JP2007282970A - 遊技媒体検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイン等を検知するまでの応答時間を短縮でき、センサ消費電流を低減でき、かつ、外乱光によって誤動作させられる恐れの少ない遊技媒体検知装置を提供する。
【解決手段】受光素子がコインを検知すると、比較信号Vcomが信号処理回路に入力されなくなるので、信号処理回路を構成するシフトレジスタの1段目のフリップ・フロップ回路(FF1)の出力が変化する。シフトレジスタ状態確認回路はFF1の出力変化を検知することで発光パルス周期を短くなるように変化させる。シフトレジスタの最終段のフリップ・フロップ回路FF3出力が変化すると、シフトレジスタ状態確認回路はFF3の変化を検知して発光パルス周期を元の周期に戻す。
【選択図】図12

Description

本発明は、遊技媒体検知装置に関する。具体的にいうと、本発明は遊技機においてコインやパチンコ玉などの換金性を有する遊技媒体の通過を検知し、若しくは遊技媒体の通過枚数を計数するための遊技媒体検知装置と、当該遊技媒体検知装置を備えた遊技機に関する。
(従来例の構成)
図1はスロットマシンやパチンコ台などの遊技機内部に組み込まれている従来のコイン検知装置11の構成を示す回路図である。図2はコイン検知装置11で用いられている信号処理回路23の構成を示す回路図である。図3はコイン検知装置11の各部の信号波形を示すタイムチャートである。以下、このコイン検知装置11の構成及び動作を説明する。
発振器12では一定周波数のパルス信号が発生しており、タイミング発生回路13では、発振器12のパルス信号に同期して一定周波数のクロック信号が生成される(図3(a))。クロック信号は、LED駆動回路14へ出力され、LED駆動回路14はクロック信号に同期させて間欠的にLED15から発光パルスを出力させる(図3(b))。
フォトダイオード16は、LED15から出射された光を受光できるように配置されている。フォトダイオード16は、プリアンプ18、コンデンサ19及びバッファ回路20を介してコンパレータ21の非反転入力端子に接続されている。
このときLED15とフォトダイオード16との間にコインが存在する場合には、コインによって遮光されるのでフォトダイオード16は信号を出力しない(図3(d)(e)におけるコイン有りの期間)。一方、LED15とフォトダイオード16との間にコインが存在しない場合には、LED15から出射した光がフォトダイオード16で受光されるので、フォトダイオード16からは信号(以下、PD出力信号Vpdという。)が出力される(図3(d)(e)におけるコイン無しの期間)。PD出力信号Vpdは、プリアンプ18で増幅された後、コンデンサ19で直流成分をカットされてバッファ回路20を通り、コンパレータ21の非反転入力端子へ入力する(以下、この入力信号を受光信号Vrという。)。
コンパレータ21の反転入力端子には基準電源22が接続されており、コンパレータ21は基準電源22により与えられる基準電圧Vrefと受光信号Vrの電圧とを比較し(図3(e))、比較信号Vcomを生成する。比較信号Vcomは、受光信号Vrが基準電圧Vrefよりも大きいときにH(ハイ)状態となり、基準電圧Vrefよりも小さいときにL(ロー)状態となり、この比較信号Vcomはゲート回路17を通って信号処理回路23へ送られる。
ゲート回路17には、タイミング発生回路13のクロック信号が入力されており、ゲート回路17はクロック信号(つまり、LED15の発光タイミング)に同期して受光ゲートを開き(図3(c))、コンパレータ21から出力される比較信号Vcomを通過可能にする。
信号処理回路23は、図2に示すように、1段目のフリップ・フロップ回路26(FF1)、2段目のフリップ・フロップ回路27(FF2)、3段目のフリップ・フロップ回路28(FF3)からなる3段構成のシフトレジスタ29を有している。フリップ・フロップ回路26、27及び28の各Q出力はアンドゲート30の入力に接続され、アンドゲート30の出力はフリップ・フロップ回路32のセット端子Sに接続されている。また、フリップ・フロップ回路26、27及び28の各−Q(Qバー)出力はアンドゲート31の入力に接続され、アンドゲート31の出力はフリップ・フロップ回路32のリセット端子Rに接続されている。
LED15とフォトダイオード16との間にコインが存在し、コンパレータ21から出力される比較信号Vcomが3クロック以上続けてL状態となった場合には、アンドゲート30の出力(フリップ・フロップ回路32のセット端子S)がL状態となるので、フリップ・フロップ回路32のQ出力は3クロック遅れてL状態(検知出力)となる(図3(f)〜(i))。
これに対し、LED15とフォトダイオード16との間にコインが存在せず、コンパレータ21から出力される比較信号Vcomが3クロック以上続けてH状態となった場合には、アンドゲート31の出力(フリップ・フロップ回路32のリセット端子R)がH状態となるので、フリップ・フロップ回路32のQ出力は3クロック遅れてH状態(非検知出力)となる(図3(f)〜(i))。
