JP2007282677A - ゲーム装置及びゲームシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】目標位置を決定しやすく、且つ、定めた目標位置にクレーンを停止させやすいゲーム装置及びゲームシステムを提供すること。
【解決手段】景品が収容される景品収容部と、マウスから入力される平面移動信号に応じて、上記景品収容部から離間した仮想平面内の所定位置を指定する位置情報を生成する位置情報生成手段と、上記位置情報に基づいて、上記景品収容部に収容された景品に対して所定の動作を行うことが可能な動作部を、少なくとも上記仮想平面に沿って移動させる移動手段と、上記仮想平面を挟んで上記景品収容部と対向するように固定配置され、上記仮想平面を介して景品収容部を撮像する撮像手段と、上記撮像手段の撮像により得られる景品収容部画像に、上記所定位置を示すマウスポインタが重ね合わされた合成画像を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするゲーム装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、クレーンゲーム装置等のゲーム装置及びネットワークを介して接続されたゲーム装置と操作端末とによって構成されるゲームシステムに関する。
従来のクレーンゲーム装置は、例えば、透明な筐体内にフィギュア等の景品が収容されるとともに、景品の上方にはクレーンが設けられていて、筐体の横には操作ボタン等が設けられている。そして、プレーヤは、操作ボタン等を操作することによってクレーンの操作を行う。
プレーヤは、横からゲーム装置を見てクレーンを停止させる位置を決定し、クレーンを移動させて当該位置に停止させる操作を行わなければならず、遠近感を把握する等の技量が必要であった。また、遠近感を把握するためにプレーヤ自身が移動しようとしても、操作ボタンに手の届く範囲でしかプレーヤ自身が移動することができなかった。そのため、特に初心者等にとっては、クレーンを停止させる位置を目視で決定し、当該位置にクレーンを停止させる操作を行うことは困難であった。また、従来のクレーンゲーム装置では、操作ボタン等が押圧されている期間だけクレーンが移動するというように、クレーンの移動距離が、上記操作ボタンが操作される時間によって決定されるため、プレーヤは、クレーンの移動距離を操作ボタンの操作時間で指定しなければならない、すなわち、距離を時間で指定しなければならないため、所望の位置に停止させることが困難であるという問題があった。特に、精密に位置を合わせることが困難であった。
そこで、操作盤を取り外すことが可能であり、プレーヤがゲーム装置の周囲を広範囲に移動しながら操作を行うことが可能なクレームゲーム装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のクレームゲーム装置によれば、プレーヤは従来のクレームゲーム装置よりも広範囲に移動しながらクレーンの操作を行うことが可能である。そのため、プレーヤは様々な角度からゲーム装置を見ながらクレーンの操作を行うことができる。
特開2003−154162号公報
しかしながら、特許文献1に記載のクレーンゲーム装置においては、プレーヤがクレーンを操作するときに横からゲーム装置を見ながらクレーンを停止させる位置を決定し、クレーンを移動させて当該位置に停止させる操作を行わなければならないという点において従来のクレーンゲームと変わりはなく、停止位置の決定及び定めた目標位置でクレーンを停止させる操作は依然として難しいという問題点があった。
また、特許文献1に記載のクレームゲーム装置においては、プレーヤは従来のクレーンゲームと同様に、クレーンの移動方向を入力することによってクレーンの操作を行う。この操作方法による操作においては、僅かな操作のタイミングの差が生じることによってプレーヤが意図していた位置とは異なる位置でクレーンが停止してしまうため、プレーヤが定めた目標位置でクレーンを停止させることが困難であるという問題点があった。
ところで、近年パーソナルコンピュータが普及しており、パーソナルコンピュータの操作に慣れている人の数も増加している。多くのパーソナルコンピュータには、入力装置としてマウスが備えられている。マウスは、ボールや赤外線等を利用したセンサで移動を検知し、2次元の移動経路をコンピュータへ伝える。マウスは、キーボードのカーソルキー等と異なり、ディスプレイ等に表示される任意の場所を瞬時に指定することが可能であるため、操作者にとっては利便性の高い入力装置である。そこで本発明者は、クレーンゲーム装置にマウスを入力装置として採用することにより上述した課題を解決することができるのではないかと考えた。
しかしながら、マウスは平面上の特定の位置を指定するための装置であり、操作者は、画面を正面から見ながらマウスを操作する。上述したクレーンゲーム装置においてマウスを入力手段として採用した場合、プレーヤは3次元空間を見ながらマウスを操作することとなる。例えばプレーヤがマウスを上に動かした場合に、クレーンゲーム装置のクレーンは奥に移動することとなり、プレーヤにとって操作が困難なものとなることが予想される。
また、通常、クレーンの移動速度には限度があり、プレーヤがマウスを高速で移動させた場合に、クレーンが該マウスの動きに対応するように移動することができない場合が想定される。このような場合には、かえってプレーヤが操作を行う上で混乱してしまうおそれがある。また、プレーヤがマウスによる指定位置を所望の位置に移動させることができたにもかかわらず、動作部が該位置まで移動せず、プレーヤが不信感や不快感を抱いてしまうおそれがある。したがって、クレーンゲーム装置にマウスを入力装置として採用する場合には、上述した課題を解決することができる方法を採用することが必要となる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、目標位置を決定しやすく、且つ、定めた目標位置にクレーンを停止させやすいゲーム装置及びゲームシステムを提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 景品が収容される景品収容部と、
少なくとも所定平面に沿って移動する際に平面移動信号を出力するマウスが接続され得るマウス用インターフェイスと、
上記マウスから上記マウス用インターフェイスを介して入力される上記平面移動信号に応じて、上記景品収容部から離間した仮想平面内の所定位置を指定する位置情報を生成する位置情報生成手段と、
上記位置情報生成手段により生成された位置情報に基づいて、上記景品収容部に収容された景品に対して所定の動作を行うことが可能な動作部を、少なくとも上記仮想平面に沿って移動させる移動手段と、
上記仮想平面を挟んで上記景品収容部と対向するように固定配置され、上記仮想平面を介して景品収容部を撮像する撮像手段と、
上記撮像手段の撮像により得られる景品収容部画像に、上記所定位置を示すマウスポインタが重ね合わされた合成画像を表示する表示手段と
を備えたことを特徴とするゲーム装置。
(1)の発明によれば、ゲーム装置に設けられたマウス用インターフェイスに接続されたマウスが操作されることにより、該マウスから平面移動信号が出力される。そして、上記マウスより出力された該平面移動信号に応じて、位置情報生成手段(CPU等)は、位置情報を生成する。クレーン等の動作部を移動させる移動手段は、当該位置情報に基づいて動作部を移動させる。また、カメラ等の撮像手段は、景品収容部を例えば上部から撮像する。液晶パネル等の表示手段は、上記撮像手段が撮像する景品収容部画像とマウスポインタとが合成された合成画像を表示する。上記マウスポインタは上述した位置情報が指示する位置に表示される。上記表示手段に表示される合成画像において上記マウスポインタが例えば景品収容部内のAという地点を表示している位置を指し示しているとき、上記移動手段は、上記動作部をAという位置に向かって移動させる。動作部が当該位置へ移動し、景品に対して所定の動作(例えば、景品に接近して景品を把持する等の動作)を行うことにより、プレーヤは当該景品を獲得することが可能である。
このように、(1)の発明によれば、表示手段に例えば景品収容部の上部から上記撮像手段が撮像する景品収容部画像が表示されるので、プレーヤは該景品収容部画像を見て、獲得したい景品や獲得しやすそうな景品等を探し、該景品を獲得するために上記動作部をどの位置に停止させるかを容易に決定することが可能となる。また、上記景品収容部画像にはマウスポインタが合成されて表示されている。プレーヤは上記マウスを操作することによって、上記動作部を停止させたい位置に上記マウスポインタを移動させて重ね合わせることにより、上記移動手段は上記位置に動作部を移動させる。したがって、プレーヤは目標とする位置に容易に動作部を停止させることが可能となる。また、マウスの移動距離によって動作部の移動距離が決定されるという構成をとっているため、距離と距離という同種のものを対比させて動作部を操作することとなり、従来のゲーム装置がとっていた時間と距離という異なる2つのものを対比するという操作方法と比較してプレーヤは容易に動作部を操作することが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)のゲーム装置であって、
