JP2007283685A - インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドユニット - Google Patents

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誠至 清水
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Abstract

【課題】補強フレームの内周面とアクチュエータの外周面との間の隙間を小さくすることによりインクジェットヘッド全体を小型化し、またその隙間に確実に絶縁性樹脂を充填して、フレキシブルフラットケーブルとアクチュエータとの電気的接合部をインクに対して良好に保護する。
【解決手段】キャビティユニット10の背面には、枠状の補強フレーム15が、その枠部15aの内周面とアクチュエータ11の外周面との間に隙間50を有して当該アクチュエータを囲むように固定される。フレキシブルフラットケーブル12は、アクチュエータ11の背面に電気的に接合され、補強フレーム15の背面側に引き出される。補強フレーム15とアクチュエータ11との間の隙間50は前面側よりも背面側にて拡大するように形成され、その隙間50には、絶縁性樹脂53が充填され、フレキシブルフラットケーブル12とアクチュエータ11との接合部が封止される。
【選択図】図7

Description

本発明は、キャビティユニットに、アクチュエータ及びフレキシブルフラットケーブルが順次積層される構造のインクジェットヘッドに関するものである。
従来からインクジェットヘッドとしては、前面に複数のノズル列が配置されて内部にインク流通路を有するキャビティユニットと、このキャビティユニット内のインクに選択的に吐出圧力を与えるアクチュエータと、このアクチュエータに駆動信号を出力するフレキシブルフラットケーブルとを備えた構造が知られている。
このようなインクジェットヘッドは特許文献1に記載されているように、ヘッドホルダに取り付けられて、インクジェットプリンタに搭載される。特許文献1では、インクジェットヘッドが薄い扁平形状に形成されているので、取り付け時の歪みを防止するために、インクジェットヘッドに補強フレームを積層して剛性を高めてからヘッドホルダに取り付けるようにしている。補強フレームは枠状に形成されており、キャビティユニットにおけるアクチュエータが積層される面に、アクチュエータを囲むように固着される。アクチュエータの背面には、フレキシブルフラットケーブルの一端が電気的に接合されており、他端が補強フレーム15の背面側にアクチュエータから立ち上がるように引き出される。
特開2005−161762号公報(図3及び図4参照)
特許文献1では、インクジェットヘッドのインク取入口(特許文献1のインク供給口)には、ヘッドホルダ側から補強フレームに穿設された接続穴(特許文献1のインク通路孔)を介してインクが供給されるように構成されている。従って、ヘッドホルダ側のインク供給部材と接続穴との接続箇所、あるいは接続穴とインク取入口との接続箇所でインク漏れが発生したり、インクミストと呼ばれる記録媒体に到達しない微細なインク粒子が浮遊して、フレキシブルフラットケーブルとアクチュエータとの電気的接合部に侵入して、電気的短絡や腐食等を引き起こす虞があった。
そこで、本発明者は、補強フレームの内周面とアクチュエータの外周面との間の隙間に、絶縁性樹脂を充填して、フレキシブルフラットケーブルとアクチュエータとの電気的接合部を、インクが侵入できないように絶縁性樹脂で覆う構造を採用することを考えた。この場合には、注射器等のシリンジの注入管54(図7(b)参照)を、補強フレームの内周面とアクチュエータの外周面との間の隙間に差し込み、前記樹脂を注入することになる。
ところが、注入管54の先端をキャビティユニットの背面、換言すると充填すべき空間の底面に届くようにするには、前記補強フレームの内周面とアクチュエータの外周面との間の隙間を大きくする必要があり(図7(b)参照)、補強フレームの外形が大型化し、ひいてはインクジェットヘッド全体の大型化を招来することになる。
一方、大型化を避けるために、補強フレームとアクチュエータとの間の隙間を狭くすると、注入管がその隙間に挿入できないから、樹脂をキャビティユニットの背面から離れた位置までしか充填できず、前記隙間に気泡(未充填の空間)が残存して、フレキシブルフラットケーブルとアクチュエータとの電気的接合部をインクに対して密閉することが困難であった。