よって、コインがLED15とフォトダイオード16の間を通過する間に3クロック以上のクロック信号が発生するように構成しておくことにより、当該コイン検知装置11によってコインを検知することができ、検知結果を出力回路24を介して外部へ出力することができる。なお、低電圧回路25は、電源電圧Vccを降圧してコイン検知装置11の各部へ電源を供給するものである。
(従来例の課題)
上記のようなコイン検知装置では、コインの検知を開始してから検知信号を出力するまでの判定時間が発光パルス周期(クロック周期)の2〜3倍(3段のシフトレジスタを用いた場合)となっている。このようにコイン検知装置の応答時間は、(シフトレジスタの段数−1)×発光パルス周期よりも短くならず、そのためコイン検知装置の応答性が悪くなっていた。
また、上記のようなパルス駆動型の光学センサを用いたコイン検知装置では、その光学センサにおける消費電流は、次のように表わすことができる。
センサ消費電流=回路の定常電流+発光電流×発光パルスのデューティー比
ここで、回路の定常電流とは、LEDが発光していないときに光学センサの電気回路に流れている電流であり、発光電流とはLEDが発光しているときにLEDに流れる電流である。また、発光パルスのデューティー比とは、
LEDの発光パルス幅÷LEDの発光周期
である。
遊技機のコイン検知装置では、LEDは営業時間中点灯したままであるから、これに遊技場に設置されている遊技機台数を掛け合わせると、LEDを点灯させるための年間の電力は相当なものになる。よって、少しでもLEDを駆動するための消費電流を低減することが望まれる。
LEDの消費電流を低減させるためには、発光電流を小さくする方法、発光パルス幅を小さくする方法、発光周期を長くする方法があるが、一定以上の検知距離を保つためには発光電流を小さくすることができず、また、発光パルス幅を短くするとフォトダイオードにおける受光が不確実になる。そのため、LEDの消費電流を低減させるためには、発光パルスの間隔(発光周期)を長くして発光パルスのデューティー比を小さくしなければならないが、発光パルスの間隔を長くすると、ますますコイン検知装置の応答性が悪くなる。
また、上記のようなコイン検知装置では、意図的に誤動作させられる恐れがある。例えば、遊技機の隙間や返却口からプラスチックの板(セル)などの異物を挿入してLEDとフォトダイオードとの間を遮光し、コイン検知装置を検知状態に保っておく。そして、遊技機の返却口等からLEDの発光パルスを検知してその発光タイミングを記憶する一方、その発光タイミングでコイン検知装置のフォトダイオードに向けて外乱光を投射すれば、コイン検知装置は非検知状態となる。適当な間隔をあけてフォトダイオードに外乱光を投射すれば非検知状態と非検知状態との間で検知状態となるので、コイン検知装置は誤動作によりコインを検知する。よって、外乱光投射時と外乱光投射時の間でコインが通過したのと同じ状態を作り出すことができ、これによって大量の枚数のコイン等を不正にカウントさせることが可能になる。
シフトレジスタの段数を増加させれば、このような外乱光による誤動作を低減させることができるが、シフトレジスタの段数を増加させると、コイン検知装置の応答時間がさらに長くなり、ますます応答性が悪くなる。反対に、シフトレジスタの段数を少なくすればコイン検知装置の応答時間が短くなるが、コイン検知装置が外乱光によって誤動作し易くなる。
従って、従来のコイン検知装置にあっては、応答時間の短縮と誤動作低減と消費電力低減との間にはトレードオフの関係があり、これを解決することは困難であった。
特開2002−248210号公報
本発明は上記のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、コイン等を検知するまでの応答時間を短縮でき、センサ消費電流を低減でき、かつ、外乱光によって誤動作させられる恐れの少ない遊技媒体検知装置と遊技機を提供することにある。
本発明にかかる第1の遊技媒体検知装置は、パルス光を間欠的に出射する発光素子と、前記発光素子から出射されたパルス光が遊技媒体で遮光又は反射されたことを検知する受光素子とを備えた遊技媒体検知装置であって、遊技媒体の検知状態から非検知状態に変化する際に、検知状態の変化の判定を行なっている期間中における前記パルス光の発光周期を、検知状態の変化の判定を行なっていない期間中におけるパルス光の発光周期よりも短く設定するパルス光周期設定手段を備えていることを特徴としている。
本発明にかかる第2の遊技媒体検知装置は、パルス光を間欠的に出射する発光素子と、前記発光素子から出射されたパルス光が遊技媒体で遮光又は反射されたことを検知する受光素子とを備えた遊技媒体検知装置であって、遊技媒体の非検知状態から検知状態に変化する際に、検知状態の変化の判定を行なっている期間中における前記パルス光の発光周期を、検知状態の変化の判定を行なっていない期間中におけるパルス光の発光周期よりも短く設定するパルス光周期設定手段を備えていることを特徴としている。
