JP2007281971A - 通信制御方法、通信制御装置、及び通信制御プログラム - Google Patents

通信制御方法、通信制御装置、及び通信制御プログラム Download PDF

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誠 小林
Takeshi Toyama
猛 外山
Hiroyasu Ito
博康 伊藤
Kyohei Inukai
恭平 犬飼
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Abstract

【課題】制御権獲得した状態にて、新たに変更された通信経路で通信再開できない場合、他の機器から制御できない状態を防ぐ。
【解決手段】通信経路の切り替え時、一時停止してから再開されるまでの時間が予め定められた時間を超えた時点で、制御権の予約されている周辺装置の開放を代わりに行う。
【選択図】図16

Description

本発明は、周辺装置をネットワークに収容し、ネットワーク上の端末装置とデータ通信するための通信制御方法、通信制御装置、及び通信制御プログラムに関する。
従来、デジタルビデオカメラ等で撮影された画像データをネットワーク上の他の端末装置に表示するには、デジタルビデオカメラをIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)で規格化されたIEEE1394ケーブルにてパーソナルコンピュータに接続する。
パーソナルコンピュータが画像データを中継、及びIEEE1394とネットワーク間のプロトコル変換を行うことにより、パーソナルコンピュータが通信可能なネットワーク上の他の端末装置に撮影された画像データを表示する技術が一般的であった(例えば特許文献1を参照)。
さらに、上記においてはパーソナルコンピュータの代わりとして、専用で低価格の通信アダプタが製品として普及してきている。
上記使用方法におけるネットワーク側においては、特に家庭のネットワークにおいては、配線の都合上、イーサネット(登録商標)ケーブル、即ち有線LAN(Local Area Network)よりも、無線LAN、即ち無線による通信が普及してきている。
これら無線通信においては、相互に無線通信可能な範囲に存在する無線端末同士が直接通信を行うアドホックネットワークと、アクセスポイントを介して有線ネットワークにアクセス可能なベースネットワークとが存在する(例えば特許文献2を参照)。
ベースネットワークにおいては、無線端末同士が直接無線通信可能な範囲に存在しない場合、アクセスポイントが無線パケットの中継を行うことにより、直接の通信よりもより広範囲の通信が可能となる。例えば図1においては、携帯可能な表示端末104からの指示に従って、デジタルビデオカメラ101にて撮影された画像データがIEEE1394ケーブル102で接続される通信アダプタ103を中継し、表示端末104で表示される一例を示している。
図10(a)は、通信アダプタ103と表示端末104間の距離が近く、互いの通信を邪魔するようなものが近くになく、良好な無線通信が確保できる場合、通信アダプタ103と表示端末104が直接無線通信を行っていることを示している。また、図10(b)は、表示端末104と直接通信アダプタ103間の距離が離れている場合や、互いの通信を邪魔するようなものが近くにある場合がある。この場合に直接通信を行うには良好な無線通信の確保が困難な場合があり、表示端末104と通信アダプタ103の間のアクセスポイント105を中継局として通信を行っていることを示している。即ち、通信アダプタ103の近くで表示端末104を使用している場合は図10(a)の通りであり、離れた場合は図10(b)のように通信経路が切り替わる。
また、デジタルビデオカメラ側においては、デジタルビデオカメラとの接続に、IEEE1394ケーブルだけではなく、USBケーブル、或いはブルートゥース(登録商標)(Bluetooth)等の無線通信方式による接続方式が採用されはじめている。ただし、今尚IEEE1394ケーブルによる接続が多くを占めている。
これらIEEE1394のようなシリアル通信においては、IEEE1394シリアルバス上に接続されたAV(オーディオビジュアル)機器(ユニット)は、所定のデジタルインターフェースコマンド(AV/C Command Transaction Set、以下AV/Cコマンドと略称する)を用いて、相互に情報を伝達し、制御することが可能である。
また、ユニットには複数の機能を有することが可能であり、それらはサブユニットと呼ばれている。例えばテープレコーダ機能を有するデジタルビデオカメラにおいては、カメラサブユニットとテープレコーダ/プレイヤサブユニットを有することになる。これら個々のサブユニットに対しても、情報を伝達し、制御すること可能である。
一般にIEEE1394シリアルバス上に接続されるある特定のユニットaが、別の特定のユニットbの任意のサブユニットcを独占して制御することを望む場合、AV/Cコマンドの一般的な仕様(AV/C Digital Interface Command Set General、以下AV/Cジェネラルと略称する)で規定されているリザーブコマンド(RESERVE command)を使用する。このリザーブコマンド、及びAV/Cジェネラルの詳細については、一般に公開されているためここではその説明を省略する。
図1に示されるように、デジタルビデオカメラ101にて撮影された画像データを表示端末104で見る場合でも、IEEE1394シリアルバスに接続されるその他の装置、或いは同じLAN上に存在するその他の装置にデジタルビデオカメラ101を制御されないようにする。
そのため、表示端末104から予めデジタルビデオカメラ101の制御権を獲得してから、デジタルビデオカメラ101で撮影された画像データの通信を行い、表示端末104に表示を行っていた。
また、表示を終了させたい場合は、同様にデジタルビデオカメラ101の制御権の開放を行っていた。
このとき、表示端末104からはAV/Cジェネラルのリザーブコマンドをネットワーク上のプロトコルパケットにあわせた形でパッケージ化し送信し、通信アダプタ103側で、元のAV/Cジェネラルのリザーブコマンドに戻して、IEEE1394シリアルバスへ送信していた。
