JP4491956B2 - 通信方法、通信システム及び通信装置 - Google Patents

通信方法、通信システム及び通信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばIEEE1394方式のバスラインで接続された機器の間でデータ通信を行う場合に適用される通信方法、通信システム及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
IEEE1394方式のシリアルデータバスを用いたネットワークで介して、相互に情報を伝送することができるAV機器が開発されている。このバスを介してデータ伝送を行う際には、比較的大容量のビデオデータ,オーディオデータなどをリアルタイム伝送する際に使用されるアイソクロナス転送モードと、静止画像,テキストデータ,制御コマンドなどを確実に伝送する際に使用されるアシンクロナス転送モードとが用意され、それぞれのモード毎に専用の帯域が伝送に使用される。
【0003】
図43は、このIEEE1394方式のバスを用いた接続例を示した図で、データを送出する機器であるソース機器aと、そのソース機器aから送出されるデータを受信する機器である入力機器bと、両機器a,b間のデータ伝送を制御するコントローラcとが、IEEE1394方式のバスdに接続されているとする。このとき、例えばコントローラcの制御で、両機器a,b間でビデオデータを伝送させることを考えた場合、コントローラcがバスd上のアイソクロナス転送用チャンネルを確保して、そのチャンネルで伝送できるように両機器a,b間のコネクションを張った上で、ソース機器aから入力機器bへの伝送を開始させるようにしてある。なお、ソース機器aあるいは入力機器bがコントローラを兼ねるようにしても良い。
【0004】
このようにしてソース機器aとターゲット機器bとの間のデータ伝送を行う場合には、例えばAV機器などに適用されるAV/Cコマンド(AV/C Command Transaction Set)と称される制御コマンドの伝送方式が適用できる。AV/Cコマンドの詳細については、1394 Trade Associationで公開しているAV/C Digital Interface Command Set General Specificationに記載されている。
【0005】
図44は、従来のこのAV/Cコマンドを使用して、IEEE1394方式のバスで接続された機器間でデータ伝送を行う場合の例を示したものである。この例では、IEEE1394方式のバスには、コントローラとなる機器と、第1のビデオデッキ,第2のビデオデッキ,オーディオデッキの4台のAV機器が接続してあり(図43の接続例とは異なる)、コントローラの制御で、2台のビデオデッキ間でダビングのためのデータ伝送を行う場合の例を示してある。ここでのビデオデッキは、ビデオデータ(及びそのビデオデータに付随するオーディオデータなど)をMPEG(Moving Picture Expers Group )方式で符号化されたデジタルデータとして磁気テープに記録し再生するデジタル方式のビデオ記録再生装置である。また、オーディオデッキは、オーディオデータを所定の圧縮符号化方式(ATRAC方式:Adaptive Transform Acoustic Coding )で符号化して、ミニディスク(MD)と称される光磁気ディスクに記録し再生するオーディオ記録再生装置である。
【0006】
まず、コントローラは、ビデオデータのダビングができる機器を、AV/Cコマンドで規定されたコマンドをバスに接続された各機器に順に問い合わせる。即ち、機器が備える処理機能部を問い合わせるサブユニットインフォコマンドを、コントローラからオーディオデッキに送り(ステップS71)、そのレスポンスで、ディスクレコーダ/プレーヤであることのデータを得る(ステップS72)。
【0007】
次に、同じサブユニットインフォコマンドを、コントローラから第1のビデオデッキに送り(ステップS73)、そのレスポンスで、テープレコーダ/プレーヤであることのデータを得る(ステップS74)。このテープレコーダ/プレーヤのレスポンスを得た場合には、ビデオデータのダビングができる機器である可能性があるので、再生フォーマットを問い合わせるテーププレイバックフォーマットコマンドを、コントローラから第1のビデオデッキに送り(ステップS75)、そのレスポンスで、フォーマットがMPEGビデオであることのデータを得る(ステップS76)。
【0008】
また、第2のビデオデッキに対しても、サブユニットインフォコマンドを、コントローラから送り(ステップS77)、そのレスポンスで、テープレコーダ/プレーヤであることのデータを得る(ステップS78)。このテープレコーダ/プレーヤのレスポンスを得た場合には、ビデオデータのダビングができる機器である可能性があるので、テープ再生フォーマットを問い合わせるテーププレイバックフォーマットコマンドを、コントローラから第2のビデオデッキに送り(ステップS79)、そのレスポンスで、フォーマットがMPEGビデオであることのデータを得る(ステップS80)。
【0009】
次に、コントローラは、第2のビデオデッキに対して、テープ記録フォーマットを問い合わせるテープレコーディングフォーマットコマンドを送り(ステップS81)、そのレスポンスで、MPEGビデオであることのデータを得る(ステップS82)。これにより、第2のビデオデッキを記録器とできることが判る。
【0010】
ここまでのコマンドのやり取りを行うことで、コントローラは、第1のビデオデッキを再生器とし、第2のビデオデッキを記録器として、第1のビデオデッキで磁気テープから再生されるビデオデータをIEEE1394方式のバスを介して第2のビデオデッキに伝送して、第2のビデオデッキで磁気テープに記録させるダビング処理を実行させる。
【0011】
ここまでの処理で、第1のビデオデッキと第2のビデオデッキとの間で、MPEG方式のビデオデータのダビングができることがコントローラで判断できたので、IEEE1394方式のバス上のアイソクロナス転送用のチャンネルで、両機器間のデータ伝送ができるように、両機器間を接続するポイントトウポイント(PtoP)のコネクションをコントローラの制御で確立させる処理を行う(以下本明細書ではこのコネクションをPtoPコネクションと称する)。
【0012】
このPtoPコネクションが確立して、バス上の伝送路が確保されると、コントローラは第2のビデオデッキに対して録画を開始させるレコードコマンドを送り(ステップS83)、そのコマンドの処理が了解されたことを示すレスポンスを受信する(ステップS84)。また、第1のビデオデッキに対して再生を開始させるプレイバックコマンドを送り(ステップS85)、そのコマンドの処理が了解されたことを示すレスポンスを受信する(ステップS86)。ここまでの処理が行われることで、第1のビデオデッキから再生されたMPEG方式のビデオデータ(ストリームデータ)が、バス上に確保されたアイソクロナス転送チャンネルで第2のビデオデッキに伝送されて、第2のビデオデッキで磁気テープに記録される。
【0013】
この図44に示すような処理を行うことで、AV/Cコマンドなどの制御コマンドの伝送で、バスで構成されるネットワーク上のコネクションを確立させて、機器間でビデオデータやオーディオデータなどのストリームデータの伝送が実行される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図44に示す状態は、データ伝送に関係した全ての機器での動作が問題なく行えた場合の状態であり、いずれかの状態で指示したコマンドに対する回答が、その指示に従うものでない場合には、その時点でストリームデータの伝送処理が中断してしまう。また、伝送が正しく行われているかを確認する手段がなかった。従って、図44に示すようなストリームデータの伝送を開始させる場合には、ソース機器と入力機器との状態を、予め確認して、ソース機器からストリームデータを送出できる状態と、入力機器でストリームデータを受信できる状態にあることを確認することが重要である。
【0015】
しかしながら、従来のこの種のネットワークでの伝送処理では、相手の機器で伝送されたストリームデータを扱える状態になっているかの詳細を調べることは困難であった。
【0016】
本発明の目的は、IEEE1394方式などのネットワークにおいて、ストリームデータを送出する場合に、出力機器側でストリームを出力する準備が整っているかと、さらに入力機器側でそのデータの入力準備が整っているかが、ネットワーク上の他の機器で容易に判断できるようにすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、所定のネットワークに接続された出力機器から出力されるオーディオデータ又はビデオデータを入力機器で受信する場合に、出力機器又は別の機器が、入力機器のデータ入力部で出力機器の出力データを入力できるように設定する指令を送ったとき、その指令に対する入力機器からの応答として、当該入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータへの処理を実行できる状態に設定が完了した上で、入力機器が別の要因で入力できない状態であることを示すデータを用意し、別の要因で入力できない状態であることを示すデータを上記指令の送出元が受信したとき、対応した対処を行うようにしたものである。
【0018】
かかる第1の発明によると、何らかの要因で入力機器側でオーディオデータ又はビデオデータの入力設定ができないとき、そのことがネットワーク上で伝送を制御する機器側で判り、その対処がとれるようになる。
【0019】
また第2の発明は、所定のネットワークに接続された出力機器から出力されるオーディオデータ又はビデオデータを入力機器で受信する場合に、出力機器又は別の機器が、入力機器のデータ入力部で出力機器の出力データを入力できるように設定する第1の指令を送ったとき、その第1の指令に基づいた応答で、入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態に接続が完了したことの確認と、出力機器と入力機器とのネットワーク上での接続が完了したことの確認を行った後、さらに入力機器で入力できる状態になったことに関する所定の確認を行う第2の指令を送り、その第2の指令に基づいた応答で、入力できる状態になったことを確認したとき、出力機器からオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにしたものである。
【0020】
かかる第2の発明によると、入力機器側でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態になったことが、ネットワーク上で伝送を制御する機器側で判り、オーディオデータ又はビデオデータの送出制御などを適切に行える。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1〜図22を参照して説明する。
【0022】
本発明を適用したネットワークシステムの構成例について、図1を参照して説明する。このネットワークシステムは、IEEE1394方式のシリアルデータバス9を介して、複数台の機器が接続されるものとしてある。ここでは、図1に示すように、IRD(Integrated Receiver Decoder:デジタル衛星放送受信装置)1と、オーディオデッキ(オーディオ記録再生装置)2と、コントローラとしての機能を備えた機器(ここではコントロール機器と称する)3とが、バス9に接続してある。各機器は、IEEE1394方式のバス接続用端子を備えた機器であり、またAV/Cコマンドで制御が行える機能が実装させてある。コントロール機器3は、バス9上での伝送制御を行う機器であり、IRD1などのAV機器が兼ねる場合もある。また、パーソナルコンピュータ装置などのAV機器以外の機器がバス9に接続される場合もある。
【0023】
各機器1,2,3は、AV/Cコマンドで規定された機能的に見た場合、各機能を実現する処理を実行するサブユニットと、バス9と内部のサブユニットとの間でデータの入出力を行うプラグ部とを備えた構成として見ることができる。即ち、例えばIRD1は、放送を受信するチューナサブユニット1aを備え、オーディオデッキ2は、ディスクへの記録及びディスクからの再生を行うディスクサブユニット2aを備え、コントロール機器3は、コントロール機能を実行するコントロール部3aを備える。また、それぞれの機器1,2,3がプラグ部1b,2b,3bを備える。各プラグ部1b,2b,3bには、複数のプラグが実装されて、バス9上の複数のチャンネルと接続できる構成とされる。このプラグとチャンネルとの関係については後述する。
【0024】
図2は、IRD1の内部構成の一例を示したものである。IRD1は、デジタル衛星放送受信機であり、接続されたアンテナ101で受信した信号をチューナ102で受信処理して、所定のチャンネルの放送波を受信する。チューナ102で受信した信号は、デスクランブ回路103で放送データに施されたスクランブルを解除する処理を施し、そのスクランブルが解除されたデータを、データ分離部104に供給し、1チャンネルに多重化されたデータの内の所望のデータを抽出する。
【0025】
データ分離部104で分離されたビデオデータについては、MPEGビデオデコーダ105に供給し、MPEG方式のデコード処理を行った後、デジタル・アナログ変換器106に供給してアナログビデオ信号とし、そのアナログビデオ信号を出力端子107に供給する。データ分離部104で分離されたオーディオデータについては、MPEGオーディオデコーダ108に供給し、MPEG方式のデコード処理を行った後、デジタル・アナログ変換器109に供給してアナログオーディオ信号とし、そのアナログオーディオ信号を出力端子110に供給する。
【0026】
また本例のIRD1は、IEEE1394インターフェース部111を備えて、受信したMPEG方式のビデオデータやオーディオデータを、接続されたバス9に送出できるようにしてある。また、ATRAC方式のオーディオデータが得られるチャンネルを受信したときには、受信してデータ分離部104が分離したATRAC方式のオーディオデータを、IEEE1394インターフェース部111からバス9に送出できるようにしてある。また、その他のデータ放送チャンネルを受信した際に、その受信したデータを、IEEE1394インターフェース部111からバス9に送出することも可能である。
【0027】
これらの受信動作やバス9への送出動作は、中央制御ユニット(CPU)112の制御で実行される。また、IEEE1394インターフェース部111からバス9へのデータ送出や、バス9からのデータのインターフェース部111での受信についても、CPU112の制御で実行されるようにしてある。CPU112には、制御に必要なデータなどを記憶するメモリ113が接続してある。
【0028】
図3は、オーディオデッキ2の内部構成の一例を示したものである。ここでのオーディオデッキ2は、オーディオデータを所定の圧縮符号化方式(ATRAC方式:Adaptive Transform Acoustic Coding )で符号化して、ミニディスク(MD)と称される光磁気ディスクなどの媒体に記録し再生するオーディオ記録再生装置としてある。
【0029】
即ち図3に示すように、所定の光磁気ディスク(又は光ディスク)201に記録された信号を光学ピックアップ202で光学的に読み出し、光学ピックアップ202で読み出された信号を、記録再生系回路203に供給して処理することで、ATRAC方式の再生データを得、その再生データをATRACデコーダ204でデコードすることで、元のデジタルオーディオデータを復元し、その復元されたデジタルオーディオデータをデジタル・アナログ変換器205でアナログオーディオ信号に変換した後、アナログ出力端子206から出力させ、この端子206に接続されたオーディオ機器などに供給する。また、ATRACデコーダ204でデコードされたデジタルオーディオデータを、デジタル出力端子207から出力させる。さらに、ATRACデコーダ204に供給されるATRAC方式の再生データ(又はATRAC方式からデコードされた再生データ)を、IEEE1394インターフェース部212に供給して、接続されたバス9に送出できるようにしてある。