本発明は、上記問題を解消するものであり、補強フレームの内周面とアクチュエータの外周面との間の隙間を小さくすることにより補強フレームの外形の小型化を図って、インクジェットヘッド全体を小型化し、また、前記隙間に確実に絶縁性樹脂を充填して、フレキシブルフラットケーブルとアクチュエータとの電気的接合部をインクに対して良好に保護することのできるインクジェットヘッド及びインクジェットヘッドユニットの実現を目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明におけるインクジェットヘッドは、複数のノズルを外部に開口させ内部にインク流路を有するキャビティユニットと、このキャビティユニット内のインクに選択的に吐出圧力を与えるアクチュエータと、このアクチュエータに駆動信号を出力するフレキシブルフラットケーブルとが順次積層された構造を有するインクジェットへッドにおいて、前記キャビティユニットにおける前記アクチュエータが積層された背面には、前記キャビティユニットを補強する枠状の補強フレームの前面が、その枠部の内周面と前記アクチュエータの外周面との間に隙間を有して当該アクチュエータを囲むように固定され、前記フレキシブルフラットケーブルは、前記アクチュエータの背面に電気的に接合され且つ前記積層方向からの平面視で前記補強フレームの枠部の内周の内側に配置される平坦部と、この平坦部の一端に連続し前記補強フレームの背面側に引き出される可撓部とを有し、前記補強フレームと前記アクチュエータとの間の隙間は前面側よりも背面側にて拡大するように形成され、その隙間には、絶縁性樹脂が充填されていることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記フレキシブルフラットケーブルの平坦部の背面には、この平坦部を実質上覆う大きさを有し且つ前記アクチュエータよりも熱伝導性に優れた熱伝導板が積層され、前記補強フレームは、前記アクチュエータよりも前記キャビティユニットの一つの面から高く突出し、前記隙間は、前記アクチュエータおよび熱伝導板の積層体と、前記補強フレームとの間に形成され、その背面側が前面側よりも拡大するように形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインクジェットヘッドにおいて、前記フレキシブルフラットケーブルの可撓部が引き出される側の前記補強フレームの枠部の内周面が、前記アクチュエータとの間の隙間を背面側へ拡大するように形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッドにおいて、前記補強フレームと前記アクチュエータとの間の隙間において前記拡大を開始する部分は、前記フレキシブルフラットケーブルの平坦部の外周に近接して位置することを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明におけるインクジェットヘッドユニットは、請求項2に記載のインクジェットヘッドと、そのインクジェットヘッドを固定する底板を有するヘッドホルダとを備え、前記補強フレームは、前記アクチュエータ、フレキシブルフラットケーブルおよび熱伝導板の積層体よりも前記キャビティユニットの一つの面から高く突出しており、前記ヘッドホルダは、前記底板と前記アクチュエータ、フレキシブルフラットケーブルおよび熱伝導板の積層体との間に間隔をあけて、前記底板に前記補強フレームを固着していることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、補強フレームと前記アクチュエータとの間の隙間は補強フレームにおける前面側よりも背面側にて拡大するように形成されているから、補強フレームとアクチュエータとの間の隙間に絶縁性樹脂を充填するときに、隙間全体を拡幅しなくても、その隙間の奥まで確実に絶縁性樹脂を充填でき、フレキシブルフラットケーブルとアクチュエータとの電気的接合部をインクに対して良好に保護することができる。
また、隙間全体を拡幅する必要がないから、補強フレームとアクチュエータとをきわめて接近させることができ、その分、補強フレームの外形を小型化し、インクジェットヘッド全体を小型化することができる。
請求項2に記載の発明によれば、フレキシブルフラットケーブルの平坦部の背面には、アクチュエータよりも熱伝導性に優れた熱伝導板が積層され、アクチュエータの発熱を、フレキシブルフラットケーブルを介して熱伝導板で分散化して放熱できるから、アクチュエータの動作不良を防止できる。
