JP2007282795A - 車椅子のルーフ装置 - Google Patents

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哲彦 山下
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Abstract

【課題】車椅子の座席上方を覆うルーフを取り外して左右から折り畳んで一本の棒状にできるものがある。本発明は、ルーフを座席の上方に安定に保持すると共にルーフが座席に対して前後方向の傾きを変更でき、且つルーフを畳むことができるようにする機構を単一機構によって達成して簡素化するものである。
【解決手段】座席部後側の固定部材に抜き指し自在で上下位置に選択保持される可動部材と、ルーフが座席部の上方を覆う状態と畳まれた状態とに回動するようルーフ枠材が可動部材に回動可能に連結され、可動部材に回動可能に連結されルーフ枠材に設けた係止部に着脱自在に係止する操作腕を設け、操作腕が係止部の第1係止部に係止してルーフが座席部上方を覆う状態と、操作腕が第2係止部に係止しルーフが前傾状態となり、操作腕が係止部から外れた状態にてルーフが可動部材の前側に畳まれた状態に回動可能となること。
【選択図】図4

Description

本発明は、座席部の上方を覆う状態と収納した状態とを形成できる車椅子のルーフ装置に関する。
車椅子の使用に際して、雨天には座席に座った人が雨に濡れないように、また日差しが強い場合には日除けとしてその人を保護するために、車椅子の座席上方を覆うように天蓋(ルーフ)を備え、天蓋(ルーフ)は取り外して左右から折り畳んで一本の棒状にできるものである。(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−615号
本発明は、天蓋(ルーフ)を座席の上方に安定に保持できると共に、天蓋(ルーフ)が座席に対して前後方向の傾きを変更でき、且つ天蓋(ルーフ)を畳むことができるようにする機構を単一機構によって達成して簡素化したものとする。また、ルーフの高さを可変にして座席部に腰掛けた人の頭上の圧迫感を少なくできるようにすると共に、天蓋(ルーフ)が取り外しできるようにして、天蓋(ルーフ)を使用する場合と使用しない場合の両方に支障ない構成を提供する。また、風を受けたときの危険防止機能のあるルーフ装置を提供する。
第1発明の車椅子のルーフ装置は、座席部の上方を覆うルーフを備えた車椅子において、前記ルーフはシート状のルーフ材とこのルーフ材を広げた状態に保持するルーフ枠材とからなり、前記座席部の後側で前記車椅子に縦方向に設けた左右一対の固定部材と、前記左右一対の固定部材に抜き指し自在に取り付けられ前記左右一対の固定部材に対して上昇位置と下降位置に選択保持される左右一対の可動部材と、前記ルーフが前記座席部の上方を覆う状態と前記左右一対の可動部材の前側に畳まれた状態とに回動するよう前記ルーフ枠材の後部辺が前記左右一対の可動部材の上端部に回動可能に連結され、前記ルーフよりも下方にあって基部が前記左右一対の可動部材に回動可能に連結され、作用部が前記ルーフ枠材に設けた係止部に係脱自在に係止する操作腕を設け、前記係止部は第1係止部と第2係止部を備え、前記操作腕が前記第1係止部に係止した状態で前記ルーフが前記座席部の上方を覆う第1の状態となり、前記操作腕が前記第2係止部に係止した状態で前記ルーフが前記第1の状態よりも若干前傾した第2の状態となり、前記操作腕が前記第1係止部及び第2係止部から外れた状態にて前記ルーフが前記左右一対の可動部材の前側に畳まれた状態に回動可能となることを特徴とする。
第2発明の車椅子のルーフ装置は、第1発明において、前記シート状のルーフ材は、後部に網部材で覆われた風抜き開口を備えたことを特徴とする。
第1の発明では、ルーフを座席の上方に安定に保持できると共に、ルーフが座席に対して前後方向の傾きを変更でき、且つルーフを畳むことができるための機構を単一機構である操作腕によって達成しているため、構成が簡素化されたものとなる。このため、ルーフを使用する場合は、操作腕を係止部に係止してルーフを座席部の上方を覆う状態とし、操作腕を係止部から外すことによって、ルーフが畳まれた状態となるため、操作が簡単である。そして、この畳まれた状態で車椅子を保管状態とすることもできる。また、左右一対の固定部材から左右一対の可動部材を抜くことによって、ルーフが車椅子から取り外され、これによって、左右一対の可動部材が車椅子に残らないため、ルーフを外して車椅子を使用する場合に、左右一対の可動部材が車椅子の後側で邪魔になることがない。また、座席部に腰掛けた人の座高や好みの高さに合わせてルーフの高さを変更できると共に、座席部に対するルーフの前後方向の傾きを変更することができるため、ルーフを座った人に適した傾きや高さにすることが容易となり、座席部に腰掛けた人の頭上の圧迫感を少なくできると共に、その装置や機構がコンパクトになる。