本発明にかかる第1又は第2の遊技媒体検知装置によれば、検知状態の変化の判定を行なっている期間中における前記パルス光の発光周期を、検知状態の変化の判定を行なっていない期間中におけるパルス光の発光周期よりも短く設定しているので、遊技媒体検知装置の消費電力を小さくしつつ、遊技媒体を検知する際の応答時間を短くすることができる。また、検知状態の変化の判定を行なっている期間中には、前記パルス光の発光周期が通常の発光周期から変化するので、外乱光によって強制的に誤動作させられる恐れが少なくなり、不正行為(ゴト行為)から保護される。なお、遊技媒体とは、スロットマシンやパチンコ台などの遊技機に用いられるコインやメダル、パチンコ玉などを指す。
本発明の第1又は第2の遊技媒体検知装置のある実施態様は、複数回のパルス光の発光タイミングにおける受光素子の受光又は非受光に応じた信号を保持する複数段のフリップ・フロップ回路からなるシフトレジスタを備え、前記パルス光周期設定手段は、前記複数段のフリップ・フロップ回路の出力が全て同じである場合には、前記検知状態の変化の判定を行なっていない期間中であると判定し、また、前記複数段のフリップ・フロップ回路の出力が一部異なる場合には、前記検知状態の変化の判定を行なっている期間中であると判定することを特徴としている。かかる実施態様によれば、従来より用いられているシフトレジスタの出力を利用して検知状態の変化の判定を行なっていない期間中であるか否かを判定することができ、構成を簡略にできると共に製造コストを抑えることができる。
本発明の第1又は第2の遊技媒体検知装置の別な実施態様は、前記パルス光周期設定手段が、検知状態の変化を判定している期間中において、前記パルス光の発光周期を発光毎に変化させることを特徴としている。かかる実施態様によれば、検知状態の変化を判定している期間中においてもさらに発光周期が変化しているので、不正行為により外乱光を照射して強制的に誤動作させられにくくなる。
本発明にかかる遊技機は、本発明にかかる第1又は第2の遊技媒体検知装置を備えたものである。かかる遊技機によれば、遊技機の消費電力を小さくしつつ、遊技媒体を検知する際の応答時間を短くできる。また、不正行為(ゴト行為)によって誤動作させられる恐れも少なくなる。
なお、本発明の以上説明した構成要素は、可能な限り任意に組み合わせることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する。
図4は遊技ホールに設置されるスロットマシン41の外観斜視図である。このスロットマシン41は、前面の遊技操作面の一側にコインMを1枚ずつ受入れる投入口42を有し、この投入口42に投入された正規の大きさのコインMを内部に取込み、不適な大きさのコイン類を外部の返却口43に返却する選別機能を内蔵している。また、投入口42の横には返却ボタン44を設けており、この返却ボタン44をプレーヤが遊技中止するために押下操作した場合もコインMを返却口43に返却処理する。
図5はスロットマシン41の前面扉45を片開き式に開口したときの、前面扉45及びスロットマシン本体46の内面状態を示す概略図である。前面扉45を開かれたスロットマシン本体46内には、上部に3つのリール47を設け、その下方にコイン取込み用のホッパ48と、コイン返却通路(図示せず)と、電源装置49とを装備している。
一方、前面扉45の内面には、上部にリールカバー50を設け、その下方に投入コイン選別装置(コインセレクタ)51と、返却口43とを配設している。
図6は投入コイン選別装置51の斜視図であって、図7はその分解斜視図である。この投入コイン選別装置51は、コ形基板52と開閉板53とを一体に組合せて投入コイン選別用のコイン通路54を形成したものであって、その外側をコ形カバー55で覆って一体化されている。
コイン通路54は、スロットマシン41の投入口42と接続対応する入口56と下方の出口57との間を、上下方向にほぼ垂直な垂直路54aと、緩やかに傾斜する傾斜路54bとの両者で連続的につないで構成している。
傾斜路54bのコ形基板52側には、傾斜路54bと平行する上側に該通路の上側の一部を形成する可動ガイド板58を配設してあり、ここを転動通過するコインMの上部を保持して搬送ガイドする。また、傾斜路54bの出口57の直前にはコイン検知装置59が設けられており、コイン検知装置59によって通過したコインMの枚数をカウントする。
コ形基板52のコイン通路54の内面には、垂直路54aから傾斜路54bにかけて平行な複数条のリブ60を等間隔に形成している。
開閉板53は、コ形基板52の軸受61に軸支される軸62を有し、この軸62を中心として回動自在にコ形基板52の軸受61に装着され、通常はバネ63によってコ形基板52に開閉板53の一部が当接するように付勢されて一体化されている。よって、コイン通路54の片側では、開閉板53がコ形基板52に対設して該通路54の片側を形成するガイド構造を有しており、コ形基板52及び開閉板53の間でコイン通路54が形成されている。
開閉板53の内面側には、図示しないが、コ形基板52の垂直路54aとの対向面に、コ形基板52側のリブ60と同方向の同様な複数条のリブを形成している。したがって、コイン通路54内では、両面のリブの線接触作用をコインMが受けることにより、投入されたコインMの通過抵抗を一層軽減して円滑な搬送を促進する。
