JP2007282724A - 多機能枕および枕材 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザに十分な快適性を常に提供することが可能な多機能枕を提供する。
【解決手段】この多機能枕1は、綿や羽毛、そばがら、プラスチックパイプ等を封入した挿入ユニット24を収容可能な複数の矩形シート部材21と、これらの矩形シート部材21同士を短手方向に連結する連結ファスナー22,23とを含む枕材2と、枕材2の手前側の端縁および左側の端縁に設けられ、枕材2を立体的な団塊状態で拘束する面ファスナー3a,3bとを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、頭部等の身体の一部を支持する多機能枕およびこれに用いる枕材に関するものである。
従来、例えばベッドや床に寝そべったユーザの頭部等を無理なく支持するための枕が知られている。このような従来の枕では、その大きさ(ボリューム)や硬さ、形状等の、いわゆる枕の属性(特徴点)が枕毎にほぼ固定的に設定されており、ユーザは、自分に適した属性の枕を選択して購入するようになっていた。
なお、このような枕について本発明に関連する先行特許文献は見当たらなかった。
しかしながら、上記従来の枕では、予め設定されている枕の属性を大きく変化させるのが困難である。したがって、例えば旅先等で普段使い慣れていない枕を使用する必要が生じた場合に、その枕の属性をユーザの好みに適合させ難いため、ユーザが快眠(深眠)を得るのが困難であるという不都合があった。また、例えば就寝時に使用する枕をTV観賞時に使用する場合に、その枕の属性をユーザの現状の姿勢に適合させ難いため、ユーザが快適な姿勢を得るのが困難であるという不都合があった。これにより、ユーザへの適応力を向上させるのが困難であるので、ユーザに十分な快適性を常時提供するのが困難であるという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ユーザに十分な快適性を常に提供することが可能な多機能枕およびこれに用いる枕材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の請求項1に記載の多機能枕は、所定の被収容物を収容可能な複数の矩形シート部材と、前記矩形シート部材同士を短手方向に連結する連結部材とを含む枕材と、前記枕材に設けられ、前記枕材を立体的な団塊状態で拘束する拘束具とを備えたことを特徴とする。
この請求項1に記載の多機能枕では、上記のように、被収容物を収容可能な矩形シート部材同士を連結する連結部材を設けることによって、連結部材を用いた連結動作だけで枕材の構成要素としての矩形シート部材の総数を容易に変化させることができるので、容易に枕材の大きさ(ボリューム)を変化させることができる。さらに、この枕材を立体的な団塊状態で拘束する拘束具を設けることによって、拘束された枕材の大きさを種々に変化させることができるとともに、拘束具による枕材の拘束強さを調整することで枕の硬さを、拘束具による枕材の拘束部位を変えることで枕の形状を種々に変化させることができる。このことから、枕の属性(大きさ、硬さ、形状等)を大きく変化させることができる。したがって、例えば旅先等で普段使い慣れていない枕を使用する必要が生じた場合に、その枕の属性をユーザの好みに容易に適合させることができるため、ユーザが快眠(深眠)を得ることができる。また、例えば就寝時に使用する枕をTV観賞時に使用する場合に、その枕の属性をユーザの現状の姿勢に容易に適合させることができるため、ユーザが快適な姿勢を得ることができる。これにより、ユーザへの適応力を向上させることができるので、ユーザに十分な快適性を常に提供することができる。
上記請求項1に記載の多機能枕において、前記拘束具は、前記枕材を、その一端から他端に向けて渦巻き状に巻回した状態で拘束するように構成されていてもよい(請求項2)。
このように構成すれば、枕材を密に巻回して拘束具により固く拘束することで、略円柱状で比較的小さく硬い枕を得ることができる一方、枕材を疎に巻回して拘束具により緩く拘束することで、略円柱状で比較的大きく軟らかい枕を得ることができる。これにより、枕の大きさや硬さを容易に変化させることができる。
