JP2007281827A - ディジタル放送受信装置及びofdm信号受信方法 - Google Patents

ディジタル放送受信装置及びofdm信号受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 データの連続性を保ちながら最適な窓位置に制御することができるディジタル放送受信装置を提供する。
【解決手段】 各々が独立にOFDM(直交周波数分割多重)信号を受信し、受信したOFDM信号にフーリエ変換を含む復調処理を行って受信信号を取り出す第1ブランチ及び第2ブランチと、OFDM信号に対しフーリエ変換を行う時間軸上の範囲を変更する時間窓位置制御中は、少なくとも1つのブランチでOFDM信号の受信を継続させる窓制御タイミング調整部31とを有している。時間窓位置制御中は、少なくとも1つのブランチでOFDM信号の受信を継続させるので、データの連続性を保ちながら最適な窓位置に制御することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式で伝送されるディジタル放送信号を受信するディジタル放送受信装置に関する。特に、車両に搭載されるディジタル放送受信装置に関する。
近年、ディジタル信号を伝送する方式として、直交周波数分割多重方式(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)と呼ばれる変調方式が提案されている。このOFDM方式は、伝送帯域内に多数の直交する副搬送波(サブキャリア)を設け、それぞれのサブキャリアの振幅及び位相にデータを割り当て、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)によりディジタル変調する方式である。
しかしながら、このOFDM変調方式においては、電波状況によって、受信電力が最も大きい主信号よりも前に遅延波が到達する前ゴースト現象が発生することがある。そこで、特許文献1では、フーリエ変換を行って信号を取り出す有効期間に相当する時間窓を、受信品質データに基づいて調整する技術を開示している。
特開2004−336279号公報
しかしながら、複数のブランチを備えた受信回路において、すべてのブランチが窓位置制御を同時に行った場合、データの連続性が全て同時に途切れ、ビットエラーレート(BER)が悪化してしまう。ビットエラーレートの悪化はTV画面のフリーズ、音声が途切れる等の現象を招く。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、データの連続性を保ちながら最適な窓位置に制御することができるディジタル放送受信装置及びOFDM信号受信方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明のディジタル放送受信装置は、各々が独立にOFDM(直交周波数分割多重)信号を受信し、該受信したOFDM信号にフーリエ変換を含む復調処理を行って受信信号を取り出す複数のブランチと、前記OFDM信号に対して前記フーリエ変換を行う時間軸上の範囲を変更する時間窓位置制御中は、少なくとも1つのブランチで前記OFDM信号の受信を継続させる窓制御タイミング調整手段と、を有する構成としている。
また、本発明のOFDM信号受信方法は、各々が独立にOFDM(直交周波数分割多重)信号を受信して、フーリエ変換を含む復調処理う複数のブランチからの窓位置制御要求を入力するステップと、前記窓位置制御要求を入力すると、少なくとも1つのブランチで前記OFDM信号の受信を継続するように窓位置制御の実行タイミングを調整するステップと、を有している。
このように本発明は、フーリエ変換を行う時間軸上の範囲を変更する時間窓位置制御中は、少なくとも1つのブランチでOFDM信号の受信を継続させるので、データの連続性を保ちながら最適な窓位置に制御することができる。このため、ビットエラーレートを悪化させたり、ディジタル放送画面のフリーズや音声が途切れる等の不具合を防止することができる。
上記ディジタル放送受信装置において、前記窓制御タイミング調整手段は、前記時間窓位置の制御が終了すると、所定期間を設けてこの間に次の時間窓制御を行わないようにするとよい。
時間窓位置の制御後は、ビットエラーレートが悪化するので、所定期間は次の窓位置制御を行わないことで、ビットエラーレートの悪化を防止できる。
上記ディジタル放送受信装置において、前記窓制御タイミング調整手段は、前記所定期間をブランチごとに変更するとよい。