この熱伝導板を有するインクジェットヘッドの構造では、キャビティユニットの背面側には、フレキシブルフラットケーブルを挟んだアクチュエータと熱伝導板との積層体が形成されることになるが、この積層体と補強フレームとの間の隙間が背面側にて拡大されているから、この構造においても、請求項1に記載の発明と同様に、前記隙間に確実に絶縁性樹脂を充填することができ、アクチュエータとフレキシブルフラットケーブルの接合面へのインク等の侵入を、絶縁性樹脂によって防ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、フレキシブルフラットケーブルの可撓部が湾曲しながら引き出されても、それと対向する補強フレームの枠部の内周面が、アクチュエータとの間の隙間を背面側へ拡大するように形成されていることで、フレキシブルフラットケーブルの可撓部と補強フレームの枠部とが干渉することなく、補強フレームとアクチュエータとを接近させることができる。また、フレキシブルフラットケーブルの可撓部が庇状に張り出していても、その下に絶縁性樹脂を容易に充填することができる。
請求項4に記載の発明によれば、補強フレームとアクチュエータとの間の隙間において拡大を開始する部分が、フレキシブルフラットケーブルの平坦部の外周に近接して位置していることで、フレキシブルフラットケーブルの平坦部とアクチュエータとの接合部の外周を絶縁性樹脂によって確実に封止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、補強フレームは、アクチュエータ、フレキシブルフラットケーブルおよび熱伝導板の積層体よりもキャビティユニットの一つの面から高く突出しているから、ヘッドホルダの底板の下面が平坦面であっても、補強フレームとヘッドホルダの底板の下面とを対向させてヘッドホルダにインクジェットヘッドを固定するだけで、前記積層体と底板との間に熱伝導板からの放熱のための空間を確保できる。換言すれば、前記放熱用の空間を確保するために、ヘッドホルダの底板の下面に凹部等を形成する必要がなく、製造コストを削減できる。
以下に本発明の基本的な実施形態について説明する。図1は、本発明のインクジェットヘッド1を適用したインクジェットプリンタ100を示している。実施形態のインクジェットプリンタ100は、例えば、単独のプリンタ装置としてだけでなく、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能等を備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device )のプリンタ機能としても適用することができるものである。インクジェットプリンタ100は、本体フレーム2の内部に備えられ、被記録媒体である用紙PAにインクを吐出させて記録するインクジェットヘッド1がキャリッジ3に搭載されて、主走査方向(Y方向)に沿って走行するように構成されている。
キャリッジ3は、本体フレーム2内に主走査方向(Y方向)に沿って平行状に設けられた後ガイド軸6と前ガイド軸7とに摺動自在に載置されており、本体フレーム2の右後側に配置されたキャリッジ駆動モータ17と、無端帯であるタイミングベルト18とにより、主走査方向(Y方向)へ往復移動するように構成されている。用紙PAは、図示しない公知の用紙搬送機構により、主走査方向(Y方向)と直交する副走査方向(X方向)に沿って、インクジェットヘッド1の下面側を水平状に搬送される(図1の矢印A方向)。この用紙PAに対して、主走査方向(Y方向)に移動するインクジェットヘッド1のノズル4(図5参照)から下向きにインクが吐出されて記録が行われる。
キャリッジ3には、図2に示すように、略箱状のヘッドホルダ8が備えられ、その底板8aの上面側に、本体フレーム2内に静置されたインク供給源(インクタンク)5a〜5dからインク供給管14(14a〜14d)を介してキャリッジ側に供給されたインクを貯留するダンパー装置9が取り付けられる。この実施形態では4色のインク(ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン)が備えられている。ダンパー装置9の内部は、複数のインク室に区画され、インク室に色毎にインクが貯留される。ダンパー装置9には、インク室中のインクに滞留する気泡を除去するための排気弁手段9bも備えられている。