また或いは、AV/Cジェネラルのリザーブコマンドに対応するLAN上のコマンドを送信し、通信アダプタ103側で、AV/Cジェネラルのリザーブコマンドに変換し、IEEE1394シリアルバスへ送信していた。
特開2002−271766号公報 特開平7−303105号公報
しかしながら、従来、無線通信を使用したネットワーク側の表示端末を装置使用者が携帯し、移動しながら、デジタルビデオカメラで撮影した画像データを見ている場合、アダプタと携帯可能な表示端末の直接の経路での無線通信から、アクセスポイントを中継する経路での無線通信に切り替わっても、そのアクセスポイントを中継する通信経路にて確実に通信が可能であるという保証がないという問題があった。
その場合、直接の通信経路で獲得されていたデジタルビデオカメラの制御権を、再び直接の通信経路で開放しようと試みることも可能である。しかしながら、既に良好な無線通信の確保が困難となっているため、確実に制御権開放の通信ができるという保証がないという問題がある。
そのため、既に表示端末がデジタルビデオカメラを制御できない状態になっているにもかかわらず、ネットワーク上の他の機器がデジタルビデオカメラの制御を望んでも、表示端末に制御権があるため、制御できない状態が継続してしまうと言う問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために提案されたものであり、その目的は、表示端末と通信アダプタ間で無線通信の経路が変更されたにもかかわらず、新たな通信経路にて良好な無線通信が困難な場合、通信アダプタが制御権を獲得している表示端末に代わりに、通信アダプタに接続されているデジタルビデオカメラの制御権を開放することにより、ネットワーク上の他の機器からデジタルビデオカメラの制御可能となる通信制御方法、通信制御装置、及び通信制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、周辺装置を無線ネットワークに接続するための通信制御方法において、第1の通信経路における通信継続の可否を判断する判断工程と、前記判断工程にて通信継続が否と判断された場合に通信を一時停止し、第2の通信経路に切り替え、停止していた通信を再開する通信切り替え工程と、前記通信切り替え工程にて通信が一時停止してからの時間を計測する計測工程と、前記計測工程にて、予め定められた時間経過しても停止していた通信が再開されないと判断された場合、接続されている周辺装置の制御権の予約開放を行う予約開放工程とを備えることを特徴とする通信制御方法等、を提供する。
本発明によれば、新たに変更された通信経路にて通信を再開できない場合、接続されている周辺装置の制御権開放を行うことにより、他の機器でも周辺装置の制御可能となる通信制御方法、通信制御装置、及び通信制御プログラムを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に、本実施形態のネットワークシステムの概略構成を示す。同図において、携帯可能な表示端末104からの指示に従って、デジタルビデオカメラ101にて撮影された画像データがIEEE1394ケーブル102で接続される通信アダプタ103を中継し、表示端末104で表示される。
図1(a)は、通信アダプタ103と表示端末104間の距離が近く、互いの通信を邪魔するようなものが近くになく、良好な無線通信が確保できる場合、通信アダプタ103と表示端末104が直接無線通信を行っていることを示している。
また、図1(b)は、表示端末104と直接通信アダプタ103間の距離が離れている場合や、互いの通信を邪魔するようなものが近くにある等により、直接通信を行うには良好な無線通信の確保が困難な場合、表示端末104と直接通信アダプタ103の間のアクセスポイント105を中継局として通信を行っていることを示している。
即ち、通信アダプタ103の近くで表示端末104を使用している場合は、図1(a)の通信経路で通信が行われ、表示端末104が通信アダプタ103から離れることにより、図1(b)の通信経路に切り替わり通信が行われる。
次に、図2に、本実施形態の通信制御装置である通信アダプタ装置の構成を示す。通信制御装置はその他単一のコンピュータ装置で実現しても良い。同図において、201は通信アダプタ装置103全体を制御するCPU(Central Processing Unit)である。
202はプログラムやパラメータを記録したり、バッファとして使用されたりするRAM(Random Access Memory)である。203はIEEE1394ケーブル102にて接続される装置と各種データ通信を行うIEEE1394コントローラである。207は無線通信を行うためのアンテナである。204は無線通信を行う無線通信部である。
無線通信部204は、無線送信部205と、無線受信部206とからなる。無線送信部204は、アンテナ207に接続され、送信する信号に対して、誤り訂正符号、パケットの組立、通信制御、変調等を実行して無線信号をアンテナ207から送信する。無線受信部206は、アンテナ207に接続され、アンテナ207で受信した信号に対して誤り訂正復号、パケット分解、通信制御、フレームのエラーチェック、ビットの同期処理、復調等を実行する。
次に、本実施形態で使用されるAV/Cコマンドについて図3及至図14を参照して説明する。AV/Cコマンド及びレスポンスは、IEC(The International Electrotechnical Commission) 61883−1により規定されているFCP(Function Control Protocol)によって伝送される。
FCPは、IEEEスタンダード1394−1995のアシンクロナスブロックライトトランザクション(asynchronous block write transactions)内に、機器を制御するコマンドとレスポンスをカプセル化するものである。そのフォーマットは、図3に示されるよう先頭のパケットヘッダ(packet header)とそれに続くFCPフレーム(frame)、及び最後のデータCRC(data_CRC)とから構成される。