第2の発明では、第1の発明の効果に加えて、ルーフ内に吹き込む風は、後部の風抜き開口から後方へ通り抜けるため、ルーフが風で煽られて車椅子が転倒する危険が減少すると共に、この風抜き開口が網部材で覆われているため、風抜き開口を広くしても、座席部に腰掛けた人の頭上へ虫や塵埃が侵入し難い状態で、風抜き効果を得ることができるものとなる。また、ルーフを取り付けた状態で、車椅子を押す介助者は、この風抜き開口を通して車椅子の直ぐ前方を透視できるため、ルーフによる死角範囲を少なくでき、安全である。
本発明の車椅子のルーフ装置は、座席部の上方を覆うルーフを備えた車椅子において、前記ルーフはシート状のルーフ材とこれを広げた状態に保持するルーフ枠材とからなり、前記座席部の後側で前記車椅子に縦方向に設けた左右一対の固定部材と、前記左右一対の固定部材に抜き指し自在に取り付けられ前記左右一対の固定部材に対して上昇位置と下降位置に選択保持される左右一対の可動部材と、前記ルーフが前記座席部の上方を覆う状態と前記左右一対の可動部材の前側に畳まれた状態とに回動するよう前記ルーフ枠材の後部辺が前記左右一対の可動部材の上端部に回動可能に連結され、前記ルーフよりも下方にあって基部が前記左右一対の可動部材に回動可能に連結され作用部が前記ルーフ枠材の左右辺に設けた係止部に係脱自在に係止する操作腕を設け、前記係止部は第1係止部と第2係止部を備え、前記操作腕が前記第1係止部に係止した状態で前記ルーフが前記座席部の上方を覆う第1の状態となり、前記操作腕が前記第2係止部に係止した状態で前記ルーフが前記第1の状態よりも若干前傾した第2の状態となり、前記操作腕が前記第1係止部及び第2係止部から外れた状態にて前記ルーフが前記左右一対の可動部材の前側に畳まれた状態に回動可能となるものであり、以下に本発明の実施形態を記載する。
次に、本願発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係るルーフ装置を座席部の上方にセットした状態の車椅子の斜視図、図2は座席部の上方にセットした状態のルーフ装置の骨組み構造を示す斜視図、図3は可動部材にルーフ枠材を回動可能に支持する支持部の構成図、図4はルーフを座席部の上方にセットした状態を保持する操作部部分の斜視図、図5はルーフを畳んだ状態の背面斜視図、図6はルーフを取り外した状態を骨組み構造で示す説明図、図7はルーフの前側を高く回動した状態を保持する保持部分の斜視図、図8はルーフを畳んで車椅子に乗った状態と介助者の状態を示す説明図、図9はルーフを座席部上方にセットした状態で車椅子に乗った状態と介助者の状態を示す説明図である。
である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。車椅子1は、バックレスト3を備えた座席部2の左右両側に車輪4を配置し、バックレスト3の左右両側に後方に向かった介助者KP用ハンドル5が設けられた通常形態のものであり、中央で左右両側から折り畳み可能な構成である。
本発明の車椅子1のルーフ装置10は、座席部2の上方を覆うルーフ11を備え、ルーフ11はシート状のルーフ材13と、ルーフ材13を広げた状態に保持する環状のルーフ枠材12とを備えている。ルーフ枠材12は、ルーフ材13の後部を上方へ向けて湾曲するように支持するために、左右辺12B、12Cに並行して後部辺12Aと前部辺12Dに渡る左右一対の支持辺12Eを備えている。座席部2の後側で車椅子1の車体に縦方向に固定にて左右一対のパイプ状の固定部材13が設けられ、左右一対の固定部材14に抜き指し自在に左右一対のパイプ状の可動部材15が取り付けられている。左右一対の可動部材15を左右一対の固定部材14に対して、上昇位置と下降位置に選択保持するために、保持装置16が設けられている。
