装置に関する。
車両等には、ドリンクホルダやコンソールボックス、グラブボックス等に代表される各種の収容装置が配設されている。これらの収容装置は一般に奥行きが深い。多くの荷物を収容するである。したがって、例えば携帯電話などの小型の荷物を、これらの収容装置に収容する場合には、ユーザーが小型の荷物を収容装置から取り出し難い場合がある。一方、小型の荷物を取り出し易いように、収容装置の奥行きを浅くすると、収容装置に大型の荷物を収容できない。
近年では、大型の荷物を収容でき、かつ小型の荷物を取り出し易くする収容装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に紹介されている収容装置は、収容空間を形成する外ケースと、外ケースに対して上下移動する内ケース(出入部材)とを持つ。出入部材は蓋体の開動作に伴って上昇するため、外ケースに大型の荷物を収容し、出入部材に小型の荷物を収容すれば、大型の荷物を収容でき、かつ小型の荷物を取り出し易い。
しかし、特許文献1に紹介されている収容装置では、出入部材が蓋体の開動作と同時に上昇するため、動作する際の見栄えに劣る。また、出入部材が蓋体の開動作と同時に上昇するため、出入部材の形状や出入部材に収容されている荷物の大きさによっては、出入部材や荷物が蓋体の開動作に干渉するおそれがあった。
特開平4−176743号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、収容空間の内外に出入する出入部材を持ち、見栄え良く動作し、出入部材が蓋体の開動作に干渉しない収容装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の収容装置は、箱状をなし内部に収容空間を形成するケース体と、収容空間を閉じる閉位置と、収容空間を開く開位置と、の間で移動する蓋体と、
ケース体に保持され、収容空間に収容される入位置と、少なくとも一部が収容空間の外部に露出する出位置と、の間を移動する出入部材と、蓋体と出入部材とに接続され、蓋体の閉動作に伴って付勢力を蓄積し、付勢力で出入部材を入位置から出位置に移動させるリンク手段と、付勢力が蓄積されているリンク手段と係止するロック位置と、リンク手段との係止が解除される解除位置と、の間を移動するロック手段と、を備え、ロック手段は、蓋体が閉位置から開位置に移動する際にロック位置から解除位置に移動し、先ず蓋体が閉位置から開位置に移動し、次いで出入部材が入位置から出位置に移動することを特徴とする。
ケース体に保持され、収容空間に収容される入位置と、少なくとも一部が収容空間の外部に露出する出位置と、の間を移動する出入部材と、蓋体と出入部材とに接続され、蓋体の閉動作に伴って付勢力を蓄積し、付勢力で出入部材を入位置から出位置に移動させるリンク手段と、付勢力が蓄積されているリンク手段と係止するロック位置と、リンク手段との係止が解除される解除位置と、の間を移動するロック手段と、を備え、ロック手段は、蓋体が閉位置から開位置に移動する際にロック位置から解除位置に移動し、先ず蓋体が閉位置から開位置に移動し、次いで出入部材が入位置から出位置に移動することを特徴とする。
本発明の収容装置は、下記の(1)〜(3)の何れかを備えるのが好ましい。(1)〜(3)の複数を備えるのが望ましい。
(1)上記リンク手段は、上記蓋体に接続されるとともに駆動開始位置と従動開始位置との間を移動可能であり上記蓋体の閉動作に伴って従動開始位置に移動する蓋体リンク部材と、蓋体リンク部材に接続されるとともに入リンク開始位置と出リンク開始位置との間を移動可能であり蓋体リンク部材の従動開始位置への移動に伴って出リンク開始位置に移動する出入リンク部材と、出入リンク部材に接続され出入リンク部材が出リンク開始位置に移動すると付勢力を蓄積し付勢力で出入リンク部材を入リンク開始位置に移動させるリンク付勢部材と、を備え、蓋体リンク部材は、出入リンク部材の入リンク開始位置への移動に伴って駆動開始位置に移動し、上記出入部材は、出入リンク部材に接続され、出入リンク部材が出リンク開始位置から入リンク開始位置に移動すると上記入位置から上記出位置に移動し、出入リンク部材が入リンク開始位置から出リンク開始位置に移動すると上記出位置から上記入位置に移動する。