FCPフレームの最初の4ビットはcts(Command/Transaction Set)であり、AV/Cコマンドの場合その値は0000がセットされる。
その次に配置されるFCPデータの詳細を図4、及び図5に示す。図4はAV/CコマンドフレームのFCPフレームを示し、図5はAV/CレスポンスフレームのFCPフレームを示している。
図4のctypeは4ビットで、コマンドタイプ(Command type)を示し、図6に示されるような意味を有する。例えば値0はコントロール(CONTROL)を示し、値1はステータス(STATUS)を示す。
次の5ビットのサブユニットタイプ(subunit_type)は、このコマンドが対象とするサブユニットの種類を示し、現時点で図7に示されるようなサブユニットの種類がある。例えば値4はそのサブユニットの種類がテープレコーダ/プレイヤ(Tape recorder/player)であることを示し、値1F(16進数)はユニット全体を示す。
次の3ビットのサブユニットID(subunit_ID)は、サブユニットの付加情報を示し、その内容を図8に示す。図8に示されるようにその値が0から4はインスタンス番号を示し、値5はサブユニットIDが次のバイトに拡張されたことを示す。
図4中のopcodeはオペレーションコード(Operation code)を示す。opcodeの次にはオペランド[0](operand[0])〜オペランド[n](operand[n])が配置される。なお各オペランドの意味はopcode毎に定義される。
図5に示されるAV/CレスポンスフレームのFCPフレームも、基本的には図4に示されるAV/CコマンドフレームのFCPフレームと同様に構成されているが、図4のctypeに代わり、レスポンス(response)が配置される。このレスポンスはレスポンスコード(response code)を示し、図9に示されような意味を有する。例えば値8は要求されたコマンドに対応していないこと(NOT IMPLEMENTED)を示し、値9は要求されたコマンドを受け入れたことを示す。
コントローラがターゲットに対してAV/Cコマンドを送信したとき、ターゲットはそのコマンドに対応する処理を行い、100ms以内にレスポンスを送信しなければならない。ただし、100ms以内に処理を終了し、レスポンスを送信できない場合は、100ms以内に暫定的なレスポンス(INTERIM response)を送信し、処理が完了した時点で、最終レスポンスを(final response)を送信する。
次に、本実施形態で使用されるAV/CコマンドのAV/Cジェネラルに規定されているリザーブコマンドについて図10及至図12を参照して説明する。図10に示されるようにリザーブコマンドにおけるopcodeの値は01であり、opcodeの次にオペランド[0](operand[0])〜オペランド[12](operand[12])が配置される。
オペランド[0]にはプライオリティ(priority)が配置される。このプライオリティの値により、ターゲットの排他制御、即ち予約(Reserve)により、他のコントローラへの制御権の獲得、開放を決定していく。
また、ターゲットは、より大きなプライオリティ値を送ってきたコントローラへ制御権を与える。既にそのターゲットを予約し、制御権を得ているコントローラが、プライオリティ値0のコントロールコマンドを送信してきたならば、予約の解除、即ち制御権を開放することを意味する。レスポンスにおいてのプライオリティ値0は、いずれのコントローラもそのターゲットを予約していないことを示す。
プライオリティ値1〜F(16進数)は、コントロールコマンドにおいては、そのプライオリティ値でターゲットを予約、即ち制御権の獲得を要求してきたことを意味する。レスポンスにおいては、ターゲットがあるコントローラによりそのプライオリティ値で予約されていることを示す。プライオリティ値4は、コントローラが使用する標準的なプライオリティ値である。
予約されたターゲットは、予約がなされたプライオリティ、それに続くオペランド[1]〜オペランド[12]のテキスト(text)列、及びコントローラのノードIDを記録する。プライオリティに続くテキストは、ASCII文字が12バイトまで挿入されてくる。
ターゲットによって予約が受け入れられたとき、保持される値は図11に示すように変換される。例えば0と1、及びF(16進数)の値はそのままプライオリティ値として保持され、2からE(16進数)の値は、プライオリティ値とE(16進数)のビット毎の論理積の値として保持される。
ターゲットは、あるコントローラの予約を保持するとき、他のコントローラから送られてくるリザーブ以外のコントロールコマンドをリジェクト(REJECTED)することによりターゲットの排他制御が行われる。
また、ターゲットは、予約を保持する同一のコントローラから再度リザーブコントロールコマンドが送られてきた場合、それに関してはアクセプト(ACCEPTED)する。
このことは、ターゲットの予約を行っているコントローラがその予約に伴うプライオリティ値を上げたり、下げたりすることを許容することを意味する。予約を行ったコントローラ以外のコントローラから、リザーブコントロールコマンドが送られてきたとき、ターゲットは現在の予約のプライオリティ値よりそのプライオリティ値が大きくない場合、そのコマンドをリジェクトする。そのプライオリティ値が大きい場合新たな予約を確立する。
なお、コントローラは、現在の予約の状態を図12に示されるステータス(STATUS)コマンドタイプのフィールドを有するリザーブコマンドを送信することで要求することが可能である。
次に、本実施形態で使用されるAV/Cコマンドのサブユニットである、AV/Cテープレコーダ/プレイヤの仕様(AV/C Tape Recorder/Player Subunit、以下AV/Cテープレコーダと略称する)で規定されているプレイ(PLAY)コマンドについて図13、及び図14を参照して説明する。なお、AV/Cテープレコーダの詳細については、同様に一般に公開されているためここではその説明を省略する。