上記マウスが移動する上記所定平面を有する操作部と、
上記操作部から上記景品収容部に向かう方向とは異なる方向から、上記仮想平面と略平行に、上記景品収容部に収容された景品に対して行われる上記動作部の動作を撮像する第2撮像手段とを備え、
上記表示手段は、上記動作部が上記景品収容部に収容された景品に対して所定の動作を行うときには、上記第2撮像手段の撮像により得られる画像を表示することを特徴とする。
(2)の発明によれば、カメラ等の第2撮像手段は、上記景品収容部を、例えば横の方向から撮像する。該方向は、上記マウスが移動する上記所定平面を有する操作部(プレーヤが所在する位置)から上記景品収容部に向かう方向とは異なる方向である。また、該方向は、上記動作部と景品収容部との間に位置する仮想平面と略並行である。したがって、上記第2撮像手段は、プレーヤとは異なる視点から、上記動作部が景品に対して所定の動作(例えば、景品に接近して景品を把持する等の動作)を行う様子を撮像する。上記表示手段は、上記動作部が景品に対して所定の動作を行うときに、表示する画像を上記第2撮像手段が撮像する画像に切り替える。
このように、(2)の発明によれば、プレーヤは、動作部が景品に近づき把持等の動作を行う様子を見ながら、同時に上記表示装置に表示される別の視点から見た上記動作部が景品に近づき把持等の動作を行う様子を見ることが可能となる。また、上記撮像手段が撮像する景品収容部画像よりも上記動作部が景品に近づき把持等の動作を行う様子を明確に映し出すことが可能である上記第2撮像手段が撮像する画像を表示することにより、プレーヤに対し景品の獲得に対する期待感をより強く感じさせることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(1)又は(2)のゲーム装置であって、
上記マウスからの上記マウス用インターフェイスを介した上記平面移動信号の入力が開始されたとき、その時点からの経過時間を計測するタイマと、
上記タイマにより計測される経過時間が所定時間に達した時点の上記位置情報を記憶する位置情報記憶手段とを備え、
上記移動手段は、上記タイマにより計測される経過時間が所定時間に達した後には、上記位置情報記憶手段に記憶された上記位置情報が示す位置に上記動作部を移動させることを特徴とする。
(3)の発明によれば、プレーヤによってマウスの移動が開始されると、動作部は、該マウスの移動に伴って変化する位置情報が示す位置(以下、指定位置ともいう)を追跡するように移動するが、タイマにより計測される経過時間が所定時間に達した時点以降には、該時点におけるマウスによる指定位置に移動する。
このように、(3)の発明によれば、プレーヤにとっては制限時間が設けられることとなり、緊張感のあるプレイを行うことが可能となる。さらに、一人のプレーヤのプレイ時間を制限することにより、ゲーム装置の稼働率の向上が期待することができる。
また、動作部(クレーン等)の移動速度をマウスによる指定位置の移動速度に合わせることは実際には困難であり、例えば、マウスによる指定位置によって高速でジグザグ線が描かれたりした場合には、その動きに正確に追従するように動作部を移動させることができなくなるおそれがあるため、単純にタイマによってゲームに制限時間を設けてしまうと、プレーヤがマウスによる指定位置を所望の位置に移動させることができたにもかかわらず、動作部が該位置まで移動せず、プレーヤが不信感や不快感を抱いてしまうおそれがある。しかし、(3)の発明によれば、タイマにより計測される経過時間が所定時間に達した時点で位置情報を記憶し、該時間以降は、その記憶された位置情報が示す位置に動作部が移動するため、制限時間を設けたことに起因してプレーヤに不信感や不快感を抱かせることを防止することができる。
その一方で、本発明においては、タイマにより計測された経過時間が所定時間に達した時点で、上記移動手段が上記動作部を指定位置に近づける動作を中止し、上記動作部が景品に対して所定の動作(景品に近づき把持等)を行わせるという構成を採用することも可能である。このような構成を採用することにより、必ずしもマウスで指定した位置で動作部に所定の動作を行わせることができるとは限らなくなる。これにより、プレーヤがいかに上記動作部を停止させたい位置に誘導するかといったゲーム性を備えることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1のゲーム装置であって、
上記景品収容部を、外部から視認することができる可視状態と視認することができない不可視状態とに切り替えることができる可視状態切替手段を備えることを特徴とする。
(4)の発明によれば、景品収容部は、外部から視認することが可能である可視状態と外部から視認することが不可能である不可視状態とのいずれの状態にもなり得る。具体的には、例えば上記景品収容部は透明状態と不透明状態とのいずれの状態にもなり得る液晶層を有するケースによって覆われている。上記景品収容部の可視状態と不可視状態とを切り替える制御を行うのが、可視状態切替手段(CPU等)である。上記可視状態切替手段は、例えば上記液晶層に対して行われる電圧の印加を制御することにより、上記景品収容部を覆う上記ケースの透明状態と不透明状態とを切り替えることができる。上記表示手段には上記撮像手段が撮像する景品収容部画像が表示されるので、プレーヤは景品収容部を外部から視認することができない状態でも動作部を停止させたい位置を定め、該位置に上記動作部を移動させるようにマウスを操作することが可能である。
このように、(4)の発明によれば、例えば上記景品収容部の可視状態と不可視状態とをプレーヤが任意に切り替えることができるようにすることにより、プレイの成否を他人に知られたくないプレーヤは、上記景品収容部を外部から視認することができない状態でプレイすることができるので、他人にプレイの成否を知られずにゲームをプレイすることが可能となる。また、上記動作部が景品に近づき把持等の動作を行うときに上記景品収容部を外部から視認することができない状態にすることにより、プレーヤは動作部が上記動作を行う様子を上記表示装置に表示される画像によってのみ知ることができる。これにより、例えば上記表示装置に表示される画像に加工処理を行うこと等によって、プレーヤに対し景品の獲得に対する期待感をより強く感じさせることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5) 少なくとも所定平面に沿って移動する際に平面移動信号を出力するマウスが接続され得るマウス用インターフェイスを有する操作端末と、景品が収容される景品収容部を有し、上記操作端末とネットワークを介して接続されるゲーム装置とを備えたゲームシステムであって、
上記ゲーム装置は、
上記マウスから上記マウス用インターフェイスを介して入力される上記平面移動信号に応じて生成される情報であり、且つ、上記景品収容部から離間した仮想平面内の所定位置を指定する情報である位置情報に基づいて、上記景品収容部に収容された景品に対して所定の動作を行うことが可能な動作部を、少なくとも上記仮想平面に沿って移動させる移動手段と、
上記仮想平面を挟んで上記景品収容部と対向するように固定配置され、上記仮想平面を介して景品収容部を撮像する撮像手段と、
少なくとも上記撮像手段の撮像により得られる景品収容部画像を、上記操作端末に送信する映像データ送信手段とを備え、
上記操作端末は、
上記ゲーム装置から送信された景品収容部画像に、上記位置情報が指定する所定位置を示すマウスポインタが重ね合わされた合成画像を表示する表示手段を備えたことを特徴とするゲームシステム。