ヘッドホルダ8の底板8aには開口部(図示せず)が貫通形成されており、この開口部の内側では、ダンパー装置9のインク流出口9aと、インクジェットヘッド1のインク取入口37とが、後述する補強フレーム15の接続穴15bと弾性シール部材9cとを介して接続され、ダンパー装置9からインクジェットヘッド1にインクが色毎に独立して供給される。なお、説明では、インクジェットヘッド1のノズルの開口面側を前面もしくは下面、その反対側を背面もしくは上面として記載する。
図3に示すように、ヘッドホルダ8の下面側に下向きに開口形成された凹部8bには、全体として略扁平形状を有するインクジェットヘッド1が、ノズル4が開口する面を下向きに露出させて収容され、且つ凹部8bの天井面となる前記底板8aとほぼ平行になるように所定の間隔をおいて接着剤19で固着される。
ヘッドホルダ8の底板8aには、図2及び図3に示すように、後述するフレキシブルフラットケーブル12の可撓部12bを挿通させるスリット孔55と、底板8aの下面側にインクジェットヘッド1を固着させるための接着剤19を流し込むための貫通孔56も穿設されている。
インクジェットヘッド1は、複数のノズル4を外部に開口させ内部にインク流路を有するキャビティユニット10と、このキャビティユニット10内のインクに複数のノズル4から選択的に吐出する圧力を与える圧電アクチュエータ11と、この圧電アクチュエータ11に駆動信号を出力するフレキシブルフラットケーブル12とが積層配置される構造を備え、キャビティユニット10の背面側に補強フレーム15を、フレキシブルフラットケーブル12の背面側に熱伝導板13を備え、キャビティユニット10の前面側にフロントフレーム16を備えている。そして、このインクジェットヘッド1をヘッドホルダ8に取り付けることでインクジェットヘッドユニット20が構成される。
キャビティユニット10と圧電アクチュエータ11とは、いずれもX方向に長い平面視略長方形の扁平形状を有しているが、キャビティユニット10の平面視の外形状は、圧電アクチュエータ11の外形状よりもひと回り大きく形成されており、キャビティユニット10の背面の略中央に、圧電アクチュエータ11が積層されて、複数のノズル4へインクを供給するインク取入口37がキャビティユニット10の背面側に開口して形成されている。
フレキシブルフラットケーブル12は、図4に示すように、全体として帯状を呈し、長手方向の一端が、圧電アクチュエータ11の外部電極43の配列面に固着される平坦部12aとなり、平坦部12aに連続する可撓部12bがY方向に引き出されている。フレキシブルフラットケーブル12には、可撓部12bの長手方向の中途に駆動回路12cとしてチップ状のICが搭載されたCOF(チップ・オン・フレキシブルフラットケーブル)を適用している。図3に示すように、ヘッドホルダ8の側板寄りの部分には、駆動回路12cを挟持するためのヒートシンク60と弾性部材61とが設けられており、駆動回路12cの発熱をヒートシンク60によって放熱するようにしている。
熱伝導板13は、フレキシブルフラットケーブル12の背面における圧電アクチュエータ11と対応する位置に積層される。熱伝導板13は、圧電アクチュエータのほぼ全面にわたる大きさを有する平面視長方形の扁平な板材で、圧電アクチュエータ11及びフレキシブルフラットケーブル12よりも熱伝導性に優れ、且つ、フレキシブルフラットケーブル12よりも剛性が高い素材からなっており、例えば、アルミニウム、銅、SUSなどの金属板が適用されている。熱伝導板13の外周面における背面側の角には、全周にわたって面取り部すなわち傾斜面52が形成されている(図2、図3、図7、図8参照)。
この熱伝導板13は、フレキシブルフラットケーブル12を介して圧電アクチュエータ11に密着することで、圧電アクチュエータ11の局所的な発熱を分散化して温度のバラツキを抑え、且つ放熱する効果を奏する。さらには、インクジェットヘッド1全体の剛性を高める効果も奏する。この熱伝導板13は省略する場合もある。