電波の受信状況に応じて所定期間を設定すれば、時間窓制御の待機時間を受信状況に応じて変更することができる。
上記ディジタル放送受信装置において、前記窓制御タイミング調整手段は、前記複数のブランチから時間窓位置の制御要求が出力されると、設定された優先順位に従って、時間窓位置の制御を行うとよい。
電波の受信状況などに応じて、優先度の高いブランチから時間窓位置の制御を行うことができる。
上記ディジタル放送受信装置において、前記OFDM信号の受信状態を表すパラメータを監視して、前記OFDM信号を受信するアンテナを切り替える切替手段を有し、前記窓制御タイミング調整手段は、前記時間窓の制御中は、前記切替手段に前記パラメータの監視を中止させるとよい。
従って、時間窓位置の制御中は、OFDM信号の受信状態が悪化するので、パラメータの監視を中止させることで、電波受信状況の誤判定をなくすことができる。
上記ディジタル放送受信装置において、前記窓制御タイミング調整手段は、受信チャネルのサーチ中は、前記時間窓位置の制御を中止するとよい。
受信チャネルのサーチ中には、受信信号との同期を取ることができないため、窓位置制御が正常に行われない。このため、チャネルサーチ中は窓位置制御を行わないようにすることで、窓位置のご検出を防ぐことができる。
本発明は、データの連続性を保ちながら最適な窓位置に制御することができる。
添付図面を参照しながら本発明の最良の実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例のディジタル放送受信装置1の構成を説明する。本実施例のディジタル放送受信装置1は複数本のアンテナ10A,10B,10C,10Dと、チューナ14,15と、チューナ14、15によって取り出された信号を復調する復調部20とを備えている。
本実施例は、2ブランチ構成を備えており、第1のブランチには、アンテナ10A,10B、アンプ11A,11B、乗算器12、チューナ14、A/D変換部21、第1同期部22、第1FFT部23、第1復調部24が含まれる。A/D変換部21、第1同期部22、第1FFT部23、第1復調部24は、復調部20内に設けられている。
また、第2のブランチには、アンテナ10C,10D、アンプ11C,11D、乗算器13、チューナ15、A/D変換部25、第2同期部26、第2FFT部27、第2復調部28が含まれる。A/D変換部25、第2同期部26、第2FFT部27、第2復調部28も復調部20内に含まれる。
さらに、復調部20には、窓制御タイミング調整部31と、アンテナ切替部40とが設けられている。窓制御タイミング調整部31は、第1のブランチと第2のブランチでの窓位置の制御タイミングを調整する。窓制御タイミング調整部31の詳細については後述する。アンテナ切替部40には、Sレベル(信号レベル)平均化部41、C/N(Carrier to Noise ratio)平均化部42、BER(ビットエラーレート)平均化部43、スイッチドビーム制御部44、アンテナ制御部45がそれぞれ設けられている。なお、図1には2ブランチ構成の復調部20の構成を示すが、ブランチの数はこれに限定されず、さらに多数のブランチで構成することもできる。
アンテナ10A,10B,10C,10Dは、図2に示すように車両の前後左右に1つずつ搭載されている。この4つのアンテナ10A,10B,10C,10Dの2つずつ(本実施例では、アンテナ10Aと10B、アンテナ10Cと10D)を1セットとして、いずれか一方のセットがメインアンテナ、もう一方のセットがサブアンテナとして機能する。
第1ブランチと第2ブランチで動作は同一であるので、以下では第1ブランチの動作を説明する。OFDM変調方式により変調されたRF信号をアンテナ10A,10Bで受信し、両アンテナ10A,10Bの信号を乗算器12で乗算してチューナ14によってベースバンド信号にダウンコンバートする。
A/D変換部21は、アナログ信号をディジタル信号に変換すると共に、ヒルベルト変換などを用いて実軸(I軸)成分の信号と、虚軸(Q軸)成分の信号とを生成する。第1同期部22が同期処理を行い、第1FFT部23で高速フーリエ変換等の処理を行うことによって時間軸データを周波数軸データに変換する。その後、変調方式に対応した差動復調などの各種復調処理を第1復調部24で行う。
ダイバーシティ合成部29は、第1ブランチ及び第2ブランチの各復調部24、28から出力されるサブキャリア毎に周波数分割ダイバーシティを実行して、キャリア間干渉を低減する。合成方法には種々の方法があるが、例えば、サブキャリア毎に、各ブランチの信号から生成した信号電力対雑音電力比の平方根に比例する、検波後の各ブランチの信号に重み付け係数(以下、ダイバーシチ係数とする)を乗算し、乗算結果を加算することによって最大比合成ダイバーシティを実現する。