(5)の発明によれば、上記操作端末に設けられたマウス用インターフェイスに接続されたマウスが操作されることにより、該マウスから平面移動信号が出力される。そして、上記マウスより出力された該平面移動信号に応じて生成される位置情報に基づき、上記ゲーム装置が備える移動手段は、クレーン等の動作部を移動させる。また、カメラ等の撮像手段は、景品収容部を例えば上部から撮像する。映像データ送信手段は、上記撮像手段が撮像した景品収容部画像を上記操作端末に送信する。上記操作端末が備える液晶パネル等の表示手段は、上記映像データ送信手段より送信された景品収容部画像とマウスポインタとが合成された合成画像を表示する。なお、景品収容部画像とマウスポインタとを合成して合成画像を生成する装置は、上記ゲーム装置と上記操作端末とのいずれに設けられていてもよい。上記マウスポインタは上述した位置情報が指示する位置に表示される。上記表示手段に表示される合成画像において上記マウスポインタが例えば景品収容部内のAという地点を表示している位置を指し示しているとき、上記移動手段は、上記動作部をAという位置に向かって移動させる。上記動作部が当該位置へ移動し、景品に対して所定の動作(上下移動や把持等)を行うことでプレーヤは当該景品を獲得することが可能である(プレーヤが獲得した景品は、例えばプレーヤが住所を操作端末に入力することにより、当該住所に郵送される)。
このように、(5)の発明によれば、表示手段に例えば景品収容部の上部から上記撮像手段が撮像する景品収容部画像が表示されるので、プレーヤは該景品収容部画像を見て、獲得したい景品や獲得しやすそうな景品等を探し、該景品を獲得するために上記動作部をどの位置に停止させるかを容易に決定することが可能となる。また、上記景品収容部画像にはマウスポインタが合成されて表示されている。プレーヤは上記マウスを操作することによって、上記動作部を停止させたい位置に上記マウスポインタを移動させて重ね合わせることにより、上記移動手段は上記位置に動作部を移動させる。したがって、プレーヤは目標とする位置に容易に動作部を停止させることが可能となる。さらに、プレーヤはゲーム装置とネットワークによって接続された操作端末によって動作部を操作することができるので、ゲーム装置から遠隔の場所でもゲームをプレイすることが可能となる。また、操作端末とゲーム装置との設置位置を分けることができるので、例えば、操作端末のみをゲームセンタ等の商業施設に設置するとともに、ゲーム装置については倉庫等に設置することも可能であり、商業施設のスペース確保が可能となる。
本発明によれば、目標位置を決定しやすく、且つ、定めた目標位置にクレーンを停止させやすいゲーム装置及びゲームシステムを提供することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るクレーンゲーム装置を模式的に示す斜視図である。
クレーンゲーム装置10は、基台20と景品収容部30とクレーン移動部31とコントロールボックス100とによって構成される。景品収容部30は、基台20の上部に設けられている。景品収容部30の底部には景品載置板38が設けられており、景品載置板38上には景品40を配置することが可能である。景品載置板38は略矩形を有する。また、景品載置板38には景品投入口22が設けられている。
景品収容部30の上部にはクレーン移動部31が設けられている。景品収容部30とクレーン移動部31との間には視認することが可能な境界が存在するものではない。本実施形態では、クレーン機構50がマウス112より出力される平面移動信号に応じて移動するときにクレーン機構50が備える把持部52が移動する仮想平面55(図示せず)より下部を景品収容部30とし、仮想平面55より上部をクレーン移動部31として説明することとする。また、把持部52は本発明における動作部に相当するものである。
景品収容部30及びクレーン移動部31は、仕切板32、34、35、36を備えている。仕切板32、34、35、36は、景品載置板38の縁部上に景品載置板38と垂直に配置されている。仕切板32と仕切板35とは平行に配置されている。また、仕切板34、36は仕切板32及び仕切板35と垂直に配置されている。即ち、仕切板32、34、35、36は、景品収容部30及びクレーン移動部31を四方向から囲むように配置されている。仕切板32、34、35、36の上部には、仕切板32、34、35、36の全てと辺を接して天井板37(図示せず)が配置されている。天井板37は景品載置板38と略同一の形を有する。即ち、景品載置板38と仕切板32、34、35、36と天井板37とによって、景品収容部30及びクレーン移動部31を覆う直方体が形成されていることになる。なお、図1においては、内部の構成を明確にするために、天井板37の記載を省略している。
仕切板32、34、35、36は、仕切板制御スイッチ310(図示せず)がオン−オフ動作を行うことにより、透明状態と不透明状態とが切り替えられる。仕切板32、34、35、36の透明状態と不透明状態とが切り替えられることにより、景品収容部30及びクレーン移動部31を視認することができる可視状態と景品収容部30及びクレーン移動部31を視認することができない不可視状態とが切り替えられる。仕切板32、34、35、36及び仕切板制御スイッチ310については後で図3を用いて詳述することにする。
クレーン移動部31にはクレーン機構50が設けられている。クレーン機構50は、2本の固定レール54を備える。固定レール54は、平行に配置されている仕切板32と仕切板35とのクレーン移動部31内部側の面に夫々固定されて配置されている。また、移動レール56は、固定レール54上を移動可能に設けられている。移動レール56は透明な部材で構成されている。そして、移動体62は移動レール56上を移動可能に設けられている。移動レール56が固定レール54上を移動し、さらに移動体62が移動レール56上を移動して、移動体62の下部に設けられた把持部52が所定の動作を行うことにより、把持部52は景品載置板38上に配置された景品40を把持することが可能である。把持部52が景品40を把持した状態で再び移動レール56が固定レール54上を移動し、さらに移動体62が移動レール56上を移動して、上述した景品投入口22の上部において把持部52が所定の動作を行うことにより、把持部52が把持していた景品40は、景品投入口22に投入される。
基台20の前面には、景品取出口24が設けられている。景品投入口22と景品取出口24とは、基台20の内部で連通している。上述したように景品40が景品投入口22に投入されると、投入された景品40は景品取出口24に排出される。
コントロールボックス100は基台20と隣接して設けられている。コントロールボックス100の上面には、コントロールパネル110が設けられている。コントロールパネル110は、本発明における操作部に相当するものである。コントロールパネル110には、マウス112、マウス用インターフェイス113、表示ディスプレイ116、マウスパッド117及びコイン投入口118が設けられている。表示ディスプレイ116は、本発明における表示手段に相当するものである。マウス112にはクリックボタン114が設けられている。コントロールパネル100については後で図5を用いて詳述することにする。
更に、コントロールボックス100の内部には、制御回路130(図示せず)が設けられている。制御回路130については後で図7を用いて詳述することにする。
天井板37の下面には、第1CCDカメラ82が設けられている。第1CCDカメラ82は、景品収容部30の画像を上部から撮像する。また、景品載置板38上には、第2CCDカメラ83が設けられている。第2CCDカメラ83は、クレーン機構50の画像を撮像する。第2CCDカメラ83は、制御回路130からの制御信号に応じて、画像を撮像する方向及び焦点を合わせる位置を自動的に調節する。第1CCDカメラ82及び第2CCDカメラ83が撮像した画像は表示ディスプレイ116に表示される。表示ディスプレイ116に表示される画像については、後で図6を用いて詳述することにする。第1CCDカメラ82は、本発明における撮像手段に相当するものである。また、第2CCDカメラ83は、本発明における第2撮像手段に相当するものである。
図2は、図1に示すクレーンゲーム装置を模式的に示す正面図である。
上述したように、移動レール56は固定レール54上を移動可能に設けられており、移動体62は移動レール56上を移動可能に設けられている。そして、移動レール56又は移動体62が移動するとき、クレーン機構50が有する把持部52は、二点鎖線で示す仮想平面55に沿って移動する。第1CCDカメラ82は、仮想平面55を挟んで景品収容部30と対向するように天井板37の下面に固定配置され、仮想平面55を介して景品収容部30の画像を撮像する。このように、第1CCDカメラ82が、仮想平面を挟んで景品収容部30と対向する位置(天井板37)に固定配置されているため、第1CCDカメラ82の視野(図示せず)には、把持部52と景品収容部38とが含まれることになる。図中、83は、第2CCDカメラを示す。
図3は、仕切板の断面構造を模式的に示す斜視図である。