保持装置16は、手動にて回転できる摘み式ネジ16Aが、左右一対の固定部材14を貫通するネジ孔14Aに螺合しつつ貫通して、左右一対の可動部材15の第1の孔に挿入された状態で、左右一対の固定部材14に左右一対の可動部材15を第1の高さに保持し、また、摘み式ネジ16Aが固定部材14を貫通する前記ネジ孔に螺合しつつ貫通して、左右一対の可動部材15の第2の孔(第1の孔よりも下方にある孔)に挿入された状態で、左右一対の固定部材14に左右一対の可動部材15を第2の高さに保持する構成である。なお、
ルーフ枠材12の後部辺12Aが、左右一対の可動部材15の上端部に軸部17で回動可能に連結されている。軸部17は、図3に示すように、左右一対の可動部材15を貫通した両側にカラー(両端に鍔を有した円筒体)17Cを通した水平軸17Aの両端部に、ルーフ枠材12の後部辺12Aから延びた左右一対の支持部17Bが、回動可能に支持された構成である。
車椅子1は、その座席部2の左右幅が異なるタイプがあるため、ルーフ装置10をこれに対応したものにすると便利である。図3に示すように、可動部材15の両側にカラー17Cを配置した場合が、標準座席幅400mmタイプのものに適用した場合である。これを標準座席幅380mmタイプのものに適用する場合は、可動部材15の両側のカラー17Cのうち、内側のカラー17Cを外して、2個のカラー17Cを外側の支持部17Bと可動部材15との間に直列配置する。また、標準座席幅420mmタイプのものに適用する場合は、可動部材15の両側のカラー17Cのうち、外側のカラー17Cを外して、2個のカラー17Cを内側の支持部17Bと可動部材15との間に直列配置することにより対応できる。このようにして、カラー17Cの取り付け位置を移動することによって、同じルーフ装置10を座席部2の左右幅が異なる3つのタイプの車椅子1に適用できるものとなる。
その他の寸法の座席部2のタイプへの適用は、可動部材15の両側のカラー(両端に鍔を有した円筒体)17Cの長さの異なるものを採用するか、可動部材15の両側のカラー17C、17Cのうちの一方を取り外す等の選択によって、同じルーフ装置10を座席部2の左右幅が異なるタイプの車椅子1に適用できるものとなる。
ルーフ枠材12の左右一対の支持辺12Eには、係止部材18が取り付けられ、係止部材18は、左右一対の支持辺12Eに取り付けられていて、上方開口の第1係止部18Aと第2係止部18Bが前後位置に配置され、第1係止部18Aと第2係止部18Bの上方には、間隔を存してガイド壁18Cを備えている。ルーフ枠材12は、左右一対の支持辺12Eの補強のために、係止部材18の取り付け部において左右一対の支持辺12Eに渡る補強辺12Fを備えている。
ルーフ11を座席部2の上方を覆ったセット状態と、左右一対の可動部材15の前側に畳まれた収納状態とに回動操作するために、操作腕20を設けている。操作腕20は、左右の腕20C、20Dの一端側に内側水平方向へ延びた基部20Aが、左右一対の可動部材15に設けた支持部19を貫通して、左右一対の可動部材15に回動可能に連結され、左右の腕20C、20Dの他端側に内側水平方向へ延びた作用部20Bが係止部18の第1係止部18Aと第2係止部18Bに選択的に着脱自在に係止する構成である。係止部18のガイド壁18Cは、操作腕20の作用部20Bが、第1係止部18Aと第2係止部18Bに選択的に係止するときの案内の役目をする。
また、基部20Aを中心として操作腕20を回動させて、作用部20Bを第1係止部18Aと第2係止部18Bに着脱操作し易くするためと、作用部20Bが第1係止部18Aと第2係止部18Bに安定保持されるために、第1係止部18Aと第2係止部18Bは、斜め上後方へ傾斜開口した溝形状である。
ルーフ11は軸部17を中心として回動し、操作腕20は軸部17の下方位置にある基部20Aを中心として回動する。このため、作用部20Bが第1係止部18Aに嵌った状態で、ルーフ11が軸部17を中心として下方へ回動しようとする際の作用力によって、第1係止部18Aの上壁18A1が作用部20Bを下方へ押すように作用し、基部20Aを中心として操作腕20を下方へ回動するように作用する。これによって、作用部20Bが第1係止部18Aに安定保持され、ルーフ11が略水平状態(第1状態)に保持される。