誤り訂正部30は、復調された信号に含まれる誤りの検出及び可能な範囲で訂正を行って誤り率情報を出力する。検出した誤り率は、BER平均化部43に出力される。
次に、図3を参照しながら第1同期部22、第2同期部26の詳細について説明する。なお、第2同期部26は、第1同期部22と同一の構成を備えているので、代表して第1同期部22について説明する。
図3に示すように第1同期部22には、直交復調部51、ガード相関部52、伝送パラメータデコーダ53、SP抽出部54、IFFT部55、スイッチSW56、ピーク位置差分検出部57、レベル差分検出部58、窓制御要求生成部59、オフセット実行部60、タイミング信号生成部61、有効シンボル抽出部62を備えている。
直交復調部51は、所定周波数のクロックを用いて、A/D変換部21でディジタル化された信号を直交復調し、取り出したベースバンドのOFDM信号を有効シンボル抽出部62とガード相関部52とに出力する。
有効シンボル抽出部62は、直交復調部51からベースバンドのOFDM信号を入力し、タイミング信号生成部61からウィンドウ同期信号WFを入力する。タイミング信号生成部61では、第1FFT部23での高速フーリエ変換(以下、FFTという)の演算範囲、いわゆる時間窓を制御するためのウィンドウ同期信号WFを生成する。有効シンボル抽出部62は、このウィンドウ同期信号WFに基づいて、ガード期間(ガードインターバル)の時間長分の信号をOFDMシンボルから除去することによって有効シンボルを抽出し、高速フーリエ変換を行う第1FFT部23に与える。
さらに第1同期部22は、遅延プロファイル演算部として機能するSP抽出部54とIFFT部55とを含む。第1FFT部23から出力されるOFDM信号はSP抽出部54に与えられる。SP抽出部54はOFDM信号からパイロット信号(Scattered Pilot:シンボル時間及びキャリア周波数方向に周期的に分散した搬送波を特定の位相及び振幅で変調した信号)を抽出して逆フーリエ変換を行うIFFT部55に与える。IFFT部55はパイロット信号に対して逆フーリエ変換を行い、得られる遅延プロファイルをレベル差分検出部56と、ピーク位置差分検出部55とに出力する。
遅延プロファイルはパイロット信号を用いて生成される。パイロット信号は既知の信号であるから、既知のパイロット信号のサブキャリア成分を逆フーリエ変換して時間波形(レプリカ)を発生し、このレプリカと受信したパイロット信号部分との相互相関を計算することで遅延プロファイルを測定する。
受信電力が最も大きい信号(主信号)の前に到達する遅延波(前ゴースト)が存在する場合、図4(A)に示す主信号とともに、図4(B)に示す前ゴーストが受信される。この場合の遅延プロファイルは、図4(C)に示すように、主信号が最先到達波とはならず、最先到達波(前ゴースト)の到達タイミングから、主信号の到達タイミングまでの遅延時間がΔtとなる。
次に、ガード相関部52の動作について図5を参照しながら説明する。
図5はガード相関のピーク位置を説明する図である。図5に示すように、ガード相関を算出する場合、まず、FFT演算される前のOFDM信号を、有効シンボル期間に相当する時間だけ遅延させて、この遅延波のガードインタバル部分の波形と、遅延していないOFDM信号後半部分の波形(即ち、ガードインタバルのコピー元の信号波形)との相関性を求め、OFDMシンボルの境界を求める。具体的には、図5において、(A)は遅延していない元のOFDM信号を示し、(B)は元のOFDM信号を有効シンボル期間長だけ遅延させた信号を示す。(C)はガード相関結果を示す。
ガード相関結果を算出するには、まず図5(A)の信号と図5(B)の信号を乗算器で乗算する。図5(B)に示す遅延された信号のガードインタバル部分では、図5(A)に示す遅延なしの信号と一致するため相関が得られ、それ以外の区間では相関が現れない。乗算結果は、積分の開始点を移動させながらガード期間長にわたってスライド積分される。この算出の結果、図5(C)に示すように、遅延なしの信号におけるシンボルの境界にピークが出る三角形の波形が得られる。この三角波がピークを示す位置はガード相関がピークを示す位置であり、三角波のピークからピークまでの期間はシンボル長と一致するため、この三角形の位置からフーリエ変換処理を行なう窓位置を概略決めることができる。