仕切板32、34、35、36は、透明電動膜によって構成される表面層302、304と、これらの表面層に挟まれた液晶層306とによって構成される。なお、図3においては、表面層302、304と液晶層306とが互いに離隔しているように示したが、3つの層が互いに接触している構造であってもよい。また、図3は、構造を単純化して示したものであり、表面層302、304と液晶層306とは、透明のアクリル板やガラス板上に設けられていることとしてもよい。
上述した表面層302、304は、液晶層306に所定の電圧を印加すべく、電圧供給源308に仕切板制御スイッチ310を介して接続されている。仕切板制御スイッチ310は、制御回路130から出力される制御信号に応じてオン−オフ動作を行う。
また、液晶層306は、例えば、ネマティック液晶を分散させた透明な高分子フィルムによって構成される。仕切板制御スイッチ310がオフ状態となって、液晶層306に電圧が印加されていない状態においては、液晶の複屈折性により入射した光は直進することができず散乱されて、液晶層306は不透明な状態となる。一方、仕切板制御スイッチ310がオン状態となって、液晶層306に電圧が印加された状態においては、液晶分子は、電圧を印加した方向と略並行に配向され入射した光が直進することができ、液晶層306は透明な状態となる。
上述したように、液晶層306の状態を不透明な状態とすることにより、景品収容部30及びクレーン移動部31を視認することができない不可視状態にすることができるのである。また、液晶層306の状態を透明な状態とすることにより、景品収容部30及びクレーン移動部31を視認することができる可視状態に変化させることができるのである。
また、上述した実施例においては、仕切板32、34、35、36の全体が、表面層302、304と表面層に挟まれた液晶層306とによって構成される場合を示したが、本発明はこれに限定されない。本発明においては、仕切板32、34、35、36の一部のみが、表面層302、304と表面層に挟まれた液晶層306とによって構成されることとしてもよい。例えば、仕切板32の一部のみが表面層302、304と表面層に挟まれた液晶層306とによって構成され、プレーヤの視野に含まれ得る範囲(例えば、仕切板32)のみが、可視状態と不可視状態とに切り替えられるようにすることとしてもよい。
図4は、クレーン機構を模式的に示す斜視図である。
クレーン機構50は、クレーン移動部31の左右方向(X方向)に平行に横架された一対のI型状の固定レール54を有する。この固定レール54の下側には、固定レール54と直交するクレーン移動部31の前後方向(Y方向)に延在する移動レール56が設けられている。この移動レール56の上面の端部の各々には、断面がコ字状の懸架枠58が固着されている。懸架枠58の内側には、ローラ(図示せず)が回転自在に設けられており、移動レール56が固定レール54に対して滑らかに移動することができるようになっている。
一方、懸架枠58の側面には、左右方向駆動用モータ60が取り付けられている。モータ60のシャフト(図示せず)は、懸架枠58の内側に突出するように設けられており、シャフトの端部にはピニオン(図示せず)が設けられている。左右方向駆動用モータ60は変速サーボモータによって構成されており、移動手段としての制御回路130からの指令信号に応じた速度で駆動することが可能である。
固定レール54にはラック(図示せず)が長手方向に沿って固着されている。このラックとモータ60のシャフトのピニオンとは噛合するように構成されており、モータ60の駆動によりピニオンが回転することにより、移動レール56全体がラックに沿って左右方向(X方向)に移動する。
なお、固定レール54の端部に移動レール56の移動範囲を制限するリミットスイッチ(図示せず)を設けることとしてもよい。このようにすることにより、移動レール56が固定レール54の端部にまで移動してリミットスイッチがオンとなったときには、モータ60の駆動を停止させることができ、移動レール56が固定レール54から脱落することを防止することが可能となる。
移動レール56の内側には、移動体62が配設されている。この移動体62は、外側面に複数のローラ(図示せず)が回転自在に設けられており、移動体62が移動レール56の内側において滑らかに移動することができるようになっている。なお、図4は、移動体62の構造を明確に示すべく、移動レール56の中央部を切欠いて記している。
移動体62の内側には、前後方向駆動用モータ64及び上下方向駆動用モータ66が設けられている。前後方向駆動用モータ64は、その駆動シャフトが上方に向くように配置されており、駆動シャフトの先端にはピニオン68が取り付けられている。このピニオン68は、移動レール56の長手方向に沿って固着されたラック(図示せず)と噛合するように構成されている。前後方向駆動用モータ64の駆動によりピニオン68が回転すると、移動体62は、ラックに沿って前後方向(Y方向)に移動するのである。前後方向駆動用モータ64は変速サーボモータによって構成されており、移動手段としての制御回路130からの指令信号に応じた速度で駆動することが可能である。
なお、図4は、移動体62の内部の構造を明確に示すべく、移動体62の上面及び側面の一部を省略して記している。移動レール56及び移動体62は本発明における移動手段として機能するものである。
また、上下方向駆動用モータ66のシャフトの先端には、チェーン(図示せず)の巻取又は解放をするためのリール70が設けられている。移動体62の下面には、下方に伸縮自在に延在する伸縮パイプ72の上端部が固定されている。上述したチェーンは、伸縮パイプ72の内部に挿通され、チェーンの下端部は伸縮パイプ72の下端部に固着された把持部52に連結されている。チェーンを巻き取るように上下方向駆動用モータ66を駆動したときには、チェーンが巻き取られるに従って、伸縮パイプ72が縮み、把持部52は上方向に移動する。また、チェーンを解放するように上下方向駆動用モータ66を駆動したときには、チェーンが解放されるに従って、伸縮パイプ72が伸び、把持部52は下方向に移動する。
把持部52の内部には、2つの把持アーム78を開閉駆動するための把持アーム駆動用モータ88(図示せず)が備えられている。把持アーム駆動用モータ88は、制御回路130からの制御信号に応じて回動駆動される。把持アーム駆動用モータ88の回動動作により把持アーム78は開閉駆動される。
図5は、コントロールパネルの概略を模式的に示す正面図である。
コントロールパネル110の中央部には、マウス112及びマウスパッド117が設けられている。マウス112は、マウスパッド117上を平面移動されることにより、平面移動信号を制御回路130に対して出力する。また、マウス112に設けられたクリックボタン114がクリックされることにより、クリック信号を制御回路130に対して出力する。マウス112は、コントロールボックス110の内部でマウス用インターフェイス(図示せず)に接続されている。マウスパッド117上の平面は、本発明における所定平面に相当する。
また、マウス112の近傍にはマウス用インターフェイス113が設けられている。プレーヤは、マウス112を用いてゲームをプレイする代わりに、自身が所有するマウス(図示せず)を持参し、マウス用インターフェイス113に接続することにより、上記自身が所有するマウスを用いてゲームをプレイすることが可能である。マウス用インターフェイス113にマウスが接続されているときには、マウス112は平面移動信号及びクリック信号を出力せず、マウス用インターフェイス113に接続されたマウスが、操作に応じて平面移動信号及びクリック信号を出力する。このような構成をとることにより、プレーヤは自分が使い慣れたマウスを用いてゲームをプレイすることが可能となり、プレーヤにとって操作性が向上し得る。
なお、上述したように平面移動信号及びクリック信号は、マウス用インターフェイス113にマウスが接続されていないときにはマウス112から出力され、マウス用インターフェイス113にマウスが接続されているときには該マウスから出力されるが、以下の説明においては、マウス用インターフェイス113にマウスが接続されておらず、マウス112から平面移動信号及びクリック信号が出力されるものとして説明を行う場合がある。
また、コントロールパネル110の右側には、コイン投入口118が設けられている。コイン投入口118の内部の近傍には、コイン投入検出センサ120(図示せず)が設けられている。コイン投入検出センサ120は、コイン投入口118にコインが投入されると、コインが投入されたことを示す信号を制御回路130に対して出力する。
コントロールパネル110の左側には、表示装置としての表示ディスプレイ116が設けられている。この表示ディスプレイ116は、液晶ディスプレイパネルやブラウン管等の表示用部材によって構成され、上述した第1CCDカメラ82又は第2CCDカメラ83が撮像した画像を表示する。
図6は、図5に示した表示ディスプレイに表示される画面の一例を模式的に示す図である。