【0030】
記録系の構成としては、アナログ入力端子208に得られるアナログオーディオ信号を、アナログ・デジタル変換器209でデジタルオーディオデータに変換した後、その変換されたオーディオデータをATRACエンコーダ210に供給し、ATRACエンコーダ210でATRAC方式に符号化されたオーディオデータとする。ATRACエンコーダ210でATRAC方式に符号化されたオーディオデータは、記録再生系回路203に供給して処理することで、光学ピックアップ部202に供給する記録信号とし、この記録信号が光磁気ディスク201に記録される。また、バス9からIEEE1394インターフェース部212に供給されるATRAC方式などのデジタルオーディオデータについても、ATRACエンコーダ210を介して記録再生系回路203に供給されて、光磁気ディスク201に記録されるようにしてある。
【0031】
これらの回路での再生動作及び記録動作は、中央制御ユニット(CPU)213の制御で実行される。また、IEEE1394インターフェース部212からバス9へのデータ送出や、バス9からのデータのインターフェース部212での受信についても、CPU213の制御で実行されるようにしてある。CPU213には、制御に必要なデータなどを記憶するメモリ214が接続してあり、PtoPコネクションなどの接続情報についても、このメモリ214の一部の記憶領域が使用される。
【0032】
次に、上述した各機器が接続されるIEEE1394方式のバス9でデータが伝送される状態について説明する。図4は、IEEE1394で接続された機器のデータ伝送のサイクル構造を示す図である。IEEE1394では、データは、パケットに分割され、125μSの長さのサイクルを基準として時分割にて伝送される。このサイクルは、サイクルマスタ機能を有するノード(バスに接続ささたいずれかの機器)から供給されるサイクルスタート信号によって作り出される。アイソクロナスパケットは、全てのサイクルの先頭から伝送に必要な帯域(時間単位であるが帯域と呼ばれる)を確保する。このため、アイソクロナス伝送では、データの一定時間内の伝送が保証される。ただし、伝送エラーが発生した場合は、保護する仕組みが無く、データは失われる。各サイクルのアイソクロナス伝送に使用されていない時間に、アービトレーションの結果、バスを確保したノードが、アシンクロナスパケットを送出するアシンクロナス伝送では、アクノリッジ、およびリトライを用いることにより、確実な伝送は保証されるが、伝送のタイミングは一定とはならない。
【0033】
所定のノード(機器)がアイソクロナス伝送を行う為には、そのノードがアイソクロナス機能に対応していなければならない。また、IEEE1394シリアルバスに接続されたノードの中の少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を有していなければならない。更に、IEEE1394シリアスバスに接続されたノードの中の少なくとも1つは、アイソクロナスリソースマネージャの機能を有していなければならない。
【0034】
図5は、バス上でデータ伝送を行う上で必要なプラグ、プラグコントロールレジスタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図である。AVデバイス(AV−device)11〜13は、IEEE1394シリアスバスによって接続されている。AVデバイス13のoMPRにより伝送速度とoPCRの数が規定されたoPCR〔0〕〜oPCR〔2〕のうち、oPCR〔1〕によりチャンネルが指定されたアイソクロナスデータは、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#1(channel #1)に送出される。AVデバイス11のiMPRにより伝送速度とiPCRの数が規定されたiPCR〔0〕とiPCR〔1〕のうち、iPCR〔0〕により、AVデバイス11は、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#1に送出されたアイソクロナスデータを読み込む。同様に、AVデバイス12は、oPCR〔0〕で指定されたチャンネル#2(channel #2)に、アイソクロナスデータを送出し、AVデバイス11は、iPRC〔1〕にて指定されたチャンネル#2からそのアイソクロナスデータを読み込む。
【0035】
このように確保されたチャンネルを使用して、データの送出元の機器の出力プラグからバスに送出されたデータが、データの受信先の機器の入力プラグで受信されるように設定される。このようにチャンネルとプラグを設定してコネクションを張る処理が、バスに接続された所定の機器(コントローラ)の制御で実行される。
【0036】
このようにして、IEEE1394シリアスバスによって接続されている機器間でデータ伝送が行われるが、本例のシステムでは、このIEEE1394シリアスバスを介して接続された機器のコントロールのためのコマンドとして規定されたAV/Cコマンドを利用して、各機器のコントロールや状態の判断などが行えるようにしてある。このAV/Cコマンドで使用されるデータについて以下説明する。
【0037】
図6は、AV/Cコマンドのアシンクロナス転送モードで伝送されるパケットのデータ構造を示している。AV/Cコマンドは、AV機器を制御するためのコマンドセットで、CTS(コマンドセットのID)=“0000”である。AV/Cコマンドフレームおよびレスポンスフレームが、ノード間でやり取りされる。バスおよびAV機器に負担をかけないために、コマンドに対するレスポンスは、100ms以内に行うことになっている。図6に示すように、アシンクロナスパケットのデータは、水平方向32ビット(=1 quadlet)で構成されている。図中上段はパケットのヘッダ部分を示しており、図中下段はデータブロックを示している。destination IDは、宛先を示している。
【0038】
CTSはコマンドセットのIDを示しており、AV/CコマンドセットではCTS=“0000”である。ctype/responseのフィールドは、パケットがコマンドの場合はコマンドの機能分類を示し、パケットがレスポンスの場合はコマンドの処理結果を示す。
【0039】
コマンドは大きく分けて、(1)機能を外部から制御するコマンド(CONTROL)、(2)外部から状態を問い合わせるコマンド(STATUS)、(3)制御コマンドのサポートの有無を外部から問い合わせるコマンド(GENERAL INQUIRY(opcodeのサポートの有無)およびSPECIFIC INQUIRY(opcodeおよびoperandsのサポートの有無))、(4)状態の変化を外部に知らせるよう要求するコマンド(NOTIFY)の4種類が定義されている。
【0040】
レスポンスはコマンドの種類に応じて返される。CONTROLコマンドに対するレスポンスには、NOT IMPLEMENTED(実装されていない)、ACCEPTED(受け入れる)、REJECTED(拒絶)、およびINTERIM(暫定的な応答)がある。STATUSコマンドに対するレスポンスには、NOT INPLEMENTED、REJECTED、IN TRANSITION(移行中)、およびSTABLE(安定)がある。GENERAL INQUIRYおよびSPECIFIC INQUIRYコマンドに対するレスポンスには、IMPLEMENTED(実装されている)、およびNOT IMPLEMENTEDがある。NOTIFYコマンドに対するレスポンスには、NOTIMPLEMENTED,REJECTED,INTERIMおよびCHANGED(変化した)がある。なお、ここに示した以外のコマンドやレスポンスが定義されることもある。
【0041】
subunit typeは、機器内の機能を特定するために設けられており、例えば、tape recorder/player,tuner等が割り当てられる。同じ種類のsubunitが複数存在する場合の判別を行うために、判別番号としてsubunit idでアドレッシングを行う。opcodeはコマンドを表しており、operandはコマンドのパラメータを表している。Additional operandsは必要に応じて付加されるフィールドである。paddingも必要に応じて付加されるフィールドである。dataCRC(Cyclic Redundancy Check)はデータ伝送時のエラーチェックに使われる。
【0042】
図7は、AV/Cコマンドの具体例を示している。図7の(A)は、ctype/responseの具体例を示している。図中上段がコマンドを表しており、図中下段がレスポンスを表している。“0000”にはCONTROL、“0001”にはSTATUS、“0010”にはSPECIFIC INQUIRY、“0011”にはNOTIFY、“0100”にはGENERAL INQUIRYが割り当てられている。“0101乃至0111”は将来の仕様のために予約確保されている。また、“1000”にはNOT INPLEMENTED、“1001”にはACCEPTED、“1010”にはREJECTED、“1011”にはIN TRANSITION、“1100”にはIMPLEMENTED/STABLE、“1101”にはCHNGED、“1111”にはINTERIMが割り当てられている。“1110”は将来の仕様のために予約確保されている。
【0043】
図7の(B)は、subunit typeの具体例を示している。“00000”にはVideo Monitor、“00011”にはDisk recorder/Player、“00100”にはTape recorder/Player、“00101”にはTuner、“00111”にはVideoCamera、“11100”にはVendor unique、“11110”にはSubunit type extended to next byteが割り当てられている。尚、“11111”にはunitが割り当てられているが、これは機器そのものに送られる場合に用いられ、例えば電源のオンオフなどが挙げられる。
【0044】
図7の(C)は、opcodeの具体例を示している。各subunit type毎にopcodeのテーブルが存在し、ここでは、subunit typeがTape recorder/Playerの場合のopcodeを示している。また、opcode毎にoperandが定義されている。ここでは、“00h”にはVENDOR−DEPENDENT、“50h”にはSEACHMODE、“51h”にはTIMECODE、“52h”にはATN、“60h”にはOPEN MIC、“61h”にはREAD MIC、“62h”にはWRITE MIC、“C1h”にはLOAD MEDIUM、“C2h”にはRECORD、“C3h”にはPLAY、“C4h”にはWINDが割り当てられている。
【0045】
このように規定されるAV/Cコマンドを利用して、バスに接続された機器の制御が行われて、その制御に基づいてバスで接続された機器間でのデータ伝送が行われる。ここで、本例においてはストリームデータを入力可能な入力機器(ターゲット機器)に対して、入力選択状態を制御するコマンドを用意する。このコマンドのパケットは、該当するストリームデータを出力する出力機器か、或いはその出力機器と入力機器との間の伝送を制御するコントロール機器のいずれかが送出する。
【0046】
図8は、このコマンドであるインプットセレクトコントロールコマンドの〔opcode〕と〔operand〕のデータ構成例を示したもので、このデータが図6に示すパケットに配置される。コマンドタイプとしては、制御指示を行うデータであるので、〔CONTROL〕となる。〔opcode〕のエリアには、該当するコマンドである〔INPUT SELECT〕のデータが配置され、〔operand(0)〕のエリアには、入力機器の入力プラグIDが配置され、〔operand(1)(2)〕のエリアには、ノードIDが配置され、〔operand(3)〕のエリアには、出力機器の出力プラグIDが配置される。〔operand(4)〕のエリアには、1ビット目にパスチェンジデータが配置され、2〜4ビットの区間は未定義(reservedと図示された部分)とされて、特定のデータ(例えばデータ“000”)が配置され、5〜8ビットの区間はコマンドでは使用しないために特定のデータ(例えば最大値であるデータ“1111”)が配置される。
【0047】
入力機器の入力プラグIDは、このコマンドを受信した入力機器が決定するため、このコマンドを送った機器(即ち出力機器又はコントロール機器)でコマンドを送る段階では判らないので、例えば最大値のデータを配置する。出力機器の出力プラグIDは、出力機器からストリームデータを出力させるプラグのIDデータを配置する。図9は、このプラグIDのデータ構成例を示す図であり、例えば〔0〕〜〔30〕の31個のシリアルバス用のプラグと、〔0〕〜〔30〕の31個の外部出力プラグとに個別のIDを付与してある。外部出力プラグは、バス9を使用しないプラグである。Reservedと図示された部分は、プラグIDが未定義のデータ値である。
【0048】
パスチェンジデータは、ストリームデータを伝送途中で、その伝送路を変更する指示を行う場合に必要なデータである。例えば、出力機器から出力させるデータが、デジタルデータからアナログ信号に変更する必要が生じたとき、バスを使用した伝送路から外部アナログ伝送路への変更(パスチェンジ)を行う必要がある。このとき、このパスチェンジデータを使用して、パスチェンジの発生で入力機器で入力選択を行うことを指示する。具体的には、例えば図10に示すように、通常の入力選択を指示するコマンドの際には、パスチェンジデータ“0”とし、パスチェンジのために入力選択を指示するコマンドの際には、パスチェンジデータ“1”とする。
【0049】
図8に示すコマンドのパケットを入力機器に対して送信したとき、そのコントロールコマンドに対するレスポンスを、そのコマンドの送信元に対して入力機器が返送する。図11は、そのレスポンスであるインプットセレクトコントロールレスポンスの〔opcode〕と〔operand〕のデータ構成例を示したもので、このデータが図6に示すパケットに配置される。〔opcode〕のエリアには、該当するコマンドである〔INPUT SELECT〕のデータが配置され、〔operand(0)〕のエリアには、入力機器の入力プラグIDが配置され、〔operand(1)(2)〕のエリアには、接続元のノードIDが配置され、〔operand(3)〕のエリアには、接続元である出力プラグIDが配置される。〔operand(4)〕のエリアには、1ビット目にパスチェンジデータが配置され、2〜4ビットの区間は未定義(reservedと図示された部分)とされて、特定のデータ(例えばデータ“000”)が配置され、5〜8ビットの区間は、入力機器の状態を示すステータスデータ〔result status〕が配置される。
【0050】
ここで、〔operand(1)〜(3)〕のエリアは、コマンドに配置されたデータがそのまま配置され、〔operand(4)〕のエリアの1〜4ビットの区間についても同様にコマンドに配置されたデータがそのまま配置される。そして、入力機器で入力プラグの設定が行われるとき、その入力プラグのIDが、〔operand(0)〕のエリアに配置される。
【0051】
図12は、この入力プラグIDのデータ例を示したものであり、例えば〔0〕〜〔30〕の31個のシリアルバス用のプラグと、〔0〕〜〔30〕の31個の外部出力プラグとに個別のIDを付与してある。また、この入力プラグIDを示すのは、入力機器でコマンドに対する指示に従うことを示すレスポンスである〔ACCEPTED〕のレスポンスである場合であり、その他のタイプのレスポンス時に使用されるデータ(ここでは最大値FFのデータ)も用意されている。
【0052】
入力機器の状態を示すステータスデータ〔result status〕としては、ここでは例えば図13に示すように定義されている。このステータスデータの使用時には、レスポンスのタイプとして、コマンドの指示に従う〔ACCEPTED〕の他に、コマンドの指示を拒絶する〔REJECTED〕と、暫定的な応答である〔INTERIM〕とがある。それぞれのレスポンスのタイプ毎に、複数のステータスデータ値が設定してある。