伝送パラメータデコーダ53は、OFDM信号から伝送パラメータを伝送する信号を抽出してスイッチSW56に与える。スイッチSW56は、伝送パラメータデコーダ53から出力されるOFDM信号の変調方式を示す情報に基づいて、タイミング信号生成部61に与える信号を切り替える。すなわち、変調方式が差動系のみである場合は、ガード相関部52の出力をタイミング信号生成部61に与え、変調方式が同期系を含む場合はIFFT部55から出力される遅延プロファイルをタイミング信号生成部61に与える。
OFDM変調方式が差動系のみである場合は、タイミング信号生成部61では、ガード相関部52から与えられたガード相関結果からガード相関がピークを示す位置を検出して、その位置情報に応じてウィンドウ同期信号をWFを生成する。一方、OFDM変調方式が同期系を含む場合は、タイミング信号生成部61では、IFFT部55から出力される遅延プロファイルをタイミング信号生成部61に与える。さらに、窓位置の制御がオフセット実行部60で実行された場合には、オフセット実行部60から出力される位置情報に応じてウィンドウ同期信号WFを生成する。なお、オフセット実行部60の処理手順については後述する。
レベル差分検出部58は、遅延プロファイルから求められる前ゴースト信号の信号レベルと、ガード相関値から求められる主信号の信号レベルとの差分を求める。算出されたレベル差分値は、窓制御要求生成部59に出力される。ピーク位置差分検出部57は、遅延プロファイルから求められる前ゴースト信号のピーク位置と、ガード相関値から求められる主信号のピーク位置との差を求める。算出されたピーク位置の差は、窓制御要求生成部59に出力される。
窓制御要求生成部59は、レベル差分検出部58から出力される主信号と前ゴースト信号との信号レベル差と、ピーク位置差分検出部57から出力される主信号と前ゴースト信号とのピーク位置の差とから窓位置の制御が必要であるか否かを判定する。判定方法については特に限定しないが、信号レベル差と、ピーク位置とにそれぞれしきい値を設けて、いずれか一方又は両方がしきい値を超えた場合には窓制御が必要と判定する。
窓制御要求生成部57は、窓位置の制御が必要であると判定すると、窓制御要求信号を後述する窓制御タイミング調整部31に出力する。また窓制御タイミング調整部31から、窓位置の制御を許可する窓制御許可信号を入力すると、窓制御要求信号を生成してオフセット実行部60に出力する。
オフセット実行部60は、窓制御要求生成部59から窓制御要求信号が出力されると、窓位置制御を実行する。具体的には、ガード相関部52で求められた相関ピーク位置に、ピーク位置差分検出部57で求められたピーク位置の差分をオフセットし、窓位置制御を実行する。タイミング信号生成部61は、窓位置制御後の窓位置情報によりウィンドウ同期信号WFを生成する。
次に、アンテナ切替部40について説明する。アンテナ切替部40には、図1に示すようにSレベル平均化部41、C/N平均化部42、BER平均化部43が設けられている。
第1同期部22、第2同期部26には、受信信号の信号強度を表すSレベルを計算するSレベル計算部が備えられている。Sレベルは、受信信号のI信号及びQ信号の2乗和またはその平方根により求めることができる。算出されたSレベルは、Sレベル平均化部41に出力され、ここで平均値が算出される。
また第1FFT部23、第2FFT部27には、C/N計算部が設けられている。C/N計算部では、受信信号のコンスタレーションにより各信号の分散を計算し、信号レベルとの比を求めることにより、C/N値を算出する。算出されたC/N値は、C/N平均化部42に出力され、ここで平均値が算出される。
BER平均化部43は、誤り訂正部30によって算出されたBER(受信信号の誤り率)の平均値を算出する。
スイッチドビーム制御部44は、Sレベル平均値と、C/N平均値と、BER平均値とから複数のアンテナのうち信号を入力するアンテナを選択する。また、スイッチドビーム制御部44は、窓制御タイミング調整部31から窓制御中信号の出力中は、窓位置の制御中であると認識し、Sレベル、C/N、BERの受信状況を示すパラメータの監視を中止する。時間窓位置の制御中は、OFDM信号の受信状態が悪化するので、パラメータの監視を中止させることで、スイッチドビーム制御部44が電波受信状況の誤判定することがなくなる。