補強フレーム15は、キャビティユニット10を補強するための部材であり、キャビティユニット10よりも剛性に優れた素材(例えば、SUSなどの金属板)からなり、圧電アクチュエータ11に対応した開口部15cを貫通形成した枠状の矩形の枠形状である。平面視において補強フレーム15の外形状は、キャビティユニット10の外形状よりもひと回り大きく形成されており、開口部15cの長手方向の長さL1は、圧電アクチュエータ11の長さL2よりも大きく、キャビティユニット10の長さL3よりも小さい。また、開口部15cの短手方向の幅W1は、圧電アクチュエータ11の幅W2よりも大きく、キャビティユニット10の幅W3よりも小さい。この補強フレーム15は、開口部15c周囲の前面(下面)を圧電アクチュエータ11周囲においてキャビティユニット10の背面に沿って積層し接着することで、薄い扁平形状のキャビティユニット10の変形や歪みを防止している。
キャビティユニット10のインク取入口37と対向する補強フレーム15の枠部15aには、その表裏面を貫通して、前述した接続穴15bが4つ並設されている。補強フレーム15の開口部15cの内周面(内側面)と、この内周面の内側に位置する圧電アクチュエータ11の外周面(外側面)との間には隙間50が形成されている。補強フレーム15の内周面(内側面)における背面側の角には、全周にわたって面取り部すなわち傾斜面51が形成されている(図2、図3、図7、図8参照)。
補強フレーム15の厚み寸法は、キャビティユニット10の背面に補強フレーム15を積層したときに、同じキャビティユニット10の背面に積層された圧電アクチュエータ11とフレキシブルフラットケーブル12の平坦部12aと熱伝導板13との積層体70よりも補強フレーム15の方がΔHだけ高く突出するように設定されている(図8(a)参照)。
従って、前記隙間50は、圧電アクチュエータ11と補強フレーム15の間だけでなく、積層体70と補強フレーム15との間に形成されており、補強フレーム15の内周面に形成された傾斜面51と、熱伝導板13に形成された傾斜面52によって、キャビティユニット10に近い前面側よりも、その反対側の背面側の方が拡大するように形成されている。(図2、図3、図7、図8参照)。
フロントフレーム16は、平面視コの字状の扁平な板材で、ヘッドユニット20の前面側にてキャビティユニット10を囲むように配置され、補強フレーム15の前面に固着されるものである(図2及び図3参照)。フロントフレーム16によって、キャビティユニット10のノズル面とヘッドホルダ8の周囲との段差を解消し、払拭部材等でノズル面をクリーニングする際の引っ掛かりを防止している。
次に、この実施形態でのキャビティユニット10の構成について説明する。
キャビティユニット10は、図5及び図6に示すように、ノズルプレート21、スペーサプレート22、ダンパープレート23、2枚のマニホールドプレート24a、24b、サプライプレート25、ベースプレート26、及びキャビティプレート27の合計8枚の薄い平板を、その各平板面が対向するように接着剤を介して積層し接合した構造となっている。
実施形態では、各プレート21〜27は40〜150μm程度の厚さを有し、ノズルプレート21はポリイミド等の合成樹脂製で、その他のプレート22〜27は42%ニッケル合金鋼板製である。ノズルプレート21には、微小径(20μm程度)のインク吐出用のノズル4が微小間隔で多数個穿設されており、ノズル4は、X方向に沿って延びる列状に配置され、5列設けられている。
各ノズル4は、スペーサプレート22、ダンパープレート23、2枚のマニホールドプレート24a、24b、サプライプレート25、ベースプレート26に穿設されている貫通路35を介して、キャビティプレート27の圧力室31にそれぞれ接続されている(図6参照)。
キャビティプレート27には、複数の圧力室31がノズル4の配列に対応して5列に配列されている。各圧力室31は、図5に示すように、平面視細長形状でその長手方向がY方向に沿うようにしてキャビティプレート27の板厚を貫通して形成されている。各圧力室31の長手方向の一端は、ベースプレート26に穿設された連通孔32と、サプライプレート25に形成された接続流路33とを介して共通インク室34に連通している。各圧力室31の長手方向の他端には前記貫通路35が接続されている。
2枚のマニホールドプレート24a,24bには、X方向に沿って長い5つの(共通インク室34となるべき)溝が板厚を貫通して形成されており、2枚のマニホールドプレート24a、24bを積層し、かつその上面をサプライプレート25にて覆い、下面をダンパープレート23にて覆うことにより、合計5つの共通インク室(マニホールド室)34が形成される。