(2)(1)の場合、上記ロック手段は、上記ロック位置において上記蓋体の移動軌跡上に配される解除端と上記ロック位置において上記出入リンク部材に係止し上記解除位置において上記出入リンク部材との係止が解除される係止端とを持つロック部材と、ロック部材を上記ロック位置に付勢するロック付勢部材と、を持つ。
(3)(1)の場合、上記出入部材は、出入本体部と、出入本体部に固着されているラック体と、ラック体と上記出入リンク部材とに接続されるピニオン体と、を持つ。
(1)上記リンク手段は、上記蓋体に接続されるとともに駆動開始位置と従動開始位置との間を移動可能であり上記蓋体の閉動作に伴って従動開始位置に移動する蓋体リンク部材と、蓋体リンク部材に接続されるとともに入リンク開始位置と出リンク開始位置との間を移動可能であり蓋体リンク部材の従動開始位置への移動に伴って出リンク開始位置に移動する出入リンク部材と、出入リンク部材に接続され出入リンク部材が出リンク開始位置に移動すると付勢力を蓄積し付勢力で出入リンク部材を入リンク開始位置に移動させるリンク付勢部材と、を備え、蓋体リンク部材は、出入リンク部材の入リンク開始位置への移動に伴って駆動開始位置に移動し、上記出入部材は、出入リンク部材に接続され、出入リンク部材が出リンク開始位置から入リンク開始位置に移動すると上記入位置から上記出位置に移動し、出入リンク部材が入リンク開始位置から出リンク開始位置に移動すると上記出位置から上記入位置に移動する。
(2)(1)の場合、上記ロック手段は、上記ロック位置において上記蓋体の移動軌跡上に配される解除端と上記ロック位置において上記出入リンク部材に係止し上記解除位置において上記出入リンク部材との係止が解除される係止端とを持つロック部材と、ロック部材を上記ロック位置に付勢するロック付勢部材と、を持つ。
(3)(1)の場合、上記出入部材は、出入本体部と、出入本体部に固着されているラック体と、ラック体と上記出入リンク部材とに接続されるピニオン体と、を持つ。
本発明の収容装置は、蓋体と、入位置と出位置との間を移動する出入部材と、蓋体と出入部材とに接続されているリンク手段と、リンク手段をロックするロック手段と、を持つ。リンク手段には、蓋体の閉動作の際に付勢力が蓄積される。そして、リンク手段は付勢力が蓄積された状態でロック手段と係止する。蓋体が開動作すると、ロック手段が解除位置に移動して、リンク手段とロック手段との係止が解除される。すると、リンク手段に蓄積されていた付勢力が解放されて、出入部材が入位置から出位置に移動する。したがって、本発明の収容装置によると、先ず蓋体が閉位置から開位置に移動し、次いで出入部材が入位置から出位置に移動する。よって、本発明の収容装置は見栄え良く動作する。また、蓋体が先に開動作し、次いで出入部材が出位置に移動するために、出入部材に収容されている荷物や出入部材自身が蓋体の開動作に干渉することもない。
本発明の収容装置が上記(1)を備える場合には、リンク手段を簡単な構造にでき、かつ、確実に動作するようにできる。また、蓋体の閉動作に伴って出入部材を出位置から入位置に移動させ得るため、出入部材を出位置から入位置に移動させる操作を蓋体の閉操作と別におこなう必要がない。
本発明の収容装置が上記(2)を備える場合には、ロック手段を簡単な構造にでき、かつ確実に動作するようにできる。
本発明の収容装置が上記(3)を備える場合には、出入手段を簡単な構造にでき、かつ、確実に動作するようにできる。