図13に示されるようにプレイコマンドにおけるopcodeの値はC3(16進数)であり、opcodeの次にオペランド[0](operand[0])が配置される。オペランド[0]にはプレイバックモード(playback mode)が配置される。これにより、ターゲットであるテープレコーダ/プレイヤサブユニットは、テープメディアに記録されているコンテンツの、図14(一部省略)に示されるような各種処理を行う。
例えばノーマルスピードによる順方向への再生(FORWARD)ならば、75(16進数)がセットされ、順方向再生中の停止(FORWARD PAUSE)ならば7D(16進数)がセットされる。同様に逆方向への再生(REVERSE)ならば65(16進数)がセットされる。以上が本実施形態で使用されるAV/Cコマンドについての説明である。
次に、上述のようなリザーブコマンドとプレイコマンドを使用して、表示端末104と通信アダプタ103の通信経路が、図1(a)から図1(b)に切り替わっても、正常にデータ通信を継続した場合の流れについて図15を用いて説明する。なお、本実施形態では、装置使用者がデジタルビデオカメラ101に録画、記録されているコンテンツを、他の装置に邪魔されることなく表示端末104にて表示することを希望する場合について述べる。
同図において、プロセスP1501、プロセスP1502、及びプロセスP1503は、表示端末104と通信アダプタ103は近距離にあり、良好な無線通信が可能なことから直接無線通信を行っている。
また、プロセスP1504、プロセスP1505、及びプロセスP1506は、表示端末104と通信アダプタ103が遠距離に移動し、そのため直接無線通信を行うには良好な無線通信が困難になったので、アクセスポイント105を経由して通信を行っている。
さらに、デジタルビデオカメラ101と通信アダプタ103は、IEEE1394ケーブル102を通じて通信を行っている。
また、表示端末104と通信アダプタ103、及びアクセスポイント105間の通信は、IEEE1394の通信データを無線通信のパケットにパッケージ化したものであっても良い。或いは、IEEE1394とは別に対応するフォーマットを無線通信上で定義し、通信アダプタ103にて変換するようにしてもよい。
まず、プロセスP1501にて、表示端末104での装置使用者の操作により、デジタルビデオカメラ101に記録されている画像データの再生を行うため、デジタルビデオカメラ101の制御権獲得を行う。即ち、表示端末104は通信アダプタ103へ制御権獲得要求を直接無線にて送信し、制御権獲得要求を受信した通信アダプタ103は、制御権獲得要求をIEEE1394のAV/Cジェネラルのリザーブコントロールコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。このときリザーブコントロールコマンドに用いられるプライオリティ値は4を使用しても良いし、0以外なら他のプライオリティ値を使用しても良い。
デジタルビデオカメラ101からアクセプトがレスポンスされたら、通信アダプタ103は制御権獲得の旨を表示端末104へ直接無線で通信する。制御権獲得後、他の機器からプライオリティ値の高いリザーブコントロールコマンドをデジタルビデオカメラ101が受信するまで、或いは自ら制御権開放処理を行うまでの間、表示端末104は独占してデジタルビデオカメラ101をコントロールすることが可能となる。
次に、プロセスP1502にて、装置使用者の操作に応じて、デジタルビデオカメラ101のテープに記録されているコンテンツの再生を行うため、デジタルビデオカメラ101の再生要求を行う。即ち、表示端末104は通信アダプタ103へデジタルビデオカメラ101の再生要求を直接無線にて送信する。再生要求を受信した通信アダプタ103は、再生要求をIEEE1394のAV/Cテープレコーダのプレイコントロールコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。このときプレイコントロールコマンドに用いられるプレイバックモードは、ノーマルスピードによる順方向への再生である、75(16進数)がセットされる。
デジタルビデオカメラ101からアクセプトがレスポンスされたら、通信アダプタ103はその旨を表示端末104へ直接無線で通知する。その後、デジタルビデオカメラ101のテープに記録されているコンテンツの再生データは、デジタルビデオカメラ101から通信アダプタ103を経由し、通信アダプタ103から直接表示端末104へ送信され、表示端末104にて表示される。
上記通信アダプタ103から表示端末104へ直接コンテンツデータの無線通信を行っている際に、装置使用者が表示端末104を携帯し、移動したために、或いは他の要因の発生により良好な通信が得られなくなった場合、即ち通信エラーの発生率が大きくなったのを検知して、無線通信の通信経路を通信アダプタ103と表示端末104の直接通信であったのを、アクセスポイント105経由の通信経路の無線通信に切り替える。
まず、プロセスP1503にて、通信経路を通信アダプタ103と表示端末104の直接の無線通信から、アクセスポイント105経由の無線通信に切り替えるため、その間デジタルカメラ101でのコンテンツの再生を一時停止する必要がある。従って、デジタルビデオカメラ101のコンテンツの再生を一時停止するために、無線通信の経路変更に伴うデジタルビデオカメラ101の一時停止要求を行う。即ち、表示端末104は通信アダプタ103へデジタルビデオカメラ101の一時停止要求と、その要因が無線通信の経路変更によるものである旨を直接無線にて送信する。その旨を受信した通信アダプタ103は、一時停止要求をIEEE1394のAV/Cジェネラルのプレイコントロールコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。このときプレイコントロールコマンドに用いられるプレイバックモードは、ノーマルスピードで順方向の再生中であるならば、その停止である7D(16進数)がセットされる。
また、通信アダプタ103は、受信した一時停止要求が無線通信の経路変更に伴うものであるならば、時間計測を開始する。