上記請求項1に記載の多機能枕において、前記拘束具は、前記枕材を所定の心材に巻き付けた状態で拘束するように構成されていてもよい(請求項3)。
このように構成すれば、例えば心材として既製品の枕等を用いた場合、枕材を既製枕に固く巻き付けて拘束具で拘束することで、比較的小さく硬い枕を得ることができる一方、枕材を既製枕に緩く巻き付けて拘束具で拘束することで、比較的大きく軟らかい枕を得ることができる。これにより、枕の大きさや硬さを容易に変化させることができる。
上記請求項1〜3のいずれか1項に記載の多機能枕において、好ましくは、前記連結部材は、前記矩形シート部材の短手方向端部に取り付けられた連結ファスナーを含み、前記矩形シート部材は、前記連結ファスナー近傍に設けられて前記連結ファスナーを覆い隠すファスナー隠し部を含む(請求項4)。
このように、矩形シート部材の短手方向端部に連結ファスナーを取り付けることによって、矩形シート部材同士の連結およびその連結状態の解除を容易に行うことができる。また、矩形シート部材に連結ファスナーを覆い隠すファスナー隠し部を設けることによって、ファスナー隠し部により連結ファスナーの露出を抑制することができるので、枕の使用時にユーザが連結ファスナーに接触して異物感を感じるのを低減することができる。これにより、ユーザに優れた快適性を提供するとともに、ユーザの安全性を十分に確保することができる。
上記請求項1〜4のいずれか1項に記載の多機能枕において、好ましくは、前記拘束具は、前記枕材の周縁部近傍に取り付けられる雄型の面ファスナーを含み、前記枕材の少なくとも表面は、前記雄型の面ファスナーに係合可能な部材により構成されている(請求項5)。
このように構成すれば、面ファスナーによりワンタッチで枕材を拘束することができる。また、枕材の表面を雄型の面ファスナーと係合可能な部材で構成することによって、枕材に雌型の面ファスナーを取り付けることなく、雄型の面ファスナーを枕材の任意の部位に係合させることができるので、部品点数の増加を抑制しながら、枕材を拘束して得られる枕の属性を種々に変化させることができる。
上記請求項1〜5のいずれか1項に記載の多機能枕において、好ましくは、前記矩形シート部材は、前記矩形シート部材の長手方向に複数配列されて前記被収容物を収容する収容部と、前記収容部を開閉する蓋部とを有する(請求項6)。
このように、収容部を開閉する蓋部を設けることによって、収容部に対する被収容物の出し入れを容易に行うことができるので、矩形シート部材に収容される被収容物の種類や容積を容易に変化させることができる。これにより、枕の属性や機能性を容易に調整することができる。また、収容部を矩形シート部材の長手方向に複数配列することによって、各収容部に収容される被収容物の種類や容積を各々個別に変化させることができるので、ユーザへの適応力にさらに優れた枕を提供することができる。
この場合、好ましくは、前記蓋部は、前記収容部の開口近傍に互いに対向して設けられる一対のカバー片を含み、前記カバー片は、互いに折り重なるように積層されて前記収容部を塞ぐ(請求項7)。
この請求項7の構成によれば、ファスナー等の開閉部材を収容部の開口に設けることなく、収容部の開閉を行うことができるので、枕の使用時にユーザが開閉部材に接触して異物感を感じるのを低減することができる。これにより、ユーザに優れた快適性を提供するとともに、ユーザの安全性を十分に確保することができる。
この発明の請求項8に記載の枕材は、所定の被収容物を収容可能な複数の矩形シート部材と、前記矩形シート部材同士を短手方向に連結する連結部材とを備え、立体的な団塊状態で形状維持(拘束)されることを特徴とする。
この請求項8に記載の枕材では、上記のように、被収容物を収容可能な矩形シート部材同士を連結する連結部材を設けることによって、連結部材を用いた連結動作だけで枕材の構成要素としての矩形シート部材の総数を容易に変化させることができるので、容易に枕材の大きさ(ボリューム)を変化させることができる。さらに、この枕材を立体的な団塊状態で拘束することによって、拘束された枕材の大きさを種々に変化させることができるとともに、枕材の拘束強さを調整することで枕の硬さを、枕材の拘束部位を変えることで枕の形状を種々に変化させることができる。このことから、枕の属性(大きさ、硬さ、形状等)を大きく変化させることができる。したがって、例えば旅先等で普段使い慣れていない枕を使用する必要が生じた場合に、その枕の属性をユーザの好みに容易に適合させることができるため、ユーザが快眠(深眠)を得ることができる。また、例えば就寝時に使用する枕をTV観賞時に使用する場合に、その枕の属性をユーザの現状の姿勢に容易に適合させることができるため、ユーザが快適な姿勢を得ることができる。これにより、ユーザへの適応力を向上させることができるので、ユーザに十分な快適性を常に提供することができる。