さらに、コイン通路54は、起立状態にあるコインMの厚み方向に対して15°程度傾斜している。特に、コ形基板52の傾斜路54bは、上方ほど開閉板53側へ突出するように傾斜しており、傾斜路54bでは転動搬送されるコインMは上部が開閉板53側へ傾いた状態で搬送される。開閉板53には、図6に示すように、傾斜路54bに沿って開口する楕円状の排出口64を中央部に大きく開口している。
これにより、正規のコインMよりも直径の小さな不正コインM´(例えば、他店コインや偽コイン)が投入されたときは、傾斜路54bを転動通過する不正コインM´は傾斜路54b内で下部だけがガイドされ、上部は可動ガイド板58で保持されることなく転動する。そのため、この不正コインM´は自重で傾斜路54bから脱落し、開閉板53の排出口64から排出される。排出口64から排出された不正コインM´は、返却口43から前面扉45の下皿65へ返却される。
一方、正規の大きさのコインMが投入されたときには、コインMはその上部を可動ガイド板58で保持されつつ傾斜路54bを転動通過し、正規の取り込み方向となる出口57から排出される。
また、プレーヤが返却ボタン44を押すと、回動カム66の先端が開閉板53を押し上げるように動き、これに連動して開閉板53は軸62を中心に回動してコ形基板52との対向面間を大きく開くので、コインMがコイン通路54から排出され、返却口43から下皿65へ返却される。
図8は、傾斜路54bの出口57付近に設けられているコイン検知装置59の構造を示す断面図である。このコイン検知装置59は、前面ケース71aと背面カバー71bとからなるケーシング71内に、発光ダイオード(LED)等の発光素子72、フォトダイオード(PD)等の受光素子73及び回路基板74を納めたものである。発光素子72は、投光方向が斜め上方を向くようにしてケーシング71内に納められており、前面ケース71aの投光窓77を通して前方斜め上方へ光を出射する。前面ケース71aの前面上部には庇部75が延出されていて、庇部75の下面前部にはミラー面76が形成されており、庇部75の基部に受光素子73を配置している。しかして、発光素子72から斜め上方へ出射した光がミラー面76で反射した後、受光素子73に入射するように構成されている。また、発光素子72から出射された光がミラー面76に達するまでの光路は、傾斜路54bを転動するコイルの上部が通る位置を通過するようにコイン検知装置59が配置されている。
よって、コインMが傾斜路54bを転動していない時には、発光素子72から斜め上方へ向けて出射された光は、ミラー面76で反射された後、受光素子73に入射して受光される。一方、傾斜路54bを転動しているコインMが発光素子72の前方を通過している時には、発光素子72から出射された光はコインMで遮られるので、受光素子73によって受光されなくなる。従って、受光素子73の受光状態に基づいてコインMが74bを通過したことを検知でき、あるいは通過したコインMの枚数を計数することができる。
以下、このコイン検知装置59の構成とコイン検知動作を具体的に説明する。図9は、上記回路基板74上に構成されているコイン検知装置59の回路を示す図である。図10はコイン検知装置59に用いられている信号処理回路90及びシフトレジスタ92の回路図である。また、図11(a)〜(l)は、コインの検知状態から非検知状態に変化する場合のコイン検知装置の各部の信号波形を表わしたタイムチャートである。図12(a)〜(l)は、コインの非検知状態から検知状態に変化する場合のコイン検知装置の各部の信号波形を表わしたタイムチャートである。
図9に示す発振器81では一定周波数の発振パルス信号が発生している。この発振パルス信号のタイミングを図11(a)及び図12(a)に示す。発振器81で発生した発振パルス信号は、タイミング発生回路82と発光周期設定回路93へ出力される。タイミング発生回路82は、発振器81のパルス信号に合わせてクロック信号を生成しており、クロック信号の周期は発光周期設定回路93によって制御されている。タイミング発生回路82で発生しているクロック信号を図11(b)及び図12(b)に示す。通常は、クロック信号の周期はT1となっている。タイミング発生回路82で発生したクロック信号は、発光素子駆動回路83および信号処理回路90へ出力される。
発光素子駆動回路83は、LED等の発光素子72を駆動し、クロック信号と同期させて発光素子72から間欠的に発光パルスを出射する。この発光パルスのタイミングを図11(c)及び図12(c)に示す。こうしてパルス発光する発光素子72の発光パルスは、傾斜路54bの上方で斜め上方へ出射され、ミラー面76で反射された後、受光素子73に入射する。
受光素子73はフォトダイオードからなり、光が入射するとその光強度に応じたPD出力信号Vpdを出力する。受光素子73の出力は、プリアンプ85に接続されている。プリアンプ85は負帰還増幅回路によって構成されており、PD出力信号Vpdを増幅して増幅信号Vaを出力する。プリアンプ85の出力には、コンデンサ86及びバッファ回路87が接続されている。コンデンサ86は、増幅信号Vaのうち交流成分のみを通過させる。