第1CCDカメラ82は上述した仮想平面55を介して景品収容部30を上部から撮像する。表示ディスプレイ116は、第1CCDカメラ82が撮像した景品収容部画像とマウスポインタ125とを合成した合成画像を表示する。図6に示す合成画像には、景品載置板38を示す画像38′(以下、景品載置板38′という。上記合成画像内の他の構成についても同様とする。)が表示され、景品載置板38′には景品40′が載置されている。景品40′が複数配置された上記合成画像の左下部には景品投入口22′が表示されている。また、上記合成画像には移動レール56′及び移動体62′も表示されている。なお、移動レール56′は透明な部材で構成されている。
そして、上記合成画像にはマウスポインタ125が表示されている。マウスポインタ125は、ゲーム開始時には景品投入口22′と重なり合う位置に表示されているが、マウス112より平面移動信号が出力されると、該平面移動信号に応じてマウスポインタ125の表示位置が変化する。そして、クレーン機構50は、マウスポインタ125によって表される上記位置情報が示す位置に向かって移動体62が移動するように、左右方向駆動用モータ60と前後方向駆動用モータ64とを駆動することによって、移動レール56と移動体62とを移動させる。即ち、プレーヤはマウス112を操作し、自分が獲得したい景品40を示す上記合成画像内の景品40′の位置にマウスポインタ125を重ね合わせることによって、把持部52を景品40の直上に移動させることが可能である。把持部52が景品40の直上で停止し、下方に移動して景品40を獲得する動作を行うことにより、把持部52は景品載置板38上に配置された景品40を把持することが可能である。把持部52が把持した景品40を景品投入口22に投入することにより、プレーヤは景品取出口24(図示せず)から排出された景品40を獲得することが可能となる。
上述したように、表示ディスプレイ116には景品収容部30を上部から撮像した景品収容部画像とマウスポインタ125とが合成された合成画像が表示されるので、プレーヤは景品収容部30を二次元的に視認することが可能となる。このため、プレーヤは把持部52を停止させる位置を容易に決定することが可能である。また、プレーヤはマウス112を操作することによって、容易に自分が欲する景品40の直上に把持部52を移動させることが可能である。
なお、把持部52が上下方向に移動しているとき及び景品40を獲得する動作を行っているときには、表示ディスプレイ116には第2CCDカメラ83が撮像する画像が表示される。第2CCDカメラ83は、把持部52が上下方向に移動し景品40を獲得する動作を行う様子を撮像する。上述した画像が表示ディスプレイ116に表示されることにより、プレーヤは、把持部52が景品40を獲得しようとする様子を表示ディスプレイ116で見ることが可能となり、プレーヤに対し景品40獲得に対する期待感をより強く感じさせることが可能となる。また、第2CCDカメラ83が撮像する画像が表示ディスプレイ116に表示されているときには、仕切板制御スイッチ310はオフ状態となり、仕切板32、34、35、36は不透明な状態に切り替えられる。このようにすることにより、プレーヤは把持部52が景品40を獲得しようとする様子を自分一人だけで見ることができるので、ゲームの成否を他人に知られたくないプレーヤのプレイ意欲を向上させることが可能となる。
図7は、コントロールボックスの制御回路の内部構成を示すブロック図である。
コントロールボックス100の内部には、制御回路130が設けられている。この制御回路130は、CPU131、ROM132、RAM133及びタイマ134を備える。さらに制御回路130は、図示しないが、インターフェイス回路やデータ信号又はアドレス信号を入出力するための入出力バスを備える。
ROM132は、制御用のプログラムを記憶する。RAM133は、該制御用のプログラムが実行されたときに用いられる変数等の値を記憶する。また、RAM133は、マウス122より供給される平面移動信号に応じて生成される位置情報や把持部52が所在する位置を示す動作部位置情報を記憶する。位置情報及び動作部位置情報は、左右方向及び前後方向の座標によって表される。タイマ134は、マウス112又はマウス用インターフェイス113に接続されたマウスより平面移動信号の入力が開始されたとき、その時点からの経過時間を計測する。
制御回路130には、コイン投入検出センサ120、マウス112、マウス用インターフェイス113、第1CCDカメラ82及び第2CCDカメラ83が接続されている。さらに、図示しないがこの他に、クレーン機構50を的確に制御するための位置センサやリミットスイッチ等の各種センサも接続されている。
コイン投入検出センサ120は、コインがコイン投入口118に投入されると、コインが投入されたことを検出し、その検出信号を制御回路130に供給する。マウス112は、マウスパッド117上を平面移動されることにより、平面移動信号を制御回路130に対して出力する。また、マウス112に設けられたクリックボタン114がクリックされることにより、マウス112はクリック信号を制御回路130に対して出力する。マウス用インターフェイス113にマウスが接続されているときに、マウス用インターフェイス113に接続されたマウスはマウス112と同様に、操作に応じて平面移動信号及びクリック信号を出力する。第1CCDカメラ82及び第2CCDカメラ83は、撮像した画像のデータを制御回路130に供給する。
また、制御回路130には、前後方向駆動用モータ64、左右方向駆動用モータ60、上下方向駆動用モータ66、把持アーム駆動用モータ88、仕切板制御スイッチ310、及び、表示ディスプレイ116が接続されている。
制御回路130は、マウス112又はマウス用インターフェイス113に接続されたマウスより出力された平面移動信号に基づき、位置情報を生成する。そして、生成された位置情報に応じて、前後方向駆動用モータ64、左右方向駆動用モータ60、上下方向駆動用モータ66又は把持アーム駆動用モータ88を駆動するための駆動信号を、夫々対応する前後方向駆動用モータ64、左右方向駆動用モータ60、上下方向駆動用モータ66又は把持アーム駆動用モータ88に発する。
また、制御回路130は、第1CCDカメラ82又は第2CCDカメラ83より受信したデータが示す画像を、表示ディスプレイ116に表示させる。制御回路130は、把持部52が上下方向に移動しているとき及び景品40を獲得する動作を行っているときには第2CCDカメラ83より受信した画像データが示す画像を表示ディスプレイ116に表示させ、その他の時には第1CCDカメラ82より受信した画像データが示す画像を表示ディスプレイ116に表示させる。第1CCDカメラ82より受信した画像データが示す画像は、景品収容部30を上部より撮像した景品収容部画像である。制御回路130は、表示ディスプレイ116に景品収容部画像を表示させるときに、該景品収容部画像にマウスポインタ125の画像を合成して表示させる。制御回路130はマウスポインタ125を、上記位置情報が示す位置に表示する。即ち、マウスポインタ125は、上記位置情報が示す位置を表す。
即ち、操作者がマウス112を操作して表示ディスプレイ116に表示されるマウスポインタ125の表示位置を変化させると、制御回路130は位置情報を更新する。そして制御回路130は該位置情報が示す仮想平面上の位置に把持部52を移動させ、景品40を把持しようとする動作を把持部52にさせる。このようにすることにより、プレーヤはマウスを操作することによって把持部52を任意の位置に移動させ、景品40を把持しようとする動作を行わせることが可能となる。
仕切板制御スイッチ310は、可視状態切替手段としての制御回路130から出力される制御信号に応じてオン−オフ動作を行う。仕切板制御スイッチ310のオン−オフ動作により、仕切板32、34、35、36が備える液晶層306に対する電圧の印加の有無が切り替えられる。このようにすることにより、仕切板32、34、35、36の透明状態と不透明状態とが切り替えられ、景品収容部30及びクレーン移動部31の可視状態又は不可視状態を設定することができる。制御回路130は、第2CCDカメラ83が撮像する画像を表示ディスプレイ116に表示しているときに、仕切板制御スイッチ310をオフ状態にする。このようにすることにより、仕切板32、34、35、36は不透明な状態に切り替えられる。