さらに、デジタルビデオカメラ101からアクセプトがレスポンスされたら、通信アダプタ103はその旨を通知する。
なお、時間計測は表示端末104からの無線通信の経路変更に伴うデジタルビデオカメラ101の一時停止要求を受信したときでも良いし、その返信を通信アダプタ103が行うとき開始しても良い。
次に、プロセスP1504にて、デジタルビデオカメラ101のテープに記録されているコンテンツの再生再開を行うため、デジタルビデオカメラ101の再生再開要求を行う。即ち、表示端末104はアクセスポイント105経由で、通信アダプタ103へデジタルビデオカメラ101の再生再開要求を無線にて送信する。
再生再開要求を受信した通信アダプタ103は、再生再開要求をIEEE1394のAV/Cテープレコーダのプレイコントロールコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。このときプレイコントロールコマンドに用いられるプレイバックモードは、ノーマルスピードによる順方向への再生である、75(16進数)がセットされる。
デジタルビデオカメラ101からアクセプトがレスポンスされたら、通信アダプタ103はその旨をアクセスポイント105経由で、表示端末104へ無線で通知する。また、このときプロセスP1503で開始していた時間計測を終了する。
その後、デジタルビデオカメラ101のテープに記録されているコンテンツの再生データは、デジタルビデオカメラ101から通信アダプタ103を経由する。通信アダプタ103からさらにアクセスポイント105を経由し、表示端末104へ送信され、表示端末104にて表示される。
次に、プロセスP1505にて、装置使用者の操作に応じて、デジタルビデオカメラ101のテープに記録されているコンテンツの再生の停止を行うため、デジタルビデオカメラ101の再生停止要求を行う。即ち、表示端末104は、アクセスポイント105経由で、通信アダプタ103へデジタルビデオカメラ101の停止要求を無線にて送信する。停止要求を受信した通信アダプタ103は、停止要求をIEEE1394のAV/Cテープレコーダのプレイコントロールコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。このときプレイコントロールコマンドに用いられるプレイバックモードは、ノーマルスピードで順方向の再生中であるならば、その停止である(16進数)がセットされる。
デジタルビデオカメラ101からアクセプトがレスポンスされたら、通信アダプタ103はその旨をアクセスポイント105経由で、表示端末104へ無線で通知する。
次に、プロセスP1506にて、使用しなくなったデジタルビデオカメラ101の制御権開放を行う。即ち、表示端末104は、アクセスポイント105経由で、通信アダプタ103へ制御権開放要求を無線にて送信し、制御権開放要求を受信した通信アダプタ103は、制御権開放要求をIEEE1394のAV/Cジェネラルのリザーブコントロールコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。このときリザーブコントロールコマンドに用いられるプライオリティ値は0を使用する。
デジタルビデオカメラ101からアクセプトがレスポンスされたら、通信アダプタ103は制御権開放の旨をアクセスポイント105経由で、表示端末104へ無線で通信する。制御権開放後、他の機器からデジタルビデオカメラ101をコントロールすることが可能となる。
以上が、表示端末104と通信アダプタ103の通信経路が、図1(a)から図1(b)に切り替わっても、正常にデータ通信を継続した場合の流れの説明である。
次に、表示端末104と通信アダプタ103の通信経路が、図1(a)から図1(b)に切り替わった後、アクセスポイント105と表示端末104間で無線通信による通信エラーが多発し、正常に通信できなかった場合の流れについて図16を用いて説明する。同図において、プロセスP1501、プロセスP1502、及びプロセスP1503は、図15と同様なので説明を省略する。
まず、プロセスP1601にて、デジタルビデオカメラ101のテープに記録されているコンテンツの再生再開を行うため、デジタルビデオカメラ101の再生再開要求を行う。表示端末104はアクセスポイント105経由で、通信アダプタ103へデジタルビデオカメラ101の再生再開要求を無線にて送信するが、アクセスポイント105と表示端末104間にて無線の通信エラーが頻発し、再生要求が通信できない状態となる。なお、本実施形態では、アクセスポイント105と表示端末104間で無線通信ができない状態について述べるが、アクセスポイント105と通信アダプタ103間で無線通信ができない状態でも同様である。
次に、プロセス1602では、通信アダプタ103において、表示端末104からの、アクセスポイント105を経由した、或いは経由せずに直接再生要求を受信することなく、プロセスP1503で測定開始した時間が予め定められた時間経過した場合を示している。即ち、無線通信の経路変更に伴うデジタルビデオカメラ101の一時停止要求後予め定められた時間内に、再生要求を通信アダプタ103が受信できなかった場合、表示端末104に代わって通信アダプタ103がデジタルビデオカメラ101の制御権開放を行う。即ち、通信アダプタ103は、IEEE1394のAV/Cジェネラルのリザーブコントロールコマンドをデジタルビデオカメラ101へ送信する。このときリザーブコントロールコマンドに用いられるプライオリティ値は0を使用する。
制御権開放後、他の機器からデジタルビデオカメラ101をコントロールすることが可能となる。また、このときプロセスP1503で開始していた時間計測を終了する。
次に、プロセスP1603では、表示端末104から制御権開放されたデジタルビデオカメラ101を、他のコントローラを有する端末装置が、同様にAV/Cジェネラルのリザーブコントロールコマンドを使用して、予約した状態を示している。