バッファ回路87の出力(受光信号Vr)はコンパレータ88の非反転入力端子に接続されている。この受光信号Vrのタイミングを図11(f)及び図12(f)に示す。コンパレータ88の反転入力端子には基準電源89が接続されており、コンパレータ88は基準電源22の基準電圧Vrefと受光信号Vrの電圧とを比較し、比較信号Vcomを出力する。比較信号Vcomは、受光信号Vrが基準電圧Vrefよりも大きいときにH状態となり、基準電圧Vrefよりも小さいときにL状態となり、この比較信号Vcomはゲート回路84を通って信号処理回路90へ送られる。この比較信号Vcomのタイミングを図11(g)及び図12(g)に示す。
ゲート回路84は、図11(d)及び図12(d)に示すように、発光素子72から出射される発光パルスのタイミングと同期してH状態となり、比較信号Vcomを通過させて信号処理回路90に入力する。
信号処理回路90は、比較信号Vcomに基づいてコインMの通過を判定し、図11(l)及び図12(l)に示すように、判定信号を出力回路91を介して外部へ出力すると共に、コンパレータ88のオフセット端子に入力する。
図10は上記信号処理回路90とシフトレジスタ状態確認回路92の構成を具体的に示した回路図である。シフトレジスタ97は、3つのネガティブ・エッジ・トリガ型のフリップ・フロップ回路(Dフリップ・フロップ)94、95、96によって構成されており、1段目のフリップ・フロップ回路94(FF1)のQ出力が2段目のフリップ・フロップ回路95(FF2)のD入力端子に接続され、2段目のフリップ・フロップ回路95(FF2)のQ出力が3段目のフリップ・フロップ回路96(FF3)のD入力端子に接続されている。また、各フリップ・フロップ回路94、95、96のクロック端子(CK)にはクロック信号が入力され、1段目のフリップ・フロップ回路96のD入力端子にはコンパレータ88から比較信号Vcomが入力される。
フリップ・フロップ回路94、95及び96の各Q出力はアンドゲート98の入力に接続され、アンドゲート98の出力はフリップ・フロップ回路(S−Rフリップ・フロップ)100のセット端子Sに接続されている。また、フリップ・フロップ回路94、95及び96の各−Q出力はアンドゲート99の入力に接続され、アンドゲート99の出力はフリップ・フロップ回路100のリセット端子Rに接続されている。
しかして、このシフトレジスタ97においては、図11(h)〜(j)又は図12(h)〜(j)に示すように、クロック信号の立ち下がり時に比較信号Vcom1が1段目のフリップ・フロップ回路94にラッチされてそのQ出力から出力される。また、1クロック遅れたクロック信号の立ち下がり時に、その時の比較信号Vcom2が1段目のフリップ・フロップ回路94にラッチされてそのQ出力から出力されると共に、1段目のフリップ・フロップ回路94のQ出力Vcom1が2段目のフリップ・フロップ回路95にラッチされてそのQ出力から出力される。さらに1クロック遅れたクロック信号の立ち下がり時に、その時の比較信号Vcom3が1段目のフリップ・フロップ回路94にラッチされてそのQ出力から出力されると共に、1段目のフリップ・フロップ回路94のQ出力Vcom2が2段目のフリップ・フロップ回路95にラッチされてそのQ出力から出力され、2段目のフリップ・フロップ回路94のQ出力Vcom1が3段目のフリップ・フロップ回路96にラッチされてそのQ出力から出力される。よって、シフトレジスタ97においては、比較信号が順次フリップ・フロップ回路94→フリップ・フロップ回路95→フリップ・フロップ回路96と送られ、各フリップ・フロップ回路94には連続した3つのクロック信号立ち下がり時の比較信号Vcom1、Vcom2、Vcom3がそれぞれフリップ・フロップ回路96、95、94に保持される。
そして、信号処理回路90においては、3つのフリップ・フロップ回路94のQ出力がいずれもH状態になったときにフリップ・フロップ回路100のQ出力がH状態となり、また、3つのフリップ・フロップ回路94のQ出力がいずれもL状態になったときにフリップ・フロップ回路100のL出力がH状態となる。
そして、フリップ・フロップ回路100のQ出力がH状態のときに出力回路91から非検知信号が出力され、フリップ・フロップ回路100のQ出力がL状態のときに検知信号が出力される。
シフトレジスタ状態確認回路92は、アンドゲート101、ノアゲート102及びオアゲート103によって構成されている。アンドゲート101とノアゲート102には、シフトレジスタ97の各フリップ・フロップ回路94、95、96の各Q出力が入力されており、アンドゲート101及びノアゲート102の各出力がオアゲート103の入力に接続され、オアゲート103の出力が発光周期設定回路93に接続されている。