これと同様にして、作用部20Bが第2係止部18Bに嵌った状態で、ルーフ11が軸部17を中心として下方へ回動しようとする際の作用力によって、第2係止部18Bの上壁18B1が作用部20Bを下方へ押すように作用し、基部20Aを中心として操作腕20を下方へ回動するように作用する。これによって、作用部20Bが第2係止部18Bに安定保持され、ルーフ11が第1状態よりも若干前下がりの前傾姿勢(第2状態)に保持される。
このように、操作腕20の操作によって、ルーフ11の姿勢を選択できるため、ルーフ11を座席部2に座った人に適した傾きにすることが容易となり、また、上記のように、左右一対の固定部材14に対して、左右一対の可動部材15に高さを可変できるため、座席部2に腰掛けた人の頭上の圧迫感を少なくできると共に、その装置や機構がコンパクトである。
操作腕20の作用部20Bを係止部18の第1係止部18Aと第2係止部18Bへ選択的に係止させる場合や、作用部20Bを係止部18の第1係止部18Aと第2係止部18Bから外れた状態とする場合には、ルーフ11が軸部17を中心として回動するようにルーフ11の前側を持ち上げつつ、作用部20Bが嵌っている第1係止部18A又は第2係止部18Bから作用部20Bを外すように、基部20Aを中心として操作腕20を上方へ回動操作する。この操作が相俟って、操作腕20の作用部20Bが係止部18から外れた状態にすることができる。なお、操作腕20が常時下方へ向くようにバネを付与した構成でもよいが、実施例では自重で下方へ向くように作用する。
上記では、ルーフ11のセット位置が、係止部18に操作腕20の作用部20Bが係止する箇所が2箇所であることによって、ルーフ11のセット位置が2段階に変更できる構成であるが、これ限らず、係止部18に第1係止部18A、第2係止部18Bと同様に、第3係止部、第4係止部を設けて、3段階、4段階のようにルーフ11のセット位置が変更できる構成とすることができる。また、ルーフ11のセット位置を変更できないものとする場合には、例えば、第1係止部18Aのみでよい。
また、車椅子1の利用者が座席部2に腰掛ける場合や、座席部2から降りる場合等のときには、ルーフ11がその利用者の頭部に接触する懸念があるため、これに対処するために、ルーフ11は、軸部17を中心として上方へ高く回動できる構成である。即ち、図1に一点鎖線11Pで示すように、軸部17を中心としてルーフ11を上方へ高く回動させ、図7に示すように、係止部18の後斜面18Dを操作腕20の作用部20Bが支える状態にする。この状態は、ルーフ11の下方への回動作用力が、基部20Aを中心として操作腕20を後方へ回動させるように作用し、操作腕20の上部がルーフ枠材12と係止部18に当接して安定維持される。これによって、図1に一点鎖線11Pで示すように、ルーフ11が軸部17を中心として上方へ高く回動した状態を維持でき、座席部2への乗り降りがし易くなる。
ルーフ11は、操作腕20の作用部20Bが、係止部18から外れた状態とすることによって、図5に示すように、左右一対の可動部材15の前側に畳み、図8に示すように、大人の介助者KPの前方視界を遮らない高さでもって、バックレスト3の前側に沿って畳まれた収納状態となる。
また、摘み式ネジ16Aを緩めて、左右一対の固定部材14から左右一対の可動部材15を上方へ引き抜くことによって、図6に示すように、左右一対の可動部材15と共にルーフ11を車椅子1から取り外すことができる。この取り外しによって、左右一対の固定部材14は車椅子1に残るが、左右一対の固定部材14は、バックレスト3の上端よりも十分低い位置であるため、ルーフ11を使用しない状態での車椅子1の使用において、邪魔にならない。図5に示す畳まれた収納状態、及び図6に示す取り外し状態において、左右一対の可動部材15と操作腕20の左右の腕20C、20Dとを、結束バンドなどによって結束することによって、開かないように安定保持できる。
上記のように、ルーフ11の着脱やルーフ11の傾斜角度可変操作のし易さ等のために、ルーフ枠材12、固定部材14、可動部材15、操作腕20は、軽量化のためにアルミニウム製パイプで形成されている。