マニホールドプレート24aの下面に隣接するダンパープレート23の下面側には、各共通インク室34と位置および形状を一致させ且つ共通インク室34と隔絶されたダンパー室36が凹み形成されている。このダンパープレート23は、ダンパー室36上部の薄い板状の天井部が弾性変形により自由に振動することで、圧力室31から共通インク室34に伝播した圧力変動を吸収減衰させ、圧力変動が他の圧力室31へ伝播するクロストークを抑制する。
また、キャビティプレート27のY方向に平行な一方の辺寄りには、前述のインク取入口37が4つ穿設されており、各インク取入口37と上下位置を対応させて、ベースプレート26とサプライプレート25とにそれぞれ4つの接続口38が穿設されている。4つのインク取入口37には、インク中の異物を除去するためのフィルタ体39が接着剤等で一括して貼着されている。
この実施形態では、図5における左側の1つのインク取入口37から、同じく左側の2つの共通インク室34、34に、ブラックインクが分岐して流入するようにし、ブラックインクを吐出するノズル列を2列に設定している。これは、ブラックインクがその他のカラーインクに比べて使用頻度が高いことを考慮したものであり、他の3つのインク取入口37には、シアン、イエロー、マゼンタの各インクがそれぞれ単独に供給される。
このように、キャビティユニット10では、インクが、インク取入口37から接続口38を経て共通インク室34に流入し、接続流路33及び連通孔32を経由して圧力室31に至り、さらに貫通路35を経てノズル4に至るインク流路が形成されている。
圧電アクチュエータ11は、全ての圧力室31にわたる大きさを有する扁平形状で、特開2005−322850号公報等に開示された公知のものと同様に、扁平な方向と直交する方向に積層される複数のセラミックス層11aと、このセラミックス層11a間に挟まれた電極41,42とからなる。電極41,42のうち少なくとも一方の電極は、圧力室31ごとに対応して配置されており、電極間に電圧を選択的に印加することにより圧力室31と対応するセラミックス層の部分を変位させ、圧力室31内のインクに吐出圧力を加えることができる。最上層のセラミックス層の上面には、圧力室31に対応した電極と、セラミックス層を積層方向に貫通した電気的なスルーホールを介して接続した外部電極43が形成されている。そして、外部電極43は、フレキシブルフラットケーブル12に形成された端子電極(図示せず)と個別に電気的に接続されている。
次に、上記構成のインクジェットヘッド1をヘッドホルダ8に組み付ける方法について説明する。
まず、キャビティユニット10と圧電アクチュエータ11と積層し、次いで、圧電アクチュエータ11とフレキシブルフラットケーブル12とを電気的に接続し、フレキシブルフラットケーブル12の平坦部12aの背面を覆うように、熱伝導板13を貼着する。
次に、キャビティユニット10の背面に、圧電アクチュエータ12を囲むように補強フレーム15を接着固定する、このとき、キャビティユニット10の背面に固定された、圧電アクチュエータ11、フレキシブルフラットケーブル12の平坦部12a、熱伝導板13からなる積層体70の外周面と、補強フレーム15の内周面との間には、隙間50が形成されている。
次に、図7(a)に示すように、シリコーン樹脂等の絶縁性樹脂53が入れられた注射器等のシリンジを用い、その中空状の注入管54を隙間50に差し込んで、注入管54の先端から絶縁性樹脂53を隙間50に注入する。このとき、補強フレーム15の内周面に傾斜面51が形成されていることで、隙間50の背面側が前面側よりも拡大されているので、絶縁性樹脂53を充填するための注入管54の先端を、キャビティユニット10の背面(絶縁性樹脂53を充填する空間における底面)、もしくは背面に近い位置まで容易に到達させることができる。
補強フレーム15及び熱伝導板13の傾斜面51,52の下端部分が、フレキシブルフラットケーブル12の平坦部12aの外周4辺に近接して位置していることで、充填した絶縁性樹脂53が平坦部12aとアクチュエータ11との接合部の全周を確実に封止し、インクによる電気的障害を回避することができる。
キャビティユニット10の背面に近い部分の隙間50の幅と深さを、絶縁性樹脂53の流動性と注入速度で絶縁性樹脂53を隙間なく充填できる最小限の寸法に設定し、他の部分を上記のように拡大することで、圧電アクチュエータ11と補強フレーム15の内周面とを近づけることができる。例えば、前者の部分の幅を注入管54の外径よりも狭く設定することができる。