しかして、このシフトレジスタ状態確認回路92は、図11(k)又は図12(k)に示すように、フリップ・フロップ回路94、95、96のQ出力がいずれもH状態か、あるいはいずれもがL状態のときにはH状態(待機状態)を出力し、それ以外のときにはL状態(状態変化時)を出力する。すなわち、このシフトレジスタ状態確認回路92は、コインの非検知状態が継続している場合(待機状態)には、H状態を発光周期設定回路93に出力する。同様に、コインの検知状態が継続している場合(待機状態)にも、シフトレジスタ状態確認回路92はH状態を出力する。これに対し、シフトレジスタ状態確認回路92は、コインを検知してコイン検知の判定を開始した時点(シフトレジスタ97の初段のフリップ・フロップ回路のQ出力が変化した時点)てから、判定を終了する時点(シフトレジスタ97の最終段のフリップ・フロップ回路のQ出力が変化した時点)までの間は、L状態を発光周期設定回路93に出力する。同様に、コインを検知しなくなってコイン検知の判定を開始した時点(シフトレジスタ97の初段のフリップ・フロップ回路のQ出力が変化した時点)てから、判定を終了する時点(シフトレジスタ97の最終段のフリップ・フロップ回路のQ出力が変化した時点)までの間も、シフトレジスタ状態確認回路92はL状態を出力する。
発光周期設定回路93は、シフトレジスタ状態確認回路92からの信号に応じてタイミング発生回路82で発生するクロック信号の周期を変化させるものであり、シフトレジスタ状態確認回路92の出力がL状態の場合にはH状態よりも周期が短くなるようにクロック信号の周期を設定する。発光周期設定回路93としては、例えば発振器81から出力されるパルス光を分周する分周回路を用いることができ、タイミング発生回路82からの信号に応じて分周比を変化させるようにすればよい。
具体的に言うと、シフトレジスタ状態確認回路92の出力がシフトレジスタの待機状態(H)を示しているときには、発光周期設定回路93は、タイミング発生回路82において通常の周期T1(デフォルト値)でクロック信号を発生させ、T1の周期で発光素子72をパルス発光させる。シフトレジスタ状態確認回路92の出力がシフトレジスタの状態変化時(L)を示しているときには、発光周期設定回路93は、デフォルトの周期T1よりも短い周期でクロック信号を発生させ、その周期で発光素子72をパルス発光させる。例えば図11及び図12に示す例では、発光素子72はシフトレジスタの待機状態では、一定の周期T1で間欠的に発光しているが、シフトレジスタの状態変化時には、T2=T1/2、T3=T1/4、…というように、発光毎に発光周期が1/2に短くなっている。もちろん、状態変化時には、T1/3、T1/9、…というように異なる比率で小さくなっていてもよく、また、T1/2、T1/2、…というように、同じ周期であってもよい。
図11(a)〜(l)は、コインの検知状態から非検知状態に変化する場合のコイン検知装置59の各部の信号波形を表わしたタイムチャートである。図11(a)は発振器81で生成される発振パルスを表わし、図11(b)はタイミング発生回路82から出力されるクロック信号を表わし、図11(c)は発光素子72の発光タイミングを表わし、図11(d)はゲート回路84の状態を表わし、図11(e)は発光素子72と受光素子73との間にコインが存在しているか否かを表わし、図11(f)はコンパレータ88の非反転入力端子に入力される受光信号Vrを表わし、図11(g)はコンパレータ88から出力される比較信号Vcomを表わしている。また、図11(h)はシフトレジスタ97の1段目のフリップ・フロップ回路94の出力を表わし、図11(i)は2段目のフリップ・フロップ回路95の出力を表わし、図11(j)は3段目のフリップ・フロップ回路96の出力を表わし、図11(k)シフトレジスタ状態確認回路92の出力を表わし、図11(l)はコイン検知装置59の出力Voutを表わしている。
この場合には、コインを検知している状態では、発光素子72はT1の周期で間欠的にパルス発光しており、各フリップ・フロップ回路94、95、96の出力はL状態にラッチされている。従って、このときにはシフトレジスタ状態確認回路92の出力はH状態となっており、発光素子72の発光周期はT1に保たれている。
コインが発光素子72と受光素子73の間を通過し終わって検知されなくなると、受光素子73が発光パルスを受光してフリップ・フロップ回路94に比較信号Vcomが出力されるので、1段目のフリップ・フロップ回路94がH状態となり、それによってシフトレジスタ状態確認回路92の出力はL状態に変化する。そして、シフトレジスタ状態確認回路92の出力がL状態となることよってクロック信号及び発光パルスの周期がT2=T1/2に短くなる。T2後の次クロックパルスでは、2段目のフリップ・フロップ回路95の出力もH状態となるが、シフトレジスタ状態確認回路92の出力はL状態のままであるので、クロック信号及び発光パルスの周期はさらに短くなってT3=T1/4となる。さらにT3後の次クロックパルスでは、3段目のフリップ・フロップ回路96の出力もH状態となり、すべてのフリップ・フロップ回路94、95、96の出力がH状態となるので、シフトレジスタ状態確認回路92の出力はH状態となり、クロック信号及び発光パルスの周期はT1に復帰する。
コイン検知装置59がコインの非検知状態から検知状態に変化する場合も同様である。図12(a)〜(l)は、コインの非検知状態から検知状態に変化する場合のコイン検知装置59の各部の信号波形を表わしたタイムチャートである。図12(a)〜(l)は、図11(a)〜(l)と同じ部分の信号波形等を表わしている。