【0053】
図13に従って上から順に説明すると、コマンドの指示に従う〔ACCEPTED〕のレスポンスの場合には、以下の4つのデータが用意してある。
1.〔succeeded〕データ
コマンドの指示に成功したことを示すデータ
2.〔ready〕データ
入力機器の内部でストリームデータを入力できる状態に接続が完了したが、何らかの要因で待機状態であることを示すデータ
3.〔busy〕データ
入力機器の内部でストリームデータを入力できる状態に接続が完了したと共に、出力機器と入力機器とのネットワーク上での接続も完了した上で、入力機器の別の要因で入力できない状態であることを示すデータ
4.〔failed〕データ
入力機器の内部でストリームデータを入力できる状態に接続が完了したが、出力機器と入力機器とのネットワーク上での接続が失敗したした状態であることを示すデータ
【0054】
また、コマンドの指示を拒絶する〔REJECTED〕のレスポンスの場合には、以下の8つのデータが用意してある。
1.〔disabled〕データ
他の機器からの指令で入力設定を行うことを禁止するモードが設定されていることを示すデータ
2.〔locked〕データ
入力機器の動作が何らかの要因(例えば録音中など)でロックされて、入力設定ができないことを示すデータ
3.〔p−to−p〕データ
他の機器からの制御で張られたコネクションがあるために、入力プラグに空きがなく、コネクションを張ることができないことを示すデータ
4.〔insufficient resource〕データ
バス上の帯域(チャンネル)に空きがないために、コネクションを張ることができないことを示すデータ
5.〔source not found〕データ
出力機器(ソース機器)の指定された出力プラグを見つけることができないことを示すデータ
6.〔not selected〕データ
指定された経路が設定できないことを示すデータで、このデータはパスチェンジが指定されたときに、その経路への変更ができないときに使用する
7.〔not registerd〕データ
指定された経路が登録されていることを示すデータで、このデータについてもパスチェンジが指定されたときに、その指定されたプラグなどがない場合に使用する
8.〔any other reason〕データ
その他の理由で指令を拒絶するときのデータ
【0055】
また、コマンドに対する暫定的な応答である〔INTERIM〕のレスポンスの場合には、以下の2つのデータが用意してある。
1.〔no information〕データ
何らかの原因でAV/Cコマンドで規定された時間(例えば100m秒)以内に応答ができないとき、一時的に伝送するデータ
2.〔busy〕データ
何らかの原因でAV/Cコマンドで規定された時間(例えば100m秒)以内に応答ができないとき、一時的に伝送するデータであり、このデータを受け取った場合には、予め決められた一定時間(例えば10秒)経過した後に、正常な状態となったと判断できるデータ
【0056】
また、図8に示すコントロールコマンドの他に、入力機器の入力選択状態を問い合わせるステータスコマンドが用意してある。図14は、このコマンドであるインプットセレクトステータスコマンドの〔opcode〕と〔operand〕のデータ構成例を示したもので、このデータが図6に示すパケットに配置される。コマンドタイプとしては、状態を問い合わせるデータであるので、〔STATUS〕となる。〔opcode〕のエリアには、該当するコマンドである〔INPUT SELECT〕のデータが配置され、〔operand(0)〕のエリアには、入力機器の入力プラグIDが配置され、〔operand(1)〕以降のエリアは、全て最大値が配置される。
【0057】
図14に示すコマンドのパケットを入力機器に対して送信したとき、そのステータスコマンドに対するレスポンスを、そのコマンドの送信元に対して入力機器が返送する。図15は、そのレスポンスであるインプットセレクトステータスレスポンスの〔opcode〕と〔operand〕のデータ構成例を示したもので、このデータが図6に示すパケットに配置される。〔opcode〕のエリアには、該当するコマンドである〔INPUT SELECT〕のデータが配置され、〔operand(0)〕のエリアには、入力機器の入力プラグIDが配置され、〔operand(1)(2)〕のエリアには、接続元のノードIDが配置され、〔operand(3)〕のエリアには、接続元である出力プラグIDが配置される。〔operand(4)〕のエリアの1〜4ビットの区間は未定義(reservedと図示された部分)とされて、特定のデータ(例えばデータ“000”)が配置され、5〜8ビットの区間は、入力機器の状態を示すステータスデータ〔status〕が配置される。
【0058】
入力機器の状態を示すステータスデータ〔status〕としては、ここでは例えば図16に示すように定義されている。そのステータスデータについて説明すると、コネクションが接続されて伝送中であることを示すデータと、帯域に空きがなくてコネクションが確立できない状態であることを示すデータと、コネクションの確立ができて伝送のための用意ができていることを示すデータと、伝送フォーマットが合っていないことを示すデータと、出力機器(ソース機器)が選択されてないことを示すデータとが用意されている。その他の値については未定義である。
【0059】
次に、以上説明した構成のインプットセレクトコマンドを使用した伝送処理例を、図17〜図22を参照して説明する。
【0060】
・処理例1
この例では、ストリームデータの出力機器(ソース機器)として、オーディオ再生装置とし、入力機器(ターゲット機器)として、その再生装置から再生されて伝送されたオーディオデータ(ストリームデータ)を記録する記録装置としてある。このような装置は、例えば図3に示したオーディオデッキ2に相当する。また、IRD内でオーディオデータの一時蓄積ができる場合には、IRDがソース機器となり得る。そして、ソース機器からの制御で、入力機器側が接続管理を行って、その接続管理で設定された伝送路でオーディオデータを伝送する。
【0061】
まずソース機器で再生操作が行われたとする。このとき、ソース機器は入力機器に対して、インプットセレクトコントロールコマンドを送り(ステップS11)、ソース機器から出力されるデータを入力機器で受信できるように、接続管理を依頼する指令を送る。このとき、入力機器では、記録が行われてないストップ状態のままであるとすると、入力機器からのレスポンスは、暫定的な応答である〔INTERIM〕のデータとし、そのステータスデータとして〔no information〕とする(ステップS12)。そして、入力機器側で記録の用意ができた段階で、指令に応答するレスポンスである〔ACCEPTED〕のデータとし、そのステータスデータとして〔ready〕とし、入力機器の内部で用意ができたことをソース機器に伝える(ステップS13)。その後、録音開始制御がされたなら、入力機器は、ソース機器とのPtoPコネクションを確立させる処理を行い(ステップS14)、ソース機器は、その確立されたコネクションで再生されたオーディオデータの送信を開始させ、入力機器で受信したオーディオデータを録音させる(ステップS15)。
【0062】
このように録音を開始させることで、入力機器による管理で接続を実行させながら、ソース機器から出力されたオーディオデータなどを、欠落なく入力機器で受信して記録することが可能になり、いわゆる頭切れなどの発生を防止できる。
【0063】
・処理例2
この例では、バス上のコントローラ(例えば図1に示すコントロール機器3)の制御により、入力機器で接続管理を実行させる例である。まず、コントローラは、入力機器に対して、インプットセレクトコントロールコマンドを送り(ステップS21)、ソース機器から出力されるデータを入力機器で受信できるように、接続管理を依頼する指令を送る。このとき、入力機器では、記録が行われてないストップ状態のままであるとすると、入力機器からのレスポンスは、暫定的な応答である〔INTERIM〕のデータとし、そのステータスデータとして〔no information〕とする(ステップS22)。そして、入力機器側で記録の用意ができた段階で、指令に応答するレスポンスである〔ACCEPTED〕のデータとし、そのステータスデータとして〔ready〕とし、入力機器の内部で用意ができたことをコントローラに伝える(ステップS23)。このデータが伝送されると、コントローラは入力機器に対して、録音ポーズ状態とする録音ポーズコマンドを送り(ステップS24)、ソース機器に対しては、再生ポーズコマンドを送る(ステップS25)。その後、入力機器は、録音ポーズコマンドに対するレスポンスを送る(ステップS26)と共に、ソース機器とのPtoPコネクションを確立させる処理を行う(ステップS27)。ソース機器は、再生ポーズコマンドに対するレスポンスを送る(ステップS28)。
【0064】
ここで、コントローラはインプットセレクトステータスコマンドを入力機器に送り(ステップS29)、そのコマンドに対する入力機器からのレスポンス(ステップS30)で、接続が完了したことをコントローラが判断すると、入力機器への録音コマンドの伝送(ステップS31)と、ソース機器への再生コマンドの伝送(ステップS32)とを、連続的に行い、ソース機器からオーディオデータなどのストリームデータの伝送を開始させて、入力機器で録音させる(ステップS33)。なお、ソース機器がコントローラを兼ねても良い。
【0065】
このように録音を開始させることで、コントローラからの指示に基づいて、入力機器による管理で接続を実行させながら、ソース機器から出力されたオーディオデータなどを、欠落なく入力機器で受信して記録することが可能になり、処理例1の場合と同様に、いわゆる頭切れなどの発生を防止できる。
【0066】
・処理例3
この例では、出力機器(ソース機器)から、入力機器(ターゲット機器)にオーディオデータなどのストリームデータを伝送する例としてある。そして、ソース機器からの制御で、入力機器側が接続管理を行って、その接続管理で設定された伝送路でストリームデータを伝送する。
【0067】
まずソース機器は入力機器に対して、インプットセレクトコントロールコマンドを送り(ステップS34)、ソース機器から出力されるデータを入力機器で受信できるように、接続管理を依頼する指令を送る。このとき、入力機器では、接続処理が完了した状態(コネクションも張られた状態)で、別の要因でストリームデータの受信が一時的に不可能な状態であるとすると、レスポンスで〔ACCEPTED〕のデータとし、そのステータスデータとして〔busy〕とする(ステップS35)。
【0068】
このレスポンスをソース機器が受信すると、ソース機器は逐次入力機器に対して状態を問い合わせるポーリング動作を行う。即ち、入力機器に対して、インプットセレクトステータスコマンドをある程度の時間の間隔で逐次送り(ステップS36)、そのレスポンスをソース機器で確認する(ステップS37)。このポーリング動作が繰り返されている間に、入力機器で受信可能状態に変化したとする。このとき、この変化した後のインプットセレクトステータスコマンド(ステップS38)に対するレスポンス(ステップS39)で、その状態変化をソース機器が確認できると、用意された帯域でストリームデータの送信を開始させる(ステップS40)。
【0069】
この処理例3のように伝送が行われることで、入力機器側で何らかの要因で一時的に受信ができないとき、その受信ができる状態になったとき、直ちにソース機器からデータを出力させて、入力機器に送ることができ、伝送されるストリームデータの先頭部分の欠落などを防止した良好な伝送が行える。
【0070】
なお、この処理例3の場合には、ソース機器からの指令で、入力機器が接続管理を行うようにしたが、ソース機器とは別のコントローラからの指令で、入力機器が接続管理を行う場合にも、同様に処理される。
【0071】
また、処理例3では、インプットセレクトコントロールコマンドに対するレスポンスで、ステータスが〔busy〕の場合の例としたが、ステータスが〔faild〕データであるときにも、同様の処理で対処できる。即ち、ステータスが〔faild〕のときには、入力機器の内部でストリームデータを入力できる状態に接続が完了したが、出力機器と入力機器とのネットワーク上での接続が失敗したした状態であり、そのことをソース機器(又はコントローラ)が判断したとき、以後ポーリング動作を行って、繰り返し接続ができたか問い合わせ、接続ができたことがレスポンスで判ったとき、送信を開始させる。
【0072】
また、このようなポーリング動作を行う際には、そのポーリング動作を繰り返す時間を決めて、その時間が経過したときには、伝送不可能として終了させても良い。
【0073】
さらに、このようなポーリング動作をするかわりに、ステータスが〔busy〕のレスポンスがあった後、入力機器の状態が安定するまでの時間などのある程度の時間が経過した後に、ソース機器側からは入力機器の状態を確認することなく、ストリームデータの送信を開始させても良い。
【0074】
・処理例4
この例では、出力機器(ソース機器)から、入力機器(ターゲット機器)にオーディオデータなどのストリームデータを伝送する例としてある。そして、ソース機器からの制御で、入力機器側が接続管理を行って、その接続管理で設定された伝送路でストリームデータを伝送する。
【0075】
まずソース機器は入力機器に対して、インプットセレクトコントロールコマンドを送り(ステップS41)、ソース機器から出力されるデータを入力機器で受信できるように、接続管理を依頼する指令を送る。このとき、入力機器では、接続処理が完了した状態(コネクションも張られた状態)で、別の要因でストリームデータの受信が一時的に不可能な状態であるとすると、レスポンスで〔ACCEPTED〕のデータとし、そのステータスデータとして〔busy〕とする(ステップS42)。
【0076】
このレスポンスをソース機器が受信すると、ソース機器は入力機器に対して、ストリームデータの受信が可能な状態になったときに知らせるコマンドである〔NOTIFY〕コマンドとして、インプットセレクトノーティファイコマンドを送る(ステップS43)。このコマンドを入力機器が受け取ると、そのことを知らせるレスポンスである〔INTERIM〕のデータを送る(ステップS44)。このとき、そのステータスデータは、〔busy〕とする。
【0077】
ここまでの伝送が行われた後に、入力機器で受信可能状態に変化したとする。このとき、入力機器からソース機器に対して、受信できる状態になったことを知らせる〔ACTIVE〕のレスポンスを送る(ステップS45)。このときには、状態が変化したことを示す〔changed〕のコマンドの処理結果を付加する。このレスポンスにより状態変化をソース機器が確認できると、用意された帯域でストリームデータの送信を開始させる(ステップS46)。
【0078】
この処理例4のように伝送が行われることで、入力機器側で何らかの要因で一時的に受信ができないとき、その受信ができる状態になったとき、直ちにソース機器からデータを出力させて、入力機器に送ることができ、伝送されるストリームデータの先頭部分の欠落などを防止した良好な伝送が行える。また、この処理例4の場合には、ソース機器側が入力機器の状態を監視する必要がなく、入力機器で状態が変化したとき、自動的にレスポンスが得られるので、ソース機器側での処理が簡単になる。
【0079】
なお、この処理例4の場合にも、ソース機器からの指令で、入力機器が接続管理を行うようにしたが、ソース機器とは別のコントローラからの指令で、入力機器が接続管理を行う場合にも、同様に処理される。
【0080】
また、処理例4でも、インプットセレクトコントロールコマンドに対するレスポンスで、ステータスが〔busy〕の場合の例としたが、ステータスが〔faild〕データであるときにも、同様の処理で対処できる。即ち、ステータスが〔faild〕のときには、入力機器の内部でストリームデータを入力できる状態に接続が完了したが、出力機器と入力機器とのネットワーク上での接続が失敗したした状態であり、そのことをソース機器(又はコントローラ)が判断したとき、〔NOTIFY〕コマンドを送って、状態が変化したとに知らせるようにして、接続ができる状態になったことがレスポンスで判ったとき、送信を開始させる。