本発明の収容装置において、収容空間を開閉する際の蓋体の移動機構は、既知の種々の機構を用いることができる。例えば蓋体は回動しても良いし、スライドしても良いし、回動しつつスライドしてもよい。蓋体は手動で移動しても良いし、バネ等の付勢手段で付勢されて移動しても良いし、モータ等に駆動されて自動的に移動しても良い。
出入部材は収容空間に対して垂直方向に出入しても良いし、水平方向に出入しても良いし、その他の方向に出入しても良い。出入部材は、携帯電話等の小型の荷物を収容できる形状に形成しても良いし、小型の荷物を載置できる形状に形成しても良い。また、出入部材を各種の操作パネルやモニタ等として用いても良い。
以下、図面を基に本発明の収容装置を説明する。
(実施例)
実施例の収容装置はコンソールボックスに一体化されている小物入れであり、車両に配設される。実施例の収容装置は上記の(1)〜(3)を備える。実施例の収容装置を模式的に表す要部拡大分解斜視図を図1に示し、実施例の収容装置の動作を模式的に表す説明図を図2〜図5に示す。以下、実施例において上、下、左、右、前、後とは、図1に示す上、下、左、右、前、後を指す。
実施例の収容装置はコンソールボックスに一体化されている小物入れであり、車両に配設される。実施例の収容装置は上記の(1)〜(3)を備える。実施例の収容装置を模式的に表す要部拡大分解斜視図を図1に示し、実施例の収容装置の動作を模式的に表す説明図を図2〜図5に示す。以下、実施例において上、下、左、右、前、後とは、図1に示す上、下、左、右、前、後を指す。
実施例の収容装置は、図2に示すように、ケース体1と、蓋体2と、出入部材3と、リンク手段4と、ロック手段5とを持つ。ケース体1は、上方に開口する略箱状をなす。ケース体1の内部すなわち箱内部が収容空間10となる。蓋体2は、ケース体1の左側壁と右側壁とに保持され、ケース体1の開口11を覆い収容空間10を閉じる閉位置と、収容空間10に没入し収容空間10を開く開位置と、の間で移動する。詳しくは、図1に示すように、蓋体2は略平板状の蓋本体20と、蓋本体20の対向する2端部に形成されている2つの脚部21とを持つ。各脚部21には突起状の蓋体回動軸22が形成されている。一方の脚部21には、蓋体回動軸22と同方向に突起するスライド係合部23が形成されている。蓋体回動軸22はケース体1の左側壁に形成されている孔状の蓋体枢支孔(図略)に枢支されている。蓋体回動軸22には巻きバネからなる蓋体付勢部材24が挿通されている。蓋体付勢部材24の一端は蓋体回動軸22を持つ側の脚部21に固着されている。蓋体付勢部材24の他端は、ケース体1の左側壁に固着されている。蓋体2は蓋体回動軸22を中心に回動して、図2に示す閉位置と図4に示す開位置との間を移動する。蓋体2は蓋体付勢部材24によって開位置に付勢されている。さらに、ケース体1には、プッシュロック機構からなる蓋体ロック手段(図略)が設けられている。蓋体2は蓋体ロック手段にロックされて閉位置に固定される。
図1に示すように、出入部材3は、出入本体部30と、ラック体31と、ピニオン体32とを持つ。出入本体部30はケース体1より小型であり、上方に開口する箱状をなす。ラック体31は上下に延び、出入本体部30の側壁外周面に固着されている。ピニオン体32はケース体1の左側壁に軸支され、ラック体31と噛み合っている。
リンク手段4は、ギアからなる蓋体リンク部材40と、ギアからなる出入リンク部材41と、巻きバネからなるリンク付勢部材42と、をもつ。蓋体リンク部材40は孔状の蓋体リンク回転軸400と、弧状のガイド溝401とをもつ。蓋体リンク回転軸400は蓋体2の蓋体回動軸22に挿通されている。ガイド溝401には蓋体2のスライド係合部23が挿通されている。蓋体リンク部材40は蓋体リンク回転軸400を中心に回転して、図2に示す従動開始位置と図4に示す駆動開始位置との間を移動する。