この発明の多機能枕およびこれに用いる枕材によれば、枕の属性(大きさ、硬さ、形状等)を大きく変化させることによって、ユーザへの適応力を向上させることができるので、ユーザに十分な快適性を常に提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による多機能枕の全体構成を示した斜視図であり、図2および図3は、図1に示した多機能枕を広げた状態の斜視図および平面図である。また、図4〜図6は、図3に示した多機能枕の矩形シート部材の構成を説明するための図であり、図7は、図6に示したカバー片を展開した状態の断面図である。まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による多機能枕1の全体構成について説明する。なお、図1〜図3において、X−X方向を前後方向、Y−Y方向を左右方向というものとし、−X方向を前方向、+X方向を後方向、−Yを左方向、+Y方向を右方向として説明する。
本実施形態の多機能枕1は、図1〜図3に示すように、変形自在な略シート状の枕材2と、枕材2の周縁部に取り付けられて枕材2を立体的な団塊状態で拘束する面ファスナー3a,3b(図2参照)とを備えている。この多機能枕1は、図2に示すように、シート状の枕材2を、その後端から前端に向けて渦巻き状に巻回した状態で面ファスナー3a,3bによって拘束(形状維持)されることにより構成されている。上記面ファスナー3a,3bは、その表面に複数の微細な鉤状フックが設けられた、いわゆる雄型の面ファスナーである。
枕材2は、主として布材からなる7つの矩形シート部材21により構成されている。この矩形シート部材21(枕材2)の表面は、上記した雄型の面ファスナー3a,3bに係合可能な不織布等の材料により構成されている。これにより、枕材2に雌型の面ファスナーを取り付けることなく、面ファスナー3a,3bを枕材2の任意の部位に係合させることが可能となる。
矩形シート部材21の短手方向の両端には、図4および図5に示すように、矩形シート部材21同士を短手方向に連結する一対の連結ファスナー22,23が取り付けられている。
また、矩形シート部材21は、図6に示すように、挿入ユニット24を収容可能な5つの収容部21aと、収容部21aを開閉する一対のカバー片21b,21cと、連結ファスナー22,23を覆い隠すファスナー隠し部21d(図5参照)とを有している。なお、この矩形シート部材21内に所定間隔を隔ててマグネット等の磁性体を埋め込むことにより、当該多機能枕1をマグネット治療用枕として機能させることも可能である。
収容部21aは、矩形シート部材21を構成する布材の適所を縫い付けて形成される空間部であり、矩形シート部材21の長手方向に沿って整列配置されている。
カバー片21b,21cは、収容部21aの開口近傍に対向して設けられており、互いに折り重なるように積層して収容部21aを塞ぐように構成されている。これらのカバー片21b,21cは、外力により互いに離間する方向に変形して積層状態が解除されるようになっており、これによって図7に示すように収容部21aを開放することが可能なように構成されている。なお、本実施形態の枕材2は、これらのカバー片21b,21cを渦巻きの内側に位置させた状態で巻回されるようになっている。これにより、多機能枕1において、カバー片21b,21cが外部に露出するのが防止される。
ファスナー隠し部21dは、図5に示すように、連結ファスナー22,23の近傍に位置するように、矩形シート部材21の短手方向両端部に上下一対ずつ設けられている。