【0081】
・処理例5
この例では、コントローラから、入力機器(ターゲット機器)に対して、何らかの指令を送って、入力機器で各種制御(接続管理など)を実行させる例としてある。
【0082】
まずコントローラは入力機器に対して、いずれかの指示を含むコントロールコマンドを送り(ステップS51)、その指示に対して直ちに応答できないとき、コントローラに対するレスポンスを、暫定的な応答である〔INTERIM〕のデータとし、そのステータスデータとして〔no information〕とする(ステップS52)。そして、入力機器でコントロールコマンドに対する応答ができた時点で、〔ACCEPTED〕のレスポンスを送る(ステップS53)。
【0083】
ここで、〔INTERIM〕のレスポンスを送ってから、〔ACCEPTED〕のレスポンスを送るまでに要する時間をT1とする。例えば、この時間T1は2秒であるとする。このとき、コントローラでは、〔INTERIM〕のレスポンスがあってから、〔ACCEPTED〕のレスポンスがあるまでの時間T1を予め2秒程度と予測して、その時間を元にソース機器からのストリームデータの送出などの他の制御を実行するようにしてある。
【0084】
・処理例6
この例では、処理例5と同様に、コントローラから、入力機器(ターゲット機器)に対して、何らかの指令を送って、入力機器で各種制御(接続管理など)を実行させる例としてある。
【0085】
まずコントローラは入力機器に対して、いずれかの指示を含むコントロールコマンドを送り(ステップS61)、その指示に対して直ちに応答できないとき、コントローラに対するレスポンスを、暫定的な応答である〔INTERIM〕のデータとし、ステータスデータとして〔busy〕とする(ステップS62)。この〔busy〕のステータスデータを付加する状態は、コマンドによる指示に対応した処理を行うのに、通常よりも長い時間を必要とする状態である。このような状態は、例えば入力機器が電源オフ状態にあって、電源オンに立ち上げるのに時間がかかる状態が、このような場合に相当する。そして、入力機器でコントロールコマンドに対する応答ができた時点で、〔ACCEPTED〕のレスポンスを送る(ステップS63)。
【0086】
この場合に〔INTERIM〕のレスポンスを送ってから、〔ACCEPTED〕のレスポンスを送るまでに要する時間をT2とすると、例えばこの時間T2は10秒程度であるとする。このとき、コントローラでは、ステータスが〔busy〕の〔INTERIM〕のレスポンスがあってから、〔ACCEPTED〕のレスポンスがあるまでの時間T2を予め10秒程度と予測して、その時間を元にソース機器からのストリームデータの送出などの他の制御を実行するようにしてある。従って、処理例5,6を実行することで、そのときの相手側の機器の状態に基づいた適切な制御が可能になる。
【0087】
次に、本発明の第2の実施の形態を、図23〜図42を参照して説明する。この図23〜図42において、上述した第1の実施の形態で説明した図1〜図22に対応する部分には同一符号を付す。
【0088】
本実施の形態でのネットワークシステムの構成例について、図23を参照して説明する。このネットワークシステムは、第1の実施の形態の場合と同様に、IEEE1394方式のシリアルデータバス9を介して、複数台の機器が接続されるものとしてある。ここでは、図23に示すように、オーディオデッキ(オーディオ記録再生装置)2と、アンプ装置4と、オーディオ再生装置5とが、バス9に接続してある。各機器は、IEEE1394方式のバス接続用端子を備えた機器であり、またAV/Cコマンドで制御が行える機能が実装させてある。後述する伝送例では、アンプ装置4又はオーディオ再生装置5を、バス9上での伝送制御を行う機器(コントローラ)としてある。バス9に接続された図示しない別の機器が、バス9上での伝送制御を行う構成であっても良い。
【0089】
各機器2,4,5は、AV/Cコマンドで規定された機能的に見た場合、各機能を実現する処理を実行するサブユニットと、バス9と内部のサブユニットとの間でデータの入出力を行うプラグ部とを備えた構成として見ることができる。即ち、例えばオーディオデッキ2は、ディスクへの記録及びディスクからの再生を行うディスクサブユニット2aを備える。また、アンプ装置4は、コントロール機能を実行するコントロール部4aと、オーディオ信号の出力処理を行うオーディオサブユニット4bを備える。オーディオサブユニット4bには、スピーカ装置4d,4eが接続される。オーディオ再生装置5は、ディスクからの再生を行うディスク再生サブユニット5aを備える。また、それぞれの機器2,4,5がプラグ部2b,4c,5bを備える。各プラグ部2b,4c,5bには、複数のプラグが実装されて、バス9上の複数のチャンネルと接続できる構成とされる。このプラグとチャンネルとの関係については、既に第1の実施の形態で図5を参照して説明したものと同じである。
【0090】
図24は、アンプ装置4の内部構成の一例を示したものである。アンプ装置4は、オーディオ信号(デジタルデータ又はアナログ信号)が複数台のオーディオ機器から供給される入力端子群401を備え、この入力端子群401に得られるオーディオ信号の中の何れかのオーディオ信号を入力選択部402で選択する。そして、選択されたオーディオ信号に対して、信号処理部403で必要な信号処理を施す。ここでの信号処理は、例えばDSP(Digital Signal Processor)と称されるデジタル処理回路を使用して、信号特性の補正,マルチチャンネル処理などが行われる。選択された入力信号がアナログ信号である場合には、信号処理部403内でデジタル信号に変換した後、処理される。
【0091】
信号処理部403の出力は、デジタル・アナログ変換器404に供給してアナログオーディオ信号に変換し、その変換されたオーディオ信号をパワーアンプ部405に供給し、スピーカを駆動できる出力に増幅する。パワーアンプ部405の出力は、スピーカ端子406,407を介して接続されたスピーカ装置に供給される。
【0092】
また本例のアンプ装置4は、IEEE1394インターフェース部408を備えて、バス9により伝送されたオーディオデータをインターフェース部408が受信したとき、その受信したオーディオデータを入力選択部402を介して信号処理部403に供給できるようにしてある。
【0093】
アンプ装置4内での信号処理動作や、バス9を介した受信動作は、中央制御ユニット(CPU)409の制御で実行される。CPU409には、制御に必要なデータなどを記憶するメモリ410が接続してある。
【0094】
図25は、オーディオ再生装置5の内部構成の一例を示したものである。ここでのオーディオ再生装置5は、コンパクトディスク(CD)と称されるデジタルオーディオデータが記録された光ディスクを再生する装置である。即ち、再生装置に装着された光ディスク501に記録されたデータを、光学ピックアップ502で光学的に読み出し、光学ピックアップ502で読み出された信号を、再生系回路503に供給して処理することで再生データを得、その再生データをデジタル・アナログ変換器504でアナログオーディオ信号に変換した後、アナログ出力端子505から出力させ、この端子505に接続されたオーディオ機器などに供給する。また、デジタル・アナログ変換器504でアナログ変換してないデジタルオーディオデータを、デジタル出力端子505から出力させる。また、ディスク501から再生したオーディオデータなどを、IEEE1394インターフェース部509に供給して、接続されたバス9に送出できるようにしてある。
【0095】
オーディオ再生装置5内での再生動作や、バス9を介したデータ伝送は、中央制御ユニット(CPU)510の制御で実行される。CPU510には、制御に必要なデータなどを記憶するメモリ511が接続してある。
【0096】
なお、オーディオデッキ2の構成については、第1の実施の形態で図3を参照して説明した構成が適用できる。
【0097】
次に、各機器が接続されるIEEE1394方式のバス9でデータが伝送される基本的な動作については、既に第1の実施の形態で説明したものと同じである。即ち、バス9上でのデータ伝送のサイクル構造は、図4に示した構成であり、アイソクロナス伝送とアシンクロナス伝送とが可能な構造としてある。バス上でデータ伝送を行う上で必要なプラグ、プラグコントロールレジスタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係は、図5に示した構成であり、確保されたチャンネルを使用して、データの送出元の機器の出力プラグからバスに送出されたデータが、データの受信先の機器の入力プラグで受信されるように設定される。このチャンネルとプラグを設定してコネクションを張る処理が、バスに接続された制御機器(コントローラ)の制御で実行される。
【0098】
また、バス9に接続された各機器のコントロールや状態の判断などが、図6,図7を参照して説明したように規定されるAV/Cコマンドを使用して行えるようにしてある。このAV/Cコマンドを利用して、バスに接続された機器の制御が行われて、その制御に基づいてバスで接続された機器間でのデータ伝送が行われる。ここで、本例においてはストリームデータを入力可能な入力機器(ターゲット機器)に対して、入力選択状態を制御するコマンドを用意する。このコマンドのパケットは、該当するストリームデータを出力する出力機器か、或いはその出力機器と入力機器との間の伝送を制御するコントロール機器のいずれかが送出する。
【0099】
図26は、本例の場合のインプットセレクトコントロールコマンドの〔opcode〕と〔operand〕のデータ構成例を示したもので、このデータが図6に示すパケットに配置される。コマンドタイプとしては、制御指示を行うデータであるので、〔CONTROL〕となる。〔opcode〕のエリアには、該当するコマンドである〔INPUT SELECT〕のデータが配置され、〔operand(0)〕のエリアには、指示する内容の詳細を示すサブファンクション(subfunction)のデータが配置される。
【0100】
〔operand(1)〕の前半の4ビットは未定とされ、後半の4ビットには一定の値(ここでは“1111”すなわち4ビットの16進数値の最大値F)を配置してある。〔operand(2)(3)〕のエリアには、出力機器のノードIDが配置され、〔operand(4)〕のエリアには、出力機器の出力プラグIDが配置される。〔operand(5)〕のエリアには、入力機器の入力プラグIDが配置される。〔operand(6)(7)〕のエリアには、シグナルディスティネーション(signal destination)のデータが配置される。〔operand(8)〕のエリアは、未定義とされる。なお、コントロールコマンドを送る段階で、入力プラグIDは、このコマンドを受けた入力機器が決定するため、例えば最大値のデータ(FF16)を配置する。
【0101】
〔operand(0)〕のエリアに配置されるサブファンクションについては、ここでは例えば図27に示すように、出力機器とバス上でのコネクションを張る指示であるコネクト(connect)と、機器選択された状態においてパス(伝送路)の変更を指示するパスチェンジ(path change)と、機器選択はするがコネクションを張らない状態で待機させるセレクト(select)と、出力機器とのバス上でのコネクションを切断するディスコネクト(disconnect)とが用意してある。
【0102】
図28は、〔operand(4)〕のエリアに配置されるプラグIDのデータ構成例を示す図であり、例えば〔0〕〜〔30〕の31個のシリアルバス用のプラグと、〔0〕〜〔30〕の31個の外部出力プラグとに個別のIDを付与してある。外部出力プラグは、バス9を使用しないプラグである。Reservedと図示された部分は、プラグIDが未定義のデータ値である。
【0103】
図29,30は、〔operand(6)(7)〕のエリアに配置されるシグナルディスティネーションのデータの構成例を示す図である。このシグナルディスティネーションのデータは、3つの場合に分けられる。シグナルディスティネーションを指定しない場合は、〔operand(6)〕のエリアに最大値FF16が配置され、〔operand(7)〕のエリアにはFE16が配置される。その他の2つの場合には、〔operand(6)〕のエリアには、前半の5ビットに、サブユニットタイプ(subunit type)のデータが配置され、後半の3ビットに、サブユニットID(subunit ID)が配置される。〔operand(7)〕のエリアには、ディスティネーションプラグID(destination plug ID)が配置される。この2つの場合において、例えば、図29に示すように、機器のシリアルバス用のプラグあるいは機器の外部出力プラグのIDを〔operand(7)〕のエリアに配置する場合には、〔operand(6)〕のエリアには最大値FF16が配置される。この場合には、〔0〕〜〔30〕の31個のシリアルバス用のプラグと〔0〕〜〔30〕の31個の外部出力プラグとに個別にIDを付与してある。また、この例では、プラグ番号を特定せずにいずれかのシリアルバス用のプラグを指定するデータ(7F16の場合)と、プラグ番号を特定せずにいずれかの外部出力用のプラグを指定するデータ(FF16の場合)とが用意してある。さらに、〔operand(6)〕のエリアでサブユニットを指定する場合には、図30に示すように、〔operand(7)〕のエリアでサブユニットのディスティネーションIDが配置される。
【0104】
〔operand(6)〕のエリアのデータが、最大値FF以外でディスティネーションのサブユニットタイプの指定がある場合には、例えば図30に示すように、〔0〕〜〔30〕の31個のディスティネーションプラグを個別に指定するIDを設定してある。また、この例でも、プラグ番号を特定せずにいずれかのディスティネーションプラグを指定するデータ(FFの場合)が用意してある。
【0105】
このように構成されるインプットセレクトコントロールコマンドを受信した側では、そのコントロールコマンドに対する返答として、インプットセレクトコントロールレスポンスを、コマンドの発信元に伝送する。図31は、この場合のインプットセレクトコントロールレスポンスの〔opcode〕と〔operand〕のデータ構成例を示したもので、このデータが図6に示すパケットに配置される。レスポンスタイプとしては、制御コマンドに了解することを示す〔ACCEPTED〕の場合と、制御コマンドを拒絶することを示す〔REJECTED〕の場合と、暫定的な応答であることを示す〔INTERIM〕の場合とがある。〔opcode〕のエリアには、〔INPUT SELECT〕のデータが配置され、〔operand(0)〕のエリアには、指示する内容の詳細を示すサブファンクション(subfunction)のデータが配置される。
【0106】
〔operand(1)〕の前半の4ビットは未定とされ、後半の4ビットには処理結果のデータであるリザルトステータスが配置される。〔operand(2)〕以降のエリアには、コントロールコマンドと同じデータが配置される。但し、入力プラグIDのように、このレスポンスを送る側がコントロールコマンドの発行元に知らせるデータについては、該当するエリアに対応したデータを配置する。
【0107】
図32は、〔operand(1)〕の後半の4ビット区間に配置されるリザルトステータスのデータ例を示す図である。ここでの値と処理結果との関係を説明すると、制御コマンドに了解することを示す〔ACCEPTED〕のレスポンスの場合には、データの値が0(ここでは16進数値)となり、エラーなしに(即ち正常に)処理されたことを示す。
【0108】