上述したように、把持部52が上下方向に移動しているとき及び景品40を獲得する動作を行っているときには、制御回路130は表示ディスプレイ116に第2CCDカメラ83が撮像する画像を表示する。第2CCDカメラ83は、把持部52が上下方向に移動し景品40を獲得する動作を行う様子を撮像する。上述した画像が表示ディスプレイ116に表示されることにより、プレーヤは、把持部52が景品40を獲得しようとする様子を表示ディスプレイ116で見ることが可能となり、プレーヤに対し景品40獲得に対する期待感をより強く感じさせることが可能となる。また、上述したように第2CCDカメラ83が撮像する画像が表示ディスプレイ116に表示されているときには、仕切板制御スイッチ310はオフ状態となり、仕切板32、34、35、36は透明な状態に切り替えられる。このようにすることにより、プレーヤは把持部52が景品40を獲得しようとする様子を自分一人だけで見ることができるので、ゲームの成否を他人に知られたくないプレーヤのプレイ意欲を向上させることが可能となる。
図8は、操作実行処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
操作実行処理は、コイン投入検出センサ120より検出信号が制御回路130に対して出力されると実行される。該検出信号は、コイン投入口118にコインが投入されたときに出力される信号である。
先ず制御回路130は、表示ディスプレイ116に合成画像を表示させる(ステップS101)。合成画像は、上述したように、第1CCDカメラ82が仮想平面55を介して景品収容部30を撮像した景品収容部画像に、上記位置情報が示す位置を表すマウスポインタ125の画像を合成した画像である。
次に制御回路130は、RAM133に記憶された位置情報と動作部位置情報とを初期化する(ステップS102)。この処理により、毎回ゲーム開始時には位置情報が示す位置を表すマウスポインタ125は同じ位置に表示されることとなる。RAM133は、本発明における位置情報記憶手段として機能するものである。また、把持部52はゲームが実行されていないときには常に所定の位置(例えば、景品投入口の直上)に配置される。動作部位置情報は、初期化されることにより、把持部52が配置される上記所定の位置を示すこととなる。
次に制御装置130は、マウス112より出力される平面移動信号を検出したか否かを判断する(ステップS111)。ステップS111においてマウスからの平面移動信号を検出していない場合(ステップS111:NO)、処理をステップS116に進める。一方、平面移動信号を検出した場合(ステップS111:YES)、制御装置130はタイマ134が現在起動中であるか否かを判断する(ステップS112)。タイマ134が起動中でない場合(ステップS112:NO)、制御装置130はタイマ134を起動する(ステップS113)。タイマ134が起動中であった場合(ステップS112:YES)及びステップS113の処理を終えた後、処理をステップS114に移す。
上述した処理によって、タイマ134はマウス112から平面移動信号の供給を受けたとき、その時点からの経過時間を計測することとなる。
ステップS114において、制御装置130は、マウス112より供給を受けた平面移動信号に応じて、位置情報を更新する。即ち、マウス112が移動した距離や方向に応じて、位置情報が示す位置が変更されることとなる。ステップS114の処理の後、制御装置130は、表示ディスプレイ116に表示されている合成画像におけるマウスポインタ125の表示位置を更新する(ステップS115)。即ち、ステップS114において更新された位置情報に基づき、該位置情報が示す位置をマウスポインタ125が表すようにマウスポインタ125の表示位置が変更される。
ステップS114及びステップS115の処理により、プレーヤによるマウス122の操作に応じてRAM133に記憶された位置情報が更新され、それにあわせて表示ディスプレイ116に表示されているマウスポインタ125が移動することとなる。ステップS115の処理を終えた後、処理をステップS116に移す。
ステップS116において、制御装置130は、位置情報と動作部位置情報との座標が一致しているか否かを判断する。位置情報と動作部位置情報との座標が一致していない場合(ステップS116:NO)、制御装置130は動作部移動処理を実行する(ステップS117)。動作部移動処理については、後で図9を用いて詳述することにする。位置情報と動作部位置情報との座標が一致している場合(ステップS116:YES)又はステップS117の処理を終えた後、処理をステップS121に移す。
ステップS121において、制御装置130は、マウス112より出力されるクリック信号を検出したか否かを判断する。クリック信号は、上述したように、マウス112に備えられたクリックボタン114がクリックされたときにマウス112より出力される信号である。プレーヤは、マウスポインタ125を移動させて獲得しようとする景品40の所在位置に重ねあわせ、クレーン機構50が備える把持部52を停止させようとする位置を決定するときに、クリックボタン114をクリックする。クリック信号を検出していない場合(ステップS121:NO)、制御装置130は、タイマ134が所定の時間を計測したか否かを判断する(ステップS122)。タイマ134が所定の時間を計測していない場合(ステップS122:NO)、処理をステップS111に戻す。一方、クリック信号を検出した場合(ステップS121:YES)及びタイマ134が所定の時間を計測した場合(ステップS122:YES)、タイマ134による計時を停止させ(ステップS123)、処理をステップS131に移す。
即ち、マウス112が備えるクリックボタン114がクリックされるか、又は、タイマ134が所定の時間を計測するまで、ステップS111からステップS117までの処理が繰り返し実行されることとなる。
ステップS131において、制御装置130は、位置情報と動作部位置情報との座標が一致しているか否かを判断する。位置情報と動作部位置情報との座標が一致していない場合(ステップS131:NO)、制御装置130は動作部移動処理を実行する(ステップS132)。動作部移動処理については、後で図9を用いて詳述することにする。ステップS132の処理を終えた後、処理をステップS131に戻す。位置情報と動作部位置情報との座標が一致している場合(ステップS131:YES)、制御装置130は景品獲得動作処理を実行する(ステップS133)。景品獲得動作処理については、後で図11を用いて詳述することにする。ステップS133の処理を終えた後、本サブルーチンを終了する。
図9は、動作部移動処理のサブルーチンを示すフローチャートである。動作部移動処理は、図8に示した操作実行処理のステップS117又はステップS132において呼び出されて実行される処理である。
また、図10は図9に示す動作部移動処理を説明するための図である。以下の説明において、図10を用いながら動作部移動処理を説明することにする。
先ず制御装置130は、動作部(把持部52)の移動する方向を決定する(ステップS301)。制御装置130は、RAM133に記憶された位置情報と動作部位置情報との座標を比較し、把持部52の所在位置を示す動作部位置情報が上記位置情報と一致するように、把持部52を移動させる方向を決定する。
図10において、点401は動作部位置情報が示す位置を表す。また、点402は位置情報が示す位置を表す。把持部52は、位置情報が示す位置に向かって移動を行うので、二点鎖線411が示す方向に移動することとなる。
図中では、動作部位置情報が(X,Y)という座標で表され(Xは左右方向の位置を示す座標であり、Yは前後方向の位置を示す座標である。以下同様)、位置情報が(X,Y)という座標で表される場合を示している。この場合、把持部52は、左右方向の移動量:前後方向の移動量がX−X:Y−Yとなる方向に移動することとなる。
次に制御装置130は、単位時間経過後の動作部(把持部52)の移動位置を決定する(ステップS302)。単位時間とは、動作部移動処理が1回実行される間に経過する時間をいう。把持部52の移動速度は、所定値(単位時間あたりの移動距離がlとなる速度)に設定されている。例えば単位時間をtとすると、把持部52は移動する方向に係らず、水平方向に移動するときには常に秒速l/tで移動する。把持部52の単位時間経過後の所在位置は、現在所在する位置との距離がl/tとなる地点である。
したがって、単位時間(t)経過後の把持部52の移動位置は、二点鎖線411上にあり、且つ、動作部位置情報が示す位置を表す点401との距離がlである点403となる。即ち、点403の座標(A,B)は、以下のように求められる。
(i)動作部位置情報が示す位置と位置情報が示す位置との距離mを求める。
Figure 2007282677
(ii)点403の座標(A,B)の値を求める。
A=X+(X−X)×l/m
B=Y+(Y−Y)×l/m