連結ファスナー22,23は、それぞれ、テープ22a,23aと、エレメント22b,23bとを備えている。また、連結ファスナー22は、スライダー22cをさらに備えている。テープ22a,23aは、矩形シート部材21端部の上下一対のファスナー隠し部21dに挟まれた状態で矩形シート部材21に縫い付け固定されている。エレメント22b,23bは、テープ22a,23aの先端に取り付けられており、スライダー22cを介して互いに係合することにより矩形シート部材21同士を連結するように構成されている。
挿入ユニット24は、所定部材を密閉封入可能な袋状を有している。この挿入ユニット24に封入される所定部材として、例えば綿や羽毛、そばがら、プラスチックパイプ、低反発ウレタンフォーム等のクッション材、あるいは、備長炭等の炭類、氷や冷却剤などが挙げられる。このような異なる部材を封入した種々の挿入ユニット24を予め用意しておくことにより、多機能枕1の収容部21aに収容する挿入ユニット24を容易に選択して変更することができるので、多機能枕1の機能性を向上させることができる。その結果、ユーザへの適応力を向上させることができる。なお、氷や冷却剤を封入した挿入ユニット24(いわゆる、氷嚢)を収容部21aに収容した場合には、多機能枕1を医療器としての氷枕として機能させることも可能となる。また、多機能枕1の各収容部21aに、異なる部材を封入した挿入ユニット24を様々な組み合わせで収容することによって、多機能枕1の機能性をさらに向上させることも可能である。
面ファスナー3aは、図2に示すように、枕材2の前側の端縁に図略の両面テープを用いて貼り付けられており、面ファスナー3bは、枕材2の左側の端縁に図略の両面テープを用いて貼り付けられている。この面ファスナー3bは、枕材2を右方から左方に向けて渦巻状に巻回する場合に、枕材2の表面に係合させて枕材2を立体的な団塊状態で拘束するために設けられている。
このような構成の多機能枕1を組み上げる場合には、まず、矩形シート部材21の各収容部21aに挿入ユニット24を収容する。すなわち、収容部21aを覆う一対のカバー片21b,21cを、ユーザの手指で互いに離間する方向に変形させて収容部21aを開放した後、挿入ユニット24を収容部21a内に挿入する。そして、互いに離間した一対のカバー片21b,21cを再び積層させて収容部21aを塞ぐことにより挿入ユニット24の収容が完了する。
次に、7つの矩形シート部材21を各々に設けられた連結ファスナー22,23により連結して略シート状の枕材2を形成する。
そして、上記枕材2の前側の端縁および左側の端縁に両面テープを用いて面ファスナー3a,3bを貼り付け、枕材2を、その後端から前端に向けて渦巻き状に巻回する。そして、図8に示すように、面ファスナー3aを枕材2表面の適所に係合させ、枕材2を略円柱形状で拘束することにより多機能枕1を形成する。なお、このとき、面ファスナー3bも枕材2の表面に係合しており、枕材2を補助的に拘束している。
また、多機能枕1に具備される挿入ユニット24を他の挿入ユニット24に交換する場合には、多機能枕1の面ファスナー3a,3bによる拘束状態を解除し、多機能枕1を略シート状に広げた後、収容部21aに収容されている挿入ユニット24を差し替えればよい。
第1実施形態では、上記のように、挿入ユニット24を収容可能な矩形シート部材21同士を連結する連結ファスナー22,23を設けることによって、連結ファスナー22,23を用いた連結動作だけで枕材2の構成要素としての矩形シート部材21の総数を容易に変化させることができるので、容易に枕材2の大きさ(ボリューム)を変化させることができる。さらに、この枕材2を立体的な団塊状態で拘束する面ファスナー3a,3bを設けることによって、拘束された枕材2(多機能枕1)の大きさを種々に変化させることができるとともに、面ファスナー3a,3bによる枕材2の拘束強さを調整することで多機能枕1の硬さを、面ファスナー3a,3bによる枕材2の拘束部位を変えることで多機能枕1の形状を種々に変化させることができる。このことから、多機能枕1の属性(大きさ、硬さ、形状等)を大きく変化させることができる。したがって、例えば就寝時に使用している多機能枕1をTV観賞時に使用する場合に、多機能枕1の属性をユーザの現状の姿勢に容易に適合させることができるため、ユーザが快適な姿勢を得ることができる。