制御コマンドを拒絶することを示す〔REJECTED〕のレスポンスの場合には、データの値が1のとき、該当する機器がこのコマンドの受付を禁止している設定であることを示す。データの値が2のときには、現在の動作にロックがかかって処理不可能であることを示す。データの値が3のときには、現在設定されたPtoPコネクションのオーナー機器でないため(他の機器で設定されたコネクションのため)にコネクションの設定に関する処理が不可能であることを示す。データの値が4のときには、資源不足で処理不可能であることを示す。データの値が5のときには、指定されたソース機器を見つけることができないために処理不可能であることを示す。データの値が6のときには、指定されたものが選択されていないために処理不可能であることを示す。データの値が7のときには、指定されたものが登録されていないために処理不可能であることを示す。さらに、データの値がEのときには、その他の理由で処理不可能であることを示す。また、暫定的な応答である〔INTERIM〕のレスポンスである場合には、データの値がFとなる。
【0109】
図33は、〔operand(5)〕のエリアに配置される入力プラグIDのデータ構成例を示す図であり、例えば〔0〕〜〔30〕の31個のシリアルバス用のプラグと、〔0〕〜〔30〕の31個の外部入力プラグとに個別のIDを付与してある。外部入力プラグは、バス9を使用しないプラグである。
【0110】
このようなインプットセレクトコントロールコマンドとそのレスポンスの伝送による伝送路の設定処理とは別に、本例においては、状態を問い合わせるシグナルソースステータスコマンドと、そのコマンドに対するレスポンスを用意してある。図34は、本例の場合のシグナルソースステータスコマンドの〔opcode〕と〔operand〕のデータ構成例を示したもので、このデータが図6に示すパケットに配置される。コマンドタイプとしては、問い合わせるデータであるので、〔STATUS〕となる。〔opcode〕のエリアには、該当する指示である〔SIGNAL SOURCE〕のデータが配置され、〔operand(0)(1)(2)〕のエリアには、最大値FFなどの一定値が配置される。〔operand(3)(4)〕のエリアには、シグナルディスティネーション(signal destination)のデータが配置される。
【0111】
図35は、このシグナルソースステータスコマンドに対するレスポンスの〔opcode〕と〔operand〕のデータ構成例を示したもので、このデータが図6に示すパケットに配置される。このレスポンスのパケットは、受信したコントロールコマンドの〔operand(0)〕のエリアに、出力状態を指示するデータである3ビットのアウトプットステータス(output status)のデータと、変換に関する設定を示す1ビットのコンビ(conv)のデータと、信号状態を示す4ビットのシグナルステータス(signal status)のデータとを配置する。また、〔operand(1)(2)〕のエリアに、シグナルソースステータスコマンドに示されたシグナルディスティネーションのソースとなるプラグに関するデータであるシグナルソース(signal source)のデータを配置する。その他のエリアは、コントロールコマンドのデータをそのまま返送する。
【0112】
図36は、信号の出力状態を指示するアウトプットステータスのデータ例を示した図である。この例では、値0のとき、パケットの出力が有効であることを示す。値1のとき、入力機器側の内部の状態で信号が流れない状態であることを示す。値2のとき、帯域又はチャンネルが不足しているために伝送路が確保できず出力できない状態であることを示す。値3のとき、パケットを出力できる状態であるが、PtoPコネクションが確立されていないために実際にはパケットを出力できない状態であることを示す。値4のとき、出力がバーチャル出力状態であることを示す。値5以降は未定義である。
【0113】
図37は、変換に関する設定を示すコンビのデータ例を示した図である。このデータは1ビットのデータであり、ここでは値0のとき、ディスティネーションプラグを通して出力される信号の信号フォーマットを変換することが不可能であることを示し、値1のとき、ディスティネーションプラグを通して出力される信号の信号フォーマットを変換することが可能であることを示す。
【0114】
図38は、信号状態を示すシグナルステータスの構成例を示した図である。シグナルステータスのエリアは、4ビットであり、各ビット毎に独立に信号状態のタイプを示している。この例では、最初のビットが1のとき、信号にその他のビットが示す信号状態のタイプ以外の何らかの処理を施していることを示し、0のとき、処理を施していないことを示す。2番目のビットが1のとき、オリジナル信号のサブセット(一部分)の信号であることを示し、0のとき、サブセットの信号でないことを示す。3番目のビットが1のとき、オリジナル信号のフォーマットから変換されていることを示し、0のとき、変換されていないことを示す。4番目のビットが1のとき、オリジナルの信号にオンスクリーンディスプレイ(OSD)と称される文字などの表示キャラクタが重畳された信号であることを示し、0のとき重畳されていないことを示す。また、シグナルステータスのエリアの全てのビットが0のとき、オリジナル信号と同じ信号であることを示している。
【0115】
図39は、シグナルソースステータスコマンドの〔operand(2)〕のエリアに配置されるデータに関してシリアルバス用のプラグあるいは外部プラグの場合のデータ例を示した図であり、例えば〔0〕〜〔30〕の31個のシリアルバス用の入力プラグと、〔0〕〜〔30〕の31個の外部入力プラグとに個別のIDを付与してある。外部入力プラグは、バス9を使用しないプラグである。このとき、〔operand(1)〕のエリアには、最大値FF16が配置される。
【0116】
次に、以上説明した構成のインプットセレクトコントロールコマンド及びシグナルソースステータスコマンドを使用した伝送処理例を、図40〜図42を参照して説明する。
【0117】
・処理例1
この例では、ストリームデータの出力機器(ソース機器)として、オーディオ再生装置とし、入力機器(ターゲット機器)として、その再生装置から再生されて伝送されたオーディオデータ(ストリームデータ)を受信して、スピーカからの出力処理などを行うアンプ装置としてある。このような再生装置及びアンプ装置は、例えば図25に示したディスク再生装置5及び図24に示したアンプ装置4に相当する。また、この例では、入力機器側が接続管理を行うコントローラとなって、その接続管理で設定された伝送路でオーディオデータを伝送する。
【0118】
この例では、まず、ソース機器であるディスク再生装置5がインプットセレクトコントロールコマンドを送信する宛先としてバス9に接続された入力機器であるアンプ装置4を登録するためのアウトプットプリセットコントロールコマンドを、アンプ装置4はディスク再生装置5に送る(ステップS101)。そのレスポンスを得て(ステップS102)、アンプ装置4は、ディスク再生装置5に登録ができたことを確認する。
【0119】
この後、ディスク再生装置5でディスクを再生させる操作が行われたとする。このとき、ディスク再生装置5が電源オフ状態であるとすると、この再生操作により電源オンになってもよい。ここで、再生信号の出力先であるアンプ装置4が電源オフ状態でであるなら、ディスク再生装置5は、バス9を介して電源オン指令を送る(ステップ103)。この電源指令を受信したアンプ装置4は、電源オン状態になる。なお、ここでの電源オフ状態は、何らかの制御信号の供給で電源オンに立ち上げることができる状態で待機している状態(いわゆるスタンバイ状態)になっていることである。このスタンバイ状態では、バス9を介して伝送されるデータの受信は可能になっている。また、本例のディスク再生装置5は、再生動作に関するパイロットランプを備えて、再生操作を行ってから再生が開始されるまでの待機状態のとき、そのパイロットランプが点滅し、再生が開始すると、点滅から連続点灯に変化するようにしてある。
【0120】
電源の立ち上げ処理が終了すると、再生装置はインプットセレクトコントロールコマンドを送信し(ステップS104)、ディスク再生装置5で再生したオーディオデータをバス9でアンプ装置4に伝送できるように、アンプ装置4で設定させる指示を行う。このとき、先に記した電源オン指令がなくとも、電源オフ状態にあるアンプ装置4はこのコマンドを受信したことにより、電源オンとなっても良い。ここでのインプットセレクトコントロールコマンドは、図26に示した構成のコマンドである。このコマンドを受信したアンプ装置4では、出力処理を行うサブユニット(図23のオーディオサブユニットに相当)と所定の入力プラグとの間の内部接続を完了させて、オーディオデータの入力ができるように設定した後に、ディスク再生装置5とアンプ装置4との間のバス9上のPtoPコネクションを確立させる(ステップS105)。このとき、何らかの原因で、AV/Cコマンドで規定された時間にPtoPコネクションを確立し応答ができない場合には、暫定的な応答である〔INTERIM〕のレスポンスをアンプ装置4からディスク再生装置5に伝送する。
【0121】
このコネクションが確立したとき、コマンドに対する処理が正常に行われたことを示すレスポンスを、アンプ装置4からディスク再生装置5に伝送する(ステップS106)。このレスポンスは、図31に示す構成のインプットセレクトコントロールレスポンスであり、ここでは接続の設定に関する入力準備が完了しているので、レスポンスのタイプは〔ACCEPTED〕になる。
【0122】
次に、ディスク再生装置5は、アンプ装置4でオーディオデータを処理する準備が整っているか否かを確認するために、シグナルソースステータスコマンドをアンプ装置4に伝送する(ステップS107)。このコマンドは、図34に示した構成のコマンドである。このコマンドを受信したアンプ装置4では、そのときのアンプ装置4の状態に基づいたレスポンスを返送する。図40の例では、ステップS107でコマンドを送ったとき、アンプ装置4でオーディオの出力処理を行う準備が整っていない状態であり、そのコマンドに対するレスポンス(ステップS108)として、アウトプットステータスが入力データを受け付けられない状態であることを示す〔not effective〕(図36に示す値1のデータ)となっている。
【0123】
このレスポンスをソース機器であるディスク再生装置5が受信した場合には、ある程度の時間が経過した後(例えば数秒後)に、再度シグナルソースステータスコマンドをアンプ装置4に伝送して、オーディオデータの処理ができるようになったか確認する(ステップS109)。このコマンドに対するレスポンス(ステップS110)として、アウトプットステータスが入力データを受け付けられる状態であることを示す〔effective〕(図36に示す値0のデータ)が得られたとする。このとき、このレスポンスが〔not effective〕であるなら、〔effective〕のレスポンスが得られるまで、任意の時間で繰り返しシグナルソースステータスコマンドをディスク装置5からアンプ装置4に伝送する。なお、シグナルソースステータスコマンドのレスポンスが〔not effective〕の間に先のインプットセレクトコントロールコマンドの指令により確立されたPtoPコネクションに変化があることをディスク装置5が知る必要がある場合には、インプットセレクトステータスコマンドをディスク装置5からアンプ装置4に送る。このコマンドを受信したアンプ装置4では、ディスク装置5に対して、そのときのアンプ装置4のPtoPコネクションに関しての状態に基づいたレスポンスを伝送する。これにより、ディスク装置5は、アンプ装置4のPtoPコネクションの状態を確認できる。
【0124】
シグナルソースステータスコマンドのレスポンスの〔effective〕をディスク再生装置5が確認すると、ディスク再生装置5では、装着されたディスクの再生を開始させて、その再生により得られたオーディオデータを、ステップS105で設定された伝送路でアンプ装置4に伝送する処理を開始させる(ステップS111)。なお、このディスク再生装置5でディスクの再生が開始した段階で、再生装置5が備える再生動作を示すパイロットランプを、点滅状態から連続点灯に変化させる。
【0125】
このようにして処理されることで、入力機器による管理でバス上での接続を実行させながら、ソース機器から出力されたオーディオデータなどを、入力機器側で欠落なく処理させることが可能になる。具体的には、ソース機器(ディスク再生装置)で再生操作を行った後に、アンプ装置に接続されたスピーカからオーディオの出力が可能になった段階で、ソース機器からのオーディオデータなどの出力が開始されるので、いわゆる頭切れなどの発生を防止できる。特に図40に示す例の場合には、ステップS107でのシグナルソースステータスコマンドに対するステップS108のレスポンスで、〔not effective〕となる要因としては、例えば電源投入直後の数秒間にはオーディオ処理回路の動作の制限があり、このような電源投入とほぼ同時に再生操作を行った場合でも、頭切れを効果的に防止できる。なお、この例では、〔not effective〕のレスポンスを確認した後、再度シグナルソースステータスコマンドを送って、〔effective〕になることを確認するようにしたが、〔not effective〕のレスポンスを確認した後、ある程度の時間(例えば数秒)が経過した後に、〔effective〕のレスポンスを確認することなく、ストリームデータの伝送を開始させるようにしても良い。同様に、インプットセレクトコントロールコマンドのレスポンスの〔ACCEPTED〕を受信した後、ある程度の時間(例えば数秒)が経過した後に、ストリームデータの伝送を開始させるようにしても良い。
【0126】
また、この例ではプラグにおけるPtoPコネクションについて説明したが、オーディオデータを伝送するためにディスク装置5の外部端子に物理的に接続されているアンプ装置4の外部端子がアンプ装置4において認識できる場合は、外部端子にも適用できる。たとえば、アンプ装置4において外部端子に接続されている機器をユーザー操作により登録できる場合などである。
【0127】
また、この処理例1の場合には、再生操作があって、再生装置側の電源が投入された段階で、入力機器に対しても電源を投入させる制御を行うことで、入力機器側が電源オフ状態(スタンバイ状態)で待機している場合であっても、その入力機器の電源スイッチなどを操作することなく、確実に伝送して処理できる。
【0128】
さらにソース機器側には、再生動作に関するパイロットランプを設けて、そのパイロットランプが点滅している間は再生待機状態であり、再生が開始されたとき連続点灯状態になるようにしたことで、ソース機器で再生操作を行ったユーザは、パイロットランプの状態を確認するだけで、伝送状態を知ることができ、便利である。ここでは点滅と連続点灯で区別させるようにしたが、パイロットランプの色の変化など、他の処理で同様の告知を行うようにしても良い。
【0129】
・処理例2
この例では、バス上のコントローラ(例えば図23に示すアンプ装置4)の制御により、入力機器でソース機器との接続管理を実行させた上で、ソース機器である再生装置(ここでは図23に示すディスク再生装置5)から再生されたオーディオデータを、入力機器である記録装置(ここでは図23に示すオーディオデッキ2)で記録させて、いわゆるダビングを行うようにした例である。
【0130】
コントローラは、ダビング処理を行うために、まず、入力機器であるデッキ2に対して、インプットセレクトコントロールコマンドを送信し(ステップS121)、ディスク装置5で再生したオーディオデータをデッキ2で受信して記録できるように、デッキ2の記録動作時の入力のソース機器を再生装置5にする。デッキ2は、コントローラに対して、コマンドに対する処理が正常に行われたことを示す〔ACCEPTED〕のレスポンスを伝送する(ステップS122)。
【0131】
コントローラがこのレスポンスを受信すると、デッキ2に対して録音ポーズ状態で待機させるコマンドを送り(ステップS123)、再生装置5に対しては再生ポーズコマンドを送る(ステップS124)。この録音ポーズコマンドを受信したデッキ2は、コントローラに対して処理を受付けたことを示すレスポンスを送り(ステップS125)、再生装置5とデッキ2との間のバス9上のPtoPコネクションを確立させる(ステップS127)。また、再生ポーズコマンドを受信した再生装置5は、コントローラに対して処理を受付けたことを示すレスポンスを送る(ステップS126)。
【0132】