ルーフ材13は、後部に通気性のよい網部材21で覆われた風抜き開口22を形成している。これによって、車椅子1の前方からルーフ11内に吹き込む風は、後部の風抜き開口22から後方へ通り抜けるため、ルーフ11が風で煽られて車椅子1が転倒する危険が減少する。また、この風抜き開口22が網部材21で覆われているため、風抜き開口22を広くしても、座席部2に腰掛けた人の頭上へ虫や塵埃が侵入し難い状態でもって、十分な風抜き効果を得ることができるものとなる。なお、この風抜き開口22は、図9に示すように、ルーフ11を座席部2の上方を覆うようにセットした状態において、車椅子1の介助者KPが、この風抜き開口22を通して車椅子1の直前領域を目視できる配置であるため、ルーフ11による死角範囲を少なくでき、安全である。このため、この風抜き開口22は、風抜き兼透視開口22と称することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、左右一対の固定部材14に対する左右一対の可動部材15に高さは、複数段に変更できる構成と、ルーフ11の傾斜状態を複数段階に変更できる構成も含む。このため、本発明の技術的範囲を逸脱しないかぎり種種の変更が考えられ、それに係る種種の実施形態を包含するものである。
本発明に係るルーフ装置を座席部の上方にセットした状態の車椅子の斜視図である。(実施例1) 本発明に係るルーフ装置を座席部の上方にセットした状態のルーフ装置の骨組み構造を示す斜視図である。(実施例1) 本発明に係る可動部材にルーフ枠材を回動可能に支持する支持部の構成図である。(実施例1) 本発明に係るルーフを座席部の上方にセットした状態を保持する操作部部分の斜視図である。(実施例1) 本発明に係るルーフを畳んだ状態の背面斜視図である。(実施例1) 本発明に係るルーフを取り外した状態を骨組み構造で示す説明図である。(実施例1) 本発明に係るルーフの前側を高く回動した状態を保持する保持部分の斜視図である。(実施例1) 本発明に係るルーフを畳んで車椅子に乗った状態と介助者の状態をルーフを骨組み構造で示す説明図である。(実施例1) 本発明に係るルーフを座席部上方にセットした状態で車椅子に乗った状態と介助者の状態をルーフを骨組み構造で示す説明図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・・車椅子
2・・・・座席部
3・・・・バックレスト
4・・・・車輪
5・・・・ハンドル
10・・・ルーフ装置
11・・・ルーフ
12・・・ルーフ枠材
12A・・ルーフ枠材の後部辺
13・・・左右一対の固定部材
14・・・ルーフ枠材
15・・・左右一対の可動部材
16・・・保持装置
16A・・摘み式ネジ
17・・・軸部
18・・・係止部材
18A・・第1係止部
18B・・第2係止部
19・・・支持部
20・・・操作腕
20A・・操作腕の基部
20B・・操作腕の作用部
21・・・網部材
22・・・風抜き開口

Claims (2)

  1. 座席部の上方を覆うルーフを備えた車椅子において、前記ルーフはシート状のルーフ材とこのルーフ材を広げた状態に保持するルーフ枠材とからなり、前記座席部の後側で前記車椅子に縦方向に設けた左右一対の固定部材と、前記左右一対の固定部材に抜き指し自在に取り付けられ前記左右一対の固定部材に対して上昇位置と下降位置に選択保持される左右一対の可動部材と、前記ルーフが前記座席部の上方を覆う状態と前記左右一対の可動部材の前側に畳まれた状態とに回動するよう前記ルーフ枠材の後部辺が前記左右一対の可動部材の上端部に回動可能に連結され、前記ルーフよりも下方にあって基部が前記左右一対の可動部材に回動可能に連結され、作用部が前記ルーフ枠材に設けた係止部に係脱自在に係止する操作腕を設け、前記係止部は第1係止部と第2係止部を備え、前記操作腕が前記第1係止部に係止した状態で前記ルーフが前記座席部の上方を覆う第1の状態となり、前記操作腕が前記第2係止部に係止した状態で前記ルーフが前記第1の状態よりも若干前傾した第2の状態となり、前記操作腕が前記第1係止部及び第2係止部から外れた状態にて前記ルーフが前記左右一対の可動部材の前側に畳まれた状態に回動可能となることを特徴とする車椅子のルーフ装置。
  2. 前記シート状のルーフ材は、後部に透視可能な網部材で覆われた風抜き開口を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車椅子のルーフ装置。
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JP2011130678A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd コンバインのフード構造

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