これにより、ユーザへの適応力を向上させることができるので、ユーザに十分な快適性を常に提供することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、面ファスナー3a,3bにより、枕材2が、その後端から前端に向けて渦巻き状に巻回した状態で拘束されるように構成することによって、枕材2を密に巻回して面ファスナー3a,3bにより拘束することで、略円柱状で比較的小さく硬い多機能枕1を得ることができる一方、枕材2を疎に巻回して面ファスナー3a,3bにより拘束することで、略円柱状で比較的大きく軟らかい多機能枕1を得ることができる。これにより、多機能枕1の大きさや硬さを容易に変化させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、矩形シート部材21の短手方向の両端に連結ファスナー22,23を取り付けることによって、矩形シート部材21同士の連結およびその連結状態の解除を容易に行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、矩形シート部材21に連結ファスナー22,23を覆い隠すファスナー隠し部21dを設けることによって、ファスナー隠し部21dにより連結ファスナー22,23の露出を抑制することができるので、多機能枕1の使用時にユーザが連結ファスナー22,23に接触して異物感を感じるのを低減することができる。これにより、ユーザに優れた快適性を提供するとともに、ユーザの安全性を十分に確保することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、枕材2に面ファスナー3a,3bを取り付けることによって、面ファスナー3a,3bによりワンタッチで枕材2を拘束することができる。また、枕材2の表面を雄型の面ファスナー3a,3bと係合可能な部材で構成することによって、枕材2に雌型の面ファスナーを取り付けることなく、雄型の面ファスナー3a,3bを枕材2の任意の部位に係合させることができるので、部品点数の増加を抑制しながら、枕材2を拘束して形成される多機能枕1の属性を種々に変化させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、収容部21aを開閉する一対のカバー片21b,21cを設けることによって、収容部21aに対する挿入ユニット24の出し入れを容易に行うことができるので、矩形シート部材21に収容される挿入ユニット24の種類や容積を容易に変化させることができる。これにより、多機能枕1の属性を容易に調整することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、収容部21aを矩形シート部材21の長手方向に複数配列することによって、各収容部21aに収容される挿入ユニット24の種類や容積を各々個別に変化させることができるので、ユーザへの適応力にさらに優れた枕を提供することができる。例えば、各収容部21aに収容される挿入ユニット24の容量を調整して枕面を意図的に平坦な状態にすることによって、ユーザが無理なく寝返りをうてるように構成することができる。また、例えば、図9に示すように、枕上面の略中央の収容部21aに収容される挿入ユニット24(図6参照)の容量を、その周囲の収容部21aの挿入ユニット24の容量よりも少なくなるように調整し、枕上面を意図的にその中央部位が凹んだ形状に形成することによって、ユーザの頭部から頸部までを自然な態様で支持することができるので、ユーザの気道を良好に確保することができる。これにより、いびき等の発生を有効に防止することができるので、ユーザに十分な安眠を提供することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、収容部21aの開口近傍に互いに対向して設けられる一対のカバー片21b,21cが、互いに折り重なるように積層されて収容部21aを塞ぐように構成することによって、ファスナー等の開閉部材を収容部21aの開口に設けることなく、収容部21aの開閉を行うことができるので、多機能枕1の使用時にユーザが開閉部材に接触して異物感を感じるのを低減することができる。これにより、ユーザに優れた快適性を提供するとともに、ユーザの安全性を十分に確保することができる。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態による多機能枕の全体構成を示した斜視図である。