これらのレスポンスを受信したコントローラは、デッキ2に対して、インプットセレクトステータスコマンドを送信し(ステップS128)、デッキ2と再生装置5との間のPtoPコネクションの状態を確認する。このコマンドを受信したデッキ2では、コントローラに対して、そのときのデッキ2のPtoPコネクションに関しての状態に基づいたレスポンスを伝送する(ステップS129)。このとき、再生装置5とデッキ2との間のPtoPコネクションが確立している状態であるとするとステータスはPtoPコネクションが確立していることを示す〔active〕となる。
【0133】
次にコントローラは、デッキ2に対して、オーディオデータを記録する準備が整っているか否かを確認するために、シグナルソースステータスコマンドをデッキ2に伝送する(ステップS130)。このコマンドは、図34に示した構成のコマンドである。このコマンドを受信したデッキ2では、そのときのデッキ2での状態に基づいたレスポンスを返送する(ステップS131)。このとき、デッキ2で記録(録音)する準備が整った状態であるとすると、アウトプットステータスが入力データを受け付けられる状態であることを示す〔effective〕(図36に示す値0のデータ)となる。さらに、コントローラは、オーディオデータを出力する準備が整っているか否かを確認するために、シグナルソースステータスコマンドを再生装置5に伝送する(ステップ132)。このコマンドを受信した再生装置5では、そのときの再生装置5での状態に基づいたレスポンスを返送する(ステップ133)。このとき、再生装置5でオーディオデータを出力する準備が整っているとすると、アウトプットステータスが〔effective〕(図36に示す値0のデータ)となる。
【0134】
なお、これらのシグナルソースステータスコマンドを伝送する代わりに、状態の変化を外部に知らせるよう要求するコマンドである〔NOTIFY〕コマンドとしてシグナルソースノーティファイコマンドを伝送してもよい。シグナルソースノーティファイコマンドを受取った機器は、そのことを知らせるレスポンスである〔INTERIM〕のデータを送る。このとき、アウトプットステータスが〔not effective〕とする。この後、デッキ2は、デッキ2で記録(録音)する準備が整った状態になったとき、さらに、再生装置5は、オーディオデータを出力する準備が整った状態になったとき、各々の機器は、状態が変化した事を示すレスポンスである〔changed〕のデータを送る。このとき、そのアウトプットステータスは、〔effective〕である。
【0135】
これらのデッキ2と再生装置5に伝送したシグナルソースステータスコマンドのレスポンスで、アウトプットステータスが〔effective〕となっているレスポンスをコントローラが確認すると、コントローラがデッキ2に対して録音を開始させるコマンドを送る(ステップS134)と共に、コントローラが再生装置5に対して再生を開始させるコマンドを送る(ステップS135)。コントローラでは、それぞれのコマンドに対するレスポンス(ステップS136,S137)で、録音開始及び再生開始が実行されたことを確認する。このようにして、再生装置5でディスクから再生したストリームデータ(オーディオデータ)をデッキ2に伝送する処理が開始される(ステップS138)。
【0136】
なお、この処理例2の場合にも、再生装置が再生状態に関するパイロットランプを備えていたときには、ステップS124で再生ポーズが行われると同時に、そのパイロットランプを点滅させ、ステップS135の再生コマンドを受信して再生が開始されたとき、パイロットランプの点滅を連続点灯に変化させる。また、再生装置がコントローラを兼ねる場合には、ダビング処理が開始されることにより、再生ポーズ状態となり、パイロットランプを点滅させる。
【0137】
このようにして処理されることで、コントローラの制御に基づいて入力機器でバス上での接続を実行しながら、入力機器側での入力の準備ができていることを確認することで、ソース機器から出力されたオーディオデータなどを、入力機器側で欠落なく処理させることが可能になる。さらに、ソース機器側での出力の準備ができていることを確認し、出力を開始することで、入力機器側での最適な入力のタイミングを制御できる。処理例3の場合には、ソース機器側での出力の準備ができていることを確認し、録音(ステップS134)と再生(ステップS135)を開始することで、オーディオデータの確実な出力のある状態で録音を開始できる。また、コントローラは、ソース機器あるいは入力機器が兼ねてもよい。
【0138】
・処理例3
この例では、バス上のコントローラ(例えば図23に示すアンプ装置4)の制御により、入力機器でソース機器との接続管理を実行させた上で、ソース機器である再生装置(ここでは図23に示すディスク再生装置5)から再生されたオーディオデータを、入力機器である記録装置(ここでは図23に示すオーディオデッキ2)で記録させて、いわいるダビングを行うようにした例である。
【0139】
コントローラは、ダビング処理を行うために、まず、入力機器であるデッキ2に対して録音ポーズ状態で待機させるコマンドを送り(ステップS141)、再生装置5に対しては再生ポーズコマンドを送る(ステップS142)。コントローラは、それぞれのコマンドに対するレスポンス(ステップS143,S144)で録音ポーズ及び再生ポーズが実行されたことを確認する。
【0140】
コントローラがこれらのレスポンスを受信すると、デッキ2に対してインプットセレクトコントロールコマンドを送信し(ステップS145)、ディスク再生装置5で再生したオーディオデータをデッキ2で受信して記録できるように、デッキ2内での内部接続と、ディスク装置5とデッキ2との間のバス9上のPtoPコネクションの確立を始める(ステップS146)。
【0141】
このコネクションが確立した後に、デッキ2はコントローラに対してコマンドに対する処理が正常に行われたことを示す〔ACCEPTED〕のレスポンスを伝送する(ステップS147)。
【0142】
次にコントローラは、デッキ2に対して、オーディオデータを記録する準備が整っているか否かを確認するために、シグナルソースステータスコマンドをデッキ2に伝送する(ステップS148)。このコマンドは図34に示した構成のコマンドである。このコマンドを受信したデッキ2では、そのときのデッキ2での状態に基づいたレスポンスを返送する(ステップS149)。このとき、デッキ2で記録(録音)する準備が整った状態であるとすると、アウトプットステータスが入力データを受付けられる状態であることを示す〔effective〕(図36に示す値0のデータ)となる。
【0143】
さらに、コントローラは、オーディオデータを出力する準備が整っているか否かを確認するために、シグナルソースステータスコマンドを再生装置5に伝送する(ステップ150)。このコマンドを受信した再生装置5では、そのときの再生装置5での状態に基づいたレスポンスを返送する(ステップ151)。このとき、再生装置5でオーディオデータを出力する準備が整っているとすると、アウトプットステータスが〔effective〕(図36に示す値0のデータ)となる。
【0144】
なお、これらのシグナルソースステータスコマンドを伝送する代わりに、状態の変化を外部に知らせるよう要求するコマンドである〔NOTIFY〕コマンドとしてシグナルソースノーティファイコマンドを伝送してもよい。シグナルソースノーティファイコマンドを受取った機器は、そのことを知らせるレスポンスである〔INTERIM〕のデータを送る。このとき、アウトプットステータスが〔not effective〕とする。この後、デッキ2は、デッキ2で記録(録音)する準備が整った状態になったとき、さらに、再生装置5は、オーディオデータを出力する準備が整った状態になったとき、各々の機器は、状態が変化した事を示すレスポンスである〔changed〕のデータを送る。このとき、そのアウトプットステータスは、〔effective〕である。
【0145】
これらのデッキ2と再生装置5に伝送したシグナルソースステータスコマンドのレスポンスで、アウトプットステータスが〔effective〕となっているレスポンスをコントローラが確認すると、コントローラがデッキ2に対して録音を開始させるコマンドを送る(ステップS152)とともに、コントローラが再生装置5に対して再生を開始させるコマンドを送る(ステップS153)。コントローラでは、それぞれのコマンドに対するレスポンス(ステップS154,155)で、録音開始及び再生開始が実行されたことを確認する。このようにして、再生装置5でディスクから再生したストリームデータ(オーディオデータ)をデッキ2に伝送する処理が開始される(ステップS156)。
【0146】
なお、この処理例3の場合にも、再生装置が再生状態に関するパイロットランプを備えていたときには、ステップS142で再生ポーズが行われると同時に、そのパイロットランプを点滅させ、ステップS153の再生コマンドを受信して再生が開始されたとき、パイロットランプの点滅を連続点灯に変化させる。また、再生装置がコントローラを兼ねる場合には、ダビング処理が開始されることにより、再生ポーズ状態となり、パイロットランプを点滅させる。
【0147】
このようにして処理されることで、コントローラの制御に基づいて入力機器でバス上での接続を実行しながら、入力機器側での入力の準備ができていることを確認することで、ソース機器から出力されたオーディオデータなどを、入力機器側で欠落なく処理させることが可能になる。さらに、ソース機器側での出力の準備ができていることを確認し、出力を開始することで、入力機器側での最適な入力のタイミングを制御できる。処理例3の場合には、ソース機器側での出力の準備ができていることを確認し、録音(ステップ152)と再生(ステップ153)を開始することで、オーディオデータの確実な出力のある状態で録音を開始できる。なお、コントローラは、ソース機器あるいは入力機器が兼ねてもよい。
【0148】
なお、上述した第1及び第2の実施の形態では、伝送させるストリームデータとしてオーディオデータやビデオデータとした例について説明したが、その他のストリームデータを伝送させる場合にも適用できるものである。また、ソース機器や入力機器やコントローラとして適用可能な機器についても、各実施の形態で説明した機器に限定されるものではない。
【0149】
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、IEEE1394方式のバスで構成されるネットワークの場合について説明したが、その他のネットワーク構成の機器間で同様のデータ伝送を行う場合にも適用できるものである。
【0150】
また、上述した第1,第2の実施の形態では、それぞれの機器に上述した処理を行う機能を設定させるようにしたが、同様の処理を実行するプログラムを何らかの提供媒体を使用してユーザに配付し、ユーザはその媒体に記憶されたプログラムを、バス(IEEE1394方式のバスなど)に接続されたコンピュータ装置などに実装させて、同様の機能を実行させるようにしても良い。この場合の提供媒体としては、光ディスク,磁気ディスクなどの物理的な記録媒体の他に、インターネットなどの通信手段を介してユーザに提供する媒体としても良い。
【0151】
【発明の効果】
本発明によると、何らかの要因で入力機器側でオーディオデータ又はビデオデータの入力設定ができないとき、そのことがネットワーク上で伝送を制御する機器側で判り、その対処がとれるようになる。このため、例えばストリームデータの出力機器側で、そのオーディオデータ又はビデオデータの出力を一時的に遅らせて、入力機器側で先頭部分から欠落のない完全なオーディオデータ又はビデオデータを受信できるようになる。
【0152】
この場合、入力設定が少なくとも一時的に行えないことを示すデータとして、入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態に接続が完了したが、待機状態であることを示すデータとしたことで、その待機状態でなくなったとき、出力機器がオーディオデータ又はビデオデータを送出できるようになる。
【0153】
また、入力設定が少なくとも一時的に行えないことを示すデータとして、入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータへの処理を実行できる状態に設定が完了した上で、入力機器の別の要因で入力できない状態であることを示すデータとしたことで、その入力機器での入力できない要因に対する対処ができたことが判ったとき、出力機器がオーディオデータ又はビデオデータを送出できるようになる。例えば、ポーリングで随時入力機器が入力できる状態になったか否か調べ、入力できる状態になったことが判ったとき、出力機器からのオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させることで、確実にオーディオデータ又はビデオデータを伝送できるようになる。或いは、入力機器が入力できる状態になったときに知らせる指令を送り、その状態が変化した指令を受信したとき、出力機器からのオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにしても、確実にオーディオデータ又はビデオデータを伝送できるようになる。
【0154】
また、入力設定が少なくとも一時的に行えないことを示すデータとして、入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態に接続が完了したが、出力機器と入力機器とのネットワーク上での接続が失敗した状態であることを示すデータとしたことで、ネットワーク上での接続を再度試みるような対処が可能になる。
【0155】
また、設定が少なくとも一時的に行えないことを示すデータとして、入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータの処理が行えるようになるまでの時間が通常よりも一定の時間だけ長くかかることを示すデータとしたことで、このデータを受信したとき、オーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるタイミングを、該当する時間だけ遅らせることで、良好なタイミングでストリームデータを送出できるようになる。例えば、入力機器が電源オフとなっていて、その電源オフからの立ち上げにある程度時間がかかるとき、この処理を行うことで、入力機器の電源が投入されて、オーディオデータ又はビデオデータの入力処理が正しく行える状態になってから、そのオーディオデータ又はビデオデータが伝送されるようになり、データの先頭部分が欠落することなく良好に伝送処理が行える。
【0156】
また本発明によると、入力機器のデータ入力部でデータを入力できるように設定する第1の指令と、その指令で入力できる状態になったことに関する所定の確認を行う第2の指令とを制御機器側から送り、第2の指令に基づいた応答で、入力できる状態になったことを確認したとき、オーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにしたことで、入力機器側でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態になったことが、ネットワーク上での伝送を制御する機器側で判り、オーディオデータ又はビデオデータの送出の制御などが適切に行えるようになる。
【0157】
この場合、第2の指令に基づいた応答で入力機器がデータを入力できる状態にないと判断したとき、再度第2の指令を送るようにしたことで、ネットワーク上での伝送を制御する機器側で、オーディオデータ又はビデオデータの送出ができる状態に変化したことが判断できるようになる。
【0158】
また、第1の指令を送る前に、入力機器を電源オン状態にする指令を送るようにしたことで、伝送を制御する機器が、入力機器の電源の制御を適切に管理できるようになる。
【0159】