出入リンク部材41は、大径の第1ギア体410と小径の第2ギア体411とが同軸的に固着されてなる。出入リンク部材41は軸状の出入リンク回転軸412を持つ。出入リンク回転軸412はケース体1の左側壁に軸支されている。第1ギア体410は蓋体リンク部材40と噛み合い、第2ギア体411はピニオン体32と噛み合っている。第1ギア体410には2つのロック係止部(413、414)が形成されている。ロック係止部(413、414)は時計回り方向の先側から後側に向けて傾斜しつつ外周側に向けて突起するテーパ状をなす。出入リンク部材41の出入リンク回転軸412には、リンク付勢部材42が挿通されている。リンク付勢部材42の一端は第1ギア体410に固着され、他端はケース体1の左側壁に固着されている。出入リンク部材41は、出入リンク回転軸412を中心に回転して、図2に示す出リンク開始位置と、図4に示す入リンク開始位置との間を移動する。
ロック手段5は、略L字の棹状をなすロック部材50と、巻きバネからなるロック付勢部材51と、をもつ。ロック部材50の一端である係止端500は鉤状をなし、他端である解除端501は略円盤状をなす。ロック部材50は軸状のロック回動軸502を持つ。ロック回動軸502はケース体1の左側壁に枢支されている。ロック付勢部材51はロック回動軸502に挿通されている。ロック付勢部材51の一端はロック部材50に固着され、他端はケース蓋本体20の左側壁に固着されている。ロック部材50はロック回動軸502を中心に回動して、図2に示すロック位置と、図4に示す解除位置との間を移動する。ロック付勢部材51は、ロック部材50をロック位置に付勢している。ロック部材50がロック位置に配されると、解除端501は蓋体2の移動軌跡上に配されるとともに、係止端500が出入リンク部材41の一方のロック係止部413と係止する。ロック部材50が解除位置に配されると、係止端500とロック係止部413との係止が解除される。実施例の収容装置は以下のように動作する。
図2に示すように、蓋体2が閉位置に配されているときには、蓋体リンク部材40は従動開始位置に配されている。出入リンク部材41は出リンク開始位置に配されている。出入部材3は入位置に配されている。ロック部材50はロック位置に配されている。
蓋体2の前側を押圧し、蓋体2を図2中反時計回りに回動させると、蓋体ロック手段が外れる。蓋体2は蓋体付勢部材24によって開位置に付勢されているため、蓋体ロック手段が外れると蓋体2は図2中時計回りに回動する(図3)。このとき、蓋体2のスライド係合部23は蓋体リンク部材40に形成されているガイド溝401内を移動する。したがってこのとき蓋体リンク部材40は回転せず、従動開始位置に配されたままである。
蓋体2が図3に示す位置よりもさらに時計回りに回動して図4に示す開位置に配されると、蓋体2の一部である押圧部25がロック部材50の解除端501を押圧する。すると、ロック部材50はロック付勢部材51の付勢力に抗して図3中時計回りに回転し、ロック係止部413と係止端500との係止が解除される。出入リンク部材41はリンク付勢部材42によって入リンク開始位置に付勢されているため、ロック係止部413と係止端500との係止が解除されと、図3中反時計回りに回転して、図4に示す入リンク開始位置に移動する。出入リンク部材41が図3中反時計回りに回転すると、出入リンク部材41の第2ギア体411と噛み合っているピニオン体32が図3中時計回りに回転し、ピニオン体32と噛み合っているラック体31が上方に移動する。したがって、ラック体31が固着されている出入本体部30は上方向に移動して出位置に配される(図4)。なお、図4に示すように、ケース体1の左側壁には、第2ギア体411に向けて突起するリンクロック部12が形成されている。出入リンク部材41が入リンク開始位置に配されると、リンクロック部12とロック係止部414とが係止して、出入リンク部材41の回転が停止する。さらに、出入リンク部材41が図3中反時計回りに回転すると、出入リンク部材41の第1ギア体410と噛み合っている蓋体リンク部材40は図3中時計回りに回転して、駆動開始位置に配される。すなわち、蓋体リンク部材40は出入リンク部材41の回転に従動して、駆動開始位置に向けて回転する。