次に、プロセスP1604では、プロセスP1601にて通信エラーのため通信できなかった再生再開要求が、表示端末104の移動等の理由により無線通信状態が変化し、通信できた場合を示している。即ち、表示端末104はアクセスポイント105経由で、通信アダプタ103へデジタルビデオカメラ101の再生再開要求を無線にて送信する。再生再開要求を受信した通信アダプタ103は、再生再開要求をIEEE1394のAV/Cテープレコーダのプレイコントロールコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。このときプレイコントロールコマンドに用いられるプレイバックモードは、ノーマルスピードによる順方向への再生である、75(16進数)がセットされる。
ところが既にプロセスP1602にて、表示端末104に代わって通信アダプタ103がデジタルビデオカメラ101の制御権開放を行う。
さらに、プロセスP1603にて、他の端末装置がデジタルビデオカメラ101を予約、即ち制御権獲得しているため、デジタルビデオカメラ101は通信アダプタ103へリジェクトをレスポンスする。リジェクトを受信した通信アダプタ103は、その旨をアクセスポイント105経由で、表示端末104へ無線で通知し、表示端末104でのデジタルビデオカメラ101のコンテンツの再生再開が拒否される。
以上が、表示端末104と通信アダプタ103の通信経路が、図1(a)から図1(b)に切り替わった後、アクセスポイント105と表示端末104間で無線通信による通信エラーが多発し、正常に通信できなかった場合の流れの説明である。
なお、プロセスP1603が行われない、即ち、他のコントローラを有する端末装置がデジタルビデオカメラ101の予約を行わなく、制御権獲得していない場合がある。この場合、プロセスP1603のプレイコントロールコマンドを受信したデジタルビデオカメラ101は表示端末104が既に制御権を有していないにもかかわらず、アクセプトがレスポンスされる。通信アダプタ103はその旨をアクセスポイント105経由で、表示端末104へ無線で通知する。
その後、デジタルビデオカメラ101のテープに記録されているコンテンツの再生データは、デジタルビデオカメラ101から通信アダプタ103、アクセスポイント105を経由し、表示端末104へ送信され、直接表示端末104にて表示されることになる。
次に、本実施形態の通信制御装置である通信アダプタ103において、IEEE1394ケーブル102で接続される機器、即ちデジタルビデオカメラ101に対するリクエストを無線通信から受信した際の処理を示したフローチャートを図17に示す。なお、このフローチャートに示される処理は、通信アダプタ103の電源がONされてからOFFされるまで繰り返し行われる。
ステップS1701では、タイマーが動作中で、タイムアウトしたかどうかをチェックする。即ち無線通信の経路を通信アダプタ103と表示端末104の直接の通信経路から、アクセスポイント105経由に切り替える際に開始した時間計測が予め定められた時間経過したかどうかチェックする。タイムアウトしたならばステップS1715へ移行し、タイムアウトしていないならばステップS1702へ移行する。
ステップS1702では、IEEE1394ケーブル102で接続される機器、即ちデジタルビデオカメラ101に対するリクエストを無線通信から受信したかどうかをチェックする。受信したならばステップS1703へ移行し、受信していなければステップS1701へ移行する。即ち何もなければステップS1701とステップS1702をループし、タイムアウト、及びリクエスト受信のチェックを行う。
ステップS1703では、受信したリクエストがIEEE1394ケーブル102で接続される機器に対する制御権獲得要求であるかどうかチェックする。制御権獲得要求であるならばステップS1704へ移行し、制御権獲得要求でなければステップS1707へ移行する。
ステップS1704では、受信したリクエストの処理を行う。ここで受信したリクエストは制御権獲得要求である。従って、IEEE1394のAV/Cジェネラルのリザーブコントロールコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。このときリザーブコントロールコマンドに用いられるプライオリティ値は4を使用しても良いし、0以外なら他のプライオリティ値を使用しても良い。
デジタルビデオカメラ101からレスポンスが返されたら、そのレスポンスに応じて、通信アダプタ103は制御権獲得の結果を表示端末104へ直接無線で通信し、ステップS1705へ移行する。
ステップS1705では、ステップS1704にて制御権獲得ができたかどうかをチェックする。獲得できたならばステップS1706へ移行し、獲得できなかったならばステップS1701へ移行する。
ステップS1706では、獲得した機器、即ち表示端末104の情報を記録する。具体的には予約したコントローラのノードID、プライオリティ等を記録し、ステップS1701へ移行する。
ステップS1707では、受信したリクエストが、通信経路を通信アダプタ103と表示端末104の直接の無線通信から、アクセスポイント105経由の無線通信に切り替えるため、その間デジタルカメラ101でのコンテンツの再生を一時停止する要求であるかどうかチェックする。通信経路切り替えのための一時停止要求であるならばステップS1708へ移行し、そうでなければステップS1710へ移行する。
ステップS1708では、一時停止をリクエストしてきた機器が、一時停止をリクエストされる機器の制御権を獲得している機器かどうかをチェックする。即ち、一時停止をリクエストしてきたコントローラのノードIDが、制御権を獲得しているコントローラのノードIDと同一であるならば、ステップS1709へ移行し、そうでなければステップS1714へ移行する。
ステップS1709では、タイマーのデータをクリアし、タイマーをスタートさせる。即ち無線通信の経路を通信アダプタ103と表示端末104の直接の通信経路から、アクセスポイント105経由に切り替えるのに伴い、時間計測を開始し、ステップS1714へ移行する。
ステップS1710では、受信したリクエストがIEEE1394ケーブル102で接続される機器に対する制御権開放要求であるかどうかチェックする。制御権開放要求であるならばステップS1711へ移行し、制御権開放要求でなければステップS1714へ移行する。