さらに、第2の指令に基づいた応答で入力できる状態になったことを確認するまで、オーディオデータ又はビデオデータの伝送が待機状態になっていることを知らせる表示処理を行うことで、伝送させる操作を行った者は、この表示の確認で伝送状態を知ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるシステム構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるIRDの内部構成の例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態によるオーディオデッキの内部構成の例を示すブロック図である。
【図4】IEEE1394方式のバスでのデータ伝送のサイクル構造の例を示す説明図である。
【図5】IEEE1394方式のバスを使用したコネクションの例を示す説明図である。
【図6】AV/Cコマンドで伝送されるデータの構成例を示す説明図である。
【図7】AV/Cコマンドのコマンド及びレスポンスの例を示す説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態によるインプットセレクトコントロールコマンドの例を示す説明図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態によるプラグIDの例を示す説明図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態によるパスチェンジフィールドのデータ例を示す説明図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態によるインプットセレクトコントロールレスポンスの例を示す説明図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態によるプラグIDの例を示す説明図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態によるステータスのデータ例を示す説明図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態によるインプットセレクトステータスコマンドの例を示す説明図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態によるインプットセレクトステータスレスポンスの例を示す説明図である。
【図16】本発明の第1の実施の形態によるステータスのデータ例を示す説明図である。
【図17】本発明の第1の実施の形態による処理例(例1)を示す説明図である。
【図18】本発明の第1の実施の形態による処理例(例2)を示す説明図である。
【図19】本発明の第1の実施の形態による処理例(例3)を示す説明図である。
【図20】本発明の第1の実施の形態による処理例(例4)を示す説明図である。
【図21】本発明の第1の実施の形態による処理例(例5)を示す説明図である。
【図22】本発明の第1の実施の形態による処理例(例6)を示す説明図である。
【図23】本発明の第2の実施の形態によるシステム構成例を示すブロック図である。
【図24】本発明の第2の実施の形態によるアンプ装置の内部構成の例を示すブロック図である。
【図25】本発明の第2の実施の形態によるオーディオ再生装置の内部構成の例を示すブロック図である。
【図26】本発明の第2の実施の形態によるインプットセレクトコントロールコマンドの例を示す説明図である。
【図27】本発明の第2の実施の形態によるサブファンクションの例を示す説明図である。
【図28】本発明の第2の実施の形態によるアウトプットプラグフィールドのデータ例を示す説明図である。
【図29】本発明の第2の実施の形態によるシグナルディスティネーションプラグフィールドのデータ例(オペランド〔6〕がFFの場合の例)を示す説明図である。
【図30】本発明の第2の実施の形態によるシグナルディスティネーションプラグフィールドのデータ例(オペランド〔6〕がFF以外の場合の例)を示す説明図である。
【図31】本発明の第2の実施の形態によるインプットセレクトコントロールレスポンスの例を示す説明図である。
【図32】本発明の第2の実施の形態によるリザルトステータスの例を示す説明図である。
【図33】本発明の第2の実施の形態によるインプットプラグIDの例を示す説明図である。
【図34】本発明の第2の実施の形態によるシグナルソースステータスコマンドの例を示す説明図である。
【図35】本発明の第2の実施の形態によるシグナルソースステータスレスポンスの例を示す説明図である。
【図36】本発明の第2の実施の形態によるアウトプットステータスのデータ例を示す説明図である。
【図37】本発明の第2の実施の形態によるコンボデータのデータ例を示す説明図である。
【図38】本発明の第2の実施の形態によるシグナルステータスのデータ例を示す説明図である。
【図39】本発明の第2の実施の形態によるシグナルソースインプットプラグのデータ例を示す説明図である。
【図40】本発明の第2の実施の形態による処理例(例1)を示す説明図である。
【図41】本発明の第2の実施の形態による処理例(例2)を示す説明図である。
【図42】本発明の第2の実施の形態による処理例(例3)を示す説明図である。
【図43】ネットワークシステムの例を示す構成図である。
【図44】従来のAV/Cコマンドによるコネクション処理例を時間の流れで示す説明図である。
【符号の説明】
1…IRD(デジタル衛星放送受信機)、2…オーディオデッキ、3…コントロール機器、4…アンプ装置、5…オーディオ再生装置、9…IEEE1394方式のバス、111,212,408,509…バスとのインターフェース部、112,213,409,510…中央制御ユニット(CPU)

Claims (67)

  1. 所定のネットワークに接続された出力機器から出力されるオーディオデータ又はビデオデータを入力機器で受信する通信方法において、
    上記出力機器又は別の機器が、上記入力機器のデータ入力部で上記出力機器の出力データを入力できるように設定する指令を送ったとき、
    その指令に対する上記入力機器からの応答として、当該入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータの処理を実行できる状態に設定が完了した上で、上記入力機器が別の要因で入力できない状態であることを示すデータを用意し、
    上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータを上記指令の送出元が受信したとき、対応した対処を行う
    通信方法。
  2. 請求項1記載の通信方法において、
    上記入力機器が別の要因で入力できない状態であることを示すデータは、さらに上記出力機器から出力されるオーディオデータ又はビデオデータを、上記入力機器に入力するためのネットワーク上での接続も完了した上で、別の要因で入力できない状態であることを示すデータである
    通信方法。
  3. 請求項1又は2記載の通信方法において、
    上記処理は、オーディオデータ又はビデオデータの再生処理である
    通信方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信方法において、
    さらに、上記指令に対する上記入力機器からの応答として、
    上記入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態に接続が完了したが、待機状態であることを示すデータを用意した
    通信方法。
  5. 請求項記載の通信方法において、
    上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータを上記指令の送出元が受信したとき、その対処として、上記出力機器と上記入力機器とのネットワーク上での接続が完了したとき、上記出力機器からのオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信方法において、
    上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータを上記指令の送出元が受信したとき、その対処として、ポーリングで随時上記入力機器が入力できる状態になったか否か調べ、入力できる状態になったことが判ったとき、上記出力機器からのオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信方法。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信方法において、
    上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータを上記指令の送出元が受信したとき、その対処として、上記入力機器が入力できる状態になったときに知らせる指令を送り、その状態が変化した指令を受信したとき、上記出力機器からのオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信方法。
  8. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信方法において、
    上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータとして、
    上記入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態に接続が完了したが、上記出力機器と上記入力機器とのネットワーク上での接続が失敗した状態であることを示すデータとした
    通信方法。
  9. 請求項記載の通信方法において、
    上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータを上記指令の送出元が受信したとき、その対処として、ポーリングで随時上記出力機器と上記入力機器との接続が完了したか否か調べ、接続が完了したことが判ったとき、上記出力機器からのオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信方法。
  10. 請求項記載の通信方法において、
    上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータを上記指令の送出元が受信したとき、その対処として、上記出力機器と上記入力機器との接続が完了したときに知らせる指令を送り、その状態が変化した指令を受信したとき、上記出力機器からのオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信方法。
  11. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信方法において、
    上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータとして、
    上記入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータの処理が行えるようになるまでの時間が通常よりも一定の時間だけ長くかかることを示すデータとした
    通信方法。
  12. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の通信方法において、
    上記オーディオデータ又はビデオデータは、ストリームデータである
    通信方法。
  13. 所定のネットワークに接続された出力機器から出力されるオーディオデータ又はビデオデータを入力機器で受信する通信システムにおいて、
    上記入力機器として、
    上記出力機器又は別の機器が、上記入力機器のデータ入力部で上記出力機器の出力データを入力できるように設定する指令を送ったとき、上記指令に対する応答として、上記入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータの処理を実行できる状態に設定が完了した上で、上記入力機器が別の要因で入力できない状態であることを示すデータを用意し、該当する状態である場合に、上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータを出力する構成とし、
    上記指令の送出元となる上記出力機器又は別の機器として、
    上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータを受信したとき、対応した対処を行う構成とした
    通信システム。
  14. 所定のネットワークに接続された出力機器から出力されるオーディオデータ又はビデオデータを入力機器で受信する通信方法において、
    上記出力機器又は別の機器が、上記入力機器のデータ入力部で上記出力機器の出力データを入力できるように設定する第1の指令を送ったとき、
    その第1の指令に基づいた応答で、上記入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態に接続が完了したことの確認と、上記出力機器と上記入力機器とのネットワーク上での接続が完了したことの確認を行った後、
    さらに上記入力機器で入力できる状態になったことに関する所定の確認を行う第2の指令を送り、その第2の指令に基づいた応答で、入力できる状態になったことを確認したとき、上記出力機器からオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信方法。
  15. 請求項14記載の通信方法において、
    上記第1の指令を送り、何らかの原因で規定の時間に第1の指令に基づいた応答をできないとき暫定的な応答をし、その後第1の指令に基づいた応答で、上記入力機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態に接続が完了したことの確認をする
    通信方法
  16. 請求項14記載の通信方法において、
    上記第2の指令に基づいた応答で入力できる状態にないと判断したとき、再度上記第2の指令を送るようにした
    通信方法。
  17. 請求項14記載の通信方法において、
    上記第2の指令に基づいた応答で、入力できる状態にないとき、及び、入力できる状態であることを確認した後、上記出力機器と上記入力機器とのネットワーク上での接続を確認する
    通信方法。
  18. 請求項14記載の通信方法において、
    上記第2の指令の代わりに、オーディオデータ又はビデオデータの入力の準備の状態に変化があったときに知らせる指令を送り、この指令に基づいた応答で、入力できる状態になったことを確認したとき、上記出力装置からオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信方法。
  19. 請求項14記載の通信方法において、
    上記第2の指令の代わりに、オーディオデータ又はビデオデータの入力の準備の状態に変化があったときに知らせる指令を送り、この指令に基づいた応答で、入力できる状態にないとき、及び、入力できる状態になったことを確認した後、上記出力機器と上記入力機器とのネットワーク上での接続を確認する
    通信方法。
  20. 請求項14記載の通信方法において、
    上記出力装置にオーディオデータ又はビデオデータを送信する準備が整っているか否かの確認をする指令を送り、この指令に基づいた応答で、送信の準備が整っていることを確認したとき、上記出力装置からオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信方法。
  21. 請求項14記載の通信方法において、
    上記出力装置にオーディオデータ又はビデオデータを送信する準備が整っているか否かの確認をする指令を送り、この指令に基づいた応答で、送信の準備が整っていないと判断したとき、再度この指令を送るようにした
    通信方法。
  22. 請求項14記載の通信方法において、
    上記出力装置にオーディオデータ又はビデオデータを送信する準備の状態に変化があったときに知らせる指令を送り、この指令に基づいた応答で、送信の準備が整っていることを確認したとき、上記出力装置からオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信方法。