この場合には、コインを検知していない状態では、発光素子72はT1の周期で間欠的にパルス発光しており、各フリップ・フロップ回路94、95、96の出力はH状態にラッチされている。従って、このときにはシフトレジスタ状態確認回路92の出力はH状態となっており、発光素子72の発光周期はT1に保たれている。
コインが発光素子72と受光素子73の間に差し掛かって検知され始めると、受光素子73が発光パルスを受光しなくなってフリップ・フロップ回路94に比較信号Vcomが出力されなくなるので、1段目のフリップ・フロップ回路94がL状態となり、それによってシフトレジスタ状態確認回路92の出力はL状態に変化する。そして、シフトレジスタ状態確認回路92の出力がL状態となることよってクロック信号及び発光パルスの周期がT2=T1/2に短くなる。T2後の次クロックパルスでは、2段目のフリップ・フロップ回路95の出力もL状態となるが、シフトレジスタ状態確認回路92の出力はL状態のままであるので、クロック信号及び発光パルスの周期はさらに短くなってT3=T1/4となる。さらにT3後の次クロックパルスでは、3段目のフリップ・フロップ回路96の出力もL状態となり、すべてのフリップ・フロップ回路94、95、96の出力がL状態となるので、シフトレジスタ状態確認回路92の出力はH状態となり、クロック信号及び発光パルスの周期はT1に復帰する。
次に、本発明の実施例1にかかるコイン検知装置59の応答時間と発光パルスの消費電流を、従来例と比較しながら説明する。図13(a)はコインが検知されるタイミングを示し、図13(b)は従来例の発光パルスの発光タイミングを示し、図13(c)は従来例において検知出力が出力されるタイミングを示し、図13(d)は実施例1の発光パルスの発光タイミングを示し、図13(e)は実施例1において検知出力が出力されるタイミングを示している。
従来例においては、発光素子(LED)が周期pでパルス発光しており、その発光パルス幅がp/4(デューティー比0.25)である。一方、実施例1においては、発光素子が従来例の2倍の周期2pでパルス発光しており、その発光パルス幅は従来例と同じくp/4(デューティー比0.125)である。いま、従来例の発光パルスの立ち下がり時のタイミングの中間においてコインが検知されたとすると、従来例の場合には、コインが検知されてから検知信号が出力されるまでの応答時間ΔT1は、図13から分かるように、
ΔT1=2.5×p
となる。これに対し、実施例1の場合には、その応答時間ΔT2は、図13から分かるように、
ΔT2=2×p
となる。
一方、従来例では応答時(シフトレジスタの状態変化時)のデューティー比は0.25のままであるのに対し、実施例1では応答時のデューティー比は0.33となり、発光パルスの消費電流が従来例よりも大きくなっている。しかし、非応答時(シフトレジスタの待機状態)には、従来例では、発光パルスのデューティー比が0.25であるのに対し、実施例1では発光パルスのデューティー比は0.125となっており、実施例1では、発光パルスの消費電流が従来例の1/2となっている。コイン検知装置によるコイン検知の状況を考えれば、応答時よりも非応答時の方が充分に長いので、平均すれば実施例1のコイン装置では、従来例よりも消費電流を大幅に低減することができる。
また、別な状況を考える。実施例1において応答時間が最も長くなる状況を考えると、実施例1の発光パルスの立ち下がり時の直後にコインを検知した場合である。この場合には、実施例1の応答時間は、ΔT2=3.5×pである。一方、同じ状況で従来例の応答時間は、ΔT1=3×pである。よって、実施例1のパルス周期を従来例のパルス周期の12/7倍以下(但し、1倍以上)にすれば、実施例1の応答速度が従来例の応答速度よりも長くなることはない。
しかも、実施例1のパルス周期が従来例の12/7倍であれば、非応答時には実施例1のデューティ比は従来例の7/12倍(発光パルスのパルス幅は同じとする)に小さくなる。また、応答時にも、実施例1のデューティ比は3/14(約0.21)となり、従来例よりも発光パルスの消費電力が小さくなっている。
よって、本発明にかかるコイン検知装置によれば、コイン検知時の応答性を良好にし、かつ、消費電力を低減することができる。
次に、誤動作防止の効果について説明する。実施例1のコイン検知装置59では、コインの検知状態から非検知状態へ、あるいは非検知状態から検知状態へ変化した直後には、待機状態と異なったタイミングで発光素子72を発光させるので、待機状態において発光タイミングを窃取してもコイン検知装置59を誤動作させることはできない。すなわち、発光素子72と受光素子73の間をセル等の異物で遮光しておき、そこへ外乱光をパルス照射したとすると、コイン検知装置は、1発目の外乱光パルスを受光した瞬間に自己のパルス発光周期を変化させるので、窃取したタイミングで外乱光パルスを照射しても受光ゲートのタイミングと一致せず、受光信号を発生させることができないからである。(なお、発光パルスの出射タイミング外でも外乱光を照射した場合には別途発明により検知できるので、外乱光を連続的に照射した場合には別途発明により対策できる。)