次に制御装置130は、動作部位置情報が示す位置を表す点401の座標(X,Y)とステップS202で求めた単位時間経過後の動作部の移動位置を表す点403の座標(A,B)とに基づき、単位時間における前後方向及び左右方向の移動量を決定する(ステップS303)。左右方向の移動量xの値は(A−X)となり、前後方向の移動量yの値は(B−Y)となる。即ち、点401から左右方向にx移動した位置を示す点404の座標は(A,Y)となり、点401から前後方向にy移動した位置を示す点405の座標は(B,X)となる。
次に制御装置130は、ステップS303で決定した単位時間における前後方向及び左右方向の移動量に応じて、前後方向駆動用モータ64と左右方向駆動用モータ60とを駆動する(ステップS304)。即ち、単位時間当たりの左右方向の移動量がxとなるような速度で左右方向駆動用モータ60を駆動し、同時に、単位時間当たりの前後方向の移動量がyとなるような速度で前後方向駆動用モータ60を駆動する。
ただし、l>mである場合には、位置情報が示す位置を表す点402が点401と点403との間に位置することになる。このような場合、把持部52が点402の位置に到達した時点で、制御装置130は前後方向駆動用モータ64と左右方向駆動用モータ60との駆動を停止する。上記のような制御を行わないと、把持部52が本来の目的地である位置情報が示す位置(点402)を通過して点403に向かって移動してしまうからである。
次に、制御装置130は、移動後の把持部52の位置に応じて、RAM133に記憶された動作部位置情報を更新する(ステップS305)。ステップS305の処理を終えた後、本サブルーチンを終了する。
上述した動作部移動処理が実行されることにより、把持部52は、該動作部移動処理が実行される前の時点での位置情報が示す位置に向かって、予め定められた速度で一直線に移動することとなる。上記動作部移動処理が繰り返し実行される場合、制御装置130は、該動作部移動処理を実行するごとに、その時点での位置情報が示す位置に向かって把持部52が移動するように、移動方向、移動位置並びに前後方向及び左右方向の移動量を決定する。即ち、前回動作部移動処理が実行されたときと比較して位置情報が変更されていない場合には、把持部52は前回と同方向に移動することとなる。一方、前回動作部移動処理が実行されたときと比較して位置情報が変更されている場合には、把持部52は変更された後の位置情報が示す位置に向かって移動することとなるので、前回と同方向に移動するとは限らない。
図11は、景品獲得動作処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
景品獲得動作処理は、図8に示した操作実行処理のステップS133において呼び出されて実行される処理である。
先ず制御装置130は、仕切板制御スイッチ310をオフ状態とし、液晶層306への電圧印加を停止する(ステップS201)。液晶層306に電圧が印加されていない状態においては、液晶の複屈折性により入射した光は直進することができず散乱されて、液晶層306は不透明な状態となる。なお、上述した操作実行処理や動作部移動処理が実行されているときには、仕切板制御スイッチ310はオン状態となっており、液晶層306に電圧が印加される。液晶層306に電圧が印加されることにより、液晶分子が電圧を印加した方向と略並行に配向され、入射した光が直進することが可能となるので、液晶層306は透明な状態となる。
次に制御装置130は、動作部位置情報に基づき、第2CCDカメラ83が動作部位置情報が示す位置に所在する把持部52を撮像するように、第2CCDカメラ83が撮影を行う方向と焦点を合わせる位置とを設定する(ステップS202)。そして制御装置130は、第2CCDカメラ83が撮影する把持部52の画像を表示ディスプレイ116に表示する(ステップS203)。なお上述したように、上述した操作実行処理や動作部移動処理が実行されているときには、制御装置130は、第1CCDカメラ82が撮影する景品収容部画像とマウスポインタ125の画像とを合成した合成画像を表示ディスプレイ116に表示する。
次に制御装置130は、上下方向駆動用モータ66を駆動し、把持部52を下方に移動させる(ステップS204)。そして制御装置130は、把持部52が最下位置まで到達したか否かを判断する(ステップS205)。最下位置とは、上述した伸縮パイプ72の内部に設けられたチェーン(図示せず)が全て解放され、伸縮パイプ72が最大限に伸びた状態での把持部52の所在位置をいう。把持部52が最下位置まで到達した場合(ステップS205:YES)、処理をステップS206に移す。一方、把持部52が最下位置まで到達していない場合(ステップS205:NO)、処理をステップS204に戻す。即ち、制御装置130は、把持部52が最下位置に到達するまで上下方向駆動用モータ66を駆動し続けることとなる。
ステップS206において、制御装置130は、把持アーム駆動用モータ88を駆動する。制御装置130は、把持アーム駆動用モータ88を駆動することにより、2つの把持アーム78を開状態から閉状態へと変化させる。2つの把持アーム78が閉状態となることにより、把持アーム78が景品40を把持することができる場合がある。
ステップS206の処理を終了後、制御装置130は、上下方向駆動用モータ66を駆動し、把持部52を仮想平面55の高さまで上昇させる(ステップS207)。そして、前後方向駆動用モータ64を駆動し(ステップS208)、次に左右方向駆動用モータ60を駆動し(ステップS209)、把持部52を景品投入口22の直上の位置に移動させる。なお、前後方向駆動用モータ64の駆動と左右方向駆動用モータ60の駆動とは同時に行うこととしてもよい。そして、制御装置130は、把持アーム駆動用モータ88を駆動し、2つの把持アーム78を閉状態から開状態へと変化させる(ステップS210)。ステップS206の処理において把持アーム78が景品40を把持していた場合、把持アーム78が開状態となることによって、景品40が景品投入口22へと投下される。これにより、景品40は景品投入口22と基台20の内部で連通した景品取出口24に排出され、プレーヤは景品40を獲得することができる。
以上、本実施形態に係るクレーンゲーム装置10によれば、景品収容部30を上部から撮像した景品収容部画像を表示ディスプレイ116に表示させることにより、プレーヤが目標位置を容易に決定することが可能となる。また、マウス112を操作し、表示ディスプレイ116に表示されるマウスポインタ125を操作し、獲得しようとする景品40と重ね合わることにより、定めた目標位置に容易にクレーンを停止させることが可能となる。
以上、本発明に係るゲーム装置の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。上述した実施形態においては、マウス112が備えるクリックボタン114がクリックされたとき及びタイマ134が所定の時間を計測したときに、該時点での位置情報が示す位置に把持部52が移動し、把持部52が該位置に到着した後に図11に示す景品獲得動作処理が実行されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明においては、マウス112が備えるクリックボタン114がクリックされたとき及びタイマ134が所定の時間を計測した時点で、位置情報に係らず景品獲得動作処理が実行されることとしてもよい。このような構成を採用することにより、必ずしもプレーヤがマウス112で指定した位置で把持部52に所定の動作を行わせることができるとは限らなくなる。これにより、プレーヤがいかに上記動作部を停止させたい位置に誘導するかといった上述した実施形態とは異なるゲーム性を備えることが可能となる。
また、上述した実施形態においては、所定の単位時間ごとに位置情報と動作部位置情報とを比較し、把持部52がその時点での位置情報が示す地点に向かって直線移動する動作を繰り返す場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明においては、マウス112の移動経路を示す情報をRAM133に記憶し、把持部52が該移動経路をそのままなぞるように移動することとしてもよい。
また、本発明においては、ゲーム装置と操作端末とがネットワークを介して接続されており、操作端末より出力される平面移動信号に応じてゲーム装置に備えられた動作部が動作を行うこととしてもよい。
図12は、本発明の一実施形態に係るゲームシステムの全体構成を示す概略図である。
ゲームシステム500は、クレーンゲーム装置510とパーソナルコンピュータ501、502とゲーム操作端末503、504とを備えている。クレーンゲーム装置510とパーソナルコンピュータ501、502とゲーム操作端末503、504とは、回線511を介してインターネット512に接続し、相互にデータの送受信を行うことが可能である。クレーンゲーム装置510は、本発明におけるゲーム装置に相当するものである。また、パーソナルコンピュータ501、502及びゲーム操作端末503、504は、本発明における操作端末に相当するものである。