また、フレキシブルフラットケーブル12は、圧電アクチュエータ11の一側からその側方の補強フレーム15の枠部15aに向かって湾曲しながら立ち上がって引き出されるから、枠部15aに傾斜面51があることによって、フレキシブルフラットケーブル12の可撓部12bが枠部15aに干渉することなく、圧電アクチュエータ11と補強フレーム15とを近づけることができる。しかも、可撓部12bが庇状になってその下方に絶縁性樹脂53を充填し難いが、本実施形態では、傾斜面51によって、注入管54を可撓部12bの下方にも挿入しやすく、確実に絶縁性樹脂53を充填することができる。
また、熱伝導板13の外周面にも傾斜面52が形成されているので、隙間50において、注入管54の差し込み角度を変え易くなり、隙間50に未充填となる空間を残さずに、絶縁性樹脂53を確実に充填させることが可能となる。
仮に、補強フレーム15の内周面に傾斜面51が形成されていない場合、上記実施形態と同様に補強フレーム15と圧電アクチュエータ11とを近づけようとすると、隙間が積層体70の厚さの深さでかつ狭くなり、積層体70の上面から絶縁性樹脂53を充填しなければならず、隙間に空気を閉じこめてしまって十分に絶縁性樹脂53を充填させることができないおそれがある。このため、図7(b)に示すように、シリンジの注入管54の先端をキャビティユニット10の背面に近い位置に到達させるために、隙間50全体を図7(a)の実施形態に比べてΔWだけ拡幅する必要がある。その結果、ΔW分だけ、補強フレーム15の外形を大型化する必要が生じる。しかしながら、本実施形態では、隙間50全体を拡幅しなくても、注入管54を十分に差し込むことができるから、補強フレーム15ひいてはインクジェットヘッド1全体の小型化が可能で、また、枠部15aの内形を大きくすることによる補強フレーム15の剛性低下の心配もない。
また、この補強フレーム15が、図8(a)に示すように、積層体70の高さ寸法よりもΔHだけ高くヘッドホルダ8側に突出しているため、絶縁性樹脂53を、圧電アクチュエータ11とフレキシブルフラットケーブル12の接合面を側方から覆う高さ位置まで充填しても、絶縁性樹脂53が、補強フレーム15の内周の内側から溢れ出す心配がなく、前記接合面をインクの侵入から確実に保護することができる(図9参照)。
次に、フレキシブルフラットケーブル12の可撓部12bを、ヘッドホルダ8の底板8aに穿設したスリット孔55に挿通させて、補強フレーム15が取り付けられた状態のインクジェットヘッド1を、ヘッドホルダ8の凹部8bに収容し、補強フレーム15の背面と、ヘッドホルダ8の底板8aの下面と隙間を空けて平行状になるように位置合わせする(図8(a)参照)。そして、底板8aの貫通孔56から、接着剤19を流し込んで、インクジェットヘッド1をヘッドホルダ8に固着する(図3参照)。次いで、インクジェットヘッド1のノズル面を囲むようにフロントフレーム16を補強フレーム15の前面に固着する。
本実施形態では、補強フレーム15を積層体70の高さ寸法よりもΔHだけ高く設定しているが、補強フレーム15を積層体70よりも低く設定するようにしても良い。なお、補強フレーム15が積層体70の高さ寸法よりもΔHだけ高いことにより、前記積層体70と底板8aとの間には、確実に放熱用の空間71が形成される。放熱用の空間71が確保されているから、圧電アクチュエータ11で発生した熱を、熱伝導板13から効率よく確実に放熱することができるのである。仮に、放熱用の空間71を確保するために、図8(b)に示すように、底板8aの下面側に凹部72を設ける形態に比べると、底板8aの下面を単純な平坦面に形成でき、ヘッドホルダ8の製造コストも削減できるという効果も奏する。
なお、上記実施形態では、隙間50を背面側にて拡大する形態の一つとして、補強フレーム15の開口部15cの内周面の角と、熱伝導板13における背面(上面)の外周面の角とに傾斜面51、52をそれぞれ形成したが、隙間50を背面側にて拡大するように、階段状の面や湾曲面に形成してもよい。また、補強フレーム15と熱伝導板13との一方のみに形成するだけでもよい。
上記実施形態では、アクチュエータとして、圧電方式のものを用いたが、静電気により振動板を変位させてインクを吐出させるなど他の駆動方式においても、アクチュエータの一つの面にフレキシブルフラットケーブルを積層して引き出す形態ならば、本発明を適用することができる。