よって、変化するパルス発光周期のタイミングを知らない限り、このコイン検知装置59を誤動作させて不正にコインをカウントさせることはできない。
また、このコイン検知装置59の誤動作防止機能を高めるためには、複数種類の変化の仕方を用意しておいてもよい。応答時には、発光パルス周期を1/2ずつ小さく小さくする処理と、1/3ずつ小さくする処理とを可能としておき、この2つの処理を交互に行なわせるようにしてもよい。
また、遊技機メーカーにおいて、遊技機毎に、あるいは出荷先毎に発光パルス周期の変化の仕方を変えるようにすれば、コイン検知装置に暗号機能を持たせることが可能になり、秘匿性が高まる。
なお、本発明のコイン検知装置59は、スロットマシンに限らずパチンコ台に用いてパチンコ玉等の検知及び計数にも用いることができる。
また、上記コイン検知装置59は、発光素子72と受光素子73を対向させてコインで発光素子72の光を遮光する透過光方式となっていたが、発光素子と受光素子を同じ側に配置し、発光素子の光をコインで反射させて受光素子で受光させるようにした反射光方式であってもよい。
また、外乱光を受光するための受光素子をコイン検知用の受光素子と別に設けたものであってもよい。
図1は、従来のコイン検知装置の回路図である。 図2は、従来のコイン検知装置に用いている信号処理回路の構成を示す回路図である。 図3は、従来のコイン検知装置の各部の信号波形を示すタイムチャートである。 図4は、本発明の実施例によるスロットマシンの外観斜視図である。 図5は、同上のスロットマシンの前面扉を開いたときの、前面扉及びスロットマシン本体の内面の状態を示す概略図である。 図6は、同上のスロットマシンに内蔵されている投入コイン選別装置の斜視図である。 図7は、同上の投入コイン選別装置の分解斜視図である。 図8は、本発明にかかるコイン検知装置の断面図である。 図9は、同上のコイン検知装置の回路図である。 図10は、同上のコイン検知装置に用いられている信号処理回路の回路図である。 図11(a)〜(l)は、コインの検知状態から非検知状態に変化する場合のコイン検知装置の各部の信号波形を表わしたタイムチャートである。 図12(a)〜(l)は、コインの非検知状態から検知状態に変化する場合のコイン検知装置の各部の信号波形を表わしたタイムチャートである。 図13は、従来例のコイン検知装置と実施例1のコイン検知装置の応答時間と消費電流を比較して説明するための図である。
符号の説明
41 スロットマシン
42 投入口
43 返却口
51 投入コイン選別装置
59 コイン検知装置
72 発光素子
73 受光素子
74 回路基板
76 ミラー面
81 発振器
82 タイミング発生回路
83 発光素子駆動回路
84 ゲート回路
85 プリアンプ
86 コンデンサ
87 バッファ回路
88 コンパレータ
89 基準電源
90 信号処理回路
91 出力回路
92 シフトレジスタ状態確認回路
93 発光周期設定回路
97 シフトレジスタ

Claims (5)

  1. パルス光を間欠的に出射する発光素子と、前記発光素子から出射されたパルス光が遊技媒体で遮光又は反射されたことを検知する受光素子とを備えた遊技媒体検知装置であって、
    遊技媒体の検知状態から非検知状態に変化する際に、検知状態の変化の判定を行なっている期間中における前記パルス光の発光周期を、検知状態の変化の判定を行なっていない期間中におけるパルス光の発光周期よりも短く設定するパルス光周期設定手段を備えていることを特徴とする遊技媒体検知装置。
  2. パルス光を間欠的に出射する発光素子と、前記発光素子から出射されたパルス光が遊技媒体で遮光又は反射されたことを検知する受光素子とを備えた遊技媒体検知装置であって、
    遊技媒体の非検知状態から検知状態に変化する際に、検知状態の変化の判定を行なっている期間中における前記パルス光の発光周期を、検知状態の変化の判定を行なっていない期間中におけるパルス光の発光周期よりも短く設定するパルス光周期設定手段を備えていることを特徴とする遊技媒体検知装置。
  3. 複数回のパルス光の発光タイミングにおける受光素子の受光又は非受光に応じた信号を保持する複数段のフリップ・フロップ回路からなるシフトレジスタを備え、
    前記パルス光周期設定手段は、前記複数段のフリップ・フロップ回路の出力が全て同じである場合には、前記検知状態の変化の判定を行なっていない期間中であると判定し、また、前記複数段のフリップ・フロップ回路の出力が一部異なる場合には、前記検知状態の変化の判定を行なっている期間中であると判定することを特徴とする、請求項1又は2に記載の遊技媒体検知装置。
  4. 前記パルス光周期設定手段は、検知状態の変化を判定している期間中において、前記パルス光の発光周期を発光毎に変化させることを特徴とする、請求項1又は2に記載の遊技媒体検知装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技媒体検知装置を備えた遊技機。
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