また、アンテナ10A,10B,10C,10Dは異なる方向に指向性を有している。スイッチドビーム制御部44は、パラメータの値からOFDM信号を入力するアンテナを選択して、アンテナ選択部45に指示する。アンテナ選択部45は、スイッチドビーム制御回路44の制御に従って、所定のアンテナ入力を選択し乗算器12、13で合成させる。
次に、窓制御タイミング調整部31の詳細な構成について説明する。
窓制御タイミング調整部31は、図6に示すようにANDゲート71と、タイミング制御部72と、レジスタ73と、窓制御中信号生成部74とを有している。
ANDゲート71には、図1に示すスイッチドビーム制御部44や、チューナ14、15から窓位置制御の実施を禁止する窓制御禁止信号が出力される。チューナ14、15でチャネルサーチを実行中や、スイッチドビーム制御部44で制御中に、窓位置制御が行われてしまうと、OFDM信号の受信状態が悪化するので、窓制御禁止信号を出力して窓位置の制御を禁止させる。ANDゲート71は、スイッチドビーム制御部44やチューナ14、15からの窓制御禁止信号の論理積を演算し、演算結果に応じて禁止信号をタイミング制御部72に出力する。
なお、このANDゲート71の代わりに、ORゲートを用いてもよい。
タイミング制御部72には、第1同期部22と第2同期部26から窓制御要求信号が入力される。これらの信号は、第1同期部22や第2同期部26で同期が外れ窓位置の制御が必要であると判断した場合に出力される。
タイミング制御部72は、窓制御要求信号と、禁止信号とから第1同期部22、第2同期部26から出力される窓制御要求を許可するか否かを判定する。窓位置制御を許可する場合には、窓制御許可信号を同期部(第1同期部22又は第2同期部26)に出力する。
またタイミング制御部72は、窓制御中信号生成部74に窓制御中信号の生成を指示する。窓制御中信号生成部74は、レジスタ73に登録された窓制御中時間を参照して、設定された時間だけ窓制御中信号をスイッチドビーム制御部44や、チューナ14、15に出力する。
レジスタ73には、窓位置の制御完了後に次の窓位置の制御を開始するまでオフセットの時間設定や、窓制御の許容時間の設定が記録されている。さらに、チューナ14、15や、スイッチドビーム制御部44から窓制御禁止信号が入力された時に、窓位置制御の実行を禁止する時間の設定や、窓制御禁止信号が出力されている時に、複数のブランチから窓制御要求が出された場合、どのブランチから窓位置制御を再開するかを設定した優先順位情報も記録されている。オフセット時間は、ブランチごとに任意に設定可能である。例えば、サブのブランチのオフセット時間を短く設定しておくことで、メインブランチの窓位置制御がサブブランチの窓位置制御によって待機させられる時間を短縮させることができる。
次に、図7に示すフローチャートを参照しながら窓制御タイミング調整部31の処理手順を説明する。窓制御タイミング調整部31は、第1同期部22又は第2同期部26から窓制御要求信号を受け取ると、実行中の窓位置制御があるか否かを判定する(ステップS2)。時間窓位置の制御が行われていないと判定すると(ステップS2/NO)、要求のあった同期部(第1同期部22又は第2同期部26)に窓制御許可信号を出力して、窓位置制御を実行させる(ステップS3)。またスイッチドビーム制御部44に窓制御中信号を出力して、Sレベル、C/N、BER等のパラメータの監視を中止させる(ステップS4)。
また、時間窓位置の制御が実行中であると判定すると(ステップS2/YES)、実行中の窓位置制御が終了するまでの間待機する(ステップS5)。タイミング制御部72は、レジスタ73に記録した窓制御の許容時間の設定により窓位置制御が終了する時間を認識している。実行中の窓位置制御が終了すると(ステップS5/YES)、タイミング制御部72は、窓制御要求のあったブランチの窓位置制御を設定されたオフセット時間だけさらに待機させる(ステップS6)。このオフセット時間が経過すると、タイミング制御部72は、窓制御要求のあったブランチの窓制御を実施する。このとき複数のブランチから窓制御要求が出力されている場合には、予め設定された優先度に従って、優先度の高いブランチから窓位置制御を開始させる。該当するブランチの同期部に窓制御許可信号を出力すると、スイッチドビーム制御部44に窓制御中信号を出力して、パラメータの監視を中止させる(ステップS8)。