この第2実施形態の多機能枕101は、図10に示すように、上記第1実施形態とほぼ同様の構成の枕材2を既製品の枕(既製枕という)100に巻き付けて絞り込み、その状態で面ファスナー3a,3bにより拘束されることにより構成されている。なお、この場合、枕材2の矩形シート部材21の収容部21aに挿入ユニット24が収容されていないとしても、多機能枕101の大きさ(ボリューム)を十分に確保することが可能である。
上記構成の多機能枕101によれば、例えば旅先等で普段使い慣れていない既製枕100を使用する必要が生じた場合に、その既製枕100に枕材2を巻き付けて得られた多機能枕101の属性をユーザの好みに容易に適合させることができるため、ユーザが快眠(深眠)を得ることができる。これにより、ユーザへの適応力を向上させることができるので、ユーザに十分な快適性を常に提供することができる。その結果、ユーザの健康状態を良好に保つことができる。
第2実施形態では、上記のように、面ファスナー3a,3bにより、枕材2が既製枕100に巻き付いた状態で拘束されるように構成することによって、枕材2を既製枕100に固く巻き付けて面ファスナー3a,3bで拘束することで、比較的小さく硬い多機能枕101を得ることができる一方、枕材2を既製枕100に緩く巻き付けて面ファスナー3a,3bで拘束することで、比較的大きく軟らかい多機能枕101を得ることができる。これにより、多機能枕101の大きさや硬さを容易に変化させることができる。
なお、上記実施形態では、面ファスナー3a,3bが露出状態となっているが、本発明はこれに限らず、図11に示すように、面ファスナー3a,3bを取り付ける矩形シート部材21の所定部位に予め一対のファスナー隠し21eを設け、該ファスナー隠し21eで面ファスナー3a,3bを覆い隠すようにしてもよい。これにより、ユーザが感じる異物感をより一層低減することが可能である。
また、上記実施形態では、矩形シート部材21に均等な大きさの5つの収容部21aを設ける例について示したが、本発明はこれに限らず、図12および図13に示すように、矩形シート部材21に収容部21aとは異なる大きさの収容部121aおよび221aを設けてもよい。
また、上記実施形態では、面ファスナー3a,3bを矩形シート部材21の表面に図略の両面テープで貼り付ける例について示したが、本発明はこれに限らず、面ファスナー3a,3bを矩形シート部材21の表面に縫い付け固定してもよい。
また、上記実施形態では、面ファスナー3a,3bを枕材2の前側の端縁および左側の端縁に設ける例について示したが、本発明はこれに限らず、枕材2の後側の端縁や右側の端縁にも面ファスナーを設けてもよい。
また、上記実施形態では、枕材2に雄型の面ファスナー3a,3bを取り付け、枕材2の表面を面ファスナー3a,3bに係合可能な不織布等の部材で構成する例について示したが、本発明はこれに限らず、枕材2の周縁部に雄型の面ファスナー3a,3bを取り付ける一方、枕材2の適所に雌型の面ファスナーを取り付け、両者を係合させることにより枕材2を拘束する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、収容部21aを開閉する機構として一対のカバー片21b,21cを設ける例について示したが、本発明はこれに限らず、カバー片21b,21cに代えて収容部21aの開口近傍にファスナーや面ファスナー等を取り付けてもよい。
また、上記実施形態の多機能枕1に枕カバーを被せて使用することも可能である。すなわち、多機能枕1を構成する各矩形シート部材21の4隅に予め孔部を形成するとともに、枕カバーの内面4隅に係止紐を取り付ける。そして、枕カバーの係止紐を団塊状態の多機能枕1の適所の孔部に係止させつつ、多機能枕1に枕カバーを取り付ける。これにより、枕カバー内で多機能枕1が移動するのを防止することができる。なお、この場合、矩形シート部材21に形成した孔部の周囲を十分に補強することが望ましい。