本発明のインクジェットヘッドが適用されたインクジェット記録装置の平面図である。 キャリッジの分解斜視図である。 キャリッジをY方向に沿って切断した断面図である。 ヘッドユニットと均熱板の一部分解斜視図である。 キャビティユニットの分解斜視図である。 (a)は図4のVI−VI線矢視断面図、(b)は前記(a)のb−b線矢視断面図である。 (a)は背面側が拡大された隙間に注入管を差し込んだ状態の断面図、(b)は従来の隙間に注入管を差し込んだ状態の断面図である。 (a)は実施形態のインクジェットヘッドをヘッドホルダの下面に取り付けた状態を説明する断面図、(b)は従来のインクジェットヘッドをヘッドホルダの下面に取り付けた状態を説明する断面図である。 隙間に絶縁性樹脂を充填した状態の斜視図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
4 ノズル
8 ヘッドホルダ
8a 底板
10 キャビティユニット
11 圧電アクチュエータ
12 フレキシブルフラットケーブル
12a 平坦部
12b 可撓部
13 熱伝導板
15 補強フレーム
20 インクジェットヘッドユニット
50 隙間
51 面取り部
52 面取り部
53 絶縁性樹脂
100 インクジェットプリンタ

Claims (5)

  1. 複数のノズルを外部に開口させ内部にインク流路を有するキャビティユニットと、このキャビティユニット内のインクに選択的に吐出圧力を与えるアクチュエータと、このアクチュエータに駆動信号を出力するフレキシブルフラットケーブルとが順次積層された構造を有するインクジェットへッドにおいて、
    前記キャビティユニットにおける前記アクチュエータが積層された背面には、前記キャビティユニットを補強する枠状の補強フレームの前面が、その枠部の内周面と前記アクチュエータの外周面との間に隙間を有して当該アクチュエータを囲むように固定され、
    前記フレキシブルフラットケーブルは、前記アクチュエータの背面に電気的に接合され且つ前記積層方向からの平面視で前記補強フレームの枠部の内周の内側に配置される平坦部と、この平坦部の一端に連続し前記補強フレームの背面側に引き出される可撓部とを有し、
    前記補強フレームと前記アクチュエータとの間の隙間は前面側よりも背面側にて拡大するように形成され、その隙間には、絶縁性樹脂が充填されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記フレキシブルフラットケーブルの平坦部の背面には、この平坦部を実質上覆う大きさを有し且つ前記アクチュエータよりも熱伝導性に優れた熱伝導板が積層され、
    前記補強フレームは、前記アクチュエータよりも前記キャビティユニットの一つの面から高く突出し、前記隙間は、前記アクチュエータおよび熱伝導板の積層体と、前記補強フレームとの間に形成され、その背面側が前面側よりも拡大するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記フレキシブルフラットケーブルの可撓部が引き出される側の前記補強フレームの枠部の内周面が、前記アクチュエータとの間の隙間を背面側へ拡大するように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記補強フレームと前記アクチュエータとの間の隙間において前記拡大を開始する部分は、前記フレキシブルフラットケーブルの平坦部の外周に近接して位置することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッド。
  5. 請求項2に記載のインクジェットヘッドと、そのインクジェットヘッドを固定する底板を有するヘッドホルダとを備え、
    前記補強フレームは、前記アクチュエータ、フレキシブルフラットケーブルおよび熱伝導板の積層体よりも前記キャビティユニットの一つの面から高く突出しており、
    前記ヘッドホルダは、前記底板と前記アクチュエータ、フレキシブルフラットケーブルおよび熱伝導板の積層体との間に間隔をあけて、前記底板に前記補強フレームを固着していることを特徴とするインクジェットヘッドユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013199000A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Brother Industries Ltd 液滴吐出装置及びその製造方法

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