クレーンゲーム装置510は、撮像手段としてのCCDカメラ(図示せず)を備える。クレーンゲーム装置510が備える送信手段としての制御回路(図示せず)は、該CCDカメラが景品収容部(図示せず)を撮像した景品収容部画像をパーソナルコンピュータ501、502又はゲーム操作端末503、504に送信する。パーソナルコンピュータ501、502及びゲーム操作端末503、504は、表示ディスプレイ516を備える。表示ディスプレイ516には、クレーンゲーム装置510より受信した景品収容部画像とマウスポインタ(図示せず)とが合成された合成画像が表示される。
パーソナルコンピュータ501又はゲーム操作端末503は、夫々が備えるマウス506が操作されることにより、平面移動信号を出力し、クレーンゲーム装置510に送信する。パーソナルコンピュータ502はマウスを備えていないが、タッチパッド507が操作されることにより、パーソナルコンピュータ501においてマウスが操作されるときと同様に、平面移動信号を出力する。また、ゲーム操作端末504もマウスを備えていないが、タッチパネル508が操作されることにより、ゲーム操作端末503においてマウスが操作されるときと同様に、平面移動信号を出力する。
クレーンゲーム装置510が備える移動手段としての制御回路は、パーソナルコンピュータ501、502又はゲーム操作端末503、504より出力された平面移動信号に基づき、把持部(図示せず)を移動させる。そして、把持部に所定の動作を行わせることにより、把持部が景品収容部に配置された景品(図示せず)を把持する場合がある。
なお、クレーンゲーム装置510は、図1に示したクレーンゲーム装置10からコントロールボックス100が取り除かれたものが4つ、格子状に並べられて配されたものである。即ち、最大4人のプレーヤが、同時にゲームをプレイすることが可能である。
以上、上述した実施形態に係るゲームシステム500によれば、プレーヤはゲーム装置510とインターネット512によって接続された操作端末(パーソナルコンピュータ501、502又はゲーム操作端末503、504)によってゲーム装置510が備える動作部を操作することができるので、ゲーム装置510から遠隔の場所でもゲームをプレイすることが可能となる。また、操作端末とゲーム装置510との設置位置を分けることができるので、例えば、操作端末のみをゲームセンタ等の商業施設に設置するとともに、ゲーム装置510については倉庫等に設置することも可能であり、商業施設のスペース確保が可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各手段等の具体的構成は、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係るクレーンゲーム装置を模式的に示す斜視図である。 図1に示すクレーンゲーム装置を模式的に示す正面図である。 仕切板の断面構造を模式的に示す斜視図である。 クレーン機構を模式的に示す斜視図である。 コントロールパネルの概略を模式的に示す正面図である。 図5に示した表示ディスプレイに表示される画面の一例を模式的に示す図である。 コントロールボックスの制御回路の内部構成を示すブロック図である。 操作実行処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 動作部移動処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図9に示す動作部移動処理を説明するための図である。 景品獲得動作処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るゲームシステムの全体構成を示す概略図である。
符号の説明
10 クレーンゲーム装置
20 基台
22 景品投入口
24 景品取出口
30 景品収容部
31 クレーン移動部
32、34、35、36 仕切板
37 天井板
38 景品載置板
40 景品
50 クレーン機構
52 把持部
54 固定レール
56 移動レール
60 左右方向駆動用モータ
62 移動体
64 前後方向駆動用モータ
66 上下方向駆動用モータ
72 伸縮パイプ
76 把持駆動本体
78 把持アーム
82 第1CCDカメラ
83 第2CCDカメラ
88 把持アーム駆動用モータ
100 コントロールボックス
110 コントロールパネル
112 マウス
113 マウス用インターフェイス
114 クリックボタン
116 表示ディスプレイ
130 制御回路
310 仕切板制御スイッチ
500 ゲームシステム

Claims (5)

  1. 景品が収容される景品収容部と、
    少なくとも所定平面に沿って移動する際に平面移動信号を出力するマウスが接続され得るマウス用インターフェイスと、
    前記マウスから前記マウス用インターフェイスを介して入力される前記平面移動信号に応じて、前記景品収容部から離間した仮想平面内の所定位置を指定する位置情報を生成する位置情報生成手段と、
    前記位置情報生成手段により生成された位置情報に基づいて、前記景品収容部に収容された景品に対して所定の動作を行うことが可能な動作部を、少なくとも前記仮想平面に沿って移動させる移動手段と、
    前記仮想平面を挟んで前記景品収容部と対向するように固定配置され、前記仮想平面を介して景品収容部を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段の撮像により得られる景品収容部画像に、前記所定位置を示すマウスポインタが重ね合わされた合成画像を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とするゲーム装置。
  2. 前記マウスが移動する前記所定平面を有する操作部と、
    前記操作部から前記景品収容部に向かう方向とは異なる方向から、前記仮想平面と略平行に、前記景品収容部に収容された景品に対して行われる前記動作部の動作を撮像する第2撮像手段とを備え、
    前記表示手段は、前記動作部が前記景品収容部に収容された景品に対して所定の動作を行うときには、前記第2撮像手段の撮像により得られる画像を表示することを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
  3. 前記マウスからの前記マウス用インターフェイスを介した前記平面移動信号の入力が開始されたとき、その時点からの経過時間を計測するタイマと、
    前記タイマにより計測される経過時間が所定時間に達した時点の前記位置情報を記憶する位置情報記憶手段とを備え、
    前記移動手段は、前記タイマにより計測される経過時間が所定時間に達した後には、前記位置情報記憶手段に記憶された前記位置情報が示す位置に前記動作部を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のゲーム装置。
  4. 前記景品収容部を、外部から視認することができる可視状態と視認することができない不可視状態とに切り替えることができる可視状態切替手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載のゲーム装置。
  5. 少なくとも所定平面に沿って移動する際に平面移動信号を出力するマウスが接続され得るマウス用インターフェイスを有する操作端末と、景品が収容される景品収容部を有し、前記操作端末とネットワークを介して接続されるゲーム装置とを備えたゲームシステムであって、
    前記ゲーム装置は、
    前記マウスから前記マウス用インターフェイスを介して入力される前記平面移動信号に応じて生成される情報であり、且つ、前記景品収容部から離間した仮想平面内の所定位置を指定する情報である位置情報に基づいて、前記景品収容部に収容された景品に対して所定の動作を行うことが可能な動作部を、少なくとも前記仮想平面に沿って移動させる移動手段と、
    前記仮想平面を挟んで前記景品収容部と対向するように固定配置され、前記仮想平面を介して景品収容部を撮像する撮像手段と、
    少なくとも前記撮像手段の撮像により得られる景品収容部画像を、前記操作端末に送信する映像データ送信手段とを備え、
    前記操作端末は、
    前記ゲーム装置から送信された景品収容部画像に、前記位置情報が指定する所定位置を示すマウスポインタが重ね合わされた合成画像を表示する表示手段を備えたことを特徴とするゲームシステム。
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