また、本発明の多機能枕は、ユーザの頭部を支持する枕以外に、例えば腰や足首等を支持する枕にも広く適用可能である。また、本発明の多機能枕を、比較的硬く構成した上でユーザの頸部付近を支持すれば、ユーザの気道を容易に確保することができるため、人工呼吸などの応急処置時に好適に使用することが可能である。
また、上記第2実施形態では、心材として既製枕100を用いたが、本発明はこれに限らず、既製枕100以外の座布団やクッション、さらには雑誌束等を心材として用いても同様の効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態による多機能枕の全体構成を示した斜視図である。 図1に示した多機能枕を広げた状態の斜視図である。 図2に示した多機能枕の平面図である。 図3に示した多機能枕の矩形シート部材の平面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 図4のVI−VI線に沿った断面図である。 図6に示したカバー片を展開した状態の断面図である。 図1に示した多機能枕の拘束状態を説明するための概略図である。 図1に示した多機能枕の変形例を示した概略斜視図である。 本発明の第2実施形態による多機能枕の全体構成を示した斜視図である。 図2に示した多機能枕の枕材の変形例を示した断面図である。 図4に示した矩形シード部材の変形例を示した平面図である。 図4に示した矩形シート部材の変形例を示した平面図である。
符号の説明
1,101 多機能枕
2 枕材
3a,3b 面ファスナー(拘束具)
21 矩形シート部材
21a 収容部
21b,21c カバー片(蓋部)
21d ファスナー隠し部
22,23 連結ファスナー(連結部材)
24 挿入ユニット(被収容物)
100 既製枕(心材)

Claims (8)

  1. 所定の被収容物を収容可能な複数の矩形シート部材と、前記矩形シート部材同士を短手方向に連結する連結部材とを含む枕材と、
    前記枕材に設けられ、前記枕材を立体的な団塊状態で拘束する拘束具とを備えたことを特徴とする多機能枕。
  2. 前記拘束具は、前記枕材を、その一端から他端に向けて渦巻き状に巻回した状態で拘束することを特徴とする請求項1に記載の多機能枕。
  3. 前記拘束具は、前記枕材を所定の心材に巻き付けた状態で拘束することを特徴とする請求項1に記載の多機能枕。
  4. 前記連結部材は、前記矩形シート部材の短手方向端部に取り付けられた連結ファスナーを含み、
    前記矩形シート部材は、前記連結ファスナー近傍に設けられて前記連結ファスナーを覆い隠すファスナー隠し部を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の多機能枕。
  5. 前記拘束具は、前記枕材の周縁部近傍に取り付けられる雄型の面ファスナーを含み、
    前記枕材の少なくとも表面は、前記雄型の面ファスナーに係合可能な部材により構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の多機能枕。
  6. 前記矩形シート部材は、
    前記矩形シート部材の長手方向に複数配列されて前記被収容物を収容する収容部と、
    前記収容部を開閉する蓋部とを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の多機能枕。
  7. 前記蓋部は、前記収容部の開口近傍に互いに対向して設けられる一対のカバー片を含み、
    前記カバー片は、互いに折り重なるように積層されて前記収容部を塞ぐことを特徴とする請求項6に記載の多機能枕。
  8. 所定の被収容物を収容可能な複数の矩形シート部材と、
    前記矩形シート部材同士を短手方向に連結する連結部材とを備え、
    立体的な団塊状態で拘束されることを特徴とする枕材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010131289A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Takara:Kk 蓄熱材寝具
JP5173075B1 (ja) * 2012-09-12 2013-03-27 トス商事株式会社 睡眠用枕

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