図4に示すように、蓋体2が開位置に配され、出入リンク部材41が入リンク開始位置に配され、出入部材3が出位置に配され、ロック部材50が解除位置に配されているときには、蓋体リンク部材40は駆動開始位置に配されている。このとき、蓋体2のスライド係合部23はガイド溝401の端部と係合している。したがって、蓋体付勢部材24の付勢力に抗して蓋体2を手動で図4中反時計回りに回動させると、蓋体リンク部材40は図4中反時計回りに回転する。蓋体リンク部材40が図4中反時計回りに回転すると、第1ギア体410が蓋体リンク部材40と噛み合っている出入リンク部材41が図4中時計回りに回転する。すなわち、蓋体リンク部材40は出入リンク部材41を駆動して図4中時計回りに回転させる。
なお、蓋体2が図4中反時計回りに回動すると、押圧部25による解除端501への押圧が解除される。ロック部材50は、ロック付勢部材51によってロック位置に付勢されているため、図4中反時計回りに回動する。ところで、出入リンク部材41のロック係止部(413、414)は上述したテーパ状をなす。このため、出入リンク部材41のロック係止部(413、414)はロック部材50の係止端500と係止せず、出入リンク部材41は図4中時計回りに回転できる。
出入リンク部材41が図4中時計回りに回転すると、第1ギア体410と噛み合っているピニオン体32が図4中反時計回りに回転し、ピニオン体32と噛み合っているラック体31が下方に移動する。したがって、ラック体31が固着されている出入本体部30は下方に移動する(図5)。
蓋体2は、図5に示す位置よりもさらに反時計回りに回動すると、図2に示す閉位置に配される。すると蓋体2は蓋体ロック手段によってロックされる。このとき蓋体リンク部材40はさらに反時計回りに回転して図2に示す従動開始位置に配される。したがって、第1ギア体410が蓋体リンク部材40と噛み合っている出入リンク部材41は、図5中時計回りにさらに回転して図2に示す出リンク開始位置に配される。出入リンク部材41の第2ギア体411と噛み合っているピニオン体32は図5中反時計回りにさらに回転し、ピニオン体32と噛み合っているラック体31はさらに下方に移動する。したがって、ラック体31が固着されている出入本体部30はさらに下方に移動して図2に示す入位置に配される。なお、蓋体付勢部材24の付勢力に抗して蓋体2を反時計回りに回動させると、蓋体付勢部材24には付勢力が蓄積される。したがって、蓋体2は開位置に付勢された状態で蓋体ロック手段によってロックされる。
実施例の収容装置では、蓋体2が開位置から閉位置に移動する(閉動作する)際に、リンク手段4のリンク付勢部材42に付勢力が蓄積される。リンク付勢部材42に付勢力が蓄積された状態で、リンク手段4のロック係止部413はロック手段5の係止端500と係止する。蓋体2が閉位置から開位置に移動する(開動作する)と、ロック手段5のロック部材50が解除位置に移動して、リンク手段4のロック係止部413とロック手段5の係止端500との係止が解除される。すると、リンク付勢部材42に蓄積されていた付勢力が解放されて、出入リンク部材41が出リンク開始位置から入リンク開始位置に移動し、出入部材3が入位置から出位置に移動する。よって、実施例の収容装置によると、先ず蓋体2が閉位置から開位置に移動し、次いで出入部材3が入位置から出位置に移動する。このため、実施例の収容装置は見栄え良く動作する。また、蓋体2が先に開動作し、次いで出入部材3が出位置に移動するために、出入部材3に収容されている荷物や、出入部材3自身が蓋体2の開動作に干渉することもない。