ステップS1711では、制御権開放をリクエストしてきた機器が、制御権開放をリクエストされる機器の制御権を獲得している機器かどうかをチェックする。即ち、制御権開放をリクエストしてきたコントローラのノードIDが、制御権を獲得しているコントローラのノードIDと同一であるならば、ステップS1712へ移行し、そうでなければステップS1714へ移行する。
ステップS1712では、ステップS1706で記録した獲得機器、即ち表示端末104の情報をクリアする。具体的には予約したコントローラのノードID、プライオリティ等の情報をクリアし、ステップS1713へ移行する。
ステップS1713では、ステップ1709でスタートさせたタイマーを停止させる。即ち無線通信の経路を通信アダプタ103と表示端末104の直接の通信経路から、アクセスポイント105経由に切り替えるのに伴い、開始していた時間計測を終了し、ステップS1714へ移行する。
ステップS1714では、受信したリクエストの処理を行い、ステップS1701へ移行する。ステップS1709より移行してきたならば、受信したリクエストは一時停止要求である。通信アダプタ103は、一時停止要求をIEEE1394のAV/Cジェネラルのプレイコントロールコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。このときプレイコントロールコマンドに用いられるプレイバックモードは、ノーマルスピードで順方向に再生中であるならば、その停止である7D(16進数)がセットされる。
また、ステップS1713より移行してきたならば、受信したリクエストは制御権開放要求である。通信アダプタ103は、制御権開放要求をIEEE1394のAV/Cジェネラルのリザーブコントロールコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。このときリザーブコントロールコマンドに用いられるプライオリティ値は0を使用する。
また、ステップS1710より移行してきたならば、制御権獲得、開放、経路切り替えによる一時停止要求以外の要求である。その場合同様に対応するIEEE1394のAV/Cコマンドに変換し、デジタルビデオカメラ101へ送信する。
ステップS1715では、通信アダプタ103が表示端末104に代わってデジタルビデオカメラ101の制御権開放を行い、ステップS1716へ移行する。即ち、ステップS1701にて、無線通信の経路を通信アダプタ103と表示端末104の直接の通信経路から、アクセスポイント105経由に切り替える際に開始した時間計測が予め定められた時間経過したと判断される。このため、他の機器がデジタルビデオカメラ101をコントロールすることが可能となるように、通信アダプタ103は、IEEE1394のAV/Cジェネラルのリザーブコントロールコマンドをデジタルビデオカメラ101へ送信する。このときリザーブコントロールコマンドに用いられるプライオリティ値は0を使用する。
ステップS1716では、ステップS1706で記録した獲得機器、即ち表示端末104の情報をクリアする。具体的には予約したコントローラのノードID、プライオリティ等の情報をクリアし、ステップS1717へ移行する。
ステップS1717では、ステップ1709でスタートさせたタイマーを停止させる。即ち無線通信の経路を通信アダプタ103と表示端末104の直接の通信経路から、アクセスポイント105経由に切り替えるのに伴い、開始していた時間計測を終了し、ステップS1701へ移行する。
以上が、本実施形態の通信制御装置である通信アダプタ103において、IEEE1394ケーブル102で接続される機器、即ち本実施形態ではデジタルビデオカメラ101に対するリクエストを無線通信から受信した際の処理を示したフローチャートの説明である。
なお、本実施形態では無線通信の経路を通信アダプタ103と表示端末104の直接の通信経路から、アクセスポイント105経由に切り替える際、タイムアウトで、通信アダプタ103が表示端末104の代わりに、プライオリティ値0としたIEEE1394のAV/Cジェネラルのリザーブコントロールコマンドをデジタルビデオカメラ101へ送信する。これにより、デジタルビデオカメラ101の制御権開放を行っていたが、IEEE1394ネットワークの再構築のためのIEEE1394バスリセットを行うことにより制御権の開放を行うようにしても良いことは言うまでもない。
また、無線通信の通信経路変更に伴うデジタルビデオカメラ101の一時停止要求後予め定められた時間内に、再生再開要求を通信アダプタ103が受信できなかった場合、表示端末104に代わって通信アダプタ103がデジタルビデオカメラ101の制御権開放を行うとしているが、予め定められた時間を、予め無線通信のエラー発生率から予測し、一時停止要求時に表示端末104から指定するようにしても良い。
また、通信アダプタ側で予測するようにしても良いし、無線通信を中継するアクセスポイントが予測し、通信アダプタに通知するようにしても良いことは言うまでもない。
また、本実実施形態ではデジタルビデオカメラ101の再生画像データの通信を、通信アダプタ103を通して、表示端末104に直接に、或いは、アクセスポイント105を経由して、送信し、表示させる場合について説明してきたが、通信アダプタ103を通じて通信を行う装置であるならば、デジタルビデオカメラ101や表示端末104以外の他の装置でも良いことは言うまでもない。
また、本実施形態では通信アダプタ103と周辺装置であるデジタルビデオカメラ101との接続がIEEE1394ケーブルである場合について説明してきたが、その他通信ケーブル、或いは無線通信でも良いことは言うまでもない。
(他の実施形態)
本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いはコンピュータといった装置に供給し、そのシステム或いはコンピュータといった装置のCPU(又はMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD等を用いることができる。