このように本実施例は、窓位置制御中は、少なくとも1つのブランチでOFDM信号の受信を継続させることにより、データの連続性を保ちながら最適な窓位置に制御することができる。このため、ビットエラーレートを悪化させたり、ディジタル放送画面のフリーズや音声が途切れる等の不具合を防止することができる。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。例えば、スイッチドビーム制御部44やチューナ14、15から窓制御禁止信号が出力されていても、所定時間を経過すると、タイミング制御部72で窓位置制御の実行を許可するようにしてもよい。この所定時間の設定はブランチごとに変更することができる。また、窓制御禁止信号が出力され、複数のブランチで窓位置制御を待機している状態の場合には、タイミング制御部72は優先順位情報に従って、窓位置制御を行う順位を決定するとよい。この優先順位の設定は、電波の受信状況のよいものを高い優先順位に設定してもよいし、メインアンテナの優先順位をサブアンテナよりも高く設定してもよい。
ディジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 アンテナの取り付け位置を示す図である。 第1同期部の構成を示す図である。 主信号と前ゴーストとの遅延プロファイルを示す図である。 ガード相関のピーク位置を説明するための図である。 窓制御タイミング調整部の構成を示すブロック図である。 窓制御タイミング調整部の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ディジタル放送受信装置
10A,10B,10C,10D アンテナ
14、15 チューナ
20 復調部
21、25 A/D変換部
22 第1同期部
23 第1FFT部
24 第1復調部
26 第2同期部
27 第2FFT部
28 第2復調部
29 ダイバーシティ合成部
30 誤り訂正部
40 アンテナ切替部
41 Sレベル平均化部
42 C/N平均化部
43 BER平均化部
44 スイッチドビーム制御部
45 アンテナ選択部

Claims (7)

  1. 各々が独立にOFDM(直交周波数分割多重)信号を受信し、該受信したOFDM信号にフーリエ変換を含む復調処理を行って受信信号を取り出す複数のブランチと、
    前記OFDM信号に対して前記フーリエ変換を行う時間軸上の範囲を変更する時間窓位置制御中は、少なくとも1つのブランチで前記OFDM信号の受信を継続させる窓制御タイミング調整手段と、
    を有することを特徴とするディジタル放送受信装置。
  2. 前記窓制御タイミング調整手段は、前記時間窓位置の制御が終了すると、所定期間を設けてこの間に次の時間窓制御を行わないようにすることを特徴とする請求項1記載のディジタル放送受信装置。
  3. 前記窓制御タイミング調整手段は、前記所定期間をブランチごとに変更することを特徴とする請求項2記載のディジタル放送受信装置。
  4. 前記窓制御タイミング調整手段は、前記複数のブランチから時間窓位置の制御要求が出力されると、設定された優先順位に従って、時間窓位置の制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のディジタル放送受信装置。
  5. 前記OFDM信号の受信状態を表すパラメータを監視して、前記OFDM信号を受信するアンテナを切り替える切替手段を有し、
    前記窓制御タイミング調整手段は、前記時間窓の制御中は、前記切替手段に前記パラメータの監視を中止させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のディジタル放送受信装置。
  6. 前記窓制御タイミング調整手段は、受信チャネルのサーチ中は、前記時間窓位置の制御を中止することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載のディジタル放送受信装置。
  7. 各々が独立にOFDM(直交周波数分割多重)信号を受信して、フーリエ変換を含む復調処理う複数のブランチからの窓位置制御要求を入力するステップと、
    前記窓位置制御要求を入力すると、少なくとも1つのブランチで前記OFDM信号の受信を継続するように窓位置制御の実行タイミングを調整するステップと、を有することを特徴とするOFDM信号受信方法。
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JP2012044399A (ja) * 2010-08-18 2012-03-01 Lapis Semiconductor Co Ltd ダイバシティ受信装置及びダイバシティ受信方法

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