実施例の収容装置では、蓋体2が回動して収容空間10を開閉したが、例えば蓋体2がスライドして収容空間10を開閉しても良い。この場合には、蓋体リンク部材40をラック状に形成するとともにスライドして駆動開始位置と従動開始位置との間を移動するようにし、蓋体リンク部材40のスライド移動に伴って出入リンク部材41が回転するようにすればよい。また、出入リンク部材41がスライドして入リンク開始位置とでリンク開始位置との間を移動するようにしても良い。実施例の収容装置では、蓋体リンク部材40と出入リンク部材41が噛み合うようにして両者を直接接続したが、ギア等の他部材を介して両者を接続しても良い。
実施例の収容装置では、蓋体リンク部材40と出入リンク部材41とリンク付勢部材42とでリンク手段4を構成し、蓋体2の閉動作に伴って出入部材3を出位置から入位置に移動させた。しかし、本発明の収容装置では、リンク手段4は蓋体2の閉動作に伴って付勢力を蓄積するのみで良く、例えば、蓋体2の閉動作とは別に、出入部材3を出位置から入位置へ手動で移動させても良い。
1:ケース体、2:蓋体、3:出入部材、4:リンク手段、5:ロック手段、10:収容空間、30:出入本体部、31:ラック体、32:ピニオン体、40:蓋体リンク部材、41:出入リンク部材、42:リンク付勢部材
Claims (4)
- 箱状をなし内部に収容空間を形成するケース体と、
該収容空間を閉じる閉位置と、該収容空間を開く開位置と、の間で移動する蓋体と、
該ケース体に保持され、該収容空間に収容される入位置と、少なくとも一部が該収容空間の外部に露出する出位置と、の間を移動する出入部材と、
該蓋体と該出入部材とに接続され、該蓋体の閉動作に伴って付勢力を蓄積し、該付勢力で該出入部材を該入位置から該出位置に移動させるリンク手段と、
該付勢力が蓄積されている該リンク手段と係止するロック位置と、該リンク手段との係止が解除される解除位置と、の間を移動するロック手段と、を備え、
該ロック手段は、該蓋体が該閉位置から該開位置に移動する際に該ロック位置から該解除位置に移動し、
先ず該蓋体が該閉位置から該開位置に移動し、次いで該出入部材が該入位置から該出位置に移動することを特徴とする収容装置。 - 前記リンク手段は、前記蓋体に接続されるとともに駆動開始位置と従動開始位置との間を移動可能であり前記蓋体の閉動作に伴って該従動開始位置に移動する蓋体リンク部材と、該蓋体リンク部材に接続されるとともに入リンク開始位置と出リンク開始位置との間を移動可能であり該蓋体リンク部材の該従動開始位置への移動に伴って該出リンク開始位置に移動する出入リンク部材と、該出入リンク部材に接続され該出入リンク部材が該出リンク開始位置に移動すると付勢力を蓄積し該付勢力で該出入リンク部材を該入リンク開始位置に移動させるリンク付勢部材と、を備え、
該蓋体リンク部材は、該出入リンク部材の該入リンク開始位置への移動に伴って該駆動開始位置に移動し、
前記出入部材は、該出入リンク部材に接続され、該出入リンク部材が該出リンク開始位置から該入リンク開始位置に移動すると前記入位置から前記出位置に移動し、該出入リンク部材が該入リンク開始位置から該出リンク開始位置に移動すると前記出位置から前記入位置に移動する請求項1に記載の収容装置。 - 前記ロック手段は、前記ロック位置において前記蓋体の移動軌跡上に配される解除端と前記ロック位置において前記出入リンク部材に係止し前記解除位置において前記出入リンク部材との係止が解除される係止端とを持つロック部材と、該ロック部材を前記ロック位置に付勢するロック付勢部材と、を持つ請求項2に記載の収容装置。
- 前記出入部材は、出入本体部と、該出入本体部に固着されているラック体と、該ラック体と前記出入リンク部材とに接続されるピニオン体と、を持つ請求項2に記載の収容装置。
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2006
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