また、CPUが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、システム或いはコンピュータといった装置上で稼動しているオペレーティングシステム(Operating System)等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本実施形態のネットワークシステムの概略構成図である。 本実施形態の通信制御装置である通信アダプタ装置の構成図である。 FCPフレームのフォーマットの説明図である。 AV/Cコマンドフレームのフォーマット図である。 AV/Cレスポンスフレームのフォーマット図である。 コマンドタイプの説明図である。 サブユニットタイプの説明図である。 サブユニットIDの説明図である。 レスポンスコードの説明図である。 リザーブコントロールコマンドのフォーマット図である。 記録されるプライオリティの説明図である。 リザーブステータスコマンドのフォーマット図である。 プレイコントロールコマンドのフォーマット図である。 プレイバックモードの説明図である。 通信経路が正常に切り替わった場合の説明図である。 通信経路が正常に切り替わらない場合の説明図である。 通信アダプタ103において接続される機器に対するリクエストを無線通信から受信した際の処理を示したフローチャートである。
符号の説明
101 デジタルビデオカメラ
102 IEEE1394ケーブル
103 通信アダプタ
104 表示端末
105 アクセスポイント
201 CPU
202 RAM
203 IEEE1394コントローラ
204 無線通信部
205 無線送信部
206 無線受信部
207 アンテナ

Claims (15)

  1. 周辺装置を無線ネットワークに接続するための通信制御方法であって、
    第1の通信経路における通信継続の可否を判断する判断工程と、
    前記判断工程にて通信継続が否と判断された場合に通信を一時停止し、第2の通信経路に切り替え、停止していた通信を再開する通信切り替え工程と、
    前記通信切り替え工程にて通信が一時停止してからの時間を計測する計測工程と、
    前記計測工程にて、予め定められた時間経過しても停止していた通信が再開されないと判断された場合、接続されている周辺装置の制御権の予約開放を行う予約開放工程とを有することを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記周辺装置との接続にIEEE1394シリアルバスを用いて構成されることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記予約開放工程は、IEEE1394規格のリザーブコマンドを使用することを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  4. 前記予約開放工程は、IEEE1394シリアルバスをリセットさせることにより実現することを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  5. 前記予め定められた時間は、通信エラーの発生率から予測し求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信制御方法。
  6. 周辺装置を無線ネットワークに接続するための通信制御装置であって、
    第1の通信経路における通信継続の可否を判断する判断手段と、
    前記判断手段にて通信継続が否と判断された場合に通信を一時停止し、第2の通信経路に切り替え、停止していた通信を再開する通信切り替え手段と、
    前記通信切り替え手段にて通信が一時停止してからの時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段にて、予め定められた時間経過しても停止していた通信が再開されないと判断された場合、接続されている周辺装置の制御権の予約開放を行う予約開放手段とを備えることを特徴とする通信制御装置。
  7. 前記周辺装置との接続にIEEE1394シリアルバスを用いて構成されることを特徴とする請求項6に記載の通信制御装置。
  8. 前記予約開放手段は、IEEE1394規格のリザーブコマンドを使用することを特徴とする請求項7に記載の通信制御装置。
  9. 前記予約開放手段は、IEEE1394シリアルバスをリセットさせることにより実現することを特徴とする請求項7に記載の通信制御装置。
  10. 前記予め定められた時間は、通信エラーの発生率から予測し求めることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の通信制御装置。
  11. 周辺装置を無線ネットワークに接続するための通信制御プログラムであって、
    第1の通信経路における通信継続の可否を判断する判断手順と、
    前記判断手順にて通信継続が否と判断された場合に通信を一時停止し、第2の通信経路に切り替え、停止していた通信を再開する通信切り替え手順と、
    前記通信切り替え手順にて通信が一時停止してからの時間を計測する計測手順と、
    前記計測手順にて、予め定められた時間経過しても停止していた通信が再開されないと判断された場合、接続されている周辺装置の制御権の予約開放を行う予約開放手順とをコンピュータに実行させるための通信制御プログラム。
  12. 前記周辺装置との接続にIEEE1394シリアルバスを用いて構成されることを特徴とする請求項11に記載の通信制御プログラム。
  13. 前記予約開放手順は、IEEE1394規格のリザーブコマンドを使用することを特徴とする請求項12に記載の通信制御プログラム。
  14. 前記予約開放手順は、IEEE1394シリアルバスをリセットさせることにより実現することを特徴とする請求項12に記載の通信制御プログラム。
  15. 前記予め定められた時間は、通信エラーの発生率から予測し求めることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の通信制御プログラム。
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