  23. 請求項14記載の通信方法において、
    上記出力機器又は別の機器は、上記第1の指令を送る前に、上記入力機器を電源オン状態にする指令を送るようにした
    通信方法。
  24. 請求項14記載の通信方法において、
    上記第1の指令を受信し、上記入力機器が電源オン状態となる
    通信方法。
  25. 請求項14記載の通信方法において、
    上記出力機器又は別の機器は、上記第2の指令に基づいた応答で入力できる状態になったことを確認するまで、上記オーディオデータ又はビデオデータの伝送が待機状態になっていることを知らせる表示処理を行う
    通信方法。
  26. 請求項14記載の通信方法において、
    上記出力機器又は別の機器は、オーディオデータ又はビデオデータの入力の準備の状態に変化があったときに知らせる指令に基づいた応答で、入力できる状態になったことを確認するまで、上記オーディオデータ又はビデオデータの伝送が待機状態になっていることを知らせる表示処理を行う
    通信方法。
  27. 請求項14〜26のいずれか1項に記載の通信方法において、
    上記オーディオデータ又はビデオデータは、ストリームデータである
    通信方法。
  28. 所定のネットワークに接続される通信装置において、
    上記ネットワーク内の他の機器との通信を行う入出力手段と、
    上記入出力手段が受信したデータで、所定の機器からのオーディオデータ又はビデオデータを受信できるようにする指令を検出し、当該装置の内部で、オーディオデータ又はビデオデータの処理を実行できる状態に設定が完了した上で、別の要因で入力できない状態であることを示すデータを、上記入出力手段から上記指令の送出元に送信させる通信制御手段とを備えた
    通信装置。
  29. 請求項28記載の通信装置において、
    上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータは、さらに上記所定の機器から出力されるオーディオデータ又はビデオデータを、装置に入力するためのネットワーク上での接続も完了した上で、別の要因で入力できない状態であることを示すデータである
    通信装置。
  30. 請求項28又は29記載の通信装置において、
    上記オーディオデータ又はビデオデータの処理は、オーディオデータ又はビデオデータの再生処理である
    通信装置。
  31. 請求項28〜30の何れか1項に記載の通信装置において、
    上記通信制御手段の制御で上記入出力手段から送信させる上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータとして、
    上記入出力手段で受信したオーディオデータ又はビデオデータを、そのオーディオデータ又はビデオデータの処理手段に供給する内部接続が完了したが、待機状態であることを示すデータとした
    通信装置。
  32. 請求項28〜30のいずれか1項に記載の通信装置において、
    上記通信制御手段の制御で上記入出力手段から送信させる上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータとして、
    上記入出力手段で受信したオーディオデータ又はビデオデータを、そのオーディオデータ又はビデオデータの処理手段に供給する内部接続が完了したが、上記所定の機器のオーディオデータ又はビデオデータの出力部と上記入出力手段とのネットワーク上での接続が失敗した状態であることを示すデータとした
    通信装置。
  33. 請求項28〜30のいずれか1項に記載の通信装置において、
    上記通信制御手段の制御で上記入出力手段から送信させる上記別の要因で入力できない状態であることを示すデータとして、
    上記入出力手段で受信したオーディオデータ又はビデオデータを、そのオーディオデータ又はビデオデータの処理手段で処理できるようになるまでの時間が通常よりも一定の時間だけ長くかかることを示すデータとした
    通信装置。
  34. 請求項28〜33のいずれか1項に記載の通信装置において、
    上記オーディオデータ又はビデオデータは、ストリームデータである
    通信装置。
  35. 所定のネットワークに接続される通信装置において、
    上記ネットワーク内の他の機器との通信を行う入出力手段と、
    オーディオデータ又はビデオデータを他の機器で入力できるようにする指令を上記入出力手段から出力させると共に、その指令に対する他の機器からの応答で、上記他の機器の内部でオーディオデータ又はビデオデータの処理を実行できる状態に設定が完了した上で、上記他の機器が別の要因で入力できない状態であることが示されたとき、受信できる状態まで上記入出力手段からのオーディオデータ又はビデオデータの出力を待機させる通信制御手段とを備えた
    通信装置。
  36. 請求項35記載の通信装置において、
    上記他の機器が別の要因で入力できない状態であることを示すデータは、さらに当該通信装置から出力されるオーディオデータ又はビデオデータを、上記他の機器に入力するためのネットワーク上での接続も完了した上で、別の要因で入力できない状態であることを示すデータである
    通信装置。
  37. 請求項35又は36記載の通信装置において、
    上記オーディオデータ又はビデオデータの処理は、オーディオデータ又はビデオデータの再生処理である
    通信装置。
  38. 請求項35〜37のいずれか1項に記載の通信装置において、
    上記通信制御手段の制御によるポーリングで随時上記他の機器が入力できる状態になったか否か調べ、入力できる状態になったことが判ったとき、上記入出力手段からのオーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信装置。
  39. 請求項35〜37のいずれか1項に記載の通信装置において、
    上記通信制御手段の制御で上記入出力手段から上記他の機器に対して、その機器が入力できる状態になったときに知らせる指令を送り、その状態が変化した指令を上記入出力手段が受信したとき、オーディオデータ又はビデオデータの送出を開始させるようにした
    通信装置。
  40. 請求項35〜39のいずれか1項に記載の通信装置において、
    上記オーディオデータ又はビデオデータは、ストリームデータである
    通信装置。
  41. 所定のネットワークに接続される通信装置において、
    上記ネットワーク内の他の機器との通信を行う入出力手段と、
    上記入出力手段が受信したデータで、所定の機器からのオーディオデータ又はビデオデータを受信できるようにする第1の指令を検出したとき、内部でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態に接続し、上記所定の機器とのネットワーク上での接続を実行し、この処理が完了したとき、そのことを上記第1の指令の送信元に上記入出力手段から送信させる通信制御手段を備え、
    さらに入力の準備ができていることに関する所定の確認を行う第2の指令を検出したとき、入力の準備ができていることを上記指令の送信元に上記入出力手段から送信させる通信制御手段とを備えた
    通信装置。
  42. 請求項41記載の通信装置において、
    上記第1の指令を受信し、何らかの原因で規定の時間に第1の指令に基づいた応答をできないとき暫定的な応答をし、その後第1の指令に基づいた応答で、上記通信制御手段は、内部でオーディオデータ又はビデオデータを入力できる状態に接続が完了したことのデータを上記入出力手段から上記第1の指令の送信元に送信させる
    通信装置。
  43. 請求項41記載の通信装置において、
    上記第2の指令に基づいた応答で、入力の準備ができていないとき、上記通信制御手段は、準備ができていないことを示すデータを上記入出力手段から上記第2の指令の送信元に送信させる
    通信装置。
  44. 請求項41記載の通信装置において、
    上記第1及び第2の指令の送信元が、上記第2の指令に基づいた応答で入力の準備ができていないこと、及び、入力の準備ができていることを確認した後、上記所定の機器とのネットワーク上での接続を確認する指令を発行し、上記通信制御手段は、この指令を検出したとき、ネットワーク上での接続の状態のデータを上記入出力手段からこの指令の送信元に送信させる
    通信装置。
  45. 請求項41記載の通信装置において、
    オーディオデータ又はビデオデータの入力の準備の状態に変化があったときに知らせる指令を受信したとき、その時の入力の準備の状態のデータを上記入出力手段からこの指令の送信元に送信させ、さらに、入力の準備の状態に変化があったとき変化した状態のデータを上記入出力手段からこの指令の送信元に送信させる
    通信装置。
  46. 請求項41記載の通信装置において、
    オーディオデータ又はビデオデータの入力の準備の状態に変化があったときに知らせる指令に基づいた応答で、この指令の送信元が、入力の準備ができていないこと、及び、入力の準備ができていることを確認した後、上記所定の機器とのネットワーク上での接続を確認する指令を発行し、上記通信制御手段は、この指令を検出したとき、ネットワーク上での接続の状態のデータを上記入出力手段からこの指令の送信元に送信させる
    通信装置。
  47. 請求項41記載の通信装置において、
    上記第1の指令を受信し、電源オン状態となる
    通信装置。
  48. 請求項41〜47のいずれか1項に記載の通信装置において、
    上記オーディオデータ又はビデオデータは、ストリームデータである
    通信装置。
  49. 所定のネットワークに接続される通信装置において、
    上記ネットワーク内の他の機器との通信を行う入出力手段と、
    オーディオデータ又はビデオデータを他の機器で入力できるように設定する第1の指令と、オーディオデータ又はビデオデータを入力できるようになったことを確認する第2の指令とを上記入出力手段から出力させる通信制御手段とを備えた
    通信装置。
  50. 請求項49記載の通信装置において、
    上記第2の指令に基づいた応答で、上記他の機器が入力できる状態にないと判断したとき、再度第2の指令を上記入出力手段から出力させる
    通信装置。
  51. 請求項49記載の通信装置において、
    上記第2の指令に基づいた応答で、入力の準備ができていないこと、及び、入力の準備ができていることを確認した後、上記他の機器のネットワーク上での接続を確認する指令を上記入出力手段から出力させる
    通信装置。
  52. 請求項49記載の通信装置において、
    上記第2の指令の代わりに、オーディオデータ又はビデオデータの入力の準備の状態に変化があったときに知らせる指令を上記入出力手段から出力させる通信制御手段とを備えた
    通信装置。
  53. 請求項49記載の通信装置において、
    上記第2の指令の代わりに、オーディオデータ又はビデオデータの入力の準備の状態に変化があったときに知らせる指令に基づいた応答で、入力の準備ができていないこと、及び、入力の準備ができていることを確認した後、上記他の機器のネットワーク上での接続を確認する指令を上記入出力手段から出力させる
    通信装置。
  54. 請求項49記載の通信装置において、
    オーディオデータ又はビデオデータを他の機器で送信する準備が整っているか否かの確認をする指令を上記入出力手段から出力させる通信制御手段を備えた
    通信装置。
  55. 請求項49記載の通信装置において、
    オーディオデータ又はビデオデータを他の機器で送信する準備の状態に変化があったときに知らせる指令を上記入出力手段から出力させる通信制御手段を備えた
    通信装置。
  56. 請求項49記載の通信装置において、
    上記通信制御手段は、上記第1の指令を送る前に、上記他の機器を電源オン状態にする指令を上記入出力手段から出力させる
    通信装置。
  57. 請求項49記載の通信装置において、
    上記第2の指令に基づいた応答で、上記他の機器が入力できる状態になったことを上記通信制御手段が確認するまで、上記オーディオデータ又はビデオデータの伝送を待機させるようにした
    通信装置。
  58. 請求項49記載の通信装置において、
    上記第2の指令の代わりに、オーディオデータ又はビデオデータの入力の準備の状態に変化があったときに知らせる指令に基づいた応答で、上記他の機器が入力できる状態になったことを上記通信制御手段が確認するまで、上記オーディオデータ又はビデオデータの伝送を待機させるようにした
    通信装置。
  59. 請求項49記載の通信装置において、
    オーディオデータ又はビデオデータを他の機器で送信する準備が整っているか否かの確認をする指令に基づいた応答で、オーディオデータ又はビデオデータを送信する準備が整ったことを上記通信制御手段が確認するまで、オーディオデータ又はビデオデータの伝送を待機させるようにした
    通信装置。
  60. 請求項49記載の通信装置において、
    オーディオデータ又はビデオデータを他の機器で送信する準備の状態に変化があったときに知らせる指令に基づいた応答で、オーディオデータ又はビデオデータを送信する準備が整ったことを上記通信制御手段が確認するまで、オーディオデータ又はビデオデータの伝送を待機させるようにした
    通信装置。
  61. 請求項49記載の通信装置において、
    上記第2の指令に基づいた応答で、上記他の機器が入力できる状態になったことを上記通信制御手段が確認するまで、上記オーディオデータ又はビデオデータの伝送が待機状態になっていることを知らせる表示手段を備えた
    通信装置。
  62. 請求項49記載の通信装置において、
    上記第2の指令の代わりに、オーディオデータ又はビデオデータの入力の準備の状態に変化があったときに知らせる指令に基づいた応答で、上記他の機器が入力できる状態になったことを上記通信制御手段が確認するまで、上記オーディオデータ又はビデオデータの伝送が待機状態になっていることを知らせる表示手段を備えた
    通信装置。
  63. 請求項49記載の通信装置において、
    上記第2の指令に基づいた応答で、上記他の機器が入力できる状態になったことを上記通信制御手段が確認したとき、上記オーディオデータ又はビデオデータの伝送を開始させるようにした
    通信装置。
  64. 請求項49記載の通信装置において、
    上記第2の指令の代わりに、オーディオデータ又はビデオデータの入力の準備の状態に変化があったときに知らせる指令に基づいた応答で、上記他の機器が入力できる状態になったことを上記通信制御手段が確認したとき、上記オーディオデータ又はビデオデータの伝送を開始させるようにした
    通信装置。
  65. 請求項49記載の通信装置において、
    オーディオデータ又はビデオデータを他の機器で送信する準備が整っているか否かの確認をする指令に基づいた応答で、オーディオデータ又はビデオデータを送信する準備が整ったことを上記通信制御手段が確認したとき、オーディオデータ又はビデオデータの伝送を開始させるようにした
    通信装置。
  66. 請求項49記載の通信装置において、
    オーディオデータ又はビデオデータを他の機器で送信する準備の状態に変化があったときに知らせる指令に基づいた応答で、オーディオデータ又はビデオデータを送信する準備が整ったことを上記通信制御手段が確認したとき、オーディオデータ又はビデオデータの伝送を開始させるようにした
    通信装置。
  67. 請求項49〜66のいずれか1項に記載の通信装置において、
    上記オーディオデータ又はビデオデータは、ストリームデータである
    通信装置。
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